JPH10511653A - カルシトリオール代謝の阻害剤としてのベンゾイミダゾール類 - Google Patents

カルシトリオール代謝の阻害剤としてのベンゾイミダゾール類

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JPH10511653A JP8520221A JP52022196A JPH10511653A JP H10511653 A JPH10511653 A JP H10511653A JP 8520221 A JP8520221 A JP 8520221A JP 52022196 A JP52022196 A JP 52022196A JP H10511653 A JPH10511653 A JP H10511653A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式(I)(式中、Rは水素;C1-10アルキル;C3-7シクロアルキル;Ar1またはAr1−C1-6アルキルであり;R1は水素;C3-7シクロアルキル;Ar1;C1-10アルキル;Ar1またはC3-7シクロアルキルで置換されたC1-6アルキル;ヒドロキシ;C1-10アルキルオキシ;Ar1またはC3-7シクロアルキルで置換されたC1-6アルキルオキシ;場合によりAr2で置換されたC3-6アルケニルオキシ;場合によりAr2で置換されたC3-6アルキニルオキシ、またはAr1−オキシであり;R2は水素;ハロ;C1-10アルキル;4個までのハロ原子で置換されたC1-4アルキル;C3-7シクロアルキル;Ar1;キノリニル;インドリニル;Ar1、C3-7シクロアルキル、キノリニル、インドリニルまたはヒドロキシで置換されたC1-6アルキル;C1-10アルキルオキシ;Ar1またはC3-7シクロアルキルで置換されたC1-6アルキルオキシ;場合によりAr1で置換されたC3-6アルケニル;Ar2−オキシ;C1-6アルキルオキシカルボニル;カルボキシル;C1-6アルキルカルボニル;Ar1−カルボニルまたはAr1−(CHOH)−である)を有する、カルシトリオールの代謝的分解を阻害することによって有利に影響される病理学的症状を治療する薬剤の製造のための(1H−イミダゾール−1−イル)メチル−1H−ベンゾイミダゾール、それらの薬学的に許容される付加塩または立体化学的異性体型の使用、並びにカルシトリオールまたはそれらのプロドラッグおよび式(I)で示される化合物を含んでなる組成物に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 カルシトリオール代謝の阻害剤としてのベンゾイミダゾール類 本発明は、カルシトリオールの代謝的分解を阻害することによって有利に影響 される病理学的症状を治療する薬剤の製造のための(1H−イミダゾール−1− イル)メチル−1H−ベンゾイミダゾールの使用に関する。 カルシトリオール(1α,25−ジヒドロキシ−ビタミンD3の総称)は代謝 反応によってビタミンD3から内因的に形成され、そしてビタミンDホルモン系 に由来するすべての機能を行うようである。ビタミンD化合物は、カルシウムお よびリン酸の恒常性および骨無機質化に関与している。ビタミンDの1日要求量 は日光への暴露によって満され、そして/または食事から得られる。日光への暴 露が不十分でありそして/または食事中にビタミンが不足する場合、ビタミン欠 乏症の問題が起こることがある。これらの問題はさらに、カルシトリオールの不 活性化合物への急速な代謝によって悪化する。 さらに、カルシトリオールは抗炎症性および免疫調節性活性を示すことが記載 されている。カルシトリオールが細胞の分化を刺激しそして細胞増殖に対する阻 害活性を有することが示されている。さらに、この化合物は高血圧症および真性 糖尿病の治療における潜在的な使用を有する。しかし、外因的に投与されたカル シトリオールの治療的潜在力は、その急速な代謝的分解によって制限される。さ らに、この化合物を過剰に摂取すると、副作用が発生する。 アンドロゲン産生に対する阻害活性を有し、そしてアンドロゲンホルモン依存 性疾患の防止または治療的処置に有用である(1H−イミダゾール−1−イル) メチル−1H−ベンゾイミダゾールが、欧州特許第0,260,744号明細書 に記載されている。欧州特許第0,371,559号明細書は、これらの化合物 を使用してレチノイドの代謝を抑圧することを開示している。前記の特性は、正 常、前腫瘍性および腫瘍性の上皮細胞の増殖および分化の速度を調節するのに使 用することができ、従ってこれらの化合物は癌および角質化疾患の治療に有用に なる。5−[3−クロロフェニル]1H−イミダゾール−1−イルメチル]−1 H−ベンゾイミダゾールの(+)異性体が、国際公開第95/22540号明細 書、1995年8月24日公開に、皮膚科学の分野で特に有用であると記載され ている。5−[3−クロロフェニル]1H−イミダゾール−1−イルメチル]− 1H−ベンゾイミダゾールの(−)異性体が、国際公開第95/22541号明 細書、1995年8月24日公開に、腫瘍学の分野で特に有用であると記載され ている。 全く意外にも、本発明中に記載の(1H−イミダゾール−1−イル)メチル− 1H−ベンゾイミダゾールはカルシトリオールの代謝的分解を阻害し、そして当 該技術分野で既知のビタミンD療法に関連する一定の問題を克服する。 本発明は、式(I) (式中、Rは水素;C1-10アルキル;C3-7シクロアルキル;Ar1またはAr1 −C1-6アルキルであり; R1は水素;C3-7シクロアルキル;Ar1;C1-10アルキル;Ar1またはC3-7 シクロアルキルで置換されたC1-6アルキル;ヒドロキシ;C1-10アルキルオキ シ;Ar1またはC3-7シクロアルキルで置換されたC1-6アルキルオキシ;場合 によりAr2で置換されたC3-6アルケニルオキシ;場合によりAr2で置換され たC3-6アルキニルオキシ、またはAr1−オキシであり; R2は水素;ハロ;C1-10アルキル;4個までのハロ原子で置換されたC1-4アル キル;C3-7シクロアルキル;Ar1;キノリニル;インドリニル;Ar1、C3-7 シクロアルキル、キノリニル、インドリニルまたはヒドロキシで置換されたC1- 6 アルキル;C1-10アルキルオキシ;Ar1またはC3-7シクロアルキルで置換さ れたC1-6アルキルオキシ;場合によりAr1で置換されたC3-6アルケニル;A r2−オキシ;C1-6アルキルオキシカルボニル;カルボキシル;C1-6アルキル カルボニル;Ar1−カルボニルまたはAr1−(CHOH)−であり; 各Ar1は独立してフェニル、置換フェニル、ピリジニル、アミノピリジニル、 イミダゾリル、チエニル、ハロチエニル、フラニル、ハロフラニルまたはチアゾ リルであり; 各Ar2は独立してフェニルまたは置換フェニルであり; Ar1およびAr2中、前記置換フェニルは、ハロ、ヒドロキシ、トリフルオロメ チル、C1-6アルキル、C1-6アルキルオキシ、シアノ、アミノ、モノおよびジ( C1-6アルキル)アミノ、ニトロ、カルボキシル、ホルミルおよびC1-6アルキル オキシカルボニルからそれぞれ独立して選ば れた1、2または3個の置換基で置換されたフェニルを表す) を有する、カルシトリオールの代謝的分解を阻害することによって有利に影響さ れる病理学的症状を治療する薬剤の製造のための(1H−イミダゾール−1−イ ル)メチル−1H−ベンゾイミダゾール、それらの製薬学的に許容される付加塩 または立体化学的異性体型の使用に関する。 上記の定義で使用されたように、用語「ハロ」はフルオロ、クロロ、ブロモお よびヨードの総称であり;用語「C1-4アルキル」は、例えば、メチル、エチル 、1−メチルエチル、1,1−ジメチルエチル、プロピル、2−メチルプロピル 、ブチルなどのような1〜4個の炭素原子を有する直鎖状および分枝鎖状の飽和 炭化水素基を含むことが意図され;「C1-6アルキル」はC1-6アルキル基および 5または6個の炭素原子を有するそれらのより高級な同族体を含み;「C1-10ア ルキル」は、上記で定義したように、C1-10アルキル基、および7〜10個の炭 素原子を有するそれらのより高級な同族体を含むことが意図され;用語「C3-7 シクロアルキル」はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘ キシルおよびシクロヘプチルの総称であり;「C3-6アルケニル」は、例えば、 3−プロペニル、2ブテニルなどのような1個の二重結合を含有し3〜6個の炭 素原子を有する直鎖状および分枝鎖状の炭化水素基を示し;「C3-6アルキニル 」は、例えば、3−プロピニル、2−ブチニルなどのような1個の三重結合を含 有し3〜6個の炭素原子を有する直鎖状および分枝鎖状の炭化水素基を示し;そ してC3-6アルケニルまたはC3-6アルキニルがヘテロ原子上に置換される場合、 前記ヘテロ原子に結合した前記C3-6アルケニルまたは前記C3-6アルキニルの炭 素原子は好適には飽和されている。 本明細書中で記載される付加塩は、式(I)で示される化合物が、例えば、ハ ロゲン化水素酸、例えば、塩酸もしくは臭化水素酸;硫酸;硝酸;リン酸などの ような無機酸;または例えば、酢酸、プロピオン酸、ヒドロキシ酢酸、乳酸、ピ ルビン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、リンゴ酸、 酒石酸、クエン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸 、p−トルエンスルホン酸、シクラミン酸、サルチル酸、p−アミノサルチル酸 、パモ酸などのような有機酸のような適切な酸と生成することができる治療的に 活性な付加塩型を含んでなることが意図される。 本明細書中で上記された製薬学的に許容される付加塩はまた、式(I)で示さ れる化合物が生成することができる治療的に活性な無毒性の塩基、特に、金属ま たはアミン付加塩型を含んでなることが意図される。前記塩は便宜的には、酸性 水素原子を含有する式(I)で示される化合物を、例えば、アンモニウム塩、ア ルカリおよびアルカリ土類金属塩、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム、 マグネシウム、カルシウム塩など、有機塩基との塩、例えば、ベンザチン(be nnzathine)、N−メチル−D−グルカミン、ヒドラバミン(hydr abamin)塩、および例えば、アルギニン、リジンなどのようなアミノ酸と の塩のような適切な有機塩基または無機塩基で、処理することによって得ること ができる。 反対に、前記塩型は、適切な塩基または酸で処理することによって、遊離酸ま たは塩基型に転化することができる。 本明細書中で使用される用語、付加塩はまた、式(I)で示される化合物が生 成することができる溶媒和物を含んでなり、そして前記溶媒和 物は本発明の範囲内に含まれることが意図される。かかる溶媒和物の例は、例え ば、水和物、アルコラートなどである。 Rが水素以外である式(I)で示される化合物は、それらの構造中に不斉炭素 原子を有し、その絶対配置は記述子RおよびSによって表すことができる。式( I)は、本発明の化合物のすべての鏡像異性体およびジアステレオ異性体並びに それらの混合物、特にラセミ化合物および鏡像異性的に純粋な型(例えば、鏡像 異性体過剰率が95%に等しいかまたは超える)を包含することが意図されてい る。 さらに、式(I)で示される化合物は、それらの構造中に、互変異性体系を含 有することができ、その結果、これらの化合物は、それらの互変異性型の各々に よって表すことができる。すべての互変異性型は、式(I)で示される化合物の 定義によって包含されることが意図されている。 特に、本発明は、Rがフェニルまたは置換フェニルであり;R1が水素または C1-6アルキルであり;R2が水素;ハロ;C1-6アルキル;4個までのハロ原子 で置換されたC1-4アルキル;C3-7シクロアルキル;フェニル;置換フェニル; フェニルまたは置換フェニルで置換されたC1-6アルキルであり;前記置換フェ ニルが、ハロ、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、C1-6アルキル、C1-6アルキ ルオキシおよびシアノからそれぞれ独立して選ばれた1、2または3個の置換基 で置換されたフェニルを表す式(I)で示される化合物の使用に関する。 本発明内の興味を起こさせる化合物は、1H−イミダゾール−1−イルメチル 部分が、ベンゾイミダゾール環の4,5,6または7位置上のいずれかに置換さ れている式(I)で示される化合物である。 さらに興味を起こさせる化合物は、1H−イミダゾール−1−イルメチル部分 が、ベンゾイミダゾール環の5または6位置上のいずれかに置換されている式( I)で示される化合物である。 本発明内の興味を起こさせる化合物のもう一つの群は、R1が水素であり;そ してR2が水素、C1-6アルキルまたはフェニルであるそれらの化合物である。 本発明内の好適な化合物は、(±)−5−[(3−クロロフェニル)(1H− イミダゾール−1−イル)メチル]−1H−ベンゾイミダゾール(リアロゾール として一般的に知られている)、(+)−リアロゾール、(−)−リアロゾール およびそれらの製薬学的に許容される付加塩、特に、例えば、リアロゾール塩酸 塩、リアロゾールフマル酸塩、(±)−リアロゾール塩酸塩および(−)−リア ロゾール塩酸塩のような塩酸塩およびフマル酸塩である。 式(I)で示される化合物の製造法は、欧州特許第0,260,744号明細 書、欧州特許第0,371,559号明細書、国際公開第95/22540号明 細書および国際公開第95/22541号明細書に記載されている。 ビタミンD3は連続的に、酵素によって、最初に肝臓中で25−ヒドロキシ− ビタミンD3に、次いで腎臓中で24,25−ジヒドロキシ−ビタミンD3または 活性ホルモン型1α,25−ジヒドロキシ−ビタミンD3に代謝される。それ故 、ビタミンD3(総称的にコレカルシフェロールとして知られる)および25− ヒドロキシ−ビタミンD3(総称的にカルシフェジオールとして知られる)は主 題の活性化合物カルシトリオールのプロドラッグである。カルシトリオールのも う一つのプロドラッ グは1α−ヒドロキシ−ビタミンD3(総称的にアルファカルシドールとして知 られる)であり、そして肝臓中で25位置で水酸化されてカルシトリオールを与 える。カルシトリオールはさらに、例えば、腎臓および皮膚中で不活性な分解生 成物まで代謝される。式(I)で示される化合物は、内因的に生成しそして外因 的に投与されたカルシトリオールの代謝的分解を阻害するのに有用である。カル シトリオールの代謝的分解に及ぼす式(I)で示される化合物の阻害活性は、本 明細書中で以下に記載するように、ヒト包皮ケラチノサイト、ブタ腎臓細胞およ びヒト肝癌細胞中のカルシトリオール分解に及ぼす前記化合物の衝撃を測定する ことによって示される。 カルシトリオールの代謝的分解に及ぼす式(I)で示される化合物の有用な阻 害活性に照らして、式(I)で示される化合物、場合によりカルシトリオールま たはそれらのプロドラッグ、好適には、コレカルシフェロール、カルシフェジオ ールまたはアルファカルシドールと組み合せの治療的潜在力は、カルシトリオー ルの代謝的分解を阻害することによって有利に影響される病理学的症状のすべて に亙る。例えば、式(I)で示される化合物、場合によりカルシトリオールまた はそれらのプロドラッグ、好適には、コレカルシフェロール、カルシフェジオー ルまたはアルファカルシドールと組み合せは、ビタミンD欠乏状態の治療に有用 であることができる。ビタミンD欠乏症は、日光への不十分な暴露および/また は食事中のビタミンの不足から生じ、さらにカルシトリオールの急速な代謝的分 解によって悪化し、そして低カルシウム血症、低リン酸血症、骨軟化および骨痛 を特徴とする症候群に至る。式(I)で示される化合物、場合によりカルシトリ オールまたはそれらのプロドラッグ、好 適には、コレカルシフェロール、カルシフェジオールまたはアルファカルシドー ルと組み合せの、他の臨床的応用は、Bouillon等,Endocrine Review(1995)16(2),200−257によって総説され、そ して代謝性骨疾患、例えば、骨粗しょう症、大理石骨病など;原発性および後発 性上皮小体機能亢進症;腎性骨形成異常症;免疫系の疾病または異常なインター ロイキン産生を特徴とする他の症状、例えば、リウマチ様関節炎および喘息のよ うな炎症性疾病;高血圧;真性糖尿病;癌、例えば、白血病、癌、肉腫、リンパ 腫などのような異常な細胞増殖および/または分化を特徴とする疾病;および、 特に、角質化疾患、例えば、アクネ、乾癬、葉状魚鱗癬、足底いぼ、べんち、黒 色表皮肥厚症、偏平苔癬、軟ゆう、黒皮症、角膜上皮剥脱、地図状舌、Fox− Fordyce病、皮膚転移性黒色腫およびケロイド、表皮剥離性角質増殖症、 Darier病、毛孔性紅色ひこう疹、先天性魚鱗癬様紅皮症、手掌足底角質増 殖症、並びに同様の疾患を含む。角質化疾患の治療および/または予防での有用 性は、「卵巣摘出ラットにおける腟角質化試験」(“Vaginal Kera tinazation Test in Ovariectomized Ra ts”)に示されることができる(J.Pharmacol.Exper.Th erap.(1992)261(2),773−779)。 従って、本発明は、カルシトリオールの代謝的分解を阻害することによって有 利に影響される病理学的症状を治療する薬剤の製造のための式(I)で示される (1H−イミダゾール−1−イル)メチル−1H−ベンゾイミダゾールの使用に 関する。また、本発明は、カルシトリオールの代謝的分解を阻害することによっ て有利に影響される病理学的症状に 罹っている患者を治療する方法に関し、前記方法は、式(I)で示される化合物 、それらの付加塩または立体化学的異性体型の有効量を患者に投与することから なる。 本発明のもう一つの態様は、カルシトリオールの代謝的分解を阻害することに よって有利に影響される病理学的症状を治療する薬剤の製造のために、式(I) で示される(1H−イミダゾール−1−イル)メチル−1H−ベンゾイミダゾー ルをカルシトリオールまたはそれらのプロドラッグと組み合わせて使用すること に関する。また、本発明のこの態様は、カルシトリオールの代謝的分解を阻害す ることによって有利に影響される病理学的症状、特に乾癬のような角質化疾患に 罹っている患者を治療する方法に関し、前記方法は、(a)カルシトリオールま たはそれらのプロドラッグの有効量および(b)式(I)で示される化合物、そ れらの付加塩または立体化学的異性体型の有効量を患者に投与することからなる 。 本明細書中で上記したように、本発明は、式(I)で示される化合物を含む単 独薬物療法、並びに式(I)で示される化合物およびカルシトリオールまたはそ れらのプロドラッグを含む組合せ療法に関する。両種の療法の場合、活性成分は 、治療される苦痛および主題薬物による治療を処方する内科医の評価に依存して 、各々独立して経口的に、直腸的に、経皮的に、局所的にまたは非経口注射によ って投与することができる。好適には、薬物は各々独立して経口的または局所的 に投与される。 組合せ療法の場合、式(I)で示される化合物およびカルシトリオールまたは それらのプロドラッグは、個別に(例えば、同時に、共にまたは連続して)投与 されか、或いは一つの剤形に組合されることができる。 本発明の特定の態様は、(a)カルシトリオールまたはそれらのプロドラッグ の有効量を含有する医薬組成物および(b)式(I)で示される化合物、それら の付加塩または立体化学的異性体型の有効量を含有する医薬組成物を、カルシト リオールの代謝的分解を阻害することによって有利に影響される病理学的症状、 特に乾癬のような角質化疾患に同時に、個別にまたは連続して使用するための組 合せ製剤として、含有する製品に関する。好適には、製品は、(a)カルシトリ オールまたはそれらのプロドラッグの有効量を含有する医薬組成物および(b) (±)−5−[(3−クロロフェニル)(1H−イミダゾール−1−イル)メチ ル]−1H−ベンゾイミダゾール(総称的にリアロゾールとして知られている) 、(+)−リアロゾール、(−)−リアロゾールまたはそれらの薬学的に許容さ れる付加塩、特に、リアロゾール塩酸塩、リアロゾールフマル酸塩、(+)−リ アロゾール塩酸塩および(一)−リアロゾール塩酸塩の有効量を含有する医薬組 成物を含有する。かかる製品は、例えば、カルシトリオールまたはそれらのプロ ドラッグを含有する適切な組成物を有する容器および式(I)で示される化合物 、それらの付加塩または立体化学異性体型を含んでなる他の容器を含むキットを 含んでなることができる。かかる製品は、内科医が診断に基づいて各成分の適切 量およびそれらの投与の順序と適時を選ぶことができるという利点を有すること ができる。 式(I)で示される化合物とカルシトリオールとが別々に投与されるにせよ一 緒に投与されるにせよ、薬物は好適にはそれらの特定の組成物に調剤される。適 切な組成物として、薬物を全身的または局所的に投与するために通常使用される すべての組成物を挙げることができる。本発 明の医薬組成物を製造するためには、活性成分の有効量は、薬学的に許容される 担体と、親密な混合物に配合され、その担体は投与に望ましい製剤の形態に依存 して広範囲の種類の型を取ることができる。例えば、経口用剤形の組成物を製造 する際、懸濁剤、シッロプ剤、エリキシル剤、および液剤のような経口液状製剤 の場合、例えば、水、グリコール、油、アルコールなどのような通常の医薬媒体 のいずれも;または散剤、丸剤、カプセル剤、および錠剤の場合、澱粉、糖、カ オリン、滑択剤、結合剤、崩壊剤などのような固形担体を使用することができる 。錠剤およびカプセル剤は投与し易いから、最も有利な単位剤形であり、その場 合、固形医薬担体が明らかに使用される。非経口組成物の場合、担体は通常、少 なくとも大部分は無菌水を含んでなり、例えば、溶解性を助成する他の成分が含 まれることもできる。例えば、担体が食塩水溶液、グルコース溶液または食塩水 とグルコース溶液の混合物を含んでなる注射用液剤を製造することができる。注 射用懸濁剤もまた製造することができ、その場合適切な液状担体、懸濁化剤など が使用されることができる。経皮的投与に適した組成物では、担体は場合により 浸透強化剤および/または適切な加湿剤を、皮膚に対する顕著な有害効果をもた らさない、少量比率でいずれの性質を有する適切な添加剤と場合により組合せて 、含んでなる。局所適用のための適切な組成物として、薬物を局所的に投与する ために通常使用されるすべて組成物、例えば、クリーム剤、ゲル剤、ドレッシン グ剤、シャンプー剤、チンキ剤、パスタ剤、軟膏剤、軟膏剤、散剤などを挙げる ことができる。前記組成物の適用は、エアゾール剤、例えば、窒素、二酸化炭素 、フレオンのような噴射剤を持つもの、またはポンプスプレー剤、ドロップ剤、 ローション剤のような噴射剤を持た ないもの、または綿棒によって適用することができる濃厚組成物のような半固形 のものによることができる。 医薬組成物中の式(I)で示される化合物の溶解性および/または安定性を強 化するためには、α,β−もしくはγ−シクロデキストリンまたはそれらの誘導 体、特にヒドロキシアルキル置換シクロデキストリン、例えば、2−ヒドロキシ プロピル−b−シクロデキストリンを使用することが有利であることができる。 式(I)で示される化合物の酸または塩基付加塩は、対応する塩基または酸型よ りそれらの水溶解度が大きいから、水性組成物の製造に明らかにより適している 。また、アルコールのような補助溶媒は、医薬組成物中の式(I)で示される化 合物の溶解度および/または安定度を改良することができる。 全身投与の場合、上記の医薬組成物を、投与し易くかつ用量が均一である単位 剤形に製剤することは有利である。本明細書中で使用する単位剤形は、単位投与 量として適する物理的に個々の単位を言い、各単位は、所要の医薬担体と協力し て所望の治療効果を生み出すように計算された活性成分の所定量を含有する。か かる単位剤形の例は、錠剤(スコアド錠剤またはコーティング錠剤を含む)、カ プセル剤、丸剤、散剤パケット、カシェ剤、注射用液剤または懸濁剤、茶さじ1 杯、大さじ1杯など、およびそれらの個々の倍数である。 他のかかる組成物は化粧水、ローション、スキンミルクまたはミルキーローシ ョンのような化粧品型の製剤である。前記製剤は、活性成分の他に、かかる製剤 中に通常使用される成分を含有する。かかる成分の例は、油、脂肪、ワックス、 界面活性剤、保湿剤、増粘剤、抗酸化剤、粘度安定化剤、キレート剤、緩衝剤、 保存剤、香料、染料、低級アルカノ ールなどである。 上記の組成物の他に、本明細書中で上記した組成物の適切量を含有するカバー 剤、例えば、硬膏剤、包帯剤、包帯剤、ガーゼパッド剤などを使用することがで きる。特に、活性試薬を含有する液状製剤を浸み込ませるかもしくは振り掛ける か、または粉末状固形組成物をばらまくか、または半液状組成物を塗布するか、 カバーするかもしくはコーティングしたカバー剤を適用することができる。 それ故、特定の組成物は局所投与に適合したものである。後者の組成物は、皮 膚許容性の担体、式(I)で示される化合物、それらの付加塩または立体化学的 異性体型の有効量、およびカルシトリオールまたはそれらのプロドラッグの有効 量を含んでなる。 一般的に、式(I)で示される化合物、それらの付加塩または立体化学的異性 体型の1日有効用量は、0.001mg/kg〜20mg/kg体重、さらに好 適には0.01mg/kg〜10mg/kg体重であると考えられる。カルシト リオールまたはそれらのプロドラッグの1日有効用量は、約0.1μg〜約10 mg、特に約0.5μg〜約1mg、好適には約1μg〜約0.1mgに亙る。 所要用量を、1日を通して適切な間隔で数回の副用量として投与することは適切 であることができる。特に、(+)−リアロゾール塩酸塩、(−)−リアロゾー ル塩酸塩または(±)−リアロゾール塩酸塩は適切には1日2回投与される。 局所適用のための好適な組成物は、半固形または液状希釈剤もしくは担体中に 、0.005〜0.5重量/重量%(特に0.01〜0.1%)のカルシトリオ ールおよび/または0.05〜5%の(+)−リアロゾール塩酸塩、(−)−リ アロゾール塩酸塩または(±)−リアロゾール 塩酸塩を含んでなる。局所組成物は、必要な規則的な間隔で治療されるかまたは 保護される部位に、一般的に週約7〜約21回適用される。治療の持続時間は、 治療される症状の性質または重篤度並びに組成物の適用の頻度に依存する。 以下の実施例は、本発明の範囲をそのすべての態様において説明するものであ って、限定することを意図していない。実験の部 A)組成物実施例 以下の製剤は、本発明による温血動物への投与に適する単位剤形の典型的な医 薬組成物の例を示す。 これらの実施例を通して使用される「活性成分1」(A.I.1)は、式(I )で示される化合物、それらの薬学的に許容される付加塩または立体化学的異性 体型に関する。「活性成分2」(A.I.2)はカルシトリオールまたはそれら のプロドラッグに関する。単独の活性成分並びに両活性成分を含んでなるものを 含有する製剤が例示される。実施例1:経口液剤 9gの4−ヒドロキシ安息香酸メチルおよび1gの4−ヒドロキシ安息香酸プ ロピルを、4lの沸騰精製水中に溶解させた。この溶液の3l中に、最初に10 gの2,3−ジヒドロキシブタン二酸を溶解させ、その後に20gのA.I.1 および/または0.2gのA.I.2を溶解させた。後者の溶液を前者の溶液の 残余部分と合し、そして12lの1,2,3−プロパン−トリオールおよび3l のソリビトール70%溶液をそれに添加した。40gのサッカリンナトリウムを 0.5lの水中に溶解させ、そして2mlのキイチゴ精油および2mlのグズベ リー精油を 添加した。後者の溶液を前者と合し、20lの容量にするのに必要な適量の水を 添加して、5mgのA.I.1および/または0.05mgのA.I.2を含ん でなる経口液剤を得た。得られた液剤を適切な容器中に充填した。実施例2:カプセル剤 20gのA.I.1および/または0.2gのA.I.2、6gのラウリル硫 酸ナトリウム、56gの澱粉、56gのラクトース、0.8gのコロイド二酸ケ イ素、および1.2gのステアリン酸マグネシウムを一緒に激しく撹拌した。続 いて、得られた混合物を1000個の適切な硬ゼラチンカプセル中に充填し、各 カプセル剤は20mgのA.I.1および/または0.2mgのA.I.2を含 んでなった。実施例3:注射用液剤 0.5mgのA.I.1および/または0.05mgのA.I.2、50mg の無水グルコース並びに0.332mlの濃塩酸を、0.8mlの注射用水と混 合した。水酸化ナトリウムをpH=3.2±0.1まで添加し、そして水を添加 して1mlとした。液剤を滅菌し、無菌容器中に充填した。実施例4:2%クリーム剤 75mgのステアリルアルコール、2mgのセチルアルコール、20mgのモ ノステアリン酸ソルビタンおよび10mgのミリスチン酸イソプロピルを、二重 壁ジャケット付容器中に導入し、そして混合物が完全に溶融するまで加熱する。 この混合物を、70〜75℃の温度を有する精製水、200mgプロピレングリ コールおよび15mgのポリソルベート(polysorbate) 60の別 個に製造された混合物に、 液体用のホモジナイザーを使用しながら添加する。得られるエマルジョンを、連 続的に混合しながら、25℃以下に冷却する。次いで、20mgのA.I.1お よび/または0.2mgA.I.2、1mgのポリソルベート(polysor bate) 80および精製水の溶液並びに精製水中の2mgの無水硫酸ナトリ ウムの溶液を、エマルジョンに、連続的に混合しながら添加する。このクリーム 、1gのA.I.1および/または10mgのA.I.2を均質化し、そして適 切なチューブ中に充填する。実施例5:2%局所用ゲル剤 精製水中の200mgのヒドロキシプロピルβ−シクロデキストリンの溶液に 、20mgのA.I.1および/または0.2mgのA.I.2を撹拌しながら 添加する。完全に溶解するまで塩酸を添加し、次いでpH6.0まで水酸化ナト リウムを添加する。この溶液を、50mgのプロピレングリコール中の10mg のカラゲナンPJの分散液に、混合しながら添加する。ゆっくりと混合しながら 、混合物を50℃まで加熱し、そして約35℃まで冷却させて、50mgのエチ ルアルコール95%(容量/容量)を添加する。全量1gに必要な適量の精製水 の残余を添加し、混合物を均質にまで混合する。実施例6:2%リポソーム製剤 2gのA.I.1および/または0.02gのA.I.2極微小、20gのホ スファチジルコリン、5gのコレステロール並びに10gのエチルアルコールの 混合物を撹拌し、完全に溶解するまで55〜60℃で加熱し、精製水中の0.2 gのメチルパラベン(パラオキシ安息香酸メチル)、0.02gのプロピルパラ ベン(パラオキシ安息香酸プロピル) 、0.15gのエデト酸二ナトリウムおよび0.3gの塩化ナトリウムの溶液に 均質化しながら添加する。全量100gの精製水中の0.15gのヒドロキシプ ロピルメチルセルロースを添加し、膨潤が完了するまで混合物を続ける。実施例7:2%リポソーム製剤 7.5gのエチルアルコール中の10gのホスファチジルコリンおよび1gの コレステロールの混合物を撹拌し、完全に溶解するまで40℃で加熱する。2g のA.I.1および/または0.02gのA.I.2極微小を精製水中に混合に よって溶解させ、その間40℃に加熱する。アルコール性溶液を、水性溶液に、 10分間均質化しながら徐々に添加する。精製水中の1.5gのヒドロキシプロ ピルメチルセルロースを、膨潤が完了するまで混合しながら添加する。得られる 溶液を、1N水酸化ナトリウムでpH5.0に調節し、全量100gの精製水の 残余で希釈する。実施例8:局所用クリーム剤 2%局所用クリーム剤 精製水中の200mgのヒドロキシプロピルβ−シクロデキストリンの溶液に 、20mgのA.I.1および/または0.2mgのA.I.2を撹拌しながら 添加する。完全に溶解するまで塩酸を添加し、次いでpH6.0まで水酸化ナト リウムを添加する。撹拌しながら、50mgのグリセロールおよび35mgのポ リソルベート60を添加し、混合物を70℃まで加熱する。得られる混合物を、 70℃の温度を有する100mgの鉱油、20mgのステアリルアルコール、2 0mgのセチルアルコール、20mgのモノステアリン酸グリセロールおよび1 5mgの ソルベート60の混合物に、徐々に混合しながら添加する。25℃以下に冷却し た後、全量1gの精製水の残余を添加し、そして混合物を均質まで混合する。 同様な方法で、以下の成分を含有する1%、3%および5%局所用クリーム剤 を製造した。 上記の1%、3%および5%局所用クリーム剤にそれぞれ0.1mg、0.3 mgおよび0.5mgのカルシトリオールを補足することができる。実施例9:坐剤 3gのA.I.1および/または0.03gのA.I.2を、25mlのポリ エチレングリコール400中の3gの2,3−ジヒドロキシブタン二酸の溶液中 に溶解させた。12gの界面活性剤および全量300gのトリグリセリドを一緒 に溶融させた。後者の混合物を、前者溶液と良く混合させた。このように得た混 合物を、37〜38℃で金型中に注ぎ入れ、各々30mgの活性成分を含有する 100個の坐剤を形成した。B)生物学的実施例 実施例10:ヒト包皮ケラチノサイト、ブタ腎臓細胞およびヒト肝癌細胞による カルシトリオールの代謝 ヒト包皮の皮膚および表皮組織を0.5cm2ピースに切り取り、そして2m lのジスパーゼ(Dispase) II(Boehringer Mannh eimによって供給される24U/mlの活性のプロテアーゼ)を含有する、カ ルシウムおよびマグネシウムを含まないリン酸緩衝液(PBS)の10ml中で 4℃で一晩インキュベートした。インキュベートの後、組織を15mlのトリプ シン(0.125%)−EDTA(0.01%)中に入れ、そして表皮フラクシ ョンをピンセットで注意深く取り上げた。真皮を静に削り落とすことによって、 付着ケラチノサイトを組織からトリプシン溶液中に解放した。すべての皮膚部分 を除去した後、残留溶液(ケラチノサイトおよび角質層シートを含有する)を3 7℃で20分間インキュベートした。濾過の後、フィルターをケラチノサイトを 含まない培地(SFM)で一回洗浄し、そしてウシ胎児血清を濾液に添加して、 10%の最終濃度とした(トリプシン−EDTAの不活性化)。細胞懸濁液を遠 心分離(10分、1000rpm)した 後、細胞を計数し、そしてケラチノサイト−SFM(抗生物質−抗真菌性ミック スおよびゲンタマイシン2μg/mlが補足された)中に3×106細胞/75 cm2組織培養フラスコの細胞密度にプレイティングし、5%−CO2加湿雰囲気 で37℃でインキュベートした。2〜3日の培養の後、培地を抗生物質−抗真菌 剤を含まない培地に取り換えた。集密に達した後、細胞をトリプシン処理し、そ してウシ胎児血清による残留トリプシンの不活性化の後、6−ウエル−プレート 中に、1×105細胞/mlケラチノサイト−SFMで接種した。培地は、2〜 3日毎および実験の開始前16時間に新たにした。実験の出発時、培地を再び2 mlのケラチノサイト−SFMに取り換えた。カルシトリオール代謝は、10μ lのエタノール中の0.1μCiの1α,25−[26,27−3H]−ジヒド ロキシビタミン−D3および2μlの薬物および/または溶媒(DMSO)を添 加することによって開始させた。3時間のインキュベート期間の終末に、培地を 、3mlのクロロホルムおよび0.5mlの10%ギ酸を含有する褐色の試験管 中に移した。細胞を、0.5mlのトリプシン(0.125%)−EDTA(0 、1%)でトリプシン処理し、そして室温で15分間のインキュベートの後、培 地−クロロホルム混合物と合した。6−ウエルのプレートを、抽出管に添加され た1.5mlのメタノールで2回洗浄した。20分間の抽出の後、クロロホルム 層を水層から遠心分離(10分、2400rpm)によって分離し、水層を3m lのクロロホルムで再抽出した。窒素の気流下でクロロホルムを蒸発させた後、 カルシトリオールおよびその代謝産物を0.2mlのn−ヘキサン:イソプロパ ノール(90:10)中に溶解させ、HPLCによって分析した。 一つの75cm2組織培養フラスコから収集したブタ腎臓細胞を、3%のウシ 胎児血清(FCS)を含有する160mlのメディウム(Medium) 19 9(Life−Technologiesによって供給される合成培地)中に懸 濁させた。2mlの細胞懸濁液を6−ウエルのプレート中に接種し、加湿された 5%CO2雰囲気中で37℃でインキュベートした。培地は2〜3日毎に新しく した。実験の開始後、集密培養物を、カルシウムおよびマグネシウムを含まない リン酸緩衝液(PBS)で洗浄し、血清を含まない2mlのメディウム(Med ium) 199に取り換えた。1α,25−[26,27−3H]ジヒドロキ シビタミン−D3の代謝を、ヒト包皮ケラチノサイトについての記載と同様に研 究した。 ヒト肝癌細胞を、37℃(CO2インキュベーター中)で、5%FCSを補足 した2mlのREGΛ−3のメディウム(Life−Technologies によって供給される合成培地)中で増殖させた。24時間の増殖の後、1.25 μCiの[14C]−酢酸塩、薬物および/またはDMSOを添加し、細胞をさら に24時間増殖させた。インキュベート期間の終末に、細胞を遠心分離によって 収集し、生理的食塩水で洗浄し、1mlのH2Oおよび90%エタノール中の1 5%KOHの1ml中に再懸濁させた。1α,25−[26,27−3H]ジヒ ドロキシビタミン−D3の代謝を、ヒト包皮ケラチノサイトについての記載と同 様に研究した。 上記の試験操作を行った後、式(I)で示される化合物についてのIC50値を 常法によって算出した。表1は、主題化合物の幾つかについて得たIC50値を要 約したものである。 表1中のデータは、カルシトリオールの代謝的分解に及ぼす式(I)で示され る化合物の阻害活性をで示されるしている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/415 ADP A61K 31/415 ADP ADU ADU (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),AL,AM,AU,BB,BG,BR,BY,C A,CN,CZ,EE,FI,GE,HU,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR,LS, LT,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,RO,RU,SD,SG,SI,SK ,TJ,TM,TT,UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 デ・コスター,ローラント ベルギー・ビー−2980ツエルセル・ゲステ ルボス26

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式(I) (式中、Rは水素;C1-10アルキル;C3-7シクロアルキル;Ar1またはAr1 −C1-6アルキルであり; R1は水素;C3-7シクロアルキル;Ar1;C1-10アルキル;Ar1またはC3-7 シクロアルキルで置換されたC1-6アルキル;ヒドロキシ;C1-10アルキルオキ シ;Ar1またはC3-7シクロアルキルで置換されたC1-6アルキルオキシ;場合 によりAr2で置換されたC3-6アルケニルオキシ;場合によりAr2で置換され たC3-6アルキニルオキシ、またはAr1−オキシであり; R2は水素;ハロ;C1-10アルキル;4個までのハロ原子で置換されたC1-4アル キル;C3-7シクロアルキル;Ar1;キノリニル;インドリニル;Ar1、C3-7 シクロアルキル、キノリニル、インドリニルまたはヒドロキシで置換されたC1- 6 アルキル;C1-10アルキルオキシ;Ar1またはC3-7シクロアルキルで置換さ れたC1-6アルキルオキシ;場合によりAr1で置換されたC3-6アルケニル;A r2−オキシ;C1-6アルキルオキシカルボニル;カルボキシル;C1-6アルキル カルボニル;Ar1−カルボニルまたはAr1−(CHOH)−であり; 各Ar1は独立してフェニル、置換フェニル、ピリジニル、アミノピリジニル、 イミダゾリル、チエニル、ハロチエニル、フラニル、ハロフラ ニルまたはチアゾリルであり; 各Ar2は独立してフェニルまたは置換フェニルであり; Ar1およびAr2中、前記置換フェニルは、ハロ、ヒドロキシ、トリフルオロメ チル、C1-6アルキル、C1-6アルキルオキシ、シアノ、アミノ、モノおよびジ( C1-6アルキル)アミノ、ニトロ、カルボキシル、ホルミルおよびC1-6アルキル オキシカルボニルからそれぞれ独立して選ばれた1、2または3個の置換基で置 換されたフェニルを表す) を有する、カルシトリオールの代謝的分解を阻害することによって有利に影響さ れる病理学的症状を治療する薬剤の製造のための(1H−イミダゾール−1−イ ル)メチル−1H−ベンゾイミダゾール、それらの薬学的に許容される付加塩ま たは立体化学的異性体型の使用。 2.Rがフェニルまたは置換フェニルであり; R1が水素またはC1-6アルキルであり; R2が水素;ハロ;C1-6アルキル;4個までのハロ原子で置換されたC1-4アル キル;C3-7シクロアルキル;フェニル;置換フェニル:フェニルまたは置換フ ェニルで置換されたC1-6アルキルであり; 前記置換フェニルが、ハロ、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、C1-6アルキル 、C1-6アルキルオキシおよびシアノからそれぞれ独立して選ばれた1、2また は3個の置換基で置換されたフェニルを表す、 請求の範囲1に記載の(1H−イミダゾール−1−イル)メチル−1H−ベンゾ イミダゾールの使用。 3.式(I)で示される化合物が5−[(3−クロロフェニル)(1H−イミ ダゾール−1−イル)メチル]−1H−ベンゾイミダゾールである、請求の範囲 1に記載の(1H−イミダゾール−1−イル)メチル −1H−ベンゾイミダゾールの使用。 4.式(I)で示される化合物がカルシトリオールまたはそれらのプロドラッ グと組合せて使用される、請求の範囲1に記載の(1H−イミダゾール−1−イ ル)メチル−1H−ベンゾイミダゾールの使用。 5.病理学的症状が角質化障害である、請求の範囲4に記載の(1H−イミダ ゾール−1−イル)メチル−1H−ベンゾイミダゾールの使用。 6.病理学的症状が乾癬である請求の範囲5に記載の(1H−イミダゾール− 1−イル)メチル−1H−ベンゾイミダゾールの使用。 7.薬学的に許容される担体、並びに活性成分として(a)カルシトリオール またはそれらのプロドラッグの有効量および(b)請求の範囲1〜3のいずれか 一項に記載の式(I)で示される化合物の有効量を含んでなる医薬組成物。 8.活性成分が(a)カルシトリオールおよび(b)5−[(3−クロロフェ ニル)(1H−イミダゾール−1−イル)メチル]−1H−ベンゾイミダゾール である請求の範囲7に記載の医薬組成物。 9.組成物が局所投与に適応している、請求の範囲7または8に記載の医薬組 成物。 10.組成物が、半固形もしくは液状希釈剤または担体中の0.005〜0. 5重量/重量%のカルシトリオールおよび0.05〜5%の5−[(3−クロロ フェニル)(1H−イミダゾール−1−イル)メチル]−1H−ベンゾイミダゾ ールを含んでなる請求の範囲9に記載の医薬組成物。 11.組成物が0.01〜0.1重量/重量%のカルシトリオールを含んでな る請求の範囲10に記載の医薬組成物。 12.カルシトリオールまたはそれらのプロドラッグの有効量および請求の範 囲1〜3のいずれか一項に記載の式(I)で示される化合物の有効量が薬学的に 許容される担体と親密な混合物に配合されることを特徴とする、請求の範囲7〜 11のいずれか一項に記載の組成物を製造する方法。 13.カルシトリオールの代謝的分解を阻害することによって有利に影響され る病理学的症状の治療に際して同時、個別または連続に使用するための配合製剤 として、(a)カルシトリオールまたはそれらのプロドラッグの有効量および薬 学的に許容される担体を含有する医薬組成物、並びに(b)請求の範囲1〜3の いずれか一項に記載の式(I)で示される化合物の有効量および薬学的に許容さ れる担体を含有する医薬組成物を含有する製品。 14.製品が(a)カルシトリオールを含有する医薬組成物、および(b)5 −[(3−クロロフエニル)(1H−イミダゾール−1−イル)メチル]−1H −ベンゾイミダゾールを含有する医薬組成物を含有する、請求の範囲13に記載 の製品。 15.製品が局所投与に適応している請求の範囲14に記載の製品。 16.製品が、(a)0.005〜0.5重量/重量%のカルシトリオールを 含有する医薬組成物、および(b)0.05〜5%の5−[(3−クロロフェニ ル)(1H−イミダゾール−1−イル)メチル]−1H−ベンゾイミダゾールを 含有する医薬組成物を含有する請求の範囲15に記載の製品。 17.製品が、0.01〜0.1重量/重量%のカルシトリオールを含有する 医薬組成物を含有する請求の範囲16に記載の製品。 18.角質化障害の治療に際して同時、個別または連続に使用するための配合 製剤としての、請求の範囲13または17のいずれか一項に記載の製品。 19.乾癬の治療に際して同時、個別または連続に使用するための配合製剤と しての、請求の範囲13または17のいずれか一項に記載の製品。 20.式(I) (式中、Rは水素;C1-10アルキル;C3-7シクロアルキル;Ar1またはAr1 −C1-6アルキルであり; R1は水素;C3-7シクロアルキル;Ar1;C1-10アルキル;Ar1またはC3-7 シクロアルキルで置換されたC1-6アルキル;ヒドロキシ;C1-10アルキルオキ シ;Ar1またはC3-7シクロアルキルで置換されたC1-6アルキルオキシ;場合 によりAr2で置換されたC3-6アルケニルオキシ;場合によりAr2で置換され たC3-6アルキニルオキシ、またはAr1−オキシであり; R2は水素;ハロ;C1-10アルキル;4個までのハロ原子で置換されたC1-4アル キル;C3-7シクロアルキル;Ar1;キノリニル;インドリニル;Ar1、C3-7 シクロアルキル、キノリニル、インドリニルまたはヒドロキシで置換されたC1- 6 アルキル;C1-10アルキルオキシ;Ar1またはC3-7シクロアルキルで置換さ れたC1-6アルキルオキシ;場合に よりAr1で置換されたC3-6アルケニル;Ar2−オキシ;C1-6アルキルオキシ カルボニル;カルボキシル;C1-6アルキルカルボニル;Ar1−カルボニルまた はAr1−(CHOH)−であり; 各Ar1は独立してフェニル、置換フェニル、ピリジニル、アミノピリジニル、 イミダゾリル、チエニル、ハロチエニル、フラニル、ハロフラニルまたはチアゾ リルであり; 各Ar2は独立してフェニルまたは置換フェニルであり; Ar1およびAr2中、前記置換フェニルは、ハロ、ヒドロキシ、トリフルオロメ チル、C1-6アルキル、C1-6アルキルオキシ、シアノ、アミノ、モノおよびジ( C1-6アルキル)アミノ、ニトロ、カルボキシル、ホルミルおよびC1-6アルキル オキシカルボニルからそれぞれ独立して選ばれた1、2または3個の置換基で置 換されたフェニルを表す) を有する(1H−イミダゾール−1−イル)メチル−1H−ベンゾイミダゾール 、それらの薬学的に許容される付加塩または立体化学的異性体型の有効量を患者 に投与することを含んでなる、カルシトリオールの代謝的分解を阻害することに よって有利に影響される病理学的症状に罹っている患者を治療する方法。 21.Rがフェニルまたは置換フェニルであり; R1が水素またはC1-6アルキルであり; R2が水素、ハロ、C1-6アルキル、4個までのハロ原子で置換されたC1-4アル キル、C3-7シクロアルキル、フェニル、置換フェニル、フェニルまたは置換フ ェニルで置換されたC1-6アルキルであり; 前記置換フェニルが、ハロ、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、C1-6アルキル 、C1-6アルキルオキシおよびシアノからそれぞれ独立して選 ばれた1、2または3個の置換基で置換されたフェニルを表す、請求の範囲20 に記載の方法。 22.式(I)で示される化合物が5−[(3−クロロフェニル)(1H−イ ミダゾール−1−イル)メチル]−1H−ベンゾイミダゾールである請求の範囲 21に記載の方法。 23.式(I)で示される化合物がカルシトリオールまたはそれらのプロドラ ッグの有効量と組合せて投与される請求の範囲20に記載の方法。 24.病理学的症状が角質化障害である請求の範囲23に記載の方法。 25.病理学的症状が乾癬である請求の範囲24に記載の方法。
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