JPS63199029A - 角パイプ屈曲機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ｊｆ業上の利用分野 本発明の中空角パイプの屈曲成形加工機構に関するもの
である。

従来の技術 従来から一般的に用いられている曲げ型をプレス又はプ
レスブレーキに取付けて行なう型折曲げ加工には、■曲
げ、Ｕ曲げ、端曲げなどが多用されている。これらはい
ずれも鉄板や金属棒などを折曲げるのに用いられるもの
であり、いわゆる中空角パイプなどの角パイプには適さ
ないものとされていた。そこで、鉄管、鋼管、鉛管、ア
ルミニウム管などの中空角パイプを折曲げて使用したい
ときは鋸やカッターを用いて切断するか、あるいはパイ
プの中に芯金を挿入し、金型で切断してから溶接してい
た。したかて、切断と溶接作業に多くの時間や手間を要
し、しかも接合が溶接であるから内部ミス肉熔接が不可
能となるために長年使用するうちに折れたり、￥１１か
れたりしてその機能を失い、更に外観トにおいても多く
の問題点を有していた。すなわち、−木の細長い中空角
パイプなどの角パイプを所望の個所で折曲げたり、また
それを連続して種々の角度に折曲げることは従来は不可
能とされていた。

そこで、本願出願人が長年の研究により従来子ＩＩＴｒ
＠とされていた角パイプの折曲げ成形加工を開発し、特
許出願（特公昭５５−５０７３７）をなしてその技術内
容を開示した。この発明は、従来不可能とされていた中
空角バイブ等の角バイブの折曲げ成形加工を開発したも
のであり、突先部にまるみを持たせると共に刃稜を波形
に形成した柱状金型を取付けた上型と、柱状金型の嵌挿
溝を設けた下型とから成る該加圧切欠装置により、被屈
曲部材の折曲げ個所の切欠きを芯金なしで折曲げること
により、一本の中空角パイプのいかなる個所にも所望の
折曲げを設けることができると共に、どんな角度のもの
でも金型な取替えれば自在の形状に折曲げることのでき
る角パイプ屈曲機構の提供を目的とするものである。

この従来発明の角バイブ屈曲機構に用いられている柱状
金型は、刃部が波形のウニイブ状に形成されているので
、成形が精密加工となると共に高コストになるなど実用
面において多くも問題があった。

発明が解決しようとする問題点 本発明はＦ記の如き本願出願人が開発した角バイブ屈曲
機構における金型を改良し、刃部の構造を簡単にして成
型加工を容易にすると共にコストダウンをはかるところ
に、発明が解決しようとする問題点がある。

問題点を解決するための手段 本発明は、上記の如き問題点を解決するために開発した
ものであって、一端を垂直状に他端を傾斜状にした三角
形状の基台部と、綾部から両側に斜面を有する柱状部と
、前記基台部の三角斜面にＲ部を形成しかつ綾部の方向
に直線状の刃稜を形成した刃部と、前記刃部の突端にま
るみを設けかつほぼ垂直状に近い形状に形成した突先部
とから成る金型を設け、該金型を用いて中空各パイプを
屈曲成形加工することによって、これらの問題点をすべ
て解決することができる。すなわち、■従来の刃部が波
形のウニイブ状に成形されていたものを直線状に成形す
ること、■刃部の突端部にまるみを持たせると共にほぼ
垂直状に成形すること、■刃稜を斜面状に形成し刃部に
肉厚面を持たせること、などに本発明の問題点を解決す
るための手段がある。

作　　　用 本発明から成る柱状金型は、カス丸め効果を持たせるた
めに設けであるＲ部から稜部の突先部に向けて直線状に
刃部が成形されていると共に、突先部を斜面状に形成さ
れているので、従来のように波形のウニイブ状に成形し
なくても角パイプを屈曲成形加工することができける。

実施例 以下、図面に従って本発明の一実施例について説明する
。

第１図は、本発明から成る金型を示したものであり、１
はその柱状金型本体である。柱状金型本体１は、基台部
２と柱状部３と刃部６とから構成されている。基台部２
には、切欠きの際に生ずる屑を除去する半円形状のＲ部
５が形成されており、柱状部３はほぼ三角形状をなし基
台部２と一体形成されている。刃部６には稜部４の突先
部ｌＯから基台部２のＲ部５の両縁の一端に傾斜をさせ
て直線状の刃稜９が突設されている。稜部４に沿って突
先部ｌＯにまるみを持たせであるのは、切込みを良好な
らしめると共に、突先部１０を強靭化するためである。

本発明から成る柱状金型は、第１図（ニ）に示しである
ように刃稜９を傾斜面を設けて刃部６に肉厚部１１を設
けて、突先部ＩＯにθｌ角度と０２角度の斜面を設けで
ある。これは従来の波形のウニイブ状に形成し・た刃部
と、同じ効果が得られるようにしたものである。すなわ
ち、このθｌ角度と０２角度を持たせることにより、裁
断力と押圧力のバランスを保持させ角パイプの切除を合
理的に行うことができるようにしたものである。なお、
７は刃部６の稜部４にまるみを持たせて成形した突稜部
である。

第２図は、本発明から成る柱状金型の使用ｔに態を示し
た角バイブの屈曲成形加工装置である・本図からも明ら
かのように、本装置上型ａに柱状金型本体１を固定し、
断面凹状に成形した下型すとから構成されている。この
下型すに角パイプｐを置き上型ａを下方向に押込めば、
角パイプｐを三角形状に切欠くことができる。すなわち
、中空の角バイブＰの辺の内壁面に柱状金型本体１の突
先部１０の刃稜４をくい込ませると同時に角バイブＰの
辺に刃稜４を切込ませ、更に刃稜４を切込ませる。この
場合、刃稜４は立ち気味になるので、いわゆる「くさび
の原理」によって刃部６が辺を能率よく切り開いて行く
のである。モして刃稜４が次第に臥せ気味になってくる
ので、ｌｑ記同様にして「くさびの原理」により辺を切
り開く力は弱められるが切欠くへき辺部分を押圧する力
は大きくなるから、押圧力が加圧され「てこの原理」に
よって切［１を裂こうとする刃部６の切開力が加わり、
更に切込みが進んで切屑が刃部５に巻かれるようにして
切り落されて行くのである。

第３図は、第１図に示した本発明の金型を用い、第２図
の成形方法で加工して屈曲成形した角パイプを示したも
のであり、（イ）はその切欠方法を（ロ）は折曲げた状
態を表わしたものである。まず、（イ）図に示すように
中空の角バイブＰの任意の個所に屈曲部Ａと接合部Ｂ、
Ｂと切欠面Ｃ，Ｃを設け、次に（ロ）図に示すような屈
曲部Ａ個所を折曲げ、接合部Ｂ、Ｂを接合する。この接
合方法は、手動若しくは器具を用いて内側に折曲げるた
けてよい。屈曲部Ａにまるみをもたせたのは、折曲げを
容易にすると共に（ロ）図Ｅに示すようにλ角を所望の
角度に折曲げ、塑性による肉のつまりゃぶつかり合いを
避けてスプリングバックを排除するためである。また、
接合部Ｂ、Ｂに切込を設は隙間を持たせたのは（ロ）図
Ｇで示すように切欠きの際、切除部のエツジに発生する
パリが、折曲げるときにお互いぶつかり合って所望角度
に折曲げるのを妨げないようにして逃げを得るためにも
のである。本図では直角（９０°）に折曲げる場合を示
したものであるが、これ以外のいかなる角度にも折＋ｌ
ｂ　Ｇブることができると共に連続していかなる形状に
も折曲げることができることは言うまでもない。また、
本実施例では中空角バイブの直角形状の屈曲方法を説明
したが、折曲げ部材はこれに限らずいかなる角パイプで
乙同−効果が得られると共に、いかなる形状にも折曲げ
ることができ、更に角バイブのみならずこの原理によれ
ば三角形、円形、台形などいかなる形状のパイプでも同
一効果が得られる。

発明の効果 本発明は以上のように構成されているから、従来の方法
では得られなかった金型による折曲げ加工が得られるこ
とによって、次の如き多くの効果をもたらしている。

（１）従来の切断から溶接する工法による折曲げ方法に
比へ、より正確で確実な折曲げ加工がてさるばかりか、
溶接のとどかない内スミ肉まで材料かうずまっているの
でスミ肉溶接と同様の強度が得られる。

（２）　ＶＪ欠く場合にも芯金を用いないので、高度の
プレス加工の熟練を必要とせず、誰にでも容易に切欠く
操作ができる。

（３）　切欠いた後、部材によっては筒単に両手でもっ
て折曲げることができるので、切切欠い部材を作業現場
にて折曲げ加工できる。

（４）折曲げ部分がきれいになると共に、いろいろの形
状に折曲げられるので装飾用などに利用でき５広範囲に
応用することができる。

（５）切欠きと折曲げ作業が簡単であると共に、量産加
工が可能となるので、経済性に富んでいる。

（６）数袖類の金型な１個づつ製造しておけば長年使用
できるので、低コストの切欠装置が得られて実用化がは
かれる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の角バイブ屈曲機構における金型を示し
た概要図、第２図は本発明の金型を使用する装置を示し
た説明概要図、第３図は本発明の金型を使用して角パイ
プの屈曲成形加工する方法を示した説明図である。 １・−・−柱状金型本体　　２・・・−基台部３−−−
−−柱状部　　　　　４・−・・・稜部５−−−−−・
刃部　　　　　　６−−・刃部７−−−−−突稜部　　
　　　８−−−一段差９・・・−刃稜　　　　　　１０
−−−−−−突先部ａ　−−−−−上型　　　　　　ｂ
　−−−−下型Ｐ・軸・−角バイブ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、一端を垂直状に他端を傾斜状にした三角形状の基台
   部２と、稜部４から両側に斜面を有する柱状部３と、前
   記基台部２の三角斜面にＲ部５を形成しかつ稜部４の方
   向に直線状の刃稜９を形成した刃部６と、前記刃部６の
   突端にまるみを設けかつほぼ垂直状に近い形状に形成し
   た突先部１０とから成る金型を設け、該金型を用いて中
   空角パイプを屈曲成形加工することを特徴とする角パイ
   プ屈曲機構。 ２、前記刃部６に刃稜９を傾斜状に形成して肉厚部１１
   を設け、かつ下方向に段差８を設けた特許請求の範囲第
   １項記載の角パイプ屈曲機構。