JPS63303393A - デジタル表示器の安定表示方法とその回路 - Google Patents

デジタル表示器の安定表示方法とその回路

Info

Publication number
JPS63303393A
JPS63303393A JP14031787A JP14031787A JPS63303393A JP S63303393 A JPS63303393 A JP S63303393A JP 14031787 A JP14031787 A JP 14031787A JP 14031787 A JP14031787 A JP 14031787A JP S63303393 A JPS63303393 A JP S63303393A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
data register
display
digit
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP14031787A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2528468B2 (ja
Inventor
聡 安達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
Original Assignee
Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitutoyo Corp, Mitsutoyo Kiko Co Ltd filed Critical Mitutoyo Corp
Priority to JP62140317A priority Critical patent/JP2528468B2/ja
Publication of JPS63303393A publication Critical patent/JPS63303393A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2528468B2 publication Critical patent/JP2528468B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Indicating Measured Values (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明はデジタル表示器の安定表示方法とその回路に関
し、表示値のチラッキを防止したものである。
〔従来の技術〕 測長機、測角機、変位検出器等の測定値や工作機械のテ
ーブル等の移動変位量をデジタル表示器に表示する場合
が多い。例えば、第7図に示したデジタル表示型ノギス
1でば、本尺2とスライダ4との相対移動変位量を検出
するエンコーダ60をスライダ4に内蔵させ、エンコー
ダ60の出力信号でスライダ4の表面に設けられたデジ
タル表示器6を駆動する構造とされている。従って、ス
ライダ4を移動させて測定対象物8を一対のジョ3.5
で挟めばその直径りがデジタル表示されるから従来の機
械的目盛方式に比べ読み取りが容易で迅速かつ高精度で
測定することができた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上記従来の例示デジタル表示器1では、分解能
(日量)が0.01mmとされているので測定対象物8
の直径りの真値が15.569111mのような場合に
は装置構成上15 、56 mmと表示される(第7図
(A)参照)べきところ、両ジョー3,5による挟持不
備や振動等の影響で第7図(B)に示す如く測定値が1
5.57 mmと表示されてしまうことがある。
つまり、内蔵させたエンコーダ60の出力信号に基づき
忠実に表示される。従って、]、5.56 rm+と1
6゜57mmとが短時間内で交互に切替表示されるいわ
ゆるフリッカ−現象が生し、特に、最下位表示桁の読み
取りが困難であるという問題があった。さらに、フリッ
カ−現象は」二記の場合でいえば、15゜58mmと読
み取ってしまう蓋然性を誘発し測定精度および作業能率
を著しく低下させた。
ここに本発明は」二記従来事情に基づきなされたもので
、その目的とするところは表示値の最下位桁のフリッカ
−現象を除去して読取容易な安定表示を達成できるデジ
タル表示器の安定表示方法とその回路を提供することに
ある。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明は−fz記従来の問題点がエンコーダ等からの入
力値を直接表示させていたことおよびフリッカ−現象は
最下位表示桁に生しることに着目し、人力値を所定処理
して最下位表示桁の表示値を安定化させるものである。
これがため第1の発明は表示桁と端数桁とを存する第1
のデータレジスタおよび第2のデータレジスタのそれぞ
れに同一の切刀1値をプリセットする第1工程と、 入力値を第1のデータレジスタに記憶させるとともに記
憶された表示桁の値D1 と、第2のデータレジスタに
記憶されている表示桁の植D2とを比較して、D+  
−D2 、D+ >D2およびり、<D2のいずれかで
あるかによって異なるオフセット(i Cを選択する第
2工程と、 第2のデータレジスタの内容を選択されたオフセット値
Cと第1のデータレジスタに記憶されている値D1との
加算値に更新するとともに更新された加算値の表示桁の
値(D2)をデジタル表示器に出力する第3工程とから
なり、 第2工程と第3工程とを繰り返しつつデジタル表示器の
表示値を更新させる構成とし前記目的を達成する。
また、第2の発明は表示桁と端数桁とを有する第1およ
び第2のデータレジスタと、 第1および第2のデータレジスタのそれぞれに同一の初
期値をプリセットするプリセット回路と、第1のデータ
レシスタムこ記憶された表示桁の値Dl と第2のデー
タレジスタに記憶された表示桁の値D2 とを比較して
り、=D、 、DI  >Dlおよびり、<Dlのいず
れかであるかの判断信号を出力する比較回路と、 この比較回路からの判断信号に基づいて予め決定された
オフセット値Cを選択する選択回路と、選択されたオフ
セット値Cと該第1のデータレジスタに記憶されている
入力値とを加算する加算器と、 この加算器からの加算値を該第2のデータレジスタに更
新セットするセット回路と、 第2のデータレジスタに記憶された加算値の表示桁の値
D2をデジタル表示器に表示させるための駆動回路とを
構成し前記目的を達成する。
〔作用〕
以上の構成による第1の発明では、第1工程において第
1のデータレジスタと第2のデータレジスタに同一の初
期値(例えば、零値または任意数値)をプリセットする
。次にエンコーダ等から入力された入力値を第1のデー
タレジスタに記憶させるとともに両データレジスタの表
示桁に記憶されている値り、、Dlとを比較してその比
較結果に基づいて予め決められた複数の中から特定のオ
フセット値Cを選択する。このように第2工程で求めた
オフセット値Cを第3工程において第2のデータレジス
タの記憶値(第1回目は上記プリセット値)に加算する
。以下第2工程、第3工程を繰り返しつつ第2のデータ
レジスタに記憶されている加算値の表示桁の値(Dl)
をデジタル表示器に表示する。従って、繰り返し変化す
る入力値が入力されてもただちに入力値を表示すること
なく、デジタル表示器に表示されている値との関係にお
いて定められたオフセット値で補正しがっ表示桁の値(
Dl)のみを表示させるのでフリッカ−現象を除去する
ことができる。
また、第2の発明では、第1および第2のデータレジス
タにプリセット回路から同一の初期値をプリセットする
。次に入力された入力値は第1のデータレジスタの表示
桁と端数桁とに対応記憶される。続いて、比較回路が両
データレジスタの表示桁に記憶されている(li!(D
I 、 Dl )を比較し、r)+  =D2 、DH
>Dlおよびり、<Dlのいずれかを判断し、選択回路
で対応するオフセット値Cを選択する。
第2のデータレジスタの内容は第1のデータレジスタに
記憶されている値に選択されたオフセット値を加算した
加算値に更新セットされる。ここに、更新セットされた
第2のデータレジスタの表示桁に記憶されている値(D
l)をデジタル表示器で表示する。従って、第1の発明
の場合と同様にフリンカー現象を除去できる。
〔実施例〕
本発明に係るデジタル表示器の安定表示方法とその回路
の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施例) この第1実施例は、前出第7図に示した従来のデジタル
表示型ノギスと同様なデジタル表示型ノギスにおいて安
定表示方法を実施するための安定表示回路を具備せしめ
た場合である。従って、従来のデジタル表示型ノギスと
同じ構成要素については同一の符号を付する。
第2図において、安定表示回路10は、第1のデータレ
ジスタ12と、第2のデータレジスタ22と、プリセッ
タ34と、比較回路35と、選択回路36と、加算器3
7と、セット回路38と駆動回路39と図示しないコン
トローラとから構成されている。
まず、第1および第2のデータレジスタ12゜22は第
1図に示したようにデジタル表示器6の桁数と等しい5
桁の表示桁14と2桁の端数桁】6とから形成されてい
る。第1のデータレジスタI2には光学格子を有する光
電方式のエンコーダ60からの入力値が記憶される。こ
こに、入力値は前記デジタル表示器6に表示される値の
最下位表示桁の分解能(目量・・・0.01mm)より
もさらに小さな分解能(0,001,0,0001mm
)の値を含むものとされている。従って、第1のステッ
プ310に示したようにエンコーダ60から入力された
入力値たる測定値(例えば115.2123mm)は第
1のデータレジスタ12にそのまま記憶される。なお、
第1のデータレジスタ12の表示桁14には前記l]5
゜21を、端数術16には前記23を記憶するように形
成されている。第2のデータレジスタ22も同し7桁の
数値を記憶させることができる。ここに、エンコーダ6
0はデジタル表示器6で表示される分解能よりもさらに
小さい分解能の下位桁データをも出力できる構成である
ことが理解される。
次に、プリセッタ34は、初期状態を形成するためのも
ので、測定に先立って、第1のデータレジスタ12と第
2のデータレジスタ22に同一の数値(初期値)を同時
にプリセットすることができる。ブリセットイ ときに設定する零値、基準測定対象物8を挟んだときに
設定する当該直径相当の寸法数値あるいは任意の数値で
ある。
また、比較回路35は第2のステップS12。
S 1 4 、Sl 6に示す機能をもち、第1のデー
タレジスタ12に記憶された値のうちの表示桁14の値
D1 と第2のデータレジスタ22に記憶された値のう
ちの表示桁24の値D2とを比較するとともにD + 
−D 2 、D + > D 2およびD + < D
 2のいずれかに該当したかの判断信号を出力できるよ
う形成されている。一方、選択回路36は比較回路35
の判断信号に基づいて予め決められた複数のオフセット
値Cの中からその1つを選択するもので、この実施例で
は第1のステップS18。
S20,S22に示したように、E=0 (D,  −
D2 )のときのオフセット値Cは零値(0)、E> 
0 ( D 1> D 2 )のときのオフセット値直
Cは一P2 (≦O)、E<O (D.<D2 )のと
きのオフセット値CばPI  (≧0)と決定され、か
つPl とP2 とは0 、 O O 5 mmとされ
ている。
また、加算器37は、このように選択されたオフセット
値Cと第1のデータレジスタ]2に記憶されていた値(
表示桁14の値D1および端数術16の値d,)とを読
み込んで両者を加算するものである。この加算値( D
 +  十d, 十c )は第2のデータレジスタ22
に記↑,つさせる値(D2+d2)を示す。このために
設けられているのがセン1・回路38である。これらは
第1図のステップS24に表示されている。
ここに、駆動回路39は、第2のデータレジスタ22に
記憶された加算値CD2 +dz  (=D+→−d.
+C))のうち、その表示桁24に記憶された値D2を
デジタル表示器6に表示させる構成とされている(第1
図ステップS26参照)。
次に、この第1実施例の作用について第1図〜第3Mを
用いて説明する。
(第1工程) 第1工程は第1のデータレジスタ12および第2のデー
タレジスタ22のそれぞれに同一の初期値をプリセット
するものであり、説明便宜のため第3図(A)に示した
ように各データレジスタ12、22の最下位表示桁に相
当する値を0,1。
2、・・・としたときに端数術16.26に相当する値
V(0.005mm相当)をプリセッタに設定し各デー
タレジスタ12.22にブリセットイシたものとする。
さらに、説明便宜のため第1のデータレジスタ12の場
合については■、第2のデータレシスり22の場合につ
いてはv’  (−v)として図示する。なお、プリセ
ット値は各データレジスタ12、22の全桁の値(例え
ば、115.2123)としても同しである。
(第2の工程) 第2の工程は、入力値(測定値)を第1のデータレジス
タ12に記憶させるとともに記憶された表示桁14の値
り,  と第2のデータレジスタ22に記憶されている
表示桁24の値D2とを比較回路35で比較して、Dr
  −D2 、Dr  >DzおよびDI <l)2の
いずれかによって選択回路36で当該オフセット値Cを
選択する工程である。まず、第1図のステップSIOに
おいて、エンコーダ60から入力された測定値である入
力値(D,−1−d、)を読み込んで第1のデータレジ
スタ12に記憶する。入力値(D,+a,)を第3図(
A)に示した■とする。■は端数術16に相当するd。
の値であり、この場合表示桁14に相当するり。
は零(0)である。続いて、ステップS12,S14、
S16,31Bで第1のデータレジスタ12に記憶され
ている値の中の表示桁14の値り。
と第2のデータレジスタ22に記憶されている値の中の
表示桁24の値D2とを比較し対応するオフセット値C
を求める。具体的にはブロック@でE=D、−D2を求
める。D、は零(0)でありまたD2は先のプリセット
による値v’  (=v)が零(0)より小さいから当
然に零(0)である。
よってE=0−0=Oとなり、そのフセット値Cは零(
0)となる。ここに、オフセット値Cが零(0)と選択
された。
(第3の工程) 第2のデータレジスタ22の内容を選択されたオフセッ
ト値Cと第1のデータレジスタ12に記憶されている入
力値(DI 十dl )との加算値(D I  −1−
d +  + C)に更新するとともに更新された加算
値[D2 +dz  (=I)+ +d+  十C)コ
の表示桁24の値(D2)をデジタル表示器6に出力す
る工程である。
ステップS24に示すように加算器37で、入力[!(
DI  十d+)とオフセット値Cを加算する。
ここに、加算値はV (−DI  +d、+C=O+V
十〇)となるから、第2のデータレジスタ22に更新さ
れる値(D2+d2 )はv’  (−v)であり、表
示桁24の値D2は零(0)、端数桁26の値d2はv
′である。従って、第1 Ill目における第2のデー
タレジスタ22の表示桁24の値D1 は零(0)であ
るから、デジタル表示器6は駆動回路39によって零(
0)を表示する。
(繰返工程) 繰返工程は、上記第2工程と第3工程とを繰り返しフリ
ッカ−現象を除去してデジタル表示器6に安定した測定
値を表示するものである。
第3図(A)において、エンコーダ60の出力が値W(
>V)の測定値を出力したものとする。
すると第2順目においてはブロック[相]によって第1
のデータレジスタ12の表示桁14の値D1 は零(0
)、端数桁16の値d+ は先のプリセ・ント値Vに代
わって上記Wに書き替えられる。この場合、第2のデー
タレジスタ22の表示桁24の値D2は零(0)である
から、E=D、−D2=0一〇−0、C=Oとなる。従
って、加算値(D ++d、+C)はW(=O+W+O
)となるので、更新すべく第2のデータレジスタ22の
内容はD2−0、d2 ==W’  (=w)となり、
その結果、デジタル表示器60の表示値はOとなる。
次に、エンコーダ60の出力がWからXに変わったとす
ると、第3順目では、第1のデータレジスタ12のり、
−1、d、=X−1である。この場合箱2のデータレジ
スタ22の表示桁26の値D2は零(0)(D、=O)
であるからE=D。
−D2=1>0となる。この場合、ブロック[相]でオ
フセット値Cは−P2≦0が選択される。この実施例で
はP2=0.005とされている。従って、ステップS
24ではD2 + dz =D+ +(1+ 十C−1
+X  I  Pz =X  P2 =X’ となる。
よって、第2のデータレジスタ22のD2=0.d2 
=X’ <Oとなり、デジタル表示器6の表示値は依然
として零(0)である。ここに、エンコーダ60の出力
が再びWとなったとすると第4順目ではE=D、−D2
=0−0=0、C=OゆえにD、=W’となりデジタル
表示器6の表示値は零(0)と変わらない。このように
エンコーダ60の出力が最下位表示桁の例えば第3図(
A)の“1゛を挟んだ上下の値(WとX)に繰返変化し
ても、デジタル表示器6の表示値は変わらないのでフリ
ッカ−現象が除去できた。
次に、第3図(B)に示すようにエンコーダ60の出力
がy(>1)であり第2のデータレジスタ22のD2が
y’  (<1)のために上記に引き続きデジタル表示
器60の表示が零(0)であった状態において、エンコ
ーダ60の出力(測定値−人力値)がZに変化したとす
る。すると、D。
−1、d、=Z−1、D2−0、d2=y’であるから
、E=D+   D2 = 1 0 = 1となる。よ
って、オフセット値Cは−P2、加算値はDI 十d、
+C=1+Z−1−P、=Z−P2となる結果、ステッ
プS24ではD2 + da = Z  P 2−Z′
となる。これは、D2−1、d2−Z′−1であるから
表示値は“°l”に更新される。
引き続き、エンコーダ60の出力がZからyに減少する
とE=D、−D2=1−1=0、C=Oよ−) 7 D
 2 十(I z = D + 十d、 、 −1−C
= yとなり、I)z  +dz  =Y″(−)’)
、D2  =1 、 d2−y″−1となるから表示値
は°゛1′”のままである。
同様に、再度エンコーダ60の出力がyからZに変化す
ると、D2+d2=Z″となる。このようにエンコーダ
60の出力がYとZと交互に変化してもデジタル表示器
6の表示値ば1゛である。
なお、以上では、エンコーダ60の出力が増大方向にあ
るときのある値開の変動の場合を説明したが、エンコー
ダ60の出力が減少方向にある値開の変動に対しては第
1図のステップ318.S22に基づき、オフセット値
Cが零(0)またはPl 〉0がjハ択されるので、上
記場合と同様にフリッカ−現象を除去することできる。
しかしてこの実施例によれば、エンコーダ60の出力を
デジタル表示器6に直接表示することなく、前回表示値
との関係においてエンコーダ60からの入力値をオフセ
ット値Cで補正しつつ表示値を更新するよう形成されて
いるので、エンコーダ出力がデジタル表示器6の最下位
表示桁のある値を境として微小だけ前後に変動してもフ
リッカ−現象を完全に除去することができる。従って、
迅速かつ高精度の読み取りをすることができる。
(第2実施例) この第2実施例は、前記第1実施例がデジタル表示器6
の最下位表示桁の分解能(目N)よりも細かい分解能の
測定値を出力できるエンコーダ60を採用したのに対し
て、最下位表示桁の分解能と同じ分解能の測定値を平均
化処理することによって細かい分解能を創成しつつ本発
明を実施しようとするものである。
なお、対象とする機器は第1実施例の場合と同様に前出
第7図に示すデジタル表示型ノギスである。
第4図、第6図において、安定表示回路10は、中央演
算処理装置(CPU)31とデータレジスタ11とから
構成され、この実施例におけるCPU31は第1実施例
におけるプリ七ツタ34、比較回路35、選択回路36
、加算器37、セット回路38等と同様の機能を発揮す
るものとされ、一般的なCP LJよりも広い概念であ
る。また、データレジスタ11には第6図に示す如く表
示桁14、端数桁16を有する第1のデータレジスタ1
2と表示桁24、端数桁26を有する第2のデータレジ
スタ22と測定値(入力値)を記憶する上記データレジ
スタ]、2.12の表示桁14.24の桁数と同じ桁数
の第3のデータレジスタ28が組み込まれている。
ところで、本実施例のエンコーダ60は第4図に示した
如く、静電容量方式であり、本尺2の長手方向に一定の
ピッチPをもって整列配設された格子電極61と、この
各格子電極61.61間に配設された本尺2等に接地接
続されたアース電極62と、前記スライダ4に取りイ]
げられた8枚の送信電極要素が1絹を形成する2組の計
16枚の送信電極要素からなる送信電極63と、送信電
極63の長さと同しに並列配設された受信電極64と、
1組(他の組も同じ)を形成する各送信電極要素に36
0度を8分割した異なる位相の送信信号aを印加する送
信回路73と、送信電極63と格子電極61との相対移
動変位に基づいて位相が変化する受信電極64から受信
信号すを受ける受信回路64と、送信回路73と受信回
路74とに接続され位相弁別方式により送信電極63(
スライダ4)と格子電極61(本尺1)との相対移動変
位量すなわち測定値をクロックパルスCPを計数するこ
とによって求める計数回路71とから構成され、計数回
路71からCPU31に入力される入力値(測定値)は
、単位10μmの2進数パルスデータとして特定される
従って、第4図中最左端の送信電極要素に印加される送
信信号a′が第5図(A)に示した周期Tの正弦波信号
とすれば、受信信号すは同(B)の如く上記相対移動変
位に応じて位相づれしたものとなる。ここに、計数回路
71では、通過した格子電極61の数nと格子電極61
の配設ピッチ■)との積(nXP)と、当該ピッチP内
での計数値ΔZi(第5図のΔZ5.ΔZ2.・・・)
とを加算して計数値Zi(測定値Di)を求める。なお
、実際には、電源投入時にプリセットする一定値り。や
表示単位(mmまたは1nch )の換算係数にとを勘
案すると、測定値Di=kZi−1−kZ、 +D。
(ただし、Zoは初!IJI (i?fである)として
求められるように形成されている。また、デジタル表示
器6の最下位表示桁の日量(分解能)をroとしたとき
のエンコーダ60の諸条件(格子電極61のピッチP、
送信信号aの周期T、クロックパルスCPの周期t。)
は れる。
なお、周期Tは周期t。のクロックパルスCPより分周
するものとされている。この関係から最下位表示桁の目
量r。以下の分解能を持つ測定値(Di)を得るには、 施例では目量r。以下の分解能を平均化方式により求め
る構成としているので、エンコーダ61ひいてはノギス
全体を小型化できるという実用性を高めているのである
このように構成された本実施例においては次の通り作用
する。
(第1工程) データレジスタ11の第1のデータレジスタ12および
第2のデータレジスタ22に同一の初期値をプリセット
する。ここで、第1のデータレジスタ12の表示桁14
の最下位桁の値(0または1)をB′、端数桁16の最
高位桁の値(0または1)をb′とし、データレジスタ
22の表示桁24の最下位桁の値(0または1)をB、
端数桁26の最高位桁の値(0またはl)をbとする。
(第2工程) 第2工程は第6図に示すフローチャートのステップ81
00〜5116において実行される。
まず、エンコーダ60からの人力値(測定値)diが第
3のデータレジスタ28に取り込まれ、CPU31でN
回の平均化演算処理をする(ステップ3102〜510
6)。従って、エンコーダ60からの測定値がデジタル
表示器6の最下位表示桁の分解能とされていても、それ
より細かな分解能の値を算出することができる。このよ
うにして求めた測定値DIを第1のデータレジスタ12
にセットする。このためステップ5100において予め
リセットされている。具体的には第1のデータレジスタ
12の表示桁14の最下位桁にはB′、端数桁16の最
上位桁には端数のb′がセットされる。次に、CPU3
1は第1のデータレジスタ12の最下位表示桁の値B′
 (0または1)と第2のデータレジスタ22の最下位
表示桁の値B(0または1)とを読み出しかつ第2のデ
ータレジスタ12の最上位端数桁の値b(0またはl)
をも利用して比較する(ステップ5108,5110,
5112)。つまり第1実施例における各データレジス
タ12.22の各表示桁14.24に記憶されている値
D+。
D2の比較(第1図ステップ312.S14,516)
と等価であり、まず各レジスタ12.22の最下位表示
桁の値B’、Bのみを比較することによって比較処理の
簡素化と迅速化とを図っているのである。すなわち、ス
テップ5110においてB’ =B (DI  =DB
 )と判断されたときにはオフセット値Cは零(0)が
選択される。また、B′≠B (DI >I)2または
り1<D2)と判断されたときには第2のデータレジス
タ22の前回に記憶された値D2のうち最上位端数桁の
値すが“1“か“0゛かを判断してDI >D2または
り。
〈D2を判断するのである。入力値(測定値)が2進数
であるから値すが“1゛であれば値り、は前回より繰り
上ったものとの蓋然性が高く、一方、値すが°“0”で
あれば値り、は前回よりも繰り下がったとみなしてよい
からである(ステップ5l12)。従って、b=1のと
きは、DI>Dz と判断され選択するオフセット値C
はP、(o<p。
〈1)であり、b=oのときはDI <1)2 と判断
しステップ5114の零(0)がオフセット値Cとなる
。ちなみに、ステップ5114は第1実施例の第1図ス
テップS20と818とを兼用するものである。
(第3工程) 続イテ、CPU31は、ステップ5118.5120に
より、D2−Dl 十〇を求め値D2を第2のデータレ
ジスタ22に更新セットするとともに表示桁24にセッ
トされた値をデジタル表示器6へ出力する。なお、ステ
ップ5L22.5124は上記比較(ステップ5100
.8112)のために読み込まれる手順を示す。
(繰返工程) 以下、ステップ5102〜5124を繰り返し、第1実
施例の場合と同様にデジタル表示器6の表示値を安定化
しフリッカ−現象を除去する。
しかして、この第2実施例によれば、第1実施例の場合
と同様にエンコーダ60からの入力値(測定値)が振動
等により小さな値で変動することがあっても前回測定値
り、と今回測定値D2とを比較判断してフリッカ−現象
を除去することができる。また、測定値(入力値)は2
進数のデータとしているので表示安定回路IOをCPU
31とデータレジスタ11の如く簡単、経済的に具現化
できる。さらに、第1のデータレジスタ12と第2のデ
ータレジスタ22との各値り、、D2の比較は、各表示
桁14.24の最下位桁の値B。
B′によって行われるので高速処理ができる。さらにま
た、表示値の最下位桁の分解能よりも細かい分解能の値
b’  (b)が測定値(入力値)の平均化処理によっ
て創成されるので、エンコーダ60は表示値の最下位桁
相当の分解能を有するものとすることができるのでエン
コーダ自体はもとよりデジタル表示型ノギス全体を小型
軽量で廉価なものとすることができる。
なお、以上の実施例においては、使用対象機器をデジタ
ル表示型ノギスとしたが、要は測定値等を表示するデジ
タル表示器を備えたものであればよいので、マイクロメ
ータ等測長機のみならず角度計、電子へカリ等々その対
象機器は不問として本発明は適用される。
また、本表示安定回路10への入力値発生手段として光
電方式、静電容量方式のエンコーダ60を例示したが、
これらエンコーダ60の型種等その発生手段は上記開示
範囲に限定されない。また、デジタル表示器6の型式、
桁数はもとより最下位表示桁の分解能も自由に選IRす
ることができる。
一層細かな分解能をもつ値は例えば第2実施例の如く創
成すればよいからである。
さらに、デジタル表示器6への表示態様はインクレメン
タル方式でもアブソリj−1□方式でもよく、その単位
等のいかんにかかわらず本発明は有効に適用される。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかの通り、本発明は前回表示値と今
回の人力値とを比較考量して最適なオフセット値を選択
し、新たな今回の表示値を決定する構成とされているの
で表示値のフリッカ−現象を完璧に排除できるという優
れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3閏は本発明に係るデジタル表示器の安定表
示方法とその回路の第1実施例を示し、第1図はフロー
チャート、第2回は回路構成を示すブロノクワ、第3図
(A)(B)は動作説明図であり、第4図〜第6図は同
じく第2実施例を示し第4図は全体構成図を示す斜視図
、第5図はエンコーダの各信号のタイミングチャート、
第6図は動作説明のフローチャートであり、第7図は従
来のデジタル表示型ノギスの全体正面図および第8図(
A)(B)は第7図に対応させた表示内容を示すデジタ
ル表示器の正面図である。 6・・・デジタル表示器、10・・・安定表示回路、1
1・・・データレジスタ、12・・・第1のデータレジ
スタ、14.[4・・・表示桁、16.26・・・端数
桁、22・・・第2のデータレジスタ、28・・・第3
のデータレジスタ、31・・・CPU、35・・・比較
回路、36・・・選択回路、37・・・加算器、38・
・・セ・ノド回路、39・・・駆動回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表示桁と端数桁とを有する第1のデータレジスタ
    および第2のデータレジスタのそれぞれに同一の初期値
    をプリセットする第1工程と、入力値を第1のデータレ
    ジスタに記憶させるとともに記憶された表示桁の値D_
    1と、第2のデータレジスタに記憶されている表示桁の
    値D_2とを比較して、D_1=D_2、D_1>D_
    2およびD_1<D_2のいずれかであるかによって異
    なるオフセット値Cを選択する第2工程と、 第2のデータレジスタの内容を選択されたオフセット値
    Cと第1のデータレジスタに記憶されている値D_1と
    の加算値に更新するとともに更新された加算値の表示桁
    の値(D_2)をデジタル表示器に出力する第3工程と
    からなり、 第2工程と第3工程とを繰り返しつつデジタル表示器の
    表示値を更新させるようしたことを特徴とするデジタル
    表示器の安定表示方法。
  2. (2)前記特許請求の範囲第1項において、前記第2工
    程が前記第1のデータレジスタの最下位表示桁相当分解
    能で求めた複数入力データの平均値を前記入力値として
    実行されることを特徴としたデジタル表示器の安定表示
    方法。
  3. (3)前記特許請求の範囲第1項または第2項において
    、前記第2工程が前記オフセット値CをD_1=D_2
    のときに零値、D_1>D_2のときに零値または負の
    数値、D_1<D_2のときに零値または正の数値とし
    て実行されることを特徴としたデジタル表示器の安定表
    示方法。
  4. (4)表示桁と端数桁とを有する第1および第2のデー
    タレジスタと、 第1および第2のデータレジスタのそれぞれに同一の初
    期値をプリセットするプリセット回路と、第1のデータ
    レジスタに記憶された表示桁の値D_1と第2のデータ
    レジスタに記憶された表示桁の値D_2とを比較してD
    _1=D_2、D_1>D_2およびD_1<D_2の
    いずれかであるかの判断信号を出力する比較回路と、 この比較回路からの判断信号に基づいて予め決定された
    オフセット値Cを選択する選択回路と、選択されたオフ
    セット値Cと該第1のデータレジスタに記憶されている
    入力値とを加算する加算器と、 この加算器からの加算値を該第2のデータレジスタに更
    新セットするセット回路と、 第2のデータレジスタに記憶された加算値の表示桁の値
    D_2をデジタル表示器に表示させるための駆動回路と
    からなるデジタル表示器の安定表示回路。
JP62140317A 1987-06-03 1987-06-03 デジタル表示器の安定表示方法とその回路 Expired - Lifetime JP2528468B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62140317A JP2528468B2 (ja) 1987-06-03 1987-06-03 デジタル表示器の安定表示方法とその回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62140317A JP2528468B2 (ja) 1987-06-03 1987-06-03 デジタル表示器の安定表示方法とその回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63303393A true JPS63303393A (ja) 1988-12-09
JP2528468B2 JP2528468B2 (ja) 1996-08-28

Family

ID=15265995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62140317A Expired - Lifetime JP2528468B2 (ja) 1987-06-03 1987-06-03 デジタル表示器の安定表示方法とその回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2528468B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102018216168A1 (de) 2017-09-21 2019-03-21 Mitutoyo Corporation Messvorrichtung und verfahren zum steuern derselben

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57187616A (en) * 1981-05-13 1982-11-18 Nippon Seiki Co Ltd Display device
JPS60253816A (ja) * 1984-05-30 1985-12-14 Nippon Seiki Co Ltd デジタル表示装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57187616A (en) * 1981-05-13 1982-11-18 Nippon Seiki Co Ltd Display device
JPS60253816A (ja) * 1984-05-30 1985-12-14 Nippon Seiki Co Ltd デジタル表示装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102018216168A1 (de) 2017-09-21 2019-03-21 Mitutoyo Corporation Messvorrichtung und verfahren zum steuern derselben
JP2019056641A (ja) * 2017-09-21 2019-04-11 株式会社ミツトヨ 測定器およびその制御方法
US10830609B2 (en) 2017-09-21 2020-11-10 Mitutoyo Corporation Measuring device and method of controlling the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP2528468B2 (ja) 1996-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0840096A1 (en) Interpolation circuit for encoder
EP0765039B1 (en) Rotary encoder
EP0039082B1 (en) Method and apparatus for measuring the displacement between a code plate and a sensor array
EP2662660A1 (en) Device for detecting multi-turn absolute rotation angle, and method for detecting rotation angle thereof
JPH08145719A (ja) 位置または角度の検出方法
EP3529880B1 (en) Correcting offset and gain drift related angle errors with motor position detectors
JPH08178700A (ja) インクリメンタルエンコーダ
EP2131156A1 (en) Phase detection device and position detection device
JPS63303393A (ja) デジタル表示器の安定表示方法とその回路
JP2767936B2 (ja) リニアエンコーダの誤差補正方法
JPS6020114A (ja) 測長器の表示装置
JPS61110006A (ja) 位置検出方法
JP3080375B2 (ja) インクリメンタル式エンコーダ
JPH0522182B2 (ja)
JP3372860B2 (ja) 信号位相差検出回路及び信号位相差検出方法
JP3104090B2 (ja) タイミング信号発生方法および装置
JPS6257930B2 (ja)
JPH0694477A (ja) 回転位置検出信号の変換方法及び変換装置
JP2996447B2 (ja) 絶対測定用変位測定装置
JPH04232814A (ja) 高分解能絶対値エンコ−ダ
JP2795443B2 (ja) 位置検出信号の処理方式
JPS6224726B2 (ja)
JPH01114717A (ja) 矩形波信号の評価回路
JPS63259415A (ja) スケ−ルのデジタル読取方法
SU834893A1 (ru) Устройство преобразовани "аналог-код