JPS632950A - 4,4′−ビス(p−カルボキシフエノキシ)−ジフエニルスルフイドまたはジフエニルエ−テルの製造方法 - Google Patents

4,4′−ビス(p−カルボキシフエノキシ)−ジフエニルスルフイドまたはジフエニルエ−テルの製造方法

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JPS632950A
JPS632950A JP61142850A JP14285086A JPS632950A JP S632950 A JPS632950 A JP S632950A JP 61142850 A JP61142850 A JP 61142850A JP 14285086 A JP14285086 A JP 14285086A JP S632950 A JPS632950 A JP S632950A
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鳥桑 正昭
Hiroshi Hirai
平井 寛
Susumu Igata
井形 将
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は下式 %式%) で示される4、4′−ビス(p−カルボキシフェノキシ
)−ジフェニルスルフィドまたは4,4′−ビス(p−
カルボキシフェノキシ)−ジフェニルエーテルの製造方
法に関する。
これらの化合物は耐熱性高分子材料の原料などとして有
用な化合物であり、その経済的な工業的製造方法の出現
が望まれていた。
蕪迷1引lL 従来より、ジフェニルエーテル化合物とアルカリ金属フ
ェノラートと反応させて、ジフェニルエーテル基を有す
るフェノキシ化合物を得る方法は知られている。
しかしながら、本発明の上記式で示されるように、末端
にカルボキシル基を有する化合物を製造する場合は、反
応が極めて遅く、工業的には困難とされていた。
そのためか、特に本発明に係る化合物の製造法に関′し
ては具体的な記載は全く見当らず、わずかにUSP3.
763.210号明細占にスルフィド化合物の製造法が
示唆されているのみである。
該公報には、下式(1)で示される、 〔Zは、−Fまたは−NO□基であり、Qのオルソまた
はパラ位。Qは、−COOR′、 (R′は、C1〜1
2のアルキル基)  −CN基〕 カルボキシ基またはシアン基を有するニトロベンゼン類
またはフルオロベンゼン類と、式(2)で示される、 Afl−A−R−A−ARK        (2)〔
Rは、2価の芳香族基。Aは、−〇−1または−S−で
あり、klKは、アルカリ金属コアルカリ金属塩芳香族
化合物とを、DMSOなとの非プロトン性極性溶媒中で
反応させて、式(3)で示される [Qj2A及びRは、式(1)2式(2)と同じ〕化合
物を得る方法が提案されている。
該公報において、式(2)化合物に例えば4,4′−チ
オジフエノールのアルカリ金属塩を選択し、これと例え
ばp−二トロ安息香酸エステルまたはp−フルオロ安息
香酸エステルとを縮合反応させれば、4,4I−ビス(
p−カルボキシフェノキシ)ジフェニルスルフィドが合
成可能であろうとの推定はできる。
口が 決しようとする問題点 該公報に記載された方法に準じて、本発明者らは4,4
′−チオジフェノールのアルカリ金属塩とp−ニトロ安
息香酸エステルの縮合反応を試みたが、極めて低収率で
あり、該方法は本発明の目的物を得るために工業的規模
で製造するのには適さないことがわかった。また、p−
フルオロ安息香酸エステルとの反応は、その価格が高い
ところから、やはり経済的に製造するのには適した方法
ではないことがわかった。
問題を解決するための手段 本発明者らは、4,4′−ビス(p−カルボキシフェノ
キシ)−ジフェニルスルフィドまたは4゜4′−ビス(
p−カルボキシフェノキシ)ジフェニルエーテルの工業
的製造方法を鋭意検討の結果、4.4′−チオジフェノ
ールまたは4,4′−オキシジフェノールのアルカリ金
属塩とp−クロル安息香酸のアルカリ金属塩とを特定触
媒の存在下、非プロトン極性溶媒中で加熱反応させると
比較的高収率で相応する縮合物が得られ、これを鉱酸で
中和後精製することにより高純度の目的物を高い収率で
得られることを見出し本発明に達した。
すなわち、本発明は式(I) (式中、Mはアルカリ金属であり、Xは酸素原子または
硫黄原子を示す。) で示される4、4′−チオジフェノールまたは4゜4′
−オキシジフェノールのアルカリ金属塩と、pクロル安
息香酸のアルカリ金属塩とを、8−キノリツール銅錯体
触媒の存在下に非プロ1−ン性極性溶媒中で加熱反応さ
せた後、得られた生成物を中和して得る式(n) (式中、Xは式(I)のXと同じ) で示される4、4′−ビス(p−カルボキシフェノキシ
)−ジフェニルスルフィドまたはジフェニルエーテルの
製造方法である。
本発明においては、原料ハロゲン化安息香酸として高価
なフルオロ安息香酸は用いる必要はなく、クロル安息香
酸でよい。
用いられる4、4′−チオジフェノールとp−クロル安
息香酸の使用割合は1:1.8〜1 : 3.0モル比
が良く、特に1m2.0モル比が適当である。
この両原料の造塩は、金属アルカリによって行ってもよ
いが、−般にはベンゼン、トルエンなどの共沸剤の存在
下に、アルカリ金属の水酸化物または炭酸塩を用いて加
熱して水を留出させることにより容易に実施できる。
その際、アルカリ金属の水酸化物または炭酸塩の使用量
は、原料チオジフェノールまたはオキシジフエノムル及
びp−クロル安息香酸の、水酸基及びカルボキシ基に対
して0.8〜1.2当量比、好ましくは1.0当量比が
良い。
本発明においては銅系触媒の存在下行われるが、使用す
る銅系触媒は、8−キノリツールの銅錯体として用いる
必要がある。これは予め調製してから反応系に加えても
良いが、ハロゲン化銅と8−キノリツールをそれぞれ反
応系に加えることにより錯体は生成するので、錯体を予
め調整することなく、これらをそれぞれ添加して使用し
ても良い。
ハロゲン化銅としては、塩化第1銅または臭化第1銅が
適当である。その添加量はp−クロル安息香酸に対して
o、o o i〜0.2モル比が良い。
また、8−キノリツールの添加量はハロゲン化銅に対し
0.5〜2.0モル比の範囲が適当である。
また非プロトン極性溶媒としては、通常知られている溶
媒、例えばスルホラン、1,3−ジメチル−2−イミダ
ゾリジノン(DMI)、N−メチルピロリドン、ジメチ
ルスルホキシド、ジメチルアセトアミドなどが使用でき
るが、特にスルホランが好適である。
縮合反応は120〜250℃の温度で行われるが、特に
150〜200℃が適当である。
反応時間は、反応温度、溶媒の種類、触媒量などによっ
て決定されるが、通常10〜50時間である。
反応終了後は、反応混合物から溶媒を回収した後、水に
排出し析出物のアルカリ金属塩を分離する。ついで相応
のアルカリ金属塩は鉱酸と加熱中和スることにより目的
物は単離テキル。
以下、実施例により本発明方法を説明する。
実施例1 撹拌装置、水分離器、冷却器、温度計を装着した21容
4ツロ丸底フラスコに、4,4′−チオジフェノール1
63.59 (0,75モル)、p−クロル安息香酸2
34゜8g(1,5モル)及びスルホラン1125++
+Jを装入し、75℃で加熱撹拌した。
次に、855%水酸化カリウム198g(3,0モル)
を、水105dに溶解した水溶液を70〜95℃で滴下
装入し、100℃で1時間加熱後、ベンゼン200mA
!を加え共沸脱水により水を留去して、これらのカリウ
ム塩を得た。
ついで塩化第1銅12g(0,12モル)及び8−キノ
リツール18g(0,14モル)を加え180℃に昇温
し、同温度で45時間反応させた。
反応終了後、減圧下に溶媒の大半を回収し、残分を水3
1に排出、濃塩酸240 mlを加え1時間撹拌した。
析出した粗結晶をp過、水洗後ケーキに水51、水酸化
ナトリウム2509を加え80℃で2時間撹拌し、熱時
濾過してナトリウム塩を分離した。
次に、ケーキを水511濃塩酸200m/と80℃で2
時間撹拌して中和した後、熱時濾過しさらに熱水で洗浄
した。
この様にして得た粗製品をDMIIlを加えて加熱溶解
し、活性炭8gを加えて100〜110℃で30分間撹
拌後熱時濾過した。
p液にメタノール11を加えて冷却し、結晶を析出させ
濾過し、メタノールで洗浄後50℃で減圧乾燥して、融
点311〜314℃の白色結晶155.89を得た。(
収率45.3%/チオジフェノール)アルカリ滴定純度
は99.0%であった。
このものの元素分析結果を表−1に、IR−スペクトル
のチャート(KBr錠剤法)を図−1に示す。
これらの分析結果より、得られた結晶は4,4′−ビス
(p−カルボキシフェノキシ)−ジフェニルスルフィド
であることが確認された。
計算値 68.11  3.96  6.99実測値 
68,08  3.91  6’、89実施例2 4.4′−チオジフェノール1099 (0,5モル)
+  p−クロル安息香酸156.611..0モル)
及びDM I 500ml、 )−ルエン2oomlを
24の反応器に装入し70〜80℃に加熱撹拌した。
次に85%水酸化カリウム132g(2,oモル)、水
100m1からなる溶液を70〜90’Cで滴下装入後
100℃で1時間撹拌した。ついで共沸脱水により水を
留去した後、塩化第1銅8g、8−キノリツール12g
を装入し180’Cに昇温、同温度で40時間反応させ
た。
以下、実施例1に準じて分離、精製を行い、実施例1と
同じ目的物91.7.9(収率40.0%)を得た。
実施例3 4.4′−オキシジフェノール50.6.!9(0,2
5モル)、p−クロル安息香酸78.3.!9 (0−
5モル)及びスルホラン300 mlを11反応器に装
入し、70℃に加熱撹拌した。次に85%水酸化カリウ
ム6a0.9 (1,0モル)、水50m1からなる溶
液をN2ガスシール下に70〜90’Cで滴下装入した
100°Cで1時間撹拌後、ベンゼン100mA’を加
え共沸脱水により水を留去し、塩化第1銅4.0 g、
8−キノリツール6.0gを加え、180℃に昇温し、
同温度で40時間反応させた。
反応後、実施例1に準じて処理したのち、水5eに排出
し濃塩酸100Inlを加え中和し、炉別して得たケー
キをDMIに溶解しメタノールで晶析する方法により精
製した。収量47.0g(収率42.5%)。
このものの元素分析結果は表−2のとおりであり、結晶
は4,4′−ビス(p−カルボキシフェノキシ)−ジフ
ェニルエーテルであることが確認された。
計算値 70,58  4.10 実測値 70,65  4..0]
【図面の簡単な説明】
図−1は、本発明の実施例1で得られた4、4′−ビス
(p−カルボキシフェノキシ)−ジフェニルスルフィド
の赤外吸収スペクトル図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Mはアルカリ金属であり、Xは酸素原子または
    硫黄原子を示す。) で示される4,4′−チオジフェノールまたは4,4′
    −オキシジフェノールのアルカリ金属塩と、p−クロル
    安息香酸のアルカリ金属塩とを、8−キノリノール銅錯
    体触媒の存在下に非プロトン性極性溶媒中で加熱反応さ
    せた後、得られた生成物を中和して得る式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼ (II) (式中、Xは式( I )のXと同じ。) で示される4,4′−ビス(p−カルボキシフェノキシ
    )−ジフェニルスルフィドまたは4,4′−ビス(p−
    カルボキシフェノキシ)−ジフェニルエーテルの製造法
    。 2 非プロトン性極性溶媒がスルホランである特許請求
    の範囲第1項記載の方法。
JP61142850A 1986-06-20 1986-06-20 4,4′−ビス(p−カルボキシフエノキシ)−ジフエニルスルフイドまたはジフエニルエ−テルの製造方法 Expired - Lifetime JPH07110835B2 (ja)

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