JPS5812704A

JPS5812704A - 化粧単板の製造方法

Info

Publication number: JPS5812704A
Application number: JP11158081A
Authority: JP
Inventors: 正博近藤; 横山　精光; 俊雄中西
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 1981-07-15
Filing date: 1981-07-15
Publication date: 1983-01-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は化粧単板の製造方法に関し、再現される化粧
単板の材面に木目柄ＶＣ，沿った自然感に富む凹凸パタ
ーンを表現することのできる化粧単板の製造方法全提供
することケ目的とするものである。

この発明の一実施例全第１図およびｓｇ２図に示す。す
なわち、この化粧単板の製造方法は、それぞれ染色処理
した軟質樹種からなる素材単板ｌ（第１図囚）と硬質樹
種からなる素材単板１′（第１図［Ｆ］Ｉ）の複数枚を
交互に組み合わせ接着剤を介して積層しく同図（Ｃ１）
　、凹凸型２で圧締接着して凹凸集成フリッチ３を得（
同図（ＩＩ　）、この凹凸集成フリッチ３をその積層面
と交差する方向よりスフイスして前記軟質樹種の素材単
板１の層と硬質樹種の素材単板ｌ′の層が板目状に複合
した複合単板４を得（同図（Ｅｌ　）　、さらにレーザ
ー装置１ｉ５を用いて前記複合単板４０表面にレーザー
ビームｓａｄ走査させ、第２図に示すように硬質樹種の
層４ａと軟質樹種の層４ｂとの硬度差に基づくレーザー
ビーム５ａの刻設深度の差から板目柄に沿った凹凸パタ
ーンを形成し、この凹凸パターン形成面を樹脂などから
なる透明層で被覆して第１図（Ｇｌに示すような化粧単
板６を得るものである。

前記軟質樹種、硬質樹種の各素材単板ｌ、１′の染色処
理においては、軟質樹種の素材単板１を春材色に、硬質
樹種の素材単板１′ヲ夏材色にそれぞれ染色するのが望
筐しいが、ともに春材色に染色してもよい。

このよう罠、軟質樹種と硬質樹種の各素材単板１．１．
’の層全複合させた複合１１板４の表面にレーザービー
ム５ａｉ照射するようにした几め、軟質樹種の素材単板
１の層と硬質樹種の素材単板１′の層との硬度差に基づ
くレーザービーム５ａの刻設深度の差により表面に簡単
に凹凸パターンを付与することができ、しかもその凹凸
パターンは１１１１記素材単板１．１′の各層に沿って
形成される念め、集成フリツナ→スライスの工程によっ
て表現される板目柄に前記凹凸パターンがそのま呼整合
し、立体感のある化粧単板６７に容易にｌｌＩ造するこ
とができる。

また、ａｉｒ紀凹凸凹凸パターン成により、化粧単板６
の凸部と凹部とで板厚に相違が生じるため、その板厚差
に基づき光透過度に差が生じ、凸部では濃い色調に、筐
た凹部では淡い色調に濃淡調整が行われ、春材部と夏材
部の間色調の変化を容易に付与することができる。

以上のように、この発明の化粧単板の製造方法は、軟質
樹種からなる素材単板と硬質樹種からなる素材単板の複
数枚を組み合わせ接着剤を介して積層・圧締接着し集成
フリツナ全得る集成フリッチ成形工程と、前記集成フリ
ッチ全その積層面と交差する方向よりスライスして複合
単板ケ得るスライス工程と、前記複合単板の表面にレー
ザービームを照射して硬質層と軟質層との硬度差により
凹凸パターン？刻設するレーザービームＭＷ工程とを含
むものであるため、木目柄に沿った凹凸パターンケ材面
に容易に付与することができるとともに、凹凸加工に伴
う板厚差により光透過度に差が生じ、これによって化粧
単板の春材部と夏材部との間に容易に色調変化をつける
ことができ、自然感に富んだ化粧単板とすることができ
るなどの効果を有する。

レーザービームの照射による刻設処理を利用して表面に
凹凸パターンを有する化粧合板ケ得る方法として、第３
図ないし第５図に示すような方法が可能である。すなわ
ち、この化粧合板の製造方法は、複数枚の木質素材単板
７・・・を接看剤會介して積層しく第３図帆１）、凹凸
型８で圧締接着して集成フリツナ９を得（同図巴））、
この集成フリッチ９をその積層面と交差する所定方向よ
り薄くスライスして複合単板１０としく同図［ＣＩ　３
　、この複合単板ＩＱｉラワン合板などの基材１１に貼
着しＯｊＩ記複合単板１０の表面に着色塗装ケ施して第
４図に示すようにＭＩ！Ｓ塗膜１２全形成しく同図［Ｆ
］））、しかる後前記Ｍ色塗装面にレーザービーム１３
會照射して（同図（Ｅｌ　）　、一部が夏材部として残
るようにｍｌ記青色塗膜１２ないしその下層の複合単板
１０の表層部？第５図に示すように焼去して板目柄、柾
目柄など所望の木目柄を表面に付与した化粧合板１４ケ
得る（同図（Ｆ））ものである。

集成フリッチ化に供する木質素材単板７は、未染色のも
のであっても春材ｔ！３に染色処理したものであっても
よい。

−１，念、着色塗装の塗料は夏材色のものを使用する。

この化粧合板の製造方法の第１の実施例のその（５）ほかの具体的条件を以下に列記する。

（１）　　木質素材単板・・・アガチス材の０．９　ｗ
ｓ　厚ロータリー単板。

（２）　染色処理・・・染料〜酸性染料、温度〜９０°
Ｃ０時間〜３時間で浸染して松材の春材色に染色。

（３）　　集成フリッチ化・・・接着剤〜湿気硬化型ポ
リウレタン樹脂接着剤、塗布ｍ〜１６（１／ゴ、圧締圧
力〜１５幻／ｄ、圧締時間〜３時間で圧締接着。

（４）　　スライス条件−・・スライス厚〜０．３ＩＩ
ｌｌ（５）　　基材貼着処理・・・基材〜５ｍ厚のラワ
ン合板。

接着剤〜ユリア樹脂接着剤。

（６１、ｆ白塗装・・・塗料〜松の夏材色に着色したア
ミノアルキッド樹脂塗料、塗布１〜９０ｔ／ゴ。

この化粧合板の製造方法の第２０実施例のそのほかの具
体的条件を以下に列配する。

（１１木質素材単板・・・第１の実施例と同じ。

（２）　　染色処理・・・杉材の色に染色。そのほかは
第１の実施例と同じ。

（３］　　集成フリツナ化・・・接着剤〜酢酸ビニ／ｌ
／樹脂ｍ看剤、ｍ布ｆｌ　〜１３ｏｙ／ｒｄ、［ｔＥｍ
圧力〜１３ｋｔｉ／ｃ４゜（６）圧締時間〜２０時間で圧締接着。

［４１スフイス条件・・・スライス厚〜０．４　ｗａｓ
（５）　基材貼着処理・・・基材〜４■厚のラワン合板
接着剤〜１リア樹脂接着剤。

（６）　　着色塗装・・・塗料〜杉の夏材色に着色した
ポリウレタン樹脂塗料、塗布量〜９（１／ゴこのように
、基材１１に貼着した複合単板１０の表面に夏材色に着
色した塗料全塗布してＭ色塗膜１２を形成し、その上か
らレーザービーム１３を照射し着色塗膜１２ないしその
下層の複合単板１０の表層部を着色塗膜１２の一部が所
望の木目柄状に残るように焼去処理するようにしたため
、着色塗膜１２の焼去領域と非焼去領域との間に凹凸が
付与されるとともに、焼去領域は下地の木質層の材色で
春材部ｘ４ａｋ表現し、非焼去領域は着色塗膜１２の色
で夏材部１４ｂ　’ｉ表現することができ、春材部と夏
材部が凹凸感全件って再現され、立体感のある自然感に
富んだ材面を形成することができる。

また、夏材部１４ｂ　Ｖｉ直接看着色膜１２によって形
成されるため、「てり」や「っや」を表現することがで
き、一層自然感を増すことができる。

なお、前記第１の実施例によって得られる化粧合板では
、材面に松に酷似した色調と凹凸感を有する木目柄が再
現され、また第２の実施例によって得られる化粧合板で
は、杉に酷似した色調と凹凸感を有する木目柄が再現さ
れ、ともにそれぞれの夏材部には着色塗膜に基づく「て
り」や「っや」を有していた。

【図面の簡単な説明】

第１図囚ないし６）はこの発明の一寮施例を示す工程説
明図、第２図はそのレーザービーム照射処理？示す説明
図、第３図（３）ないしくＰＩはレーザービーム照射に
よる化粧合板の製造方法の工程説明図、第４図はその着
色塗装処理を示す説明図、第５図はそのレーザービーム
照射による凹凸加工全示す説明図である。 ■・・・素材単板（軟質樹種）、１′・・・素材単板（
硬質樹種）、２・・・凹凸型、３・・・凹凸集成フリッ
チ、４・・・複合単板、５・・・レーザー装置、５ａ・
・・レーザービーム、６・・・化粧単板（９）

Claims

【特許請求の範囲】

軟質樹種からなる素材単板と硬質樹種からなる素材単板
の複数枚を組み合わせ接着剤分食して積層９圧締接着し
集成フリッチ分書る集成フリッチ成形工程と、前記集成
フリッチ紫その積層面と交差する方向よりスライスして
複合単板分得るスライス工程と、前記複合単板の表面に
レーザービームを照射して硬質層と軟質層との硬度差に
より凹凸パターンを刻設するレーザービーム処理工程と
を含む化粧単板の製造方法。