JPH0357092B2 - - Google Patents

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JPH0357092B2
JPH0357092B2 JP61120295A JP12029586A JPH0357092B2 JP H0357092 B2 JPH0357092 B2 JP H0357092B2 JP 61120295 A JP61120295 A JP 61120295A JP 12029586 A JP12029586 A JP 12029586A JP H0357092 B2 JPH0357092 B2 JP H0357092B2
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JP
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chlorophenol
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copper
ether
dichlorobenzene
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JP61120295A
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JPS62281837A (ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は農業、医薬及び高機能性高分子材料な
ど広範な分野に用いられている3,4′−ジアミノ
ジフエニルエーテルの中間体と成り得る3,4′−
ジクロロジフエニルエーテルの製造法に関するも
のである。 従来技術 従来、ジフエニルエーテル類の合成法としてフ
エノールとハロゲン化ベンゼンをアルカリ塩存在
下反応させるウイリアムソン(Williamson)反
応が知られている。この反応を極性溶媒中行なう
と反応温度を低下させることが出来るが容易に反
応が進行するのは活性化されたハロゲン化ベンゼ
ンの場合のみであり、活性の低いハロゲン化ベン
ゼンでは目的の化合物は殆んど得られない。 一方、フエノールのアルカリ塩とハロゲン化ベ
ンゼンとの反応で高温で銅もしくは銅塩存在下反
応させるウルマン(Ullmann)反応も知られて
いるが、活性の低いジクロロベンゼンとクロロフ
エノールのアルカリ塩とは、銅や銅塩存在下でも
反応しない。つまり、ハロゲン化ベンゼンはフエ
ノラートを溶解せしめる能力もないし銅塩を反応
活性型に変えることも出来ないと考えられる。そ
こで、クロロフエノールを過剰に加える溶媒とし
て用い反応させる例(特開昭49−62434号公報)
もあるが、ジフエニルエーテルの収率はかならず
しも高くない。さらに不活性なハロゲン化ベンゼ
ンの反応で金属イオン封鎖剤を入れ反応させる例
(特開昭56−29539号公報)もあるが高価な金属封
鎖剤を用いなければならない。 本発明者らは種々の研究の結果、p−クロロフ
エノールのナトリウム塩とm−ジクロロベンゼン
を銅触媒存在下有機極性媒体を存在せしめて反応
せしめると極めて高収率で3,4′−ジクロロフエ
ニルエーテルが得られることを見い出し本発明に
至つた。 発明の構成 本発明はp−クロロフエノールのナトリウム塩
とm−ジクロロベンゼンとを有機極性媒体及び銅
触媒の存在下反応させることを特徴とする3,
4′−ジクロロフエニルエーテルの製造法である。 本発明の方法に使用される有機極性媒体として
は種々のものが使用出来るが非プロトン性有機極
性媒体が好ましくその例としてはN,N−ジメチ
ルホルムアミド(DMF),N,N−ジメチルアデ
トアミド(DMA),N−メチル−2−ピロリド
ン(NMP),ヘキサメチルホスルアミド
(HMPA),ジメチルスルホキシド(DMSO)等
があげられる。これらの媒体は単独または2種類
以上を混合しても用いることが出来る。極性媒体
の使用量はp−クロロフエノールのナトリウム金
属塩に対して0.5〜20倍当量の範囲で十分良好な
結果が得られるが好ましくは1〜5倍当量の範囲
である。反応に用いられる銅触媒としては、金属
銅(Cu),CuO,Cu2O,CuCl,CuCl2・2H2O,
酢酸第二銅(Cu(OAc)2・H2O)等を好適な例と
してあげられるが、その他の銅化合物であつても
この反応に用いることが出来る。銅触媒の量はp
−クロロフエノールのナトリウム金属塩を基準に
して0.001〜1.0倍当量であり、好ましくは0.00ゴ
〜0.10倍当量である。 m−ジクロロベンゼンの量はp−クロロフエノ
ールのナトリウム金属塩を基準にして5〜50倍当
量であり、大過剰用いることにより生成した3,
4′−ジクロロフエニルエーテルに更にナトリウム
金属塩が反応する二次反応をおさえることが出来
る。反応で用いられるナトリウム金属塩はm−ジ
クロロベンゼン中でp−クロロフエノールとナト
リウム化合物を反応させ、水を系から除去するこ
とにより生成してもよいし、また、芳香族炭化水
素たとえばベンゼン、トルエンなどを溶媒にして
p−クロロフエノールとナトリウム化合物を反応
させ、水を溶媒を除去して生成してもよい。 反応温度は使用する媒体の種類などにより若干
異なるが100〜200℃の範囲、好ましくは130〜180
℃の範囲である。反応時間は反応温度、媒体の種
類などによつて左右されるが通常1〜30時間の範
囲であり好ましくは1〜20時間の範囲である。 また本発明の反応は不活性ガス中で行なうこと
が望ましく、酸素(O2)が存在するとタール化
合物が生成する。不活性ガスとしては窒素、アル
ゴン、ヘリウムなどが用いられる。 以上、本発明によつて高収率で3,4′−ジクロ
ロジフエニルエーテルを得ることが出来るが、こ
れは対応するジアミノジフエニルエーテルの製造
に導く出発物質として用いることが出来、このジ
アミノ化合物は高分子化合物の製造に対する原料
として極めて工業的に価値が高いものである。 以下実施例を揚げ本発明をされに詳細に説明す
る。 実施例 1 p−クロロフエノール20.4g(0.159mol),m−
ジクロロベンゼン232.7g(1.583mol)及び水酸化
ナトリウム水溶液(NaOH0.174mol含む)を加
熱還流し、系から水を除去する。続いて
DMF24.0g(0.328mol)と酢酸銅(Cu(OAc)2
H2O)0.3g(1.55mmol)加え155〜160℃で18時間
加熱攪拌する。反応液をろ過することにより無機
化合物を除く。次にろ液を蒸留することにより
3,4′−ジクロロジフエニルエーテル33.7g
(0.141mol)得られた。これはp−クロロフエノ
ールを基準にして理論値の88.8%に対応する。こ
のエーテルの沸点(B.p)は110〜112℃/0.45mm
Hgであつた。 実施例 2〜4 m−ジクロロベンゼンをp−クロロフエノール
に対し、5,20,40倍当量加える以外は実施例1
と同様な条件で行つた結果を表1に示した。 比較例 1 DMFを加えない以外は実施例1と同様の条件
で行つた。 比較例 2 Cu(OAc)2・H2Oを加えない以外は実施例1と
同様の条件で行つた。 また、上記比較例1,2の結果も併せて表1に
示した。
【表】 実施例 5〜10 Cu(OAc)2・H2Oの代わりに表2に記載した
種々の銅触媒を用いる以外は実施例1と同様の条
件で反応を行つた。その結果を表2に示した。
【表】 実施例 10〜13 DMFの代わりに表3に記載した種々の媒体を
同モル量用いた以外は実施例1と同様の条件で反
応を行つた。その結果を表3に示した。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 p−クロロフエノールのナトリウム金属塩と
    m−ジクロロベンゼンとを有機極性媒体及び銅触
    媒の存在下反応せしめることを特徴とする3,
    4′−ジクロロジフエニルエーテルの製造法。 2 該有機極性媒体が非プロトン性有機極性媒体
    である第1項記載の製造法。
JP61120295A 1986-05-27 1986-05-27 3,4′−ジクロロジフエニルエ−テルの製造法 Granted JPS62281837A (ja)

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JPS62281837A JPS62281837A (ja) 1987-12-07
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US4766253A (en) * 1987-05-04 1988-08-23 Ciba-Geigy Corporation Process for preparing chlorinated diphenyl ethers
CN103073408A (zh) * 2013-01-06 2013-05-01 扬州市天平化工厂有限公司 二氯二苯醚酮的制备方法
US11739038B2 (en) 2020-03-10 2023-08-29 Kureha Corporation Method for producing azole derivative, bromohydrin derivative and method for producing same, and method for producing 1-chloro-3-(4-chlorophenoxy)benzene

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