JP2000117903A - 化粧材、化粧シート及び化粧材の製造方法 - Google Patents

化粧材、化粧シート及び化粧材の製造方法

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JP2000117903A
JP2000117903A JP10295479A JP29547998A JP2000117903A JP 2000117903 A JP2000117903 A JP 2000117903A JP 10295479 A JP10295479 A JP 10295479A JP 29547998 A JP29547998 A JP 29547998A JP 2000117903 A JP2000117903 A JP 2000117903A
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sheet
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Hideo Yokoyama
秀雄 横山
Naohito Abe
尚人 安部
Hiroshi Oishi
浩 大石
Shoji Ushio
昌治 牛尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 木質系の基材の表面に、樹脂シートによる多
層構造の化粧シートを接合してなる化粧材において、変
化性と深みのある表現を可能とした。 【解決手段】 基材2の表面に樹脂による多層構造の化
粧シート3を接合してなる化粧材1において、前記化粧
シート3は、下層より、着色ABS系樹脂フイルムより
なる第1の層4と、該第1の層4とは異なる着色のAB
S系樹脂フイルムよりなる第2の層5と、透明アクリル
系樹脂フイルム又は非晶質ポリエステル系樹脂フイルム
から選ばれた第3の層6と、硬質の透明転写樹脂層8と
を少なくとも有してなり、化粧シート3の表面には、前
記第1の層4の一部が透視される切削凹部10が形成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内装材、家具や建具の
表面材、キッチン扉、収納扉又は室内扉等に用いる化粧
材、及び該化粧材の表面材としてその製造に用いる化粧
シート、及び前記化粧材の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の化粧材には、ルーター加
工等により木質系基材を加工した上に、ラッピングや真
空成形により透明熱可塑性樹脂シートをラミネートした
ものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のこの
種化粧材では、表面の形状模様が単調化し深みに欠ける
という課題がある。
【0004】本発明は、上記事情に基づいてなされたも
ので、一般には木質系の基材の表面に、樹脂シートによ
る多層構造の化粧シートを接合してなる化粧材におい
て、変化性と深みのある表現を可能としたことを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】次に、上記の課題を解決
するための手段を、本発明の実施の形態を示す図を参照
して説明する。請求項1の発明は、化粧材1に係り、図
1乃至図3に示すように、基材2の表面に樹脂による多
層構造の化粧シート3を接合してなる化粧材1におい
て、前記化粧シート3は、図3に示すように、下層よ
り、着色ABS系樹脂フイルムよりなる第1の層4と、
該第1の層4とは異なる着色のABS系樹脂フイルムよ
りなる第2の層5と、透明アクリル系樹脂フイルム又は
非晶質ポリエステル系樹脂フイルムから選ばれた第3の
層6と、硬質の透明転写樹脂層8とを少なくとも有して
なり、化粧シート3の表面には、前記第1の層4の一部
が透視される切削凹部10が形成されていることを特徴
としている。切削凹部10は、第1の層4に達する深さ
迄切削加工して形成し、第1の層4の表面に沿って切削
加工しても、第1の層4の表層内部に達する深さ迄切削
加工しても良い。
【0006】上記の発明の実施の形態として、基材2
は、木質系の板体よりなり、例えば、木粉を板状に固化
してなる集成材(MDF材)を用い、その表面には、使
用目的に応じた凹凸加工模様が、ルーター加工などの切
削加工又はプレス成形等の型成形により形成されてい
る。
【0007】さらに、上記の発明の実施の形態として、
上記第2の層5の表面側には、木目模様、幾何学模様等
の印刷模様7が形成されている。
【0008】請求項4の発明は、上記化粧材1を製造す
るための化粧シート3であって、図5に示すように、下
層より、着色ABS系樹脂フイルムよりなる第1の層4
と、該第1の層4とは異なる着色のABS系樹脂フイル
ムよりなる第2の層5と、透明アクリル系樹脂フイルム
及び非晶質ポリエステル系樹脂フイルムから選ばれた第
3の層6と、硬質の透明転写樹脂層8とを、少なくと
も、有している。この化粧シート3は、本発明にかかる
化粧材の製造の工程において、メンブレンプレス成形用
化粧シートとして用い、又は、その前工程において製造
される多層樹脂シート15として用いられる。
【0009】また、上記第2の層5の表面側には、木目
模様、幾何学模様等の印刷模様7が形成されている。こ
の化粧シート3の上面は、ポリエチレン系樹脂フイルム
よりなるマスキングフイルム9によって覆われ保護され
ている。
【0010】請求項6又は7の発明は、上記化粧材1の
製造方法にかかり、図4及び図5に示すように、下層よ
り、少なくとも、第1の層4となる着色ABS系樹脂フ
イルムと、該第1の層4とは異なる着色の第2の層5と
なる着色ABS系樹脂フイルムと、第3の層6となる透
明アクリル系樹脂フイルム又は非晶質ポリエステル系樹
脂フイルムと、を熱ラミネートして多層構造の多層樹脂
シート15を製造する。この第2の層5の表面には、予
め印刷模様7が印刷されている。また、別に、PET系
樹脂フイルム12の裏面に剥離層13を介して硬質の透
明アクリル系樹脂などよりなる転写樹脂層8とホトメル
ト接着層16が形成された転写箔11を製造する。この
転写箔11を上記多層構造の多層樹脂シート15の表面
に熱ラミネートし、この転写箔11のPET系樹脂フイ
ルム12を剥離することにより、上記樹脂シートの表面
に硬質の透明転写樹脂層8を転写形成する。そして、上
記転写箔11のPET系樹脂フイルム12を剥離すると
同時に熱成形可能な樹脂、例えば、ポリエチレン系樹脂
フイルムよりなるマスキングフイルム9に張り替えるこ
とにより、図5に示す、メンブレンプレス成形用シート
として化粧シート3を製造する。次に、この化粧シート
3を基材2の表面にメンブレンプレス成形にて接合し、
該接合されたシートの表面側から、その一部を、前記第
1の層4が透視できるように切削加工して切削凹部10
を形成する。
【0011】上記のマスキングフイルム9は、化粧材1
の表面保護フイルムであって、なくてもよい。また、こ
のマスキングフイルム9は、化粧材1の最終製品から剥
離される。
【0012】上記の化粧材1によれば、その表面から透
明な第3の層6を通して、第2の層5の色彩が観察され
(印刷模様7がある時には、この印刷模様7をとおして
第2の層5の色彩が観察され)、第2の層5の一段奥と
なる位置において、表面の切削凹部10から奥部の第1
の層4の色彩が観察され、立体的で深みのある表現が可
能となる。また、この切削凹部10と基材2表面の凹凸
加工模様14とを同期させ、例えば、凹凸加工模様14
の凹部内に切削凹部10を形成させることにより、2段
に凹部が形成され、一層立体的で深みと変化性のある表
現が可能となる。
【0013】また、上記化粧材の製造方法によれば、化
粧シート3を基材2の凹凸表面にメンブレン成形した後
に、切削加工により、切削凹部10を形成させるように
したので、基材2の凹凸加工模様14と切削凹部10の
位置とを正確に同期させて形成させることができ、立体
的な表現が可能となる。また、上記のメンブレン成形加
工及び切削凹部10の切削加工の工程において、表面が
硬質の転写樹脂層8又はマスキングフイルム9によって
覆われ保護されているので、製造工程中の傷あるいはゴ
ミの付着が防止できる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、図1乃至図3を参照して、
本発明の実施の形態に係る化粧材1を説明する。図1
は、化粧材の正面図、図2は、同横断面図、図3は、図
1のA−A線における拡大断面図である。化粧材1は、
木質系の板体よりなる基材2の凹凸表面に、熱可塑性樹
脂による多層構造の化粧シート3をメンブレンプレス成
形により一体に接合固定している。
【0015】基材2は、例えば、天然板、木粉を板状に
圧縮固化した集成材(MDF材)よりなり、この実施の
形態では、MCルーター加工などによって、予め、建造
物、家具又は建具などの扉、例えば、キッチン扉として
立体加工されている。そして、この実施の形態では、こ
の立体加工により、正面には、略枠形の溝による凹凸加
工模様が形成されている。
【0016】化粧シート3は、図3に示すように、下層
より、暗色(又は明色)の着色ABS系樹脂フイルムよ
りなる第1の層4と、該第1の層4とは異なる明色(又
は暗色)の着色ABS系樹脂フイルムよりなる第2の層
5と、透明アクリル系樹脂フイルムよりなる第3の層6
と、硬質の透明アクリル系樹脂などよりなる転写樹脂層
8とを層状に有している。第2の層5の表面には、木目
模様、幾何学模様、その他の印刷模様7が予め印刷され
ている。また、この化粧シート3の表面には、ポリエチ
レン系樹脂フイルムによるマスキングフイルム9を設け
ている。
【0017】上記基材2の表面に、上記化粧シート3が
メンブレンプレス成形により一体に接合される。この化
粧シート3の表面には、上記基材2表面の凹凸加工模様
に沿った凹凸模様14が形成されている。しかして、こ
の凹凸模様14の溝底部には、上記第1の層4の一部が
透視される切削凹部10が形成されている。切削凹部1
0は、凹凸模様14の溝底部に沿って形成されている。
また、この切削凹部10は、第1の層4の表面に接し、
又は第1の層4の内部に達して形成されている。
【0018】次に、上記化粧材1の製造方法について説
明する。まず、下層より、少なくとも、第1の層4とな
る着色ABS系樹脂フイルムと、該第1の層4とは異な
る着色の第2の層5となる着色ABS系樹脂フイルム
と、第3の層6となる透明アクリル系樹脂フイルムを熱
ラミネートして多層構造の多層樹脂シート15を製造す
る。この第2の層5の表面には、予め印刷模様7が印刷
されている。また、別に、PET系樹脂フイルム12の
裏面に剥離層13を介して硬質の透明アクリル系樹脂よ
りなる転写樹脂層8とホットメルト接着層16が形成さ
れた転写箔11を製造する。この転写箔11を上記多層
樹脂シート15の表面に熱ラミネートし、この転写箔1
1のPET系樹脂フイルム12を剥離することにより、
上記多層樹脂シート15の表面に硬質の透明アクリル系
樹脂よりなる転写樹脂層8を転写形成する。そして、上
記転写箔11のPET系樹脂フイルム12を剥離すると
同時にポリエチレン系樹脂フイルムよりなるマスキング
フイルム9に張り替えることにより、図5に示す、メン
ブレンプレス成形用シートとしての化粧シート3を製造
する。この転写箔11としては、PET系樹脂フイルム
12の平滑性を利用して光沢のある転写樹脂層8を形成
したもの、また、PET系樹脂フイルム12を凹凸加工
することにより転写樹脂後8を艶消しに形成したものを
使用することができる。
【0019】また、キッチン扉などの扉材として、表面
にMCルーター加工などの切削加工により溝模様などの
凹凸加工模様を形成した上記の木質系基材2を製造す
る。凹凸加工模様は、枠溝形模様などの幾何学模様、植
物模様、人物模様など各種の模様を採用できる。
【0020】次に、上記メンブレンプレス成形用シート
としての化粧シート3を上記基材2の表面にメンブレン
プレス成形にて接合し、その表面に上記凹凸加工模様に
沿った凹凸模様14を形成する。
【0021】
【実施例】上記化粧材の製造方法の実施例を述べる。カ
レンダ成形によって、暗い茶色に着色された厚さ略0.
2mmのABS樹脂フイルム(第1の層)と、アイボリー
に着色された厚さ略0.15mmのABS樹脂フイルム
(第2の層)と、を作成し、上記アイボリーに着色され
たABS樹脂フイルムの表面に多色グラビア印刷によっ
てオークの柾目柄を印刷した。次に、熱ラミネート装置
で、下層より、上記第1の層を形成するABS樹脂フイ
ルム、その上に上記第2の層を形成するABS樹脂フイ
ルム、さらにその上に厚さ0.05mmのアクリル樹脂フ
イルム(第3の層)を3層ラミネートして巻き取った。
さらに、この3層ラミネートしたシート(多層樹脂シー
ト)と、別途形成した転写箔をラミネートして、メンブ
レンプレス成形用シート(化粧シート)を製造した。M
Cルーター加工によって集成材(MDF材)を加工する
ことにより、表面に溝枠形の凹凸加工模様を設けて立体
加工したキッチン扉用の基材を用意した。メンブレンプ
レス成形装置に、接着剤を塗布した上記基材と上記化粧
シートを設置し、成形した。成形後、ルーター加工によ
り、上記凹凸加工模様の溝の底部中間を幅5mmで上記第
1の層に達するように切削した。これにより、目的の化
粧材を得ることができた。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る化粧材によれば、その表面
から透明な第3の層を通して、第2の層の色彩が観察さ
れ(印刷模様がある時には、この印刷模様をとおして第
2の層の色彩が観察され)、第2の層の一段奥となる位
置において、表面の切削凹部から奥部の第1の層の色彩
が観察され、立体的で深みのある表現が可能となる。ま
た、この切削凹部と化粧材表面の凹凸模様とを同期さ
せ、例えば、凹凸模様の凹部内に切削凹部を形成させる
ことにより、2段に凹部が形成され、一層立体的で深み
と変化性のある表現が可能となる。表面側の第2の層を
明色(白、黄等)とし、奥側の第1の層をより暗色
(黒、茶等)とすることにより、視覚的に一層立体的な
表現が可能となる。
【0023】また、本発明に係る化粧材の製造方法によ
れば、化粧シートを基材の凹凸表面にメンブレン成形し
た後に、切削加工により、切削凹部を形成させるように
したので、基材の凹凸加工模様と切削凹部の位置とを正
確に同期させて形成させることができ、立体的な表現が
可能となる。また、上記のメンブレン成形加工及び切削
凹部の切削加工の工程において、表面が硬質の転写樹脂
層又はマスキングフイルムによって覆われ保護されてい
るので、製造工程中の傷あるいはゴミの付着が防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る化粧材の正面図であ
る。
【図2】同横断面である。
【図3】図1のA−A線における断面図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかる化粧材の製造方法
を説明するための断面図である。
【図5】本発明の実施の形態にかかる化粧シートの断面
図である。
【符号の説明】 1 化粧材、2 基材、3 化粧シート、4
第1の層、5 第2の層、6 第3の層、7 印
刷模様、8 転写樹脂層、9 マスキングフイル
ム、10 切削凹部、11 転写箔、12 PE
T系樹脂フイルム、13 剥離層、14 凹凸模
様、15 多層樹脂シート、16 ホットメルト接
着層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大石 浩 東京都中央区京橋1丁目18番1号 シーア イ化成株式会社内 (72)発明者 牛尾 昌治 東京都中央区京橋1丁目18番1号 シーア イ化成株式会社内 Fターム(参考) 4F100 AK25C AK41C AK74B AK74E AT00A BA05 BA07 BA10A BA10D BA13 CB03 DD05 DD06A DD07A EC032 EC04D EC042 EC182 EJ263 EK062 GB08 GB81 HB00B HB00C HB00E HB31E JA12C JK12D JL00 JL10B JL10E JN01C JN01D

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の表面に樹脂による多層構造の化粧
    シートを接合してなる化粧材において、 前記化粧シートは、下層より、着色ABS系樹脂フイル
    ムよりなる第1の層と、該第1の層とは異なる着色のA
    BS系樹脂フイルムよりなる第2の層と、透明アクリル
    系樹脂フイルム又は非晶質ポリエステル系樹脂フイルム
    から選ばれた第3の層と、硬質の透明転写樹脂層とを少
    なくとも有してなり、化粧シートの表面には、前記第1
    の層の一部が透視される切削凹部が形成されていること
    を特徴とする化粧材。
  2. 【請求項2】 前記基材の表面には、凹凸加工が施され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の化粧材。
  3. 【請求項3】 前記第2の層の表面側には印刷模様が形
    成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    化粧材。
  4. 【請求項4】 基材の表面に樹脂による多層構造の化粧
    シートを接合してなる化粧材を製造するための化粧シー
    トにおいて、 下層より、着色ABS系樹脂フイルムよりなる第1の層
    と、該第1の層とは異なる着色のABS系樹脂フイルム
    よりなる第2の層と、透明アクリル系樹脂フイルム又は
    非晶質ポリエステル系樹脂フイルムから選ばれた第3の
    層と、硬質の透明転写樹脂層とを少なくとも有してなる
    ことを特徴とする化粧シート。
  5. 【請求項5】 前記第2の層の表面側には印刷模様が形
    成されていることを特徴とする請求項4に記載の化粧シ
    ート。
  6. 【請求項6】 下層より、少なくとも、第1の層となる
    着色ABS系樹脂フイルムと、該第1の層とは異なる着
    色の第2の層となる着色ABS系樹脂フイルムと、第3
    の層となる透明アクリル系樹脂フイルム又は非晶質ポリ
    エステル系樹脂フイルムと、PET系樹脂フイルムの裏
    面に剥離層を介して硬質の透明転写樹脂層とホットメル
    ト接着層とが少なくとも形成された転写箔とを、熱ラミ
    ネートすることにより多層構造の化粧シートを製造し、
    該化粧シートを構成する転写箔のPET系樹脂フイルム
    を剥離して熱成形可能な樹脂フイルムによるマスキング
    フイルムに張り替えることによりメンブレンプレス成形
    用化粧シートを形成し、該メンブレンプレス成形用化粧
    シートを基材の表面にメンブレンプレス成形にて接合
    し、該接合されたシートの表面側から、その一部を、前
    記第1の層が透視できるように切削加工することを特徴
    とする化粧材の製造方法。
  7. 【請求項7】 下層より、少なくとも、第1の層となる
    着色ABS系樹脂フイルムと、該第1の層とは異なる着
    色の第2の層となる着色ABS系樹脂フイルムと、第3
    の層となる透明アクリル系樹脂フイルム又は非晶質ポリ
    エステル系樹脂フイルムとを熱ラミネートすることによ
    り多層構造の多層樹脂シートを製造し、PET系樹脂フ
    イルムの裏面に剥離層を介して硬質の透明転写樹脂層と
    ホットメルト接着層とが少なくとも形成された転写箔を
    別途製造し、上記多層構造の樹脂フイルムの表面に上記
    転写箔のホットメルト接着層側を重合させて熱ラミネー
    トすることにより多層構造の化粧シートを製造し、該化
    粧シートを構成する転写箔のPET系樹脂フイルムを剥
    離して熱成形可能な樹脂フイルムによるマスキングフイ
    ルムに張り替えることによりメンブレンプレス成形用化
    粧シートを形成し、該メンブレンプレス成形用化粧シー
    トを基材の表面にメンブレンプレス成形にて接合し、該
    接合されたシートの表面側から、その一部を、前記第1
    の層が透視できるように切削加工することを特徴とする
    化粧材の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記基材の表面に、予め凹凸加工を施こ
    すことを特徴とする請求項6又は7に記載の化粧材の製
    造方法。
  9. 【請求項9】 前記第2の層の表面側に、予め印刷模様
    を形成することを特徴とする請求項6、7又は8に記載
    の化粧材の製造方法。
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