JPS63308113A - 場所打杭における杭頭せり矢縁切工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は場所打コンクリート杭の杭頭をせり矢により
縁切りする場合に用いられる工法に関するものである。

〔従来の技術〕

場所打コンクリート杭では柱筋などの接続のために杭頭
の主筋をコンクリートから露出させる必要がある。

この杭頭処理には、杭を形成したのちに杭頭のコンクリ
ートをエアーブレーカにより斬ったり、縁切金物を打込
んだりして行っており、更には水圧を利用してコンクリ
ートを縁切りするなど他にも多くの工法が用いられてい
る。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記エアーブレーカによる斬りは時間が掛り、騒音も高
い。また縁切金物の打込では、金物の転用が出来ないた
め金物が高価となり、水圧縁切りでは高圧ポンプ等の装
置を必要とすることからコスト高となるなどの問題を有
する。また上記各方法を含めて他に実施されている工法
のいずれにおいても、余盛部のコンクリートと抗体のコ
ンクリートとの縁切りに手間とコストを要し、主筋を曲
げることなく、余盛コンクリートの除去を短時間で行う
には更に改善が必要とされている。

この発明はかかる事情から考えられたものであって、そ
の目的は余盛部のコンクリートと抗体のコンクリートを
簡単な手段の下に縁切りするために、また抗体と縁切ら
れた余盛コンクリートは抗体コンクリートを損傷する事
なく大型油圧ブレーカ−で解体する事が可能になる。よ
って余盛コンクリ−１〜の低コストの解体方法としての
大型油圧ブレーカ−の採用を可能にした工法を提供する
ことにある。

Ｃ問題点を解決するための手段〕 上記目的によるこの発明は地中に掘削した杭孔に鉄筋か
ごを建込み、コンクリートを打設して形成される場所打
杭において、上記鉄筋かごの杭頭余盛部に位置する主筋
の端部に縁切バイブを被せ、杭頭余盛部までコンクリー
トを打設して杭を形成したのち、縁切バイブの下側に予
め形成した孔にせり矢を打込んで余盛コンリクリートの
縁切りを行うことによって、上記問題点を解決してなる
。

〔作　用〕

上記工法では杭頭余盛部の主筋が、縁切バイブの被せに
よって、コンクリートと縁切りされた状態にあり、縁切
バイブ下側にて余盛コンクリートを抗体コンクリートか
ら縁切りすると、縁切りバイブと共に主筋周囲のコンク
リートを取除くことができ、杭頭に主筋が建込時の状態
にて露出する。

また予め紅切りバイブの下側にせり矢を挿入することが
でさる孔を形成したことから、せり矢の打込みが容易と
なり、縁切りが手際Ｊ：り短時間で行われる。

〔実施例〕

場所打杭用の鉄筋かご１を地中に掘削した杭孔２に建込
む前に、杭頭余盛部に位置する各主筋３゜３の端部３ａ
、３ａに、金属または合成樹脂製の縁切バイブ４を被せ
固定する。

また縁切バイブ４の下側の主筋間には、両端をテープな
どにより仮に塞いだ所要数の金属管５を放射状に配置し
て、フープ筋６に固定する。

上記鉄筋かご１を建込時に検尺により主筋端部３ａ、３
ａのラップ長さを１９節して、杭孔２内に正確に建込ん
だのち、主筋端部上までコンクリート７を打設し、場所
打杭８を形成する。

次に地面を掘削して杭頭余盛部８ａを露出したのち、各
金属管５．５を斬り出し、その金属管により形成された
孔にせり矢９を打込んで、杭頭余盛部８ａのコンクリー
トと打体側コンクリートとの縁切りを行う。

縁切り後の余盛コンクリートの除去は、縁切り状態に応
じて任意の手段が採用され、全体が完全に縁切りされて
いるときには、各主筋端部３ａ。

３ａが縁切バイブ４，４によってコンクリートと縁切り
されていることから、縁切バイブ４．４と共に上方へ引
扱くことができる。

また引抜きが困難な場合には、大型油圧ブレーカにより
余盛コンクリートを破砕して取除く、このような時でも
、縁切りが行われている限り、抗体側のコンクリートに
損傷を与えることがなく、また縁切バイブ４．４によっ
て主筋端部３ａ、３ａをも損傷することがない。

なお上記実施例では鉄筋かご１の建込み前に、ぜり天川
の金属管５を配置したが、場合によっては余盛コンクリ
ートを掘り出した後に砕岩機によって、せり天川の穴を
あけてもよい。

（発明の効果） この発明は上述のように、予め被せた縁切バイブをもっ
て、抗頭余盛部に位１ｉする主筋端部と、杭の余盛コン
クリートとを縁切りして置くことから、縁切バイブの下
側にて余盛コンクリートの縁切りを行うことによって、
その余盛コンクリートの除去を容易に行うことができる
。また縁切パードブの下側に孔を形成して置き、この孔
にけり矢を打込んで縁切りを行うため、縁切りに要する
時間が短縮化さるとともに、縁切りを正確に実施でき、
縁切り後に余盛コンクリートを縁切バイブと共に取除い
て主筋端部を無傷の状態で露出させることができるばか
りか、大型油圧ブレーカを用いて、低コストで余盛コン
クリートを解体する事もできるなどの特長を有する。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明に係る工法の説明図で、第１図は建込後
の鉄筋かご上部の正面図、第２図はその平面図、第３図
は縁切時の杭の横断平面図、第４図はその縦断正面図、
第５図は余盛コンクリートを除去したのちの杭頭の正面
図である。 １・・・鉄筋かご　　　２・・・杭孔 ３・・・主筋　　　　　３ａ・・・主筋端部４・・・縁
切バイブ　　５・・・金属管６・・・フープ筋　　　７
・・・コンクリート８・・・場所打杭　　　８ａ・・・
行頭余盛部９・・・せり矢 特許出願人　　清水建設株式会社 外　　１　　名 第１図 ム

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 地中に掘削した杭孔に鉄筋かごを建込み、コンクリート
   を打設して形成される場所打杭において、上記鉄筋かご
   の杭頭余盛部に位置する主筋の端部に縁切パイプを被せ
   、杭頭余盛部までコンクリートを打設して杭を形成した
   のち、縁切パイプの下側に予め形成した孔にせり矢を打
   込んで余盛コンリクリートの縁切りを行うことを特徴と
   する場所打杭における杭頭せり矢縁切工法。