JPS6333455A - スチレン系樹脂組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ｉｌ上の利用分野） 本発明は成形材料に関するものであシ、特に高速射出成
形に適したスチレン系樹脂組成物に関するものである。

スチレン系樹脂はその容易な成形加工性、と好ましい物
性から家庭電気製品の部品、容器、自動車部品などの分
野に広く用いられている。

これらの分野の成型品は射出成形にて成形されることが
多く、特に最近く成形品の生産性を向上させる為に、短
い成形サイクルで射出成形を行う高速射出成形にて成形
品を得ることが広く行われて偽る。

本発明のスチレン系樹脂組成物は、射出成形に供された
とき成形時に良好な＠型性を与えると共に、金型への付
着物がなく、金型を腐蝕させることもないものであり、
その産業上の利用価ＩｌＩゆ大である。

（従来の技術及びその問題点） 高級脂肪酸、高級脂肪酸の金属塩、高級脂肪酸のビスア
ミドなどがスチレン系樹脂の為の１４１型剤として使用
されることは公知であシ、前記のような離型剤を含有し
次スチレン系樹脂組成物は広く使用されて−る。

しかし、射出成形における高速成形化などの進歩にとも
なって、高級脂肪酸又は高４＆脂肪酸の金属塩などの１
ＩｉＩＪｌ剤を含有したスチレン系樹脂組成物では、成
形時に添加した＠型剤が金型付層物となり生産性を低下
させ九シ、金型を腐蝕させたシする欠点が大きな問題と
なってきて＾る。

良好な４型性を与えると共に、上記せる金型付漬物及び
金型腐１の問題点のない高速射出成形に適しｔスチレン
系樹脂組成物を得ることが本発明の目的である。

（問題点を解決する念めの手段） すなわち、本発明は、スチレン系樹脂と高級脂肪酸の金
＠塩を倉存してなる樹脂組成物にお＾て、高級脂肪酸の
金属塩が金属成分を等モルよジ過刺にに含有したスチレ
ン系樹脂組成物である。

本発明のスチレン系樹脂組成物は、スチレン系樹脂と金
属成分全停モルより過剰に含有している高級脂肪酸の金
＠塩を含有してなり、良好な＠型性を与えると共に、金
離への付着物がなく、金型を腐蝕させることもな＾特に
射出成形用に好まし込成形材料である。

本発明に用いる金構成分を等モルより過剰に含有してな
る高級脂肪酸の金ｔ４塩（以下本発明の高級脂肪酸の金
属塩と記す）は、通常の高級脂肪酸の金属塩と金属酸化
物などを混合することによってつくることもできるし、
また高級脂肪酸と金属化合物とを反応させて高級脂肪酸
の金属塩を合成する際に金属化合′１１１！７を過剰に
Ｘえて製造することもできる。分散性その池の効果を考
えると後者で得たものが好ましい。また本発明の高級脂
肪酸の金桶塩（咳金属成分金等モルより過剰に含有して
おシ、その程度は１０％以上過剰、好ましくは２０％以
上過剰、最も好ましくは３０％以上の過剰である。

本発明の高級脂肪酸の金属塩において、高級脂肪酸成分
の４煩としてはステアリン酸、ベヘニン設、オレイン酸
、パルミチン酸、ラウリン酸、モンタン酸などが用いら
れ、金属成分の種類としてはマグネシウム、亜鉛、カル
シウム、バリウム、アルミニウムなどを用いることがで
きる。

本発明に用＾るスチレン系樹脂としては、ポリスチレン
、ゴム補強ポリスチレン、ＡＳ樹脂、ＡＢＳ樹脂、ＡＥ
Ｓ樹脂、ＡＡＳ樹脂、ＭＢＳ樹脂、Ｍ　Ｓ　ｍ脂、スチ
レン−無水マレイン酸共重合樹脂などスチレンを含有す
る熱可塑性樹脂であれば広く用いることができる。

本発明のスチレン系樹脂組成物において、スチレン系樹
脂と本発明の高級脂肪酸の金属塩との比率はスチレン系
樹脂１００重量部に対して本発明の高級脂肪酸の金属塩
が０．０１〜６．ＯＭ黴部、好ましくは０．１〜１．０
重量部である。

また、本発明のスチレン系樹脂組成物は、上記せる成分
の他に、本発明の効果を阻害しない範囲で、通常の高級
脂肪酸の金属塩などの滑剤、可塑剤、帯電防止剤、常外
線吸収剤、酸化防止剤、無機充填剤、層色剤など？含む
ことができる。

本発明のスチレン系ａｆＷＩ組成物は、スチレン系樹脂
と本発明の高級脂肪酸の金属塩を押出機、ニーダ−、バ
ンバリーミキサ−、ロールなどで溶融混線を行うことに
よって得ることができる。

（効果） 本発明のスチレン系樹脂組成物は成形品として家ｇｔ袈
品の部品、容器、自動車部品などに用いられ、成形時特
に高速射出成形において良好な離型性を与えるとともに
、金型への付着物もなく、金蟹腐鵡もない好ましい成形
材料となる◇このような効果を得ることで、ポリスチレ
ン、ＡＢＳ樹脂のようなスチレン系樹脂の射出成形にお
いて生産性の大巾な向上ｆ１：はかることが可能となシ
その経済的効果は大である◎ （実Ｉ！Ｉ！Ｉｉ例） 以下、実施例により本発明を説明する。

実施列１〜５及び比較列１〜５ スチレン系樹脂と添加剤とｔプレンダーにて混合した後
、２軸押出機にてｍ４Ｉ混線を行＾ペレット状の樹脂組
成物を得た◇添加剤としては金属成分がａＪＩＩＩＪな
ステアリン酸金属塩、比較として通常のステアリン酸金
属塩、ステアリン酸を用いた。

スチレン系樹脂としてゴム補強ポリスチレンとＡＢＳｔ
１ｉ脂を用いた。樹脂と添加剤との比率は表−１に示す
。

上記のようにして得た種々の樹脂組成物の射出成形を行
うことによって下記の点を評価した。

雌型性：ゴム補強ポリスチレン組成物の場合２２０℃の
成形温度、ＡＢＳ樹脂組成物の場合２４０”Ｃの成形温
度にて、リプ及びビス部分などの多くついた４ｉ　通な
成形品ｔ−射出成形し、成形品の１＠型が′＋可能な場
合にはＸ印を、成形品の１４！１型時に白化が生ずる場
合にはΔ印を、良好な離型性を示す場合には◎印を示す
。

金をへの付着物二上記のａｔ脂組成物を２５０“′Ｃの
成形温度で、がス抜きのなｈ金型を用いて盆状の成形品
を３００７ヨツ）ｆｆ形した後に金型に付着物がどの程
度付着しているか？目視で観察する。

付着物がほとんどない場合○印、付着物が多い場合Ｘ印
で示す。

註梨腐龜性：上記の樹脂組成物と金型用の鋼材（８５５
Ｃ）を２７０　’Ｃの温度雰囲気下におき、暇９出した
鋼材の腐蝕の糧度を目視にて観察する。

腐蝕がみもれな＾場合Ｏ印、腐蝕がみられる場合Ｘ印、
ｇｄが著し＾場合××印で示す。

評両結果を表−１に示す。金捕成分が過剰な高級脂肪酸
の金属塩を用いた樹脂組成物の場合には良好な離型性を
与えかつ金型への付着物もなく、金型ｒ腐蝕させること
もない良好な成形材料が得られることがわかる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. スチレン系樹脂と高級脂肪酸の金属塩を含有してなる樹
   脂組成物において、高級脂肪酸の金属塩が金属成分を等
   モルより過剰に含有していることを特徴とするスチレン
   系樹脂組成物