JP2767936B2 - リニアエンコーダの誤差補正方法 - Google Patents

リニアエンコーダの誤差補正方法

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JP2767936B2 JP31405789A JP31405789A JP2767936B2 JP 2767936 B2 JP2767936 B2 JP 2767936B2 JP 31405789 A JP31405789 A JP 31405789A JP 31405789 A JP31405789 A JP 31405789A JP 2767936 B2 JP2767936 B2 JP 2767936B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば半導体製造装置のX−Yテーブル等
に使用されるリニアエンコーダの位置検出の精度を向上
させることのできる技術に関する。
(従来の技術) リニアエンコーダは位置データを電気信号で出力でき
る測定手段であり、さまざまな位置検出の用途に広範囲
に使用される。
第5図に一般的な光学的リニアエンコーダの構成図を
示す。
同図において、スリット2が刻み込まれたスケール1
を測定ヘッド3が走査すると、測定ヘッド3は、第6図
(a)に示すような互いに90゜位相がずれた2つの正弦
波信号40,41を発生する。必要とする分解能を得るため
に、この信号40,41を測定アンプ4により、分割して、
第6図(c)に示すような矩形波パルス42,43に波形整
形する。
上記光学的リニアエンコーダにおいては、測定アンプ
4の出力信号である矩形波パルスをカウンタにより計数
することにより、スケール1に対する測定ヘッド3の相
対位置を検出することができる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、例えば、半導体製造装置のX−Yテー
ブル等に使用されるリニアエンコーダは極めて高精度な
位置検出が要求される。
このような用途においては、リニアエンコーダのスケ
ール1に刻まれたスリット2が決められた間隔よりずれ
て作成された場合には、スリット2は位置誤差(以下
「シフト誤差」と云う)を含んでいることになり、これ
が測定アンプ4の出力に直接影響を与える誤差となる。
更に、前述したような測定アンプ4内において波形を
分割して分解能を上げる方法は、電子回路により容易に
実現されるが、厳密に均一に分割することは不可能であ
り、この場合、ある傾向を持った誤差パターンが繰り返
されるという内挿誤差を発生する。
即ち、第6図(c)に示すように、測定アンプ4から
の実際の矩形波パルスのパルス幅は一定でなく、理想分
割に対してずれており、このずれがある傾向を持ったパ
ターンを成して繰り返される。
この結果、第5図の構成のリニアエンコーダのリニア
スケールでは、上記したシフト誤差及び内挿誤差の2つ
の誤差が重なって発生するために、分解能を高くしても
その数分の一から数十分の一の位置精度しか保証されな
いという問題があった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題に鑑み、リニア
エンコーダの位置検出精度を比較的簡単な構成でリニア
スケールの本来の分解能まで向上できるリニアエンコー
ダの誤差補正方法を提供することを目的とする。
(課題を達成するための手段) 本発明の請求項1に係るリニアエンコーダの誤差補正
方法は、リニアエンコーダのリニアスケール全域を複数
の領域に区分けし、各々が所定数の前記領域から成る複
数のブロックを形成し、各ブロック内における前記各領
域のリニアスケールの測定信号の誤差パターンを測定
し、これらの測定した誤差パターンに基づき当該ブロッ
ク内の平均誤差パターンを求め、該平均誤差パターンを
当該ブロック内の誤差パターンとして記憶し、該記憶し
た平均誤差パターンを用いて当該ブロック内の誤差を補
正することを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係るリニアエンコーダの誤
差補正方法は、前記各ブロック内の前記平均誤差パター
ンはリニアエンコーダの測定アンプの内挿誤差であるこ
とを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係るリニアエンコーダの誤
差補正方法は、リニアエンコーダのリニアスケール全域
を複数の領域に区分けし、リニアスケール上の原点に対
する前記各領域のリニアスケールの測定信号を分割して
複数の矩形波とし、各矩形波の位置誤差を測定し、これ
らの測定した位置誤差から当該領域の位置誤差の平均値
を求め、該位置誤差の平均値を当該領域のシフト誤差と
して記憶して、該記憶したシフト誤差を用いて当該領域
の位置誤差を補正することを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係るリニアエンコーダの誤
差補正方法は、リニアエンコーダのリニアスケール全域
を複数の領域に区分けし、各々が所定数の前記領域から
成る複数のブロックを形成し、各ブロック内における前
記各領域のリニアスケールの測定信号の内挿誤差パター
ンを測定し、これらの測定した内挿誤差パターンから当
該ブロック内の平均内挿誤差パターンを求め、該平均内
挿誤差パターンを当該ブロックの内挿誤差パターンとし
て記憶する一方、リニアスケール上の原点に対する前記
各領域のリニアスケールの測定信号を分割して複数の矩
形波とし、各矩形波の位置誤差を測定し、これらの測定
した位置誤差から当該領域の位置誤差の平均値を求め、
該位置誤差の平均値を当該領域のシフト誤差として記憶
し、前記記憶した各ブロックの内挿誤差パターン及び前
記記憶した各領域のシフト誤差を用いて前記各ブロック
の内挿誤差及び前記各領域の位置誤差を夫々補正するこ
とを特徴とする。
(作用) 請求項1に依れば、リニアエンコーダのリニアスケー
ル全域が複数の領域に区分けされ、各々が所定数の前記
領域から成る複数のブロックが形成される。各ブロック
内における前記各領域のリニアスケールの測定信号の誤
差パターンが測定され、これらの測定した誤差パターン
に基づき当該ブロック内の平均誤差パターンが求められ
て当該ブロック内の誤差パターンとして記憶され、当該
ブロック内の誤差の補正に用いられる。
請求項2に依れば、各ブロック内の平均誤差パターン
としてリニアエンコーダの測定アンプの内挿誤差が求め
られる。
請求項3に依れば、リニアエンコーダのリニアスケー
ル全域が複数の領域に区分けされる。リニアスケール上
の原点に対する前記各領域のリニアスケールの測定信号
が分割されて複数の矩形波とされ、各矩形波の位置誤差
が測定され、これらの測定した位置誤差から当該領域の
位置誤差の平均値が求められて当該領域のシフト誤差と
して記憶され、当該領域の位置誤差の補正に用いられ
る。
請求項4に依れば、リニアエンコーダのリニアスケー
ル全域が複数の領域に区分けされ、各々が所定数の前記
領域から成る複数のブロックが形成され、各ブロック内
における前記各領域のリニアスケールの測定信号の内挿
誤差パターンが測定され、これらの測定した内挿誤差パ
ターンから当該ブロック内の平均内挿誤差パターンが求
められて当該ブロックの内挿誤差パターンとして記憶さ
れる。
一方、リニアスケール上の原点に対する前記各領域の
リニアスケールの測定信号が分割されて複数の矩形波と
され、各矩形波の位置誤差が測定され、これらの測定し
た位置誤差から当該領域の位置誤差の平均値が求められ
て当該領域のシフト誤差として記憶され、前記記憶した
各ブロックの内挿誤差パターン及び前記記憶した各領域
のシフト誤差を用いて前記各ブロックの内挿誤差及び前
記各領域の位置誤差が夫々補正される。
(実施例) 以下、本発明のリニアエンコーダの誤差補正方法につ
いて図面に基づき、詳細に説明する。
第1図は本発明の誤差補正方法を適用したリニアエン
コーダの概略構成ブロック図である。
第1図において、1は例えば固定体に取り付けられた
リニアスケールである。該スケール1には透過などの光
学的作用を利用したスリット2が設けられている。測定
ヘッド3は図示しない発光手段からの光を検出する光電
変換手段が設けられ、スリット2に対向して且つリニア
スケール1に沿って移動可能に設けられている。なお、
発光手段はスリット2を挟んで測定ヘッド3の反対側に
設けられる。測定アンプ4は測定ヘッド3の出力側に接
続され、該測定ヘッド3からの測定信号である互いに90
゜位相がずれた2つの正弦波信号(第6図(a))を、
分解能向上のために分割し、矩形波に整形する(第6図
(c))。
測定アンプ4の出力側はデータ収集用コンピュータ11
のカウンタ5に接続され、該カウンタ5は測定アンプ4
からの矩形波パルスをカウントする。
一方、誤差検出用の基準測長装置として光学反射鏡
6、リニアインターフェロメータ7、レーザヘッド8、
及びレーザコントローラ9から成るレーザ測長装置が設
けられる。リニアインターフェロメータ7は所定位置に
固定され、測定ヘッド3に取り付けられた光学反射鏡6
からの光の干渉信号を出力し、この出力に基づいてレシ
ーバを内蔵したレーザヘッド8がインターフェロメータ
7と光学反射鏡6との間の距離Sを測定し、測定信号は
レーザコントローラ9を介してデータ収集用コンピュー
タ11のインタフェース10に供給され、該コンピュータ11
内に記憶される。
次に、上述した構成のリニアエンコーダの誤差補正方
法について説明する。
固定されたリニアスケール1上を測定ヘッド3が走査
すると、測定信号は測定アンプ4により、分割、波形整
形され、該測定アンプ4からの矩形波パルスをカウンタ
5がカウントし、カウント値はデータ収集用コンピュー
タ11に読み込まれる。一方、レーザ測長装置6〜9は距
離Sを測定し、レーザコントローラ9からインターフェ
ース10を通してコンピュータ11内に信号Pとして読み込
まれる。
このような構成において、測定ヘッド3を移動してカ
ウンタ5のカウント値がリニアスケール上の補正したい
位置を示した時に、コンピュータ11により該カウント値
と上記読み込まれたレーザ測長装置の位置出力信号Pと
を比較することにより、そのカウント位置における位置
誤差(内挿誤差+シフト誤差)が測定される。この測定
をリニアスケール1全域にわたって行えば、スケール1
を完全に補正することが可能である。しかしながら、そ
のままでは、補正データ量が膨大になるので、本発明に
係る方法では位置誤差データを下記のように圧縮して補
正データ量を減少するようにした。
第2図は上記のように測定された位置誤差を表わした
図である。
同図において、横軸はリニアスケールの位置を、縦軸
は位置誤差(内挿誤差+シフト誤差)を示している。
又、第3図は内挿誤差を、第4図はシフト誤差を夫々
示す。
第3図に示すように内挿誤差はある傾向を持ったパタ
ーンがリニアスケールのスリット幅に相当する周期aで
繰り返される。一方、シフト誤差は、第4図に示すよう
に、リニアスケール上の所定位置bを原点とした場合、
該原点に対するずれ量として求めることができる。第3
図に示す領域aの内挿誤差及び第4図に示す領域aのシ
フト誤差はそれぞれ領域内における平均値を示してい
る。
第6図(c)に示すように、領域aにおける測定信号
は所定数に分割された矩形波パルスに処理される(第6
図(c)は3分割の例)。各領域内において各矩形波の
位置に対応して測定された位置誤差と内挿誤差を平均し
たものが、各領域のシフト誤差(矩形波の位置誤差の平
均値)であり内挿誤差である。第2図(a)は、上記2
つの誤差(内挿誤差g,シフト誤差e)を重畳して示した
ものである。
本発明に依れば、第2図(a)に示すように、位置誤
差データをスリット幅単位aに相当する領域に分割し、
このようにして分割された領域を各々所定数ごとに集め
た複数のブロックに分ける。近接する各領域において
は、略同じ誤差パターンを持っているので、複数のパタ
ーンを所定数ずつまとめてもデータの精度には殆ど影響
しない。このブロックの大きさが前記データの圧縮度合
に相当するものであり、1ブロック内の領域の数を大き
くすればするほど、データの圧縮率は高くなる。この圧
縮率は必要とされる精度、コスト等により決定すればよ
い。
次にそのようにして設定した各ブロック内の内挿誤差
パターンg1−gnとシフト誤差パターンe1−enの平均誤差
パターンを求める。例えば、第2図(b)におけるc1
波形がブロック1内の位置誤差と内挿誤差を含む誤差パ
ターンの平均誤差パターンを示している。
次に前記平均誤差パターンc1はシフト誤差の平均値h1
をも含んでいるので、シフト誤差を除くため、このシフ
ト誤差分h1を差し引いて、平均内挿誤差パターンd1を得
る。このようにして求めた平均内挿誤差パターンd1をブ
ロック1の内挿誤差を代表する平均内挿誤差パターンと
してRAM等の記憶手段に記憶する。第2図(a)に示す
ブロック2以降についても、同様に処理し、平均内挿誤
差パターンd2,d3,…を得て、スケール全域にわたってす
べてのデータを圧縮する。
次に、内挿誤差を補正するには、カウンタ5のカウン
ト値が各ブロックの位置を示したとき、当該ブロックの
平均内挿誤差パターンを前記記憶手段から読出し、測定
アンプ4からの測定信号からその平均内挿誤差パターン
dを演算により除いてやることにより内挿誤差の補正さ
れた信号を得ることができる。
次に、本発明方法によるシフト誤差補正方法について
説明する。
第2図に示すように、シフト誤差eは、領域a毎に所
定のスケール原点b(第4図)に対するシフト誤差の平
均値を求める。この平均値の算出をスケール上の全領域
において、各々行い、スケール全体の各領域毎のシフト
誤差平均値を求める。このようにして求めたシフト誤差
平均値を前記記憶手段に記憶する。更に各ブロックにつ
いても同様の処理を繰り返してブロック毎のシフト誤差
平均値を前記記憶手段に記憶することも可能である。
次に、シフト誤差を補正するには、カウンタ5のカウ
ント値が各領域aの位置を示したとき、当該領域のシフ
ト誤差平均値を前記記憶手段から読出し、測定アンプ4
からの測定信号から演算により除いてやることにより、
シフト誤差の補正された信号を得ることができる。
本発明では、上述した内挿誤差の補正とシフト誤差の
補正を組合わせて行うようにしてもよく、この場合、測
定アンプ4からの測定信号から前記平均内挿誤差パター
ンdとシフト誤差平均値eの双方を除いてやることによ
り内挿誤差とシフト誤差を同時に補正した信号を得るこ
とができる。
上記誤差を検出するためのレーザ測長装置による測定
は、リニアスケールを設置したときに1回だけ実施して
補正データを作成するだけでよく、以後は、リニアエン
コーダの使用時にコンピュータ11内に記憶された補正デ
ータとリニアエンコーダの測定信号により誤差が補正さ
れる。
上記実施例では、シフト誤差は各領域a毎に平均値を
求めたが、必要に応じて、各ブロック毎に求めてもよ
く、この場合、前述したようにシフト誤差補正データと
内挿誤差補正データとを分離する必要はなく、内挿誤差
補正データとして第2図(c)の平均内挿誤差パターン
dは必要なく、同図(b)の平均誤差パターンcを求め
るだけでよい。
上述した実施例に依れば、従来補正データのためにコ
ンピュータは1.6Mbyteもの記憶容量が必要であったが、
本発明の装置によれば、32Kbyte程度に減少することが
できた。また、スケール1のスリット幅が10μmである
場合には、従来の方法では、±1.0μm程度の精度を出
すことしかできなかったが、本発明では、±0.1μm程
度の精度を出すことが可能になった。
本発明は前記実施例に限らず、各種の実施例が可能で
ある。
例えば、前記リニアスケールの測定ヘッドのスリット
としては、光学的検出方法に限定されず、電気的、磁気
的方法等を採用することができる。
また、誤差検出用の基準測長装置としてレーザ測長装
置を使用した例について説明したが、そのレーザ測長装
置の構成は第1図の構成に限定されず、実質的にリニア
スケールの距離誤差を補正できる構成ならば、どのよう
なものでも良い。
また、本発明の誤差補正方法が適用されるリニアスケ
ールは測定器における位置測定、デジタルサーボにおけ
るフィードバック制御などの広範囲の用途に使用するこ
とができる。
(発明の効果) 以上、説明したように、本発明のリニアエンコーダの
誤差補正方法に依れば、補正データを効率よく圧縮する
ことにより、コンピュータは小さな記憶容量と簡単な補
正演算により補正可能であり、しかも、リニアエンコー
ダの位置検出精度をそのスケールの本来の分解能まで向
上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の誤差補正方法を適用したリニアエンコ
ーダの一構成例を示すブロック図、第2図は本発明に係
るリニアエンコーダの誤差補正の方法を説明するための
図、第3図,第4図はそれぞれ内挿誤差、スリットの刻
み誤差(シフト誤差)の信号を示す図、第5図は従来の
光学的リニアエンコーダの構成図、第6図(a),
(b),及び(c)はそれぞれリニアエンコーダの測定
ヘッド及び測定アンプからの出力波形を示す図である。 1……スケール、2……スリット、3……測定ヘッド、
4……測定アンプ、5……カウンタ、6……光学反射
鏡、7……リニアインターフェロメータ、8……レーザ
ヘッド、9……レーザコントローラ、10……インターフ
ェース、11……データ収集用コンピュータ。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リニアエンコーダのリニアスケール全域を
    複数の領域に区分けし、各々が所定数の前記領域から成
    る複数のブロックを形成し、各ブロック内における前記
    各領域のリニアスケールの測定信号の誤差パターンを測
    定し、これらの測定した誤差パターンに基づき当該ブロ
    ック内の平均誤差パターンを求め、該平均誤差パターン
    を当該ブロック内の誤差パターンとして記憶し、該記憶
    した平均誤差パターンを用いて当該ブロック内の誤差を
    補正することを特徴とするリニアエンコーダの誤差補正
    方法。
  2. 【請求項2】前記各ブロック内の前記平均誤差パターン
    はリニアエンコーダの測定アンプの内挿誤差である請求
    項1記載のリニアエンコーダの誤差補正方法。
  3. 【請求項3】リニアエンコーダのリニアスケール全域を
    複数の領域に区分けし、リニアスケール上の原点に対す
    る前記各領域のリニアスケールの測定信号を分割して複
    数の矩形波とし、各矩形波の位置誤差を測定し、これら
    の測定した位置誤差から当該領域の位置誤差の平均値を
    求め、該位置誤差の平均値を当該領域のシフト誤差とし
    て記憶して、該記憶したシフト誤差を用いて当該領域の
    位置誤差を補正することを特徴とするリニアエンコーダ
    の誤差補正方法。
  4. 【請求項4】リニアエンコーダのリニアスケール全域を
    複数の領域に区分けし、各々が所定数の前記領域から成
    る複数のブロックを形成し、各ブロック内における前記
    各領域のリニアスケールの測定信号の内挿誤差パターン
    を測定し、これらの測定した内挿誤差パターンから当該
    ブロック内の平均内挿誤差パターンを求め、該平均内挿
    誤差パターンを当該ブロックの内挿誤差パターンとして
    記憶する一方、リニアスケール上の原点に対する前記各
    領域のリニアスケールの測定信号を分割して複数の矩形
    波とし、各矩形波の位置誤差を測定し、これらの測定し
    た位置誤差から当該領域の位置誤差の平均値を求め、該
    位置誤差の平均値を当該領域のシフト誤差として記憶
    し、前記記憶した各ブロックの内挿誤差パターン及び前
    記記憶した各領域のシフト誤差を用いて前記各ブロック
    の内挿誤差及び前記各領域の位置誤差を夫々補正するこ
    とを特徴とするリニアエンコーダの誤差補正方法。
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