JPS63302090A - 感熱転写記録媒体 - Google Patents

感熱転写記録媒体

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JPS63302090A
JPS63302090A JP63013096A JP1309688A JPS63302090A JP S63302090 A JPS63302090 A JP S63302090A JP 63013096 A JP63013096 A JP 63013096A JP 1309688 A JP1309688 A JP 1309688A JP S63302090 A JPS63302090 A JP S63302090A
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layer
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国博 腰塚
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は感熱転写記録媒体に関する。さらに詳しくは1
本発明は、表面の平滑性の低い被転写媒体についても地
汚れ、尾引きなどのない良質な印字を行なうことかでき
ると共に膜はかれや、色材の濃度劣化のない等の優れた
特性を有する感熱転写記録媒体に関する。
[従来の技術およびその問題点] 従来の感熱転写記録媒体(感熱転写用インクリボン)は
1通常、シート状の支持体上に、熱溶融性物質に着色剤
を分散させてなる熱溶融性インク層を備えた構造を有す
る。
しかしながら、従来のこの感熱転写記録媒体にあっては
、平滑性の高い被転写媒体には良好な印字を行なうこと
ができるか、平滑性の低い被転写媒体を用いた場合には
印字品質が著しく低下すると言う問題点かあった。
すなわち、被転写媒体として通常の紙を使用する場合、
通常の紙は繊維の絡み合いによりかなりの凹凸を有して
いる(たとえば、ヘツク平滑度か1【〕秒程度であるラ
フペーパーにおいては、凸部頂J−から凹部最深部迄か
l0JL m以上の高低差がある。)から、従来の感熱
転写記録媒体を使用して印字を行うと、印字濃度か低か
ったり、印字の一部が欠けたりして印字品質が大きく劣
化する。
そこて、良好な印字品質て印字を行うためには、従来の
感熱転写記録媒体においては、特別に調製した平滑性の
高い被転写媒体を用意しなければならない。
前記問題点を解決するために、特開昭61−23518
9号公報において、支持体上と熱溶融性インク層との間
に、常温固体のポリエチレングリコールを含有する中間
層を介在させた熱転写リボンが提案されている。
そして、前記公報の記載によると、同公報記載の熱転写
リボンは、その実施例において、平滑度の低い印字用紙
にもカスレ等のない高印字品質の印字がてきるとしてい
る。
しかしながら、本発明者らの検討によると、などの種々
の問題点か、ポリエチレングリコール含有の中間層を備
えたインクリボンに未だに存することが判明した。
すなわち、(1)ポリエチレンクリコールを支持体上に
多量に塗布すると、支持体に対する接着性が悪いために
、インクリボンの保存中あるいは使用中に支持体から容
易にポリエチレングリコール含有の中間層か容易に剥離
する。
(2)支持体との密着性を良化する目的て、相溶あるい
は非相溶の樹脂を添加しても充分てなく、また充分たっ
たとしても、剥離層の溶融粘度か上昇し、結果として、
印字品質か劣化してしまうし、剥離層の溶融粘度(凝集
力)か必要以」−に」−昇することにより、ボイド、シ
ャープネスの劣化を引き起す。
(3)ポリエチレングリコールを含有する中間層を有す
るインクリボンはその中間層に色材を分散して含有させ
たときには、ポリエチレングリコールか少なくとも色材
の分散性を著しく低下させてしまう。
剥離層にポリエチレングリコールに溶解する染料を添加
した場合、剥離層の塗布後にベタ付きが発現し、インク
リボンを巻取ることかできなくなる。そこで、不溶解性
の色材を分散(たとえば、カーボンブラック、顔料)し
て含有せしめようとすると、分散性がかえって著しく悪
くなる。
(4)ポリエチレンクリコールを含有する中間層の」二
に、インク層を水系塗工すると、ポリエチレングリコー
ルか水に溶解するので、中間層とインク層との混合を生
じること、 (5)ポリエチレングリコールを含有する中間層を有す
るインクリボンは、地汚れや尾引きを生しると言う点で
印字品質が劣る。
本発明は前記事情に基づいてなされたものである。
すなわち1本発明の目的は、支持体上に少なくとも一層
の剥離層とこの剥離層上に少なくとも一層の熱軟化性層
を有すると共に、前記剥離層および熱軟化性層の内の少
なくとの一層に色材を含む感熱転写記録媒体において、
表面平滑性の優れた被転写媒体は勿論のこと、表面平滑
性の低い被転写媒体に対しても、ボイドがなく、印字シ
ャープネスにも優れ、さらに地汚れや尾引きもない高品
質の印字を実現することかてき、しかも膜剥れかなくて
取扱性に優れ、色材を前記剥離層に含有せしめた場合に
は色材の分散性か良好である感熱転写記録媒体を提供す
ることである。
[前記目的を達成するための手段] 前記目的を達成するための本発明の構成は、支持体上に
、少なくとも一層の剥離層と該剥離層上に少なくとも一
層の熱軟化性層とを有し、かつ該剥離層および熱軟化性
層のうちの少なくとも一層に色材を含む感熱転写記録媒
体において、該支持体に隣接する剥離層かポリオキシエ
チレン誘導体を含むことを特徴とする感熱転写記録媒体
である。
本発明においては、前記剥離層中にポリエチレングリコ
ールではなくポリオキシエチレン誘導体を特に含有する
ことにより、本発明の目的を達成することかてきる。換
言すると、ポリエチレングリコール含有の中間層を備え
たインクリボンが有する問題点を、ポリオキシエチレン
誘導体によって一挙に解決するものである。たとえば、
このポリオキシエチレン誘導体は剥離層中で色材を良好
に分散含有せしめるのて、熱軟化性層中の色材の含有量
を減じることかでき、結果として印字品質(ボイド、シ
ャープネス、地汚れ、尾引き)を良好にすることかてき
る。さらに、剥離層が、熱溶融性物質およびポリオキシ
エチレン誘導体を含有し、ポリオキシエチレン誘導体が
50重量%未満であることてより優れたものになる。
本発明の感熱転写記録媒体は、基本的には、支持体上に
剥離層と熱軟化性層とかこの順序に積層された構成を有
する。
本発明の感熱転写記録媒体の好適な例の断面図を第1図
に示す。第1図において、支持体1の上には、剥離層2
か、そして剥離層2の上には熱軟化性層3か設けられて
いる。
ここて、剥離層は、基本的には、ポリオキシエチレン誘
導体および熱溶融性物質を含む層であり、他方、熱軟化
性層は、熱可塑性樹脂と熱溶融性物質とを含む層である
。なお、色材は、剥離層および熱軟化性層のいずれか一
方に含まれていればよいが、地汚れ、ボイド、シャープ
ネスなどの印字品質の点から、剥離層にも色材を含有さ
せ、熱軟化性層の色材量を減少させるのが好ましい。
また、本発明の感熱転写記録媒体においては、上記の剥
離層および熱軟化性層は、一層である必要はなく、たと
えば支持体上に成分含有比率の異なる二層以上の剥離層
あるいは中間層が積層され、この剥離層上に二層以上の
熱軟化性層とが積層されたものてあってもよい。
ただし、以下に記載する本発明の感熱転写記録媒体の説
明は、支持体と、この支持体上に剥離層および熱軟化性
層がこの順序に積層されたところの、感熱転写記録媒体
として好適な態様に沿って行なう。したかって、本発明
が、以下に説明する支持体、剥離層および熱軟化性層の
三層のみからなるものに限定されないことは言うまても
ない。
支−一持−一体 本発明の感熱転写記録媒体に用いられる支持体は、良好
な耐熱強度を有し、寸法安定性および表面平滑性の高い
ものか望ましい。
その材料としては、例えば普通紙、コンデンサー紙、ラ
ミネート紙、コート紙等の紙類、あるいはポリエチレン
、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリプ
ロピレン、ポリイミド等の樹脂フィルム類1紙樹脂フィ
ルム複合体およびアルミ箔等の金属シート等がいずれも
好適に使用される。
支持体の厚さは、良好な熱伝導性を得る上で。
通常の場合、60pm以下であることが好ましく、特に
1.5〜157zmの範囲内にあることが好ましい。
なお、本発明の感熱転写記録媒体の支持体の裏面側の構
成は任意であり、スティッキング防止などを目的として
パラキンク層を設けてもよい。
カーー離−一層 上述の支持体上には、剥離層が設けられている。
この感熱転写記録媒体においては、この剥離層に、ポリ
オキシエチレン誘導体を含有している。
本発明では、前記ポリオキシエチレン誘導体としては、
その融点か30〜120℃の範囲内にある常温で固体の
物質か好ましく、さらに、融点か40〜100℃の範囲
内にあるものが特に好ましい。
本発明におけるポリオキシエチレン誘導体についてさら
に詳しく説明する。
本発明で用いるポリオキシエチレン誘導体は。
通常は、ポリエチレンクリコールの−もしくは二つのア
ルコール性−〇H基と、種々の有機化合物とを通常の方
法に準して反応させることにより製造するととかてきる
。この場合、得られるポリエチレングリコール誘導体は
、用いる有機化合物の種類によって、エーテル結合、エ
ステル結合をはじめとして、イオウ原子あるいは窒素原
子との結合、ウレタン結合、その他の様々な結合を含む
ことになる。
ポリオキシエチレン誘導体の構造は、ブリードアウトの
防止、凝集破壊力、粘度を適性化するために、分子量、
他のバインダー主として熱溶融性物質との混和性、極性
基の数等の分子設計に基づいて行なわれる。本発明にお
いて、ポリオキシエチレン誘導体の具体例としては、エ
ーテル結合を含むものおよびエステル結合を含むものな
どを挙げることかてきる。
前記ポリオキシエチレン誘導体としては、前記ポリオキ
シエチレン鎖部分の分子量が200〜20.000の範
囲内、分子内にポリオキシエチレン鎖部分を複数力する
場合にはそれらの分子量合計が200〜20,000の
範囲内にあるものが好ましい。
次に、本発明て用いるポリオキシエチレン誘導体の具体
例を挙げる。
(1)  ポリエチレングリコールのモノあるいはジエ
ステル誘導体 −(−CH2CH20−)− て表わされる繰り返し単位部分の平均分子量か100〜
20,000の範囲内(具体的には、20,000.1
2.000.9,000 、1,000 、400およ
び100)にあるポリエチレンクリコールおよびジエチ
レングリコールのモノあるいはジエステル誘導体が挙げ
られる。
特に脂肪酸によって誘導される場合には、この脂肪酸は
炭素数10〜50のものが好ましく、特に好ましい脂肪
酸は、炭素数lO〜19の範囲内にあるものである。
この脂肪酸の具体例としては、カプリン酸、ウンデカン
酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、ペンタ
デカン酸、バルミチン酸、マルガリン酸、ステアリン酸
、ノナデカン酸、アラキン酸、ヘンエイコサン酸、ベヘ
ン酸およびトリコサン酸、リグノセリン酸などのモノあ
るいはジエステル誘導体が挙げられる。これらの中ても
好ましいのはノナデカン酸、アラキン酸、ヘンエイコサ
ン酸、ベヘン酸、トリコサン酸およびリグノセリン酸の
モノあるいはジエステル誘導体である。勿論、これら以
外の種々の有機酸から誘導されるポリエチレングリコー
ルのモノあるいはジエステル誘導体を用いることもてき
る。
前記ポリエチレンクリコールのモノあるいはジエステル
誘導体としては、直鎖モノエン酸、ジ、トリあるいはテ
トラエン酸、合成脂肪酸、三級脂肪酸1分岐脂肪酸、ダ
イマー酸、二塩基酸、多塩基酸、オキシカルボン酸類、
脂肪酸塩化物、脂肪酸無水物、ポリカルボン酸、その化
カルボキシル基を分子内に単数あるいは複数含有する化
合物が挙げられる。また、ジエステル誘導体については
、そのジエステル部分は同じであっても、異なっていて
もよい。
さらに具体的には、 ポリエチレンクリコールモノベヘネート(PEG  4
,000) ポリエチレングリコールジステアレート(PEG  6
,000) ポリエチレングリコールモノパルミテート(PEG  
600) ポリエチレングリコールジベヘネート (PEG 14,000) ポリエチレングリコールラウリネート (PEG  100) などか挙げられる。
なお、上記化合物の下部のカッコ内に記載した数値は、
−(CH2CH20) n一部分(PEG部分)の平均
分子量を示す(以下、同じ。)。
(2)  ポリオキシエチレンエーテルのモノアルキル
、アリールアルキルエーテルのエーテル誘導体(ポリエ
チレングリコールの一つの一〇H基かエーテル誘導され
た化合物)上記エーテル類は炭素数が6以上であること
が好ましく、特に好ましいのは炭素数18〜50のアル
キル、アルキルアリールのポリオキシエチレンエーテル
である。
これらは、アルキルが直鎖状であっても分岐状であって
もよいし、これらのハロゲン原子の置換体であってもよ
い。
さらにまた、不飽和炭化水素、合成アルコ−ル、オキシ
カルボン酸、含窒素台イオウ化合物のポリオキシエチレ
ンエーテルを用いることもてきる。
具体的には、 ポリエチレングリコール・モノーP−ノニルフェニルエ
ーテル      (PEG 900)ポリエチレンク
リコールモノベヘニルエーテル(PEG 6000) ポリエチレンクリコールモノセチルエーテル(PEG 
 200) ポリエチレンクリコールモノオレイルエーテル(PEG
 4000) などか挙げられる。
(3)  前記(2)のモノエーテル誘導体のエーテル
あるいはエステル誘導体 すなわち、前記(2)のポリオキシエチレンエーテルの
モノアルキル、アリールアルキルアリールエーテル誘導
体の残りの一〇H基をエーテル誘導、あるいはエステル
誘導したものである。
この場合のエステル誘導は前記(1)の場合に準し、エ
ーテル誘導は前記(2)の場合に準する。
具体的には、 ポリエチレングリコール・モノ・P・ノニルフェニルエ
ーテルのモノベヘネート (PEG 800) ポリエチレングリコールモノステアリルエーテルのモノ
ステアレート(PEG 9000)ポリエチレングリコ
ールジベヘニルエーテル(PEG 6000) ポリエチレングリコールモノオレイルエーテルモノベヘ
ニルエーテル   (PEG 4000)などが挙げら
れる。
(4)  多価アルコールのポリオキシエチレンエーテ
ル誘導体 すなわち、分子内にアルコール性−〇H基を二以上有す
る化合物、たとえば、グリセリン、ポリグリセリン、プ
ロピレングリコール、ペンタエリストリール、ソルビタ
ン(1,5−ソルビタン、1.4−あるいは3,6−ソ
ルビタン、イソソルバイト)、マンニトールその他分子
量800以下のポリビニルアルコール(ポバール)など
であり、さらにこれらの分子内アルコール性−〇H基の
いずれか一つ、あるいは二足上を前記(1)および/ま
たは前記(2)に準してエステル誘導および/またはエ
ーテル誘導した化合物のポリオキシエチレン誘導体であ
る。
このポリオキシエチレンエーテル誘導体は、分子内にポ
リオキシエチレン鎖を単数あるいは複数力するものであ
り、ポリオキシエチレン鎖の一方の末端か前記(1)お
よび/または前記(2)に準してエステル誘導および/
またはエーテル誘導されたものか好ましい。
また、多価アルコール同士が二組以上結合された構造を
有するものであってもよいし、あるいは、ポリオキシエ
チレン鎖によって架橋された構造を有するものてあって
もよい。
具体的には、 グリセリンのポリオキシエチレンモノステアレート グリセリンのジ(ポリオキシエチレンモノステアレート
) ソルビタンモノベヘネートのポリオキシエチレンモノベ
ヘニルエーテル ブチルアルコールのポリオキシエチレンオレエート ポリプロピレングリコールとポリオキシエチレンクリコ
ールのブロック共重合体 ポリグリセリンのポリステアレートのポリオキシエチレ
ンエーテル ペンタエリスリトールシステアリルエーテルのポリオキ
シエチレンエーテルベヘネートソルビタンエステルのポ
リオキシエチレンエーテル ペンタエリスリトールのポリオキシエチレンエーテル ポリグリセリンエステルのポリオキシエチレンエーテル ハチルアルコールエステルのポリオキシエチレンエーテ
ルのエステル マンニトールエステルのポリオキシエチレンエーテル などが挙げられる。
(5)  イオウ原子あるいは窒素原子を含有する分子
のポリオキシエチレン誘導体 具体例としては、アルキルチオポリオキシエチレンエー
テル、ポリオキシエチレン脂肪酸アミドおよびポリオキ
シエチレンアルキルアミンなどが挙げられる。
(6)  ポリマーあるいは、コポリマーのポリオキシ
エチレン誘導体 具体例としては、アルキルアリールホルムアルデヒド縮
合ポリオキシエチレンエーテル、共重合物のポリオキシ
エチレンエーテルエステルおよびα−オレフィン無水マ
レイン酸共重合体のポリオキシエチレンエーテル誘導体
などが挙げられる。
(7)  ポリエステル、ポリウレタンなどの合成ポリ
マーとポリオキシエチレンフロックポリマー (8)  アニオン性を帯びた化合物 具体例としては、ポリオキシエチレンアルキル(アリル
)エーテルのカルボン#塩、ポリオキシエチレン脂肪酸
エステルの硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキル(アリ
ル)エーテルの硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキル(
アリル)エーテルのリン酸塩、ポリオキシエチレンアル
キル(アリル)アミドリン酸塩およびポリオキシエチレ
ン脂肪酸エステルのカルボン酸塩などのポリオキシエチ
レン含有のアニオン活性剤等が挙げられる。
(9)カチオン性を帯びた化合物 具体例としては、アルキル(アリル)ポリオキシエチレ
ンエーテルアンモニウム塩、ポリオキシエチレンヒドロ
キシアンモニウム塩、などのポリオキシエチレン含有の
カチオン活性剤および両性界面活性剤などが挙げられる
前記(1)〜(9)のポリオキシエチレン誘導体の中で
も、好ましいのは前記(1)のポリエチレングリコール
のモノあるいはジエステル誘導体および前記(2)のポ
リオキシエチレンエーテルのモノアルキルおよびアリー
ルアルキルエーテルのエーテル誘導体である。これらの
中ても、ポリオキシエチレンモノベへニルエーテルおよ
びポリオキシエチレンジステアリルエステルか特に好ま
しい。
本発明の剥離層を構成する熱溶融性物質としては、通常
は、その融点(柳本MPJ−2型による測定値)か40
〜150°Cの固体または半固体状物質である。
その具体例としては、例えばカルナバロウ、木ロウ、オ
ウリキュリーロウ、ニスパルロウ等の植物ロウ、蜜ロウ
、昆虫ロウ、セラックロウ、鯨ロウ等の動物ロウ、パラ
フィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリ
エチレンワックス、エステルワックス、酸ワツクス等の
石油ロウ、モンタンロウ、オシケライト、セレシン等の
鉱物ロウ等のワックス類:バルミチン酸、ステアリン酸
、マルガリン酸、ベヘン酸等の高級脂肪酸:パルミチル
アルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコー
ル、マルガニルアルコール、ミリシルアルコール、エイ
コサノール等の高級アルコール;バルミチン酩セチル、
バルミチン酸ミリシル、ステアリン酸セチル、ステアリ
ン酸ミリシル等の高級脂肪酸エステル:アセトアミド、
プロピオン酸アミド、バルミチン酸アミド、ステアリン
酸アミド、アミドワックス等のアミド類;ステアリルア
ミン、ベヘニルアミン、パルミチルアミン等の高級アミ
ン類か挙げられ、これらは単独で用いてもよいし併用し
てもよい。
これら各種の熱溶融性物質の中ても、融点か40〜15
0°Cのワックス類が好ましい。
本発明の感熱転写記録媒体の剥離層には、熱可塑性樹脂
を添加することかできる。
前記熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポリ塩化ビ
ニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体や塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体、あるいはエチレン−アクリル酸共重
合樹脂などのα−オレフィン共重合物、ポリアミド系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリオ
レフィン系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、
セルロース系樹脂、ロジン系樹脂、石油系樹脂、アイオ
ノマー樹脂、天然ゴム、スチレンブタジェンゴム、イソ
プレンゴムおよびクロロブレンゴムなどのエラストマー
類、エステルガム、ロジンマレイン酸樹脂、ロジンフェ
ノール樹脂および水添ロジン等のロジン誘導体ならびに
フェノール樹脂、テルペン樹脂、シクロペンタジェン樹
脂および芳香族系炭化水素樹脂等の軟化点50〜150
°Cの高分子化合物などを挙げることかてきる。
より好ましい熱可塑性樹脂としてポリウレタン系樹脂お
よびポリエステル系樹脂がある。例えば、エチレン共重
合体としては、エチレン−酢酸ビニル、エチレン−アク
リル酸エチル、エチレン−メタクリル酸メチル、エチレ
ン−アクリル酸イソブチル、エチレン−アクリル酸、エ
チレン−ビニルアルコール、エチレン−塩化ビニルおよ
びエチレン−アクリル酸金属塩等の共重合体を挙げるこ
とかできる。
剥離層中ての前記ポリオキシエチレン誘導体の含有率は
、この層を構成する成分に対して、1〜50重量%未満
の範囲内にあるのか良く、特に2〜40重に%の範囲内
にあるのが好ましい。ポリオキシエチレン誘導体である
が故に、剥離層中に大量の熱溶融性物質と共に含有せし
めることができるようになったのである。
このポリオキシエチレン誘導体の添加によって、感熱転
写記録媒体の印字可能温度が好適に変化し、この印字可
能温度の変化によって、熱軟化性層の特性を支配する熱
可塑性樹脂がラフペーパー表面にボイド、地汚れ、尾引
きなどを発生させることなく、優れた印字シャープネス
を以て印字することができるようになるのてあろうと推
察される。
剥離層における熱溶融性物質と熱可塑性樹脂との配合比
率は、この層の特性が熱溶融性物質の有する属性に支配
されるように、用いる熱軟化性樹脂および熱溶融性物質
の種類および特性などを考慮して適宜に設定するのであ
るか、通常、この剥離層を形成する成分全量に対して熱
溶融性物質を50重量%以に(好適には50〜97重量
%の範囲内て)含むようにすることが好ましい。
なお、剥離層の膜厚は、通常は、0.5〜4JL11の
範囲内(好ましくは1.0〜2.5 Jlllの範囲内
)にある。
支持体上に剥離層を塗工するに当っては、ホットメルト
塗布法を採用することか好ましい。
ホットメルト塗布法は、熱溶融性物質ならびに所望によ
り加えられる色材および熱可塑性樹脂などを混合し、こ
の混合物を加熱し熱溶融性物質などを溶融状態にして支
持体上に塗布する方法である。ホットメルト塗布法を採
用する場合、加熱温度は、少なくとの熱溶融性物質か溶
融状態になればよく、通常は150’C以下である。こ
の場合、溶融成分の塗布は、ワイヤーバーを用いた塗布
法、グラビアロールな用いた塗布法など公知の方法を採
用して行なうことができる。
なお、剥離層は、上記のホットメルト塗布法以外にも、
この層を形成する成分の水系エマルションを調製し、こ
れを塗布する所謂水系塗工方法およびこの層を形成する
成分の有機溶媒に溶解もしくは分散させてこれを塗布す
る方法を採用して調製することも可能である。
また、この剥離層に色材を含有せしめるのか好ましい。
剥離層中に色材を含有させても、ポリオキシエチレン誘
導体の存在により、前記色材の分散性が劣化することか
ない。これもまた良好な印字品質を与える一因となる。
1」(ゴし」二」 上記の剥離層上には、熱軟化性層が設けられている。
熱軟化性層は、熱可塑性樹脂および熱溶融性物質を主成
分とする層である。
ただし、熱軟化性層は、上述の剥離層とは異なり、熱可
塑性樹脂の有する属性が支配的になる層である。
熱軟化性層を構成する熱可塑性樹脂および熱溶融性物質
としては、上述の剥離層の調製の際に用いたものを使用
することかてきる。
そして、本発明においては熱軟化性層は、予めこの層を
形成する成分の水系エマルションを調製し、この水系エ
マルシ」ンを上記の剥離層−]二に塗布して形成するこ
とか好ましい。
したかって、たとえば、熱溶融性物質とじては、前掲の
熱溶融性物質と公知の乳化剤(例えば、アニオン系ある
いはノニオン系界面活性剤)などと水とを混合して調製
した水系エマルションを用いる。また、水系エマルジョ
ンの調製法に関しても、転相法、高圧乳化法、超音波分
散法等の既存の方法を利用することがてきる。
同様に、熱可塑性樹脂も、前掲の熱可塑性樹脂に公知の
乳化剤を加え、これに水を加えて水系エマルジョンとし
て用いる。また、熱可塑性樹脂として、水溶性樹脂(た
とえば、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン、ポ
リアクリル、PvA、ゼラチン、アラビヤゴムなど)を
用いることができる。
なお、熱可塑性樹脂の水系エマルションを調製する際に
用いる熱可塑性樹脂としては、上述のように前掲の88
層を調製する際に用いるものを使用することができるが
、さらに、本発明においては、エチレン共重合体および
/またはアクリル系樹脂を使用することが好ましい。
このアクリル系樹脂としては、アクリル酸、メタクリル
酸等の−a!基性力性カルボン酸いはそのエステルと、
少なくとも一種の反応性子ツマ−との乳化重合によって
得られる樹脂を挙げることかできる。カルボン酸干ツマ
−としては、アクリル酸あるいはメタクリル酸のメチル
、エチル、イソプロピル、メチル、イソフチル、アミル
、ヘキシル、オクチル、2−エチルヘキシル、デシル、
ドデシル、ヒドロキシエチルおよびヒドロキシエチルエ
ステル等か挙げられる。また反応性子ツマ−としては、
酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、無水マレイ
ン酸、無水フマル酸、スチレン、2−メチルスチレン、
クロルスチレン、アクリロニトリル、ビニルトルエン、
N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタク
リルアミド、N−ブトキンメチルアクリルアミド、N−
ブトキシメタクリルアミド、ビニルピリジンおよびN−
ビニルピロリドン等が挙げられ、これらの一種あるいは
二種以上より選ばれる。
また、熱可塑性樹脂として、ジエン系コポリマーも好ま
しく、ジエン系千ツマ−(たとえば、ブタジェン、イソ
プレン、イソブチレン、クロロプレン等)と、上記共重
合し得る千ツマ−(例えば、ブタジェン、スチレン、ブ
タジェン−スチレン−ビニルピリジン、ブタジェン−ア
クリロニトリル、クロロプレン−スチレン、クロロプレ
ン−アクリロニトリル等)との乳化重合体等を挙げるこ
とかできる。
熱軟化性層における熱溶融性物質と熱可塑性樹脂との配
合比率は、この層の特性が熱可塑性樹脂の有する属性に
支配されるように、用いる熱軟化性樹脂および熱溶融性
物質の種類および特性などを考慮して、適宜に設定する
ことができる。
使用時におけるこの熱軟化性層の主な作用が、色材を被
転写媒体上に定着させることにある以」―、この作用を
担保する意味で、この層を形成する成分全量(色材を除
く)に対して熱可塑性樹脂を50重量%以上含むように
することが好ましい。
もっとも、印字条件および樹脂の種類によって、その適
量か大きく相違し、数%程度の場合もある。
本発明の感熱転写記録媒体においては、通常この熱軟化
性層が色材の大部分を含んている。
本発明て用いる色材としては、無機顔料および有機顔料
などの顔料ならびに染料を使用することができる。
前記無機顔料としては、二酸化チタン、カーボンブラッ
ク、酸化亜鉛、プルシアンツルー、硫化カドミウム、酸
化鉄ならびに鉛、亜鉛、バリウム及びカルシウムのクロ
ム酸塩などが挙げられる。前記有機顔料としては、アゾ
系、チオインジゴ系、アントラキノン系、アントアンス
ロン系、トリフエンジオキサジン系の顔料、ハツト染料
顔料、フタロシアニン顔料、例えば銅フタロシアニン及
びその誘導体並びにキナクリドン顔料などがある。
有機染料としては、酸性染料、直接染料、分散染料、油
溶性染料および含金属油溶性染料などが挙げられる。
色材は、通常の範囲内(例えば、この層における熱溶融
性物質と熱可塑性樹脂との合計に対して5〜35重量%
の範囲内)て使用することができる。
こうして得られた熱軟化性物質の水系エマルジョンおよ
び熱可塑性物質の水系エマルジョンは、混合され、本発
明の熱軟化性層の塗布液となり、」二記の剥離層上に公
知の方法を利用して塗布される。
なお、この熱軟化性層には、フッ素系界面活性剤を含有
させても良い。フッ素系界面活性剤の含有により、イン
ク層のブロッキング現象を防止することがてきる。
こうして塗設された熱軟化性層の100°Cにおける粘
度は、通常は、400〜8000cpsの範囲内にある
また、この熱軟化性層の膜厚は、通常、0.4〜8.0
pmの範囲内にあり、特に0.6〜6gmの範囲内にあ
ることが好ましい なお、熱軟化性層を水系塗工する際の水性エマルジョン
は、その粘度を調整するために、たとえば増粘剤、また
、コロイダルシリカの如き表面すべり性を向上させる物
質を含有していてもよい。
また、フッ素系界面活性剤の他に、アニオン性界面活性
剤、カチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤およ
び両性界面活性剤を含有していても良い。さらに、水性
エマルジョンには、その水相に、水溶性ポリマーを添加
しておいても良い。こうした成分の例としては、ポリビ
ニルピロリドン、ポリビニルアルコール、水溶性ポリウ
レタン、水溶任アクリル、水溶性ポリエステルおよび水
溶性ポリアミドなどに代表される水溶性ポリマーを挙げ
ることができる。
本発明の感熱転写記録媒体は、通常は、上述のように、
支持体の表面にたとえばホットメルト法により剥離層を
形成し、次いで水系塗工により熱軟化性層を形成するこ
とにより、製造することがてきる。このように熱軟化性
層を水系塗工により形成することにより、特にラフペー
パーに対する印字品位が向上する。これは、水系エマル
ジョンを構成する熱軟化性層形成成分粒子が、塗布後も
ミクロの粒子として(形状は、変化するとじても)独立
に存在することに起因するためであろう。
なお、この熱軟化性層は、上述の水系エマルジョンを用
いた塗布法の外に、この層を形成する成分を通常の有機
溶媒に分散、もしくは溶解させて塗布液を調製し、これ
を塗布する方法などを利用して塗設することもてきる。
なお、本発明の感熱転写記録媒体は、上記製造方法によ
って限定的に解されるものでないことは言うまでもない
このようにして得られる感熱転写記録媒体は、その平面
形状につき特に限定が無く、一般にタイプライタ−リボ
ン状あるいはラインプリンター等に用いられる広幅のテ
ープ状などの形態で使用される。また、カラー記録のた
めに何種類かの色調の色材を配合してなる剥離層または
熱軟化性層をストライプ状あるいはブロック状に塗り分
けた感熱転写記録媒体とすることもできる。
この感熱転写記録媒体は、通常の感熱転写記録媒体と同
様に使用することかてきる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を挙げるか、本発明−かこれによ
り限定されることはない。なお、以下に用いる「部」と
は「重量部」を示す。
(実施例1)   ゛ 3.51Lmのポリエチレンテレフタレートフィルム上
に下記の塗布組成物を膜厚2’、OJLmになるように
ホットメルト塗布し、本発明の剥離層を形成した。
パラフィンワックス(融点70°C)・・・65部エチ
レン−酢酸ビニル共重合体・・・・ 5部ポリオキシエ
チレン(n=5) モノベヘニルエーテル・・・・・・・40部次に、下記
に示す塗布組成物をワイヤーバーな用いて膜厚2.Op
、mになるように剥離層の上に水系塗布して熱軟化性層
を形成し、本発明の感熱転写記録媒体試料を得た。
エチレン−酢酸ビニル共重合体水系 エマルション・・・・・・・・・・・35部パラフィン
ワックス (融点70°Cのパラフィンワックスを水に乳化したエ
マルジョン。
融点ニア0°C)・・・・・・・・・・・30@1アク
リル水系エマルジヨン・・・・・・10部カーボンブラ
ック・・・・・・・・・・25部(なお、上記エマルジ
ョンにおける「〜部」との表現は、エマルション中の有
効成分の換算重量部である。以下本発明において同し。
) 感熱転写記録媒体試料をサーマルプリンター(24ドツ
トシリアルヘツト、プラテン圧 320g/ヘッド印加
エネルギー 35mJハツト)を用いて、第1表に示し
た印字速度てラフペーパー(スピカボンド紙、ベック平
滑度10秒)に記録(印字)し、各印字速度における印
字品質を評価したところ、いずれの印字速度においても
印字モレは見られず、カスレ、滲み、地汚れ、尾引きの
ない鮮明、な印字が得られた。
また、毎秒20字の印字速度では、印加工ネルーギーが
25mJ/ヘッドの場合でも鮮明な印字が得られ、感熱
転写層の感度は良好てあった。
さらに、毎秒40字の印字速度でラフペーパーに転写さ
れた感熱転写層について、粘着テープを用いて剥離試験
を行なったところ、感熱転写層のラフペーパーからの剥
離は見られず、ラフペーパーに対する感熱転写層の定着
性は良好であった。
(実施例2) 実施例1において剥離層のポリオキシエチレン(n=5
)モノベヘニルエーテル40%の代わりにポリオキシエ
チレン(n = 50)ジステアリルエステル9%と、
カーボンフラッフ16%をα−オレフィン−無水マレイ
ン酸共重合ワックス20%に分散したものとを含有する
塗布組成物を実施例1と同様に塗布して得た感熱転写記
録媒体試料を用いて、実施例1と同様に各印字速度にお
ける印字品質を評価した。本実施例においても実施例1
と同様に、いずれの印字速度においても印字モレは見ら
れず、カスレ、滲み、地汚れ、尾引きのない、実施例1
より高濃度で鮮明な印字が得られた。
また、感熱転写層の感度および定着性につき。
実施例1と同様、・1にして評価したところ、感度およ
び定着性はいずれも良好てあった。
(比較例1) 実施例1において剥離層のポリオキシエチレン(n=5
)モノベヘニルエーテルの代わりにパラフィンワックス
を用いた塗布組成物を実施例1と同様に塗布して得た感
熱転写記録媒体試料を用いて、実施例1と同様に各印字
速度における印字品質を評価したところ、印字速度か高
まるにつれて、印字モレが増加した。
(比較例2) 実施例2において剥離層のポリオキシエチレン(n=5
)モノベヘニルエーテルの代わりにポリエチレングリコ
ール(n = 50)を用いた塗布組成物を実施例2と
同様に塗布して得た感熱転写記録媒体試料を用いて、実
施例2と同様に各印字速度における印字品質を評価した
ところ、カーボンフラッフの著しい凝集が見られ、実施
例2に比べて濃度か低かった。また膜剥れ、尾引きを生
じて印字品質も劣っていた。
(比較例3) 実施例1において剥離層のポリオキシエチレン(n=5
)モノベヘニルエーテルの代わりにポリエチレングリコ
ール(n=132)を用いた塗布組成物を実施例1と同
様に塗布して得た感熱転写記録媒体試料を用いて、実施
例1と同様に各印字速度における印字品質を評価したと
ころ、インク層の膜剥れを生じ、良好な印字が得られな
かった。
また、字汚れ、尾引きを生じていた。なお、この感熱転
写記録媒体試料は、その製造時において、剥離層の上に
熱軟化性層を形成する際、剥離層と熱軟化性層との界面
に乱れを生じ、安定した水系塗工をすることかできなか
った。
(実施例3) 実施例1において、剥離層にはポリオキシエチレンモノ
ベヘニルエーテルに代えてポリオキシエチレン(M w
 = 6,000 )ジステアレートを用い、熱軟化性
層の代わりに下記の塗布組成物をトルエン300部で加
熱分散し、冷却後、ワイヤーバーを用いて膜厚1.8ル
mになるように剥離層の上に塗布して本発明の感熱転写
記録媒体試料を得た。
エチレン−酢酸ビニル共重合体・・・・35部エチレン
エチルアクリレート・・・・・8部パラフィンワックス
(融点70℃)・・・22部カルナバワックス ・・・
・・・・・・20部カーボンブラック・・・・・・・・
・・15部得られた感熱転写記録媒体試料を用いて実施
例1と同様に各印字速度における印字品質を評価した。
本実施例においては、毎秒50字の印字速度では僅かな
印字そしが見られたものの、他の印字速度てはカスレ、
滲み、地汚れのない鮮明な印字か得られた。
[発明の効果] 本発明によると、支持体上に少なくとも一層の剥離層と
少なくとも一層の熱軟化性層を形成し、これらのうち少
なくとも一層に色材を含有せしめると共に支持体と隣接
する剥離層にポリオキシエチレン誘導体を含有させであ
るのて、感熱転写層の被転写媒体への定着性か向上して
表面平滑性の高い被転写媒体は勿論のこと、表面平滑性
の低い被転写媒体にも、印字シャープネスに優れ、ボイ
ド、字汚れ、尾引きなどのない高品質の印字を行うこと
ができる。
さらに、本発明に係る感熱転写記録媒体によると、高速
で、かつ良好な印字を行うことがてきる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の感熱転写記録媒体の好適な例を示す
断面図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体上に、少なくとも一層の剥離層と該剥離層
    上に少なくとも一層の熱軟化性層とを有し、かつ該剥離
    層および熱軟化性層のうちの少なくとも一層に色材を含
    む感熱転写記録媒体において、該支持体に隣接する剥離
    層がポリオキシエチレン誘導体を含むことを特徴とする
    感熱転写記録媒体。
  2. (2)前記剥離層が熱溶融性物質およびポリオキシエチ
    レン誘導体を含有し、前記ポリオキシエイチレン誘導体
    の含有量が50重量%未満である前記特許請求の範囲第
    1項に記載の感熱転写記録媒体。
  3. (3)前記剥離層が色材を分散して含有する前記特許請
    求の範囲第1項に記載の感熱転写記録媒体。
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