JPS6333026Y2 - - Google Patents

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JPS6333026Y2
JPS6333026Y2 JP12638484U JP12638484U JPS6333026Y2 JP S6333026 Y2 JPS6333026 Y2 JP S6333026Y2 JP 12638484 U JP12638484 U JP 12638484U JP 12638484 U JP12638484 U JP 12638484U JP S6333026 Y2 JPS6333026 Y2 JP S6333026Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、湯沸器を内蔵する給湯付風呂釡等に
用いられている蛇管栓とシヤワー栓を具備した分
岐栓に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
給湯付風呂釡等に用いられているこの種の分岐
栓には、第5図に示す如く、分岐栓1の蛇管栓A
側の通路にツリゴマ弁7を、またシヤワー栓B側
の通路にオキゴマ弁8を配設したものが実公昭55
−16208号公報に開示されている。
この分岐栓を用いた給湯付風呂釡は、寒冷地用
のものであつて、寒冷地においては、分岐栓1の
下流に接続されている湯沸器の配管や缶体内の残
溜水の凍結防止のために湯沸器の下部に設けた水
抜き栓(図示せず)を開成して残溜水を排出させ
る必要がある。この時、分岐栓1の止水部が前述
した構造であると、蛇管栓Aの栓杆2を回動させ
て螺退させれば、ツリゴマ弁7は栓杆2にほぼ一
体状にかしめられて固定しているために共に持ち
上げられ、弁座9は形成され、エアーを蛇管4か
ら給水口6に接続されている湯沸器の配管内に導
入することができる。従つて、水抜き栓が開成し
ていれば配管や缶体内の残溜水は排出して凍結す
ることは避けられる。また他方のシヤワー栓B側
はオキゴマ弁8であるため、シヤワー栓杆3が開
となつている時に断水した際、オキゴマ弁8は自
重より弁座9を閉ざして逆止弁の役目を果すの
で、シヤワー5が浴槽内に浸漬状態にあつても配
管内に汚水が逆流することを阻止できる。しかし
乍ら、本考案者は、前記の如き構成ではなお問題
点があることを知つた。それというのは、この分
岐栓1のシヤワー栓B側のオキゴマ弁8は、前述
の如く断水時には逆止作用をもつ関係上、常に弁
座9を閉塞した状態にあり、シヤワー側通路D内
に水が図示のように残溜してしまい、寒冷地では
この残溜水が凍結して弁座9上にオキゴマ弁8を
氷結してしまう事態を招くことがあつた。そのた
め、前述したように折角蛇管栓A側の栓杆2の回
動でツリゴマ弁7を吊り上げて湯沸器の配管や缶
体内の残溜水の凍結対策をとつても、シヤワー5
側の使用ができないという不都合が生じていた。
また、水抜き時には蛇管栓A側の栓杆を螺退させ
なければならないので、その選択に迷つたり、間
違つたりして使用勝手上すこぶる不便である。
〔考案の目的〕
本考案は、このような問題に鑑み、寒冷地等に
おいて凍結による器具の破損を防止するため、分
岐栓に接続されている湯沸器の配管や缶体内の残
溜水を排出させる際、分岐栓を形成する蛇管栓ま
たはシヤワー栓のいずれか一方または両方を開成
することによりエアーを送入して排水性を良好な
らしめることは勿論であるが、シヤワー栓側は断
水時にシヤワーホースからの水の逆流を阻止でき
ると共に、シヤワー栓杆の回動調節によつてシヤ
ワー側通路内の残溜水をも全部排出させてコマ弁
の弁座上への氷結を未然に防止し得る分岐栓を提
供することを目的とする。
〔考案の概要〕
上記の目的を達成するため、本考案の分岐栓
は、蛇管に至る蛇管栓の栓杆に固定式のツリゴマ
弁を設けて弁座を開閉せしめると共に、シヤワー
に至るシヤワー栓の栓杆にオキゴマ弁とツリゴマ
弁の両機能を兼ね備えた摺動式ツリゴマ弁を設け
て弁座を開閉しうるようにしたものである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図乃至第3図に
基づき具体的に説明する。なお、第1図乃至第3
図に示す実施例において、第5図に示す従来例の
ものと同一部品ないし相当部品は同一符号で示
す。
1は分岐栓主体で、給水口6から左右に蛇管栓
Aとシヤワー栓Bとに分岐し、蛇管栓Aの弁座9
を経て蛇管側通路Cが形成され、シヤワー栓Bの
弁座9を経てシヤワー側通路Dが形成され、該各
通路の下流側にはそれぞれ蛇管4およびシヤワー
5が接続されている。2は前記蛇管栓Aの弁座9
上部に螺着して立設した第1栓杆で、該第1栓杆
2の下端部にかしめ付けまたは止めピン(実施例
はかしめ付け)によりほぼ一体状に固定させた第
1ツリゴマ弁7を設け、前記第1栓杆2の回動に
より前記第1ツリゴマ弁7を進退させて前記弁座
9を開閉させるように構成する。3aは前記シヤ
ワー栓Bの弁座9上方に前記第1栓杆2と同様に
螺着して立設した第2栓杆で、該第2栓杆3aに
はその下端軸芯部に開設孔10を穿設している。
8aは前記開設孔10内に挿入する第2ツリゴマ
弁で、その弁軸の上方側に後述する長さ寸法lの
小径部よりなる係止部11を設けている。12は
前記第2栓杆3aに設けた開設孔10の所定部に
貫挿した止めピンで、前記開設孔10中に挿入し
た第2ツリゴマ弁8aの小径係止部11に接触し
ないように偏心させて設け、前記第2ツリゴマ弁
8aが係止部11の長さ範囲内で上下摺動自在に
している。前記係止部11の長さ寸法lは、前記
第2栓杆3aが最下部に螺入した時には、該第2
栓杆3aの下端部によつて前記第2ツリゴマ弁8
aを押圧して弁座9を閉塞でき、かつ、前記第2
栓杆3aが最上部に螺退して前記第2ツリゴマ弁
8aが自重により中吊り状態に下がつた時には、
この弁下面と弁座9との間に所定の間隙hを有す
る開成状態になるような長さに設定されている。
本考案の分岐栓は上記の如く構成されており、
その作用を第1図乃至第3図に基づいて説明す
る。
本考案の分岐栓1を第1図に示す如く給湯付風
呂釡Mの上部に配設して使用する場合において、
先ず、シヤワー5を使わずに蛇管栓Aから給湯す
る時は、シヤワー栓B側の第2栓杆3aを螺入し
て第2ツリゴマ弁7を降下させ、弁座9を押圧し
て閉塞させたのち、第1栓杆2を螺退させて第1
ツリゴマ弁7を上昇させる。このようにすると、
第1ツリゴマ弁7は第1栓杆2に一体状に連結さ
れているので、共に弁座9から上昇して弁座9を
開成し、給水口6から流入された温水は蛇管側通
路Cに流れて蛇管4から給湯される。シヤワー栓
Bを使用する場合には、前述と逆の操作を行えば
よい。すなわち、蛇管栓Aの第1栓杆2を螺入し
降下させて第1ツリゴマ弁7を弁座9に押圧して
閉塞させたのち、シヤワー栓B側の一般的な使用
の場合、第2図のイに示す如く第2栓杆を1〜2
回程度螺退して上昇させると、第2ツリゴマ弁8
aは流水圧を受けて第2栓杆3aの下端へ押圧さ
れた状態で弁座9から上昇するため弁座9は開成
される。この時、第2ツリゴマ弁8aの係止部1
1は図示の如く止めピン12より上方に移動した
ところにある。そして給水口6から流入した温水
はシヤワー側通路Dに流れ、シヤワー5から放散
される。このようなシヤワー使用時に断水になる
と、第2図のロに示す如く、第2ツリゴマ弁8a
は自重により沈下して弁座9を閉塞するので、シ
ヤワー5が浴槽内に浸漬された状態にあつても配
管内に汚水が逆流することはない。
次に、このようにして給湯付風呂釡Mの使用が
終つたのち(蛇管栓Aおよびシヤワー栓Bが閉塞
状態にある)、寒冷地で冬季において給水口6に
接続する湯沸器等の配管や缶体内の残溜水を湯沸
器に設けた水抜き栓を開いて排出させたい時に
は、蛇管栓A側の第1栓杆2を螺退させ上昇させ
ると前述した如く第1ツリゴマ弁7は共に上昇し
て弁座9は開成される。従つて蛇管4から吸引さ
れたエアーは蛇管側通路Cより弁座9を経て給水
口6に達して湯沸器の配管内に導かれ、水頭差に
よつて缶体内の残溜水は水抜き栓より排出させる
ことができる。その際、第2ツリゴマ弁8aの弁
座9下部側の通水路内の残溜水も一諸に排出され
るのであるが、第2ツリゴマ弁8aは弁座9を閉
塞状態にあるからシヤワー側通路D内のみは依然
として水が残溜した状態を呈するので、この残溜
水を排除したい時には、第2図のハに示す如く第
2栓杆3aを最上部に当接する位置まで螺退して
上昇させる。このようにすると、止めピン12が
第2ツリゴマ弁8aの係止部11の長さ寸法l内
を摺動しながら係止部11の最上端に達した後は
第2ツリゴマ弁8aを中吊り状態のまま上昇させ
て弁座9から間隙hを隔てた位置にくることによ
り弁座9は開成される。そのため、シヤワー側通
路D内の残溜水は破線矢印に示す如く給水口6側
へ全部流れ、水抜き栓から排出される。
なお、第4図イ,ロは本考案の要部第2ツリゴ
マ弁8aの他の実施例を示すもので、前記実施例
の第2ツリゴマ弁8aの弁軸に設けた係止部11
の形状が変つているだけで基本的には第1図乃至
第3図に示す前記の実施例と同様であるので、変
更した部分についてのみ説明する。
第4図のイに示す実施例は、第2ツリゴマ弁8
bの弁軸の上方側に所定の長さ寸法lの切欠部よ
りなる係止部11aを片側のみに設けたもの、第
4図ロに示す実施例は、第2ツリゴマ弁8cの弁
軸の上方側に左右対称の切欠部よりなる係止部1
1aを設けたものである。従つて、第4図に示す
実施例も前述の実施例と同様の作用を奏すること
ができる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案の分岐栓によれば下記のよ
うな効果が得られる。
本考案は、蛇管栓に固定式の第1ツリゴマ弁を
設け、シヤワー栓に摺動式の第2ツリゴマ弁を設
けて弁座を開閉しうる構造にしてあるので、従来
例の如く蛇管栓側を選んで排水するのではなく、
いづれかに一方または両方を適宜に開成させるこ
とにより残溜水の貯溜部にエアーを送入し、確実
に残溜水を排出して器具の破損を防止でき、更
に、シヤワー栓側は断水時には水の逆流を阻止で
きると共に、シヤワー栓杆の回動調節(最上部移
動)によつて、従来例では殆んど不可能とされて
いたシヤワー側通路内の残溜水をも完全に排出さ
せて、この部分の凍結を防止することができ、使
い勝手上極めて有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による分岐栓の実施の一例を示
す縦断面図、第2図イ,ロ,ハは第1図の要部シ
ヤワー栓側の第2栓杆の回動操作に伴なう第2ツ
リゴマ弁と弁座との開閉の関連動作を示し、イは
通常使用時の開弁状態を示す一部切欠断面図、ロ
は断水時における逆止(閉弁)状態を示す一部切
欠断面図、ハはシヤワー側通路内の残溜水を排出
した状態を示す一部切欠断面図、第3図は本考案
の要部である第2栓杆の開設孔に第2ツリゴマ弁
を挿入した状態を示す一部切裁斜視図である。第
4図イ,ロは本考案の他の実施例の第2ツリゴマ
弁を示す一部切裁斜視図である。第5図は従来の
分岐栓を示す縦断面図である。 1……分岐栓主体、2……第1栓杆、3a……
第2栓杆、4……蛇管、5……シヤワー、6……
給水口、7a……第2ツリゴマ弁、8a,8b,
8c……第2ツリゴマ弁、9……弁座、10…開
設孔、11,11a……係止部、12……止めピ
ン、A……蛇管栓、B……シヤワー栓、C……蛇
管側通路、D……シヤワー側通路、l……係止部
の長さ寸法。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 給水口から分岐して蛇管栓およびシヤワー栓を
    形成し、該両栓内にそれぞれ螺着して立設する各
    栓杆の下部側にコマ弁を配設して前記蛇管栓およ
    びシヤワー栓の各通路中の弁座を開閉させる分岐
    栓において、前記蛇管栓側の弁座上には、下端部
    に一体状に固定せる第1ツリゴマ弁を備えた第1
    栓杆を設け、該第1栓杆の回動操作にて第1ツリ
    ゴマ弁を介して弁座を開閉せしめる如く構成し、
    前記シヤワー栓側の弁座上には、下端軸芯部に開
    設孔を穿設した第2栓杆を設け、かつ該第2栓杆
    の開設孔内に、弁軸の上方側に所定の長さ寸法の
    小径部乃至切欠部よりなる係止部を形成した第2
    ツリゴマ弁を挿入すると共に、止めピンを前記第
    2栓杆周部より前記開設孔中心に対して前記係止
    部へ接触しないように偏心させて貫挿し、前記第
    2栓杆の回動操作にて第2ツリゴマ弁を前記係止
    部の長さ範囲を摺動自在に移動させ、該第2ツリ
    ゴマ弁を介して弁座を開閉しうるようにしたこと
    を特徴とする分岐栓。
JP12638484U 1984-08-22 1984-08-22 分岐栓 Granted JPS6141969U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12638484U JPS6141969U (ja) 1984-08-22 1984-08-22 分岐栓

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JP12638484U JPS6141969U (ja) 1984-08-22 1984-08-22 分岐栓

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Publication Number Publication Date
JPS6141969U JPS6141969U (ja) 1986-03-18
JPS6333026Y2 true JPS6333026Y2 (ja) 1988-09-02

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ID=30685059

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JP12638484U Granted JPS6141969U (ja) 1984-08-22 1984-08-22 分岐栓

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JPS6141969U (ja) 1986-03-18

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