JP2008190543A - 液体供給設備の配管継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は配管継手の状態を容易に切り替えられることを課題とする。
【解決手段】配管継手42は、配管継手本体50と、配管継手本体50の内部に形成された中継室60と、中継室60に設けられた逆流防止弁70と、配管継手本体50の上部に設けられた蓋部材80と、蓋部材80に設けられた逆流防止弁切替部90とを有する。逆流防止弁切替部90は、蓋部材80の上方に突出する操作部材106を回動操作することで逆流防止弁70の動作状態を切り替えられ、逆流防止弁70を横引き配管22aの燃料が地下タンク12に逆流することを防止する逆流防止状態と、逆流防止弁70による逆流防止を無効にする無効状態と、逆流防止弁70を閉止状態に保持する閉止保持状態との何れかの状態に切り替えられるように構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は液体供給設備の配管継手に係り、特にタンクから液体を吸引するための吸液管に連結され、横引き配管からの液体の逆流を防止する逆流防止弁を内蔵した液体供給設備の配管継手に関する。
この種の液体供給装置の一例として、油液が地下タンクに貯蔵される給油所等の燃料供給設備においては、計量機のポンプにより地下タンクから吸い上げられた油液を配管継手、横引き配管を介して給油ホース、給油ノズルに送液して車両の燃料タンクに給油している。このような配管系路を介して油液を送液する場合、横引き配管の油液が地下タンクに逆流することを防止するため、配管継手に逆流防止弁(「チャッキ弁」または「チェック弁」とも呼ばれる)を設ける場合がある(例えば、特許文献1参照)。
従来の逆流防止弁付きの配管継手では、常に横引き配管の油液が残留しているため、例えば、地下タンク及び各配管の漏洩検査を行なう場合、横引き配管の油液を抜き取った後にコンプレッサからの圧縮空気を充填して圧力低下の有無を監視している。
実開平5−77092
しかしながら、従来は、配管継手に内蔵された逆流防止弁の弁体が配管内の圧力差によって弁座に対して当接(閉弁)または離間(開弁)する構成であるので、例えば、漏洩検査を行なうために、横引き配管の油液を地下タンクに戻す場合、配管継手の上蓋を取り外してから逆流防止弁の弁体を取り出して逆流防止弁が機能しないように開放状態に切り替えることになり、この切り替え操作に手間がかかっていた。
ところが、横引き配管は、水平方向に対して傾斜して設けられるため、配管継手の上蓋を取り外した時点で横引き配管との高低差により配管継手の上部開口から油液があふれ出してしまい、さらにマンホール内に溜まった油液を除去する作業を手作業で行なうため多大な労力を要するという問題があった。
また、地下タンクの漏洩検査が終了して逆流防止弁の弁体を配管継手に組み込んだ後に、逆流防止弁の機能を無効にした場合には、再度配管継手の上蓋を取り外してから逆流防止弁の弁体を取り出すことになり、作業の手間が余計にかかることになる。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、上記課題を解決した液体供給設備の配管継手を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
本発明は、タンクから液体を吸引し被供給体に供給するための吸液管に連結される液体供給設備の配管継手であって、配管継手本体と、前記配管継手本体の下側に設けられ、前記吸液管に接続される下側接続口と、前記配管継手本体の側方に設けられ、略水平方向に伸びる横引き配管に接続される側方接続口と、前記配管継手本体の内部に設けられ、前記下側接続口に連通する下側流路と前記側方接続口に連通する側方流路とを接続し、流路方向を変える中継室と、前記中継室に設けられ、前記下側流路から前記側方流路への液体の流れは許容し、逆方向の流れを阻止する逆流防止弁と、前記配管継手本体の上側から操作可能に設けられ、前記逆流防止弁の弁体の動作状態を選択的に切り替え可能とする逆流防止弁切替部と、を備え、前記逆流防止弁切替部は、前記逆流防止弁が下側流路から前記側方流路への液体の流れは許容し、逆方向の流れを阻止する機能が正常に働く正常作動状態と、逆流防止弁による逆流防止を無効にする無効状態との何れかの状態に切り替可能に構成したことにより、上記課題を解決するものである。
本発明は、タンクから液体を吸引するための吸液管に連結される液体供給設備の配管継手であって、配管継手本体と、前記配管継手本体の下側に設けられ、前記吸液管に接続される下側接続口と、前記配管継手本体の側方に設けられ、略水平方向に伸びる横引き配管に接続される側方接続口と、前記配管継手本体の内部に設けられ、前記下側接続口に連通する下側流路と前記側方接続口に連通する側方流路とを接続し、流路方向を変える中継室と、前記中継室に設けられ、前記下側流路から前記側方流路への液体の流れは許容し、逆方向の流れを阻止する逆流防止弁と、前記配管継手本体の上側から操作可能に設けられ、前記逆流防止弁の作動状態を選択的に切り替え可能とする逆流防止弁切替部と、を備え、前記逆流防止弁切替部は、前記逆流防止弁が下側流路から前記側方流路への液体の流れは許容し、逆方向の流れを阻止する機能が正常に働く正常作動状態と、逆流防止弁による逆流防止を無効にする無効状態と、前記逆流防止弁を常時閉止状態に保持する閉止保持状態との何れか一に切り替え可能に構成したことにより、上記課題を解決するものである。
本発明は、前記逆流防止弁切替部が、前記逆流防止弁の弁軸の端部に対して軸方向に摺動可能に延在形成された連結部材と、前記連結部材を前記逆流防止弁の弁体に締結する締結部材と、前記連結部材に設けられ、軸方向の摺動位置に応じて前記弁軸の端部に係合する係合部と、を有し、前記配管継手本体の上部に突出する前記弁軸に結合された操作部材を操作することにより前記弁軸を任意の位置に調整すると共に、前記弁軸の端部と前記係合部との離間距離を設定可能に構成したことにより、上記課題を解決するものである。
本発明は、前記逆流防止弁が、前記弁体を各状態の位置に移動させる弁軸に外部から識別可能な弁軸操作位置表示手段を備えることにより、上記課題を解決するものである。
本発明は、前記弁軸操作位置表示手段が、前記弁軸を軸方向と直交する方向に貫通する貫通穴と、該貫通穴に挿通され、前記弁軸が前記配管継手本体に挿入される位置を制限するストッパピンと、を有することにより、上記課題を解決するものである。
本発明によれば、配管継手本体の上側から操作可能に設けられた逆流防止弁切替部により、逆流防止弁が下側流路から側方流路への液体の流れは許容し、逆方向の流れを阻止する機能が正常に働く正常作動状態と、逆流防止弁による逆流防止を無効にする無効状態との何れかの状態に切り替可能に構成したため、例えば、漏洩検査を行なう際には、逆流防止弁を逆流防止状態から無効状態に切り替えることで、横引き配管に残留する液体をタンクへ落下させて横引き配管の検査が可能になり、従来のように上蓋を外して液体があふれ出すこともなく、上蓋を外す必要もないので、切り替え操作を容易に行える。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明による液体供給設備の配管継手の一実施例を示す図である。以下、本実施例では、地下タンクに燃料を貯蔵する燃料供給施設に本発明が適用された場合について説明する。
図1に示されるように、地下タンク漏洩検査装置10は、例えば、圧力監視ユニット11を用いて地下タンク12に窒素ガスを供給して所定圧力に加圧した後、圧力変化の有無あるいは圧力変化率によって漏洩の有無を判定するように構成されている。圧力監視ユニット11は、窒素ガス(図示せず)を生成するためのコンプレッサと、加圧した状態での圧力を検出する圧力センサと、圧力センサにより検出された圧力を記憶する記憶部と、圧力変化の変化率から漏洩の有無を判定する漏洩判定部(共に図示せず)とを有する。
給油所の地上には、給油を行う計量機14、地下タンク12の上方に開口するマンホール(本実施例では、3箇所に配置)16、地下タンク12の注油口18、地下タンク12の上部空間に連通された通気管路26が設けられている。そして、給油所の地下に埋設された地下タンク12には、計量機14の給油系統に連通された給油管路22と、注油口18に連通された注油管路24とが挿入されている。また、通気口26aに連通された通気管路26は、地下タンク12の上部に連通されている。また、地下タンク12には、上記管路以外にも点検口や液面計(共に図示せず)などが設けられているが、説明は省略する。
給油所では、地表面が厚さ30cmの鉄筋コンクリート30により形成されており、鉄筋コンクリート30の下方には厚さ30cmの土砂層32が形成されている。さらに、地下タンク12は、土砂層32の下方に形成された土層34に埋設されており、且つ地中に敷設されたコンクリート製の基礎層36に載置されている。
また、給油管路22、注油管路24、通気管路26は、マンホール16内で配管継手42,44,46に接続されている。
上記給油管路22、注油管路24、通気管路26は、地下タンク12の頂部に接続されており、給油管路22のマンホール16の内部空間には、逆流防止弁付き配管継手(以下「配管継手」という)42が収容されている。尚、上記配管継手42の横方向に延在される給油管路22の横引き配管22aは、他の注油管路24、通気管路26と同様に管内の油液が地下タンク12に落下するように地下タンク12との接続部分が低くなるように水平よりも所定角度傾斜して設けられている。
また、配管継手42の下部には、地下タンク12に挿入される吸油管22bが接続されている。
図2は配管継手42を拡大して示す縦断面図である。図2に示されるように、配管継手42は、配管継手本体50と、配管継手本体50の内部に形成された中継室60と、中継室60に設けられた逆流防止弁70と、配管継手本体50の上部に設けられた蓋部材80と、蓋部材80に設けられた逆流防止弁切替部90とを有する。
配管継手本体50は、下側に吸油管22bが挿入される立ち上がり管路52に接続される下側接続口54を有し、側方に地表面と地下タンク12の頂部との間で略水平方向に伸びる横引き配管22aに接続される側方接続口56を有する。
配管継手本体50の内部に設けられた中継室60は、下側接続口54に連通する下側流路62と側方接続口56に連通する側方流路64とを連通接続すると共に、流路方向を変えるようにL字状に形成されている。
配管継手本体50の下側接続口54には、吸油管22bの上端が螺入されており、且つ吸油管22bの下端が地下タンク12の立ち上がり管路52の流路52aに挿通されて地下タンク12の内部に挿入される。
また、配管継手本体50の側方接続口56は、横引き配管22aを介して計量機14の給油経路(ポンプ、流量計、給油ホース、給油ノズルを含む)に連通されている。
逆流防止弁70は、中継室62の雌ネジ66に螺合された弁座部材72と、弁座部材72に対して上下方向に移動可能に取り付けられた弁体74と、から構成されている。弁座部材72は、中央にガイド孔72aと、ガイド孔72aの外側に配置された複数の通路72bと、複数の通路72bより外側で上方に突出する弁座72cとを有する。また、弁体74は、弁座72cに当接される大径なシート部74aと、シート部74aより下方に延在しガイド孔72aに挿通されるガイドロッド74bと、シート部74aより上方に突出する小径な頭部74cとを有する。
弁体74は、ガイドロッド74bを弁座部材72のガイド孔72aに挿通させて上下方向に移動可能に取り付けられており、計量機14のポンプによる地下タンク12の油液が吸い上げられ、吸油管22bを介して複数の通路72bから油液が吐出されると、その液圧により上方に動作して弁座72cから離間(開弁)する。
このように開弁動作した弁体74は、頭部74cが逆流防止弁切替部90の弁軸100に当接して上方への移動が制限される。すなわち、逆流防止弁70は、開弁時に弁体74の頭部74cが逆流防止弁切替部90の弁軸100に当接する位置まで上昇して全開となる。また、弁体74は、複数の通路72bからの液圧と側方流路64の液圧との差が無くなると、自重により降下して弁座部材72の弁座72cに当接して複数の通路72bを閉止する。このように、弁体74は、図2示す逆流防止が機能する通常の動作状態(逆流防止状態)のときは、弁軸100の挿入長さに応じて下側流路58から側方流路58への油液の流れは許容し、逆方向の流れを阻止するように開閉動作する。
逆流防止弁切替部90は、逆流防止弁70を横引き配管22aの燃料が地下タンク12に逆流することを防止する逆流防止状態と、逆流防止弁70による逆流防止を無効にする無効状態と、逆流防止弁70を閉止状態に保持する閉止保持状態との何れかに切り替えるように構成されている。
本実施例の逆流防止弁切替部90は、逆流防止弁70の弁軸100の下端部102に対して軸方向に摺動可能に延在形成された連結部材110と、連結部材110を逆流防止弁70の弁体74に締結する締結部材120と、連結部材110に設けられ、軸方向の摺動位置に応じて弁軸100の下端部102に係合する係合部112とを有する。
連結部材110は、円筒形状に形成されており、下部開口114が固定用ネジなどからなる締結部材120により弁体74の頭部74cに締結されている。また、連結部材110の上端には、内側に曲げられた係合部112が設けられ、この上部開口116に弁軸100の下端が挿通されている。そして、弁軸100の下端部102は、外径が連結部材110の上部開口116からよりも大径であるので、弁軸100を上方に移動させることで連結部材110及び弁体74を上方に持ち上げることができる。
また、蓋部材80の上部に突出する弁軸100の上端の貫通孔104には、棒状の操作部材106が嵌合されている。この操作部材106が回動操作されることにより弁軸74が任意の位置に調整されると共に、弁軸100の下端部102と係合部112と離間距離(弁体ストローク)が設定される。
蓋部材80は、配管継手本体50の上部開口58に螺入される固定用ねじ82と、中央部に弁軸100のおねじ104が螺入される弁軸用めねじ84と、弁軸用めねじ84の上方で弁軸100外周との間をシールするシール部材86とを有する。また、蓋部材80の上端には、ナット130が螺合されている。弁軸100の上端は、ナット130を貫通して上方に延在形成されており、ナット130上面とほぼ同じ高さ位置にストッパピン140が挿通される貫通孔150が軸方向と直交する水平方向に設けられている。
図3に示されるように、ストッパピン140は、貫通孔150に挿通される挿通部140aと、弁軸100外周を把持する把持部140bと、挿通部140aと把持部140bとの間を連結する湾曲部140cとを有する。湾曲部140cは、挿通部140a及び把持部140bを近接する方向に付勢しているため、把持部140bが弁軸100外周に沿って広がりながら装着されて把持力を発生させるように構成されている。
このストッパピン140は、貫通孔150の両端より水平方向に突出した状態に装着されるため、弁軸100を閉弁方向(下方)に移動させようとすると、ナット130の上面に当接してそれ以上の閉弁操作を制限する。このストッパピン140がナット130の上面に当接する位置は、逆流防止弁70の弁体74が給油のための送液を行なう際に開弁し、給油終了後に油液の逆流を防止するために閉弁する通常の動作状態を設定する位置である。そのため、貫通孔150がナット130の上面に一致する位置、あるいはストッパピン140がナット130の上面に当接する位置にあることが外観から確認される場合、逆流防止弁70が通常の動作状態であることがわかる。よって、貫通孔150及びストッパピン140は、弁軸操作位置表示手段として機能する。
図4は通常の逆流防止状態で逆流防止弁70の弁体74が閉弁したときの動作を示す縦断面図である。図4に示されるように、計量機14のポンプによる油液の吸い上げが行なわれない場合は、配管継手本体50の内部に形成された中継室60において、横引き配管22aにポンプからの吸引力(負圧)が作用しないため、傾斜して設けられた横引き配管22aの油液が弁座部材72の下方へ逆流しようとする。
このように、計量機14による給油が停止した場合には、横引き配管22aが傾斜して設けられているので、横引き配管22aの油液が下方へ移動しようとするが、弁体74を下方(閉弁方向)に押圧する液圧の方が開弁方向の液圧よりも大きくなるので、弁体74は弁座72cに当接して複数の通路72bを閉止して逆流を防止する。
ここで、逆流防止弁切替部90による動作状態の切り替え操作について説明する。
図5は逆流防止弁70が閉弁状態に切り替た動作状態を示す縦断面図である。図5に示されるように、例えば、地下タンク12のみを加圧して漏洩検査する場合、あるいは、横引き配管22aのみを加圧して漏洩検査する場合、まずストッパピン140を側方に引き抜いて弁軸100に対する制限を解除する。その後、蓋部材80の上方に設けられた操作部材106を回動操作することにより、弁軸100が蓋部材80に対して降下して弁軸100の下端部102を弁体74の頭部74cに当接させる。さらに、操作部材106を回動操作することにより、弁軸100が弁体74を閉弁方向に移動すると共に、弁体74のシート部74aを弁座部材72の弁座72cに当接させて複数の通路72bを強制的に閉止する。
この逆流防止弁70は、弁軸100が蓋部材80に対して降下することで閉止保持状態に保持されており、例え地下タンク12が加圧されても弁体74の開弁動作が弁軸100によって阻止されるため、地下タンク12の圧力変動に拘わらず閉弁状態に保持される。
図6は逆流防止弁70が機能しない無効状態を示す縦断面図である。図6に示されるように、例えば、地下タンク12及び横引き配管22aを同時に加圧して漏洩検査する場合、蓋部材80の上方に設けられた操作部材106を回動操作(図5の場合と逆方向)することにより、弁軸100が蓋部材80に対して上昇して弁軸100の下端部102を連結部材110の係合部112に当接させる。さらに、操作部材106を回動操作することにより、弁軸100が連結部材110を介して弁体74を開弁方向に持ち上げると共に、弁体74のシート部74aを弁座部材72から離間させて複数の通路72bを開放する。
これにより、逆流防止弁70は、弁軸100が弁体74を通常の開弁位置よりも上方に保持することで、逆流防止機能が無効となる無効状態に保持されており、例え漏洩検査の前に横引き配管22aの油液を地下タンク12に戻したい場合に弁体74の逆流防止動作を制限する。
このように、配管継手42では、蓋部材80の上方に突出する操作部材106を回動操作することで逆流防止弁70の動作状態を通常の逆流防止状態(図2,図4参照)と、複数の通路72bを強制的に閉止する閉止保持状態(図5参照)、逆流防止弁70が機能しない無効状態(図6参照)の何れかに切り替え操作することができる。その際、蓋部材80を取り外す必要がないばかりか、そのときの状況に応じて容易に各状態に切り替え操作することができる。従って、従来のように蓋部材80を取り外して弁体を取り外すといったような面倒な作業が不用になるばかりか、マンホール内に油液があふれてしまい、その後始末に多大な労力を費やすこともない。
尚、上記実施例では、地下タンクに油液が貯蔵された場合を例に挙げて説明したが、本発明は、油液などの燃料以外の液体(例えば、水や温水、化学薬品、食品等)を貯蔵する施設にも適用することができるのは、勿論である。
また、上記実施例では、地下タンクに接続される配管継手を例に挙げて説明したが、これに限らず、地下タンク以外の地上設置型のタンク、あるいは屋内設置型のタンクにおける漏洩検査を行なう場合にも本発明を適用できるのは、勿論である。
また、上記実施例では、逆流防止弁切替部90が手動操作により弁体74の状態を逆流防止状態、無効状態、閉止保持状態の何れかに切り替えるように構成されているが、これに限らず、例えば、逆流防止弁切替部90に電磁ソレノイドやモータ駆動ネジ機構等の駆動手段を用いて遠隔操作により弁体74の状態を切り替えるように構成することも可能である。
本発明による液体供給設備の配管継手の一実施例を示す図である。 配管継手42を拡大して示す縦断面図である。 ストッパピン140が貫通孔150に挿通された装着状態を示す横断面図である。 通常の逆流防止状態で逆流防止弁70の弁体74が閉弁したときの動作を示す縦断面図である。 逆流防止弁70が閉弁状態に切り替た動作状態を示す縦断面図である。 逆流防止弁70が機能しない無効状態を示す縦断面図である。
符号の説明
10 地下タンク漏洩検査装置
12 地下タンク
14 計量機
16 マンホール
22 給油管路
22b 吸油管
22a 横引き配管
42,44,46 配管継手
50 配管継手本体
54 下側接続口
56 側方接続口
60 中継室
70 逆流防止弁
80 蓋部材
90 逆流防止弁切替部
72 弁座部材
74 弁体
100 弁軸
102 下端部
106 操作部材
110 連結部材
112 係合部
140 ストッパピン
150 貫通孔

Claims (5)

  1. タンクから液体を吸引し被供給体に供給するための吸液管に連結される液体供給設備の配管継手であって、
    配管継手本体と、
    前記配管継手本体の下側に設けられ、前記吸液管に接続される下側接続口と、
    前記配管継手本体の側方に設けられ、略水平方向に伸びる横引き配管に接続される側方接続口と、
    前記配管継手本体の内部に設けられ、前記下側接続口に連通する下側流路と前記側方接続口に連通する側方流路とを接続し、流路方向を変える中継室と、
    前記中継室に設けられ、前記下側流路から前記側方流路への液体の流れは許容し、逆方向の流れを阻止する逆流防止弁と、
    前記配管継手本体の上側から操作可能に設けられ、前記逆流防止弁の弁体の動作状態を選択的に切り替え可能とする逆流防止弁切替部と、を備え、
    前記逆流防止弁切替部は、前記逆流防止弁が下側流路から前記側方流路への液体の流れは許容し、逆方向の流れを阻止する機能が正常に働く正常作動状態と、逆流防止弁による逆流防止を無効にする無効状態との何れかの状態に切り替可能に構成したことを特徴とする液体供給設備の配管継手。
  2. タンクから液体を吸引するための吸液管に連結される液体供給設備の配管継手であって、
    配管継手本体と、
    前記配管継手本体の下側に設けられ、前記吸液管に接続される下側接続口と、
    前記配管継手本体の側方に設けられ、略水平方向に伸びる横引き配管に接続される側方接続口と、
    前記配管継手本体の内部に設けられ、前記下側接続口に連通する下側流路と前記側方接続口に連通する側方流路とを接続し、流路方向を変える中継室と、
    前記中継室に設けられ、前記下側流路から前記側方流路への液体の流れは許容し、逆方向の流れを阻止する逆流防止弁と、
    前記配管継手本体の上側から操作可能に設けられ、前記逆流防止弁の作動状態を選択的に切り替え可能とする逆流防止弁切替部と、を備え、
    前記逆流防止弁切替部は、前記逆流防止弁が下側流路から前記側方流路への液体の流れは許容し、逆方向の流れを阻止する機能が正常に働く正常作動状態と、逆流防止弁による逆流防止を無効にする無効状態と、前記逆流防止弁を常時閉止状態に保持する閉止保持状態との何れか一に切り替え可能に構成したことを特徴とする液体供給設備の配管継手。
  3. 前記逆流防止弁切替部は、
    前記逆流防止弁の弁軸の端部に対して軸方向に摺動可能に延在形成された連結部材と、
    前記連結部材を前記逆流防止弁の弁体に締結する締結部材と、
    前記連結部材に設けられ、軸方向の摺動位置に応じて前記弁軸の端部に係合する係合部と、を有し、
    前記配管継手本体の上部に突出する前記弁軸に結合された操作部材を操作することにより前記弁軸を任意の位置に調整すると共に、前記弁軸の端部と前記係合部との離間距離を設定可能に構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の液体供給設備の配管継手。
  4. 前記逆流防止弁は、前記弁体を各状態の位置に移動させる弁軸に外部から識別可能な弁軸操作位置表示手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の液体供給設備の配管継手。
  5. 前記弁軸操作位置表示手段は、
    前記弁軸を軸方向と直交する方向に貫通する貫通穴と、
    該貫通穴に挿通され、前記弁軸が前記配管継手本体に挿入される位置を制限するストッパピンと、
    を有することを特徴とする請求項3に記載の液体供給設備の配管継手。
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