JPH01232014A - 加飾樹脂製品の製造方法 - Google Patents

加飾樹脂製品の製造方法

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JPH01232014A
JPH01232014A JP5892488A JP5892488A JPH01232014A JP H01232014 A JPH01232014 A JP H01232014A JP 5892488 A JP5892488 A JP 5892488A JP 5892488 A JP5892488 A JP 5892488A JP H01232014 A JPH01232014 A JP H01232014A
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JP
Japan
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cavity surface
layer
mold
decorative
resin product
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JP5892488A
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English (en)
Inventor
Shoji Sakaida
境田 昭二
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、スタンピング成形の改良に関し、例えば車
両用のコンソールボックス、グラブボックス、ツユ−二
ルタンクカバー等表面にシボ、ステッチ等の微細模様を
有する加飾樹脂製品に好適な製造方法である。
なお、スタンピング成形とは、−数的なプレス成形にお
いて、型閉め前に、材料を塑性状態でキャビティへ供給
するものをいう。
〈従来の技術〉 従来、上記タイプの加飾樹脂製品1は、第8゜9図のよ
うにしてスタンピング成形されていた。
下型5(可動型)と上型7(固定型)から構成されるス
タンピング成形型3において、上型7のキャビティ面9
ヘシボ、ステッチ等の微細1$1を付形可能な細かい凹
凸部を形成しておく。そして、第8図の如く、下型5の
キャビティ面6上へ塑性状態の熱可塑性樹脂(PP等)
1−0を注入ヘッド11より供給する。その後、第9図
の如く、型閉じする。この型閉じ状態で、熱可塑性樹脂
10を硬化させ、所定形状の加飾樹脂製品1を得る。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記のスタンピング成形によれば、型閉
めの力が弱いため、熱可塑性樹脂10がキャビティ面9
の凹凸部へなじみ難い、すると、製品の表面に形成され
るべぎ微細模様が不鮮明になるおそれがある。
これは反面、かかるスタンピング成形により加飾樹脂製
品1を製造する場合には、表面の微細模様の設計自由度
が小さいことを意味し、昨今製品に要求されている高い
意匠性を満足し得ないおそれがある。
そこでこの発明は、スタンピング成形を応用するもので
あって、表面に微細模様を形成するのに適した加飾樹脂
製品の製造方法を提供することを目的とする。
く課題を解決するための手段〉 この発明は、1艷目的を達成するためになされたもので
ある。即ち、微細模様を表面に有する加飾層と、加飾層
の裏面へ積層されるベース層とからなる加飾樹脂製品の
製造方法であって、微細模様を付形する細かい凹凸部が
部分的に又は全体的に形成されたスタンピング成形型の
キャビティ面を、反応性塗料で部分的に又は全体的に被
覆し、これを硬化させて加飾層を形成し、加飾層をキャ
ビティ面上に残した状態で、ベース層をスタンピング成
形することを特徴とする加飾樹脂製品の製造方法である
〈実施例〉 以下、この発明を実施例に基づき更に詳細に説明する。
なお、従来例で説明した部材と同一の部材には同一の図
符号を付して、その説明を部分的に省略する。
この実施例に用いるスタンピング成形型3は、従来例と
同一のものであり、上型7にはキャビティが形成されて
いる。そのキャビティ面9には、全体的に細かい凹凸部
が形成されている。この凹凸部は加飾樹脂製品21に、
シボ等の微細模様を付形するためのものであり、キャビ
ティ面9には、加飾樹脂製品21に要請される意匠に応
じて部分的に形成することができる。またこのキャビテ
ィ面9は、後述する反応性塗料13の溶剤を飛ばすため
に、40〜60℃に昇温させておくことが好ましい、4
0℃未満であると、反応性塗料13の硬化に時間がかか
り、60℃を超えると、反応性塗料13の硬化時間が速
すぎて、均一な加飾層23を得難く、また、冷却時間が
長い熱可塑性樹脂10とつりあいがとれなくなるので、
それぞれ好ましくない。
スタンピング成形型3は、成形時にかかる荷重が小さい
ので、金属製とする他、エポキシ樹脂等の合成樹脂で形
成することができる。′そして、かかる上型7のキャビ
ティ面9を反応性塗料13で全体的に被覆する。この被
覆工程の前に、キャビティ面9へ離型剤を塗布しておく
ことが好ましい。
反応性塗料13には、ウレタン系(発泡剤入りも含む)
、エポキシ系等のものを挙ることができる0反応性塗料
13をウレタン系としてこれの膜厚を厚く(例えば0.
5〜20 am)すれば、加飾樹脂製品の表面にソフト
な感触を与えることができる。
キャビティ面9を反応性塗料13で被覆する方法は、第
1図に示す如く、スプレー15を用いて行なうか、又は
はけ塗り等で行なう。画側では、キャビティ面9の全面
を反応性塗料13で被覆したが、勿論、加飾樹脂製品に
要求される意匠に応じて、被覆領域を部分的とすること
ができる。
なお、反応性塗料13によるキャビティ面9の被覆を複
数回行なうことで、加飾層23を多層構造とすることが
できる。この場合には、第1層(製品の表面側から数え
る;以下同じ)を透明層として、第2層以下を着色層と
すれば、加飾樹脂製品に深みの有る色合いを付与するこ
とがで診る。
更には、第2層をウレタン系の反応性塗料13とするこ
とで、加飾層23とベース層25との接着性向上を図る
ことができる。更には、第2層を発泡層とすることで(
第1層はソリッド層である。
)、加飾樹脂製品にソフト感を与えることができる。ま
た、加飾層23を、マスキング等を利用して、色分けす
ることもできる。
このようにして、キャビティ面9へ反応性塗料13を被
覆すると、硬化前に高い流動性を有する反応性塗料13
は、キャビティ面9の凹凸部がいくら細かいものであっ
ても、これへ十分になじむことができる。従って、下記
工程で形成される加飾層23には、鮮明な微細模様が転
写されることとなる。
キャビティ面9を被覆している反応性塗料13を硬化さ
せる工程は、キャビティ面9が既述の如く昇温されてい
る場合には、放置による。勿論、赤外線の照射や、熱風
を送風すること等の手段を採ることができる。かかる工
程により、第2図の如く、加飾層23が形成される。
次に、加飾層23をキャビティ面9に残した状態で、第
3図の如く注入ヘッド11より、塑性状!3(例えばA
BSでは、200℃に維持する。)にある熱可塑性樹脂
10を上型5のキャビティ面6へ供給する。なお、熱可
塑性樹脂10の供給は、加飾層23の成形工程と同時に
することができる。この熱可塑性樹脂10には、ABS
% pvc、PA、PP等を挙ることができる。なお、
ABS等の極性基を持つ樹脂の場合は、加飾層23と間
に良好な接着性が得られる。一方、PP等の場合は加飾
層23の下面(製品上では裏面となる。
)へ接着剤を塗布する必要がある(加飾層23の下面を
粗化し、没鋲効果をもって両面23.25の接着性向上
を図ることもできる。)。
その後、スタンピング成形型3を型閉めし、熱可塑性樹
脂10を硬化させてベース層25を形成する0例えば、
熱可塑性樹脂10がABSで、スタンピング成形型3の
キャビティ面9の温度が40〜60℃である場合、型閉
め力は20〜40kg/ca+2.型閉め時間は50〜
70秒とする。
勿論、このベース層25を多層構造とすることができる
そして、型開きをし、離型すると、第5図に示した加飾
樹脂製品21が得られる。この加飾樹脂製品21は、断
面が逆U字形状であり、シボ、ステッチ等の微細模様を
表面に有する加飾層23と、この裏面へ積層されるベー
ス層25から構成されている。
第6.7図に他の実施例の加飾樹脂製品31を示す。
この加飾樹脂製品31は、インサート37.39を備え
ていることを特徴とする。なお、加飾樹脂製品31の上
面のインサート37は布製である、一方、下面のインサ
ート39は合成樹脂製(ABS)であり、製品の補強を
している。
かかる構成の加飾樹脂製品31は以下のようにして形成
される。まず第6図の如く、上型7のキャビティ面9の
斜面のみを反応性塗料13で被覆し、硬化させて加飾層
33.34を形成する。その後、キャビティ面9の上面
へインサート37を当て付けておく、これとともに、下
型5のキャビティ面6上へインサート39をセットして
おく。
そして、前の実施例と同様にベース層35をスタンピン
グ成形して、加飾樹脂製品31を得る。
以上説明してぎた各実施例では、上型7のキャビティ面
9へ加飾層を形成し、下型5のキャビティ面6へ熱可塑
性樹脂10を供給するようにしたが、勿論、上型と下型
の配置を逆転することができる。この場合には、加飾層
を残したキャビティ面9へ熱可塑性樹脂10を供給する
こととなる。
〈発明の作用効果〉 以上説明したように、この発明は、微細模様を表面に有
する加飾層と、加飾層の裏面へ積層されるベース層とか
らなる加飾樹脂製品の製造方法であって、微細模様を何
形する細かい凹凸部が部分的に又は全体的に形成された
スタンピング成形型のキャビティ面を、反応性塗料で部
分的に又は全体的に被覆し、硬化させて加飾層を形成し
、加飾層をキャビティ面上に残した状態で、ベース層を
スタンピング成形することを特徴とする加飾樹脂製品の
製造方法である。
このように、硬化前には高い流動性を有する反応性塗料
でキャビティ面を被覆すれば、その被覆時に反応性塗料
がキャビティ面の凹凸部へ十分なじむので、加飾層の表
面へ、鮮明なシボ等の微細模様を転写することができる
。よって、この発明によれば、鮮明な微細模様を有する
加飾樹脂製品を製造することができる。またこれにより
、加飾樹脂製品の表面に形成すべき微細模様の設計自由
度を増大できる効果もある。
なお、この発明によれば、従来例のスタンピング成形に
比して、加飾層の成形工程が新たに追加されることとな
る。しかし、この工程は、実施例で説明したように、ス
プレー塗布等と乾燥との単純な操作であり、加飾樹脂製
品を大量に製造する一連の工程においては、離型剤塗布
工程とほとんどかわりがないので、上記効果が当該多工
程化の点を十分凌駕していると考えられる。
つまりこの発明によれば、優れた意匠性を有する加飾樹
脂製品を従来と略同様なコストで提供できることとなる
【図面の簡単な説明】
第1〜5図はこの発明の実施例を示し、第1図はキャビ
ティ面9番反応性塗料13で被覆する工程を示す断面図
、第2図は反応性塗料13を硬化させて加飾層23を形
成する工程を示す断面図、第3.4図はベース層25を
スタンピング成形する工程を示す断面図、第5図は加飾
樹脂製品21の断面図であり、第6図は他の実施例の加
飾樹脂製品31の製造方法を示す断面図、第7図は加飾
樹脂製品31の断面図であり、 第8.9図は従来の加飾樹脂製品1の製造方法を示す断
面図である。 1.21.31・・・加飾樹脂製品、 3・・・スタンピング成形型、 9・・・キャビティ面、 10・・・熱可塑性樹脂、 23.33.34・・・加飾層、 25.35・・・ベース層。 特  許  出  願  人 jl 4 図 零 S 閃 第 7 図 第9図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 微細模様を表面に有する加飾層と、 前記加飾層の裏面へ積層されるベース層とからなる加飾
    樹脂製品の製造方法であつて、 前記微細模様を付形する細かい凹凸部が部分的に又は全
    体的に形成されたスタンピング成形型のキャビティ面を
    、反応性塗料で部分的に又は全体的に被覆し、これを硬
    化させて前記加飾層を形成し、 該加飾層を前記キャビティ面上に残した状態で、前記ベ
    ース層をスタンピング成形する ことを特徴とする加飾樹脂製品の製造方法。
JP5892488A 1988-03-11 1988-03-11 加飾樹脂製品の製造方法 Pending JPH01232014A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7431962B2 (en) 1998-10-21 2008-10-07 Recticel Automobilsysteme Gmbh Method for manufacturing a multi-layered moulded synthetic part and thus obtained part
EP3206848A1 (en) * 2014-10-13 2017-08-23 RECTICEL Automobilsysteme GmbH Method for producing an elastomeric skin having a grained surface

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7431962B2 (en) 1998-10-21 2008-10-07 Recticel Automobilsysteme Gmbh Method for manufacturing a multi-layered moulded synthetic part and thus obtained part
EP3206848A1 (en) * 2014-10-13 2017-08-23 RECTICEL Automobilsysteme GmbH Method for producing an elastomeric skin having a grained surface
EP3206848B1 (en) * 2014-10-13 2023-08-30 Ascorium GmbH Method for producing an elastomeric skin having a grained surface

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