JPS5913340B2 - 天然木に似た化粧板の製造方法 - Google Patents

天然木に似た化粧板の製造方法

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JPS5913340B2
JPS5913340B2 JP6740476A JP6740476A JPS5913340B2 JP S5913340 B2 JPS5913340 B2 JP S5913340B2 JP 6740476 A JP6740476 A JP 6740476A JP 6740476 A JP6740476 A JP 6740476A JP S5913340 B2 JPS5913340 B2 JP S5913340B2
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wood
film
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decorative board
natural wood
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JP6740476A
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孝 各務
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は木質基材の導管及び所謂照Dを表面に具現させ
た天然木に似た化粧板の製造方法に関する。
10家具や内装材として使用される化粧板の製造方法は
従来から幾つか知られている。
これらの従来法を概説すれば次のとおりである。(1)
直刷り印刷法 目止めした合板に木目印刷を施し、更にトップ15コー
トする方法。
印刷適性向上の目的で目上めをするので基材の木質感を
再現できない。所謂プリント合板が得られる。(2)ラ
ミネート法 木目印刷を施した薄紙又は塩ビシートを接着剤ク0 を
用いて基材に積層する方法。
基材の導管や照り等を利用できず木質感がおとる。(3
)成型法 タップ化粧板、メラミン化粧板の製造に通常使用されて
いる方法で、木目印刷を施したチタン紙ク5 に樹脂を
含浸させ、基材に積層して接着と同時に成型する方法で
ある。
エンボス版で導管を形成できるが、木質感に乏しくしか
も高価である。(4)転写法転写紙から基材に直接又は
接着剤等を介して木30目模様を転写する方法。
昇華性染料を用いる場合を特に昇華転写法という。これ
らの方法によつても導管凹部への完全転写は困難であわ
、まだ転写紙を使つため高価である。本発明はかかる従
来法の欠点に鑑みてなされた35ものであり、木質基材
を完全に隠蔽することのないよウに透明性を保持して木
目印刷を施したフィルムを使用する。
この木目印刷フィルムは熱可塑性であり、加熱加圧によ
つて木質基材中に一部又は全部を浸透させる。本発明で
使用する熱可塑性フイルムは実質的に透明でなければな
らず、隠蔽性を与えるためにチタン白、不透明顔料等を
練込んだものは好ましくない。
しかし、染料又は透明顔料で透明着色したものであつて
もよい。フイルム素材としてはアクリル、ポリエチレン
、ポリプロピレン、ポリイソブチレン、ポリブタジエン
、ポリスチレン、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、ポリテトラフロロエチレン、
ポリモノクロロトリフロロエチレン、ナイロン−6,6
、ナイロン−6,10、ナイロン−6、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリアクリル酸、ポリ酢酸ビニル、ポリ
メチルメタアクリレート、ポリオキシメチレン、ポリカ
ーボネイトなどがある。ポリエチレン等のポリオレフイ
ン、ポリ塩化ビニル又はアクリルフイルムが木質基材へ
の浸透が容易なので好ましい。加えてアクリルフイルム
は透明性が優れているので特に好ましい。木目印刷用イ
ンキのバインダーはビニル系、ウレタン系、ゴム系、ア
クリル系、ポリアミド系、ポリエステル系、アルキシド
系、セルローズ系など通常使用されているものであつて
よい。
後の加熱加圧工程に卦いて印刷面を表面とする場合には
当然使用するフイルムに接着性良好なバインダーを選択
する必要があ◇。インキの着色剤としては無機顔料、有
機顔料、染料など任意に使用できるが、透明性が良好で
且つ建材用途としての諸物性を備えている有機顔料が好
ましい。また、昇華性染料を使用することもできる。そ
の他の体質顔料、溶剤等については特に制限はない。上
記フイルムへの印刷方法は特に限定はないが、ベタ印刷
が入る場合には木質基材を完全に隠蔽することのないよ
うに透明顔料を使用するか又は淡い色に印刷しなければ
ならない。本発明の目的とする天然木の照りを具現する
ことが不可能となるからである。木質基材は天然木から
得られた合板、突板等であや、導管形状の良好なものを
最終製品の絵柄に合せて選択するのが望ましい。具体的
にはラワン等の南洋材をスライサーで柾突きにした突板
が導管孔が均一にそろうので特に望ましい。次に、本発
明の方法を添付図面にもとずいて説明する。
第1図に示すごとく、透明性を有する熱可塑性フイルム
1にその透明性を実質的に保持した木目柄2を印刷する
次に、第2図のように、このフイルムを木質基材3に重
ね合せて加熱加圧する。加熱加圧操作は平圧ズレスを使
用してもロールプレスを使用してもよい。いずれの場合
も木質基材3に重ねた熱可塑性フイルム1上に更にクツ
シヨン材を積層するのが好ましいが、ロールプレスに卦
いてはロール自体をクツシヨン材で構成させてもよぃ。
クツシヨン材は柔軟性及び離型性を有する物質であり、
加熱加圧時に溶融したフイルムを木質基材の導管凹部4
に押し込む働きをする。かかるクツシヨン材の例として
は、シリコンゴム、離型処理を施したクツシヨン紙又は
不織布、シリコンペーパーを積層したクツシヨン紙又は
不織布などがある。加熱温度は使用する熱可塑性フイル
ムの軟化点以上、例えばアクリルフイルムでは120℃
程度以上又は塩ビフイルムでは180程度以上である。
圧力は5kg/d以上であれば上記クツシヨン材が導管
凹部に押し込まれるので好ましい。また、プレス完了後
の剥離及びふくれ等の発生を防上する為にはプレス熱盤
を冷却してから圧力を解除するのが好ましい。かくして
得られた本発明の化粧板は第3図に示すように上記フイ
ルムの一部が、又は第4図に示すように上記フィルムの
全部が木質基材中に浸透されている。
第5図は本発明の化粧板の別の具体例であり、フイルム
の印刷面が表面となるようにしたものである。本発明の
化粧板は従来の単なるラミネート化粧板とは異なジ、フ
イルムを木質基材中に浸透させることによつて表面にフ
イルムの存在を感じさせない、天然木に塗装を施したと
同様の木質感を提供するものである。従つて、この目的
のためには最終的に基材上に残るフイルムの膜厚が50
μ以下であることが好ましい。本発明によれば、基材の
木質の導管がそのまま化粧板の表面に具現されるので天
然木の導管部がそのまま得られる。
また、インキで基材を完全に隠蔽しないので基材天然木
の所謂照りが生かされ、基材となる合板又は突板と印刷
絵柄との組み合せを選択することによつて全く天然木に
類似した化粧板を得ることができる。例えば、比較的安
価に入手しうるラワン材の突板を使用した場合、その絵
柄としてはローズ柄、ウオールナツト柄、チ一ク柄、し
訃じ柄等が極めて良好な化粧板を与える。更にまた、従
来好ましいとされていた昇華転与法と比較しても染料を
使用する必要がないので加熱加圧条件をそれ程厳密に制
御しなくても安定した品質の化粧板が得られるばかジで
なく、耐光性等の染料固有の欠点も解決された。実施例
1 アクリルフイルム(三菱レイヨン株式会社製、FAXフ
イルム)50μ厚にビニル系インキ(東洋インキ製造株
式会社製)でチーク柾目柄を印刷した。
他方、木質基材としてラワン材の一種であるマンガシロ
ノを0.3m7!L厚に柾突きし、クラフト紙で裏打ち
したものを準備した。上記フイルムの印刷面を上記突板
表面に重ね合せ、更にその上にシリコン離型紙とクツシ
ヨン紙を重ね合せて、あらかじめ15『CVC加熱され
たプレス機内に挿入し10kg/CTiiの圧力でプレ
スした。プレス機の熱盤を冷却後、製品を取り出し離型
紙を除去したところ、全く天然木に類似したチーク突板
化粧板が得られた。実施例 2 木目の絵柄をローズ、ナラ、サペリ、セン及びサクラの
柾目柄にかえたほか実施例1と同様にして化粧板を製造
した。
得られた化粧板はそれぞれの天然木に類似したすぐれた
ものであつた。実施例 3フイルムの印刷面を実施例1
とは逆に、即ち表面にしたこと以外は実施例1の操作を
くDかえした。
天然木に極めて類似した化粧板が得られた。実施例 4
実施例1に記載したチーク柾目柄を印刷したアクリルフ
イルムとアフリカ材の一種であるワワ材の突板0.3m
71L厚を積層した3mm厚の合板とを重ね合せ、シリ
コンゴムロールを使用したロールプレス機にてシリコン
紙を介在させて、ロール温度200℃及び送り速度2m
/分の条件でプレスしたところ天然木に類似した化粧板
が得られた。
実施例 50.05mm厚の塩ビフイルムにローズ柾目
柄を裏刷りし、実施例1と同じ突板と重ね合せて200
℃の温度で10kg/C7lの圧力でプレスした。
冷却後に製品を取り出したところ、ローズ突板調の天然
木に類似した化粧板が得られた。この化粧板は18『折
ジ曲げ試験で優れた結果を示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は木目印刷を施した熱町塑性フイルムの断面図、
第2図は第1図のフイルムと木質基材を重ね合せた状態
の断面図、第3図はフイルムの一部が基材に浸透した本
発明の化粧板の断面図、第4図はフイルムの全部が基材
に浸透した本発明の化粧板の断面図、及び第5図は印刷
面を表面とした場合の本発明の化粧板の断面図である。 1・・・・・・熱可塑性フイルム、2・・・・・・木目
柄、3・・・・・・木質基材、4・・・・・・導管凹部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 透明性を有する熱可塑性フィルムに、化粧板とした
    ときその基材を完全に隠ぺいしない様に木目印刷を施し
    、このフィルムを木質基材上に重ね合せた後加熱加圧し
    、上記木目印刷を施した熱可塑性フィルムの一部又は全
    部を木質基材中に浸透させることにより、該木質基材の
    導管部の凹凸が表面に具現された天然木に似た化粧板を
    製造する方法。 2 シリコンゴムのような柔軟性及び離型性を有するク
    ッション材を上記フィルム表面に介在させて加熱加圧す
    ることを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載の天然
    木に似た化粧板の製造方法。 3 上記熱可塑性フィルムの軟化点以上の温度及び5k
    g/cm^2以上の圧力で加熱加圧することを特徴とす
    る、特許請求の範囲第1項記載の天然木に似た化粧板の
    製造方法。 4 上記加熱加圧により、木質基材上に残る上記フィル
    ムの膜厚を50μ以下とすることを特徴とする、特許請
    求の範囲第1項又は第3項記載の天然木に似た化粧板の
    製造方法。 5 熱可塑性フィルムがアクリルフィルムであることを
    特徴とする、特許請求の範囲第1項記載の天然木に似た
    化粧板の製造方法。 6 木質基材が柾に突いた突き板であることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第1項記載の天然木に似た化粧板の
    製造方法。
JP6740476A 1976-06-09 1976-06-09 天然木に似た化粧板の製造方法 Expired JPS5913340B2 (ja)

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NZ18434177A NZ184341A (en) 1976-06-09 1977-06-08 Decorative laminate wood grain film on wood base
AU25980/77A AU509450B2 (en) 1976-06-09 1977-06-09 Manufacturing decorative material

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JPS63147341U (ja) * 1987-03-19 1988-09-28

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