JPS6331383Y2 - - Google Patents

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JPS6331383Y2
JPS6331383Y2 JP1981097081U JP9708181U JPS6331383Y2 JP S6331383 Y2 JPS6331383 Y2 JP S6331383Y2 JP 1981097081 U JP1981097081 U JP 1981097081U JP 9708181 U JP9708181 U JP 9708181U JP S6331383 Y2 JPS6331383 Y2 JP S6331383Y2
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JP
Japan
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rod
winding
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rotary
core
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JP1981097081U
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English (en)
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JPS585337U (ja
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  • Winding Filamentary Materials (AREA)
  • Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はブラウン管用偏向ヨーク電歪コイル、
通常バーチカルコイルと呼称されるコイル用捲線
機における渡り線のクイツクリターン装置に関す
る。
一般に、上記コイルは第1図の斜視図に示した
如き半円錐状のフエライトコア1に対して、第2
図の上面図に示した線材2を多層状に捲線し、2
個の半円錐状コアを一体化して、円錐状バーチカ
ルコイルとして完成させるものであるが、多層捲
線するに際して1層目の捲線方向Aと同方向に2
層目以降の捲線を行う事が要求され、且つ捲線密
度を均等にしてコア内面が真円に近ずくように形
成する事が重要である。従来上記の捲線実施に際
して、フライヤーを用いた自動捲線機によつてA
方向に捲線した後、矢印Bの如く螺旋状に捲き戻
しを行つて2層目以降の捲線作業を行うものであ
つて通常角度リターンと呼ばれる方法が用いられ
ているが、この様な捲き戻し部分が2層目以降の
捲装状態に悪影響を及ぼし、捲線コイルの磁気的
特性を不安定にする要因ともなつている。更に、
該捲き戻し部分上に位置する捲線に凹凸状の変形
をもたらし、且つバーチカルコア内径が真円状態
とならず、全体的に均等な捲線密度を持つコアが
得難い欠点がある。
本考案は上記に鑑み為されたものであつて、上
述した各種欠点をなくし、多層捲きにおいて、各
層の渡り線となるべき捲線終端を自動的に押えて
所謂渡り線のクイツクリターンの実現を目的とす
るものであり、その特徴とするところは、半円錐
状コアに対して多層に捲線を施すコイル捲線機に
おいて、往復回動する回転シリンダのロツドに案
内材を回動自在に枢着すると共に、該ロツドと案
内材との間に戻り動作用の捩りスプリングを介在
させ、かつ案内材の付近には該案内材と当接して
上記回転シリンダのロツドの回動角より狭角度に
規制するストツパーを配設し、案内材には回転杆
を回動自在に支承させ、回転杆の一端に動力伝達
機構を介して上記回転シリンダのロツドを連結
し、回転杆の他端には上記半円錐状コアの各層の
捲線終端を押えるための爪を備えた渡り線仮固定
棒を固設したものである。
以下に、本考案に係るコイル捲線機における渡
り線のクイツクリターン装置の一実施例を図面に
基づき説明する。
第3図乃至第5図において、1はフエライトコ
アで、図示しないチヤツキング機構によつて、芯
出し及びチヤツキングされており、線材2が捲装
される事は前述の通りである。3は渡り線仮固定
棒であり、その先端に複数本の爪4を突設させて
あり、該爪4がコアの一側面に接触して捲線の各
層の捲線終端を仮固定する如く機能する。渡り線
仮固定棒3はその取付位置調整可能にボルト5を
用いて支杆6に設けた長孔7に支持され、該支杆
6は回転杆8と一体回動するようにボルト9にて
固定される。回転杆8は、後述する案内材19に
回動自在に支承されている。回転杆8の他端に
は、ピン11によりベベルギヤ10が固設されて
あり、且つ該ベベルギヤ10の2倍の歯車比を有
するベベルギヤ12との噛合によつて回転シリン
ダ13のロツドの回転力が伝達される。ベベルギ
ヤ10,12は、上記動力伝達機構としてある。
回転シリンダ13は、ベース14に固設されてお
り、かつ回転シリンダ13のロツドに上記ベベル
ギヤ12を固設させてある。回転シリンダ13の
ロツドにはフランジ15を固設すると共に、断面
略コ字形状の案内材19の貫通孔を回動自在に遊
嵌させてある。フランジ15上には回転ストツパ
17が、一方ベース14上には固定ストツパ18
が立設してあり、後述するように渡り線仮固定棒
3の動作制御を行う。回転ストツパ17と固定ス
トツパ18とは上記ストツパとしてある。フラン
ジ15と案内材19との間には、戻り動作用の捩
りスプリング16を掛止めさせてある。
次に上記構成のクイツクリターン装置の動作に
つき説明する。先ず非動作時において渡り線仮固
定棒3は第5図のC位置にある。ここで回転シリ
ンダ13のロツドを90度回転させると捩りスプリ
ング16を介して案内材19を90度回動させ、上
端に挿通保持された回転杆8及びその先端に固着
した渡り線仮固定棒9を同図のフライヤーによる
捲線領域外であるC位置する押えるべき捲線終端
の直下であるD位置まで移動させる。斯る回転シ
リンダ13のロツドの回転で、ベース14上に予
め位置決め固定した固定ストツパ18に対して案
内材19の一端が当接して停止する。引続いて上
記捩りスプリング16の付勢に抗して回転シリン
ダ13の回動を継続させ、この時の案内材19に
対する回転シリンダ13のロツドの相対的な回転
によつて次に回転シリンダ13のロツドの回転が
ベベルギヤ12,10を介して回転杆8に伝達さ
れて、渡り線仮固定棒3を第4図の矢印F方向に
引起して、つまり、回転杆8の回動より支杆6を
経て上記渡り線仮固定棒3が回動し、その先端部
の爪4がフエライトコア1に捲回した捲線の各層
毎の終端を押える。次に図示しない捲線機のフラ
イヤーが次層の捲線を施すべく、捲線の開始位置
に戻る。従つて爪4で押えられた前層の捲線の終
端と次層の捲線の始端との間の渡り線は第3図及
び第4図にCで示した如く、一直線状になり、こ
の状態で次層の捲線が開始される。尚、爪4が複
数本突設してあるのは線材2の固定能力をより確
実にする為である。
次層の捲線が開始されると、前層の捲線の終端
の仮固定を終了し、元の位置に復帰する。この場
合、上記の動作と全く逆の動作態様を示すことに
なるが、回転シリンダ13の逆転に伴い、仮固定
中に一方向にねじり付勢された捩りスプリング1
6により、案内材19の一端に回転ストツパ17
が当接するまで逆転させて初期の位置に復帰させ
る。この時、矢印Fの逆方向の動きは捩りスプリ
ング16による付勢で案内材19が回転ストツパ
ー17に当接するまでの間に、つまり案内材19
が回転シリンダ13のロツドに対して相対的に逆
向きに回転することで行われる。又渡り線仮固定
棒3が第5図において、D位置からC位置への復
帰は、案内材19が回転ストツパー17に当接し
た状態で、案内材19と共に回転シリンダ13が
逆転することで行われる。
本考案に係るコイル捲線機における渡り線のク
イツクリターン装置を適用することによつて以下
に記す利点が得られる。即ち半円錐状コアに対し
て捲回方向を同一に保ちつつ多層捲線する場合に
おいて、各層間の渡り線を次の層の捲線開始位置
まで、所謂直線状捲戻しを自動的に行うことがで
きる。渡り線仮固定棒の起動に際しても回転シリ
ンダのロツドを回動させるのみで、該渡り線仮固
定棒が半円錐状コアへの捲線動作領域外から捲線
を押えるべき位置の直下に移動し、更に斯る位置
から半円錐状コア上の捲線終端を押えるべき動作
をさせることができ、しかも構成も極めて簡易で
捲線作業の自動化を図る上で頗る便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は半円錐状フエライトコアの一例を示す
斜視図、第2図は捲線時の上面図、第3図は本考
案の実施例を示す正断面図、第4図は同側断面
図、第5図は平面図である。 1……フエライトコア、2……線材、3……渡
り線仮固定棒、4……爪、6……支杆、7……長
孔、8……回転杆、10,12……ベベルギヤ、
13……回転シリンダ、14……ベース、15…
…フランジ、16……捩りスプリング、17……
回転ストツパ、18……固定ストツパ、19……
案内材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 半円錐状コアに対して多層に捲線を施すコイル
    捲線機において、往復回動する回転シリンダのロ
    ツドに案内材を回動自在に枢着すると共に、該ロ
    ツドと案内材との間に戻り動作用の捩りスプリン
    グを介在させ、かつ案内材の付近には該案内材と
    当接して上記回転シリンダのロツドの回動角より
    狭角度に規制するストツパーを配設し、案内材に
    は回転杆を回動自在に支承させ、回転杆の一端に
    動力伝達機構を介して上記回転シリンダのロツド
    を連結し、回転杆の他端には上記半円錐状コアの
    各層の捲線終端を押えるための爪を備えた渡り線
    仮固定棒を固設したことを特徴とするコイル捲線
    機における渡り線のクイツクリターン装置。
JP9708181U 1981-06-30 1981-06-30 コイル捲線機における渡り線のクイックリターン装置 Granted JPS585337U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9708181U JPS585337U (ja) 1981-06-30 1981-06-30 コイル捲線機における渡り線のクイックリターン装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9708181U JPS585337U (ja) 1981-06-30 1981-06-30 コイル捲線機における渡り線のクイックリターン装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS585337U JPS585337U (ja) 1983-01-13
JPS6331383Y2 true JPS6331383Y2 (ja) 1988-08-22

Family

ID=29891902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9708181U Granted JPS585337U (ja) 1981-06-30 1981-06-30 コイル捲線機における渡り線のクイックリターン装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS585337U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS501370U (ja) * 1973-04-28 1975-01-08
JPS55138219A (en) * 1979-04-17 1980-10-28 Yakoburebitsuchi Fuer Isatsuku Tap forming device

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS501370U (ja) * 1973-04-28 1975-01-08
JPS55138219A (en) * 1979-04-17 1980-10-28 Yakoburebitsuchi Fuer Isatsuku Tap forming device

Also Published As

Publication number Publication date
JPS585337U (ja) 1983-01-13

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