JP2580881B2 - 木目化粧材 - Google Patents
木目化粧材Info
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- JP2580881B2 JP2580881B2 JP3036716A JP3671691A JP2580881B2 JP 2580881 B2 JP2580881 B2 JP 2580881B2 JP 3036716 A JP3036716 A JP 3036716A JP 3671691 A JP3671691 A JP 3671691A JP 2580881 B2 JP2580881 B2 JP 2580881B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wood
- decorative material
- wood grain
- film
- pattern
- Prior art date
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Description
て本物に近く高級感を呈することを可能とする木目化粧
材に関するものである。
きているが、これらは紙やプラスチックフィルム、金属
箔等に木目柄を印刷したものを任意の基材に貼り合わせ
たり、転写したり又は直接印刷するものであった。
来の木目化粧材によると、本物と比較した場合質感や風
合い・深みが乏しいため高級感に欠けるといった欠点が
あった。そこで、印刷だけの限界をカバーし化粧材の良
さも合わせ持つ、新しい化粧材が検討されるようになり
実用化されている。これは入手が容易で安価な本物の木
の上に、木目柄の印刷を組み合わせたものであり、てり
感を現出させ、高級で美しい木目柄を出すことに成功し
ている。しかし、まだ平面的で深みに乏しく、従って意
匠的に満足されるまでは至っていなかった。本発明は、
上記課題を解決し、従来のてり感を有する木目柄に深み
を付与し、高意匠性を付加することにより、より高級感
に溢れた木目化粧材を開示することを目的とする。
に本発明の木目化粧材は、基材に薄くスライスしたテリ
感の強い木材を貼着し、この上に任意の木目柄を透明性
の良いインキで印刷した透明フィルムをフィルム面が木
材に接するように貼着し、その上に表面保護層を設けて
成ることを特徴とする。
に説明する。図1に本発明の木目化粧材の構成を示す。
クルボード、ハードボード等に貼り合わせた合板、その
他任意の素材と貼り合わせたものが用いられる。
徴であるテリ感の強いものであればどのようなものでも
使用可能である。例えば、ナラ、栓、シオジ、松、杉、
檜、紫檀、チーク、ローズ、パープルウッド等である。
厚さは100〜800μmのものが適当である。
の対応性に良好なものが良く、このようなフィルムとし
て、厚さ50〜200μmのアクリル、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ナ
イロン、ポリエチレン、ポリスチレン等のフィルムが使
用可能である。透明フィルムとして、木のテリ感を損な
わない程度に薄く着色したフィルムを用いてもよく、そ
うすることにより、より一層深みを出すことが可能であ
る。
の木のテリ感を損なわないように透明性の良いインキを
使用することが好ましく、これにより木の色のバラツキ
をカバーすることが可能である。印刷柄6はグラビア印
刷により形成する。また深みを出すために透明フィルム
5と印刷柄6との間に、透明フィルム5と同じ樹脂のイ
ンキでベタ層を形成しても良い。
合わせる場合、接着剤を用いる。接着剤の塗布方法は任
意であり、基材1表面がフラットの場合は、ロールコー
ターやフローコーターの使用が一般的であるが曲面形状
の場合は、スプレー塗布により接着層4を形成する。接
着剤としては、アクリル系、ウレタン系、ポリエステル
系、ゴム系、エポキシ系、ナイロン系のものが使用可能
である。
材1表面がフラットの場合はプレス機やロールラミネー
ターを使用する。また、曲面形状の場合は、図3〜図5
に示した真空成形機又は真空圧空成形機を用い、空気圧
を利用して絵付けを行う。
おり、フィルム1により上下チャンバーA、Bに2分さ
れている。図2に示した基材に薄くスライスした木材を
貼り合わせて成る貼合わせ体8を下チャンバー内の上下
動可能なテーブル10上に設置する。
ず、弁12,13を開いて真空ポンプ11により上下チ
ャンバーA、Bを真空吸引すると共に、パネルヒーター
15によりフィルム1を加熱軟化させ、接着剤を活性化
させる。次いで弁12を閉じ、弁14を開いて送風ポン
プ16から上下チャンバーBに圧縮空気を送風すると共
にテーブル10を上昇させて、フィルム1を貼合わせ体
8に密着させ、貼り合わせが完了する。
7を形成するが、形成方法は基材形状によりスプレー、
コーター等任意である。塗料もウレタン樹脂、アクリル
樹脂、ポリエステル樹脂、アミノアルキッド樹脂、フッ
素樹脂、硝化綿等があり要求品質に合わせ塗布量と共に
選択すれば良い。又場合によっては、より深みを出すた
めに塗料中に染料や顔料を添加することもできる。
に薄くスライスした本物の木材を貼り合わせ、その上か
ら木目柄を印刷した透明フィルムを貼り合わせた構成で
あるため、本物のテリ感と印刷の木目柄の組合わせに立
体感を持たせることが可能となり、従って深みを付与す
ることができ、より本物に近い木目化粧材を得ることが
できる。
ライスした木材を貼着し、この上に任意の木目柄を印刷
した透明フィルムをフィルム面が木材に接する様に貼着
し、更にその上に表面保護層を設けて成る構成である。
上がった2次元形状の基材に、くすの木を500μmの
厚さにスライスした木材を、酢酸ビニルエマルジョンの
接着剤で貼り合わせた。
タン樹脂系の接着剤を塗布した。続いて、図3のよう
に、真空圧空成形機の下チャンバーのテーブルの上にそ
の基材を載せた。
フィルムにチーク柄をアクリル樹脂系のインキで印刷し
たシートを、インキ面を上に向けて上下チャンバーの周
縁部に挟み込んで固定した。
ャンバーの内部を同一真空に減圧すると同時に上チャン
バーの天面のヒーターによりシートを加熱軟化させた。
続いて図5の様に、真空度が5トールに達したところ
で、上チャンバー内の真空系を開放し、差圧にして3k
g/cm2の圧縮した空気をチャンバー内に送り込みシ
ートを基材の表面に接着させた。
を取り除いた後、ウレタン樹脂系の塗料をスプレー塗装
し乾燥硬化させた。
材と比べ質感や風合い・深みに富んだものとなり、高意
匠性を有し、高級感が加味された木目化粧材が得られ
た。
る。
説明図である。
説明図である。
説明図である。
説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】基材に薄くスライスしたテリ感の強い木材
を貼着し、この上に任意の木目柄を透明性の良いインキ
で印刷した透明フィルムをフィルム面が木材に接するよ
うに貼着し、その上に表面保護層を設けて成ることを特
徴とする木目化粧材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3036716A JP2580881B2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | 木目化粧材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3036716A JP2580881B2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | 木目化粧材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04255348A JPH04255348A (ja) | 1992-09-10 |
JP2580881B2 true JP2580881B2 (ja) | 1997-02-12 |
Family
ID=12477475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3036716A Expired - Lifetime JP2580881B2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | 木目化粧材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2580881B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2573897B2 (ja) * | 1992-05-19 | 1997-01-22 | バンドー化学株式会社 | 化粧板用真空プレス成形用塩化ビニル系樹脂フイルム |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5579147A (en) * | 1978-12-08 | 1980-06-14 | Yoshinori Yamauchi | Method of making grained ornamental surface |
JPS57174247A (en) * | 1981-04-20 | 1982-10-26 | Tonan Sangyo Kk | Manufacture of resin reinforced decorative board |
-
1991
- 1991-02-06 JP JP3036716A patent/JP2580881B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04255348A (ja) | 1992-09-10 |
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