JPS63317221A - 両面バ−リング金型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、第１図に示すようなＵ字形断面をもつ椀形又
は溝形のワークＷの両側に、それぞれ外方へ向けて突出
するバーリングを同時に成形する金型に関し、該バーリ
ングは同図（ａ）のように反対向きのバーリングａＳａ
又は同図（ｂ）の反対向きで傾斜角α１、α２が異なる
バーリングｂＳｃであってよく、また左右のバーリング
の直径が異なるものであってもよい。

（従来の技術） この種の加工をする金型としては、例えば特開昭５６−
８４１２７の技術が知られている。この技術は、ワーク
の両側にダイをセットし、ワークの内側のスライドブロ
ックの両側にパンチを突設し、このスライドブロックを
往復させて同一中心線上に１対のバーリングを成形する
ものである。

（発明が解決しようとする問題点） 前記の従来技術においては、１対のパンチをもつスライ
ドブロックを往復させて、バーリングを１個ずつ交互に
成形するから、加工時間が長くかかるという問題がある
。また、バーリングの方向がスライドブロックの移動方
向と異なるとこの技術は適用できない。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、前記の問題点を解決したもので、その手段は
、両側面に開口する１対のパンチ摺動穴をもつパンチ保
持器を下型に取付けて背面にカム従動部をもつパンチを
嵌合し、背面にカム従動部をもつダイを、パンチ摺動穴
に対向して下型上に摺動自在に設け、パンチのカム従動
面に係合する二つのカム面をもつパンチ駆動カムを下型
に昇降自在に設け、上型にパンチ作動部材とダイ駆動カ
ムを設け、パンチ作動部材をノくンチ駆動カムに連繋し
、ダイ駆動カムをダイのカム従動部に係合したことを特
徴とする。

（作　用） 以上の手段を備えるから、上型を下降させると、パッド
でワークを押さえ、ダイ駆動カムによって二つのダイを
ワーク外面に押圧する。次にパンチ作動部材によってパ
ンチ駆動カムを押上げて二つのパンチを同時にダイに向
けて押出してバーリング成形をする。

（実施例） 以下図面によって本発明の詳細な説明する。

第２図は上型が下降した状態を示し、（１）は下型ベー
ス、（２）は下型、（３）はパンチ保持器で、該パンチ
保持器（３）は、側面に開口する１対のバンチ摺動穴（
４）、（４）を備え、また鎖式（４）、り４）の内端に
通じる内式（５）を備え、外面はワークＷをＩ＆　＋５
−できる形状をもちワーク保持器を兼ね、下型（１）に
固定されている。各パンチ摺動穴（４）には加工部（７
）をもつパンチ（６）が摺動自在に嵌合されており、こ
のパンチ（６）の背面にはカム従動部（８）と突条（９
）が形成されている。

パンチ保持器（３）の内式（５）及び摺動穴（４）の内
部に臨んでパンチ駆動カム（１０が下型（２）に昇降自
在に設けられ、該駆動カム（ＩＯの上部にはカム面（＋
１）と溝（１２）が設けられ、カム面１１ｖにカム従動
部（８）が係合し、溝０３に突条（９）が嵌合してカム
面の移動を案内する。このパンチ駆動カムｌ″ＩＯはま
た下面に斜面■をもち、第２図で明らかな中間カム（ｌ
Ｇで押上げられるようにしており、常時は一体のボルト
ａ４１に作用するばね（＋５１によって押下げられてい
る。

パンチ保持具（３）の両側において下型（２）に第２図
に示すダイベース■が固定され、ダイ■と一体のダイス
ライド■が摺動自在に保持されている。ダイ■は中空で
、第１図に示すようにノックアウトビン■、ばねＱ＠が
挿入され、背後にはカム従動部■が回前されている。こ
のカム従動部■は、背後にカムと接触する斜面（２５ａ
）と垂直面（２５ｂ）を備え、更に前記突条（９）と同
じ突条■を備える。そして、ダイスライド■は不図示の
ばねによって後退方向の圧力を受けている。

上型ωには２個のビン状のパンチ作動部材■が固定され
、該部材■によって下型上の１次カム■、中間カム（Ｉ
Ｇを介してパンチ駆動カム（ｌｏ＋をばね６５）に抗し
て押上げるようになっている。図中■は１次カムのリテ
ーナ、■はワーク位置決めビンであるる。上型ωには、
また２個のダイ駆動カム■が固定され、該カム■は、斜
面（３５ａ）、垂直面（３５ｂ）、及び前記突条■が係
合する溝■を備える。

上型ωの下面には、ばね■を介在させて吊りビン■によ
りストッパ静を吊下げ、その中央にパッド（財）を連結
している。

以上の構成により、上型ωを上昇させ、ワークＷをパン
チ保持器（３）上に供給し、上型ωを下降させると、パ
ッド（至）でワークＷを押圧し、ダイ駆動カムＣの斜面
（３５ａ）がダイ■のカム従動子■の斜面（２５ａ）を
押してダイ■を前進させ、次に垂直面（２５ａ）、（３
５ａ）が接触してダイ■を前進位置に保持する。この間
にパンチ作動部材■が１次カム■に当接して中間カムａ
Ｏ、パンチ駆動カム（１０を駆動し、カム面（１１）に
よりカム従動部（８）を押してパンチ（６）を前進させ
る。これによりワークＷは予め設けられている下穴の外
周部をダイ０の内部に向けて押出しバーリング成形をす
る。

上型ωの上昇によりパンチ駆動カム（１（１はばね（＋
５１により下降し、パンチクロ）はノックアウトビン■
に押されて後退し、次にダイ１２１）はダイ駆動カム■
の上昇により後退し、パッド曲もワークＷから離れ、該
ワークの払い出しが可能となる。

（発明の効果） 本発明は、以上のように２個のパンチを、パンチ駆動カ
ムの二つのカム面で同時に前進させるようにしたから、
上型の１ストロークで同時に二つのバーリング加工をす
ることができ、能率よく作業をすることができる。そし
て両側のバーリングの径、角度がトロ違するワークであ
ってもこの機構により加工できるから、多種の製品に対
して適応することができる。更に二つのパンチに作用す
るワークの抵抗や、ダイ及びダイ駆動カムに加わるパン
チの押圧力は、左右はぼバランスするので、金型各部に
歪やずれを生じさせることがなく、高精度の加工をする
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）、（ｂ）はワークの断面図、第２図は本発
明の実施例の縦断正面図、第３図は第２図の■−■線断
面図、第４図は縦断側面図である。 （２）・・・下　型 （３）・・・パンチ保持器 （４）・・・パンチ摺動穴 （６）・・・パンチ （８）、■・・・カム従動部 （ＩＧ・・・パンチ駆動カム ■・・・上　型 ■・・・パンチ作動部材 ■・・・ダイ駆動カム

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 両側面に開口する１対のパンチ摺動穴をもつパンチ保持
   器を下型に取付けて背面にカム従動部をもつパンチを嵌
   合し、背面にカム従動部をもつダイを、パンチ摺動穴に
   対向して下型上に摺動自在に設け、パンチのカム従動面
   に係合する二つのカム面をもつパンチ駆動カムを下型に
   昇降自在に設け、上型にパンチ作動部材とダイ駆動カム
   を設け、パンチ作動部材をパンチ駆動カムに連繋し、ダ
   イ駆動カムをダイのカム従動部に係合したことを特徴と
   する両面バーリング金型。