JPH025163B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH025163B2 JPH025163B2 JP18267081A JP18267081A JPH025163B2 JP H025163 B2 JPH025163 B2 JP H025163B2 JP 18267081 A JP18267081 A JP 18267081A JP 18267081 A JP18267081 A JP 18267081A JP H025163 B2 JPH025163 B2 JP H025163B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wood
- color
- summer
- sheet material
- colored
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Finished Plywoods (AREA)
- Manufacture Of Wood Veneers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は化粧単板の製造方法に関するもので
ある。
ある。
複数枚の木質素材単板を接着剤を介して積層・
圧締接着し集成フリツチを得、この集成フリツチ
をその積層面と交差する所定方向よりスライスし
て前記各木質素材単板の切断面で木目柄を表現し
た集成化粧単板を得る方法において、再現される
木目柄に春材部と夏材部が交互する年輪表現を付
与する場合には、前記木質素材単板を春材色に染
色処理する一方、集成フリツチのさいにこれら木
質素材単板間に夏材色に着色した紙などの着色シ
ート材を挾装し、この着色シート材と前記春材色
の木質素材単板の各切断面で夏材部と春材部の交
互する木目柄を再現するというのが、従来行われ
てきた一般的方法である。
圧締接着し集成フリツチを得、この集成フリツチ
をその積層面と交差する所定方向よりスライスし
て前記各木質素材単板の切断面で木目柄を表現し
た集成化粧単板を得る方法において、再現される
木目柄に春材部と夏材部が交互する年輪表現を付
与する場合には、前記木質素材単板を春材色に染
色処理する一方、集成フリツチのさいにこれら木
質素材単板間に夏材色に着色した紙などの着色シ
ート材を挾装し、この着色シート材と前記春材色
の木質素材単板の各切断面で夏材部と春材部の交
互する木目柄を再現するというのが、従来行われ
てきた一般的方法である。
しかしながら、天然の針葉樹などにおいてみら
れる年輪は、第１図に示すように（第１図Ａに年
輪の部分拡大図を、第１図Ｂに前記年輪の色の濃
淡度合を示すグラフをそれぞれあらわす）、夏材
部ａと春材部ｂの境界が鮮明にならず、夏材濃色
a1と春材部ｂとの間には夏材濃色部a1の色よりし
だいに淡色に変化する移行部a2が介在するのが一
般的であり、前記従来例の方法では着色シート材
の切断面で表現される夏材部と木質素材単板の切
断面で表現される春材部の境界が鮮明となりすぎ
て、再現される木目柄が自然感に欠けるという欠
点を有していた。
れる年輪は、第１図に示すように（第１図Ａに年
輪の部分拡大図を、第１図Ｂに前記年輪の色の濃
淡度合を示すグラフをそれぞれあらわす）、夏材
部ａと春材部ｂの境界が鮮明にならず、夏材濃色
a1と春材部ｂとの間には夏材濃色部a1の色よりし
だいに淡色に変化する移行部a2が介在するのが一
般的であり、前記従来例の方法では着色シート材
の切断面で表現される夏材部と木質素材単板の切
断面で表現される春材部の境界が鮮明となりすぎ
て、再現される木目柄が自然感に欠けるという欠
点を有していた。
したがつて、この発明の目的は、自然感に富ん
だ木目柄を再現することのできる化粧単板の製造
方法を提供することである。
だ木目柄を再現することのできる化粧単板の製造
方法を提供することである。
この発明の一実施例を第２図ＡないしＧに示
す。すなわち、この化粧単板の製造方法は、次の
手順により集成化粧単板を得るものである。
す。すなわち、この化粧単板の製造方法は、次の
手順により集成化粧単板を得るものである。
(1) 5milsペーパを素材とするシート材１の片面
を天然杉材の夏材濃色部色のインクで濃色着色
してインク層３ａを形成し、ついでこのシート
材１を、天然杉材の夏材移行部色の染料をメタ
ノール中に溶かして得た染色液２で染色処理し
て、前記シート材１の他面側に夏材移行部色の
染料着色層３ｂを形成して着色シート材３とす
る（第２図Ａ，Ｂ，Ｃ）。
を天然杉材の夏材濃色部色のインクで濃色着色
してインク層３ａを形成し、ついでこのシート
材１を、天然杉材の夏材移行部色の染料をメタ
ノール中に溶かして得た染色液２で染色処理し
て、前記シート材１の他面側に夏材移行部色の
染料着色層３ｂを形成して着色シート材３とす
る（第２図Ａ，Ｂ，Ｃ）。
(2) 一方、シナロータリー単板を素材単板とし
て、この素材単板を天然杉材の春材部色染色浴
で染色処理して春材色染色単板４を得る。得ら
れた春材色染色単板４はその後含水率30〜70％
に乾操処理する。
て、この素材単板を天然杉材の春材部色染色浴
で染色処理して春材色染色単板４を得る。得ら
れた春材色染色単板４はその後含水率30〜70％
に乾操処理する。
(3) 前記夏材濃色部色のインクが溶け込まず、一
方前記夏材移行部色の染料が溶け込むことので
きる１液型ウレタン接着剤５を介して、前記春
材色染色単板４と前記着色シート材３とを、そ
の着色シート材３のインク層３ａ側が例えば上
向きに揃うように交互に組み合わせて積層し、
凹凸型６で圧締接着して凹凸集成フリツチ７を
得る（同図Ｄ，Ｅ）。
方前記夏材移行部色の染料が溶け込むことので
きる１液型ウレタン接着剤５を介して、前記春
材色染色単板４と前記着色シート材３とを、そ
の着色シート材３のインク層３ａ側が例えば上
向きに揃うように交互に組み合わせて積層し、
凹凸型６で圧締接着して凹凸集成フリツチ７を
得る（同図Ｄ，Ｅ）。
(4) この凹凸集成フリツチ７を、その積層面と交
差する方向よりスライスして、前記春材色染色
単板４の切断面と前記着色シート材３の切断面
とが板目状に交互して材面に表出する集成化粧
単板８を得る。（同図Ｆ，Ｇ）。
差する方向よりスライスして、前記春材色染色
単板４の切断面と前記着色シート材３の切断面
とが板目状に交互して材面に表出する集成化粧
単板８を得る。（同図Ｆ，Ｇ）。
このように、片面を夏材濃色部色の接着剤（こ
の例ではインク）で着色し、他面を別の夏材移行
部色の着色剤（この例では染料）で着色して得た
着色シート材３と、春材色染色単板４とを、前記
夏材移行部色の着色剤を溶かすが前記夏材濃色部
色の着色剤を溶かさない接着剤（この例では１液
型ウレタン接着剤５）で交互に積層接着して、集
成フリツチ化するようにしたため、着色シート材
３の片面の夏材移行部色の着色剤の前記接着剤へ
の溶け込みが前記集成フリツチ化のさいに促進さ
れて、再現される木目柄において着色シート材３
の切断面で表現される夏材部８ａと春材色染色単
板４の切断面で表現される春材部８ｂとの境界
に、その接着剤に溶け込んだ夏材移行部色の着色
剤（染料）によるゆるやかな色調の変化領域が生
じ、夏材部８ａから春材部８ｂにかけての色調変
化を自然感に富んだものとすることができる。
の例ではインク）で着色し、他面を別の夏材移行
部色の着色剤（この例では染料）で着色して得た
着色シート材３と、春材色染色単板４とを、前記
夏材移行部色の着色剤を溶かすが前記夏材濃色部
色の着色剤を溶かさない接着剤（この例では１液
型ウレタン接着剤５）で交互に積層接着して、集
成フリツチ化するようにしたため、着色シート材
３の片面の夏材移行部色の着色剤の前記接着剤へ
の溶け込みが前記集成フリツチ化のさいに促進さ
れて、再現される木目柄において着色シート材３
の切断面で表現される夏材部８ａと春材色染色単
板４の切断面で表現される春材部８ｂとの境界
に、その接着剤に溶け込んだ夏材移行部色の着色
剤（染料）によるゆるやかな色調の変化領域が生
じ、夏材部８ａから春材部８ｂにかけての色調変
化を自然感に富んだものとすることができる。
なお、シート材１としては、前記実施例の場合
のペーパのほか、不織布などを用いても同様の効
果を得ることができる。
のペーパのほか、不織布などを用いても同様の効
果を得ることができる。
以上のように、この発明の化粧単板の製造方法
は、シート材の片面側を夏材濃色部色の接着剤で
着色し他面側を夏材移行部色の着色剤で着色して
着色シート材を得るシート材着色工程と、前記夏
材濃色部色の着色剤が不溶でかつ前記夏材移行部
色の接着剤が可溶な接着剤を介して前記着色シー
ト材と春材用木質素材単板とをその着色シート材
の片面が所定向きに揃うように交互に組み合わせ
積層・圧締接着して集成フリツチを得る集成フリ
ツチ形成工程と、前記集成フリツチをその積層面
と交差する所定方向よりスライスするスライス工
程とを含むものであるため、春材部から夏材部に
かけての色調変化を有する木目柄を容易に再現す
ることができ、自然感に富んだ化粧単板とするこ
とができる。
は、シート材の片面側を夏材濃色部色の接着剤で
着色し他面側を夏材移行部色の着色剤で着色して
着色シート材を得るシート材着色工程と、前記夏
材濃色部色の着色剤が不溶でかつ前記夏材移行部
色の接着剤が可溶な接着剤を介して前記着色シー
ト材と春材用木質素材単板とをその着色シート材
の片面が所定向きに揃うように交互に組み合わせ
積層・圧締接着して集成フリツチを得る集成フリ
ツチ形成工程と、前記集成フリツチをその積層面
と交差する所定方向よりスライスするスライス工
程とを含むものであるため、春材部から夏材部に
かけての色調変化を有する木目柄を容易に再現す
ることができ、自然感に富んだ化粧単板とするこ
とができる。
第１図ＡおよびＢはそれぞれ天然木材の年輪拡
大図およびその色濃度の変化を示す図、第２図Ａ
ないしＧはこの発明の一実施例を示す工程説明
図、第３図はその工程により得られる集成化粧単
板の部分拡大平面図である。 １……シート材、２……染色液、３……着色シ
ート材、３ａ……インク層、３ｂ……染料着色
層、４……春材色染色単板、５……１液型ウレタ
ン接着剤、６……凹凸型、７……凹凸集成フリツ
チ、８……集成化粧単板、８ａ……夏材部、８ｂ
……春材部。
大図およびその色濃度の変化を示す図、第２図Ａ
ないしＧはこの発明の一実施例を示す工程説明
図、第３図はその工程により得られる集成化粧単
板の部分拡大平面図である。 １……シート材、２……染色液、３……着色シ
ート材、３ａ……インク層、３ｂ……染料着色
層、４……春材色染色単板、５……１液型ウレタ
ン接着剤、６……凹凸型、７……凹凸集成フリツ
チ、８……集成化粧単板、８ａ……夏材部、８ｂ
……春材部。
Claims (1)
- １ シート材の片面側を夏材濃色部色の接着剤で
着色し他面側を夏材移行部色の着色剤で着色して
着色シート材を得るシート材着色工程と、前記夏
材濃色部色の着色剤が不溶でかつ夏材移行部色の
着色剤が可溶な接着剤を介して前記着色シート材
と春材用木質素材単板とをその着色シート材の片
面が所定向きに揃うように交互に組み合わせ積
層・圧締接着して集成フリツチを得る集成フリツ
チ形成工程と、前記集成フリツチをその積層面と
交差する所定方向よりスライスするスライス工程
とを含む化粧単板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18267081A JPS5884702A (ja) | 1981-11-14 | 1981-11-14 | 化粧単板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18267081A JPS5884702A (ja) | 1981-11-14 | 1981-11-14 | 化粧単板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5884702A JPS5884702A (ja) | 1983-05-20 |
| JPH025163B2 true JPH025163B2 (ja) | 1990-01-31 |
Family
ID=16122378
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18267081A Granted JPS5884702A (ja) | 1981-11-14 | 1981-11-14 | 化粧単板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5884702A (ja) |
-
1981
- 1981-11-14 JP JP18267081A patent/JPS5884702A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5884702A (ja) | 1983-05-20 |
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