JPS63312314A - 振動減衰材 - Google Patents

振動減衰材

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JPS63312314A
JPS63312314A JP14772687A JP14772687A JPS63312314A JP S63312314 A JPS63312314 A JP S63312314A JP 14772687 A JP14772687 A JP 14772687A JP 14772687 A JP14772687 A JP 14772687A JP S63312314 A JPS63312314 A JP S63312314A
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JP
Japan
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vibration damping
parts
weight
vibration
damping material
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Application number
JP14772687A
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English (en)
Inventor
Yasuo Komatsu
小松 泰雄
Masao Nissei
日聖 昌夫
Seiichiro Takinami
滝波 誠一郎
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F1/00Springs
    • F16F1/36Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers
    • F16F1/3605Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers characterised by their material

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、振動減衰材に関するものであり、さらに詳し
くは、船舶のバラストタンク、燃料貯蔵タンク、ざらに
船舶や自動車のエンジンルームおよびその他振動発生源
となる領域に使用される振動減衰材に関する。
[従来の技術] 振動減衰材は、振動エネルギーを熱エネルギーに変換す
ることによって ■振動板から発生する固体音を制御する■撮動による材
料の疲労、破壊を防止する。
■空気伝達音を遮音する。
などの目的のために使用されるものである。したがって
、船舶や自動車のエンジンルームおよびその他振動発生
源となる領域、または電子計算機、農業機械、空調機、
ホッパー、シュータ−類のごとき機器の固体音や振動を
減衰したい分野に広く応用されている。
これらの振動減衰材は、振動減衰特性はちとよリ、定形
品においては湾曲部に追従するための適度な柔軟性、成
型時の加工性が、不定形品においては混線性、施工時の
作業性などの特性が要求される。
板材およびシート材は、振動減衰材として必要な構成要
素から成る樹脂組成物を均一に混合した後、所定の厚さ
になるように調節された成型器またはカレンダーにより
成型加工される。
一方、パテ材は予め調製された主剤と硬化剤の二液から
構成され、施工現場で主剤と硬化剤を混練した後、施工
の対象となる場所に左官用コテなとで塗布される。パテ
材は不定形であるため、板材とは異なり施工厚さを自由
に調節でき、湾曲部および狭くて繁雑な場所に施工でき
るメリットがある。
この種の振動減衰材を製造する公知の技術としては、特
公昭58−23426号公報が提案されている。これら
はエポキシ樹脂を主剤とし、これに硬化剤のポリアミド
アミン樹脂と振動減衰性能をもたせるための鉛粒子や珪
砂などの無機充填剤を多量に配合したものである。
しかしながら、これらの技術は、次に示すごとき問題点
を有している。
■1500H2以下の低周波域での制振性が不充分であ
る。
■可撓性を付与するために樹脂を配合しているが、同時
に充填剤を多量に配合しているため硬度が硬くなり施工
性が悪くなる。
■より制振性を向上させるために、無機充填剤を多量に
配合するが、混練する樹脂およびポリアミド樹脂との親
和性が悪く、このため組成物の粘性が大きくなり混練性
が悪くなる。
又組成物の粘性が大きいため、空気を抱き込みやすく、
成型加工後、得られる振動減衰材の品位の低下をもたら
すことになる。
■樹脂組成物を混練した後、板状に成型するため、所定
の成型器に注入するが、組成物の粘性が大きいため流動
性が悪くなり、移液時の作業性が悪くなる。
■パテ材として使用する時に、主剤と硬化剤を施工現場
で混練した後、左官用コテなどで所定の場所に塗布し施
工するが、樹脂の粘性が大きいと拡展性が悪くなる。こ
のため余分な労力を必要とするとともに施工表面の平面
性が悪くなる。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は上記のごとき問題点を解決するために鋭意検討
されたもので、低周波から高周波までの広帯域での振動
減衰特性が顕著に優れ、かつ、混線物の粘性を低くする
ことにより、成型時の加工性を改善するとともに施工時
の作業性をも改善することのできる振動減衰材を提供す
ることにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は上記の目的を達成するため、次の構成からなる
ものである。
すなわち、 (1)  下記(A) 、(B) 、(C)および(D
)との混合組成物からなる撮動減衰材。
(八)常温から100℃で流動性を有するエポキシ樹脂
(nは1〜22の整数) R1:CnH2n+1 (nはO〜22の整数) で示される化合物。
(C)常温から100℃で流動性を有するアミド樹脂。
([1)表面がカップリング剤処理および/またはプラ
ズマ処理された黒鉛、フェライトおよびマイカからなる
群の中から選ばれた少なくとも1種の充填材。
である。
本発明を更に詳しく説明する。
本発明に係る振動減衰材に用いる樹脂組成物としてはエ
ポキシ樹脂100重量部に対して化合物[I]を5〜4
5重量部、ポリアミド樹脂を10〜800重量部配合し
たものが好ましく選択されるが、さらに硬化剤や硬化触
媒等を添加したものが選択される。
本発明で用いるエポキシ樹脂は、主剤となるもので、常
温から100℃で流動性を示し、25°Cての粘度が1
〜300ポイズ、エポキシ当量が10Q〜500、分子
量が200〜1000のものが適している。このような
エポキシ樹脂としては、たとえばエピコート828.8
27.834.807(油化シェルエポキシKK製>、
GY250゜260.255.257(日本チバガイギ
ーKK製)などがある。
上述の式[工]で示される化合物は樹脂組成物の可撓性
および成型時の加工性向上剤として作用するもので、こ
れによって達成される適度な柔軟性が黒鉛、フェライト
、マイカ等の充填材との相乗効果により、振動の減衰に
極めて有効な作用を発揮するものである。
式[1]に示される化合物において、R1はどの位置に
配位していても良いが、通常、第5.6位に配位するも
のが用いられ、25°Cにおける粘度が0.5〜50セ
ンチポイズ、エポキシ当量が80〜400.分子量が8
0〜400のものが適している。
このような化合物としては、メチルグリシジルエーテル
、ブチルグリシジルエーテル、ヘキシルグリシジルエー
テル、オクチルグリシジルエーテル、デシルグリシジル
エーテル、ドデシルグリシジルエーテル、テトラデシル
グリシジルエーテル、ヘキサデシルグリシジルエーテル
、オクタデシルグリシジルエーテル、エイコシルグリシ
ジルエーテル、フェニルグリシジルエーテルまたはt−
ブチルフェニルグリシジルエーテルなどがある。
本発明で使用されるポリアミド樹脂は、硬化剤および可
撓性付与剤として用いるもので、25°Cにおける粘度
が3〜2000ポイズ、アミン価が、100〜800程
度のものが適している。このようなアミド樹脂としては
、たとえば、トーマイド#225−X、#215−X、
#225 (富士化成KK製)、パーサミド100.1
25.140.150.115(ヘンケル白水KK製)
、EPON−V15(シェルKK製)などがおる。
エポキシ樹脂100重量部に対する前記化合物[I]の
配合量は、5〜45重量部、より好ましくは10〜25
重量部である。
化合物[I]の配合量が5重量部未満では板材に成型し
た時の柔軟性が損なわれ、かつ、充填材を多量に配合し
た時の混合時の粘性が大きくなり加工性および作業性が
悪くなる傾向があり、逆に45重量部を越える時には軟
質になり過ぎて充分な力学特性が得られなくなる傾向が
ある。
また、エポキシ樹脂100重量部に対するポリアミド樹
脂の配合量は、10〜800重量部、好ましくは50〜
500重量部の範囲である。
ポリアミド樹脂の配合量は使用形態をパテ材か板材のい
づれを選択するかによって変える必要がある。
板材の場合には、湾曲部に施工する時の柔軟性を考慮す
る必要があることから、樹脂に可撓性を付与するために
、エポキシ樹脂100重量部に対するポリアミド樹脂の
配合量は、100〜800重量部、好ましくは50〜5
00重量部の範囲である。
一方、パテ材として用いる場合には、樹脂の柔軟性に対
する配慮は板材はど必要ではなく、このためポリアミド
樹脂の配合量は板材に比べて広範囲に選択できる。すな
わち、この場合には、エポキシ樹脂100重量部に対す
るポリアミド樹脂の配合量は、10〜800重量部、好
ましくは20〜500重量部の範囲が選択される。ポリ
アミド樹脂の配合量が10重量部未満の時は、得られる
成型品の硬度が硬くなり、充分な振動減衰特性が得られ
なくなる傾向があり、逆に800重量部を越える時は、
軟質になり過ぎかつ必要十分な力学特性が得られなくな
る可能性がある。
本発明におけるポリアミド樹脂は、エポキシ樹脂の硬化
剤として作用するが、なおかつ硬化時間を短縮し、得ら
れる成型品の硬化を充分に進行させるのが好ましいが、
その場合には、エポキシ樹脂に対して、一般的に使用さ
れる硬化剤を用いることができる。
このような硬化剤としてトリエチルテトラミン、プロパ
ツールアミン、アミンエチルエタノールアミン ン、トリス(ジメチルアミノ)メチルフェノール、ベン
ジルメチルアミンの如き芳香族アミン、又は無水フタル
酸、無水マイレン酸の如きカルボン酸を使用しても良い
これらの添加量は、要求特性によって自由に変え得るが
、第1級、第2級アミンを用いる場合、次式により添加
量を決めるのがよい。
ph r−(Am /E) x 1 00式中、Am:
アミンの当量、F:エポキシ当量を示す。
アミンの当量= A mW/ H 式中、AmW:アミンの分子量、H:活性水素の数でお
り、phrはエポキシ樹脂100重量部に対する配合量
を示すものである。
一方、酸無水物の場合は、次式により添加量を求めるこ
とができる。
phr−C・(0/F)×100 式中、O:酸無水物の当量、E:エポキシ当量を示す。
酸無水物の当量−OW /QC 式中、OW:酸無水物の分子量、 OC :酸無水物基の数を示す。
C:0.85(はとんどの酸無水物) 0、6(塩素を含む酸無水物) 1、0(第3級アミンを促進剤と して用いる場合〉 更に第3級アミンなど触媒として働くものは、計算によ
って求められないので、種々の試験から適量を求める。
かかる特定な樹脂の組成物に対して、本発明では、表面
処理を施した黒鉛、フェライト、マイカから選択された
特定な充填材の少なくとも1種を混合することが必須で
ある。
本発明では、これらの混合組成物の中で、上記化合物[
I]の存在により、初めて、それぞれの機能を有機的に
結合し、適度な柔軟性を付与しながら減衰効果を達成す
るというすぐれた特徴を発揮せしめ得たものである。
 12 一 本発明の「表面処理」は、樹脂組成物中の樹脂の主体を
なすエポキシおよびポリアミド樹脂との親和性を付与す
るために用いる手法で、一般的には■コーティングによ
る改質■トポケミカルな改質■メカノケミカル反応によ
る改質■カプセル化による改質■高エネルギー利用によ
る改質■沈殿反応による改質が知られ、本発明ではいづ
れの手法も適用出来るが、特に■と■が好ましい。
メカノケミカルな反応による改質としては、シランカッ
プリング剤、チタネートカップリング剤、アルミネート
カップリング剤によるものが知られている。シランカッ
プリング剤としては、γーグリシドキシプロピルトリメ
トキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル
)エチルトリメトキシシラン、N−フェニル〜γーアミ
ノプロピルトリメトキシシラン、γーメルカプトプロピ
ルトリメトキシシラン、γークロロプロピルトリメトキ
シシラン、N−β−(アミノエチル)γーアミノプロビ
ルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル〉γー
アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−7ミノプ
ロビルトリエトキシシランが用いられる。チタネートカ
ップリング剤としては、イソプロピルトリインステアロ
イルチタネート、イソプロピルトリドデシルベンゼンス
ルホニルチタネート、テトライソプロピルビス(ジオク
チルホスファイト)チタネート、ビス(ジオクチルパイ
ロホスフェート)オキシアセテートチタネート、イソプ
ロピルトリオクタノイルチタネート、イソプロピルジメ
タクリルインステアロイルチタネート、イソプロピルト
リ(N−アシドエチル・アミノエチル)チタネート、ジ
クミルフェニルオキシアセテートチタネート、ジイソス
テアロイルエチレンチタネート、アルミネートカップリ
ング剤としては、アセトアルコキシアルミニウムジイソ
プロピレートが用いられる。
本発明による高エネルギーを利用した改質法としては、
プラズマ処理が好ましい。
プラズマ処理とは、電極間に高電圧を印加して発生させ
たプラズマ放電雰囲気中に、対象となる物質を暴露し処
理することであり、通常グロー族電が適用される。グロ
ー放電は50torr以下、ざらには20tOrr以下
、特に好ましくは、0゜01〜10torrの減圧下ガ
ス雰囲気中で高電圧を印加して発生するもので、処理時
間は、処理電圧および対象となる物質の種類によって選
択されるが、通常1〜6時間であり、好ましくは2〜4
時間程度である。雰囲気ガスとしては、酸素が好んで用
いられる。酸素プラズマ処理により、本発明に係る黒鉛
、マイカ、フェライトの如き充填材の表面に、弱酸性の
フェノール基が生成するために、樹脂との親和性が向上
する。
本発明に使用する黒鉛は鱗片状のものが好ましく、粒子
の大きさは60メツシユ(TVIer標準篩による)の
篩を通過する程度の粒径のものが適している。
粒子の大きさが60メツシユ未満の場合には、黒鉛粉末
が嵩高になり、多量配合および、均一配合が困難となる
本発明で使用するマイカは鱗片状のものが好ましく白マ
イカ、金マイカのいずれでもよく、粒子の大きさは60
メツシユ(丁y+er標準篩による)の篩を通過する程
度の粒径のものが適している。
このようなマイカとしては米国マリエツタ社製40−3
,60−3,150−3,200−HKなどがある。
本発明で使用されるフェライトは、Fe2O3を主成分
とする磁性材料で、Fe2O3の他に、MnO,cao
、ZnO,CdO,Al2O3などの金属酸化物を微量
に含む微粒子状又は薄膜状の粉体である。Fe2O3以
外の金属酸化物の含量によって比重は異なるが、通常2
.45〜2゜70の範囲のものが用いられる。該フェラ
イトは一般に音声録音用の磁気テープなどに用いられ、
軟磁性のものと、強磁性のものがあるが、いずれを用い
ても、本発明の目的は達成される。
フェライトの粒子の大きさは60メツシユ(TVler
標準篩による)の篩を通過する程度の粒径のものが適し
ている。このようなフェライトとしては、利根産業■製
HP−A、KH−RおよびKH−Dなどがある。
充填材は樹脂組成物100重量部に対して少なくとも3
0重量部、好ましくは40重量部以上配合する。30重
量部未満では振動減衰特性の低下が大きくなり好ましく
ない。
振動減衰特性は充填材の種類によって多少異なり、例え
ば、黒鉛やマイカの場合は40重量部以上、フェライト
の場合は50重量部以上配合するのが好ましい。
充填材の配合量は多いほど減衰特性は改善されるもので
あり、最大限配合した場合で、黒鉛、炭素繊維およびマ
イカは350重量部、フェライトの場合400重量部の
配合が可能である。しかし、成型品の硬度や加工性など
の点から前者の場合は250重量部、後者の場合は30
0重量部程度の最大配合量が選択される。
前記したように、これらの充填材は単独でも、併用でも
よいが、本発明のヘス1〜モードとしては黒鉛、フェラ
イトまたはマイカから選ばれた一種を主体として選択す
るのが好ましい。
かかる充填材は軽量の撮動減衰材を望む場、合は、黒鉛
やマイカを選択し、比較的重い材料を望む場合は、フェ
ライトを選択することができる。
本発明に係わる振動減衰材は上述の如く構成されている
ため、充填材を従来よりも多量に配合できるため低周波
から高周波まで全領域において極めて優れた振動減衰特
性を発揮する。更に混線時の樹脂組成物の粘性を小さく
できるので、施工性、作業性とも極めて良好となること
ができる。
又、本発明による黒鉛または/およびマイカを用いれば
密度を1.05〜1.65のものと成すことができるの
で、軽量で作業性が優れる利点かある。
なお本発明においては振動減衰材の特性を損なわない範
囲で、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、三酸
化アンチモン、塩化パラフィン、酸化亜鉛、臭化アルミ
ニウムのごとき難燃剤、酸化マグネシウム、酸化カルシ
ウム、酸化アルミニウムのごとき金属酸化物、珪砂、炭
素繊維のごとき充填材を添加しても良い。
本発明における振動減衰材は、上記成分を必要に応じて
、室温〜100℃の加温下で、必要な形状が得られる成
型器に注入し、硬化させることによって得られる。
本発明によれば、さらに樹脂組成物のうち、(C)のポ
リアミド樹脂並びに硬化剤、硬化触媒と、他の<A)、
(B)を分離して、2液タイプとして用いることができ
る。この場合には、使用前に上記2種の組成樹脂を高粘
性流体用混合機(例えば、ミキスタ工業製ミキスタMC
P−013型)で5〜10分間、均一に混合した後、パ
テの形で使用することができる。かがる2液タイプでは
、形状の複雑な箇所にも容易に本発明の減衰材を施工す
ることができる。
かかる2液の種類としては、次の3種が挙げられる。
■ (A) +(B) / (C) +(D>■ (A
)+ (B)+ (D)/ (C)■ (A> + (
B) +(D>/ (C) + (D>なお、硬化剤や
硬化触媒は(C)に添加配合される。
 19一 本発明は、かかる2液タイプの状態から形成した場合も
、性能的には全く変化がないという特徴を有する。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明する。
なお実施例中で振動減衰性は次の方法で測定したものを
いう。
16mm厚の振動減衰材を厚さ8mmの鋼板に2液型工
ポキシ接着剤により張り付けた後、24HR放置し、接
着剤を硬化させた後、米国型規格MIL−P−2258
1Bに準じ、振動減衰波形を測定し、次式により振動減
衰特性(C/Co〉を求める。
a、減衰率 (DECAY RATE)Do(dB/s
ec> = (F/N>2010g (AI /A2 )b、有
効減衰率 (EFFECTIVE DECAY RAT
E)D  (dB/5ec) =Do−OBC3限界減
衰率 (PERCENT CRITICAL DAI−
IPING)C/Co (%) −(183xDe/F
)ここでF :試料接着板の固有振動数 N :計算上取った周期の数 A1:N中の最大振巾 A2:N中の最小振巾 Do :試験接着板の減衰率 DB:オリジナル基板の減衰率 以下実施例を用いて本発明をさらに説明する。
「実施例] 実施例1 シランカップリング剤(γ−グリシドキシプロピルトリ
メトキシシラン)によって表面処理した黒鉛を第1表に
示す組成で、高粘度用ミキサーを用い、80℃71D温
下で、できるだけ気泡が混入しないように穏やかに均一
に混合する。次いで得られた混合物を板状成型器に注入
した後、常温で24時間以上放置し、16m厚の板状振
動減衰材を得た。この振動減衰材の硬度、および250
H2における振動減衰特性、成型器に移液する時の流動
性および成型品の表面の気泡の存在状態を第1表に示す
オクタデシルグリシジルエーテルが無配合又は微量配合
されている水準1〜2は、ミキサーによる組成物の混練
時粘性が大きいため、空気の抱き込みが多くなり、得ら
れた成型品の気泡の存在が多い。このため成型品の品位
が低下する。又、得られる撮動減衰材の硬度が大きいた
め、柔軟性を損ない、湾曲部への貼付けが困難である。
一方、水準7のようにオクタデシルグリシジルエーテル
を多量に配合すると、得られる振動減衰材の硬度が小さ
く、所望の力学特性が得られず、かつ振動減衰特性が極
めて劣る。これに対して、本発明による水準3〜6は、
気泡の存在が少なく、適度な柔軟性と優れた振動減衰特
性を示す。
実施例2〜9、比較例2〜9 シランカップリング剤(γ−グリシドキシプロピルトリ
メトキシシラン)によって表面処理した黒鉛および未処
理の黒鉛を第2表に示す組成で、実施例−1と同一の手
順で実施し、16#厚の振動減衰材を得た。樹脂成分中
に配合する黒鉛の量を変えた時、混合物を成型器へ移液
する時の流動性および樹脂成分中への配合可否の判定結
果を第2表に示す。シランカップリング剤によって表面
処理した黒鉛は未処理の黒鉛に比べて、より多量に配合
できることがわかる。
実施例10〜13、比較例10〜12 シランカツプリング剤(γ−グリシドキシプロピルトリ
メトキシシラン)によって表面処理した黒鉛、マイカお
よびフェライト、酸素プラズマ処理(雰囲気ガス:酸素
、減圧度:0.7torr酸素流入速度: 200m!
!/min 、周波数:110KH2、高周波用カニ2
W、処理時間:2時間)した黒鉛を第3表に示す組成で
、実施例1と同一の手順で16履厚の板状振動減衰材を
作製した。
第1図ないし第3図に、実施例10〜13ならびに比較
例10〜12で得られた撮動減衰材の振動減衰特性をグ
ラフで示した。
シランカップリング剤または酸素プラズマ処理によって
高濃度配合ができた実施例10〜13は、未処理の比較
例10〜12に比べ、振動減衰特性か優れていることが
判る。
0 r7   一 実施例14、比較例13 実施例2と比較例8について、下記組成から成る2液タ
イプから振動減衰材を形成した。
[第1液組成] [第2液組成] 上記2種の液を、使用前にミキスタ工業製ミキスタMC
P−013型混合機で、5〜10分間均−Wt   − 一に混合した後、得られたパテ状組成物を用い、発明の
効果で、施工の対象となる鋼板に16#厚で、表面がで
きるだ(ブ平滑になるように塗布した。
この時の組成物の拡展性および仕上り後の表面の平面性
は、シランカップリング剤による表面処理した実施例1
4のものが優れていた。
[発明の効果] 本発明は上記のような構成を有するため、次のような作
用、効果を奏するものである。
■ 気泡が少なく、柔軟で低周波数から高周波数の広帯
域で優れた振動減衰効果を示す。
■ パテとして使用したとき、拡展性がよく表面の仕上
がりも平滑である。
■ 充填材の表面を処理することにより充填材が高濃度
に配合できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は実施例における振動減衰特性を示
すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記(A)、(B)、(C)および(D)との混
    合組成物からなる振動減衰材。 (A)常温から100℃で流動性を有するエポキシ樹脂
    。 (B)式▲数式、化学式、表等があります▼−[ I ] 式中、R:C_nH_2_n_+_1または▲数式、化
    学式、表等があります▼(nは0〜22の整数) R_1:C_nH_2_n_+_1(nは0〜22の整
    数)で示される化合物。 (C)常温から100℃で流動性を有するアミド樹脂。 (D)表面がカップリング剤処理または/およびプラズ
    マ処理された黒鉛、フェライトおよびマイカから選ばれ
    た少なくとも1種の充填材。
JP14772687A 1987-06-12 1987-06-12 振動減衰材 Pending JPS63312314A (ja)

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