JPH0354014B2 - - Google Patents

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JPH0354014B2
JPH0354014B2 JP62029431A JP2943187A JPH0354014B2 JP H0354014 B2 JPH0354014 B2 JP H0354014B2 JP 62029431 A JP62029431 A JP 62029431A JP 2943187 A JP2943187 A JP 2943187A JP H0354014 B2 JPH0354014 B2 JP H0354014B2
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square pipe
blade
mold
bending
hollow
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JP62029431A
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は角パイプの屈曲成形加工に関するもの
であるが、詳しくは中空角パイプの切欠方法を良
好にした角パイプ屈曲機構に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から一般的に用いられている曲げ型をプレ
ス又はプレスブレーキに取付けて行なう型折曲げ
加工には、V曲げ、U曲げ、端曲げなどが多用さ
れている。これらはいずれも鉄板や金属棒などを
折曲げるのに用いられるものであり、いわゆる中
空角パイプなどの角パイプには適さないものとさ
れていた。そこで、鉄管、鋼管、鉛管、アルミニ
ウム管などの中空角パイプを折曲げて使用したい
ときは鋸やカツターを用いて切断するか、あるい
はパイプの中に芯金を挿入し、金型で切断してか
ら溶接していた。したがて、切断と熔接作業に多
くの時間や手間を要し、しかも接合が熔接である
から内部の隅肉熔接が不可能となるために破壊強
度が弱く長年使用するうちに折れたり、剥がれた
りしてその機能を失い、更に外観上においても多
くの問題点を有していた。すなわち、一本の細長
い中空角パイプなどの角パイプを所望の個所で折
曲げたり、またそれを連続して種々の角度に折曲
げることは従来は不可能とされていた。
そこで、本願出願人が長年の研究により従来不
可能とされていた角パイプの折曲げ成形加工の開
発をなしその技術内容が開示(特開昭54−122668
号)された。この従来の発明は、従来不可能とさ
れていた中空角パイプ等の角パイプの折曲げ成形
加工を開発したものであり、突先部にまるみを持
たせると共に刃稜を波形に形成した柱状金型を取
付けた上型と、柱状金型の嵌挿溝を設けた下型と
から成る該加圧切欠装置により、被屈曲部材の折
曲げ個所の切欠きを芯金なしで折曲げることによ
り、一本の中空角パイプのいかなる個所にも所望
の折曲げを設けることができると共に、いかなる
角度のものでも金型を取り替えれば自在の形状に
折曲げることのできる角パイプ屈曲機構の提供を
目的とするものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
この従来発明の角パイプ屈曲機構に用いられて
いる柱状金型は、刃部が波形のウエイブ状に形成
されているので、成形が精密加工となると共に高
コストになるなど実用面において多くの問題があ
つた。
そこで、本願出願人が開発した角パイプ屈曲機
構における金型を改良し、刃部の構造を簡単にし
て中空角パイプの切欠成形加工を容易にすると共
に、コストダウンをはかるところに発明が解決し
ようとする課題を有している。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記の如き問題点を解決するために
開発したものであつて、中空角パイプの切欠用刃
部を有する柱状金型を取付けた上型と、該柱状金
型の嵌挿溝と中空角パイプの固定溝とを有する下
型とから成る中空角パイプの切欠装置を用いて、
中空角パイプを屈曲成形加工する角パイプ屈曲機
構において、前記柱状金型の刃部に傾斜面の肉厚
部を有する刃稜を形成し、かつ突先部にθ1及びθ2
の傾斜角を形成してなり、該刃部による中空角パ
イプへの裁断力と押圧力とを調整保持させること
を特徴とする角パイプ屈曲機構の提供にある。す
なわち、本発明の課題を解決するための手段は、
従来の波形状の刃稜によつて生じていた問題点を
解決するために、刃部に傾斜面の肉厚部を有する
刃稜を形成すること、その刃稜の突先部にθ1及び
θ2の傾斜角を形成することにある。そして、この
ような刃部にすることによつて中空角パイプへの
裁断力と押圧力とをバランスよく保持させること
ができるので、中空角パイプを簡単容易にしかも
良好で良質な切欠部を得ることができる。
〔作用〕
従来の刃部のように波形でウエイブ状に成形さ
れておらず、しかも刃稜が傾斜面の肉厚状になつ
ており、更に刃稜の突先部にθ1及びθ2の傾斜角が
形成されている構成になつているので、この柱状
金型を用いて中空角パイプを加工すれば、中空角
パイプへの裁断力と押圧力とのバランスが保持さ
れることになる。すなわち、本発明のように構成
された刃部を用いれば、刃稜が立ち気味になるの
で、いわゆる「くさびの原理」によつて中空角パ
イプの角辺を能率よく切り開き、更に刃稜が次第
に臥せ気味になつて角辺を切り開く力が弱められ
る。一方、その場合は切欠くべき辺部分の押圧力
は大きくなるので、「てこの原理」によつて切口
を裂こうとする切開力が刃部に加わることにな
る。
〔実施例〕
以下、図面に従つて本発明の実施例について説
明する。
第1図は、本発明から成る金型を示したもので
あり、1はその柱状金型本体である。柱状金型本
体1は、基台部2と柱状部3と刃部6とから構成
されている。基台部2には、切欠きの際に生ずる
屑を除去する半円形状のR部5が形成されてお
り、柱状部3はほぼ三角形状をなし基台部2と一
体形成されている。刃部6には稜部4の突先部1
0から基台部2のR部5の両縁の一端に傾斜させ
て直線状の刃稜9が突設されている。稜部4に沿
つて突先部10にまるみを持たせてあるのは、切
込みを良好ならしめると共に、突先部10を強靭
化するためである。本発明から成る柱状金型は、
第1図に示してあるように刃稜9に傾斜面と肉厚
部11とを有する刃部6を設け、更に突先部10
にθ1角度とθ2角度の傾斜面が形成されている。こ
れは従来の波形のウエイブ状に形成した刃部と同
じ効果が得られるようにしたものである。すなわ
ち、このθ1角度とθ2角度を持たせることにより、
裁断力と押圧力のバランスを保持させ角パイプの
切除を合理的に行うことができるようにしたもの
である。なお、7は刃部6の稜部4にまるみを持
たせて成形した突稜部である。
第2図は、本発明から成る柱状金型の使用状態
に示した角パイプの屈曲成形加工装置である。本
図からも明らかのように、本装置上型aに柱状金
型本体1を固定し、断面凹状に成形した下型bと
から構成されている。この下型bに角パイプpを
置き上型aを下方向に押込めば、角パイプpを三
角形状に切欠くことができる。すなわち、中空の
角パイプPの辺の内壁面に柱状金型本体1の突先
部10の刃稜4をくい込ませると同時に角パイプ
Pの辺に刃稜4を切込ませ、更に刃稜4を切込ま
せる。この場合、刃稜4は立ち気味になるので、
いわゆる「くさびの原理」によつて刃部6が辺を
能率よく切り開いて行くのである。そして刃稜4
が次第に臥せ気味になつてくるので、前記同様に
して「くさびの原理」により辺を切り開く力は弱
められるが切欠くべき辺部分を押圧する力は大き
くなるから、押圧力が加圧され「てこの原理」に
よつて切口を裂こうとする刃部6の切開力が加わ
り、更に切込みが進んで切屑がR部5に巻かれる
ようにして切り落されて行くのである。
第3図は、第1図に示した本発明の金型を用
い、第2図の成形方法で加工して屈曲成形した角
パイプを示したものであり、イはその切欠方法を
ロは折曲げた状態を表わしたものである。まず、
イ図に示すように中空の角パイプPの任意の個所
に屈曲部Aと接合部B,Bと切欠面C,Cを設
け、次にロ図に示すような屈曲部A個所を折曲
げ、接合部B,Bを接合する。この接合方法は。
手動若しくは器具を用いて内側に折曲げるだけで
よい。屈曲部Aにまるみをもたせたのは、折曲げ
を容易にすると共にロ図Eに示すようにλ角を所
望の角度に折曲げ、塑性による肉のつまりやぶつ
かり合いを避けてスプリングバツクを排除するた
めである。また、接合部B,Bに切込を設け〓間
を持たせたのはロ図Gで示すように切欠きの際、
切除部のエツジに発生するバリが、折曲げるとき
にお互いぶつかり合つて所望角度に折曲げるのを
妨げないようにして逃げを得るためのものであ
る。本図では直角(90゜)に折曲げる場合を示し
たものであるが、これ以外のいかなる角度にも折
曲げることができると共に連続していかなる形状
にも折曲げることができることは言うまでもな
い。また、本実施例では中空角パイプ直角形状の
屈曲方法を説明したが、折曲げ部材はこれに限ら
ずいかなる角パイプでも同一効果が得られると共
に、いかなる形状にも折曲げることができ、更に
角パイプのみならずこの原理によれば三角形、円
形、台形などいかなる形状のパイプでも同一効果
が得られる。
〔発明の効果〕
本発明は以上のように構成されているから、従
来方法よりも中空角パイプの切欠が良好でしかも
良質となるので、良質な屈曲パイプ製品が得られ
るばかりか、次のような多くの効果を有してい
る。
ア 従来の切断から溶接する工法による折曲げ方
法に比べ、より正確で確実な折曲げ加工ができ
るばかりか、熔接のとどかない内隅肉まで材料
がうずまつているので隅肉熔接と同様の強度が
得られる。
イ 切欠く場合にも芯金を用いないので、高度の
プレス加工の熟練を必要とせず、誰にでも容易
に切欠く操作ができる。
ウ 切欠いた後、部材によつては簡単で両手でも
つて折曲げることができるので、切欠部材を作
業現場にて折曲げ加工できる。
エ 折曲げ部分がきれいになると共に、いろいろ
の形状に折曲げられるので装飾用などに利用で
き、広範囲に応用することができる。
オ 切欠きと折曲げ作業が簡単であると共に、量
産加工が可能となるので、経済性に富んでい
る。
カ 数種類の金型を1個づつ製造しておけば長年
使用できるので、低コストの切欠装置が得られ
て実用化がはかれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の角パイプ屈曲機構における金
型を示した概要図、第2図は本発明の金型を使用
する装置を示した説明概要図、第3図は本発明の
金型を使用して角パイプの屈曲成形加工する方法
を示した説明図である。 1……柱状金型本体、2……基台部、3……柱
状部、4……稜部、5……R部、6……刃部、7
……突稜部、8……段差、9……刃稜、10……
突先部、a……上型、b……下型、P……角パイ
プ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 中空角パイプの切欠用刃部を有する柱状金型
    を取付けた上型と、該柱状金型の嵌挿溝と中空角
    パイプの固定溝とを有する下型とから成る中空角
    パイプの切欠装置を用いて、中空角パイプを屈曲
    成形加工する角パイプ屈曲機構において、前記柱
    状金型の刃部に傾斜面の肉厚部を有する刃稜を形
    成し、かつ突先部にθ1及びθ2の傾斜角を形成して
    なり、該刃部による中空角パイプへの裁断力と押
    圧力とを調整保持させることを特徴とする角パイ
    プ屈曲機構。
JP2943187A 1987-02-10 1987-02-10 角パイプ屈曲機構 Granted JPS63199029A (ja)

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JP2943187A JPS63199029A (ja) 1987-02-10 1987-02-10 角パイプ屈曲機構

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JP2943187A JPS63199029A (ja) 1987-02-10 1987-02-10 角パイプ屈曲機構

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JPS63199029A JPS63199029A (ja) 1988-08-17
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