JPS6211647B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6211647B2
JPS6211647B2 JP17406179A JP17406179A JPS6211647B2 JP S6211647 B2 JPS6211647 B2 JP S6211647B2 JP 17406179 A JP17406179 A JP 17406179A JP 17406179 A JP17406179 A JP 17406179A JP S6211647 B2 JPS6211647 B2 JP S6211647B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wood
veneer
veneers
thickness
spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17406179A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5698102A (en
Inventor
Akimitsu Yokoyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP17406179A priority Critical patent/JPS5698102A/ja
Publication of JPS5698102A publication Critical patent/JPS5698102A/ja
Publication of JPS6211647B2 publication Critical patent/JPS6211647B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Finished Plywoods (AREA)
  • Manufacture Of Wood Veneers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は人工化粧単板の製造方法に関するも
のである。
素材単板を積層し圧締・接着して得たフリツチ
をスライスして人工化粧単板を得る方法におい
て、天然木のうち春材部分の木目幅の変化が著し
い松などの針葉樹柾目材を表現するのに、従来よ
り (1) 染色素材単板の片面を濃く染め上げて秋材部
を表現する片面染色法。
(2) 秋材色に染色した秋材部用素材単板と春材色
に染色した春材部用素材単板とを交互に積層し
て柾目模様のスライス単板を得る個別染色法。
(3) 春材部用素材単板表面に秋材色の染色液を捺
染染色する単板捺染法。
が採用されているが、(1)の片面染色法では染色の
浸透深度がそのまま秋材部の層の厚みとして表現
され、染料の浸透性、染色時間により一様に定ま
つてしまうため、天然木にみられる秋材部のよう
な層の厚みの変化が表現できず、天然木質感を忠
実に再現したものとはいいがたいものであつた。
また、(2)の個別染色法についても、得られる化
粧単板の春材部の層の厚みは、春材部用の染色単
板の板厚によつて規制され天然木にみられるよう
な層の厚み変化を表現することはできない。
さらに(3)の単板捺染法においても、染料の塗布
厚を以つて春材部の層の厚み変化を表現すること
は不可能であり、いずれの場合にも天然化粧単板
にみられる材面の木質感を忠実に再現することが
できなかつた。
また、素材単板の圧締接着工程において凹凸型
を用い凹凸変形フリツチを得、これをスライスす
ることにより得られる人工化粧単板の材面に表現
される木目模様の秋材部などの層に厚み変化を与
えることもある程度可能であるが、その程度には
限度があり、松などの針葉樹にみられる大きな層
の厚み変化は再現できない。
したがつて、この発明の目的は、天然木化粧単
板の材面の木質感を忠実に再現することのできる
人工化粧単板の製造方法を提供することである。
この発明の概要を図に基づき以下に説明する。
すなわち、この人工化粧単板の製造方法は、図A
に示すように原木1よりスライスして得られる素
材単板のうち、比較的薄くスライスした素材単板
2(図B)を秋材部用として図Cに示すように秋
材色の染色浴3に浸漬して染色処理するととも
に、比較的厚くスライスして得た素材単板2′
を、図Dに1点鎖線で示すように、最終的に得ら
れる人工化粧単板の材面に表現される木目模様の
木目方向に対応する辺方向に斜めに切断して、図
Eに示すように前記の辺方向に厚み傾斜を有する
2つの傾斜素材単板2″,2″に2分し、これら傾
斜素材単板2″は春材部用として図Fに示すよう
に春材色の染色浴4に浸漬して染色処理する。ま
た、春材部用としてそのほか均一厚みの素材単板
2(図G)も一部用い、これを同じく春材色の
染色浴4に浸漬して染色処理する。そして、これ
ら春材色に染色処理された素材単板2″,2と
秋材色に染色処理された素材単板2とを交互に、
しかも積層厚みが均一になるように前記春材部に
相当する傾斜素材単板2″の一部はその傾斜方向
が他の傾斜素材単板2″と逆向きに配置し接着剤
を介して積層し、凹凸型(図示せず)により圧締
接着して凹凸変形フリツチ5を得、この凹凸変形
フリツチ5を図Hに示す矢符Pの方向すなわち前
記傾斜素材単板2の厚み傾斜方向よりナイフ6
でスライスして、図Iに示すように、傾斜素材単
板2″で表わされる春材層の幅が材面に表現され
る木目方向に大きく変化した人工化粧単板7を作
成するものである。
このようにして得られた人工化粧単板7は、春
材部の層の厚みに変化を有し、しかも秋材部の層
がこれに沿つて変化するため、天然木特に松など
の針葉樹に極めて類似した木質感を表現すること
ができる。
なお、前記説明では秋材部はすべて春材部と同
様に天然木をスライスして得た素材単板で構成し
たが、このような構成に限定することなく、秋材
部用の素材単板として例えばレジンペーパを用い
てもよいことは勿論である。
以上のように、この発明の人工化粧単板の製造
方法は、素材単板の積層にさいし、得られる人工
化粧単板の木目方向に相当する辺方向に厚み傾斜
を与えた傾斜素材単板を、積層厚みが均一になる
ように一部の傾斜素材単板の厚み傾斜方向を逆向
きにして混入するため、得られる人工化粧単板の
材面に表現される春材部の層に幅変化がみられ、
天然木の木質感を忠実に再現することができると
いう効果を有する。
実施例:春材部用素材単板として、繊維方向に
0.8→1.2mmの厚み傾斜をもたせたアガチス単板お
よび通常の均一厚み0.8mm、1.0mmのアガチス単板
を60℃のH2O23%水溶液中に1時間浸漬して脱色
処理したあと、染料A−289 0.015%水溶液で4
時間煮沸して春材色染色した。
一方、秋材部用素材単板として、晒クラフト
10milsおよび晒リンタ5milsにユリア樹脂(染料
A−289 0.3%添加)を含浸したあと、熱風乾燥
(120℃、5分間)して得たレジンペーパを用い、
前記春材色染色した厚み均一の素材単板と厚み傾
斜をもたせた素材単板とを、前記レジンペーパを
介して、積層総厚が均一になるように一部の傾斜
素材単板の厚み傾斜方向を逆向きにして組み合わ
せ、ウレタン接着剤を塗布して積層接着した。
このようにして得たフリツチを、前記傾斜素材
単板の厚み傾斜方向にスライスして人工化粧単板
を得た。
得られた人工化粧単板の材面には、松材に特有
な木目幅の変化の著しい柾目模様が表現されてい
た。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の概要を示す人工化粧単板の製造
工程説明図である。 1……原木、2,2′,2″,2……素材単
板、3,4……染色浴、5……フリツチ、6……
ナイフ、7……人工化粧単板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 素材単板を積層・圧締接着してフリツチを
    得、このフリツチをスライスする人工化粧単板の
    製造方法において、素材単板の積層にさいし、得
    られる人工化粧単板の木目方向に相当する辺方向
    に厚み傾斜を与えた傾斜素材単板を、積層厚みが
    均一になるように一部の傾斜素材単板の厚み傾斜
    方向を逆向きにして混入することを特徴とする人
    工化粧単板の製造方法。
JP17406179A 1979-12-29 1979-12-29 Manufacture of artificial dressing veneer Granted JPS5698102A (en)

Priority Applications (1)

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JP17406179A JPS5698102A (en) 1979-12-29 1979-12-29 Manufacture of artificial dressing veneer

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JP17406179A JPS5698102A (en) 1979-12-29 1979-12-29 Manufacture of artificial dressing veneer

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Publication Number Publication Date
JPS5698102A JPS5698102A (en) 1981-08-07
JPS6211647B2 true JPS6211647B2 (ja) 1987-03-13

Family

ID=15971929

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