JPH08187830A - プラスチック成形品 - Google Patents

プラスチック成形品

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JPH08187830A
JPH08187830A JP229995A JP229995A JPH08187830A JP H08187830 A JPH08187830 A JP H08187830A JP 229995 A JP229995 A JP 229995A JP 229995 A JP229995 A JP 229995A JP H08187830 A JPH08187830 A JP H08187830A
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plastic molded
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JP229995A
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Yukihiro Sekikawa
幸弘 関川
Yasuhiro Nakada
泰弘 仲田
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/0053Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor combined with a final operation, e.g. shaping
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 深み感が有り、かつ剥げ落ちにくい図柄を有
し、しかも製造工程が簡易でかつ少なく、安価なプラス
チック成形品及びその製法の提供。 【構成】 不透明又は半透明合成樹脂製の基材11と、
該基材11上に形成された透明又は半透明合成樹脂製表
面層12と、該表面層12の表面から内部にかけて昇華
性インクを浸透させて形成した印刷層13とからなるプ
ラスチック成形品10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は家具や家屋の内装材、
外装材、自動車用の内装化粧パネル等として用いられる
プラスチック成形品に関し、透明又は半透明合成樹脂製
の表面層の表面から内部にかけて昇華性インクを浸透さ
せて形成した印刷層を設けることにより、深み感が有
り、かつ剥げ落ちにくい図柄を有するようにしたもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、家具や家屋の内装材、外装材、
自動車用の内装化粧パネル等においては、表面に木目模
様を施したものが好まれ、その木目調の加飾法として合
成樹脂を利用したものがある。その製品としては、例え
ば合成樹脂成形品の表面に木目模様を印刷をしてなる
合成樹脂成形品、木目模様が印刷された合成樹脂シー
トを金型内に入れ、該シート上に合成樹脂を射出成形し
てなる合成樹脂成形品(特公昭50−19132号、特
開昭56−127435号)、あるいはリアルウッド
単板又は合板を金型内に入れ、該単板又は合板上に合成
樹脂を射出成形したのち、リアルウッド面を塗装してな
る複合成形品(特公平5−58890号)などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来品のうちの合成樹脂成形品にあっては、深み感
の有る木目模様の印刷が困難であったり、表面の木目模
様が剥げ落ち易いという問題があった。また、の合成
樹脂成形品にあっては、の合成樹脂成形品と同様に深
みのある木目模様の印刷が困難であり、また、射出成形
した合成樹脂との密着性を良くするために合成樹脂シー
トを多層構造にする必要があり、さらに合成樹脂シート
のトリミングが必要であるため製造工程が複雑でかつ多
くなってしまうという問題があった。また、の複合成
形品にあっては、リアルウッド単板又は合板の材料や塗
装にコストがかかってしまうという問題があった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、深み感が有り、かつ剥げ落ちにくい図柄を有し、し
かも製造工程が簡易でかつ少なく、安価なプラスチック
成形品を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のプラスチ
ック成形品は、不透明又は半透明合成樹脂製の基材と、
該基材上に形成された透明又は半透明合成樹脂製の表面
層と、該表面層の表面から内部にかけて昇華性インクを
浸透させて形成した印刷層とからなるものであることを
特徴とする。請求項2記載のプラスチック成形品は、請
求項1記載のプラスチック成形品において、透明塗料、
着色透明塗料、透明樹脂フィルムおよび着色透明樹脂フ
ィルムのうちのいずれかからなる保護層が印刷層上に形
成されてなることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明のプラスチック成形品及びその製法にあ
っては、不透明又は半透明合成樹脂製の基材と、該基材
上の透明又は半透明合成樹脂製の表面層を共に射出成形
により形成することができるので、合成樹脂シートを多
層構造にすることや、合成樹脂シートのトリミングが不
要となり、また二層射出成形機を用いれば上記基材なら
びに表面層を一工程で製造することができる。また、昇
華性インクからなる印刷層を上記表面層に昇華転写する
ことにより、上記昇華性インクが上記表面層の表面から
内部にかけて浸透するので、深み感があり、かつ剥げ落
ちにくい図柄が得られる。さらに、二層成形後、昇華転
写を行えばよいので製造工程が少なくてむ。
【0007】また、上記不透明又は半透明合成樹脂製の
基材と上記透明又は半透明合成樹脂製の表面層との間に
必要に応じて接着層を設けることにより、上記基材と上
記表面層との密着性がより向上する。また、透明塗料、
着色透明塗料、透明樹脂フィルムおよび着色透明樹脂フ
ィルムのうちのいずれかからなる保護層を印刷層上に形
成することにより、印刷層の剥離や損傷の防止効果がよ
り向上し、また光沢や、さらに深み感を付与することも
できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を更に理解しやすくするため、
実施例について説明する。かかる実施例は、本説明の一
態様を示すものであり、この発明を限定するものではな
い。本発明の範囲で任意に変更可能である。
【0009】図1は、本発明のプラスチック成形品の第
一の実施例を示したもので、図1(A)は外観を示す斜
視図であり、図1(B)は図1(A)に示したプラスチ
ック成形品のI−I線に沿った断面図である。なお、こ
の実施例では、木目模様の図柄を有するプラスチック成
形品について説明する。本発明の第一の実施例のプラス
チック成形品10は、射出成形により形成された不透明
又は半透明合成樹脂製の基材11と、該基材11上に射
出成形により形成された透明又は半透明合成樹脂製の表
面層12と、該表面層12の表面から内部にかけて昇華
性インクを浸透させて形成した印刷層13とからなるも
のである。
【0010】上記基材11は、後述するように上記表面
層12と共に二層射出成形により形成されたものであ
り、この基材11をなす材料としては、射出成形に適し
た不透明又は半透明合成樹脂が用いられ、例えば、ポリ
スチレン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹
脂(ABS樹脂)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リアミド、ポリウレタン、ABS−アクリルブレンド樹
脂、ABS−ポリカーボネートブレンド樹脂等の熱可塑
性樹脂、およびこれら発泡体などが適用される。
【0011】上記表面層12は、後述するように上記基
材11と共に二層射出成形により形成されたものであ
り、この表面層12をなす材料としては、射出成形に適
した透明又は半透明合成樹脂が用いられ、例えば、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、アクリル
樹脂、ポリアミド、セルロース系プラスチック、ポリカ
ーボネート等の熱可塑性樹脂などが適用される。
【0012】この表面層12の層厚は、0.2〜2.0
mm程度、より好ましくは0.3〜1.0mm程度であ
る。表面層12の層厚が0.2未満では薄過ぎて印刷層
13をなす昇華性インクが浸透する深さが浅く、深み感
のある木目模様が得られず、また2.0mmを超えて厚
くしてももはや効果の増大は期待できず、経済的にも不
利となる。
【0013】上記印刷層13は、後述するように昇華性
インクからなる印刷層を上記表面層12上に熱プレスや
電離放射によって昇華転写することにより、上記昇華性
インクを表面層12の表面から内部にかけて浸透させて
形成した木目模様である。印刷層13をなす昇華性イン
クとしては、顔料と揮発性のベクヒル(媒質)とを混合
練合せたものが用いられる。ここでの顔料としては、チ
タン白などの白色顔料、クロムエローなどの黄色顔料、
バーミリオンなどの赤色顔料、フタロシアニンブルーな
どの青色顔料、クロームグリーンなどの緑色顔料、弁柄
などの褐色顔料、カーボンブラックなどの黒色顔料など
の各種の顔料が用いられる。また、揮発性のベクヒルと
しては、ベンゾール、トルオール、キシロール、四塩化
炭素などが用いられる。
【0014】つぎに、第一の実施例のプラスチック成形
品10の製造例について説明する。まず、図2(A)に
示すように一次側固定金型26と可動金型28とをキャ
ビティー31が対面するように当接し、このキャビティ
ー31内に一次射出ユニット21から上述の不透明又は
半透明合成樹脂32を射出して基材11を形成する。つ
いで、可動金型28から一次側固定金型26を離して型
開きする。
【0015】ついで図2(B)に示すように二次側固定
金型27と可動金型28とをキャビティー33が対面す
るように当接し、さらに図2(C)に示すように上記キ
ャビティー33内に二次射出ユニット22から上述の透
明又は半透明合成樹脂34を射出して基材11上に表面
層12を形成する。この後、可動金型28から二次側固
定金型27を離して型開きをすると共に基材11上に表
面層12が形成されてなる成形品部品35のみを突き出
して金型から取り出すと1サイクルが完了するのであ
る。従って、このような工程を繰り返すことにより、成
形品部品35を製造することができる。
【0016】ついで、図3(A)に示すような印刷フィ
ルム37を用意する。この印刷フィルム37は、紙、不
織布などの繊維シート、ポリエステル、ポリプロピレン
等のプラスチックシートなどのシート38の片面に上述
の昇華性インクからなる印刷層13が形成されてなるも
のであり、ここでの印刷層13の図柄は木目模様となっ
ている。シート38への印刷層13の形成方法として
は、ホットスタンピング、グラビア印刷、オフセット印
刷、凸版印刷などの各種の印刷方法が用いられる。
【0017】ついで、用意した印刷フィルム37を図3
(B)に示すように印刷層13側の面が上記成形品部品
35の表面層12表面に当接するように重ねた後、上記
印刷層13を上記表面層12に昇華転写する。ここでの
昇華転写方法としては、印刷フィルム37に熱プレス、
例えば100〜250℃程度の熱板を5〜300秒程度
押し当てる方法や、印刷フィルム37に電離放射線や紫
外線を照射する方法などが用いられる。このようにする
と、上記昇華性インクが上記表面層12の表面のみなら
ず内部にまで浸透し、表面層12の表面から内部にかけ
て印刷層13が形成されるのである。最後に、表面層1
2からシート38のみを剥離すると、目的とする木目模
様の図柄を有するプラスチック成形品10が得られる。
【0018】第一の実施例のプラスチック成形品10に
あっては、不透明又は半透明合成樹脂製の基材11なら
びに該基材11上の透明又は半透明合成樹脂製の表面層
12を二層射出成形により形成したことにより、合成樹
脂シートを多層構造にすることや、合成樹脂シートのト
リミングが不要となり、製造工程が簡易である。また、
昇華性インクからなる印刷層13を上記表面層12に昇
華転写したことにより、上記昇華性インクが上記表面層
12の表面のみならず内部にまで浸透し、該表面層12
の表面から内部にかけて印刷層13が形成されるので、
深み感があり、かつ剥げ落ちにくい木目模様が得られ、
従って意匠性、美観が向上するという利点がある。さら
に、二層射出成形後、昇華転写を行えばよいので製造工
程が少なくて済み、安価なプラスチック成形品を提供で
きる。
【0019】つぎに、本発明のプラスチック成形品の第
二の実施例について、図4を用いて説明する。図4に示
した第二の実施例のプラスチック成形品40が、図1に
示した第一の実施例のプラスチック成形品10と異なる
ところは、基材11と表面層12との間に接着層41を
設けた点である。上記接着層41をなす材料としては、
ABS樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、アクリ
ル樹脂、ポリカーボネート、ポリアミドなどの熱可塑性
樹脂系のの接着剤などが用いられる。
【0020】このようなプラスチック成形品40を製造
するには、基材11を射出成形により形成したのち、可
動金型28から一次側固定金型26を離して型開きし、
ついで該基材11上に上述の接着剤を塗布して接着層4
1を形成し、ついで、二次側固定金型27と可動金型2
8とをキャビティー33が対面するように当接し、さら
に上記キャビティー33内に二次射出ユニット22から
上述の透明又は半透明合成樹脂34を射出して接着層4
1上に表面層12を形成する以外は上述のプラスチック
成形品10の製法と同様にして行うことができる。第二
の実施例のプラスチック成形品40にあっては、特に基
材11と表面層12との間に接着層41を設けたことに
より、基材11と表面層12との密着性がより向上する
という利点がある。
【0021】つぎに、本発明のプラスチック成形品の第
三の実施例について、図5を用いて説明する。図5に示
した第三の実施例のプラスチック成形品50が、図1に
示した第一の実施例のプラスチック成形品10と異なる
ところは、印刷層13上に保護層51を設けた点であ
る。
【0022】保護層51をなす材料としては、透明であ
るものが使用されるが、必ずしも完全に透明である必要
はなく、保護層51の上方から、該保護層51より下層
にある印刷層13が所望量だけ透けて見えるようなもの
であれば良く、例えば透明塗料、着色透明塗料、透明樹
脂フィルムおよび着色透明樹脂フィルムのうちから適宜
選択して用いられる。ここでの透明塗料としては、ポリ
塩化ビニル、ポリスチレン、ポリカーボネート、アクリ
ル系などの熱可塑性樹脂液を主成分とする塗料などが用
いられる。着色透明塗料としては、上記透明塗料を着色
したものが用いられる。透明樹脂フィルムとしては、ポ
リ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリカーボネート、アク
リル系などの熱可塑性樹脂フィルムなどが用いられる。
着色透明樹脂フィルムとしては、上記透明樹脂フィルム
を着色したものが用いられる。このような第三の実施例
のプラスチック成形品50を製造するには、昇華転写印
刷後、印刷層13上に上述の透明又は着色透明塗料を塗
布するかあるいは透明又は着色透明樹脂フィルムを重ね
て加熱加圧して保護層51を形成する以外は上述のプラ
スチック成形品10の製法と同様にして行うことができ
る。
【0023】第三の実施例のプラスチック成形品50に
あっては、特に、印刷層13上に保護層51を設けたこ
とにより、印刷層13の剥離や損傷の防止効果がより向
上し、また光沢や、さらに深み感を付与することもでき
るので、従来品と比べて格段に深み感が醸し出され、外
観ならびに品質が優れたプラスチック成形品を提供でき
るという利点がある。
【0024】つぎに、本発明のプラスチック成形品の第
四の実施例について、図6を用いて説明する。図6に示
した第四の実施例のプラスチック成形品60が、図1に
示した第一の実施例のプラスチック成形品10と異なる
ところは、基材11と表面層12との間に接着層41を
設け、かつ、印刷層13上に保護層51を設けた点であ
る。このような構成の第四の実施例のプラスチック成形
品60にあっては、上記第二及び第三の実施例のプラス
チック成形品40,50と同様の作用効果がある。ま
た、上記実施例においては、表面層12に印刷層13を
転写印刷することによって得られる図柄が木目模様であ
る場合について説明したが、他の図柄であってもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明のプラスチッ
ク成形品にあっては、不透明又は半透明合成樹脂製の基
材ならびに該基材上の透明又は半透明合成樹脂製の表面
層を共に射出成形により形成することができるので、合
成樹脂シートを多層構造にすることや、合成樹脂シート
のトリミングが不要となり、また二層射出成形機を用い
れば上記基材ならびに表面層を一工程で製造することが
できるので、製造工程が簡易となるという利点がある。
また、昇華性インクからなる印刷層を上記表面層に昇華
転写することによって、上記昇華性インクが上記表面層
の表面のみならず内部にまで浸透し、該表面層の表面か
ら内部にかけて印刷層が形成されるので、深み感を有
し、かつ剥げ落ちにくい図柄が得られ、従って意匠性、
美観が向上するという利点がある。さらに、二層成形
後、昇華転写を行えばよいので製造工程が少なくて済
み、安価なプラスチック成形品を提供できる。
【0026】また、上記基材と上記表面層との間に接着
層を設けたものにあっては、上記基材と表面層との密着
性が向上する。また、印刷層上に保護層を形成したもの
にあっては、印刷層の剥離や損傷の防止効果がより向上
し、また光沢やさらに深み感の付与も可能であるので、
従来品と比べて格段に深み感が醸し出され、外観ならび
に品質が優れるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のプラスチック成形品の第一の実施例
を示したもので、(A)は外観を示す斜視図であり、
(B)は(A)に示したプラスチック成形品のI−I線
に沿った断面図である。
【図2】 本発明のプラスチック成形品の製法の一例を
工程順に示した図である。
【図3】 本発明のプラスチック成形品の製法の一例を
工程順に示した図である。
【図4】 本発明のプラスチック成形品の第二の実施例
を示した断面図である。
【図5】 本発明のプラスチック成形品の第三の実施例
を示した断面図である。
【図6】 本発明のプラスチック成形品の第四の実施例
を示した断面図である。
【符号の説明】
10・・・プラスチック成形品、11・・・基材、12・・・表
層、13・・・印刷層、37・・・印刷フィルム、38・・・シ
ート、40・・・プラスチック成形品、41・・・接着層、5
0・・・プラスチック成形品、51・・・保護層、60・・・プ
ラスチック成形品。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:44 31:58

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不透明又は半透明合成樹脂製の基材と、
    該基材上に形成された透明又は半透明合成樹脂製の表面
    層と、該表面層の表面から内部にかけて昇華性インクを
    浸透させて形成した印刷層とからなることを特徴とする
    プラスチック成形品。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプラスチック成形品にお
    いて、透明塗料、着色透明塗料、透明樹脂フィルムおよ
    び着色透明樹脂フィルムのうちのいずれかからなる保護
    層が印刷層上に形成されてなることを特徴とするプラス
    チック成形品。
JP229995A 1995-01-10 1995-01-10 プラスチック成形品 Pending JPH08187830A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002160256A (ja) * 2000-11-24 2002-06-04 Koito Mfg Co Ltd 合成樹脂製灯具構成部材の表面被膜形成方法および合成樹脂製灯具構成部材

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JP2002160256A (ja) * 2000-11-24 2002-06-04 Koito Mfg Co Ltd 合成樹脂製灯具構成部材の表面被膜形成方法および合成樹脂製灯具構成部材

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