JPS6330435A - 重水素化フエノ−ル類の製造方法 - Google Patents

重水素化フエノ−ル類の製造方法

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JPS6330435A
JPS6330435A JP61176451A JP17645186A JPS6330435A JP S6330435 A JPS6330435 A JP S6330435A JP 61176451 A JP61176451 A JP 61176451A JP 17645186 A JP17645186 A JP 17645186A JP S6330435 A JPS6330435 A JP S6330435A
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raney
phenol
deuterated
phenols
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田代 昌士
Mitsuharu Nakayama
中山 光治
Naoshi Yonemitsu
米光 直志
Junichi Matsumoto
純一 松本
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  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、クロルフェノール類の塩素基のみを重水素置
換した重水素化フェノール類の製造方法に関するもので
ある。
(従来の技術) 重水素化合物は、反応機構及び物質代謝などの解明のた
めの標識化合物として、広く利用されている。この場合
、反応機構及び物質代謝などを解明する上で、目的とす
る位でか選択的に重水素化された標識化合物が有用であ
る。また、同位体効果によって物質の安定性、性質が変
化することから、医薬品、農薬品あるいは香料などとし
て盛んに研究されている。その他、C−Dの赤外伸縮振
動がC−Hの赤外伸縮振動より長波長にずれることを利
用して近赤外透過型光ファイバーとして利用されている
従来、ラネーCu合金及びアルカリ浸食剤により臭化フ
ェノール類の臭素基のみを重水素置換する方法が知られ
ている。(ChemistryLetters、p35
9−362.L98i。
J、Chem、Soc、Perkin  trens。
I、p2315,1983.    J、Org。
Chem、、43,2,197.1978)(発明が解
決しようとする問題点) しかしながら、ラネーCu合金とアルカリ浸食剤を使用
しても、臭化フェノール類よりも入手し易く、安価な塩
化フェノール類の塩素基のみを重水素置換することはで
きなかった。
本発明は、臭化フェノール類よりも入手し易くて安価な
塩化フェノール類を原料として、その塩化フェノール類
の塩素基のみを重水素置換して重水素化フェノール類を
製造する方法を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、上記の目的を達成すべく鋭意研究の結果
、触媒としてラネーCo合金及びアルカリ浸食剤を用い
ることにより、これまで不可能であった塩化フェノール
類からも、その塩素基の位置のみが重水素置換された重
水素化フェノール類を製造し得ることを見出し、本発明
に到達した。
すなわち、本発明は、クロルフェノール類を、アルカリ
浸食剤を含有する重水中、ラネーCo合金で処理してク
ロルフェノール類の塩素基のみを重水素置換することを
特徴とする重水素化フェノール類の製造方法を要旨とす
るものである。
本発明で使用されるクロルフェノール類は、下記一般式 (式中XI 、 ×2 、Xz 、X4 、XSは水素
原子又は塩素原子であり、置換基x+ 、x2 、X3
、×4、XSの少なくとも一つは塩素原子である。)で
表される化合物である。
本発明で使用されるラネーCo合金とは、触媒作用を持
つCO金金属CO以外の他金属とからなる二成分以上の
合金を意味する。ここで、CO以外の他金属としては、
たとえばMg、A1などが挙げられ、好ましくはAIで
ある。
本発明で使用されるアルカリ浸食剤とは、上記ラネーC
o合金中のCo金属以外の他金属を溶解させてCoに触
媒作用を与えうるアルカリ性化合物を意味する。このよ
うなアルカリ浸食剤の具体例としては、N a OD 
1K OD s N a z C03、K、cowなど
があげられ、これらは単独で又は混合して使用できる。
本発明の方法によって重水素化フェノール類を製造する
には、上記のようなりクルフェノール類を、アルカリ浸
食剤を含有する重水中、ラネーC。
合金で処理する。
ラネーCo合金の好ましい使用量はフェノール類のクロ
ル置換基数によって変化するが、−置換基に対して0.
5モル倍以上、とくに当モル倍以上使用するのが好まし
い。そして、置換基の増加に伴い、ラネーCo合金の使
用量を増加するのが好ましい。
アルカリ浸食剤の使用量は、ラネーCo合金に対して、
当モル倍以上、とくに2モル倍以上10モル倍以下が好
ましい。
本発明の方法は、反応容器を十分乾燥させ、かつ、ドラ
イボックスを使用して窒素雰囲気下で行うのが好ましい
。反応は、50℃〜100℃で実施するのが好ましい0
反応時間は、ラネー合金の添加終了後、30分以上の時
間をかけるのが好ましい。反応は、大気圧下、加圧下の
いずれでも実施できる。
また、場合によっては、超音波を用いて反応効率を上げ
ることができる。
反応混合物を冷却して固−液分離し、その溶液を酸で処
理すれば、目的とする塩素基の位置のみが重水素置換さ
れたフェノール類を得ることができる。
(実施例) 次に、本発明を実施例によってさらに具体的に説明する
実施例 1 ドライボックス中、窒素雰囲気下、塩化カルシウム管及
び攪拌装置を備えた500cc三ツロフラスコに、2−
クロルフェノール 0.386g(3mmol)を溶解
した10%N a OD  D z 05m1を仕込み
、仕込み後、5分以内に、さらにラネーCo−Al合金
 0.3gを添加した。ついで、このフラスコをドライ
ボックスから取り出し、70℃の油浴中に移してで1時
間攪拌を続けた。室温まで放冷後、グラスフィルターを
用い合金を吸引濾過し、得られた溶液を冷却(水浴)下
、濃塩酸により酸性とし、塩化メチレンを用いて抽出し
た。この抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、塩化
メチレンを留去して0.20gの2−重水素化フェノー
ル(収率 70%、同位体純度94%)を得、た。同位
体純度は、マススペクトルのベースピークの強度比によ
り決定した。
実施例 2 クロルフェノール類として3−クロルフェノールを使用
した以外は、実施例1と同様な方法で重水素化を行い、
3−重水素化フェノール(収率72%、同位体純度92
%)を得た。
実施例 3 クロルフェノール類として4−クロルフェノールを使用
した以外は、実施例1と同様な方法で重水素化を行い、
4−重水素化フェノール(収率75%、同位体純度92
%)を得た。
(発明の効果) 本発明によれば、入手し安いクロルフェノール類を出発
原料として重水素化フェノール類を製造することができ
る。そのため、種々の重水素標識が可能であり、かつ、
塩素−重水素置換のみ行うため、高選択的な重水素標識
を行うことができる。
本発明により得られた重水素化フェノール類は、反応機
構及び物質代謝解明のための標識化合物として広(用い
ることができるだけでなく、医薬品や農薬品の原料、あ
るいは光学原材料としても用いることができる。
特許出廓人 二二芋力株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)クロルフェノール類を、アルカリ浸食剤を含有す
    る重水中、ラネーCo合金で処理してクロルフェノール
    類の塩素基のみを重水素置換することを特徴とする重水
    素化フェノール類の製造方法。
JP61176451A 1986-07-24 1986-07-24 重水素化フエノ−ル類の製造方法 Expired - Lifetime JPH0653693B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9255070B2 (en) 2004-01-23 2016-02-09 Wako Pure Chemical Industries, Ltd. Method of deuteration using mixed catalyst

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