JPS6328966Y2 - - Google Patents

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JPS6328966Y2
JPS6328966Y2 JP5480783U JP5480783U JPS6328966Y2 JP S6328966 Y2 JPS6328966 Y2 JP S6328966Y2 JP 5480783 U JP5480783 U JP 5480783U JP 5480783 U JP5480783 U JP 5480783U JP S6328966 Y2 JPS6328966 Y2 JP S6328966Y2
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JP
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foot protection
blocks
cross
foot
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JP5480783U
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JPS59160621U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、施工性,防音性が勝れ、根固め箇所
で川魚が容易に昇ることができるし、根固めブロ
ツク相互は屈曲性に富み、地盤の変化に対しても
良く追従して安定した設置ができ、さらに侵食や
先掘或いは吸出し等を防止できる多段根固め構造
に関する。
〔従来の技術及びその問題点等〕
従来より、第8図に示すようなL型根固めは河
川の勾配を緩和して流れを緩やかにするために一
般的に施工されている。又、この根固めは現場打
ちコンクリートにて施工されていることが多い。
さらに、現在では、そのL型根固めが人家に近付
いていると、この水の落差が高いために、落下に
よる水音が大きな騒音となつて常に生じ、騒音公
害ともなつたり、或いはその落下による飛沫も大
きな苦情となつている欠点があつた。又、その落
差が高いと、川魚が昇ることができず、上流に魚
が棲まなくなり、ひいては川の自然を狂わす等の
欠点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで考案者は、前記の問題点を解決すべく鋭
意,研究を重た結果、本考案を、方形基盤の上面
にこれより小径の柱体を設け、この上部に十字形
上面板を一体形成した根固めブロツクが、河床地
盤に形成された複数の低い段部上に多数縦横に併
設され、該併設された方形基盤相互はフツクを介
してシヤツクルにて連結され、その多数の根固め
ブロツク相互間の柱体間には、平面的にみて縦横
に横中空溝が形成され、且つ多数の根固めブロツ
ク相互間の十字形上面板間には、縦中空溝が形成
され、前記段部箇所では、下段面の根固めブロツ
クに上段面の根固めブロツクが載置されてなる多
段根固め構造としたことにより、施工性,防音性
が勝れ、根固め箇所で川魚が容易に昇ることがで
き前記の問題点等を解決し、その目的を達成した
ものであり、さらに根固めブロツク相互は屈曲性
に富み、地盤の変化に対しても良く追従して安定
した設置ができ、さらに侵食や先掘或いは吸出し
等を防止できる多段根固め構造を提供する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図乃至第7図に基
づいて説明する。
Aは根固めブロツクであつて、方形基盤1の上
面に、これより小径の柱体2が設けられ、この上
部に十字形上面板3が設けられている。該十字形
上面板3の十字形の最大の縦横の長さは、前記方
形基盤1の一辺の長さよりも僅かに小さく、前記
柱体2の直径又は一辺の長さよりも大きく形成さ
れている。第4図点線,第5図,第6図,第7図
点線に示すように十字形上面板3に、該十字形上
面板3を平面的にみて十字形の縦方向又は横方向
を向く膨出部4が必要に応じて設けられている。
このような方形基盤1,柱体2,十字形上面板
3,膨出部4はコンクリートにて一体形成されて
いる。
勿論内部には引張強度に十分に耐え得るように
鉄筋が適宜埋設されている。
5は鉄筋の環状のフツクであつて、前記方形基
盤1の四周辺寄りの上面に設けられ、これは内部
に鉄筋として連続している。
一方、河床の地盤が複数の段部B,B,…とし
て形成され、該段部Bの一段の高さは、前記根固
めブロツクAの高さに略相当するように低く形成
されている。実施例では、この高さは約0.5m乃
至約1mである。その段部B,B,…箇所の夫々
の地盤上に前記根固めブロツクAが第1図乃至第
3図,第5図,第6図に示すように平面的にみて
多数縦横に併設され、且つ隣接する根固めブロツ
クA,Aの方形基盤1,1相互の対向するフツク
5,5がシヤツクル6にて連結されている(第4
図,第7図参照)。即ち、第4図に示すようにU
字状のシヤツクル本体6aにシヤツクルピン6b
が螺着され、フツク5,5が連結されている。こ
のようにして段部B箇所の河床上に敷設され、こ
の多数の根固めブロツクA,A,…相互間の柱体
2,2,…間には、平面的にみて縦横に横中空溝
H,H…が多数形成され、且つ多数の根固めブロ
ツクA,A,…相互間の十字形上面板3,3,…
間には、縦中空溝V,V,…が多数形成されてい
る。前記段部B箇所では、第1図,第2図,第5
図,第6図に示すように下段面の根固めブロツク
Aに上段面の根固めブロツクAが載置されて、根
固めブロツクA,Aの重ね部Wが構成されてい
る。
第1図,第2図,第5図,第6図に示す実施例
では、この下側になる根固めブロツクAの十字形
上面板3の上面には膨出部4が設けられずに載置
安定性を良好にするように構成されている。又、
この重ね部W以外の箇所の根固めブロツクAには
第5図,第6図に示すように膨出部4を設けた
り、或いは第1図,第2図に示すように設けない
ことも多い。このようにするのは、地盤の流勾配
や流量等の要因に基づく設計的基準による。図中
7は基礎、8は割栗石である。
なお、前記段部Bは、実施例では2箇所である
が、河川の状況に応じて3箇所又はこれ以上にす
ることもある。又、その段部B,B,…箇所の
夫々の地盤上に吸出し防止シートを敷設してこの
上に根固めブロツクAを載置することもある。
〔考案の効果〕
本考案においては、方形基盤1の上面にこれよ
り小径の柱体2を設け、この上部に十字形上面板
3を一体形成した根固めブロツクAが、河床地盤
に形成された複数の低い段部B,B,…上に多数
縦横に併設され、該併設された方形基盤1,1相
互はフツク5を介してシヤツクル6にて連結さ
れ、その多数の根固めブロツクA,A,…相互間
の柱体2,2,…間には、平面的にみて縦横に横
中空溝H,H,…が形成され、且つ多数の根固め
ブロツクA,A,…相互間の十字形上面板3,
3,…間には、縦中空溝V,V,…が形成され、
前記段部B箇所では、下段面の根固めブロツクA
に上段面の根固めブロツクAが載置されてなる多
段根固め構造としたことにより、第1に施工性が
極めて勝れ、施工費用を安価にできるし、第2に
防音効果が生じ、騒音公害を防止できるし、第3
にこの多段根固め箇所では川魚が容易に昇ること
ができるし、第4に根固めブロツクA,A相互は
屈曲性に富み、地盤の変化に対しても良く追従し
て安定した設置ができ、さらに河床地盤の侵食や
先掘或いは吸出し等を防止できる等の効果を奏す
る。
該効果を詳述すると、先ず、この根固めブロツ
クAを河床の段部B箇所の現場に持ち込んで、ク
レーン等で設置してこの根固めブロツクA,Aの
方形基盤1,1相互の対向するフツク5,5をシ
ヤツクル6にて連結するのみで多段根固めの施工
が完了し、大半を現場打ちコンクリートで施工す
る場合に比較して大幅に施工日数を短縮して施工
費用の軽減化を実現できる。
特に、多段にして施工することは、水タタキ部
の洗掘等が少ないため、施工の長さ(流方向)が
傾斜根固めに比較して短くでき、施工日数をより
短縮でき、極めて安価な施工が可能である。
又、従来のようなL型根固めが人家に近付いて
いると、この水の落差が高いために、落下による
水音が大きな騒音となつて常に生じ、騒音公害と
もなつたり、或いはその落下による飛沫も大きな
苦情となつている欠点があつたが、特に本考案に
おいては、段部Bを多段にしたので、一段の落差
が低くなり、水の落下による騒音を当然に小さく
することができ、騒音公害及び飛沫公害を略解消
できるし、さらに、その一段の落差を低くしたこ
とと、多数の根固めブロツクA,A,…相互間の
柱体2,2,…間には、平面的にみて縦横に横中
空溝H,H,…が形成され、且つ多数の根固めブ
ロツクA,A,…相互間の十字形上面板3,3,
…間には、縦中空溝V,V,…が形成され、前記
段部B箇所では、下段面の根固めブロツクAに上
段面の根固めブロツクAが載置されていることに
より、水が流れているときには、前記横中空溝
H,H,…と縦中空溝V,V,…とが所謂魚道と
なり、段部B箇所においても僅かに高さが変位し
つゝも連続した状態にでき、川魚が容易に川上に
昇ることができ、河川のどの箇所でも魚が棲むよ
うになり、河川の自然を回復することが可能であ
る。さらに、前記根固めブロツクA,Aの方形基
盤1,1相互の対向するフツク5,5をシヤツク
ル6にて連結したので、その根固めブロツクA,
A相互は水平面及び垂直面上おいて屈曲性(可撓
性)に富み、喩え地盤が変化してもこれによく追
従して安定性よく設置できる利点があるし、さら
に本考案の多段根固めを施工後は、石礫等が方形
基盤1を被覆するように堆積してより安定した設
置ができる。
又、根固めブロツクA,Aの方形基盤1,1相
互がフツク5を介してシヤツクル6にて連結さ
れ、相互間の間隔が僅か又は殆どない状態でこれ
が多数設置されていると、河床地盤の上にブロツ
クがマツト状に敷設されたこととなり、水タタキ
箇所の地盤でも侵食や先掘を確実に防止できる
し、吸出し等を防止できるものである。特に、落
下時における水がその多数の横中空溝H,H,…
及び縦中空溝V,V,…内に入り、この時に流勢
を著しく低減でき、前記の方形基盤1,1相互を
連結した効果とが相乗的に作用して水タタキ箇所
の根固めブロツクA下面の河床地盤の侵食や先掘
を極めて好適に防止できる。
なお、前記十字形上面板3の上面に膨出部4を
設ければ、その河川の流速の緩和をより良好にで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の縦断側面図、第2図は第1図
の平面図、第3図は第1図の−矢視断面図、
第4図は根固めブロツクの連結状態を示す斜視
図、第5図は本考案の別の実施例の縦断側面図、
第6図は第5図の平面図、第7図は根固めブロツ
ク相互を連結して拡大した平面図、第8図は従来
公知のL型根固めの断面図である。 A……根固めブロツク、1……方形基盤、2…
…柱体、3……十字形上面板、5……フツク、6
……シヤツクル、B……段部、H……横中空溝、
V……縦中空溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 方形基盤の上面にこれより小径の柱体を設け、
    この上部に十字形上面板を一体形成した根固めブ
    ロツクが、河床地盤に形成された複数の低い段部
    上に多数縦横に併設され、該併設された方形基盤
    相互はフツクを介してシヤツクルにて連結され、
    その多数の根固めブロツク相互間の柱体間には、
    平面的にみて縦横に横中空溝が形成され、且つ多
    数の根固めブロツク相互間の十字形上面板間に
    は、縦中空溝が形成され、前記段部箇所では、下
    段面の根固めブロツクに上段面の根固めブロツク
    が載置されてなることを特徴とした多段根固め構
    造。
JP5480783U 1983-04-14 1983-04-14 多段根固め構造 Granted JPS59160621U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5480783U JPS59160621U (ja) 1983-04-14 1983-04-14 多段根固め構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5480783U JPS59160621U (ja) 1983-04-14 1983-04-14 多段根固め構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59160621U JPS59160621U (ja) 1984-10-27
JPS6328966Y2 true JPS6328966Y2 (ja) 1988-08-04

Family

ID=30185150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5480783U Granted JPS59160621U (ja) 1983-04-14 1983-04-14 多段根固め構造

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JP (1) JPS59160621U (ja)

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Publication number Publication date
JPS59160621U (ja) 1984-10-27

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