JPS59222064A - 自動巻線機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、モータコア、トランスコア、等にフィル線を
巻装する自動巻線機に関し、特にモータの電機子コアの
巻装に好適するものである。

（ロ）従来技術 マイクロモータの電機子コアにフィル線を巻装する自動
巻線機の従来装置を第１図に基づいて説明４°る。第１
図はこの従来装置の概略説明図である。この図面におい
て、（ａ）はマイクロモータの電機子コアにして、磁性
綱板の積層により形成されている。この電機子コア（ａ
）は放射方向に突出する３極の突極部（ｂ）を有し、各
突極部は順次コイル線が巻装妨れる。コイル線（Ｃ）が
巻装される突極部（ｂ′）はそのコア端の外周面を、ガ
イド治具（ｅ）に設Ｃフた凹所（ｆ）に嵌合することに
より位置決めされる。このガイド治具（ｅ）は断面円形
であり、その周囲をフライヤ（ｇ＞が回転する。このフ
ライヤはその先端に透孔（ｈ）を有し、この透孔を挿通
したコイル線（Ｃ）を、フライヤの回転により突極部（
ｂ゛〉に巻装する。この場合にコイル線は、ガイド治具
（ｅ）の円弧面（ｉ）を滑りなから突極部（ｂ゛）に巻
回される。

ところが、この従来装置においては、コイル線（Ｃ）が
単にガイド治具（ｅ）の円弧面（ｉ）て案内されて突極
部（ｂ゛）に巻回きれるため、第１１λ中一点鎖線で示
す如くフィル（ｊ）は外方側に片寄りした状態に巻装さ
れる。このため各突極部のコア端の外周面（ｄ）及びフ
ィル（ｊ）の周縁（ｊｏ）で形成される電機子の正面形
状が第２図に示す所望外周円＜Ａ）の如く略円形とする
ことが難かしく、コイル（ｊ）の周縁がその所望外周円
の外方に突出したり、これより内方に凹陥したりして形
成されることになる。従って電機子全体の重心が電機子
コア（ａ）の回転中心と一致せず、回転時の首振り運動
の原因となっており、これを回避するため電機子のバラ
ンス調整に非常な手間を要していた。このようなコイル
（ｊ）が形成きれる理由は、第１図の一点鎖線で示す如
くコイル（ｊ）が電機子の中心から離れた側、即ち外方
に巻回詐れ易い傾向にある故である。このように外方に
巻回きれ易い原因としては、突極部（ｂｏ）の外方突出
部（ｋ）の鍔部（ｌのｊｊに向って、コイル線が巻回締
繞力の分力を受（Ｊ、辷り移行が生して線積偏倚が生じ
ることが原因である。

〈ハ〉　発明の目的 本発明はかかる点に鑑み発明されたものにして、コイル
線の巻装を所望形状に形成でき、また磁性コアの巻装部
位に可及的に均一化する自動巻線機を提供せんとするも
のである。

（ニ）発明の構成 かかる目的を達成するため、本発明による自動巻線機は
、フライヤから供出されるコイル線を案内するガイド治
具に、フィル線が巻装される磁性コア端の外周面を位置
決めする凹所を形成すると共にこの凹所の周縁近傍に可
動案内部材を設け、前記コアにおけるコイル線の巻装状
況を監視する監視検出手段の出力に応じて前記案内部材
を＝Ｉ動させ、コイル線をこの案内部材にて案内して前
記コアに巻装することを特徴とするものである。

（ホ）　実施例 以下本発明の一実施例を図面に基いて説明する。第２図
は理想とされる電機子の平面図であり、を機構（１）の
コア（２）に設けた各突極部（３）に巻装されるコイル
（４）が各突極部の先端突出部（５）側に片寄らず、ど
ちらかと言えはコア（２）の中心側に片寄ることを理想
とする。これは電機子（１）の回転バランスあるいはそ
の調整を簡単にするためである。

きて第３図は電機子コアにコイル線を巻装する状態を示
す概略説明図である。また第４図はガイド治具の底面図
である。これらの図面において、（６）はフライヤ（７
）から供出されるコイル線（８）を案内するガイド冶具
にして、断面略円形であり、コイル線（８）を案内する
円弧面（９）を有する。またこのガイド治具（６）はフ
ライヤ（７）の回転案内治具にもなる。このフライヤは
その回転中心がガイド治具（６）の中心上にあり、その
フライヤの先端には、コイル線（８）を挿通ずる透孔（
１ｏ〉が設けられ、コイル線（８〉はスプールに巻き取
られている。フライヤく７）は回転バランスのためにバ
ランス腕（７゛）を有し、このバランス腕と共に略２又
状に構成きれ、またこのフライヤはコイル線の巻装状態
に応して上下動せしめられる。

而してガイド治具（６）はその下面に、第４図に示１如
く凹窪部の中央に、を機構コア（２）の各突極８３（３
）にお（する先端突出部（５）の外周面〈１２〉を位置
決めする凹所（１３）が形成され、との凹所の両側縁近
傍に可動案内部材（１４）を可動自在に設けている。こ
の部材（１４）は夫々押枠（１５）及びコイルバネ（１
６）を有し、これらはガイド治具（６）に設けた通孔（
１７）に収容されている。

第４図に示す光源（１８）及び受光素子（１９）は−コ
イル線（８）の突極部（３）における巻装状況を監視す
る監視検出手段（２０）を構成するものであり、第４図
においては一組の光源及び受光素子のみをかすが、この
監視検出手段は複数組の光源及び受光素子を備えている
。この監視検出手段（２０）の出力により、図示せぬ自
動追尾機構により可動案内部材（１４）の突出量（Ｌ）
を制御すると共にフライヤく７）の上下動位置を制御す
る。

以上の構成においては、フライヤ（７）から供出される
フィル線（８）の一端を固定した状態で、フライヤ（７
）を回転すると、コイル線（８）はガイド治具（６）の
円弧面（９）で案内されて突極部〈３）上に巻装される
。このようにコイル線（８）の巻き始めは、可動案内部
材（１４）がガイ１泊具（６）から突出しない状態にあ
る。コイル線（８）が突極部（３）に巻きつけられるに
つれ、この状態を監視検出手段（２０）が監視し−Ｃ１
可動案内部材〈１４〉をその監視出力に基いて所定量突
出させる。この突出時においては、コイル線（８）はガ
イド治具（６）の円弧面く９）及び可動案内部材〈１４
）で案内されて突極部（３）上に巻回される。このよう
にコイル線く８）はガイド治具（６）及び可動案内部材
（１４）で案内され、また監視検出手段＜２０）の出力
により、可動案内部材（１４）及びフライヤ（７）の位
置が変わることにより、コイル（８）の形状は第２図及
び第４図で一点鎖線で示す如く所望形状になる。尚実施
例では可動案内部Ｕ（１４）をガイド治具（６）の通孔
（１７）内に設けたが、凹所（１３）の周縁のガイド治
具上に、起立自在に、可動案内部材を設け、監視検出手
段（２０）の出力により起立するようにしてもよい。

以−」二の如〈実施例においては、コイル線の線積偏倚
を回避しながらフィル線を巻装４−ることにより、電機
子の回動偏心を可及的に回避さ七ることができ、マイク
ロモータの製造工程上の隘路となっている電機子のバラ
ンスｖ４整作業を可及的に短時間で行い得るものであり
、また電機子コイルの仕上り状態は第２図に示す如〈従
来例に比し逆形状となり、コイルの所望外周円よりの突
出、あるいは凹陥は可及的に排除され、略々この所望外
周円上に揃列させることが可能となる。尚コイル線の巻
装後に可動案内部材にてフィルを成型寸−るようにして
もよい。

くべ）発明の効果 以上の如く本発明による自動巻線機は、フライヤから供
出されるコイル線を案内するガイド治具に、コイル線が
巻装される磁性コア端の外周面を位置決めする凹所を形
成すると共にこの凹所の周縁近傍に可動案内部材を設け
、前記コアにおけるコイル線の巻装状況を監視する監視
検出手段の出力に応じて前記案内部材を可動させ、コイ
ル線をこの案内部材にて案内して前記コアに巻装するこ
とを特徴とするものであるから、コイル線の巻装を整列
巻あるいはハネカム巻部任意の巻き形状に形成すること
ができ、前記書性コアの巻線部位に可及的に均一なコイ
ル線の巻装を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

＠１図は電機子コアにコイル線を巻装する従来装置の概
略説明図、第２図は電機子コイルの理想の巻装状態を示
す電機子の平面図、第３図及び第４図は本発明の一実施
例を示し、第３図は電機子コアにコイル線を巻装する状
態を示す概略説明図、第４図はガイド治具の底面図であ
る。 （７）・フライヤ、（８）・・・コイルＭ、（６）・・
ガイド治具、（２）・・・磁性コア（電機子コア）、（
１３）・・・凹所、（１４）・・可動案内部材、（２ｏ
）・監視検出手段。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）フライヤから供出されるコイル線を案内するガイ
   ド治具に、コイル線が巻装される磁性コア端の外周面を
   位置決めする凹所を形成すると共にこの凹所の周縁近傍
   に可動案内部材を設け、前記コアにおけるコイル線の巻
   装状況を監視する監視検出手段の出力に応して前記案内
   部材を可動いせ、コイル線をこの案内部材に１案内して
   前記コアに巻装することを特徴とする自動巻線機。