JPS63286226A - 四角パイプ等に屈曲用の切込みを入れる切断金型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、発明の目的 〔産業上の利用分野〕 この発明は、四角パイプ・溝形鋼等の加工物にＶ形の切
込みを入れ、その切込部から折曲げ、その切込み面を突
き合せ溶接して多角形の枠体を製作する工程において、
上記の■形切込みを入れるための切断金型に関する。

〔従来の技術〕

上記の加工方法および切断金型に関しては、特開昭５４
−１２２８８８号串特開昭５ｌ−８７８８４号公報等に
開示されている。

〔発明が解決豐ようとする問題点〕

ところが公知の切断金型では、その切口に出るバリが除
けないため、別にバリ取りの工程を必要とする。また曲
げ・溶接工程を経た枠を組合せて枠体とした製品は、他
の器機の取付孔を多数あけるもので、製品の屈曲隅部に
浸漬洗沙液の抜孔加工も必要である。

本発明は、上記のバリ取り・液抜孔あけの加工を、■形
切込み加工と同時に行う切断金型を提供することを目的
とする。

口、発明の構成 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、刃物軸Ｙ−Ｙに対する直角な断面が二等辺三
角形をなす刃体ｌに、その二等辺面２ａ・２ｂの頂点３
から底辺４に向って傾斜する傾斜底面５を形成し、その
頂点稜線６および底面５と二等辺面２’ａ　ａ　２　ｂ
の交点稜線？ａａ７ｂを刃面とし、前記二等辺面２ａ・
２ｂに、加工物Ｗの切口面Ｗ　ａ　ｅ　Ｗ　ｂに出るバ
リ取り用の凸刃８ａ＊８ｂ、およびその切口面に液抜孔
形成用の凹部Ｗｃ・Ｗｄを形成するための凸刃９ｃｓ９
ｄを設けたことを特徴とする四角パイプ等に屈曲用の切
込みを入れる切断金型である。

〔作　用〕

四角パイプＷの一辺Ｓｔを残し、その辺Ｓｌと直角な対
向二辺Ｓ２・Ｓ３に夫々■形切込みＷａ−ｗｂを入れ、
そのＶ形切込み面とその底面をなす辺Ｓ４とを切除する
加工を三角切断金型で行う工程と同時に、■形切込部か
ら折曲げて突き合せ外面に出るバリが凸刃８ａ・８ｂで
削り取られる。

またその突き合せ面に凸刃９ｃ・９ｄにより向い合って
凹部Ｗ　ｃ　＠Ｗ　ｄが形成され水洗浄液抜孔すができ
る。

〔実施例〕

本発明を適用すべき製品について先ず略述する。

第５図のように加工物（四角パイプ）Ｗに所定間隔にＶ
形切込みを入れ、その切込部から第６図のように折曲げ
て第８図の方形の枠Ｆを作り、各突き合せ部を溶接する
。その上下の枠を四角パイプＦａで結合して枠体を作る
。その枠体の各部Ｆ・Ｆａは機器を支持させるための小
孔あるいはねじ孔ｈａの多数が設けられる。

上記の枠Ｆの切口面Ｗ　ａ　＊　Ｗ　ｂの突き合せ溶接
部は、Ｖ形切込み時のバリがあると、溶接−の仕上りが
悪く製品価値を低下するので、切込み加工の後従来はバ
リ取りを行っている。

また仕上り枠体の、塗装・メッキの前工程の浸漬洗浄に
際し孔ｈａから入った洗浄液が枠体Ｆの隅部内に残留し
て発錆の原因となるので、各隅部に液抜孔をあけている
。

本発明は、Ｖ形切込み用切断金型を前記の構成としたも
ので、第１図・第２図のように加工物Ｗを水平に不動に
保持させるＩ！！Ｆ＄１２を形成した固定下型１１に、
上下に貫通する切断金型通し孔１３、切断金型ｌと一体
的な型ガイド１４′に対するガイド溝１５を設ける。

その下型１１にセットされた加工物Ｗに対し、切断金型
１の刃先端３が、加工物Ｗの残置辺Ｓ１の内側に例えば
その肉厚ｔのに程度食込み関係において、該金型１を公
知のプレス装置で下降させると、加工物Ｗの対向二辺Ｓ
２・Ｓ３は傾斜稜線の刃面７ａ・７ｂで第５図のＶ形に
切込まれる。

切断金型１の刃先端３が加工物Ｗの下辺ｓ３に達するこ
ろ、バリ取り用凸刃８ａ・８ｂが辺ｓ２・Ｓ３の切口面
の外側に当り、切断金型ｌを下型１１の通り孔１４に通
すことにより、その切口面のバリが削り取られる。

また上記の工程の間に、凸刃９ｃ・９ｄが切口面Ｗａ・
ｗｂに凹部Ｗｃ・Ｗｄを形成する。

従って加工物Ｗを下型１５より取出し、第６図のように
切込部から折曲げて二辺Ｓ２・ｓ３の切口面Ｗ　ａ　＠
Ｗ　ｂを突き合せたとき、その突き合せ部にバリが出る
ことがない。

また凹部Ｗ　ｃ　ｅ　Ｗ　ｄは相合して折曲げ隅部に液
状孔りを形成する。その孔は例示の丸孔の他色孔でもよ
い。

実施例は方形枠体を作る場合を例示するが、その他の多
角形・三角形の枠体に対するＶ形切込みにも、本発明は
適用されるもので、ただ三角刃体１の二等辺の開き角度
を異にするものである。

また折曲げを精確容易にするための辺Ｓ１の内部に・形
成する切込みは、折曲げの際内側は圧縮されて肉厚とな
り相互干渉を起すおそれがあるので、頂点稜線６の刃の
形状により実施例のＶ形の他、第７図に示す（ａ）山形
、（ｂ）角に小Ｒをつけたコ字形、あるいは特開昭５１
−１２３７８０号明細書に開示の（Ｃ）丸孔とすること
もできる。

また突き合せ部の端部に、溶接材の入りをよくするため
の、開先小隙Ｗｅを形成する刃を刃体に設けることもあ
る。

さらに本発明は上記特開昭５１−１２３７１３０号公報
記載の溝形鋼に対するＶ形切込みにも適用される。

ハ、発明の効果 上記のように、四角パイプ・溝形鋼等に折曲げのための
Ｖ形切込みを入れる工程と同時に、折曲げ突き合せ部に
生ずるバリ、および浸漬洗浄液抜孔が形成されるので、
Ｖ形切込み工程の後にバリ取り・孔あけの工程を要する
従来のものに比べて、工程を省きコストを低減する。ま
た仕上り体裁がよく製品の品質を向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明切断金型の側面図、第２図はその拡大横
断平面図、第３図はその下部の正面図、第４図は各刃部
と加工物との関係説明図、第５図は加工材に対するＶ形
切込みの説明図、第６図はその折曲げた状態を示す斜視
図、第７図（ａ）−（ロ）−（ｃ）は切込み頂端の切込
溝の実施例を説明する一部拡大平面図、第８図は本発明
の適用による加工バイブを折曲げて形成したフレーム枠
を例示する斜視図。 ｌ・・・三角刃体、２ａ・２ｂ・・・二等辺面、３・・
・二等辺頂点、４・・・底辺、５・・・傾斜底面、６・
・・頂点稜線、７ａ・７ｂ・・・交点稜線、Ｗ　ａ　＠
Ｗ　ｂ・・・切口面、８ａ・８ｂ・・・バリ取り刃、９
ｃ・９ｄ・・・凹部形成用刃。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）刃物軸に対する直角な断面が二等辺三角形をなす
   刃体に、その二等辺面の頂点から底辺に向って傾斜する
   傾斜底面を形成し、その頂点稜線および底面と二等辺面
   の交点稜線を刃面とし、前記二等辺面に、加工物の切口
   面に出るバリ取り用の凸刃、およびその切口面に液抜孔
   形成用の凹部を形成するための凸刃を設けたことを特徴
   とする四角パイプ等に屈曲用の切込みを入れる切断金型
   。