JPH02250643A

JPH02250643A - モータ巻線機の巻線状態検出装置

Info

Publication number: JPH02250643A
Application number: JP1070036A
Authority: JP
Inventors: Kenji Kanai; 健二金井; Takayuki Maezawa; 前澤　孝之; Nobuhisa Hongo; 本合　信久
Original assignee: Mitsuba Electric Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Mitsuba Corp
Priority date: 1989-03-22
Filing date: 1989-03-22
Publication date: 1990-10-08
Anticipated expiration: 2013-02-18
Also published as: JP2716786B2; US5029619A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］〈産業上の利用分野〉本発明は、所望のパターンでモータ回転子にワイヤを巻
回するモータ巻線機の巻線状態検出装置に関し、特に巻
線状態を自動的に検出するための装置に関する。

〈従来の技術〉従来からモータ回転子の巻線作業に於て、例えば、回転
子を所定の位置に保持し、回転子をインデックスしつつ
ワイヤを供給するためのローラを具備するプライヤを旋
回させ、回転子のコアティースやタングに所望のパター
ンでワイヤを巻回する巻線機がある。

このような巻線機にあっては、コアティースへの巻回不
良或いはタングへのフッキング不良等の巻線不良が発生
した場合、作業の途中でもワイヤのロスを可及的に低減
するべく直ちに不良の発生したモータ回転子に対する巻
線作業を停止することが望ましいが、実際には巻線作業
が全て終了し、目視検査を行うか、或いは作業経過を監
視し、不良を発見した場合に手動にて巻線機を停止させ
る他なく、巻線作業の自動化、省力化促進の障害となっ
ていた。また、場合によっては巻線不良を発見できず、
そのまま次の工程を行ってしまうことがあり、製造工程
が混乱する虞れがあった。

そこで、本発明者らは、巻線作業時にワイヤの弛みを防
止するべく常時このワイヤに張力を発生させながら作業
を行うことから、回転子に巻回されるワイヤの世は、同
一形式のモータに同一形式に巻線する場合には殆ど誤差
なく一定であることに着目した。

〈発明が解決しようとする課題〉このような従来技術の問題点と本発明者らの知見に鑑み
、本発明の主な目的は、モータの巻線状態を自動的にか
つ簡単な構造をもって容易に検出し得るモータ巻線機の
巻線状態検出装置を提供することにある。

［発明の構成］〈課題を解決するための手段〉このような目的は、本発明によれば、所望のパターンで
モータ回転子にワイヤを巻回するモータ巻線機の巻線状
態検出装置であって、前記巻線機の或る巻線動作に必要
なワイヤの量を記憶する手段と、前記巻線動作に実際に
使用されたワイヤの量を検出する手段とを有し、前記使
用ワイヤ量を前記必要ワイヤ量に比較し、前記モータの
巻線状態の適／不適を表わす信号を出力することを特徴
とするモータ巻線機の巻線状態検出装置を提供すること
により達成される。

〈作用〉このようにすれば、巻線機にてコアティースへの巻回作
業或いはタングへのフッキング作業時に巻線不良が発生
した場合、自動的に検出し、場合によっては自動的に巻
線機を停止することができる。

〈実施例〉以下、本発明の好適実施例を添付の図面について詳しく
説明する。

第１図及び第２図は、本発明が適用されたモータ回転子
の巻線機に於ける巻線状態検出装置の構成を示す。

モータ回転子１は、回転軸２と、該回転軸の中間部に嵌
挿された絶縁体からなるスリーブ３と、スリーブ３の外
周に同軸的にかつ軸線方向に沿って互いに離間して設け
られたアーマチュア４及びコンミテータ５とを有してい
る。アーマチュア４は、多数の薄板を積層してなり、か
つ軸線方向に延在する複数のスロット６により周方向に
沿って区分された複数のコアティース７を有する。また
、コンミテータ５は、周方向に沿って互いに絶縁される
ように区分された複数のセグメント８と、各セグメント
８に設けられたタング１０とを有する。

一方、第１図に良く示すように、各スロット６及びタン
グ１０に所望のパターンに巻線するべく図示されない供
給装置からテンショナを介して供給されるワイヤ１１を
ガイドするローラ１２が配置されている。このローラ１
２のワイヤ１１の上流即ち第１図に於ける上側には、任
意の時点から各スロット６及びタング１０への巻線作業
に使用されたワイヤの量を検出するための使用ワイヤ量
検出装置１３が配置されている。

第１図の■−■線について見た第２図に良く示すように
、検出装置１３は、ワイヤ１１の上流側即ち第２図に於
ける右側からワイヤ１１が１回転以上巻回され該ワイヤ
の送り出し方向を変更可能なプーリ１４と、巻線装置本
体に固着され、かっプーリ１４を回転自在に支持するブ
ラケット１５と、プーリ１４の回転軸１６に、カプリン
グ１７を介して同軸的に接続されたエンコーダ１８とを
有している。このエンコーダ１８はブラケット１５に設
けられたアーム１９に支持されている。また、エンコー
ダ１８は制御ユニット２１に接続されている。

尚、ワイヤ１１のプーリ１４よりも上流側位置には、ワ
イヤ１１をプーリ１４に向けてガイドする通孔２２ａを
有するガイド部材２２がブラケット１５に対して固定さ
れている。

ここで、回転子１へのワイヤ１１の巻線作業は、タング
１０へのフッキング作業やコアティース７への巻回作業
等の複数の作業からなるが、これら各作業毎に必要なワ
イヤ１１の量が予め制御ユニット２１に記憶されており
、各作業毎に実際に使用されたワイヤ１１の量を上記必
要ワイヤ量に比較することにより巻線状態を判断してい
る。実際には、例えばタング１０へのフッキング作業に
於て、想像線Ａに示すようにタング１０にワイヤ１１が
引掛からなかった場合、ワイヤの使用量が正常作業時よ
りも少なくなる。すると、エンコーダ１８により検出さ
れたプーリ１４の回転位置が正常作業時と異なることか
ら、制御ユニット２１にてこの作業で必要なワイヤ１１
の量に比較して、実際に使用されたワイヤ１１の量が少
ない即ち巻線状態が不適であると判断し、巻線装置を停
止させる。同様にして各タング１０へのワイヤ１１のフ
ッキング作業或いはコアティース７へのワイヤ１１の巻
回作業毎に巻線状態を確認することが可能となる。

尚、本発明は上記実施例限定されず、様々な応用が可能
であることは云うまでもなく、例えば本実施例に於ては
、ワイヤの供給路中間位置にてプーリに１周以上巻回し
、このプーリ内面とワイヤとの間に生じる摺動抵抗によ
りプーリをワイヤの移動量に応じて回転させこれをエン
コーダにて検出したが、ワイヤをエンコーダに接続され
た１対のローラで挾持する等、ワイヤの使用量を検出で
きれば良い。また、本実施例に於ては、巻線不良が発生
した場合に自動的に巻線機を停止させるようにしたが、
作業者に対して警告するような構造としても良い。

［発明の効果コこのように本発明によれば、巻線機にてコアティースへ
の巻回作業或いはタングへのフッキング作業時に巻線不
良が発生した場合、自動的に検出し、場合によっては自
動的に巻線機を停止することができる。従って巻線作業
の無人作業化、目視検査の簡単化が可能となることがら
モータの巻線作業性が向上しその効果は極めて大である
。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明に基づくモータ巻線機の巻線
状態検出装置の構成を示す。第２図は第１図の■−■線について見た矢視図である。１・・・回転子　　　　　２・・・回転軸３・・・スリ
ーブ　　　　４・・・アーマチュア５・・・コンミテー
タ　　６・・・スロット７・・・コアティース　　８・
・・セグメント１０・・・タング　　　　１１・・・ワ
イヤ１２・・・ローラ１３・・・使用ワイヤ量検出装置１４・・・プーリ　　　　１５・・・ブラケット１６・
・・回転軸　　　　１７・・・カプリング１８・・・エ
ンコーダ　　１９・・・アーム２１・・・制御ユニット
　２２・・・ガイド部材２２ａ・・・通孔

Claims

【特許請求の範囲】

（１）所望のパターンでモータ回転子にワイヤを巻回す
るモータ巻線機の巻線状態検出装置であって、前記巻線機の或る巻線動作に必要なワイヤの量を記憶す
る手段と、前記巻線動作に実際に使用されたワイヤの量を検出する
手段とを有し、前記使用ワイヤ量を前記必要ワイヤ量に比較し、前記モ
ータの巻線状態の適／不適を表わす信号を出力すること
を特徴とするモータ巻線機の巻線状態検出装置。
（２）前記使用ワイヤ量を検出する手段が、前記モータ
回転子に供給されるワイヤに当接することにより該ワイ
ヤの移動量に応じて回転するプーリと、前記プーリに連
結されたエンコーダとを有することを特徴とする特許請
求の範囲第１項に記載のモータ巻線機の巻線状態検出装
置。
（３）前記モータの巻線状態の不適を表わす信号が出力
された場合に前記巻線機の動作を停止する手段を有する
ことを特徴とする特許請求の範囲第１項若しく第２項に
記載のモータ巻線機の巻線状態検出装置。