JPS63307121A - 高純度酸化モリブデンの製造方法 - Google Patents

高純度酸化モリブデンの製造方法

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JPS63307121A
JPS63307121A JP14447187A JP14447187A JPS63307121A JP S63307121 A JPS63307121 A JP S63307121A JP 14447187 A JP14447187 A JP 14447187A JP 14447187 A JP14447187 A JP 14447187A JP S63307121 A JPS63307121 A JP S63307121A
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molybdic acid
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molybdenum oxide
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Hisao Fujita
藤田 久雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はモリブデン中にモリブデンと同族元素であるた
めに随伴し、分離が困難とされていたタングステン等の
不純物を効率よく分離除去し、さらに、強酸性陽イオン
交換樹脂により金属陽イオンを除去して高純度酸化モリ
ブデンを製造する方法に関する。
(従来技術) 高純度酸化モリブデンは音響光学材料としてレーザープ
リンター等光学変調素子に使用されるPbMo0a単結
晶の原料として使用されている。
このPbMoO4単結晶として使用する場合、酸化モリ
ブデンの純度を上げるためにタングステン等の分離は不
可欠であり、その他にFC,Co、Cu、Mn等の有色
元素が徴用混入することによってPbMoO4単結晶が
着色して好ましくないために、製品純度が厳しく、より
高純度のものが要求されている。また、この高純度モリ
ブデンは核医学検診用として脳、甲状腺などに親和性の
高いγ線放出核種としての99IITc04−の親核種
として使用されている。”Tc0a−は同じ目的に使用
される1311に比べて半減3iJ1が短く、γ線エネ
ルギーも低いので、被爆線量が少なく、像も良好であり
、投与から検査までの時間が短く、利点の多い放射性医
薬品である。この放射性医薬品は天然Moを中性子照射
により製造されるため、不純物として含まれるWも同様
に放射化され、半減期の長い(74M) ””Wが生成
し、99mTcに混入するため、Mo原料としてWの少
ないものが要求される。さらには、金属モリブデンとし
て高出力レーザー用モリブデンミラー、超LSI用電極
相としての使用が期待されている。
このように、高純度酸化モリブデンはいろいろな分野で
使用されうるが、モリブデン中に存在する不純物として
のタングステン等を確実にしかも効率的に分離除去する
ことが重要となっている。ここで、これまで知られてい
るモリブデン中のタングステン分離方法について説明す
る。
+a)バラモリブデン酸アンモニウムとパラタングステ
ン酸アンモニウムの水に対する溶解度の差を利用した分
離方法、すなわち、モリブデン酸アンモニウムは水によ
く熔解するが、パラタングステン酸アンモニウムはほと
んど溶解しないので、タングステンを含む酸化モリブデ
ンをアンモニア水に溶解し、CLIなどを分離する浄液
処理を施し、これを濃縮してバラモリブデン酸アンモニ
ウムの結晶を得、バラモリブデン酸アンモニウムが溶解
する量の水を加えて熔解し、パラタングステン酸アンモ
ニウムを不溶解の固形物として残して分離する方法、 fblモリブデン酸塩溶液に硝酸または塩酸を加えて、
80℃以上に加熱してモリブデンをモリブデン酸として
晶出し、このモリブデン酸をアンモニア水に溶解して、
酸晶出法を繰り返して、モリブデンを精製する方法、 (Clモリブデン酸アンモニウムの水溶液を活性アルミ
ナと接触させて、タングステン等の不純物を分離する方
法と、得られたモリブデン酸アンモニウム溶液に硝酸を
添加する酸晶出法とを組み合わせた方法。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上述のfat〜tc+の方法にはつぎの
ような問題がある。
すなわち、(alの方法は物理的な分離方法であり、パ
ラタングステン酸アンモニウムの微量は水に溶解するの
でモリブデンの高純度化は困難である。(blの方法は
モリブデン酸結晶をろ別することによってアルカリ金属
及びF e −、Co、Ni、Cu、Mn等の不純物は
酸溶液中に移行して精製することは可能であるが、タン
グステンはモリブデンと性質が似ているので、その分離
は困難であり、また、モリブデン酸の酸晶出、ろ別、再
溶解、再酸晶出することによって、その収率が低下し、
溶解、酸晶出の試薬費等がかかり、モリブデン酸が高価
なものとなる。さらに、(C1の方法によれば、活性ア
ルミナカラム処理によってタングステンがモリブデンよ
りも優先的に分離されているが、この分離効率(濃縮係
数で表示すると、0.5)は50%で、タングステン含
有率が出発原料の半分になるにすぎず、モリブデンの高
純度化は至難である。
本発明は上述の点にかんがみ、発明されたものであって
、簡単で、しかも、確実にかつ効率的に高純度の酸化モ
リブデンを得る方法を提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するための本発明の構成の要旨とする
ところは、モリブデン酸塩水溶液をP116.O〜9.
0となし、これを弱塩基性陰イオン交換樹脂と接触させ
てタングステン等を分離除去する第1精製工程と、該第
1精製工程で得られる水溶液に鉱酸を加えてモリブデン
酸を晶出し、その後モリブデン酸を仮焼して酸化モリブ
デンとなし、該酸化モリブデンをモリブデンとアルカリ
のモル比1:l以下のアルカリ水溶液で溶解し、この溶
液に過酸化水素水を加えたのち、H形の強酸性陽イオン
交換樹脂と接触させて陽イオンを分離する第2精製工程
と、該第2精製工程で得られる水溶液にアンモニウム塩
類と鉱酸を加えてモリブデン酸を晶出し、その後モリブ
デン酸を仮焼して酸化モリブデンとする工程とからなる
ことを特徴とする高純度酸化モリブデンの製造方法にあ
る。
上記の本発明において、使用するモリブデン酸塩水溶液
としては、たとえば、酸化モリブデン鉱石(Mo03 
concentrate )をアンモニア水溶液、また
は水酸化ナトリウム水溶液に溶解せしめた溶液やモリブ
デン酸アンモニウム、モリブデン酸ナトリウムを水に溶
解した溶液などが利用できる。また、この水溶液中にモ
リブデン酸塩類以外の塩類を含有している場合でもタン
グステン等の分離は可能である。これらのモリブデン酸
塩水溶液を塩形とした弱塩基性陰イオン交換樹脂に通液
する場合の円lは6〜9 (好ましくはPH6,5〜8
.5)が適当である。このPHイ直限定理由はpH6以
下になれば、モリブデン、タングステン等がそれぞれ当
該イオン交換樹脂に   −強固に吸着され、モリブデ
ンからのタングステン等の分離が困難となり、PH9以
上になれば、弱塩基性陰イオン交換樹脂固有の有効pH
範囲外となり、イオン交換能力が落ちるからである。
また、モリブデンの濃度は水溶液となる濃度範囲でタン
グステン等の分離は可能であるが、濃度の濃い場合はタ
ングステンの分離効率が低下するので、望ましくはMo
C)+換算濃度として100 g / j!l以下適当
である。更にまた、このモリブデン酸塩水溶液にモリブ
デン、タングステン等の塩類゛以外の塩類、たとえば、
硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、硫酸アンモニウム、
塩化アンモニウム、硝酸アンモニウムなどが混入してい
る場合であってもタングステン等の分離は可能である。
但し、これらの塩類濃度が濃くなれば、タングステン等
を分離するイオン交換能力は低下する。しかし、アンモ
ニウム塩類は少量(0,01〜1モル)混入しているほ
うが、むしろタングステン等の分離に好影響を与える。
本発明のタングステン等を分離するイオン交換樹脂とし
ては、50〜10メツシユの粒径の弱塩基性陰イオン交
換樹脂が適当で交換基がアミン系(1,2,3級アミン
、ポリアミン等)のものであり、たとえば、市販品とし
ては、ダイヤイオンWA20、ダイヤイオンWA2Lダ
イヤイオンWA30、アンバーライトI RA−93、
DOWEX3、デュオライトA−7、A−308などが
ある。このイオン交換樹脂はO1l形または遊離塩基形
で販売されているが、この遊離塩基形の弱塩基性陰イオ
ン交換樹脂を充填したカラムにモリブデン酸塩水溶液(
含タングステン等)を通液すると、通過液がアルカリ性
となり、タングステン等の分離が不完全である。その後
、更に通液すると、タングステン等を含有しないモリブ
デン酸塩水溶液が得られるが、その得られる量は少ない
つぎに、弱塩基性陰イオン交換樹脂を鉱酸によって塩形
とした樹脂にモリブデン酸塩水溶液(含タングステン等
)を通液すると、初期の樹脂通過液(樹脂量の2〜5倍
量)は微酸性であり、微酸性の通過液が流出している間
はタングステン等の分離効率も低く、また、モリブデン
も当該イオン交換樹脂に吸着するが、樹脂通過液が中性
となると、モリブデンは流出してタングステン等は当該
イオン交換樹脂に吸着し、タングステン等の分離効率の
良い樹脂通過液が多く得られる。遊離塩基形の弱塩基性
陰イオン交換樹脂を塩形に変える鉱酸としては硫酸、塩
酸などが適当である。これらの鉱酸と接触させて塩形と
した弱塩基性陰イオン交換樹脂は過剰の鉱酸を除くため
に樹脂量の2〜10倍贋程度の脱塩水(純水)を通水し
て洗浄したのち使用する。
なお、この場合、弱塩基性陰イオン交換樹脂を充填する
カラムの数は1または2以上とし、モリブデン酸塩水溶
液の通液速度はSV20以下とするのが効率上からみて
望ましい。
更に、酸化モリブデンを高純度化するためにタングステ
ン等を分離した溶液に鉱酸を加えて常法による酸晶出を
して得られたモリブデン酸を仮焼して酸化モリブデンと
なし、この酸化モリブデンと水酸化アルカリのモル比1
:1以下で溶解する水酸化アルカリは、たとえば、水酸
化ナトリウム、水酸化アンモニウム(アンモニア水)が
あり、モル比1:1以下のモリブデン酸塩としては、ジ
モリブデン酸塩、パラモリブデン酸塩、トリモリブデン
酸塩、メタモリブデン酸塩などがある。溶解する酸化モ
リブデンの濃度としては、MoO3換算150 g /
β前後が適当である。酸化モリブデンを水酸化アルカリ
に溶解した溶液をIJ形の強酸性陽イオン交換樹脂を充
填したカラムに通液すると、カラム内でモリブデン酸が
析出して通液不可能となる。これを防止するために過酸
化水素水を添加するが、その量はモリブデンがカラム内
で析出しない程度の量でよい。多量に添加すればカラム
内での析出は防止できるが、試薬が無駄になり、陽イオ
ン交換樹脂にも酸化剤が良い影響をもたらさない。多い
添加量であってもつぎの反応式以下の量でよい。
MOO3+H20址−H2MoO。
反応式以下のベルオクソモリブデン酸イオンとしてはM
O20B”−1Moi OI+”−1Mo70z6”−
1M04014”−などがある。
H形の強酸性陽イオン交換樹脂を充填したカラムに通液
する速度は1価陽イオン濃度が濃いので、SVIO以下
が適当である。また、この樹脂に通液する量は通液する
溶液の1価陽イオン濃度から算出して、H形の強酸性陽
イオン交換樹脂固有のイオン交換容量の70%以下の通
液量が適している。多く通液すれば、1価陽イオンが通
過液に漏れでる。しかし、イオン交換樹脂カラムを複数
本連結した多段方式であれば通液量率を増加でき、また
、より高純度化できる点から好ましい方法である。
この工程により、強酸性陽イオン交換樹脂に対する選択
係数の小さいNa”、Nl+4”が流出していな通過液
を採取するので、選択係数の大きい陽イオンはほぼ完全
にイオン交換吸着分離できる。ここに用いる強酸性陽イ
オン交換樹脂は50〜10メツシユの粒径である強酸性
陽イオン交換樹脂で交換基がスルホン基のものであり、
ジビニルベンゼン(DVB)8%以上のものを用いるこ
とが望ましく、市販名としてダイヤイオンSK、ダイヤ
イオンPK、アンバーライトIR。
Dowex 50W 、デュライトCなどがある。
なお、上記においては第1精製工程ならびに第2精製工
程でイオン交換樹脂と接触させる方法としてカラムの場
合について説明したが、バッチ式を用いておこなっても
差支えない。
かくして、このH形強酸性陽イオン交換樹脂を通過した
陽イオンを含まない溶液に対し、高純度のアンモニア塩
類(たとえば、塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム)
を0.1〜1モル程度、鉱酸(たとえば、塩酸、硝酸)
を0.1〜0゜3規定となるようにそれぞれ添加し、8
0℃以上で0.5〜3時間攪拌してモリブデン酸を晶出
し、これをろ別し、0.1〜0.3規定の希鉱酸で洗浄
する。得られたモリブデン酸は乾燥した後、350〜6
50℃で仮焼することによって所期するところの高純度
の酸化モリブデンが得られる。
(実施例) 実施例1 原料溶液(以下、原液1という)は工業用(試薬)およ
び試薬−級類を水に溶解して混合した溶液で、その分析
値と塩類濃度等を第1表に示す。この原液1のpHをア
ンモニア水または塩酸でPH7.0に調整した。つぎに
、内径40mm、高さ400鶴のガラス管で作成したカ
ラムに遊離塩基形の弱塩基性陰イオン交換樹脂としてダ
イヤイオンWA21 (三菱化成製)250mj!を充
填し、これに2規定の塩酸溶液375m lを500m
 l!、/ hの割合で上向き流に通液し、樹脂を塩形
に変える。
その後、脱塩水750m j!を500m 1. / 
hの割合で上向き流に通水したのち、つぎに下向き流に
脱塩水750m 7!を500mβ/hの割合で通水し
て樹脂を洗浄する(以下、通液は下向きに流すものとす
る)。この塩形となったダイヤイオン讐へ21のカラム
にPH7.0に調整した前記原液1を500m It 
/hの割合で通液する。そして、通過液にタングステン
が流出しはじめると、原液の通液を止め、脱塩水500
m 7!を500m ll/ t+の割合で通水して原
液1を押出す。
ついで、モリブデン及びタングステン等を吸着している
樹脂に、水酸化ナトリウム8h / II溶液(NaO
H2規定)750nlを500m R/ hの割合で通
液し、モリブデン及びタングステン等を溶離する。更に
、脱塩水750m j!を500m R/ hの割合で
通水して溶離したモリブデンとタングステン等を押し出
すとともに洗浄する。
つぎに、この樹脂に塩酸2規定溶液375m 12を5
00mβ/hの割合で上向き流に通液する最初の操作に
もどり、樹脂を再生し、塩形の弱塩基性陰イオン交換樹
脂とした。原液1の通液結果と水酸化ナトリウム溶液に
よる溶離結果及び再生の結果を各フラクション毎に第2
表に示す。
第2表   G 原液1を塩形の弱塩基性陰イオン交換樹脂に通液した通
過液の通液順11h6〜69までの溶液81を加熱して
約60℃としたのち、塩酸(35%以上)を加えてPH
3〜4とし、更にその過剰20m jl!/pの割合に
加え、加熱して80℃以上とし、2時間攪拌してモリブ
デン酸を晶出した。これをろ別し、100℃で乾燥した
のち、500℃で3時間仮焼して酸化モリブデン1;2
O2gを得た。
その分析値を第3表に示す。
上記酸化モリブデン1;150g  に脱塩水1iと水
酸化ナトリウム(試薬特級)21gを加え、加熱して7
0℃以上とし、1時間攪拌して溶解する。この溶液に過
酸化水素水(11□0□30%)40rn(lを加える
。つぎに、内径501、高さ450 +nのガラス管で
作成したカラムにNa形の強酸性陽イオン交換樹脂、ダ
イヤイオンP K228500m1を充填し、これに2
規定の塩酸溶液1.57!をlfi/hの割合で上向き
流に通液し樹脂をH形に変える。その後脱塩水1.57
!をl Il/hの割合で上向き流に通水したのち、つ
ぎに下向き流に脱塩水2.57+を17!7hの割合に
通水して樹脂を洗浄する。
このH形となったダイヤイオンPK228のカラムに上
記酸化モリブデン1を水酸化ナトリウムで溶かした後、
過酸化水素水を加えた溶液(約ll1)を1 //hの
割合で下向き流に通液する。
つぎに、脱塩水1.51をl ff/hの割合で下向き
流に通水して洗浄する。この樹脂の通過液及び洗浄水を
混合した溶液(約2.5β)に塩化アンモニウム(試薬
特級)40gと塩酸(35%以上)50mnを加え、加
熱して80℃以−ヒとし、2時間攪拌してモリブデン酸
を晶出した。これをろ別し、100℃で乾燥したのち、
500′Cで3時間仮焼して酸化モリブデン2 ; 1
4B gを得た。その分析値を第4表に示す。
実施例2 パラモリブデン酸アンモニウム(工業用)1.25kg
 (分析値を第5表に示す)を脱塩水約20βに溶解す
る。生計の不溶解物をろ別して除き、このろ過した溶液
にタングステン酸す1〜リウム(試薬−級) 0.45
gを脱塩水20〜50nlに溶かした溶液を加え混合す
る。つぎに、攪拌しながらアンモニア水(試薬−級)ま
たは塩酸(試薬−級)を加えて?8液のPHを7.0に
調整したのち、脱塩水を追加して全液量を251とした
。この溶液(以下、原液2という)の分析値を第6表に
示す。
実施例1と同様に遊離塩基形陰イオン交換樹脂ダイヤイ
オンWA21 25On+j!を充填した樹脂を塩酸(
2規定)で塩形としたのら、脱塩水で洗浄したダイヤイ
オンWA21のカラムに原液2を500mA/hの割合
に通液する。通過液にタングステンが流出しはしめると
、原液の通液をやめ、実施例1と同様に、原液の押し出
し、モリブデン及びタングステン等の溶離及び洗浄、塩
酸による樹脂の再生及び洗浄を行う。
この結果を各フラクション毎に第7表に示す。
第6表 第7表 原?Pj、2を塩形の弱塩法性陰イオン交換樹脂に通液
した通過液の通過順歯9〜48までの溶液87!を加熱
して約60°Cとしたのち塩酸(35%以上)を加えて
PH3〜4とし、更にその過剰20mρ/hの割合に加
え、加熱して80°C以上とし、2時間攪拌してモリブ
デン酸を晶出した。これをろ別し、100°Cで乾燥し
たのら、500°Cで3時間仮焼して酸化モリブデン3
;298aを得た。その分析値を第8表に示す。
”ビ (発明の効果) 以上のように構成される本発明は、つぎのような効果を
奏する。
(])すなわち、本発明によれば、モリブデンのアルカ
リ塩水溶液中にモリブデンと同族元素で化学的性質がよ
く似ていることから、その分離が国連であったタングス
テン等の不純物を市販のイオン交換樹脂を用いることに
よって簡単に、確実かつ効率的にほとんど完全に分離で
きて高純度の酸化モリブデンを得ることができる。
(2)また、本発明において用いられるイオン交換樹脂
は溶離、再生することによって繰り返し使用でき、しか
も本発明で使用する試薬類は安価に購入できるものであ
ることから、分離コストも低コストとなって、高純度の
酸化モリブデンが比較的廉価に得られる。
(3)  さらに、本発明で得られる酸化モリブデンは
タングステン他、不純物がきわめて少量まで分離除去さ
れているので、光学変調素子の原料として、また、核医
学検診用に使用される99+1Tcの親核種として、さ
らに、超r、sr用電極材にも適用可能である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)モリブデン酸塩水溶液をPH6.0〜9.0とな
    し、これを弱塩基性陰イオン交換樹脂と接触させてタン
    グステン等を分離除去する第1精製工程と、該第1精製
    工程で得られる水溶液に鉱酸を加えてモリブデン酸を晶
    出し、その後モリブデン酸を仮焼して酸化モリブデンと
    なし、該酸化モリブデンをモリブデンとアルカリのモル
    比1:1以下のアルカリ水溶液で溶解し、この溶液に過
    酸化水素水を加えた後、H形の強酸性陽イオン交換樹脂
    と接触させて陽イオンを分離する第2精製工程と、該第
    2精製工程で得られる水溶液にアンモニウム塩類と鉱酸
    を加えてモリブデン酸を晶出し、その後モリブデン酸を
    仮焼して酸化モリブデンとする工程とからなることを特
    徴とする高純度酸化モリブデンの製造方法。
  2. (2)第1精製工程で用いる弱塩基性陰イオン交換樹脂
    として、鉱酸で塩形とした樹脂を用いて、1または2以
    上のカラムに充填し、これにPH調整したモリブデン酸
    塩水溶液を通液速度SV20以下で通液して接触させる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の製造方
    法。
JP14447187A 1987-06-09 1987-06-09 高純度酸化モリブデンの製造方法 Pending JPS63307121A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02289428A (ja) * 1989-04-26 1990-11-29 Taki Chem Co Ltd 新規なモリブデン酸溶液
JP2010208909A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Nagoya Univ タングステン酸アンモニウム水溶液の製造方法
US8974674B2 (en) 2010-03-05 2015-03-10 National University Corporation Nagoya University Method for producing ammonium tungstate aqueous solution

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