JPS63309412A - 自動車用装飾モ−ルの製造方法 - Google Patents
自動車用装飾モ−ルの製造方法Info
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- JPS63309412A JPS63309412A JP14604787A JP14604787A JPS63309412A JP S63309412 A JPS63309412 A JP S63309412A JP 14604787 A JP14604787 A JP 14604787A JP 14604787 A JP14604787 A JP 14604787A JP S63309412 A JPS63309412 A JP S63309412A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、高周波成形を用いた自動車用装飾モールの
製造方法に関する。
製造方法に関する。
従来の技術
自動車用装飾モールの製造方法として、従来から高周波
成形を用いた方法が知られている。
成形を用いた方法が知られている。
第5図は、この従来の高周波成形を用いたモールの製造
方法を説明するもので、この製造方法においては、成形
型として、導電性金属例えばアルミニュウム、銅、しん
ちゅうなどからなる上型1と、非導電体例えばシリコン
樹脂、ポリエチレン。
方法を説明するもので、この製造方法においては、成形
型として、導電性金属例えばアルミニュウム、銅、しん
ちゅうなどからなる上型1と、非導電体例えばシリコン
樹脂、ポリエチレン。
ポリプロピレン、セラミックスなどからなる下型2とが
用いられ、両者間に所望のモール形状に応じたキャビテ
ィが画成されている。そして、上型lは高周波成形機の
上部電極板3に、下型2は下部電極板4にそれぞれ固定
される。
用いられ、両者間に所望のモール形状に応じたキャビテ
ィが画成されている。そして、上型lは高周波成形機の
上部電極板3に、下型2は下部電極板4にそれぞれ固定
される。
また、成形材料5としては、高周波損失の多い樹脂、例
えば塩化ビニル、ナイロン、EVAなど、もしくはこれ
に少量の発泡剤を混ぜて、ペレット状としたものやパウ
ダー状のものが用いられる。
えば塩化ビニル、ナイロン、EVAなど、もしくはこれ
に少量の発泡剤を混ぜて、ペレット状としたものやパウ
ダー状のものが用いられる。
すなわち、この方法でモールを成形するには、まず所定
量の成形材料5を上型1.下型2間のキャビティ内に挿
填する。そして、上型I、下型2を型締めした後、上部
電極板3.下部電極板4間に高周波電圧を印加する。こ
れにより、塩化ビニル等からなる成形材料5は自己発熱
して溶融軟化し、かつ発泡剤を含む場合は発泡する。従
って、冷却後取り出せば、第6図に示すように、キャビ
ティ形状に沿ったモール6が得られるのである。
量の成形材料5を上型1.下型2間のキャビティ内に挿
填する。そして、上型I、下型2を型締めした後、上部
電極板3.下部電極板4間に高周波電圧を印加する。こ
れにより、塩化ビニル等からなる成形材料5は自己発熱
して溶融軟化し、かつ発泡剤を含む場合は発泡する。従
って、冷却後取り出せば、第6図に示すように、キャビ
ティ形状に沿ったモール6が得られるのである。
なお、樹脂材料を予め押し出し成形することによってシ
ート状に予備成形し、かつこれを所定の長さ寸法にカッ
トして成形材料5とする場合もある(特開昭58−38
40号公報、特開昭58−3826号公報等)。
ート状に予備成形し、かつこれを所定の長さ寸法にカッ
トして成形材料5とする場合もある(特開昭58−38
40号公報、特開昭58−3826号公報等)。
発明が解決しようとする問題点
しかしながら、上記のように成形されたモールの車体装
着時の表面6a(通常下型2側がモール表面6aとなる
)を、車体塗装色と同色とするなど、成形後に所望の色
に塗装する場合、例えば可塑剤を含む軟質塩化ビニルを
成形材料5として用いたとすると、塗料の溶剤によって
、可塑剤の移行が生じ、そのため塗料が付着しにくく、
塗装ムラなどが生じ易い。また、通常塗装後に、塗膜を
堅固なものとするために、加熱乾燥つまり焼付工程が必
要であるが、この焼付工程の際に、モール6のピンホー
ルから塗料が膨れ上がったりし、外観不良を生じ易い。
着時の表面6a(通常下型2側がモール表面6aとなる
)を、車体塗装色と同色とするなど、成形後に所望の色
に塗装する場合、例えば可塑剤を含む軟質塩化ビニルを
成形材料5として用いたとすると、塗料の溶剤によって
、可塑剤の移行が生じ、そのため塗料が付着しにくく、
塗装ムラなどが生じ易い。また、通常塗装後に、塗膜を
堅固なものとするために、加熱乾燥つまり焼付工程が必
要であるが、この焼付工程の際に、モール6のピンホー
ルから塗料が膨れ上がったりし、外観不良を生じ易い。
問題点を解決するための手段
そこで、この発明は、上記の問題点を解決するために、
導電体からなる上型と非導電体からなる下型との間に画
成されたキャビティ内に、樹脂材料を挿填し、かつこれ
に高周波電圧を印加して高周波成形する自動車用装飾モ
ールの製造方法において、上記下型の型面に予め塗料を
吹き付けて乾燥させた後、上記樹脂材料を挿填して高周
波成形することを特徴としている。
導電体からなる上型と非導電体からなる下型との間に画
成されたキャビティ内に、樹脂材料を挿填し、かつこれ
に高周波電圧を印加して高周波成形する自動車用装飾モ
ールの製造方法において、上記下型の型面に予め塗料を
吹き付けて乾燥させた後、上記樹脂材料を挿填して高周
波成形することを特徴としている。
作用
上記のように下型の型面に塗料を吹き付けて乾燥させる
ことにより、その型面に所望の色の塗膜が形成される。
ことにより、その型面に所望の色の塗膜が形成される。
そして、この塗膜は、キャビティ内に樹脂材料を挿填し
て高周波成形した際に、型面から離れて成形品つまりモ
ールの表面に張り付く。すなわち塗料がモール表面に転
写されることになる。そして、この塗膜は、高周波成形
の際に発生した熱を受けるので、一種の焼付作用がなさ
れ、非常に堅固なものとなる。
て高周波成形した際に、型面から離れて成形品つまりモ
ールの表面に張り付く。すなわち塗料がモール表面に転
写されることになる。そして、この塗膜は、高周波成形
の際に発生した熱を受けるので、一種の焼付作用がなさ
れ、非常に堅固なものとなる。
実施例
第1図は、この発明に係る自動車用装飾モールの製造方
法の一実施例を示している。なお、上型1、下型2その
他高周波成形機自体は従来のものと特に変わらないので
、その説明は省略する。
法の一実施例を示している。なお、上型1、下型2その
他高周波成形機自体は従来のものと特に変わらないので
、その説明は省略する。
まず、高周波成形に先立ち、下型2の型面2aに、所望
の色の塗料7を図示せぬスプレーガンによって塗布する
。この塗料7としては、成形材料5と相溶性の良いもの
、例えばウレタン系塗料などが用いられる。そして、自
然乾燥もしくは温風などを用いて、その塗布した塗料7
を充分に乾燥させる。
の色の塗料7を図示せぬスプレーガンによって塗布する
。この塗料7としては、成形材料5と相溶性の良いもの
、例えばウレタン系塗料などが用いられる。そして、自
然乾燥もしくは温風などを用いて、その塗布した塗料7
を充分に乾燥させる。
次に、このように所望の色の塗膜が形成された下型2の
型面2aの上に、ペレット状の成形材料5を所定量投入
する。この成形材料5は、前述したように高周波損失の
大きい樹脂、例えば塩化ビニル、ナイロン、EVAなど
、あるいはこれらの樹脂に少量の発泡剤を混ぜたものが
使用される。
型面2aの上に、ペレット状の成形材料5を所定量投入
する。この成形材料5は、前述したように高周波損失の
大きい樹脂、例えば塩化ビニル、ナイロン、EVAなど
、あるいはこれらの樹脂に少量の発泡剤を混ぜたものが
使用される。
なお、成形材料5として、パウダー状の材料をそのまま
使用しても良く、あるいはシート状に予備成形した上で
所定寸法にカットしたものを使用しても良い。
使用しても良く、あるいはシート状に予備成形した上で
所定寸法にカットしたものを使用しても良い。
そして、上型Iと下型2とを型締めした後に、上部電極
板3と下部電極板4との間に所定の高周波電圧を印加す
る。これにより、塩化ビニル等からなる成形材料5が発
熱して溶融し、かつ発泡剤を含む場合には同時に発泡し
、キャビティ形状に沿ったモール6が第2図に示すよう
に形成される。
板3と下部電極板4との間に所定の高周波電圧を印加す
る。これにより、塩化ビニル等からなる成形材料5が発
熱して溶融し、かつ発泡剤を含む場合には同時に発泡し
、キャビティ形状に沿ったモール6が第2図に示すよう
に形成される。
ここで、型面2aに予め塗布されて塗膜を形成していた
塗料7は、溶融軟化した成形材料5側に張り付くととも
に、下型2から容易に剥離する。
塗料7は、溶融軟化した成形材料5側に張り付くととも
に、下型2から容易に剥離する。
すなわち、成形されたモール6の表面6aに塗料7が転
写されることになり、通常の塗装を行った場合と同様に
、所望の色の塗膜が形成される。そして、この塗料7は
、高周波成形の際に発生した熱によって充分に加熱され
るので、一種の焼付作用がなされ、モール6の基材表面
にしっかりと結合した堅固な塗膜が得られる。
写されることになり、通常の塗装を行った場合と同様に
、所望の色の塗膜が形成される。そして、この塗料7は
、高周波成形の際に発生した熱によって充分に加熱され
るので、一種の焼付作用がなされ、モール6の基材表面
にしっかりと結合した堅固な塗膜が得られる。
従って、車体装着時に外部に露出する表面6aを所望の
色に着色したモール6を容易に成形することができる。
色に着色したモール6を容易に成形することができる。
そして従来のような焼付工程における塗料の膨れ等によ
る外観品質の劣化を生じることかない。また、成形材料
5が軟質塩化ビニルなど可塑剤を含むものであっても、
塗料の溶剤による可塑剤の移行が防止され、均一な塗膜
の形成が可能となる。
る外観品質の劣化を生じることかない。また、成形材料
5が軟質塩化ビニルなど可塑剤を含むものであっても、
塗料の溶剤による可塑剤の移行が防止され、均一な塗膜
の形成が可能となる。
次に、第3図、第4図はこの発明の異なる実施例を示し
ている。
ている。
この実施例は、モール6を構成する樹脂材料として、ペ
レット状の成形材料5とともに表皮材8を用いたもので
ある。
レット状の成形材料5とともに表皮材8を用いたもので
ある。
上記表皮材8は、ペレット状成形材料5自体と相溶性の
ある樹脂、例えば塩化ビニルなどをシート状に予備成形
したものであり、特に、ペレット状成形材料5よりも耐
候性を高めであるとともに、型面2aの塗料7と同一の
色に着色しである。
ある樹脂、例えば塩化ビニルなどをシート状に予備成形
したものであり、特に、ペレット状成形材料5よりも耐
候性を高めであるとともに、型面2aの塗料7と同一の
色に着色しである。
そして、上記表皮材8は、ペレット状成形材料5の投入
前に、塗料7を塗布した型面2a上にセットされ、その
上にペレット状成形材料5を投入して、高周波成形が行
われる。この高周波成形によって、成形材料5と表皮材
8とは互いに熱融着して一体のものとなり、その表面つ
まり表皮材8表面に塗料7が転写される。
前に、塗料7を塗布した型面2a上にセットされ、その
上にペレット状成形材料5を投入して、高周波成形が行
われる。この高周波成形によって、成形材料5と表皮材
8とは互いに熱融着して一体のものとなり、その表面つ
まり表皮材8表面に塗料7が転写される。
この実施例によれば、モール6の耐候性向上が図れると
ともに、モール6のコーナ部分などにおいて、塗膜が部
分的に薄くなった場合でも外部から見た色を非常に均一
なものとすることができ、外観品質を一層高めることが
できる。なお、表皮材8と塗料7とを互いに異なる色と
し、かつ塗料7を型面2aに部分的に塗布しておいて、
モール6の色分けを行うようにすることもできる。また
、着色した表皮材8と安価な再生材などからなる成形材
料5とを予め二層のシート状に予備成形して用いること
も可能である。
ともに、モール6のコーナ部分などにおいて、塗膜が部
分的に薄くなった場合でも外部から見た色を非常に均一
なものとすることができ、外観品質を一層高めることが
できる。なお、表皮材8と塗料7とを互いに異なる色と
し、かつ塗料7を型面2aに部分的に塗布しておいて、
モール6の色分けを行うようにすることもできる。また
、着色した表皮材8と安価な再生材などからなる成形材
料5とを予め二層のシート状に予備成形して用いること
も可能である。
発明の効果
以上の説明で明らかなように、この発明に係る自動車用
装飾モールの製造方法においては、下型の型面に予め塗
膜を形成しておいて、高周波成形時に転写させるように
したので、表面が所望の色に着色されたモールを極めて
簡単に製造することができ、かつ塗装後の焼付工程ら不
要となる。そして、樹脂材料に可塑剤を含むような場合
であっても、均一な塗膜を形成でき、かつ焼付時の塗膜
の劣化が防止されるので、従来の成形後に塗装を行う方
法に比べて、非常に優れた外観品質を得ることができる
。
装飾モールの製造方法においては、下型の型面に予め塗
膜を形成しておいて、高周波成形時に転写させるように
したので、表面が所望の色に着色されたモールを極めて
簡単に製造することができ、かつ塗装後の焼付工程ら不
要となる。そして、樹脂材料に可塑剤を含むような場合
であっても、均一な塗膜を形成でき、かつ焼付時の塗膜
の劣化が防止されるので、従来の成形後に塗装を行う方
法に比べて、非常に優れた外観品質を得ることができる
。
第1図はこの発明に係る製造方法の一実施例を示す断面
図、第2図はこの実施例の方法によって成形されたモー
ルの断面図、第3図はこの発明に係る製造方法の異なる
実施例を示す断面図、第4図はこの実施例の方法によっ
て成形されたモールの断面図、第5図は従来の製造方法
を示す断面図、第6図はこの従来の製造方法によって成
形されたモールの断面図である。 l・・上型、2・・・下型、2a・・・型面、3・・・
上部電極板、4・・・下部電極板、5・・・成形材料、
7・・・塗料、8・・・表皮材。 外2名 第1図 第2図
図、第2図はこの実施例の方法によって成形されたモー
ルの断面図、第3図はこの発明に係る製造方法の異なる
実施例を示す断面図、第4図はこの実施例の方法によっ
て成形されたモールの断面図、第5図は従来の製造方法
を示す断面図、第6図はこの従来の製造方法によって成
形されたモールの断面図である。 l・・上型、2・・・下型、2a・・・型面、3・・・
上部電極板、4・・・下部電極板、5・・・成形材料、
7・・・塗料、8・・・表皮材。 外2名 第1図 第2図
Claims (1)
- (1)導電体からなる上型と非導電体からなる下型との
間に画成されたキャビティ内に、樹脂材料を挿填し、か
つこれに高周波電圧を印加して高周波成形する自動車用
装飾モールの製造方法において、上記下型の型面に予め
塗料を吹き付けて乾燥させた後、上記樹脂材料を挿填し
て高周波成形することを特徴とする自動車用装飾モール
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14604787A JPS63309412A (ja) | 1987-06-11 | 1987-06-11 | 自動車用装飾モ−ルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14604787A JPS63309412A (ja) | 1987-06-11 | 1987-06-11 | 自動車用装飾モ−ルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63309412A true JPS63309412A (ja) | 1988-12-16 |
Family
ID=15398899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14604787A Pending JPS63309412A (ja) | 1987-06-11 | 1987-06-11 | 自動車用装飾モ−ルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63309412A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01308615A (ja) * | 1988-06-07 | 1989-12-13 | Toyoda Gosei Co Ltd | 自動車用装飾モールの製造方法 |
-
1987
- 1987-06-11 JP JP14604787A patent/JPS63309412A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01308615A (ja) * | 1988-06-07 | 1989-12-13 | Toyoda Gosei Co Ltd | 自動車用装飾モールの製造方法 |
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