JPS6332623B2 - - Google Patents
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- JPS6332623B2 JPS6332623B2 JP54045922A JP4592279A JPS6332623B2 JP S6332623 B2 JPS6332623 B2 JP S6332623B2 JP 54045922 A JP54045922 A JP 54045922A JP 4592279 A JP4592279 A JP 4592279A JP S6332623 B2 JPS6332623 B2 JP S6332623B2
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- pvc film
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は表面に木目を有する化粧板、特に天然
銘木に酷似した外観を有する木質化粧板に関する
ものである。従来から、この種の化粧板として
は、種々のものが知られているが、いずれも次に
列記するような欠点がある。
銘木に酷似した外観を有する木質化粧板に関する
ものである。従来から、この種の化粧板として
は、種々のものが知られているが、いずれも次に
列記するような欠点がある。
ダイレクトプリント化粧板
この化粧板はラワン合板等の基板表面に所望
の木目柄を印刷してその印刷による木目柄と表
面のラワン単板の導管溝とにより天然銘木の木
質感を現わしたものであるが、木目の柄だちが
悪くて自然感に欠くという欠点がある。
の木目柄を印刷してその印刷による木目柄と表
面のラワン単板の導管溝とにより天然銘木の木
質感を現わしたものであるが、木目の柄だちが
悪くて自然感に欠くという欠点がある。
ラミネート化粧板
この化粧板は紙又は塩ビシートに木目柄を印
刷したものを基板表面に貼着することによつて
得られるが、木質感に欠くという欠点を有す
る。
刷したものを基板表面に貼着することによつて
得られるが、木質感に欠くという欠点を有す
る。
熱圧成形化粧板
この化粧板はDAP化粧板やメラミン化粧板
等に代表されるもので、基板表面に所望の木目
柄を設けた熱硬化性樹脂含浸紙を配したのち、
該木目柄と同調する凸部を有するエンボスプレ
ートを重ね合わせて熱圧して含浸紙に機械的に
エンボスを設けることによつて得られるもので
あるが、量産する場合には多段式のホツトプレ
スで高価なエンボスプレートを多数枚用いる必
要があるため高価になると共にバツチ式で生産
するものであるから生産能率が悪く、又、エン
ボスプレートが傷付かないように取扱いに細心
の注意を要し、その上、機械的に導管溝を設け
たものであるので自然感に欠く難点を有する。
等に代表されるもので、基板表面に所望の木目
柄を設けた熱硬化性樹脂含浸紙を配したのち、
該木目柄と同調する凸部を有するエンボスプレ
ートを重ね合わせて熱圧して含浸紙に機械的に
エンボスを設けることによつて得られるもので
あるが、量産する場合には多段式のホツトプレ
スで高価なエンボスプレートを多数枚用いる必
要があるため高価になると共にバツチ式で生産
するものであるから生産能率が悪く、又、エン
ボスプレートが傷付かないように取扱いに細心
の注意を要し、その上、機械的に導管溝を設け
たものであるので自然感に欠く難点を有する。
突板化粧板
この化粧板は複数枚の板をモザイク調に組合
せることによつて得られるものであるが、天然
銘木の枯渇により高価になるという欠点があ
り、又、天然銘木の突板そのものを使用するの
で、色違いや木目の柄違いが多く、均一な化粧
性を有するものを生産するには不向きであると
いう問題点を有する。
せることによつて得られるものであるが、天然
銘木の枯渇により高価になるという欠点があ
り、又、天然銘木の突板そのものを使用するの
で、色違いや木目の柄違いが多く、均一な化粧
性を有するものを生産するには不向きであると
いう問題点を有する。
本発明はこのような欠点をなくするために、表
面に広葉樹単板を貼着した基板の該表面に、裏面
に木目柄を印刷した透明塩ビフイルムの該裏面を
接着し、この透明塩ビフイルムの木目柄部分を広
葉樹単板の導管溝内に嵌入、密着させてなる木質
化粧板を提供するものである。
面に広葉樹単板を貼着した基板の該表面に、裏面
に木目柄を印刷した透明塩ビフイルムの該裏面を
接着し、この透明塩ビフイルムの木目柄部分を広
葉樹単板の導管溝内に嵌入、密着させてなる木質
化粧板を提供するものである。
本発明の実施例を図面について説明すると、1
は表面にカポールのロータリー単板1aを貼着し
た基板で、この基板1のカポール単板1aの表面
に、チークその他の適宜な木目柄を裏面に印刷し
た透明な塩ビフイルム3を硬化後透明になる接着
剤を介して接着してあり、さらに、カポール単板
1aの導管溝2に対応した塩ビフイルム3の木目
柄模様部分が該導管溝2に押し込まれて接着して
ある。
は表面にカポールのロータリー単板1aを貼着し
た基板で、この基板1のカポール単板1aの表面
に、チークその他の適宜な木目柄を裏面に印刷し
た透明な塩ビフイルム3を硬化後透明になる接着
剤を介して接着してあり、さらに、カポール単板
1aの導管溝2に対応した塩ビフイルム3の木目
柄模様部分が該導管溝2に押し込まれて接着して
ある。
このような木質化粧板を得るには、まず、裏面
に木目柄を印刷した透明な塩ビフイルム3の該裏
面に、例えばウレタン接着剤等のような硬化後透
明になる接着剤を塗布したのち、この塩ビフイル
ム3を、基板1の単板表面に載置する。
に木目柄を印刷した透明な塩ビフイルム3の該裏
面に、例えばウレタン接着剤等のような硬化後透
明になる接着剤を塗布したのち、この塩ビフイル
ム3を、基板1の単板表面に載置する。
なお、ここで塩ビフイルムを使用する理由は、
塩ビフイルムは安価で且つ透明度に優れ、しかも
80〜95℃という比較的低い温度で容易に軟化させ
ることができ、従つて生産性の良い熱圧ロールに
より熱圧して軟化させ、単板表面の導管溝に該塩
ビフイルムの裏面を完全に密接、貼着させること
ができるためである。
塩ビフイルムは安価で且つ透明度に優れ、しかも
80〜95℃という比較的低い温度で容易に軟化させ
ることができ、従つて生産性の良い熱圧ロールに
より熱圧して軟化させ、単板表面の導管溝に該塩
ビフイルムの裏面を完全に密接、貼着させること
ができるためである。
この塩ビフイルムの厚さは、50μ〜150μのもの
が透明度が高く且つ耐摩耗性に優れており、しか
も短時間の加熱によつて軟化できるので熱圧ロー
ルによる軟化処理が容易となつて好ましい。
が透明度が高く且つ耐摩耗性に優れており、しか
も短時間の加熱によつて軟化できるので熱圧ロー
ルによる軟化処理が容易となつて好ましい。
次に、第1図ロに示すように単板1aの表面に
載置した塩ビフイルム3の表面を加熱したロール
4,4,4により熱圧して単板表面に貼着すると
共に軟化させる。
載置した塩ビフイルム3の表面を加熱したロール
4,4,4により熱圧して単板表面に貼着すると
共に軟化させる。
この時のロール4の温度は100〜140℃に調整し
て用いることにより塩ビフイルム3の軟化を速や
かにし、又、ロール4を複数個並設して塩ビフイ
ルムを連続的に加熱圧締すると該塩ビフイルムの
軟化が均一に且つ短時間で行うことができるので
好ましい。
て用いることにより塩ビフイルム3の軟化を速や
かにし、又、ロール4を複数個並設して塩ビフイ
ルムを連続的に加熱圧締すると該塩ビフイルムの
軟化が均一に且つ短時間で行うことができるので
好ましい。
第2図ロは加熱ロール4によつて軟化させられ
た塩ビフイルムの状態を示すもので、軟化した塩
ビフイルム3は熱膨脹してカポール単板1aの導
管溝2内の上部に凹んだ状態で弛みを生じている
ものである。
た塩ビフイルムの状態を示すもので、軟化した塩
ビフイルム3は熱膨脹してカポール単板1aの導
管溝2内の上部に凹んだ状態で弛みを生じている
ものである。
次いで、この塩ビフイルム3が軟化状態を保持
している間に、軟質なゴムロール5を該塩ビフイ
ルム3の表面に転圧し、該ゴムロール5の変形を
利用してカポール単板1aの導管溝2内に垂れ下
がつた塩ビフイルム3の部分を導管溝2の内面に
密着するまで押し込んで、第2図ハに示すように
塩ビフイルム3を基板1のカポール単板表面の凹
部である導管溝2に喰い込ませた状態で貼着一体
化させる。
している間に、軟質なゴムロール5を該塩ビフイ
ルム3の表面に転圧し、該ゴムロール5の変形を
利用してカポール単板1aの導管溝2内に垂れ下
がつた塩ビフイルム3の部分を導管溝2の内面に
密着するまで押し込んで、第2図ハに示すように
塩ビフイルム3を基板1のカポール単板表面の凹
部である導管溝2に喰い込ませた状態で貼着一体
化させる。
このように、軟化した塩ビフイルム3が単板表
面の凹模様部分(導管溝)において、ゴムロール
による押圧により該凹模様内に膨脹、嵌入して貼
着され、単板表面の凹模様(導管溝)と印刷によ
る塩ビフイルム3の木目柄等の模様3aとが相俟
つた天然銘木に酷似した外観のエンボス化粧板が
得られるものである。
面の凹模様部分(導管溝)において、ゴムロール
による押圧により該凹模様内に膨脹、嵌入して貼
着され、単板表面の凹模様(導管溝)と印刷によ
る塩ビフイルム3の木目柄等の模様3aとが相俟
つた天然銘木に酷似した外観のエンボス化粧板が
得られるものである。
又、単板表面に貼着する塩ビフイルムは透明で
しかも厚さが50〜150μと薄いために、単板表面
のカポール単板1aの光沢がそのまゝ該塩ビフイ
ルムの非印刷部分を通して透視できるので、木質
感が損われることなくきわめて自然感に富んだエ
ンボス化粧板を得ることができる。
しかも厚さが50〜150μと薄いために、単板表面
のカポール単板1aの光沢がそのまゝ該塩ビフイ
ルムの非印刷部分を通して透視できるので、木質
感が損われることなくきわめて自然感に富んだエ
ンボス化粧板を得ることができる。
なお、本発明において、表面に単板を貼着して
なる基板としては、少なくともその表面に導管溝
等の凹模様を有していることが必要であり、この
条件を満たすものとしてはカポール、ラワン、ア
ピトン等の単板より構成した合板、或いは前記広
葉樹単板をパーテイクルボード等の板状物表面に
貼着したもの、又は前記基板の表面にさらに適宜
模様のエンボスを設けたもの等が使用できる。
なる基板としては、少なくともその表面に導管溝
等の凹模様を有していることが必要であり、この
条件を満たすものとしてはカポール、ラワン、ア
ピトン等の単板より構成した合板、或いは前記広
葉樹単板をパーテイクルボード等の板状物表面に
貼着したもの、又は前記基板の表面にさらに適宜
模様のエンボスを設けたもの等が使用できる。
特に、前記広葉樹基板のうちその表面にカポー
ル単板を用いたものは、該カポール単板がラワン
やアピトンの単板に比べてその材色が均一であり
且つ導管溝の分布も均一であるため、チークやロ
ーズ等の天然銘木の木目柄と導管の凹模様とが良
くマツチし、導管の分布状態が天然銘木に比べて
不自然になることがなく、きわめて自然感に富ん
だ天然銘木調の化粧板を形成することができて好
ましい。
ル単板を用いたものは、該カポール単板がラワン
やアピトンの単板に比べてその材色が均一であり
且つ導管溝の分布も均一であるため、チークやロ
ーズ等の天然銘木の木目柄と導管の凹模様とが良
くマツチし、導管の分布状態が天然銘木に比べて
不自然になることがなく、きわめて自然感に富ん
だ天然銘木調の化粧板を形成することができて好
ましい。
又、ラワンやアピトン或いはその他の雑木は導
管溝の分布が不均一であるので、これらの単板を
用いる場合には該単板表面にエンボスロール等で
さらに人工的に導管その他の凹模様を形成して凹
部の分布を均一にした上で使用すると好ましい仕
上りの外観が得られる。
管溝の分布が不均一であるので、これらの単板を
用いる場合には該単板表面にエンボスロール等で
さらに人工的に導管その他の凹模様を形成して凹
部の分布を均一にした上で使用すると好ましい仕
上りの外観が得られる。
さらに、前記単板をあらかじめ漂白或いは着色
して用いてもよく、このように基板表面に漂白な
いしは着色した木材薄板を使用すると、同じ樹種
の木材単板を用いて材色の異なつた任意の種類の
天然銘木の外観を現わすことができ、しかも材の
色違いが判明し難くなつて均一な化粧性のものを
大量に生産することができる。
して用いてもよく、このように基板表面に漂白な
いしは着色した木材薄板を使用すると、同じ樹種
の木材単板を用いて材色の異なつた任意の種類の
天然銘木の外観を現わすことができ、しかも材の
色違いが判明し難くなつて均一な化粧性のものを
大量に生産することができる。
次に本発明の具体的な実施例を示す。
実施例 1
厚さ1mmのカポールのロータリー単板を3%濃
度の過酸化水素水に2時間浸漬して漂白し、水洗
したのち該漂白したカポール単板を表板となるよ
うに他のカポール単板と組合わせて4mm厚さの3
プライ合板を形成する。
度の過酸化水素水に2時間浸漬して漂白し、水洗
したのち該漂白したカポール単板を表板となるよ
うに他のカポール単板と組合わせて4mm厚さの3
プライ合板を形成する。
次にこの合板表面に
ウレタン樹脂系シーラー 100部
溶剤(アセトン) 100部
油性染料(黄色) 5部
に調整した着色処理液を30g/m2の割合で塗布乾
燥して材色を整え、しかるのち、裏面にチークの
木理のみの柄模様を印刷した厚さ50μの透明な塩
ビフイルムをその印刷面側にウレタン系接着剤を
30g/m2の割合で塗布して前記合板表面に載置
し、この塩ビフイルム表面を100℃に加熱した金
属ロール8本でもつて線圧12Kg/cmで連続的に熱
圧することにより該塩ビフイルムを軟化させ、続
いて該塩ビフイルム表面を軟質ゴムを外周に巻層
してなる弾性ロールにて加圧した。
燥して材色を整え、しかるのち、裏面にチークの
木理のみの柄模様を印刷した厚さ50μの透明な塩
ビフイルムをその印刷面側にウレタン系接着剤を
30g/m2の割合で塗布して前記合板表面に載置
し、この塩ビフイルム表面を100℃に加熱した金
属ロール8本でもつて線圧12Kg/cmで連続的に熱
圧することにより該塩ビフイルムを軟化させ、続
いて該塩ビフイルム表面を軟質ゴムを外周に巻層
してなる弾性ロールにて加圧した。
その結果、黄褐色に着色されたカポール単板の
導管溝に塩ビフイルムが喰い込んで完全に密接し
た状態で貼着されており、しかも塩ビフイルムの
木目柄とカポールの導管の凹みとが相俟つてあた
かもチークの突板であるかのような外観のエンボ
ス化粧板を得た。
導管溝に塩ビフイルムが喰い込んで完全に密接し
た状態で貼着されており、しかも塩ビフイルムの
木目柄とカポールの導管の凹みとが相俟つてあた
かもチークの突板であるかのような外観のエンボ
ス化粧板を得た。
実施例 2
前記実施例1で用いたカポール合板の表面に
ウレタン系接着剤 100部
溶剤(酢酸エチル) 100部
油性染料(黄色) 5部
に調整した着色接着剤を80g/m2の割合で塗布
後、100℃で5分間乾燥することにより材色調整
と接着剤塗布を同時に行ない、しかるのち、裏面
にオークの木理の柄模様のみを印刷した厚さ
100μの透明な塩ビフイルムをその印刷面側を下
方にして前記合板の接着剤塗布表面に載置し、次
いで130℃に加熱した金属ロールによつて前記実
施例1と同様に塩ビフイルムを熱圧、軟化させ、
続いてゴムロール等の弾性ロールで合板表面の導
管内に垂下した塩ビフイルムの軟化部分を導管内
に喰い込ませるように押圧して完全に密接、貼着
させた。
後、100℃で5分間乾燥することにより材色調整
と接着剤塗布を同時に行ない、しかるのち、裏面
にオークの木理の柄模様のみを印刷した厚さ
100μの透明な塩ビフイルムをその印刷面側を下
方にして前記合板の接着剤塗布表面に載置し、次
いで130℃に加熱した金属ロールによつて前記実
施例1と同様に塩ビフイルムを熱圧、軟化させ、
続いてゴムロール等の弾性ロールで合板表面の導
管内に垂下した塩ビフイルムの軟化部分を導管内
に喰い込ませるように押圧して完全に密接、貼着
させた。
その結果、塩ビフイルムのオークの木目柄とカ
ポールの導管による凹部とが相俟つたオークの突
板に酷似した外観のエンボス化粧板を得た。
ポールの導管による凹部とが相俟つたオークの突
板に酷似した外観のエンボス化粧板を得た。
以上のように本発明は、適宜な基板表面に広葉
樹単板が貼着され、該広葉樹単板の表面に、裏面
に木目柄を印刷した透明塩ビフイルムが透明接着
剤で接着されていると共に広葉樹単板の導管溝に
対応した透明塩ビフイルム部分が該導管溝内に押
し込まれて接着していることを特徴とする木質化
粧板に係るものであるから、基板表面に貼着され
ている広葉樹単板の導管溝が塩ビフイルムの貼着
にも拘わらず凹模様としてほぼ安全に化粧面に再
現することができるばかりでなく、木目が不鮮明
で化粧価値の低いラワンやアピトン、カポール等
の広葉樹単板が塩ビフイルムに印刷した木目柄に
より補われて導管溝の自然感をそのままにして木
目が明確に現われた化粧面を形成することができ
るものであり、しかも、広葉樹単板表面が透明な
塩ビフイルムを通して透視できるので、木質感を
全く損なうことがなくきわめて自然感に富んだ外
観を呈するものである。
樹単板が貼着され、該広葉樹単板の表面に、裏面
に木目柄を印刷した透明塩ビフイルムが透明接着
剤で接着されていると共に広葉樹単板の導管溝に
対応した透明塩ビフイルム部分が該導管溝内に押
し込まれて接着していることを特徴とする木質化
粧板に係るものであるから、基板表面に貼着され
ている広葉樹単板の導管溝が塩ビフイルムの貼着
にも拘わらず凹模様としてほぼ安全に化粧面に再
現することができるばかりでなく、木目が不鮮明
で化粧価値の低いラワンやアピトン、カポール等
の広葉樹単板が塩ビフイルムに印刷した木目柄に
より補われて導管溝の自然感をそのままにして木
目が明確に現われた化粧面を形成することができ
るものであり、しかも、広葉樹単板表面が透明な
塩ビフイルムを通して透視できるので、木質感を
全く損なうことがなくきわめて自然感に富んだ外
観を呈するものである。
さらに、透明塩ビフイルムの木目柄が部分的に
広葉樹単板の導管溝内に凹入して深みが増すと共
に透明塩ビフイルムの木目柄と広葉樹単板の導管
溝とが調和して導管の分布が均一なチーク、オー
ク等の天然銘木の外観に酷似した美麗な化粧面を
現出するものである。
広葉樹単板の導管溝内に凹入して深みが増すと共
に透明塩ビフイルムの木目柄と広葉樹単板の導管
溝とが調和して導管の分布が均一なチーク、オー
ク等の天然銘木の外観に酷似した美麗な化粧面を
現出するものである。
又、木目柄が塩ビフイルムの裏面に印刷されて
いるので、摩耗によつても消失することがなく、
長期に亘つて良好な化粧性を発揮するものであ
り、その上、広葉樹単板を漂白や着色によつて予
め所望の下地色に調整しておくことにより、該木
材色を透明塩ビフイルムを通して天然木の材質感
として現出させることができるものである。
いるので、摩耗によつても消失することがなく、
長期に亘つて良好な化粧性を発揮するものであ
り、その上、広葉樹単板を漂白や着色によつて予
め所望の下地色に調整しておくことにより、該木
材色を透明塩ビフイルムを通して天然木の材質感
として現出させることができるものである。
図面は本発明方法の実施例を示すもので、第1
図イ,ロ,ハは本発明の木質化粧板を製造する簡
略工程図、第2図イ,ロは第1図における一部を
拡大した工程図、第2図ハは木質化粧板の一部の
縦断図面である。 1……基板、1a……カポール単板、2……導
管溝、3……透明塩ビフイルム、3a……木目
柄。
図イ,ロ,ハは本発明の木質化粧板を製造する簡
略工程図、第2図イ,ロは第1図における一部を
拡大した工程図、第2図ハは木質化粧板の一部の
縦断図面である。 1……基板、1a……カポール単板、2……導
管溝、3……透明塩ビフイルム、3a……木目
柄。
Claims (1)
- 1 適宜な基板表面に広葉樹単板が貼着され、該
広葉樹単板の表面に、裏面に木目柄を印刷した透
明塩ビフイルムが透明接着剤で接着されていると
共に広葉樹単板の導管溝に対応した透明塩ビフイ
ルム部分が該導管溝内に押し込まれて接着してい
ることを特徴とする木質化粧板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4592279A JPS55137922A (en) | 1979-04-13 | 1979-04-13 | Production of embossed laminated sheet |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4592279A JPS55137922A (en) | 1979-04-13 | 1979-04-13 | Production of embossed laminated sheet |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55137922A JPS55137922A (en) | 1980-10-28 |
JPS6332623B2 true JPS6332623B2 (ja) | 1988-06-30 |
Family
ID=12732735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4592279A Granted JPS55137922A (en) | 1979-04-13 | 1979-04-13 | Production of embossed laminated sheet |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS55137922A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT1216415B (it) * | 1986-08-01 | 1990-02-28 | 3B Spa | Procedimento per realizzare pannelli a superficie incisa,rivestiti con foglio di materiale termodeformabile,e macchina per effettuare il procedimento |
JPH0722984B2 (ja) * | 1990-04-27 | 1995-03-15 | 芳嗣 藤本 | オーバレイボードの連続製造装置および製造方法 |
US7477962B2 (en) * | 2003-10-27 | 2009-01-13 | Yamaha Corporation | Method for manufacturing wooden decorative material |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5121665A (ja) * | 1974-08-16 | 1976-02-20 | Hitachi Ltd | Kaiseiseidoshikiidotaisoonboshisochi |
JPS51130463A (en) * | 1975-05-09 | 1976-11-12 | Naniwa Plywood Co Ltd | Method of continuously producing smoothly planed board sticked with decorative sheets having parallel grooves |
-
1979
- 1979-04-13 JP JP4592279A patent/JPS55137922A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5121665A (ja) * | 1974-08-16 | 1976-02-20 | Hitachi Ltd | Kaiseiseidoshikiidotaisoonboshisochi |
JPS51130463A (en) * | 1975-05-09 | 1976-11-12 | Naniwa Plywood Co Ltd | Method of continuously producing smoothly planed board sticked with decorative sheets having parallel grooves |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55137922A (en) | 1980-10-28 |
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