JPS63313732A - 安息香酸誘導体およびその用途 - Google Patents

安息香酸誘導体およびその用途

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JPS63313732A
JPS63313732A JP63081133A JP8113388A JPS63313732A JP S63313732 A JPS63313732 A JP S63313732A JP 63081133 A JP63081133 A JP 63081133A JP 8113388 A JP8113388 A JP 8113388A JP S63313732 A JPS63313732 A JP S63313732A
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acid
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JP63081133A
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アン プローグ ジエルゲンセン
トルキル メンネ
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D A K LAB AS
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D A K LAB AS
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    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
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    • A61K31/60Salicylic acid; Derivatives thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P17/00Drugs for dermatological disorders

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、皮膚の感染症の、特に乾癖症;アトピー性
皮膚炎(アトピー性湿疹)、アレルギー性皮膚炎(アレ
ルギー性湿疹)、接触皮膚炎(接触湿疹)および脂漏性
皮膚炎(湿疹性皮脂疹)のような疾病;ならびに尋常性
座癒のようなIIF疾病を含む疾病の治療に用いる医薬
組成物に関する。
特に他を排することなく、この発明は局所塗布用、例え
ば皮膚塗布用の組成物に関する。
(ロ)従来の技術と課題 乾病症は、はとんどの西欧住民についての罹病率が2〜
3%の原因が不明の慢性疾病である。この疾病には、遺
伝性の体質があるが、通常20〜30歳までは徴候が現
れない。この疾病は、表皮に限定して発生し、細胞の入
れ替わりが増大することか特徴である。正常な細胞の入
れ替わりは、すなわち、新しく形成された細胞が、基底
細胞層から表皮表面の角質層に到達するのに要する時間
が通常4週間であるが、乾病症の細胞ではわずか2〜3
日である。
臨床時に、乾癖症は、特有のスケール(鱗屑)で覆われ
たはっきりとりんかくづけられた紅斑として発現するこ
とが多い。そのスケールがとれると斑点状の出血点が見
えてくる。この症状は、種々の程度の徴候があり慢性で
再発する。
乾癖症は多くの異なった形で現れ、“乾癖症”という用
語は、この明細書では、乾癖症型のあらゆる疾病例えば
尋常性乾癖症、滴性乾癖症、連銭形乾癖症、斑点状乾癖
症、環状乾癖症、円板様乾癖症、模様状乾癖症、濾胞性
乾癖症、花環状乾癖症、陳旧性乾癖症、類蛎殻疹性乾癖
症および膿庖性乾癖症;局在化後に名付けられた乾癖症
の形態すなわち全身性乾癖症、白斑乾癖症、舌乾癖症、
屈側乾癖症、爪乾癖症、逆性乾癖症、手掌足底膿庖症の
ような乾癖症型感染症および乾癖症性関節炎(関節奇形
性乾癖症)が含まれることを理解すべきである。
下記の治療法が、この疾病を抑制するために現在用いら
れている。局所に用いられる医薬、例えばコルチコステ
ロイド類、アンスラリンまたはコールタールが用いられ
ている。より重症の場合は、メトトレキセートもしくは
芳香族のレチノイド類のような医薬での全身治療および
光線治療法のみまたはソラレン(PUVA)を組合わせ
た方法が用いられる。これらの全身治療と局所治療の方
法の組合せは一般に過去数年間用いられてきた。
より効率的な治療法は、つよい副作用の危険性が高くな
るというのが一般的な通例と考えられている。局所に塗
布されたコルチコステロイド類は一般に短時間で多かれ
少なかれ無効になる。アンスラリンは、医薬がわずか1
0〜30分間だけ皮膚上におかれるいわゆるミニット療
法の導入以来刺ムは改善されたが、汚染とつよい刺激を
誘発させる危険がかなりあるので患者に投与することは
むずかしい。タールによる局所治療法は、米国で広く用
いられているのに比較してヨーロッパではそれほど多用
されていない。米国では、タール塗布後にUVB照射す
る場合[ゲラカーマン(Goeckermann)治療
法)の方がむしろ有効であると考えられている。しかし
タールによる治療法は汚いし臭気がある。
メトトレキセートを全身に用いることは恐らく、胞子生
成期(fertile age)を過ぎた乾癖症の最も
有効な治療法の一つであろう。しかし、それは肝臓への
副作用の危険性があり、それ故、いく人かの患者につい
ては肝臓の生検によって慎重に監視しなければならない
。メトトレキセートには、乾癖症性関節炎の関節の症状
に対して有効であるという利点がある。
レチノイドも使用できるが重い副作用が報告されている
。これらの副作用には、肝臓への副作用の誘発が含まれ
、いくらの患者は骨が変化する。
エトレティナート(Etretinat)  [タイガ
ソン(Tigason) ]は、今まで紹介された唯一
の芳香族レチノイドであるが、催奇形性かあり、体内で
の半減期が長いので、治療中または治療停止後の最初の
12ケ月の妊娠は人口流産で中絶するよう忠告されてい
る。
このように乾癖症に対する新しい治療法と医薬が認可さ
れている。またアトピー性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎
、接触皮膚炎、脂漏性皮膚炎および尋常性座癒のごとき
座癒症の従来の治療法は比較的効力が小さく、これらの
治療法の多くには、不愉快な副作用がある。有利な質量
比率にしたときの危険性は非常に高いので現在までの研
究が、それほど成功しているとはいえない。
(ハ)課題を解決するための手段 この発明は、4−アミノサリチル酸(4−ASA。
PAS) 、5−アミノサリチル酸(5−ASA)およ
びその官能誘導体が、乾癖症、アトピー性皮膚炎、アレ
ルギー性皮膚炎、接触皮膚炎、脂漏性皮膚炎および尋常
性座癒のごとき座癒症に対して、特に局所塗布する際に
活性であることを発見したことに基づいてなされたもの
である。
かくして、この発明は、4−ASAもしくは5−ASA
またはその官能誘導体からなり、局所投与に適切な形態
の乾癖症治療用組成物を提供するものである。その治療
法は予防的、待期的または治癒的な方法である。
さらにこの発明は、4−ASAもしくは5−ASAまた
はその官能誘導体、または前記化合物の組合せの、乾癖
症治療用医薬組成物製造するための用途を提供するもの
である。
さらにこの発明は、他の態様として、アレルギー性/ア
トピー性皮膚炎、接触皮膚炎、脂潴性皮膚炎および尋常
性座癒のような痩癒症を含む疾病治療用医薬組成物を製
造するための4−ASAもしくは5−ASAまたはその
官能誘導体の用途を提供するものである 局所投与に適切なこの発明の医薬組成物は、クリーム剤
、軟膏、ローション剤、リニメント剤、ゲル剤、溶液剤
、懸濁液剤、ペースト剤、スティック剤、噴霧剤、シャ
ンプー、石けん、ヘアーコンディショナーまたは粉末剤
であってもよい。
局所投与とは、対象とする病変を示す身体の部分または
その近傍、例えば、皮膚表面のごとき身体の外側部への
投与である。その使用法は組成物を単純に塗りつけるだ
けでもよく、または、この使用法には、閉鎖ドレッシン
グ、例えばこの発明の組成物を備えた閉鎖性プラスター
(膏剤)の使用のような組成物と病変部との接触を高め
るのに適するいずれの用具も含まれる。この発明の組成
物は、パッド、プラスター、ストリップ、ガーゼ、スポ
ンジ材、脱脂綿片などに浸みこませたり、または広げて
もよい。病変部またはその近傍に対する、組成物の注射
用形態も採用することができる。
この発明の局所投与用組成物は、活性化合物を0.00
1〜25重量%、好ましくは0.1〜10重量%、より
好ましくは0.5〜5重量%、特に2〜5重量%含有す
る。またこの組成物は、病変部のタイプ、はげしさおよ
び位置によるが、通常1日に1−10回塗布される。
この発明の医薬組成物は、乳化剤、酸化防止剤、緩衝剤
、防腐剤、保湿剤、浸透促進剤、着色剤、キレート剤、
ゲル形成剤、軟膏基剤、pH調整剤、香料および皮膚保
護剤のみならず、適切なおよび/まf:!ま医薬的賦形
剤まf二は担体を含有していてもよい。
この発明の組成物に用いてもよい適切な酸化防止剤の例
には次のものが含まれる。
ブチル化ヒドロキシ アニソール(BHA)、ブチル化
ヒドロキシトルエン(BHT)、アスコルビン酸、アス
コルビン酸ナトリウム、アスコルビルパルミテート、ノ
ルジヒドログアイアレチン酸、プロピルガレート、トコ
フェロールとその誘導体、ヒドロキノン類、没食子酸、
ピロ硫酸のカリウム塩もしくはナトウリム塩、システィ
ンおよびシスティン誘導体である。
代表的なキレート剤としては、EDTAナトリウム、く
えん酸およびリン酸が含まれる。
代表的なゲル形成剤には、カルボポール、セルロースガ
ム、ベントナイト、アルギネート類、ゼラチン、PVP
、アルミニウムヒドロキシドまたはベーガム(Veeg
um)がある。
保湿剤には、グリセリン、プロピレングリコール、ソル
ビトール、マンニトール、尿素、塩化ナトリウム、PC
A、酪酸およびキシリトールが含まれる。
適切な軟膏基剤には、みつろう、パラフィン、セチルパ
ルミテート、植物油、ツイーン(Tween )および
スパン(Span)が含まれる。
浸透促進剤としては、プロピレングリコール、DMSO
、トリエタノ−ルアミーン、N、N−ジメチルアセトア
ミド、N、1ll−ジメチルホルムアミド、2−ピロリ
ドンとその誘導体、エチルアルコール、界面活性剤、テ
トラヒドロフルフリルアルコールおよびアゾン(Azo
ne)が挙げられる。
この発明の医薬組成物が4− ASAもしくは5−AS
Aを粒子形態、または懸濁液もしくはペースト形態で含
有する場合は、4−ASAもしくは5−ASAは微粉砕
するのが好ましい。もっとも好ましいのは、粒子の大部
分が5μmより小さく、これより大きい粒子は比較的少
ないことである。最大粒子径が25μmのものが好まし
い。
この発明の組成物は、pH依存性ではないが、局所塗布
の場合はpH5〜8か好ましい。通常の緩衝剤を所望の
pHを得るf二めに使ってらよい。
代表的な防腐剤には、パラベン類、ホルムアルデヒド、
カトン CG (Kathon CG)、プロニドック
ス(Bron 1dox )、プロノポール(Bron
opol )、p−クロロ−m−クレゾール、クロルヘ
キシジン、ベンザルコニウムクロリドなどが含まれる。
この発明の組成物がシャンプーもしくは石けんの形態で
ある場合には通常の成分が用いられる。
代表的な石けん基剤とシャンプー基剤としては、ベタイ
ン、ナトリウムラウリルサルフェート、ノニルフェノー
ル、イミダゾール、スルホスクシネート、リファッテニ
ング剤、保湿剤およびコンディショナーが挙げられる。
代表的な可溶化剤には、エチルアルコール、グリセリン
、イソプロピルミリステート、ソルビトール、界面活性
剤類および油類が挙げられる。
適切す懸濁剤には、ベントナイト、ゲル化剤、カオリン
、マグネシウムヒドロキシド、寒天、珪酸マグネシウム
およびアラビアゴムが含まれる。
従って、この発明の組成物の種々の要因としては、添加
剤、酸化防止剤、キレート剤、コンディショナー、活性
物質の誘導体、乳化システム、脂肪相(fatty−p
hases) 、ゲル形成剤、保湿剤、質量比、軟膏基
剤、粒子径、ペースト基剤、浸透促進剤、pH,粉末基
剤、防腐剤、噴射剤、リファッテニング剤、シャンプー
基剤、石けん基剤1、可溶化剤、スティック基剤および
懸濁剤が含まれる。
選択される投与法は患者と疾病のはげしさによって決ま
るが、この発明の組成物としては、例えば経口、経直腸
および非経口投与に適する他の形態のものが含まれる。
かような組成物は、通常の医薬の慣行に従って次のよう
なものが製剤される。
固体製剤:錠剤、ピル、カプセル、粉末剤、顆粒剤。
半固体製剤ニゲル剤、ペースト剤、混合物。
液体製剤:溶液剤、懸濁剤、飲薬、乳化剤。
固体組成物は、通常のコーティング技術で作製され、胃
腸器官内の適切な部位で崩解するのに適し、かつ同時に
活性化合物が適切な部位で放出されるまで、不必要な化
学変化から組成物を保護すIO− るのに適するコーティングを備えている。
活性化合物もしくはその組合わせたものは、組成物中ど
んな量で含有されていてもよいが、一般に製剤の全重量
を基準にして1〜80重量%含有されている。
この発明の医薬組成物の添加剤には、マンニトール、蔗
糖などのごとき賦形剤;セルロース誘導体のごとき結合
剤;澱粉などのごとき崩解剤;ナトリウムラウリルサル
フェートなどのごとき吸収促進剤:グリセリンなどのよ
うな湿潤剤;カオリンのような吸着剤;ステアレート類
などのような潤滑剤;および池の適切な添加剤が含まれ
る。
この発明の組成物の投与量は、投与法、患者の体重と状
態、疾病のはげしさなどによってきまる。
経口投与用組成物の場合、投与量は通常、1日当り50
〜2000z9の範囲で、特に500〜1000屑9で
あり、通常1日に1〜4回投与される。
すてに述べたように、この発明の医薬組成物は、4−A
SAもしくは5−AS、’lそれ自体またはその官能誘
導体、またはかような化合物を組合イつ仕たものを含有
している。適切な官能誘導体の例には、医薬的に受容な
塩、特に皮膚環境での使用に適する塩が含まれる。この
例には、アミノ官能体の医薬的に受容な塩、例えば、特
に皮膚環境中で医薬的に受容な塩、例えば、特に皮膚環
境中で医薬的に受容なアニオンを与える酸との塩が含ま
れる。またアニオンの例としては、リン酸、硫酸、硝酸
、ヨー素、臭素、塩素および硼酸のアニオン;酢酸、安
息香酸、ステアリン酸などのカルボン酸から誘導される
アニオンが挙げられる。
アミノ官能体の他の誘導体には、アミド類、イミド類、
尿素類、カーバメート類などが含まれる。
他の適切な誘導体には、塩、エステルおよびアミドを含
む、4− ASAもしくは5−ASAのカルボキシル基
の誘導体が含まれる。例えば、医薬的に受容なカチオン
、例えばリチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウ
ム、カルシウム、亜鉛、アルミニウム、第一鉄、第二鉄
の各カチオンとの塩、ならびにアンモニウム塩と低fj
12 (C+−e)アルキルアンモニウム塩か含まれる
。エステルには、低吸アルキルエステルが含まれる。
他の官能誘導体としては、4− ASAもしくは5−A
SAのヒドロキシ基の誘導体、例えばカルボン酸のエス
テル例えば、Cl−18のアルカン酸のエステルが含ま
れる。
この発明の医薬製剤に用いてもよい4−ASAと5− 
ASAの誘導体は下記式で表される。
下記式: %式%) [式中、Wは−COOX (XはH,Li、Na、K。
Mg o5. Cao、s、、Z no、s、 A I
 o 33゜Fe(IT)。  5+   F  e 
 (nI)。  33.   N  H−、NH3R’
NH2R’2. ’N )[R13,NR’4またはR
’<R’は置換もしくは非置換の01−6アルキル、ア
リールC1−4アルキルまたはヘテロアリールCl−4
アルキル基〉)の基:または−COX (Xは−NR’
R”〈R′′は前記R1と同一定義で、R1とR1’は
同一もしくは異なっていてもよい〉)の基;YはHまた
はR’CO−(R’は前記定義と同じ)の基; ZlおよびZ2は、同一もしくは異なっていてもよく、
H1R’もしくはR’GO−(R’は前記定義と同一)
の基、またはzlおよびZ2はR2(R”は置換もしく
は非置換の01−6アルキリデン、アリールCI−eア
ルキリデンまたはへテロアリールC1−8アルキリデン
基)、またはZlとZ2およびこれらが結合している式
中の窒素原子とが、3〜7員の飽和もしくは不飽和の複
素環基または式。
−N=N−R’ (R3は置換もしくは非置換のアリー
ルまたは置換もしくは非置換のへテロアリール基)の基
を形成する]て表される一つの化合物である。
アルキル基の例としては、メチル、エチル、1−もしく
は2−プロピル、1−もしくは2−ブチル、2−メチル
−1−もしくは−2−プロピル基があり;アルケニル基
の例としては3−ブテン−1−イル基があり;置換アル
キル基の例としては、2−アルキル−12−アリール、
2−アリールアルキルアミノ−12−ジアルキル\2−
アルキルアリール\2−ジアリールアルキル−12−ア
リールアラルキルアミノエチル、アミノプロピル、アミ
ノブチル、2−(1−ピペリジニル)エチルなどのごと
き環式置換誘導体など、2−ヒドロキシエチル、2−ア
ルコキシ−12−アリールオキシ−12−アリールアル
キルオキシエチル基など、2−メルカプト−12−アル
キルチオ−,2−アリールチオ−12−アリールアルキ
ルチオエチル、−プロピル、−ブチルなどがある。
アリール基の例としては、フェニル基、またはアルキル
、塩素原子、弗素原子、臭素原子、沃素原子、アルコキ
シ、ニトロ、スルフオ基なとて任意に置換されたフェニ
ル基;フリル、チオフェニル、ピロリル、ピリジル基な
どのごときヘテロアリール基か挙げられる。
アリールアルキル基は、フェニルメチルもしくは置換フ
ェニルメチル、l−もしくは2−フェニルエチルもしく
は置換フェニルエチル、またはフルフリル、チオフェニ
ルメチル、ピロルメチル、キノリルメチルなどのごとき
ヘテロアリールアルキル基でもよい。
R2はエチリデン、■−もしくは2−プロピリデン、ベ
ンジリデン、1−もしくは2−フェニルエチリデン、フ
ェニル基がアルキル、アルコキシ基なとて置換されても
よい場合の後者の誘導体、フルフリリデン、ピリジニル
メチンなどであってもよい。
Zl、Z2および一つの窒素原子が3〜7員環を示す場
合の例は、Z’Z’N=1−アゼチジニル、1−ピロリ
ノニル、■−ピペリジニル、1−イミダゾリジニル基な
とがある。
R3は式: (式中W′は上記Wの定義と同一、Y′は上記Yの定義
と同一、および自由原子価がW′に対して4−もしくは
5の位置にある)の基であってもよい。
例えばW′はWと同一、Y′はYと同一で、自由原子価
はW′に対して、基−NZ’Z’のWに対する位置と同
じ位置にある。
この発明に用いるいくつかの化合物は、次のとおりであ
る。メチル 2−ヒドロキシ−4(もしくは5)−アミ
ノベンゾエートおよびその塩酸塩、エチル 2−ヒドロ
キシ−4(もしくは5)−アミノベンゾエートおよびそ
の塩酸塩、ベンジル 2−ヒドロキシ−4(もしくは5
)−アミノベンゾエートおよびその塩酸塩、4−メトキ
シベンジル 2−ヒドロキン−4(もしくは5)−アミ
ノベンゾエートおよびその塩酸塩、2−ニトロベンジル
 2−ヒドロキシ 4(もしくは5)−アミノベンゾエ
ートおよびその塩酸塩; 2−ヒドロキシ−4(もしくは5)−ホルムアミド安息
香酸およびそのナトリウJ・塩、2〜ヒドロキシ−4(
もしくは5)−アセトアミド安息香酸およびそのカリウ
ム塩、2−ヒドロキシ−4(もしくハ5) −(4−ク
ロロベンズアミド)安息香酸およびそのマグネシウム塩
; 2−ホルミルオキシ−4(もしくは5)−アミノ安息香
酸とそのリチウム塩、第1鉄塩、第2鉄塩、もしくはア
ルミニウム塩、2−アセトキシ−4−(もしくは5)−
アミノ安息香酸およびその亜鉛塩、2−(3−エトキシ
カルボニルプロパノイルオキシ)−4(もしくは5)−
アミノ安息香酸とそのカルシウム塩: 2−ホルミルオキシ−4(もしくは5)−ベンズアミド
安息香酸およびそのナトリウム塩、2−アセトキシ−4
(もしくは5)−アセトアミノ安息香酸およびそのカリ
ウム塩; メチル 2−アセトキシ−4(もしくは5)−アミノベ
ンゾエートおよびその塩酸塩、エチル−2−アセトキシ
−4(もしくは5)−アミノベンゾエートおよびその塩
酸塩、2−ヒドロキシエチル−2−ベンゾイルオキノー
4(もしくは5)−アミノベンゾエートとその硫酸塩; t6− メチル 2−アセトキシ−4(もしくは5)−アセトア
ミドベンゾエート、2−(3−クロロフェニル)エチル
2−イソブチリルオキシ−4−(もしくは5)−2(メ
チルチオ)ベンズアミドベンゾエート、エチル2−アセ
トキシ−4(もしくは5)−アセトアミドベンゾエート
; 2−ヒドロキシ−4−(もしくは5)−メチルアミノ安
息香酸およびそのナトリウム塩、2−ヒドロキシ−4(
もしくは5) −(2−メルカプトエチル)アミノ安息
香酸およびそのカリウム塩、2−ヒドロキシ−4(もし
くは5)−ジメチルアミノ安息香酸およびその亜鉛塩、
2−ヒドロキシ−4(ちL < ハ5) −(1−ピペ
リジニル)安息香酸およびそのカリウム塩、2−ヒドロ
キシ−4(もしくは5)−ベンジリデンニイミノ安息香
酸およびそのリチウム塩、2−ヒドロキシ−4(もしく
は5) −(3−キノリニル)メチンイミノ安1口、香
酸およびその亜鉛塩、ならびに上記酸のエチルエステル
;上記酸の2−アセトキノ誘導体、利用可能なNtl−
プロトンを有する上記酸の2−アセトキシ−4(もしく
は5)アセトアミド誘導体; メチル 4−アミノ−2−ヒドロキシベンゾエート、エ
チル 4−アミノ−2−ヒドロキシベンゾエート、4−
アセトアミド−2−ヒドロキシ安息香酸、メチル 4−
アセトアミド−2−ヒドロキシベンゾエート、4−アセ
トアミド−2−アセトキシ安息香酸; メチル 5−アミノ−2−ヒドロキシベンゾエート、エ
チル 5−アミノ−2−ヒドロキシベンゾエート、5−
アセトアミド−2−ヒドロキシ安息香酸、メチル 5−
アセトアミド−2−ヒドロキシベンゾエート、エチル 
5−アセトアミド−2−ヒドロキシベンゾエート、5−
アセトアミド−2−アセトキシ安息香酸、メチル 5−
アセトアミド−2−アセトキンベンゾエート、メチル 
5−アミノ−2−アセトキシベンゾエート、エチル 5
−アセトアミド−2−ヒドロキシベンゾエート、エチル
 5−アミノ−2−アセトキンベンゾエート、エチル 
5−アセトアミド−2−アセトキシベンゾエート、5−
ベンジリデンアミノ−2−ヒドロギン安息香酸、メチル
 5−ベンジリデンアミノ−2−ヒドロキシベンゾエー
ト、エチル 5−ベンジリデンアミノ−2−ヒドロキシ
ベンゾエート、メチル−5−ベンジリデンアミノ−2−
アセトキシベンゾエート、エチル 5−ベンジリデンア
ミノ−2−アセトキシベンゾエート; 6(もしくは7)−アミノベンズ[3,4e ] −1
゜3−オキサジン−2,4−ジオンおよびそのリン酸塩
; 4.4′−ジカルボキシ−3−ヒドロキシアゾベンゼン
もしくは3.3′−ジカルボキシ−4,4′−ジヒドロ
キシアゾベンゼン。
これらの化合物は種々の方法で製造することができる。
そのうちもっとも一般的な三方法を、下記のように2−
ヒドロキシ−5−アミノ安息香酸の誘導体で例示する。
フィッシャーのエステル化反応は、市販の遊離酸と適当
なアルコールとを、硫酸もしくはp−トルエンスルホン
酸のごとき強い鉱酸の過剰量の存在下で反応させること
によって行われている。その他の標準形のエステル化反
応は、例えば酸の塩とアルキル化剤、例えばアルキルハ
ライドとを反応させることによって行われる。この反応
はプロトン性溶媒もしくは非プロトン性溶媒中、または
相転移条件下が行われ、または酸クロリドもしくは酸無
水物とアルコールを、非プロトン性溶媒中で、任意にピ
リジン、トリエチルアミン、1.5−ジアザビシクロ[
4J、0]ノネー5−エンもしくは1.8−ジアザビシ
クロ[5,4,0]−ウンデセ−7−エンのごとき塩基
を触媒として用いて反応させることによって行われる。
N−アルキル化反応は、アミノ化合物とアルキル化ハラ
イドのようなアルキル化剤とを、アルカリ性もしくは中
性条件下、任意に無機塩基の存在下で反応させることに
よって行うことができる。この反応はジエチルエーテル
、酢酸エチルもしくはトルエンのような非プロトン性溶
媒中で行うことができる。
N−複素環式誘導体の例えば5−(l−ピペリジニル)
誘導体については、■、5−ジブロモペンクンとのアル
キル化反応を採用できる。この反応は一27= 上記のごとき非プロトン性溶媒中または酢酸もしくはジ
メチルスルホキシド中で行うことができる。
0、N−ジアシル誘導体は、最初遊離酸もしくはエステ
ル類をN−アシル化し、次いで0−アシル化することに
よって製造することができる。なお両アシル化反応には
標準のアシル化剤が用いられる。この反応は、酢酸、ト
ルエン、酢酸エチルまたはピリジンのような溶媒中で行
うことができる。
同時N、O−ジアシル化反応は、アシル化剤として無水
物もしくはアシルハライドを用いることによって行うこ
とができる。−力選択的なN−アシル化反応は、アシル
化剤として活性化エステルを用いることによって行うこ
とができる。
0−アシル化反応は、最初、例えばtert−ブチルオ
キシカルボ′ニルもしくはベンジリデンでN−保護反応
を行う必要があり、次いて0−アシル化反応を行ってか
ら脱保護反応を行い、エステルと遊離酸を得る。
別の一般的な方法では、2−ヒドロキン−4(もしくは
5)−ニトロ安息香酸が一般的なシントン(5ynth
on)として働く。この酸は、公知の方法でエステル化
および/または0−アシル化し次いでニトロ基を標準法
で還元される。ニトロ基は、触媒水素化反応で還元でき
るが例えばメタノールもしくは酢酸中で好ましくはパラ
ジウム/炭もしくは白金/炭を触媒として用いて行われ
る。他の場合では、誘導された4−もしくは5−ニトロ
安息香酸誘導体は他の公知の方法で合成され、4−もし
くは5−アミノ誘導体に還元される。
さらに複雑な場合には、化学工程が加えられるかもしく
は工程の逆転を行い特に保護基が追加して用いられる。
上記の4−ASAもしくは5−ASAの誘導体のあるも
のは、“航駆医薬”とみなされ、すなわち吸着および/
または浸透すると、遊離の形態の4−ASAもしくは5
−ASAに変換する誘導体である。
(以下余白) (ニ)実施例 さらにこの発明を、5−および4− ASAm導体の製
造法を記載する下記の実施例によって説明する。
製造された化合物はすべて満足すべき’H−NMRスペ
クトルを示した。
実施例12−ヒドロキシ−5−アセトアミド安息香酸(
Ac −5−ASA) 2−ヒドロキシ−5−アミノ安息香酸(20,09゜0
.131モア1.)を水中(100x(2) +=懸濁
させ、次イテ無水酢酸(15,0,v(りを添加した。
得られた反応混合物を撹拌しながら100℃で10分間
加熱し、水浴で冷却した。生成物を濾過によって分離し
た。
活性炭を用いて水から再結晶化させて、分析的に純粋な
2−ヒドロキシ−5−アセトアミド安息香酸(17,h
、 67%)を得た。物性は次のとおりであった。
融点・21g−220°C 元素分析 HN 実測値(%)   55.10 4.61   ?、1
0C8■、NO4としての    55.38   4
.62    7.18計算値(%) 実施例22−アセトキシ−5−アセトアミド安息香酸 2−ヒドロキシ−5−アミノ安息香酸(30,09゜0
196モル)を無水酢酸(100iC)中に撹拌しなが
ら注入し、反応混合物を75℃で4時間加熱した。
室温まで冷却した後、ベンゼン(15ONI2)を添加
し、結晶物質を濾別した。活性炭を用いてエタノールか
ら再結晶して2−アセトキシ−5−アセトアミド安息香
酸(19,6L 42%)を得た。
融点:196〜198°C 元素分析 HN 実測値(%)   55.56  4.66  6.0
3%C1,H2SO4としての  55.69    
4.64    5.90計算値(%) 実施例32−ヒドロキシ−5−ベンジリデンアミノ安息
香酸 2−ヒドロキシ−5−アミノ安息香酸(10,09゜6
5mmole)をベンズアルデヒド(30m12)と混
合し、透明な溶液が得られるまで加熱沸騰させた。得ら
れた溶液に水冷したトルエン(LOOff12)を添加
した。沈殿した結晶を濾別し、冷無水エタノール(2x
25i6)で洗浄し、次いで石油エーテル(3X25m
ρ)で洗浄し、減圧乾燥して標題の化合物を得たC6.
89.47%)。
融点:213〜215℃ 元素分析 HN 実測値(%)    69.28 4,73  5.7
3C,、H,、N03としての   69.70   
4.56    5.81計算値(%) 実施例4 メチル 5−アミノ−2−ヒドロキシベンゾ
エート 5−アミノ−2−ヒドロキシ安息香酸(2009゜1.
31mol)をメタノール(2e)中に懸濁させ、濃硫
酸(120ffc)を徐々に添加し、反応混合物を、窒
素雰囲気下で48時間還流した。次に得られた反応混合
物を室温にしてから、水酸化ナトリウムの33%水溶液
(120i12)と炭酸水素ナトウリムの1M水溶液で
中和した(中性反応液にまで)。
得られた反応混合物をエーテル(3x 400z12)
で抽出し、得られたエーテル溶液を1M炭酸水素ナトリ
ウム水溶液(2X100.Wρ)と水(2x 100x
12)とで洗浄した。無水硫酸マグネシウム(509)
で乾燥し、エーテルを蒸発させた。残った生成物を、活
性炭を用いてヘキサンから再結晶させてメチル2−ヒド
ロキシ−5−アミノベンゾエート(9L3g。
45%)を得た。
融点=93〜95°C 元素分析: CHN 実測値(%)  57,38 5.41  111.3
8C,H,NO3としての  57.48   5.3
9    8.38計算値(%) 実施例5 メチル 2−ヒドロキシ−5−アセトアミド
ベンゾエート メチル 2−ヒドロキノ−5−アミノベンゾエート(1
09,60mmole)を無水酢酸(10d)と混合し
、撹拌しながら100℃で5分間加熱した。次いて得ら
れた反応混合物を冷却し、減圧して濃縮乾固した。残留
物質を、活性炭を用いてエタノール−水(1: 1)か
ら再結晶して標題の化合物を得た(9.7L 74%) 融点=147〜148°C 元素分析: HN 実測値(%)    57.01 5.27  6.7
6C,,1(、、NO4としての   57.42  
 5.26    6.70計算値(%) 実施例6 メチル 2−アセトキシ−5−アセトアミド
ベンゾエート メチル 2−ヒドロキン−5−アセトアミドベンゾエー
ト(13,6L 68mmole)をピリジン(2吐ρ
)に溶解し、無水酢酸(7,4zρ)を加えた。得られ
た反応混合物を室温で48時間放置し、次いて減圧で蒸
発乾固した。残留生成物をエタノール−水(l・3)か
ら再結晶させて標題の化合物(144融点:133〜1
35℃ 元素分析: CHN 実測値(%)    57.11 5,28  5.4
7C121(13NO5としての   57.37  
 5.18    5.58計算値(%) 実施例7 メチル 2−ヒドロキシ−5−ベンジリデン
アミノベンゾエート 100℃で10分間加熱することによって、メチル 2
−ヒドロキシ−5−アミノベンゾエート(43,69,
0,261mole)をベンズアルデヒド(26,6m
12.0.26mole)に溶解した。氷水で冷却した
後、95%エタノール(40mg)を添加し、得られた
結晶物質を濾別した。生成物を96%エタノールから再
結晶して標題の化合物(45,69,69%)を得た。
融点=58〜596C 元素分析: HN 実測値(%)    70.60 5.06  5.5
0C=5H13NO3としての   70.58   
5.10    5.49計算値(%) 実施例8 メチル 2−アセトキシ−5−ベンジリデン
アミノベンゾエート メチル 2−ヒドロキシ−5−ベンジリデンアミノベン
ゾエート(23,5g、 92.2mmole)をピリ
ジン(501り)に溶解し、無水酢酸(11i12)を
添加し、次いで得られた反応混合物を室温で48時間放
置し次いで減圧で蒸発乾固した。残留物質をヘキサンか
ら再結晶化させて標題の化合物(13,49,49%)
を得た。
融点: 101−103°C 元素分析: CHN 実測値(%)    68.57 4,98  4.8
0C,7H,5No、としての   68.69   
5,05    4.71  ゛計算値(%) 実施例9 メチル 2−アセトキン−5−アミノベンゾ
エート メチル 2−アセトキシ−5−ベンジリデンアミノベン
ゾエート(199,64mmole)を、水(100I
R)とともに1時間沸騰させ、次いでその反応混合物を
冷却し、減圧下蒸発乾固した。残渣を水から再結晶して
標題の化合物を得た(2.09.15%)。
融点:99〜100°C 元素分析: HN 実測値(%)    57,31 5.37  6.6
8C+oH++NO+としての   57.42   
5.26    6.70計算値 実施例IOエチル 2−ヒドロキシ−5−アミノベンゾ
エート 2−ヒドロキン−5−アミノ安息香酸(409゜0.2
6mole)を無水エタノール(112)と混合し、次
いて濃硫酸(40mg)を徐々に添加した後、得られた
混合物を、窒素雰囲気下で48時間還流させた。冷却し
た反応混合物を、減圧によって約350πρにまで濃縮
し、1M炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、エーテル
(3X150ffρ)で抽出した。得られたエーテル溶
液を1M炭酸水素ナトリウム水溶液(2×75JIa)
と水(2X75xff)テ洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ム(25y)で乾燥した。活性炭(2g)を添加し、溶
液を濾過し濾液を蒸発乾固した。
生成物を水−エタノール(3:l)から再結晶して標題
の化合物(109,21%)を得た。
融点=40〜43℃ 元素分析: HN 実測値(%)    59.59  6.13  7.
66C,H,、No3としての    59.66  
  6.08    7.73計算値(%) 実施例11 エチル 2−ヒドロキン−5−アセトアミ
ドベンゾエート エチル 2−ヒドロキシ−5−アミノベンゾエート(3
3,h、 0.182mole)を無水酢酸(33m1
2)に溶解し、100℃で10分間加熱した。得られた
混合物を室温まで冷却し、水(33Rρ)を添加し、得
られた混合物を蒸発乾固しL0残留物を水−エタノール
(1:1)から再結晶させて標題の化合物(26,4y
、 65%)を得た。
融点=135〜136℃ 元素分析: HN 実測値(%)    59.12  5.93  6.
30C,、H,3NO4としての   59.19  
  5.83    6.28計算値(%) 実施例12 エチル 2−アセトキシ−5−アセトアミ
ドベンゾエート エチル 2−ヒドロキシ−2−ヒドロキシベンゾエート
(11,h、 52.9mmole)をピリジン(3釦
ρ)に溶解し、無水酢酸(6oxc)を添加した。得ら
れた反応混合物を、室温で48時間保持し、次いで蒸発
乾固した。得られた物質を、熱ヘキサンで洗浄しく 3
x 20i(り 、水−エタノール(3:l)から再結
晶して、標題の化合物(8J9.59%)を得た。
融点・915〜92.5℃ 元素分析: =40− HN 実測値(%)    58.95 5,72  5.3
6C,3H,51JO,としての   58.86  
 5.66    5.28計算値(%) 実施例13 エチル 2−ヒドロキシ−5−ベンジリデ
ンアミノベンゾエート エチル 2−ヒドロキシ−5−アミノベンゾエート(3
1,8g、 0.176mole)をベンズアルデヒド
(17,8RI2.0.176mole)と混合し、得
られた混合物を100℃で10分間加熱し、次いで氷水
で冷却した。得られた油状物を活性炭を用いて96%エ
タノールから再結晶して、標題の化合物(31,6!?
67%)を得た。
融点=63〜65°C 元素分析: HN 実測値(%)   71.1g   5.63  5.
22C16H15NO3としての  71.38   
 5,58    5.20計算値(%) 実施例14 エチル 2−アセトキシ−5−ベンジリデ
ンアミノベンゾエート エチル 2−ヒドロキシ−5−ベンジリデンアミノベン
ゾエート(219,78mmole)をピリジン(60
ff12)に溶解し、無水酢酸(8,9iff)を添加
した。
次いで得られた反応混合物を室温で48時間保持し、減
圧で蒸発乾固した。残渣をヘキサンから再結晶して標題
の化合物(17,8g、 73%)を得た。
融点ニア9〜806C 元素分析: HN 実測値(%)   69,33  5.51  4.5
7C,、H,7No、としての  69.45    
5.47    4.50計算値(%) 実施例15 エチル 2−アセトキシ−5−アミノベン
ゾエート エチル 2−アセトキシ−5−ベンジリデンアミノベン
ゾエート(io、h、 32.2mmole)を、水−
エタノール(3:1.750i(り中で約1時間還流し
、次いて得られた混合物を冷却し、濾過して沈殿を分離
した。さらに再結晶して標題の化合物(3,0L42%
)を得た。
融点: 82,5〜83℃ 元素分析: HN 実測値    5.!1,96  5.98  6.2
2C,、H,、NO,としての  59.19    
5.83    6.28計算値 実施例162−ヒドロキシ−4−アセトアミド安息香酸 ナトリウム 2−ヒドロキシ−4−アミノベンゾエート
(7h、 0.437moIe)を水(2〜300Iρ
)lこ溶解し、濃塩酸(36,2iρ)を添加し、次い
で濾過して沈殿した結晶の遊離酸を分離した。この酸を
水(700iC)中に懸濁させ、無水酢酸(48m12
)を添加し、得られた混合物を約100℃で(還流コン
デンサーで供給)15分間窒素雰囲気下で加熱した。
冷却後、結晶物質を濾別し、減圧乾燥して標題の化合物
(489,56%)を得た。
融点=221〜223°C 元素分析: HN 実測値(%)   55,14 4.73  7.12
CsHeNO4としての   55.38   4,6
2    7.18計算値(%) 実施例17 メチル 2−ヒドロキシ−4−アミノベン
ゾエート 2−ヒドロキシ−4−アミノ安息香酸(1009゜0.
654mole)を新たに蒸留したメタノール(Inに
懸濁させ、濃硫酸(50ff12)を徐々に添加し、次
いで、得られた反応混合物を、その全物質が溶解するま
で(24−48時間)窒素雰囲気下で還流させ次いで減
圧蒸発させ約350zffまで濃縮した。
濃縮液を33%の水酸化ナトリウム溶液とIMの炭酸水
素ナトリウム溶液で中和し、エーテルで抽出した( 3
x 250z(り。エーテル層をIMの炭酸水素ナトリ
ウム溶液(2x50mlりと水(2x50zI2)で洗
浄し、無水硫酸マグネシウム(209)で乾燥し、エー
テルを減圧蒸発させて除いた。生成物を減圧下蒸発乾固
させて標題の化合物(67,59,62%)を得几。
融点:120〜122℃ 元素分析 HN 実測値(%)  57.57  5.41  8.22
C*HsNO3としての  57.48    5.3
9     L3g計算値(%) 実施例18 メチル 2−ヒドロキシ−4−アセトアミ
ドベンゾエート メチル 2−ヒドロキシ−4−アミノベンゾニー) (
5,h、 30mmole)を無水酢酸(30MI2)
に溶解し、75℃で5分間加熱した。次いで冷却し、水
(50i12)を加え、反応混合物を減圧下蒸発乾固し
、生成物を水から再結晶化して標題の化合物(1,25
9,70%)を得た。
融点:148〜l 510C 元素分析: HN 実測値(%)   57.53  5.33  6.6
8C,、H,、NO4としての  57.01    
5.27    6.70計算値(%) 一44= 実施例19 2−アセトキシ−4−アセトアミド安息香
酸 2−ヒドロキシ−4−アミノ安息香酸C209゜0.1
31mole)を無水酢酸(67ff(2)に溶解し、
窒素雰囲気下75℃で4時間加熱し、次いで室温まで冷
却してベンゼン(1003+112)を添加した。結晶
物質を濾別し、水から再結晶し標題の化合物(9,31
゜30%)を得た。
融点: 191〜193°C 元素分析: HN 実測値(%)   55,59  4.71  6.1
0C1,H31NO7としての  55.69    
4.64    5.91計算値(%) 実施例20 エチル 2−ヒドロキシ−4−アミノベン
ゾエート ナトリウム 2−ヒドロキシ−4−アミノベンゾエート
(200L 1.15mole)を水(1,512)に
溶解し、濃塩酸で中和した。次いて遊離の酸を濾過して
分離し、無水エタノール(li中に懸濁さ什、濃塩酸(
50mρ)を徐々に添加した。得られた反応混合物を窒
素雰囲気下で約36時間還流して透明な溶液を得、冷却
し、約350酎まで濃縮し、33%NaOH溶液(約4
011g)と1M炭酸水素ナトリウム水溶液(約150
mff) テ中和し、x−チル(3x200R12)で
抽出した。得られたエーテル抽出液を1M炭酸水素ナト
リウム溶液と水(2X75xρ)で洗浄し、無水硫酸マ
グネシウム(20g)で乾燥した。減圧蒸発させた後、
生成物を水から再結晶させて標題の化合物(ts、4g
、 7.4%)を得た。
融点: 113〜115°C 元素分析: 実測値     CHN C9H,、NO3としての   59.68   6.
24    7.63計算値    59.66 6,
08  7.73下記の実施例はこの発明の医薬製剤を
示す。
これらの組成物は、活性化合物を他の成分と十分に混合
することを含む通常の医薬技術によって製造することが
できる。百分率はすべて重量百分率である。
ASAは4−アミノサリチル酸もしくは5−アミノサリ
チル酸またはその誘導体類を示す。
実施例21 クリーム剤 クリーム印J(0/W) ASA                      
           0.01〜10%ポリ1ルベー
)80(Plysorbate  80)      
          0.5乳化用ワフクス     
                         
5鉱物油                 4ジメチ
コン(Dimethicone)          
             1グリセリル ステアレー
ト                        
      6酸化防止剤            適
当量EDTA                  O
・l防腐剤               適当量グリ
セリン85%                   
              4プロピレングリコール
                         
       7水酸化ナトリウム 5N      
              O,OL〜17リン酸緩
衝液pH70,01〜10 塩酸0.5N             O,01〜7
水                     65〜
76変動要因:酸化防止剤、キレート剤、防腐剤、乳化
システム:ファツテイーフエイス(fattyphas
e)、リファッテニング剤(refatteninga
gent) 、保湿剤(湿潤剤)、質量比、可溶化剤、
浸透促進剤。
クリーム斉J(Jlo) ASA                      
           O,01〜10%セチルアルコ
ール                       
         0.5ラノリン         
                         
      5ホワイト ペトロラタム       
                       IO
鉱物油                 45酸化防
止剤             適当量EDTA   
                1水酸化ナトリウム
 SN                     O
,01〜エフ塩酸0.5N             
O,01〜7リン酸緩衝液p)17         
 0.01〜10防腐剤              
 適当量水                    
15〜25変動要因:酸化防止剤、キレート剤、防腐剤
、乳化システム、ファッティーフエイズ、リファッテニ
ング剤、保湿剤、可溶化剤、浸透促進剤、質量比。
実施例22 軟膏 A S A         0.01〜10%ラノリ
ン          15 ペトロラタム      58〜68 鉱物油           ■5 9 ジメチコン          2酸化防止剤  
     適当量 変動要因:酸化防止剤、質量比、粒子の大きさ、軟膏基
剤 実施例23 リニメント剤 ASA         O,01〜10%乳化用ワブ
クス                  4グリセリ
ル ステアレート                 
3鉱物油           15 ポリソルベート 80               
  0.6グリセリン 85%           
       3プロピレングリコール       
            5酸化防止剤       
適当量 EDTA            O,1防腐剤   
      適当量 水             59〜69変動要因;ゲ
ル形成剤、酸化防止剤、キレート剤、防腐剤、リファッ
テニング剤、質量比、浸透促進剤。
実施例24 ケル剤 ASA             0.01−10トリ
エタノールアミン                 
      1〜5エチルアルコール        
                   10セチオー
ルHE(Cetiol  HE)          
       10セルロース ガム        
                    5EDTA
                         
      0.1防腐剤            適
当量水                   59〜
74変動要因ニゲル形成剤、酸化防止剤、キレート剤、
防腐剤、リファッテニング剤、質量比、浸透促進剤。
実施例25 溶液剤(水) ASA           0.01〜10%水酸化
ナトリウム 511          0.01〜1
7リン酸緩衝液pH70,01〜10 塩酸0.5N        O,Of〜7セチオール
 HE                      
   4プロピレングリコール           
           5防腐剤          
適当量 酸化防止剤        適当量 EDTA             O,1水    
            37〜89変動要因:酸化防
止剤、キレート剤、防腐剤、リファッテニング剤、保湿
剤、質量比、浸透促進剤。
溶液剤(三チルアルコール) ASA           O、01〜10%水酸化
ナトリウム 5 N           O、01=
 17リン酸緩衝液pH70,01−10 塩酸0.5N        O,01〜7ブロビレン
グリコール                    
   5セチオール HE             
           3酸化防止剤        
適当量 EDTA             O,1エチルアル
コール                   50〜
95変動要因:酸化防止剤、キレート剤、リファッテニ
ング剤、保湿剤、質量比、浸透促進剤。
実施例26 @局剤 ASA           O,01〜10カルボv
−(Carbomer)              
   0.5セル叶スガム             
          0.5ポリ1ルベー)  80 
                   0.1プUど
レンゲリコール                  
    5アスコルビン酸             
        0.05セチオール HE     
               、    4ポリンル
ベート                    適当
1腎EDTA                   
        O,1リン酸緩衝eL       
       o、ot−t。
水                 72〜90変動
要因二酸化防止剤、キレート剤、防腐剤、懸濁化剤、リ
ファッテニング剤、質量比、浸透促進剤。
実施例27 パスタ剤(ペースト) ASA          0 、01〜lO%ペトロ
ラタム      45〜55 酸化亜鉛          40 鉱物油           5 酸化防止剤       適当量 変動要因二酸化防止剤、質量比、パスタ剤の基剤、実施
例28 スティック剤 ASA               0 、01〜1
0カチナ LM(Cutina  LM)      
            70〜80ミ1丹−ル 31
8(Myritol  318)          
      5Eマン油              
                  2みつろう(白
)10 ペトロラタム(白)                
             3酸化防止剤      
      適当量変動要因二酸化防止剤、スティック
剤の基剤、質量比。
(以下余白) 実施例29 噴霧剤 噴霧剤(手動) ASA           0.01〜10%水酸化
ナトリウム 5N           O,01〜1
7リン酸緩衝液りH70、0f〜10 塩酸0.5N        O,01〜7エfルアル
]−ル                     3
0グリセリン 85%               
     5プロピレングリコール         
              5セチオール )IE 
                       3酸
化防止剤        適当量 EDTA             0.1防腐剤  
        適当量 水                22〜57変動要
因・酸化防止剤、キレート剤、防腐剤、リファッテニン
ク剤、保湿剤、質量比、浸透促進剤、噴霧剤(エアロゾ
ル溶液) ASA           O,01〜10%水酸化
ナトリウム 5N           O,01〜1
7117酸緩衝液pH70,01〜10 塩酸0.5N        O,01〜フイソブロビ
ルミリステート                  
 3プロピレングリ]−ル             
          5エチルアルコール      
             48〜92噴霧剤    
      適当量 変動要因:リファッテニング剤、保湿剤、質量比、浸透
促進剤。
噴霧剤(エアゾルフオーム) ASA            O,01〜lO%ポー
ラワックス(Polawax)           
        3エチルアルコール        
           50〜55酸化防止剤    
     適当量 EDTA              O,1水   
               20〜35噴射剤  
         適当量 変動要因:噴射剤、酸化防止剤、キレート剤、リファッ
テニング剤、保湿剤、質量比、乳化システム。
噴霧剤(エアゾルエマルジョン) ASA              O,01〜lO%
アーラセル60(Arlacel  60)     
            1.5アーラセル80   
                         
0.2ツイーン60                
          1.0グリセリル ステアレート
                       2.
5カリウム ツルベート0.2 酸化防止剤          適当mEDTA   
             0.1防腐剤      
      適当量水酸化ナトリウム 51j    
            0.01〜17リン酸緩衝液
pH70,01〜10 塩酸0.5N           O,(H〜7水 
                  50〜95噴射
剤            適当量変動要因:酸化防止
剤、キレート剤、防腐剤、乳化システム、レファッテニ
ング剤、保湿剤、質量比、浸透促進剤。
実施例30 シャンプー シャンプー ASA                0.01〜1
0%ナトリウム ラウリル サルフェート      
              40セチオール HE 
                         
    3コンバーランKD(Comperlan  
KD)                  3塩化ナ
トリウム                     
         2酸化防止剤          
 適当量EDTA                 
O、1防腐剤             適当量水  
                   45〜53変
動要因、シャンプー基剤、酸化防止剤、キレート剤、防
腐剤、レファッテニング剤、保湿剤、質量比、コンディ
ショナー。
ボディシャンプー ASA               O,01〜10
%ナトリウム ラウリル サルフェート40セチオール
 HE                      
       4フンバーラン KD        
                    3真珠箔剤
(Pearling agent)       10
防腐剤             適当量酸化防止剤 
          適当量EDTA        
        O,1水             
       40〜50変動要因;シャンプー基剤、
酸化防止剤、キレート剤、防腐剤、レファッテニング剤
、添加剤、質量比、コンディショナー。
実施例31 薬用石けん ASA              O,01〜10%
1−ヒFOキシエタンー1.1−シリン酸      
          0.2グリセリン       
                     0.8ヤ
シ浦と牛脂のナトリウム石けん           
  88〜98ソフチゲン701(Softigen 
 701)              0.7変動要
因、質量比、保湿剤、レファッテニング剤、石けん基剤
実施例32 粉末薬 ASA               O,01−10
%タルク                     
           65〜70カオリン     
                         
       6二酸化チタン           
                  2炭酸カルシウ
ム                        
    8イルガサンDP300(lrgasan  
DP300)            0.2ステアリ
ン酸マグネシウム                 
         3トウモロコシもしくはオート麦の
澱粉               5〜10変動要因
:粉末剤の基剤、防腐剤、質量比。
実施例33 ヘアコンディショナー ASA   、            0.01〜1
0%セチルアルコール               
           2.2アルキルトリメチルアン
モニウムクaリド              1.2
5オクfルFデカノール              
             1クエン酸       
                         
  IEDTへ                  
               0.1防腐剤    
         適当量酸化防止剤        
  適当量水                   
    力口えて100%とする変動要因、コンディシ
ョナー、防腐剤、キレート剤、酸化防止剤、質量比。
5−ASAと4−ASAおよびその誘導体の生体内での
効力を下記実施例で試験した。
実施例34 皮膚刺激性試験 1、スキャンボア・テープ(Scanpore Tap
e) (オスロー市、Norges Plaster 
A/S)で固定されたフィン・チャンバー(Fine 
chamber)を用いて閉鎖パッチ・テストを48時
間行った。結果を48.72及び120時間後に記録し
た。22人の個体(乾癖症ではない)について組成物1
.2および3について試験した。
組成物l:1%5−ASA 組成物2 + 2.5%5−ASA 組成物3:5.0%5−ASA パッチテスト結果は、製剤や個々の成分の刺激性を全く
示さないかごくわずか示したが、すべて陰性であった。
2、上記と同じパッチテストを、皮膚炎の履歴をもつ3
1人の個体(乾癖症ではない)について、下記組成物を
用いて行った。
(AC−5−ASA=N−アセチル−5−アミノサリチ
ル酸) 組成物4:1%4−ASAクリーム剤 組成物5:5%4−ASAクリーム剤 組成物6:10%4−ASAクリーム剤組成物7:1%
AC−5−ASAクリーム剤組成物8:5%AC−5−
ASAクリーム剤組成物9ニア、5%AC−5−ASA
クリーム剤結果を48.72および96時間後に評価し
た。
10% 4−ASA  クリーム剤(組成物6)だけが
よりく刺激することが分かった。他の組成物は、刺激性
を、全く示さないかまたはごくわずか示した。
3.19名のアトピー性皮膚炎の患者を5% 5−AS
A  クリーム剤と、プラシーボのクリーム剤とで1日
に2回、2週間にわたって治療したところ、活性クリー
ム剤とプラシーボクリーム剤の両者からの局所の副作用
を示したのは2名の患者だけであった。アトピー性皮膚
炎の患者は通常高い皮膚感受性をもっているとされてい
るので、上記の試験によって、5% 5−ASA  ク
リーム剤を使用しても、局所の副作用はごく少数しか起
こらないであろうということが確認された。
59一 実施例35 乾癖症に対する予備試験 ■、メトトレキセートで全身治療を受け、ジスラノール
またはタール製剤で類網膜もしくは局所の治療を受けて
いる広範囲の乾癖症の患者について5 X 5 cm”
の面積を、濃度をあげた組成物l。
2および3での治療に用いた。合計5名の患者を入院患
者ベースで治療し、結果を週に2〜3回評価した。すべ
ての場合に、治療された斑点の退行が認められた。
2、5−ASA  クリーム剤を、薄いプラスチックフ
ィルムによって閉鎖して用いて治療した5人の患者のう
ち3人に、4〜6日後に劇的な効果がみとめられた。し
かしこの効力は治療を続けても持続しなかった。
3.5% 5−ASA  クリーム剤とプラシーボクリ
ーム剤を、5名の入院小者によって、無作為化二重盲検
パイラテラルトライアル法(randomizeddo
uble−blind、 bilateral tri
al)法で比較した。
同程度の二つの対側性乾癖症の斑点を、5−ASAクリ
ーム剤とプラシーボクリーム剤のそれぞれて閉鎖式ドレ
ッシングを同時に用いて1週間治療した。この5−AS
A  クリーム剤は、治療の過程で、5人の患者のうち
4名について、プラシーボクリーム剤よりもよい効力を
示した。
4.5% 4−ASA  クリーム剤とブラシーボクリ
ーム剤を、10名の外来患者について、無作為化二重盲
検パイラテラルトライアル法で比較した。
同程度の二つの対側性乾癖症の斑点(5X5cm″。
10 X 10cm” )を、4−ASA  クリーム
剤とプラシーボクリーム剤のそれぞれで2週間毎日3回
治療した(夜は閉鎖)。4−ASAクリーム剤は、4患
者の乾癖症病変部に対してプラシーボクリーム剤よりも
優れた効果を示した。2名の患者は反対の効果を示し、
4名の叡者では、研究員の判断によって同等であると認
められた。スケーリング(scaling) 、浸潤r
jl (1nfiltration)および発赤の評価
がこれらの結果を支持していた。副作用は全く報告され
なかった。
実施例36 乾癖症に対する試験 目的:乾癖症患者についての5% 5−ASA  クリ
−ム剤とプラシーボクリーム剤の比較。
5% 5−ASA  クリーム剤とプラシーボクリーム
剤とを、48名の乾病症患者(24名は入院患者、24
名は外来患者)について無作為化パイラテラルトライア
ル法で比較した。同程度の二つの対側性乾癖症の斑点(
5X 5 cm’、 IOX Loam’)を、5−A
SAクリーム剤とプラシーボクリーム剤のそれぞれで、
2週間毎日3回治療した(夜は閉鎖)。
副作用は全く報告されなかった。
“活性側” (5−ASAで治療された側)と“プラシ
ーボ側”間の差異は、二項分布検定法で統計的に検定さ
れた。
試験結果 この試験は1月から10月まで行い、全試験結果を第1
表に示した。
第1表 ALPは活性側の方がプラシーボ側より効果が良好であ
る事を示す。
A<Pはプラシーボ側の方が活性側より効果が良好であ
る事を示す。
研究員の意見   スケーリング 7日目  144日目 7日目  14日目ALP  
  18    18    13    1GA=P
    15    20    26    32A
<P    8    .5    2    1P−
値   0.076    0.011本   0.0
074本  〇、012*浸潤度  全潤度 7日目  144日目 7日目  14日目ALP  
  14    15    9     gA=P 
   22    24    28    31A<
P    5    4    4    4P−値 
0.064  0.019*0.27  0.39*P
−値<0.05 この試験中はとんどすべての患者の乾癖症が改善された
が、その改善度は活性側の方が著しかった。
第1表は、研究員の意見(主パラメータ)、“スケーリ
ングおよび″湿潤度”については、活性側の治療の方が
有意な差で優れた効果を示している。また“スケーリン
グについての7日目も同様な有意差が認められた。また
研究員の意見、浸潤塵および発赤は、7日目では同じ傾
向を示した。
ごく少数の局所の副作用が報告されたが、活性治療側と
プラシーボ治療側の間に等しく分布していた。全身の副
作用は全く報告されなかった。
結論 乾病症患者において、5−8ASによる治療の方がプラ
シーボのそれよりも著しく優れた効果を有することが見
出された。
実施例37 接触皮膚炎/アレルギーについての試験 公知のニッケルアレルギー症の10名の患者と他の化合
物に対するアレルギー症の15名の患者について、5%
 5−ASAクリーム剤とプラシーボクリーム剤を用い
て、無作為化二重盲検パイラテラルトライアル法で試験
した。アレルゲンを二つのl X l cm”の面積に
塗布し、次いで前記試験クリーム剤を、それぞれの左右
の2 X 2 am”の試験面積に塗布した。試験面積
はフィン・チャンバーで48時間閉鎖され、患者の症状
が記録された。
72時間後にパッチ試験反応が評価され、患者の症状が
記録された。
72時間後、ニッケルアレルギー症の10名の患者の中
9人が、5−ASAによって治療した側について、研究
員の意見とパッチテストについては優れていた。10名
の患者中の7名は、掻痒症状について、5−ASAの方
がよい結果が得られ、2名については差がなかった。他
の化合物に対するアレルギー症の患者にも同様の傾向が
認められた。すなわち、5−ASA治療の方がブラシー
ボ治療よりも約2倍の患者が優れた結果を示した。
臨床試験の結論 組成物1,2,3,4,5,7.8および9は、皮膚刺
激性が全くないかまたは小さかった。
いずれの製剤でも乾癖症は悪化せず、はとんどの患者が
治療中に改善された。
比較試験では、5−ASAと4−ASAの両者の活性製
剤は、乾癖症と接触皮膚炎の両者に対して、プラシーボ
より有効であった。
実施例38 5−ASAといくつかの“前駆医薬”の生
体外皮膚吸収性 フランツの拡散セル(FDC)は、限定された投与量の
技術による経皮吸収性を測定するためのシステムである
。ヒトの皮膚を、特別構造の拡散チャンバー(FDC)
に取付け、ついでこの皮膚を、下方から貯槽に入った溶
液に浸漬させる。
下記化合物の溶液(1mg/mρ)の3×10μg、フ
ランツの拡散セル(0,636cm2)にとりつけたヒ
ト皮膚に対して塗布して、サーモスタットで制御して3
7℃に保持した。
化合物1:5−ASA 化合物2:エチル 2−ヒドロキシ−5−アミノベンゾ
エート(前駆医薬345号) 化合物3:エチル 2−アセトキシ−5−アミノベンゾ
エート(前駆医薬350号) 試料を、76時間にわたって時々貯槽から取り出して、
HPLCを用いて5−ASAと前駆医薬とを分析した。
下記表は、76時間で皮膚を通じて吸収された投与量の
%を示す。
この試験によって、二つの前駆医薬345号と350号
は、生体外でヒトの皮膚を通じて吸収後、遊離酸の形態
の5−ASAを形成することが分かった。吸収された量
は、5−ASAと前駆医薬350号については同じ量で
あったが、この前駆医薬は未変化のままでは検出てきな
かった。しかし前駆医薬345号は、投与量の70%も
の多量が吸収されたが、皮膚を通過した後、未変化のま
まで検出された。
実施例39 正常皮膚を通しての5−ASAの生体内皮
膚吸収性 健康なボランティヤーに対して5% 5−ASAクリー
ム剤を単一および多重投与した後、5−ASAおよび5
−ASAの代謝産物すなわちN−アセチル−5−アミノ
サリチル酸(Ac−5−ASA)の血清濃度と尿中への
排せつ量とを測定した。
この試験は、次の部門に分けて、公開試験として実施し
た。
■部門:2名のボランティヤー、正常皮膚、単一投与 IA部門:1名ボランティヤーは露出皮膚、1名のボラ
ンティヤーは正常皮膚、閉鎖法、単一投与。
IB部門:1名ボランティヤー、露出皮膚および閉鎖法
、単一投与。
■部門二6名ボランティヤー、露出皮膚1日目、および
閉鎖法の1日目と8日目、多重投与。
r、IAおよびIB部門: 0.5gの5% 5−AS
Aクリーム剤を、ボランティヤーの一方の前駆に塗布し
、血液試料を、両方の腕から、6時間にわたって時々採
取し、24時間にわたって尿の試料を採取した。
■部門: 0.5gの5% 5−ASAクリーム剤を、
1日3回づつ8日間塗布した。血液と尿を、1日目と8
日目について上記したのと同様にして採取した。また血
液試料は6.7および9日目にも採取した。
患者の状態(血液の状態、肝臓と腎臓の機能など)を示
す臨床化学試験を、この試験の前後に行った。
試験結果 正常な皮膚を通じての吸収は全く検出されなかった。露
出した皮膚(stripped 5kin)を通じては
早い時期に、閉鎖された皮膚(occluded 5k
in)を通じてはおそい時期に少量の吸収が測定された
また露出しかつ閉鎖した皮膚では大量に吸収された。
多種投与後の血清濃度の中央値を第2表に示す。
第2表 健康なボランティヤーの一方の前駆に、0.5gの5%
 5−ASA  クリーム剤を1日に3回、8日間にわ
たって塗布した後、塗布した方の腕(能動側)と反対側
の腕(受動側)から1日目と8日目に採取した血液試料
について、5−5ASとその代謝産物のAc −5−A
SAの血液濃度(n9/m(1)を測定した。
5− ASA  能動側、1日目 時間(hr)  OO,250,5’0.75 1  
1.5 2   4   6中央値 nd  19.4
  8.3 7,3  8.2 7.1 3.9 17
.2 22.9Ac−5−ASA  能動側、1日目 時間(hr)  0 0.25 0.5 0.75  
L   1.5 2  ’  4  6中央値 nd 
 13.5 7.0 10.3 10.OL4.6 1
3.5 34.7 51.65− ASA  受動側、
1日目 時間(hr)  0  0.5  1  2  3  
4  5  6中央値 nd  nd   nd  n
d  nd  nd  nd  ndAC−5−ASA
  受動側、1日目 時間(hr)0  0.51  2  3   4  
 5   6中央値 nd  nd   4.7 5.
2  g、2 10,5 13.0 16.75−AS
A  能動側、8日目 時間(hr)  0  0.25  0.5   Q、
75  1  1.5  2  4  6中央値 nd
  nd    nd    nd   nd  nd
   nd  nd  ndAC−5−ASA  能動
側、8日目 時間(hr)  0  0.25  0.5  0.7
5  1  1.5  2 4   6中央値 nd 
 nd    nd   nd    nd  nd 
  nd  7.1 16.95−ASA  受動側、
8日目 時間(hr)  0  0.5  1  2  3  
4  5  6中央値 nd  nd   nd  n
d  nd  nd  nd  ndAC−5−ASA
  受動側、8日目 時間(hr)0  0.5  1  2  34  5
  6中央値 nd  nd   nd  nd  n
d  2.3 2.8 2.7nd:検出できず 受動側(治療されていない腕)において、全身治療とし
て再計算して得られた、5− ASAとAc−5−AS
Aの最大血清濃度は、サラゾスルファピリジン(SAS
P)の試験で報告された値の範囲内の値であった。
能動側(治療された腕)において、全身治療に再計算し
て得られた、5=ASAとAC−5−ASAの最大血清
濃度は、5ASPの試験で報告された値の2〜3倍の値
であった。5−ASA投与後に、心臓毒性の徴候は全く
認められなかったので心臓に対して害はないと考えられ
る。全血液に分布して肝臓を通過した後の濃度は、受動
側に認められる値と同一71= 様の低い値である。
AC−5−ASAだけが、尿中に発見されたが、その%
量は、予想通りに、経口もしくは直腸投与時よりもはる
かに低い値であった。全身の副作用はなかったがごく少
数のよりい局所副作用がみとめられた。また臨床化学試
験の値は、試験の前後で正常であった。
結論 この試験による知見によれば、乾癖症患者の全身領域の
治療に5% 5−ASA  クリーム剤を用いても安全
に対する危険性は全く考えられない。
実施例40 正常皮膚を通じての4−ASAの生体内吸
収 この試験は、5−ASAの代りに4−ASAを使用する
こと以外5−ASAについて上記したのと同様にして行
っjこ。
試験結果 試験結果は、5− ASAについて記載したのとほとん
と同じてあった。4−ASAとN−アセチル−4−アミ
ノサリチル酸(Ac −4−ASA)についての血清濃
度中央値一時間の測定値を第3表に示す。
第3表 健康なボランティヤの一方の前駆に、0.59の5% 
4−ASA  クリーム剤を1日に3回、8日間にわた
って塗布した後、塗布した方の腕(能動側)と反対側の
腕(受動側)から1日目と8日目に採取した血液試料に
ついて、4−ASAとAc−4−ASAの血清濃度(n
g/π12)を測定した。
4−ASA  能動側、1日目 時間(hr)  OO,250,50,7511,52
46中央値 nd  nd    43   nd  
  nd  16   nd  nd  ndAc−4
−ASA  能動側、1日目 時間(hr)  0  0.25  0.5  0.7
5  1  1.5  2  4  6中央値 nd 
 35   48  50   45 42  43 
59 944−ASA  受動側、1日目 時間(hr)  OO,5123456中央値 nd 
 nd   nd  nd  nd  nd  nd 
 ndAc −4−ASA  受動側、1日目時間(h
r)OO,5123456 中央値 nd  nd   nd  2 11 7 1
1  na4− ASA  能動側、8日目 時間(hr)  OO,250,50,7511,52
46中央値 nd  24    nd   nd  
  nd  nd   nd  nd  ndAc−4
−ASA  能動側、8日目 時間(hr)  0  0.25  0.5 0.75
  1 1.5  2  4  6中央値 nd  2
2    nd   8    nd  6  11 
 nd  424− ASA  受動側、8日目 時間(hr)0  0.5  1’2  3  4  
5  6中央値 nd  nd   nd  nd  
nd  nd  nd  ndAc −4−ASA  
受動側、8日目時間(hr)  0  0.5  1 
 2  3  4  5  6中央値 nd  nd 
  nd  na  nd  nd  nd  ndn
d:検出できず 受動側と能動側において、全身治療に再計算して得られ
た、4−ASAとAc−4−ASAの最高血清濃度は、
結核の治療のために4−ASAを経口投与して使用した
後の報告された値の範囲内の値であった。
AC−4−ASAのみごく少量尿中に発見されたが、そ
の量は、経口投与後の場合よりはるかに低い値であった
ごく少数の副作用が報告された。
結論 乾癖症患者の全身領域の治療に5% 4− ASAクリ
ーム剤を用いても、安全に対する危険は全く考えられな
い。
実施例41 毒性 ラットによる実験で、300〜900ttt9/kgの
5−ASAを静脈投与した際に腎毒性が認められた。乾
癖症の斑点に1日に2回、5% 5−ASA  クリー
ム剤を局所塗布する臨床試験において、最大塗布量とし
て、50〜100mgの5−ASAに相当する1〜2g
のクリーム剤を塗布に用いた。治療した面積は100c
m”であり、クリーム剤の厚さは、0.05〜OAmm
であった。8111%経皮吸収されたとしても、この投
与量は、上記のラットの実験で腎毒性が見出された投与
量よりもはるかに少量である。
さらに、その吸収量は、慢性の炎症性腸疾患の治療に、
推奨投与量のサラゾスルファピリジンを投与した場合に
得られた吸収量よりも低い。サラゾスルファピリジンは
、慢性の炎症性腸疾患の治療に過去20〜30年間にわ
たって用いられているので安全な医薬であるということ
に注目すべきである。サラゾスルファピリジンは、腸を
通過中に代謝されて5−ASAとサルファピリジンにな
るのである。サルファピリジンは、慢性の炎症性腸疾患
のサラゾスルファピリジンによる治療後に報告された副
作用の原因であることが判明している。
このように5−ASAには、全身毒性はないと考えられ
る。
各種の結核疾病の治療に4−ASAか内服用に用いられ
ているということは、4−ASAの毒性についての良い
情報であり、これは内服するとある種の副作用があるが
、高投与量で従来用いられてきたし現在も用いられてい
ることは、全身毒性の危険がないことを示している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、4−アミノサリチル酸(4−ASA)もしくは5−
    アミノサリチル酸(5−ASA)またはその官能誘導体
    からなり、局所投与用に適切な形態を有する乾癬症治療
    用組成物。 2、クリーム剤、軟膏、ローション剤、リニメント剤、
    ゲル剤、溶液剤、懸濁剤、ペースト剤、スティック剤、
    噴霧剤、シャンプー、石けん、ヘアーコンデショナーま
    たは粉末剤である請求項1記載の組成物。 3、前記誘導体がアミノ官能体の医薬として受容な塩で
    ある請求項1記載の組成物。 4、前記塩が、特に皮膚環境内で医薬として受容なアニ
    オンを産生する酸との塩である請求項3記載の組成物。 5、前記アニオンが、リン酸、硫酸、硝酸、ヨー素、臭
    素、塩素および硼酸のアニオンならびにカルボン酸由来
    のアニオンから選択される請求項4記載の組成物。 6、前記誘導体がアミド類、イミド類、尿素類およびカ
    ーバメート類から選択されるアミノ官能体の誘導体であ
    る請求項1記載の組成物。 7、前記誘導体が、4−ASAもしくは5−ASAのカ
    ルボキシル基の誘導体であって、塩、エステルまたはア
    ミドである請求項1記載の組成物。 8、前記誘導体が、医薬として受容なカチオンの塩であ
    る請求項7記載の組成物。 9、前記塩がリチウム、ナトリウム、カリウム、マグネ
    シウム、カルシウム、亜鉛、アルミニウム、第1鉄、第
    2鉄、アンモニウムまたは低級 (C_1_−_6)−アルキルアンモニウムの塩である
    請求項8記載の組成物。 10、前記誘導体が、4−ASAもしくは5−ASAの
    2−ヒドロキシ基の誘導体である請求項1記載の組成物
    。 11、前記誘導体が、カルボン酸、たとえばC_1_−
    _6アルカン酸のエステルである請求項10記載の組成
    物。 12、前記誘導体が、下記式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中Wは−COOX(XはH、Li、Na、K、Mg
    _0_._5、Ca_0_._5、Zn_0_._5、
    Al_0_._3_3、Fe(II)_0_._5、Fe
    (III)_0_._3_3、NH_+、NH_3R^1
    、NH_2R^1_2、NHR^1_3、NR^1_4
    またはR^1<R^1は置換もしくは非置換のC_1_
    −_6アルキル、アリールC_1_−_4アルキルまた
    はヘテロアリールC_1_−_4アルキル基>)の基;
    または−COX(Xは−NR^1R^1′<R^1′は
    前記R^1と同一定義で、R^1とR^1′は同一もし
    くは異なっていてもよい>)の基; YはHまたはR^1CO−(R^1は前記定義と同じ)
    の基; Z^1およびZ^2は、同一もしくは異なっていてもよ
    く、H、R^1もしくはR^1CO−(R^1は前記定
    義と同一)の基、またはZ^1およびZ^2はR^2(
    R^2は置換もしくは非置換のC_1_−_6アルキリ
    デン、アリールC_1_−_6アルキリデンまたはヘテ
    ロアリールC_1_−_6アルキリデン基)、またはZ
    ^1とZ^2およびこれらが結合している式中の窒素原
    子とが、3〜7員の飽和もしくは不飽和の複素環基また
    は式:−N=N−R^3(R^3は置換もしくは非置換
    のアリールまたは置換もしくは非置換のヘテロアリール
    基)の基を形成する]で表される一つの化合物である請
    求項11記載の組成物。 13、R^3が式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中W′は請求項11のWの定義と同一、Y′は請求
    項11のYの定義と同一および自由原子価がW′に対し
    て4−もしくは5−の位置にある、好ましくは、W′は
    Wと同一、Y′はYと同一、および自由原子価はW′に
    対して、基−NZ^1Z^2のWに対する位置と同じ位
    置にある)の基である請求項12記載の組成物。 14、4−ASAもしくは5−ASAまたはその誘導体
    が、粒子形態または懸濁物もしくはペーストの形態であ
    り、粒子が好ましくは微粉砕されている請求項1〜13
    のいずれかに記載の組成物。 15、粒子の大部分が5μmを超えない大きさで、これ
    を超える大きさの粒子が比較的少ない請求項14記載の
    組成物。 16、最大の粒子径が25μmである請求項15記載の
    組成物。 17、pHが5〜8である請求項1〜16のいずれかに
    記載の組成物。 18、乾癬症治療用医薬組成物を製造するための4−A
    SAもしくは5−ASAまたはその官能誘導体の用途。 19、アトピー性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎、接触皮
    膚炎、脂漏性皮膚炎または■■症を含む疾病の治療用医
    薬組成物を製造するための4−ASAもしくは5−AS
    Aまたはその官能誘導体の用途。
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