JPS63318415A - 温風暖房機の制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は室温に応じて燃焼量と送風機の送風量を可変す
る燃焼器の制御装置に関するものである。

従来の技術 一般に自動温調式と呼ばれる温風暖房機は内蔵の室温検
出器で検知した室温と設定温度とに応じて自動的に燃焼
量を切替えるようになっている。

そしてこの種の暖房機は加熱された空気を送風機で室内
に吹き出しており、室温が低いときは燃焼量を上げると
同時に送風量を強風量にすることで遠くまで温風を送り
、室温が高くなると燃焼量を下げ風量も落とすことで室
温をコントロールしている。この送風量の変更は具体的
には送風機の回転数を変化させることで行なっており、
従来はこの送風量変更を上記燃焼量変化と連動して同時
に変化させるようになっていた。したがって使用者は設
定温度を設定するだけでよく、後は機器が自動的に燃焼
量と送風量を決定して室温を設定温度まで上昇させその
温度に室温を維持するようになる。

第７図は従来の燃焼構成を示す略図である。

１０１は燃料タンクで、燃料油は電磁ポンプ１０２によ
って吸い上げられ気化器１０３に圧送される。

気化器１０３は燃焼による熱および電熱体１０４によっ
て加熱されており、燃料油はここで気化してノズ／Ｌ’
１０５より混合管１０６に噴出され、−次空気を吸入し
て炎口１０７より噴出しここで燃焼する。燃焼熱は送風
機１０８で吹き出し口Ａに送られ、ここより室内に送出
される。また、室温検出器１０９は送風機１０８の吸入
口近傍に取り付けられている。

第８図は従来の制御回路を示すもので、１１０は電源、
１１１は制御部で、電熱体１０４の温度制御や室温検出
器１０９による室温検出および各種タイミング制御を行
なうことで燃焼制御を行なっている。制御部１１１はま
ず運転開始時にリレー１１２をオンすることで予熱を行
ない、予熱が完了するとリレー１１２をオフ、リレー１
１３をオンすることにより送風機１０８、電磁ポンプ１
０２および点火器１１４に通電され点火、燃焼する。リ
レー１１５は２回路２接点リレーで、室温検出器１０９
で検出した室温が設定温度より低いとａ　、　ａ’側に
閉じ燃焼は強燃焼になると同時に送風機１０８は強回転
になる。逆に室温が設定温度より高いとリレー１１５は
す、ｂ’側に閉じ燃焼は弱燃焼になると同時に送風機１
０８は弱回転になる。この送風機１０８の強回転と弱回
転の回転数は製品内部の温度上昇や吹き出し口の温風温
度を考慮して燃焼量に応じた回転数になるよう設定され
ている。

以上のように従来の温風暖房機は燃焼量と送風量を室温
に応じて自動的に変化させ室温を一定に保とうとするも
のの送風量は燃焼量に応じた所定の回転数にしかならず
、送風量と燃焼量とはあらかじめ決められた一種類の相
関関係でのみ動作するものであった。これは送風機の吹
き出し風量は燃焼量と非常に密接な相関関係にあシ高燃
焼量時に送風量が低下すると、機器の内部温度が上昇し
過ぎて信頼性が低下するといった問題や、さらに温風温
度が高くなり過ぎるとやけどをするといった危険がある
ため燃焼量に応じた送風量に固定しているのである。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来の構成では個人感覚が重要視さ
れる傾向の近年にあっては一義的な温風しか得られず自
分好みの温風が得られない鳥人によっては快適な暖房感
が得られないという問題があった。すなわち人間の感覚
は個人差が大きく同じ温風温度であっても熱く感じる人
や肌寒く感じる人がおり、また送風機の風が強過ぎると
感じる人もいる。にもかかわらず温風温度はメーカの設
計時に設定された温度にしかならず、また風量を変えよ
うとすれば燃焼量も変えなければならない。

このように従来の温風暖房機では使用者が自分の好みに
応じて温風の温度や風量を変更することができず、人に
よっては快適な暖房感が得られないという問題点があっ
た。

本発明はかかる従来の問題を解消するもので、普段は燃
焼量と送風量が同期して自動的に変化するが、必要に応
じて送風量だけをその時の風量から特定量だけ手動で増
減できるようにして好みの温風が得られるようにすると
ともに風量の増減モードは運転開始前には必ず通常風量
モードになるようにすることを目的としたものである。

問題点を解決するだめの手段 上記目的を達成するため本発明の温風暖房機の制御装置
は、室温検出器で室温を検出し、検出した室温に応じて
変更する燃焼量あるいは送風量のいずれか一方は、送風
補正量を指示する手動スイッチの操作信号に基づき補正
手段で補正され、変更手段で変更するとともに、前記補
正は運転スイッチの操作によりキャンセルされるように
構成しである。

作　　　用 本発明は上記した構成により、検出した室温に応じて燃
焼量と送風量を設定するが、設定された燃焼量あるいは
送風量は燃焼量あるいは送風機風量変更手段から出力さ
れる前に補正手段で補正されるので、自動制御されてい
る時の温風とは異なる温風が得られるようになる。そし
てこの補正は運転スイッチの操作によってリセットされ
るため、運転の開始時には自動制御されているときの温
風が得られる。

実施例 以下、本発明の実施例を添付図に基づいて説明する。第
１図は本実施例の構成図で、１は温風暖房機の外枠、２
は溶料タンク、３は印加されるパルス周波数に応じてそ
の吐出量が変化する電磁ポンプ、４は電熱体で、５は気
化器、６は燃焼器である。また、室温検出器７は送風機
８の吸入口近傍に取り付けられており、室温を変換して
得られる電気信号をバネ／Ｌ／９の内部にある制御装置
１０に入力している。バネ）ｔｚ９には各種スイッチ群
も配設されている（図示せず）。

制御装置１０は室温検出器７の出力を入力とする室温検
出手段１１と、この検出した室温とあらかじめ設定され
た設定温度との温度差に応じて電磁ポンプ３に出力する
パルス周波数を変化させることで燃焼量を変更すると同
時にその燃焼量にあらかじめ一対一対応で設定されてい
る送風機８の回転数情報を出力する燃焼量制御手段１２
と、送風機の動作回転数の設定情報を入力とし、出力す
る半波波形あたりの通電時間を変更することで送風機８
を設定回獣故に調整する送風機風量変更手段１３と、バ
ネ）Ｖ９に配設されているスイッチの操作状況を読み取
るスイッチ処理手段１４と、前記スイッチ処理手段１４
の情報に応じて前記惨焼量制御手段１２から出力される
送風機８の設定回・転数に特定量の補正を加えた値を送
風機風量変更手段１３に出力する送風機風量補正手段１
５とから構成されている。スイッチ１６，１７．１８は
送風機８の回転補正量を指示する非ロツク式のスイッチ
で、スイッチ１６が押されると送風機８の動作回転数は
例えば−９Ｏｒｐｍ、スイッチ１８が押されると同＋９
Ｏｒｐｍ増減補正され、スイッチ１７が押されると補正
量はゼロになるように設定しである。１９は運転スイッ
チ２１が操作された時にスイッチ１６，１７．１８によ
る入力補正をキャンセルする補正リセット部で、燃焼量
制御手段１２からの出力をそのまま送風機風量変更手段
１３に出力させる。

第２図は要部の具体的な回路の一例を示す。制御装置１
０はマイクロコンピュータ２０および周辺回路から構成
されている。ここに示すマイクロコンピユーｐ２０は、
ＣＰＵ、ＲＯＭ、ＲＡＭおよび入出力部を有する、いわ
ゆるワンチップマイコンである。

室温検出器７は、Ａ／Ｄ変換器２ＯＡを介してマイクロ
コンピュータ２０の入力部に接続されている。これによ
り室温検出器７からの温度信号が２進符号に変換されて
マイクロコンピュータ２０に読み込まれる。２１は燃焼
開始を指示する運転スイッチで、スイッチ１６．１７．
１８と同様マイクロコンピュータ２０に入力されている
。２２は電源周波数に同期した交流信号源２ａのゼロク
ロスポイントを検出し１ｍｓ程度の幅を有するパルス信
号を発生するゼロクロス検出回路で、このパルス信号に
よりマイクロコンピュータ２０にゼロクロスポイントを
指示する。２６は半導体スイッチで、発光部のＬＥＤと
受光部のトライアックから構成されている。２７は電熱
体４のオンオフ用のリレー、２８は点火器である。２５
はドライバーで出力に半導体スイッチ２６、リレー２７
、電磁ポンプ３、点火器２８が接続されており、マイク
ロコンピュータ２０からの出力信号を増幅して各負荷を
駆動する。

一方交流電源２４に、リレー２７の接点２７−ａを介し
た電熱体４と半導体スイッチ２６を介した送風機８が並
列に接続されており、前記送風機８は位相制御されてい
る。すなわち、第３図に示すようにマイクロコンピュー
タ２０はゼロクロス検出回路２２からのパルス信号によ
り半波毎にゼロクロスポイントを検出し一定時間を後に
、出力部からオン信号を出力すると、ドライバー２５を
介して半導体スイッチ２６の発光部に電流が流れ受光部
のトライアックが導通し、送風機８に電流が供給される
。この半波毎に送風機８をオフする時間ｔ（以降「位相
オフタイム」と称す）が長いと送風機８の回転数は下が
り短いと高くなる傾向にあり、その相関関係は第４図に
示すようになる。

次に上記のように構成した本実施例の動作を説明する。

運転スイッチ２１を投入するとまずリレー２７をオンす
ることで電熱体４に通電し予熱を行なう。予熱が完了す
るとリレー２７をオフした後、点火器２８をオンし、同
時に燃焼量制御手段１２は出力部から電磁ポンプ３に一
定のパルス信号を出力して点火、燃焼を行なう。以降、
燃焼時の動作について第５図のフローチャートを用いて
説明する。

まずステップ２９で室温検出器７で検出した室温と設定
温度との差に応じた燃焼量を算出する。

ステップ３１はステップ２９でもとめた燃焼量に対応す
るパルス周波数に変換し、ステップ３２で出力部から電
磁ポンプ３に出力する。ステップ３３はスイッチ１６，
１７．１８が運転スイッチ２１ＯＮ後−回も押されてい
なければ即ステップ３７に移行する。ステップ３３Ａは
スイッチ１６゜１７．１８の入力処理を行なうもので、
ステップ３３Ａの入力状況に応じてステップ３４で分岐
する。すなわち、スイッチ１６が押され減風量モードに
なっていればステップ３５を処理し、スイッチ１８が押
され増風量モードになっていればステップ３６を処理し
、スイッチ１７が押され通常風ｈ１モードの場合は即ス
テップ３７に移行する。

ステップ３５はステップ３０で求めた送風機回転数から
９Ｏｒｐｍ　　減算する補正を行い、ステップ３６はス
テップ３０で求めた送風機回転数に９゜ｒｐｍ　加算す
る補正を行なう。ステップ３７はあらかじめ設定されて
いる位相オフタイムｔと送風機回転数との相関表から送
風機回転数に応じた位相オフタイムｔを求めるもので、
ステップ３８で出力部から送風機８に出力する。そして
ステップ３９で運転スイッチ２１をＯＦＦすると、前記
スイッチ１６，１７．１８で設定された補正はキャンセ
ルされる。

上記実施例の構成によれば、第６図の燃焼量と送風機回
転数との関係に示すように燃焼量を変化させずに送風量
だけを増減できる。室温が低く燃焼は強燃焼を行なって
いるにもかかわらず床や壁や天井等が冷え切っていると
温風温度を低く感じる場合があるが、このような時スイ
ッチ１６を押すと送風機８の回転数は９０　ｒ　ｐｍ下
がるので温風温度は上がり冷風感を解消できる。また温
風が強く、直接肌にあたるため不快に感じる場合もスイ
ッチ１６を押すと風量が下がり直接肌にあたらないよう
に設定できる。逆に温風温度が熱すぎると感じたり、も
っと遠くまで温風が届いて欲しい場合はスイッチ１８を
押すことで解消できる。

なお上記実施例では送風機風量を増減するもので説明し
たが、これは燃焼量を増減するものも同様であり、その
増減もスイッチの数を増やすことでもっと多く設定する
ことが可能になる。またスイッチの代わりに可変抵抗器
を使用すると設定値をアナログ的に変化できるので無段
階の設定が可能になる。また、上記実施例で送風機風量
は燃焼量制御手段１２で算出した燃焼量を基に算出され
ているが、室温検出器７で検出した室温と設定温度との
差に応じて送風機風量を算出して送風機風量補正手段１
５あるいは送風機風量変更手段１３に出力する構成とし
ても同様の効果が得られる。

発明の効果 以上のように本発明の温風暖房機の制御装置によれば、
燃焼量に応じて送風量が自動的に変化すると同時に風量
だけ手動でさらに変更できるので、室温の安定性を損な
わずに使用感覚に応じた好みの温風が得られるという効
果がある。さらに、上記変更補正量はあらかじめ制限で
きるので機器内部の温度上昇や温風温度で設計上杵され
る限界に設定すれば信頼性や火傷に対する心配もなく、
安心して使用できる。さらに一度運転スイッチをＯＦＦ
して消火した後、再び運転スイッチＯＮして燃焼させた
場合は、前回の燃焼時に好みに合せた風量モードがかな
らずしも次回の使用時に適当とは限らない場合が多いと
考えられるが、本発明ではこのとき自動的に通常風量に
もどっているのでわざわざ風量モードの解除動作をする
必要がなく大変便利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における制御装置の構成図、
第２図は同要部の具体的な回路図、第３図は同じく送風
機８の位相制御波形図、第４図は同じく位相オフタイム
と送風機８の回転数との相関関係図、第５図は同じく燃
焼時の動作について説明するフローチャート、第６図は
同じく燃焼量と送風機の回転数との関係を示すグラフ、
第７図は従来例の燃焼構成を示す概略構成図、第８図は
同従来の制御回路図である。 ６・・・・・燃焼器、８・・・・・送風機、１１・・・
・・・室温検出手段、１２・・・・・・燃焼量制御手段
、１３・・・・・送風機風量変更手段、１５・・・・・
・送風機風量補正手段、１６．１７．１８・・・・・ス
イッチ、１９・・・・・・補正リセット部、２１・・・
・・・運転スイッチ。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名菓　
２　図 第　３　図 勿財フタ仏 第４図 １５　図 第６図 撚焼ｉ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 燃焼器と、燃焼器で加熱された空気を室内に送出する送
   風機と、暖房された室内の温度を検出する室温検出手段
   と、前記室温検出手段により検出した室温とあらかじめ
   設定された設定温度との差を入力信号として燃焼量を自
   動的に変更する燃焼量制御手段ならびに同送風量を自動
   的に変更する送風機風量変更手段と、送風補正量を指示
   する少なくとも一つ以上の手動スイッチと、送風機風量
   変更手段で変更される送風機風量を前記スイッチの操作
   信号を入力信号として増減補正する送風機風量補正手段
   とを備え、かつ運転スイッチの操作により上記送風補正
   量をキャンセルするリセット部を備えたことを特徴とす
   る温風暖房機の制御装置。