JPS63317708A - 金属被膜の蛍光x線分析方法 - Google Patents

金属被膜の蛍光x線分析方法

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JPS63317708A
JPS63317708A JP15394687A JP15394687A JPS63317708A JP S63317708 A JPS63317708 A JP S63317708A JP 15394687 A JP15394687 A JP 15394687A JP 15394687 A JP15394687 A JP 15394687A JP S63317708 A JPS63317708 A JP S63317708A
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JP
Japan
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fluorescent
ray
steel plate
measured
metal film
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JP15394687A
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English (en)
Inventor
Yoshiro Matsumoto
松本 義朗
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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  • Length-Measuring Devices Using Wave Or Particle Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は亜鉛メッキ鋼板等のメッキ金属板の金属被膜の
組成及び付着量を求めるための蛍光X線分析方法に関す
る。
〔従来技術〕
亜鉛メッキ鋼板の品質及び特性はその合金化度、つまり
メッキ層(金属被膜)中のFe量に依存する。
合金化度が低い場合には塗装性、塗料密着性及び溶接性
が劣り、逆に合金化度が高い場合には金属被膜の加工性
及び耐蝕性が劣化する。従って製造される亜鉛メッキ鋼
板の合金化度を連続的に測定して、その合金化度を一定
の範囲内におさめることが重要である。
このような亜鉛メッキ鋼板の合金化度をX線を用いて測
定する方法には、X線回折方法と蛍光X線方法との2種
類がある。
X線回折方法(例えば特公昭58−47659号公報)
は、Fe−Zn合金相の回折線を測定するものであり、
Fe−Zn金属間化合物のX線回折線強度1回折線の広
がり度9回折線のピーク角度の3項目のX線回折特性の
うち少なくとも1項目を2つの合金相について計測し、
計測したXW回折特性値の比を求めて合金化度を測定す
る。
蛍光X線方法には2種類の方法が知られている。
第1の方法は、合金化処理により得られた金属被膜の構
造を、基板金属元素(Fe)とメッキ金属元素(Zn)
とを成分とする合金相(δ1相: FeZr++ )か
らなる下層と、基板金属の含有1が61相より少ない別
種の合金相(ζ相: FeZn++)またはメソ 。
主金属のみの層(亜鉛層)からなる上層との2層構造で
あると想定し、合金化処理の前後において各1回ずつの
蛍光X線強度測定を行い、下層を構成する合金相(δ1
相)の厚さを求めて合金化度を測定する(特開昭55−
90846号公報)。
第2の方法は、照射X線の入射角、蛍光X線の取出角を
変化させて蛍光X線強度を測定し、この測定値に基づき
合金化度を測定する(特開昭55−24G80号公¥U
)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
とごろがX線回折方法では、設定されたX線回折角度が
鋼板の振動、金属被膜表面の粗度の影響を受けるので、
その数値が不正確となって合金化度の測定精度が悪いと
いう難点がある。
また蛍光X線を用いる第1の方法では、製造ラインで測
定を行う場合、合金化処理前後で蛍光X線強度を測定す
るメッキJIA板の位置が異なるので、メッキm仮にお
いてその製造ライン方向に金属被膜の付着量が異なると
きには、合金化度の測定精度が悪いという難点がある。
合金化処理は基板からの鉄の拡散により行われ、鉄濃度
は基板側から表面側に向って低下するので、金属被膜の
構造を2層(下層δ1相−上層ζ相または下層δ1相−
上層亜鉛相)と想定し、δ1相の厚さを求めているが、
製造されたメッキ鋼板が下層δ1相−上層ζ相のパター
ンであるか、または下層δ1相−上層亜鉛相のパターン
であるかの判定ができず、また金属被膜の構造が下層か
ら順にδ、相−ζ相−亜鉛相の3層となることもあるの
で、合金化度の測定精度が悪いという難点がある。更に
、この方法では合金化処理後における金属被膜の付着量
を測定できなかった。
蛍光X線を用いる第2の方法では、蛍光X線の強度を測
定する際の照射X線の入射角、蛍光X線の取出角を低角
度に設定するので、距離特性が悪くて合金化度の測定精
度が悪いという問題点がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、上
述した蛍光X線を用いる第1の方法の改良であり、従来
方法より合金化度の測定精度を向上させ・しかも合金化
処理後の金属被膜の付着量を測定できる金属被膜の蛍光
X線分析方法を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係る金属被膜の蛍光X線分析方法は、メッキ後
、合金化処理して得られるメッキ金属板の金属被膜から
発せしめた蛍光X線を捉えて金属被膜を分析する方法に
おいて、合金化処理前後における金属被膜の同一位置で
の蛍光X線強度の測定値と所定の演算式とに基づき金属
被膜の組成及び付着量を求めることを特徴とする。
〔作用〕
合金化処理前後のメッキ金属板の蛍光X線強度を測定す
る。次いでメッキ金属板の同一位置における合金化処理
前後の蛍光X線強度の測定値と所定の演算式に基づいて
金属被膜の組成及び付着量を求める。
〔原理〕
次に本発明の原理について説明する。合金化が進行する
(合金化度が高くなる)に伴って、Znの蛍光X線強度
(以下蛍光X線強度)は低下する。
本発明ではこの蛍光X線強度の低下の程度に基づいて合
金化度を測定する。第2図はZn付着量と蛍光X線強度
との関係を示したものであり、図において横軸はZn付
着量(g/rd) 、縦軸は蛍光X線強度を示し、また
(a)、 (b)、 (c)、 (d)は夫々金属被膜
におけるFeの組成(合金化度)が、0%(合金化前)
、5〜10%、10〜15%、15〜20%である場合
を示す。第2図から理解される如く合金化度が上昇する
につれて蛍光X線強度が低下する。従って、表面に亜鉛
を付着させた直後の鋼板の蛍光X線強度と、合金化処理
後のメッキ鋼板の蛍光X線強度とを鋼板の同一位置で測
定し、その測定値とZn付着量とから合金化度を求める
ことができる。
〔実施例〕
°以下、本発明をその実施例を示す図面に基づいて説明
する。第1図は本発明に係る金属被膜の蛍光X線分析方
法を実施するための装置の模式図である。図において1
は、第1図白抜矢符で示す方向に搬送される鋼板を示す
。鋼板1の搬送ラインには、鋼板1にメッキするための
亜鉛を溶融させて貯溜するメッキ槽2が設けられている
。メッキ槽2が設けられた位置より下流側の搬送ライン
には、蛍光X線強度を測定する第1のX¥r!A測定装
置3、合金化処理するための加熱炉4、メッキ鋼板を冷
却する冷却装置5、蛍光X線強度を測定する第2のX線
測定装置6が上流側からこの順に設けられている。
第1のX線測定装置3.第2のX線測定装置6は同一の
構成を有しており、内部に空冷式xNM管球、 Arガ
ス封入比例計数管、前置増幅器、比例増幅器、波高分析
器及びスケーラ・タイマを備えており、鋼板lの幅方向
に移動可能である。鋼板1の幅方向に移動させながら、
空冷式X線管球から鋼板1に放射線(−次X線)を照射
し、鋼板1から発せられる蛍光X線を計ガス封入比例計
数管にて受光し、蛍光XvAの強度に比例するピーク値
を有するパルスをArガス封入比例計数管から出力し、
その出力を前置増幅器、比例増幅器で所定のレベルまで
増幅し、増幅した出力を波高分析器に人力し、ここにお
いて所定のピーク値を有するパルスのみを選別し、これ
をスケーラ・タイマに入力してパルス数を計数し、時間
データと共に蛍光X線強度を検出するようにしている。
またX線測定装置3.6近傍には、X線測定装置3,6
の位置(測定点の鋼板1の幅方向位置)を検出する位置
検出器10.11が設けられている。
金属被膜の組成及び付着量を後述する演算式に基づいて
算出するコンピュータ7には、X 、W測定装置3,6
から測定時間データを伴った蛍光X線強度の測定値が人
力され、また位置検出器to、 11からそのときの測
定点の幅方向位置が人力され、測定時間ごとに蛍光X線
強度の測定値とそのとき幅方向位置がストアされる。
また、搬送ラインのX線測定装置6の下流側には、メジ
ャーリングロール8が設けてあり、メジャーリングロー
ル8はパルスジェネレータ9に連結しており、その出力
はコンピュータ7に入力される。鋼板1がメジャーリン
グロール8上にさしかかると、鋼板1はメジャーリング
ロール8を回転し、これに応じてパルスジェネレータ9
がパルスヲ出力し、コンピュータ7はこのパルスを計測
して鋼板1の搬送速度を検出する。
次に動作について説明する。適当な温度にまで冷却され
た鋼板lは、溶融亜鉛が満たされたメッキ槽2中に導か
れて亜鉛メッキされる。メッキされた鋼板1は搬送され
て加熱炉4で加熱され、金属被膜は主としてδ、相から
なる鉄・亜鉛合金に変えられる。亜鉛メッキされた鋼板
1は更に搬送されて冷却装置5にて冷却され、その後図
示しないテンションリールに巻取られる。そして鋼板が
メッキされる工程において、メッキ槽2を通過した後の
鋼板1の蛍光X線強度をX線測定装置3にて、また冷却
装置5を通過した後のメッキ鋼板1の蛍光X線強度をX
線測定装置6にて夫々測定する。測定された蛍光X線強
度はそのときの時間データと共にコンピュータ7に入力
される。またこのとき同時に、位置検出器10.11に
て検出された測定点の幅方向位置がコンピュータ7に入
力される。
そしてコンピュータ7にてメッキ鋼板1の金属被膜の組
成及び付着量が算出される。コンピュータ7には予め下
記(11〜(4)式に示すような演算式が設定されてい
る。
Wzn=aL  +bl+  + c     −(t
)但し、 W21:亜鉛付着量 Il :第1のX線測定装置で測定した蛍光X線強度 a、b、c:係数 a =0.222.  b = −35,6,c =1
4991 z = A W z、%+B W、、W、、
 + CW2.−1− D  ・・・(2)但し、 ■2 :第2のX線測定装置で測定した蛍光X線強度 WFa :金属被膜中のre付着■ A、 B、  C,D:係数 A =0.710 、8 = −0,00689、C−
−0,00167D=33.4 なお、上記係数a、b、c及びA、B、C,Dの値は実
験により求められたものである。
上記(11式で求めた亜鉛付着量W27と実測の■2と
を上記(2)式に代入してWF、を求める。次いで平均
的なFe組成α及び付着1wを下記(3)式及び(4)
式にて算出する。
W=W、@+W2□         ・・・(4)な
お、コンピュータ7でのこのような演算は鋼板lの同一
部分において測定されたI、、1.について行われる。
コンピュータ7には、r’++12のデータがそのとき
の測定時間データ及び幅方向位置データと共に多数スト
アされている。内部で検出する鋼板1の搬送速度と、予
め計測しておいたX線測定装置3,6間の搬送ライン距
離とから鋼板1のX線測定装置3.6間の搬送時間を算
出する。そしてこの算出値、前記測定時間データ及び幅
方向位置データに基づき、鋼板1の同一部分に対応する
I、、1!の1組のデータが抽出され、この1組のデー
タ及び前記(1)〜(4)式に基づいて、Fe組成α及
び付着量Wが算出される。
〔効果〕 下記第1表は、10枚の試料(亜鉛メッキ鋼板)につき
、本発明の蛍光X線分析方法を用いて、金属被膜中のF
eの組成(%)と付着量(g/m)とを測定した表であ
る。なお第1表には同一の試料を化学分析して測定した
金属被膜中のFeの組成及び付着量の数値も併せて示し
ている。また第3゜4図は、本発明により測定した測定
値と化学分析値との関係を示したグラフであり、第3図
はFeの組成における両者の相関関係を示し、第4図は
付着量における両者の相関関係を示している。
(以下余白) 第   1   表 第1表及び第3.4図から理解される如く、本発明方法
を用いた測定した数値は、化学分析値に極めて近似して
おり、本発明方法にて正確に亜鉛メッキ鋼板の金属被膜
のPe組成及び付着量を求めることができる。
なお、本実施例では鋼板に亜鉛メッキを施した亜鉛メッ
キ鋼板の金属被膜について説明したが、これに限らず他
の金属被膜一般についても同様に本発明を適用し得るこ
とは勿論である。
以上詳述した如く本発明方法では、合金化処理前後にお
ける金属被膜の同一位置で蛍光X線強度を測定し、この
再測定値に基づき金属被膜の組成及び付着量を算出する
ので、その算出値の精度は高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するための装置の模式図、第2図
は合金化度を測定する原理を説明するためのグラフ、第
3.4図は本発明の効果を示すためのPe組成のグラフ
及び付着量のグラフである。 l・・・鋼板 3.6・・・X線測定装置・特 許 出
願人 住友金属工業株式会社代理人 弁理士 河  野
  登  夫第 2図 OTo     20            0  
  50    To。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、メッキ後、合金化処理して得られるメッキ金属板の
    金属被膜から発せしめた蛍光X線を捉えて金属被膜を分
    析する方法において 合金化処理前後における金属被膜の同一位置での蛍光X
    線強度の測定値と所定の演算式とに基づき金属被膜の組
    成及び付着量を求めることを特徴とする金属被膜の蛍光
    X線分析方法。
JP15394687A 1987-06-19 1987-06-19 金属被膜の蛍光x線分析方法 Pending JPS63317708A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5370902A (en) * 1991-07-01 1994-12-06 Sollac Regulating method for a metallurgical treatment carried out on a moving product and device for its implementation

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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