JPH0715619Y2 - トランスフアスライドのフインガ - Google Patents
トランスフアスライドのフインガInfo
- Publication number
- JPH0715619Y2 JPH0715619Y2 JP7544490U JP7544490U JPH0715619Y2 JP H0715619 Y2 JPH0715619 Y2 JP H0715619Y2 JP 7544490 U JP7544490 U JP 7544490U JP 7544490 U JP7544490 U JP 7544490U JP H0715619 Y2 JPH0715619 Y2 JP H0715619Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- finger
- fingers
- spring
- transfer slide
- transfer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Press Drives And Press Lines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はトランスファプレスのトランスファスライドに
設けたフインガの改良に関する。
設けたフインガの改良に関する。
従来の技術 従来使用されているトランスファプレスのフインガはそ
のシャンク部は通常円筒であって、その中心に互いのフ
インガが接近するように前進させるばねが内蔵されてい
る。このような形式のフインガで全長が極めて短い例え
ば第７図のような工作物を把持しようとすると、短い胴
部を把持するためのフインガの形は第６図のようなもの
となる。
のシャンク部は通常円筒であって、その中心に互いのフ
インガが接近するように前進させるばねが内蔵されてい
る。このような形式のフインガで全長が極めて短い例え
ば第７図のような工作物を把持しようとすると、短い胴
部を把持するためのフインガの形は第６図のようなもの
となる。
考案が解決しようとする課題 第６図のように工作物把持位置はフインガシャンク中心
のばね作用位置より下側に大きく離れることによってフ
インガの重心位置が大きくずれることになるとともにフ
インガ自身が重くなってばねによる復元が滑らか且つ高
速に行われないという問題がある。
のばね作用位置より下側に大きく離れることによってフ
インガの重心位置が大きくずれることになるとともにフ
インガ自身が重くなってばねによる復元が滑らか且つ高
速に行われないという問題がある。
本考案は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みな
されたもので、その目的とするところはばねの作用位置
と重心位置を接近させまたフインガの軽量化により高速
復元を可能とするフインガを提供しようとするものであ
る。
されたもので、その目的とするところはばねの作用位置
と重心位置を接近させまたフインガの軽量化により高速
復元を可能とするフインガを提供しようとするものであ
る。
課題を解決するための手段 上述の目的を達成するために本考案はトランスファスラ
イド部材のそれぞれの裏側に対向するフインガ用のそれ
ぞれ互いのＴ溝が一線になるように削設し、該Ｔ溝にシ
ャンク断面がＴ形のフインガを摺動可能に嵌装し、該フ
インガが互いに接近する方向に付勢されるばねを前記シ
ャンク部に内蔵してなりフインガ下面を金型ダイ面に接
近して設けたものである。
イド部材のそれぞれの裏側に対向するフインガ用のそれ
ぞれ互いのＴ溝が一線になるように削設し、該Ｔ溝にシ
ャンク断面がＴ形のフインガを摺動可能に嵌装し、該フ
インガが互いに接近する方向に付勢されるばねを前記シ
ャンク部に内蔵してなりフインガ下面を金型ダイ面に接
近して設けたものである。
作用 複数組のフインガにそれぞれ加工品が把持されて加工位
置で、パンチの下降とともに付属のスカート部がばね力
に抗してフインガを開きプレス加工が行われる。この間
にトランスファスライドは１ピッチ後退し内蔵のばねに
よりフインガは前進位置に復元されるが、軽量且つ重心
位置とばね作用線がほぼ一線にあるのでフインガの復元
は滑らかに高速で行われる。
置で、パンチの下降とともに付属のスカート部がばね力
に抗してフインガを開きプレス加工が行われる。この間
にトランスファスライドは１ピッチ後退し内蔵のばねに
よりフインガは前進位置に復元されるが、軽量且つ重心
位置とばね作用線がほぼ一線にあるのでフインガの復元
は滑らかに高速で行われる。
実施例 以下第１図〜第５図にもとづき説明する。
周知のトランスファスプレスにおいてプレスのラムの上
下動に同期して一定距離トランスファ方向に水平往復運
動される２本の所定間隔で平行に配したトランスファス
ライド1A,1Bが設けられている。このトランスファスラ
イド1A,1Bには周知のようにそれぞれ等間隔の加工位置
に対応してフインガ3A1,3B1,3A2,3B2・・・が対向して
それぞれ進退可能に設けられている。フインガ3A1,3B1,
3A2,3B2・・・は加工される成品に対応して把持面の形
状は順次変化しているものが多いが、フインガの構成は
同じであるのでその片側の１個3A1について説明する。
下動に同期して一定距離トランスファ方向に水平往復運
動される２本の所定間隔で平行に配したトランスファス
ライド1A,1Bが設けられている。このトランスファスラ
イド1A,1Bには周知のようにそれぞれ等間隔の加工位置
に対応してフインガ3A1,3B1,3A2,3B2・・・が対向して
それぞれ進退可能に設けられている。フインガ3A1,3B1,
3A2,3B2・・・は加工される成品に対応して把持面の形
状は順次変化しているものが多いが、フインガの構成は
同じであるのでその片側の１個3A1について説明する。
トランスファスライド1Aには成品把持位置に対応する下
面にトランスファスライドの移動方向と直角方向に角溝
が削設されており、着脱可能でトランスファスライド下
面と同一面となるように埋設された下プレート4A1,4A2
とで下面に開口するＴ溝5A1が形成されている。このＴ
溝5A1に挿入されるフインガ3A1は、横断面が偏平なＴ形
で下面がトランスファスライド1Aの下面と同一即ち下側
の金型ダイ面と接するか接近する厚みを有する。
面にトランスファスライドの移動方向と直角方向に角溝
が削設されており、着脱可能でトランスファスライド下
面と同一面となるように埋設された下プレート4A1,4A2
とで下面に開口するＴ溝5A1が形成されている。このＴ
溝5A1に挿入されるフインガ3A1は、横断面が偏平なＴ形
で下面がトランスファスライド1Aの下面と同一即ち下側
の金型ダイ面と接するか接近する厚みを有する。
フインガ3A1は第３図〜第５図に示すように前端の成品
把持面31aは成品に合わせて形成されるが本実施例では
底を平とした円弧が上下２段に分けて下段を僅かに深く
して形成されている。また後端には突出量を規制する凸
縁32aが上部に形成され後面に開口する盲穴32cがシャン
ク部32bに２本平行に穿設されている。さらにトランス
ファスライド1AのＴ溝5A1の背面にはばね受け6A1が締着
されていて、盲穴32cに圧縮状態で介挿したばね7A1を受
け、フインガ3A1を常時突出方向に付勢している。
把持面31aは成品に合わせて形成されるが本実施例では
底を平とした円弧が上下２段に分けて下段を僅かに深く
して形成されている。また後端には突出量を規制する凸
縁32aが上部に形成され後面に開口する盲穴32cがシャン
ク部32bに２本平行に穿設されている。さらにトランス
ファスライド1AのＴ溝5A1の背面にはばね受け6A1が締着
されていて、盲穴32cに圧縮状態で介挿したばね7A1を受
け、フインガ3A1を常時突出方向に付勢している。
フインガ3A1はこのように形成されているので、成品把
持面31aに対してシャンク部32bの摺動軸芯はほぼ同一面
とすることができ、またシャンク部の厚みが薄くできて
全体が軽量となる。
持面31aに対してシャンク部32bの摺動軸芯はほぼ同一面
とすることができ、またシャンク部の厚みが薄くできて
全体が軽量となる。
このように構成されたものにおいて、各フインガ3A1,3B
1;3A2,3B2・・・にプレス加工品が把持されトランスフ
ァスライド1A,1Bが前進した加工位置で位置決めされた
とする。図示しないラムが下降しそれぞれのパンチに付
属されたスカート部が対応するフインガを左右に押し拡
げるとともにパンチが加工品をダイの中に圧入する。こ
の間に図示しない駆動手段によりトランスファスライド
1A,1Bが後退される。スカート部を外れたフインガ3A1,3
B1・・・は内蔵されたばね7A1,7B1により、こじれなく
滑らか且つ高速に互いの接近位置に復帰され閉じる。後
退端近くでそれぞれの前工程のパンチのスカート部でフ
インガ3A1,3B1,3A2,3B2・・・は押し拡げられ開いた状
態となり加工位置で待機する。絞り加工が終了してパン
チが上昇し、図示しないノックアウトピンで加工品がフ
インガの間に押し上げられ、パンチの上昇とともにスカ
ート部が逃げてフインガ3A1,3B1,3A2,3B2・・・がばね7
A1,7B1，・・・の力でこじれなく滑らか且つ高速に互い
の接近位置に復帰して加工品を把持する。次いでトラン
スファスライドは１ピッチ前進される。すなわち加工品
を把持して次の加工位置に移送するものである。
1;3A2,3B2・・・にプレス加工品が把持されトランスフ
ァスライド1A,1Bが前進した加工位置で位置決めされた
とする。図示しないラムが下降しそれぞれのパンチに付
属されたスカート部が対応するフインガを左右に押し拡
げるとともにパンチが加工品をダイの中に圧入する。こ
の間に図示しない駆動手段によりトランスファスライド
1A,1Bが後退される。スカート部を外れたフインガ3A1,3
B1・・・は内蔵されたばね7A1,7B1により、こじれなく
滑らか且つ高速に互いの接近位置に復帰され閉じる。後
退端近くでそれぞれの前工程のパンチのスカート部でフ
インガ3A1,3B1,3A2,3B2・・・は押し拡げられ開いた状
態となり加工位置で待機する。絞り加工が終了してパン
チが上昇し、図示しないノックアウトピンで加工品がフ
インガの間に押し上げられ、パンチの上昇とともにスカ
ート部が逃げてフインガ3A1,3B1,3A2,3B2・・・がばね7
A1,7B1，・・・の力でこじれなく滑らか且つ高速に互い
の接近位置に復帰して加工品を把持する。次いでトラン
スファスライドは１ピッチ前進される。すなわち加工品
を把持して次の加工位置に移送するものである。
効果 上述のように構成したので本考案は以下の効果を奏す
る。
る。
極めて全長の短い加工品を移送する場合はその把持面は
トランスファスライドの下側の金型ダイ面に近い下位置
で把持する必要が生じるが、フインガが薄形にできると
ともにばね作用位置とフインガ重心とをほぼ同じ位置迄
接近でき、フインガ滑動時のこじれ作用がなくなり、且
つ軽量にできてばね力による高速復元が可能となった。
このことによりフインガの把持が確実なものとなりトラ
ンスファプレスの生産速度を向上することができる。
トランスファスライドの下側の金型ダイ面に近い下位置
で把持する必要が生じるが、フインガが薄形にできると
ともにばね作用位置とフインガ重心とをほぼ同じ位置迄
接近でき、フインガ滑動時のこじれ作用がなくなり、且
つ軽量にできてばね力による高速復元が可能となった。
このことによりフインガの把持が確実なものとなりトラ
ンスファプレスの生産速度を向上することができる。
第１図はトランスファスライドを示す平面図、第２図は
トランスファスライドの側面図、第３図はフインガの平
面図、第４図は同側面図、第５図は同正面図、第６図は
本考案のフインガで加工品を把持する図、第７図は従来
のトランスファスライドに取付けたフインガを示す断面
説明図、第８図は加工品の１例を示す図である。 1A,1B……トランスファスライド 3A1,3A2・・3B1,3B2・・フインガ 4A1,4A2,4A3,4A4・・4B1,4B2,4B3,4B4・・下プレート 5A1,5A2・・5B1,5B2・・Ｔ溝 6A1,6A2・・6B1,6B2・・ばね受 7A1,7A2・・7B1,7B2・・ばね
トランスファスライドの側面図、第３図はフインガの平
面図、第４図は同側面図、第５図は同正面図、第６図は
本考案のフインガで加工品を把持する図、第７図は従来
のトランスファスライドに取付けたフインガを示す断面
説明図、第８図は加工品の１例を示す図である。 1A,1B……トランスファスライド 3A1,3A2・・3B1,3B2・・フインガ 4A1,4A2,4A3,4A4・・4B1,4B2,4B3,4B4・・下プレート 5A1,5A2・・5B1,5B2・・Ｔ溝 6A1,6A2・・6B1,6B2・・ばね受 7A1,7A2・・7B1,7B2・・ばね
Claims (1)
- 【請求項１】対向しばね圧により工作物を把持するフイ
ンガを複数個設けた１組のトランスファスライドにおい
て、前記トランスファスライド部材のそれぞれの裏側に
前記対向するフインガ用の互いのＴ溝が一線になるよう
に削設し、該Ｔ溝にシャンク断面がＴ形のフインガを摺
動可能に嵌装し、該フインガが互いに接近する方向に付
勢されるばねを前記シャンク部に内蔵してなり、フイン
ガ下面を金型ダイ面に接近して設けたことを特徴とする
トランスファスライドのフインガ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7544490U JPH0715619Y2 (ja) | 1990-07-16 | 1990-07-16 | トランスフアスライドのフインガ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7544490U JPH0715619Y2 (ja) | 1990-07-16 | 1990-07-16 | トランスフアスライドのフインガ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0433431U JPH0433431U (ja) | 1992-03-18 |
| JPH0715619Y2 true JPH0715619Y2 (ja) | 1995-04-12 |
Family
ID=31616028
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7544490U Expired - Lifetime JPH0715619Y2 (ja) | 1990-07-16 | 1990-07-16 | トランスフアスライドのフインガ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0715619Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-07-16 JP JP7544490U patent/JPH0715619Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0433431U (ja) | 1992-03-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |