JPS63295501A - 徐放性防黴、防虫シ−ト - Google Patents
徐放性防黴、防虫シ−トInfo
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- JPS63295501A JPS63295501A JP13233387A JP13233387A JPS63295501A JP S63295501 A JPS63295501 A JP S63295501A JP 13233387 A JP13233387 A JP 13233387A JP 13233387 A JP13233387 A JP 13233387A JP S63295501 A JPS63295501 A JP S63295501A
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Landscapes
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、例えば住宅における湿気や黴、或いはダニや
ゴキブリ、蟻等の害虫を防止するシート等に関する。
ゴキブリ、蟻等の害虫を防止するシート等に関する。
(従来の技術)
一般に、我国においては、湿気が多いために例えば押し
入れ内やタンスの裏側更には畳やカーペットの裏面側な
ど風通しの悪い場所に黴が発生しやすい。このような現
象は気密性の高い近年の住宅では特に生じ易くなってい
るが、その際、この種の黴を家ダニが食べることからそ
の大量発生をも招く可能性がある。
入れ内やタンスの裏側更には畳やカーペットの裏面側な
ど風通しの悪い場所に黴が発生しやすい。このような現
象は気密性の高い近年の住宅では特に生じ易くなってい
るが、その際、この種の黴を家ダニが食べることからそ
の大量発生をも招く可能性がある。
そこで、上記の湿気や黴の発生を防止したり或いはダニ
やゴキブリ、蟻などの害虫駆除等を目的として、従来か
ら各種の防黴剤、防虫剤(殺虫剤、害虫忌避剤を含む)
が実用され或いは開発されているが、近年においては更
にこの種の薬剤を例えば合成樹脂製担持体に含有させた
上で基材に塗布することによりシート状又はテープ状に
したもの(以下、適宜、防虫シート等という)が多く使
用されている。
やゴキブリ、蟻などの害虫駆除等を目的として、従来か
ら各種の防黴剤、防虫剤(殺虫剤、害虫忌避剤を含む)
が実用され或いは開発されているが、近年においては更
にこの種の薬剤を例えば合成樹脂製担持体に含有させた
上で基材に塗布することによりシート状又はテープ状に
したもの(以下、適宜、防虫シート等という)が多く使
用されている。
このような防虫シート等は、例えば実公昭61−202
7号公報や実開昭60−67302号公報に示されてい
るが、いずれの場合も、上記薬剤として揮散性(昇華性
又は気化性)を有するものを用い、それを上記基材に塗
布した担持体層の表面部分から単純に揮散させる構成が
通例であった。
7号公報や実開昭60−67302号公報に示されてい
るが、いずれの場合も、上記薬剤として揮散性(昇華性
又は気化性)を有するものを用い、それを上記基材に塗
布した担持体層の表面部分から単純に揮散させる構成が
通例であった。
(発明が解決しようとする問題点)
然るに、従来における上記のような防虫シート等にあっ
ては、上記担持体層の表面部分から薬剤が揮散してその
部分における薬剤濃度が低下した場合に、順次担持体層
の内部からその表面部分に移動すべき薬剤が該担持体層
中に封じ込まれて移動しにくかったために、担持体層の
表面部分における薬剤が揮散した後において、該担持体
層内に未だ薬剤が残留しているにも拘らず、効能が低下
するという問題が生じていた。
ては、上記担持体層の表面部分から薬剤が揮散してその
部分における薬剤濃度が低下した場合に、順次担持体層
の内部からその表面部分に移動すべき薬剤が該担持体層
中に封じ込まれて移動しにくかったために、担持体層の
表面部分における薬剤が揮散した後において、該担持体
層内に未だ薬剤が残留しているにも拘らず、効能が低下
するという問題が生じていた。
このような問題に対処するには、薬剤を上記のような合
成樹脂に担持させないで、紙や不織布等に直接塗布或い
は含浸させればよいが、このようにした場合、逆に薬剤
の揮散が必要以上に速くなって比較的短期間に揮散し尽
くしてしまうために、価格の割りには効果の持続性に乏
しいものしか得られないという問題が生じる。
成樹脂に担持させないで、紙や不織布等に直接塗布或い
は含浸させればよいが、このようにした場合、逆に薬剤
の揮散が必要以上に速くなって比較的短期間に揮散し尽
くしてしまうために、価格の割りには効果の持続性に乏
しいものしか得られないという問題が生じる。
本発明は、従来における上記のような問題に対処するも
ので、効能が比較的長期間持続し得るように薬剤の揮散
が徐々に行われるようにした経済的な防黴、防虫シート
を提供することを目的とする。
ので、効能が比較的長期間持続し得るように薬剤の揮散
が徐々に行われるようにした経済的な防黴、防虫シート
を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
上記目的達成のため、本発明は、基材と、この基材の表
面に塗布されて防黴剤又は防虫剤のうちの少なくとも一
種の薬剤を含有する担持体層とを有するシートにおいて
、上記担持体層に上記薬剤の揮散状態を制御する徐方剤
を混入したことを特徴とする。
面に塗布されて防黴剤又は防虫剤のうちの少なくとも一
種の薬剤を含有する担持体層とを有するシートにおいて
、上記担持体層に上記薬剤の揮散状態を制御する徐方剤
を混入したことを特徴とする。
ここで、上記薬剤の揮散状態の制御とは、具体的には、
例えば上記担持体による薬剤に対する化学的拘束状態を
緩和してその担持体層の表面部分から薬剤が徐々に揮散
し得るようにすることを意味する。
例えば上記担持体による薬剤に対する化学的拘束状態を
緩和してその担持体層の表面部分から薬剤が徐々に揮散
し得るようにすることを意味する。
また、上記徐放剤としては水酸化ナトリウムや炭酸カル
シウム等の微粉末を用いるが、この種の物質は、上記担
持体層にあって咳層内の薬剤を寄せまいとする性質、換
言すれば薬剤を適当に放出させる性質がある。更に、上
記担持体には例えば酢酸ビニルや塩化ビニルなどの合成
樹脂(基材への塗布工程時にはエマルジョンにしたもの
)を用いるが、これらの合成樹脂は一例であって、これ
らに限るものでないことは勿論である。
シウム等の微粉末を用いるが、この種の物質は、上記担
持体層にあって咳層内の薬剤を寄せまいとする性質、換
言すれば薬剤を適当に放出させる性質がある。更に、上
記担持体には例えば酢酸ビニルや塩化ビニルなどの合成
樹脂(基材への塗布工程時にはエマルジョンにしたもの
)を用いるが、これらの合成樹脂は一例であって、これ
らに限るものでないことは勿論である。
尚、上記シートという名称は便宜上のものであって、こ
の明細書においてはテープや包装材を含んだ概念として
用いている。
の明細書においてはテープや包装材を含んだ概念として
用いている。
(作 用)
上記の構成によれば、担持体層内にある薬剤が徐放剤に
よって常時適当に分散されるので、該層の表面部分にお
ける薬剤濃度が低下した場合にはその濃度低下を補うべ
く担持体層の内部から表面部分に向けて薬剤が移動する
ことになる。そして、このような表面部分の薬剤濃度低
下と内部からの薬剤移動とが繰り返されることにより、
結果的には担持体層の表面から薬剤が徐々に揮散するこ
とになる。
よって常時適当に分散されるので、該層の表面部分にお
ける薬剤濃度が低下した場合にはその濃度低下を補うべ
く担持体層の内部から表面部分に向けて薬剤が移動する
ことになる。そして、このような表面部分の薬剤濃度低
下と内部からの薬剤移動とが繰り返されることにより、
結果的には担持体層の表面から薬剤が徐々に揮散するこ
とになる。
(実 施 例)
以下、本発明の実施例について説明する。
尚、以下に述べる例は本発明を防虫シートに適用した場
合に関するものである。
合に関するものである。
第1図に示すように、この実施例に係る防虫シート1は
、基材2と、この基材2の表面に設けられた合成樹脂層
3とでなる2層構造とされている。
、基材2と、この基材2の表面に設けられた合成樹脂層
3とでなる2層構造とされている。
このうち基材2は、本実施例では紙によって構成されて
いるが、単なる紙に代えて不織布或いはラミネート紙(
紙にポリエチレンフィルムなどの樹脂フィルムをラミネ
ートしたもの)等を使用してもよい。後者の場合は防湿
性が得られる。
いるが、単なる紙に代えて不織布或いはラミネート紙(
紙にポリエチレンフィルムなどの樹脂フィルムをラミネ
ートしたもの)等を使用してもよい。後者の場合は防湿
性が得られる。
一方、上記合成樹脂層3は、防虫剤としてジエチルトル
アミド又はスミチオンを含有してなる合成樹脂エマルジ
ョン(例えば酢酸ビニルや塩化ビニル等のエマルジョン
)を上記基材2に塗布することにより形成したものであ
る。
アミド又はスミチオンを含有してなる合成樹脂エマルジ
ョン(例えば酢酸ビニルや塩化ビニル等のエマルジョン
)を上記基材2に塗布することにより形成したものであ
る。
そして、本発明の特徴として、上記合成樹脂層3には上
記防虫剤の揮散状態を制御する徐放剤が含有されている
。この徐放剤は水酸化ナトリウム、炭酸カルシウム等を
微粉体にして予め上記エマルジョンに混入しておいたも
のであって、合成樹脂層3の中で、それ自体化学変化を
起こし難くい上に、上記防虫剤を寄せつけまいとする性
質、言い換えれば防虫剤を放出させる性質を有している
。
記防虫剤の揮散状態を制御する徐放剤が含有されている
。この徐放剤は水酸化ナトリウム、炭酸カルシウム等を
微粉体にして予め上記エマルジョンに混入しておいたも
のであって、合成樹脂層3の中で、それ自体化学変化を
起こし難くい上に、上記防虫剤を寄せつけまいとする性
質、言い換えれば防虫剤を放出させる性質を有している
。
また、この場合において、上記合成樹脂層3を構成して
いる各成分の割合は次の通りである。
いる各成分の割合は次の通りである。
ジエチルトルアミド又はスミチオン又は併用(防虫剤)
; 3〜30重量部、 合成樹脂エマルジョン:30〜70重量部、微分体(徐
放剤):20〜80重量部。
; 3〜30重量部、 合成樹脂エマルジョン:30〜70重量部、微分体(徐
放剤):20〜80重量部。
上記の構成によれば、合成樹脂層3中に含有されている
薬剤(例えばジエチルトルアミド)が次のようにして徐
々に揮散することになる。
薬剤(例えばジエチルトルアミド)が次のようにして徐
々に揮散することになる。
即ち、合成樹脂層3の表面部分に含まれている薬剤が揮
敗してその部分における薬剤の濃度が低下すると、該樹
脂層3の内部に残留している薬剤が上記表面部分へ移動
しようとする。その場合、この合成樹脂層3の成分たる
合成樹脂は、その内部に薬剤を封じ込んでおこうする性
質があるため、これのみでは上記表面部分への薬剤の移
動が妨げられる可能性がある。しかし、上記の構成によ
れば、薬剤を寄せまいとする性質をもった徐放剤が合成
樹脂N3中に混入されているので、薬剤を封じ込んでお
こうとする合成樹脂の作用が該徐放剤の作用によって緩
和ないし調節される。その結果、上記のように合成樹脂
層3の表面部分における薬剤濃度が低下した場合には、
該樹脂層3の内部から薬剤が表面部分に順次移動してそ
の最表面から徐々に揮散し、最終的には該樹脂層3に含
有されている薬剤の殆どが揮散してしまうまで、このよ
うな過程が繰り返されることになる。これにより、薬剤
が比較的長期間に亘って徐々に揮敗し得る経済的な防虫
シートが実現されることになる。
敗してその部分における薬剤の濃度が低下すると、該樹
脂層3の内部に残留している薬剤が上記表面部分へ移動
しようとする。その場合、この合成樹脂層3の成分たる
合成樹脂は、その内部に薬剤を封じ込んでおこうする性
質があるため、これのみでは上記表面部分への薬剤の移
動が妨げられる可能性がある。しかし、上記の構成によ
れば、薬剤を寄せまいとする性質をもった徐放剤が合成
樹脂N3中に混入されているので、薬剤を封じ込んでお
こうとする合成樹脂の作用が該徐放剤の作用によって緩
和ないし調節される。その結果、上記のように合成樹脂
層3の表面部分における薬剤濃度が低下した場合には、
該樹脂層3の内部から薬剤が表面部分に順次移動してそ
の最表面から徐々に揮散し、最終的には該樹脂層3に含
有されている薬剤の殆どが揮散してしまうまで、このよ
うな過程が繰り返されることになる。これにより、薬剤
が比較的長期間に亘って徐々に揮敗し得る経済的な防虫
シートが実現されることになる。
尚、上記実施例における防虫シート1は基材2と合成樹
脂層3とでなる2層構造とされているが、第2図に示す
防虫シート1゛ ように、基材2°に塗布された合成樹
脂層3°の表面を通気性のあるシート(例えば紙や不織
布)4°で更に被覆する構成としてもよい。
脂層3とでなる2層構造とされているが、第2図に示す
防虫シート1゛ ように、基材2°に塗布された合成樹
脂層3°の表面を通気性のあるシート(例えば紙や不織
布)4°で更に被覆する構成としてもよい。
また、上記した防虫剤は薬剤の一例であるから、例九ば
薬剤として防黴剤を用いれば防黴シートとなるのは勿論
である。
薬剤として防黴剤を用いれば防黴シートとなるのは勿論
である。
(発明の効果)
以上のように本発明によれば、防虫剤や防黴剤等の薬剤
を徐々に揮散させることができるため、比較的長期間に
亘り連敗効果が持続される経済的な徐放性防黴、防虫シ
ートが実現されることになる。
を徐々に揮散させることができるため、比較的長期間に
亘り連敗効果が持続される経済的な徐放性防黴、防虫シ
ートが実現されることになる。
第1図は本発明の第1実施例に係る防虫シートを示す拡
大縦断面図、第2図は第2実施例に係る防虫シートを示
す拡大縦断面図である。 1.1° ・・・徐放性防黴、防虫シート(防虫シー)
) 、2.2’ ・・・基材、3.3′ ・・・担持
体層(合成樹脂層)。
大縦断面図、第2図は第2実施例に係る防虫シートを示
す拡大縦断面図である。 1.1° ・・・徐放性防黴、防虫シート(防虫シー)
) 、2.2’ ・・・基材、3.3′ ・・・担持
体層(合成樹脂層)。
Claims (1)
- (1)基材と、この基材の表面に塗布されて防黴剤又は
防虫剤のうちの少なくとも一種の薬剤を含有する担持体
層とを有するシートであって、上記担持体層には上記薬
剤の揮散状態を制御する徐放剤が混入されていることを
特徴とする徐放性防黴、防虫シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13233387A JPS63295501A (ja) | 1987-05-27 | 1987-05-27 | 徐放性防黴、防虫シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13233387A JPS63295501A (ja) | 1987-05-27 | 1987-05-27 | 徐放性防黴、防虫シ−ト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63295501A true JPS63295501A (ja) | 1988-12-01 |
Family
ID=15078871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13233387A Pending JPS63295501A (ja) | 1987-05-27 | 1987-05-27 | 徐放性防黴、防虫シ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63295501A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018104831A (ja) * | 2016-12-22 | 2018-07-05 | アース製薬株式会社 | 防虫布帛製品 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62201156A (ja) * | 1986-02-28 | 1987-09-04 | 寺岡 龍治 | 徐放性物質内包基材 |
-
1987
- 1987-05-27 JP JP13233387A patent/JPS63295501A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62201156A (ja) * | 1986-02-28 | 1987-09-04 | 寺岡 龍治 | 徐放性物質内包基材 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018104831A (ja) * | 2016-12-22 | 2018-07-05 | アース製薬株式会社 | 防虫布帛製品 |
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