JPS63285352A - 超音波モ−タを用いた油圧制御装置 - Google Patents

超音波モ−タを用いた油圧制御装置

Info

Publication number
JPS63285352A
JPS63285352A JP62118438A JP11843887A JPS63285352A JP S63285352 A JPS63285352 A JP S63285352A JP 62118438 A JP62118438 A JP 62118438A JP 11843887 A JP11843887 A JP 11843887A JP S63285352 A JPS63285352 A JP S63285352A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
valve
control device
speed
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62118438A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuaki Miki
修昭 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP62118438A priority Critical patent/JPS63285352A/ja
Publication of JPS63285352A publication Critical patent/JPS63285352A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、超音波モータを採用した構成が簡単な油圧制
御装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の油圧制御装置、例えば、自動変速機において所定
の油圧を発生させるためのライン圧制御装置を第3図な
いし第5図により説明する。
先ず、自動変速機の構成例を第3図により説明すると、
自動変速機21はトルクコンバータ部22、主変速機構
を構成する4速自動変速機構23および副変速機構を構
成するアンダードライブ機構25からなる。
トルクコンバータ部22はトルクコンバータ26および
ロックアツプクラッチ27を有しており、ロックアツプ
クラッチ27の保合、解放により、エンジンクランク軸
28の回転を、直接またはトルクコンバータ26を介し
て人力軸29に伝達させるようにしている。
4速自動変速機構23は、シングルプラネタリギヤユニ
ット30およびデュアルプラネタリギヤユニット31を
備え、両プラネタリギヤユニット30.31のキャリヤ
CR同士およびサンギヤS同士が一体に連結され、また
、入力軸29がクラッチC0を介してシングルプラネタ
リギヤユニット30のリングギヤR1に連結されると共
に、クラッチC2を介してサンギヤSに連結している。
さらに、サンギヤSがブレーキB1にて直接制動される
と共に、ワンウェイクラッチF、を介してブレーキB2
により一方向の回転が規制され、また、デュアルプラネ
タリギヤユニット31のリングギヤR2が、ブレーキB
3により直接制動されると共に、ワンウェイクラッチF
2により一方向の回転が規制されている。さらに、入力
軸29がクラッチC0を介してデュアルプラネタリギヤ
ユニット31のリングギヤR8に連結され、また、入力
軸29とサンギヤSとの間に、サンギヤSの回転が入力
軸29の回転を越えないように規制するワンウェイクラ
ッチF0を介在させている。そして、キャリヤCRが4
速自動変速機構23の出力ギヤとなるカウンタドライブ
ギヤ32に連結している。
一方、アンダードライブ機構25は、シングルプラネタ
リユニット33からなり、そのリングギヤR3が前記カ
ウンタドライブギヤ32に噛合っているカウンタドリブ
ンギヤ35に連結し、かつキャリヤCR3が出力ピニオ
ン36に連結している。さらに、サンギヤS、がワンウ
ェイクラッチF3にて一方向の回転が規制されると共に
、ブレーキB4にて制動され、かつクラッチC3を介し
てキャリヤCRsと連結している。そして、出力ピニオ
ン36はディファレンシャル機構37に連結している。
上記5速自動変速機は、第4図に示す油圧回路50にて
制御される。
図中、26はトルクコンバータ、27はロックアツプク
ラッチ、c−o、C−1、C−2、C−3は、第3図で
示した各クラッチの油圧サーボ、B−1、B−2、B−
3、B−4は、各ブレーキの油圧サーボ、lはレギュレ
ータバルブ、51はマニュアルバルブ、52は1−2シ
フトノNl ルプ、53は3−4シフトパルプ、55は
2−3シフトバルブ、56は4−5シフトパルプ、57
はダウンシフトコントロールバルブ、59はロックアツ
プコントロールバルブ、60はロックアップモジェレー
タバルブ、62はセカンダリレギュレータバルブ、63
はプレソシャリリーフバルフ、65はC−1モジユレー
タパルプ、66は2NDモジユレータバルブ、67はロ
ーモジュレータノsl 7レブ、69はターラ、70は
ターラバイパスノイルブ、71はリニアソレノイドバル
ブであり油圧が自由に制御可能なスロットルバルブであ
る。また、72はアキエムレータコントロールバルブ、
73はオイルポンプ、75は調圧バルブ、76はアキエ
ムレーク、77はチェックバルブ、Slは1−2および
3−4シフトバルブ52.53を制御する第1のソレノ
イドバルブ、Stは2−3シフトパルプ55およびダウ
ンシフトバルブ57を制御する第2のソレノイドバルブ
、S、は4−5シフトバルブ56を制御する第3のソレ
ノイドバルブ、S4はロックアツプコントロールパルプ
59をデユーティ制御する第4のソレノイドパルプであ
る。
上記リニアソレノイドバルブ71には、スロットル開度
センサの信号に比例した電流が供給され、アクセルペダ
ルの変位が増大してスロットル開度が大きくなると、ス
ロットル圧し、を上昇させてこれを1−2シフトバルブ
52.2−3シフトパルプ55.3−4シフトバルブ5
3.4−5シフトバルブ56に作用させると共に、油路
り、を経てプライマリレギュレータバルブ62に作用さ
せ、ライン圧油路りをスロットル開度に適合した圧力に
調圧し、摩擦係合要素の保合時間すなわち変速時間を調
節している。
そして、第5図に示すようにマニュアルバルプ51によ
る各レンジにて、油圧回路50における第1〜第4のソ
レノイドSt 、St、St、S4のオンオフ信号の組
み合わせにより、各クラッチ00〜C1、各ブレーキB
1〜B4および各ワンウェイクラッチF0〜F、を作動
させて、それぞれ各レンジP、R,,D、3.2.1に
おける各変速段の1速ないし5速を得るものである。以
下その動作について詳細に説明する。
(Dレンジ) Dレンジにおける1速状態では、第1のソレノイドバル
ブS、がオフで供給状態、第2のソレノイドバルブS、
がオンでドレーン状態、第3のソレノイドバルブS3が
オフでドレーン状態にある。
従って、マニュアルバルブ51のボートDからのライン
圧は油路り、 、Dh 、4−5シフトパルプ56、油
路Dcを経て油圧サーボC−1に供給され、またライン
圧油路り、のライン圧が、2−3シフトバルブ55、油
路り、を経て油圧サーボB−4に供給される。これによ
り、自動変速機21はクラッチC1が係合すると共に、
ブレーキB4が係合し、入力軸29の回転はクラッチC
Iを介してシングルプラネタリギヤユニット30のリン
グギヤR8に伝達され、このときデュアルプラネタリギ
ヤユニット31のリングギヤR2はワンウェイクラッチ
Ftにより回転が阻止されているため、サンギヤSを逆
方向に空転させながら共通キュリヤCRが正方向に大幅
減速回転され、該回転がカウンタドライブギヤ32から
アンダードライブ機構25のカウンタドリブンギヤ35
に伝達される。ここで、ブレーキB4が係合しワンウェ
イクラッチF、が作動するため、自動変速機21全体で
4速自動変速機構23の1速およびアンダードライブ機
構25のアンダードライブがあいまって1速が得られる
Dレンジの2速状態は、上記1速の状態から第1のソレ
ノイドバルブS1がオンしてドレーンされる。そのため
、1−2および3−4シフトバルブ52.53が切換え
られ、ボートDからのライン圧が油路D4.1−2シフ
トバルブ52、油路り、を経て油圧サーボB2に供給さ
れる。従って、クラッチC5の係合に加えてブレーキB
2が係合し、サンギヤSがワンウェイクラッチF1の作
動により回転が停止され、入力軸29からのりングギャ
R1の回転は、リングギヤRtを正方向に空転させなが
らキャリヤCRを正方向に減速回転させ、該回転がカウ
ンタドライブギヤ32からアンダードライブ機構25の
カウンタドリブンギヤ35に伝達される。そして、4速
自動変速機構23の2速およびアンダードライブ機構2
5のアンダードライブがあいまって2速か得られる。
Dレンジの3速状態は、上記2速状態から第2のソレノ
イドバルブS2がオフして供給状態に切換わる。そのた
め、ダウンシフトコントロールバルブ57および2−3
シフトバルブ55が切換わり、ライン圧油路Lcのライ
ン圧がダウンシフトコントロールバルブ57、油路L4
を経て1−2シフトバルブ52に作用すると共に、ライ
ン圧油路り、のライン圧が2−3シフトバルブ55、油
路り、を経て油圧サーボC−3に供給され、かつ油圧サ
ーボB−4はドレーンされる。従って、4速自動変速機
23は2速状態のままで、ブレーキB、が開放されると
共に、クラッチC3が係合するため、アンダードライブ
機構25が直結され、自動変速機21全体で3速か得ら
れる。
Dレンジの4速状態は、上記3速状態から第1のソレノ
イドバルブS、もオフして供給状態に切換わる。そのた
め、3−4シフトパルプ53が切換わる。なお、1−2
シフトバルブ52にもソレノイドバルブS、からのライ
ン圧が作用するが、油路L4からもライン圧が1−2シ
フトバルブ52に作用するので、このバルブ52は切換
わらない。従って、マニュアルバルブ51のボートDか
らのライン圧が、油路D4.1−2シフトバルブ52、
油路り、、3−4シフトバルブ53、油路Dfを経て油
圧サーボC−0に供給される。これにより、クラッチC
r、クラッチC8およびブレーキB8の保合に加えてク
ラッチC0が係合し、入力軸29の回転はクラッチC1
を介してリングギヤR,に伝達されると同時に、クラッ
チC0を介してリングギヤR2に伝達され、従って両プ
ラネタリギャユニソト30.31の各要素は一体となっ
て回転し、キャリヤCRからカウンタドライブギヤ32
に入力軸29と同速回転が伝達される。
そして、該カウンタドライブギヤ32の回転は、アンダ
ードライブ機構25の直結状態と組合わさって、自動変
速4121全体で入力軸29と同速度の4速が出力ピニ
オン36から出力される。
Dレンジの5速状態は、上記4速状態から第3のソレノ
イドバルブS、がオンして供給状態に切換ねる。そのた
め、4−5シフトバルブ56が切換わり油圧サーボC−
tが油路DCを経てドレーンされると共に、マニュアル
バルブ51のボートDのライン圧が油路り8、油路Dh
、4−5シフトバルブ56、油路り、を経て油圧サーボ
B−1に供給される。従って、クラッチC1が解放され
ると共に、ブレーキB、が係合され、入力軸29の回転
はクラッチC0を介してリングギヤR2に伝達され、か
つこの状態ではサンギヤSが停止されているので、リン
グギヤR1を増速空転しながらキャリヤCRは高速回転
し、該高速回転がオーバードライブとしてカウンタドラ
イブギヤ32に伝達され、直結状態にあるアンダードラ
イブ機構25と組合わさって自動変速機21全体で5速
が得られる。
Dレンジにおける車両停止(IDLE)時には、C−1
モジユレータパルプ65により油圧サーボC−1への油
圧をクラッチCIが係合する直前の圧力に減圧制御する
と共に、ブレーキB、を係合させる。そのため、入力軸
29はフリーとなって負荷がなくなると共に、車両のク
リープ現象が防止され、かつ1速への切換え時には直ち
にクラッチCIを係合させることができる。また、ブレ
ーキB1を係合させることにより坂道で車両が後退する
ことを防止する。
(3レンジ) マニュアルバルブ51を3レンジの位置に切換えると、
油路り、からのライン圧はボートDに加えてボート3に
も供給される。そして、3レンジにおいては、l速およ
び2速はDレンジと同様であるが、3速および4速では
Dレンジとギヤ比が異なって動作する。
すなわち、3レンジにおける3速状態は、第1から第3
のソレノイドバルブ31〜S3がオフになる。そのため
、第1のソレノイドバルブS1は供給状態となり、ボー
トDからのライン圧が油路Dd、1−2シフトバルブ5
2、油路り、を経て油圧サーボB−2に供給されると共
に、油路り。
のライン圧は3−4シフトバルブ53、油路Dtを経て
油圧サーボC−0にも供給される。一方、第2のソレノ
イドバルブS2も供給状態となり、ボート3からのライ
ン圧が油路31、ダウンシフトパルプ57、油路3hを
経て2−3シフトバルブ55に供給されるので、ライン
圧油路Lllのライン圧は、1速および2速時と同様に
2−3シフトバルブ55、油路り、を経て油圧サーボB
4に供給される。従って、自動変速機21はクラッチC
I、クラッチC0、ブレーキB2およびブレーキB4が
係合し、4速自動変速機構23が直結状態となり、かつ
アンダードライブ機構25がアンダードライブ状態とな
って、これが組合わされて3レンジの3速が得られる。
この状態ではDレンジにおける3速よりもギヤ比が大き
く設定され、エンジンブレーキのききがよくなると共に
加速性もよい。
3レンジにおける4速状態は、3速状態から第3のソレ
ノイドバルブS、がオンに切換わり、ボートDからのラ
イン圧が油路Dh −4”’−5シフトバルブ56、油
路り、を経て油圧サーボB−1に供給されると共に、油
圧サーボC−1はドレーンされる。従って、自動変速機
21はクラッチC0、ブレーキB1、ブレーキB8およ
びブレーキB4が係合し、4速自動変速機構23がオー
バードライブ状態、アンダードライブ機構25がアンダ
ードライブ状態となり、3レンジの4速が得られる。ギ
ヤ比はDレンジにおける4速よりも大きい。
(2レンジ) マニュアルバルブ51を2レンジの位置に切換えると、
油路L1からのライン圧はボートDおよびボート3に加
えてボート2にも供給される。
2レンジの1速状態は、ソレノイドバルプソレノイドバ
ルブS+−3*はDレンジおよび3レンジと同じである
が、ポート2からのライン圧が油路21、油路2.を経
て3−4シフトバルブ53に作用しバルブを下半位置に
固定するため、油路2、のライン圧は油路2b 、4−
5シフトバルブ56、ローモジュレータバルブ67.3
−4シフトバルブ53、油路2c、1−2シフトパルプ
52、油路24を経て油圧サーボB−3に供給される。
従って、Dレンジの1速状態に加えてブレーキB、が作
動する。これにより、ギヤ比はDレンジの1速と同じで
あるが、エンジンブレーキ(入出力逆転)時、Dレンジ
においてはワンウェイクラッチF2により伝動が断たれ
て空転状態になるのに対し、2レンジにおいてはブレー
キB1によりリングギヤR2が固定状態にあり1速状態
に維持される。
2レンジの2速状態は、上記1速状態から第2のソレノ
イドバルブStがオフし、ライン圧油路L1からのライ
ン圧が2−3シフトバルブ55、油路り、を経て油圧サ
ーボC−3に供給される。
従って、クラッチC+、Csが係合しかつブレーキB、
が作動し、4速自動変速機構23が1速状態となり、ア
ンダードライブ機構25が直結状態となって、これらの
組合わせにより2レンジの2速か得られる。この状態で
は、Dレンジおよび3レンジの2速よりもギヤ比が大き
く設定されると共に、エンジンブレーキ時も1速と同様
に2速状態に維持される。また、2レンジにおいては括
弧で示すように、Dレンジと同様な2速および3速を得
ることも可能である。
(ルンジ) ルンジにおいては、1速状態が2レンジの1速と同様で
あり、また、括弧で示すように2レンジと同様な2速お
よびDレンジと同様な3速を得ることも可能である。
(Rレンジ) NレンジからRレンジに切換える際、車両が停止してい
るかまたは微速(7km/h以下)にある場合、クラッ
チC2を係合しかつブレーキB。
を係合させる。そのため、入力軸29の回転はクラッチ
C2を介してサンギヤSに伝達され、このときりングギ
ャR2がブレーキB、により固定されているので、リン
グギヤR1を逆転させながらキャリヤCRも逆転し、該
キャリヤCRの逆転がカウンタドライブギヤ32からア
ンダードライブ状態にあるアンダードライブ機構25に
伝達される。
また、NレンジからRレンジに切換える際、車両が所定
速度(7km/h)以上にある場合、第1のソレノイド
バルブS、をオンして1−2シフトパルプ52および3
−4シフトバルブ53を切換え、ブレーキB、を解放す
る。これにより、走行時にRレンジに入ることが防止さ
れる。
(ロックアンプクラッチ作動時) マニュアルバルブ51がり、3レンジのいずれかにシフ
トされ、かつ1−2シフトパルプ52が第2速側に設定
されている場合には、油路り、にライン圧が生じ、ロッ
クアンプモジュレータバルブ60にライン圧が供給され
、調圧された油圧はソレノイドバルブS4により所定の
油圧に制御されロックアツプコントロールバルブ59に
供給される。ロックアツプコントロールパルプ59には
セカンダリレギエレータバルブ62からセカンダリ圧が
供給されており、ロックアツプコントロールパルプ59
にて制御された油圧は、トルクコンバータ26内のロッ
クアツプクラッチ27に供給され、トルクコンバータ2
7をトルクコンバータ領域、半クラツチ領域、ロックア
ツプ領域のいずれかで作動するように制御を行っている
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来の油圧制御においては、プライマリレギュレー
タバルブ62およびリニアソレノイドバルブ71により
、ライン圧油路りをスロットル開度に適合した圧力に調
圧しているが、バルブ構成が複雑になると共に、スプー
ルバルブを採用しているため、スティックが生じるとい
う問題を有している。
また、最近の車両においては、多くのエレクトロニクス
装置が搭載され、バッテリの負担が非常に大きいため、
各システムで電力消費量を軽減さなければならないとい
う課題があるが、上記従来例においては、必要なライン
圧を得るためにソレノイドパルプ71を常時、電気的に
制御する必要があり、電力消費量が増大するという問題
を有している。
本発明は上記問題を解決するものであって、パルプ、油
路の構成を単純化し、信頼性、小型化、コスト低減を図
ると共に、電力消費の低減とシステムの安定化を図るこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そのために、本発明の超音波モータを用いた油圧制御装
置は、オイルポンプにて発生した油圧を所定の油圧に調
節するレギュレータバルブを備えた油圧制御装置におい
て、該レギュレータバルブは、圧電素子により振動する
振動板と、該振動板の振動により回転するロータと、該
ロータの回転を摺動運動に変換させる螺旋軸と、該螺旋
軸により摺動するスプールとからなり、前記圧電素子に
は所定の油圧が必要なときにのみ通電することを特徴と
するものである。
〔作用および発明の効果〕
本発明においては例えば第1図に示すように、圧電素子
8には、車速とスロットル開度の信号により変速を行う
ときのみ、スロットル開度センサの信号に比例した電圧
が供給される。これにより、振動板7に時間とともに移
動する進行波が発゛生し、振動板7と接触するロータ6
が摩擦力により回転するため、ロータ6の螺旋軸9がバ
ルブボディ2の螺子孔11に沿って摺動し、これと連結
するスプリング4の付勢力により、スプール5を摺動さ
せオイルポンプ71にて発生する油圧を所定のライン圧
に調節して油路Cに発生させ、また、変速を行う必要が
ないときには、圧電素子には通電させずそのときの圧力
を維持させるものである。
従って、超音波モータを採用することにより、従来のよ
うな複雑なパルプ構成をなくすことができると共に、ス
プールパルプにおけるスティックの問題も解消すること
ができる。また、必要な油圧を得るときにのみ、超音波
モータに通電すればよいので、電力消費量を低減させる
ことができる。
その結果、パルプ、油路の構成を単純化し、信頼性、小
型化、コスト低減を図ることができると共に、電力消費
の低減とシステムの安定化を図ることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面を参照しつつ説明す
る。
第1図は本発明の超音波モータを用いた油圧制御装置の
1実施例を示す断面図、第2図は第1図の要部側面図で
ある。
第1図および第2図は上記レギュレータバルブ1の構成
を示している。すなわち、レギュレータバルブ1は、パ
ルプボディ2内に超音波モータ3と、該超音波モータ3
にスプリング4を介して連結されるスプール5からなる
。超音波モータ3は、ロータ6、振動板7および圧電素
子8からなり、ロータ6の螺旋軸9の一端には螺子10
が形成されパルプボディ2の螺子孔11に螺合され、一
方、ロータ6の螺旋軸9の他端は、バルブボディ2の開
口部に固定されたM仮12に回転かつ摺動自在に支持さ
れると共に、ロータ6と接触する面に多数の溝13を有
する振動板7が嵌合され、該振動板7の裏面には圧電素
子8が接着されている。また、圧電素子8と蓋板12の
間にはスプリング14が設けられ、振動板7をロータ6
に押付けると共に、第2図に示すように振動板7の外周
には突起15.15が設けられ、これがバルブボディ2
に形成された切溝16.16に嵌合されている。
これにより、振動板7は摺動可能であるが回転不可で、
螺旋軸9は回転かつ摺動可能になるように構成されてい
る。
一方、バルブボディ2のスプール6側には、オイルポン
プ73からレギュレータバルブ1に油を供給する油路a
、ドレーン油路b、ライン圧を出力する油路C5および
油路Cの油をオリフィス17を介してフィードバックす
る油路dが形成されている。
その動作について説明すると、スロットル開度センサの
信号に応じて圧電素子8に通電すると、振動板7に時間
とともに移動する進行波が発生し、振動板7と接触する
ロータ6が摩擦力により回転するため、ロータ6の螺旋
軸9がバルブボディ2の螺子孔11に沿って回転かつ摺
動し、これと連結するスプリング4の付勢力により、ス
プール5を摺動させ油路aの開口度を調節する。これに
より、オイルポンプ71にて発生する油圧を所定のライ
ン圧に調節して油路Cに発生させると共に、油路Cの油
圧を油路dを介してフィードバックさせるものである。
上記圧電素子8には、車速とスロットル開度の信号によ
り変速を行うときのみ、スロットル開度センサの信号に
比例した電圧が供給され、所定のライン圧を発生させ、
これを第4図で示した1−2シフトパルプ52.2−3
シフトパルプ55.3−4シフトバルブ53.4−5シ
フトバルブ56に作用させ、ライン圧油路りをスロット
ル開度に適合した圧力に調圧し、摩擦係合要素の保合時
間すなわち変速時間を調節している。また、変速を行う
必要がないときには、圧電素子8には通電させずそのと
きの油圧を維持させるものである。
なお、上記実施例においては、4速自動変速機構とアン
ダードライブ機構からなる5速自動変速機について説明
したが、3速自動変速機構とアンダーまたはオーバード
ライブ機構からなる4速自動変速機或いはそれら組合わ
せからなる多段変速機等、他の自動変速機にも適用でき
ることは勿論のことである。
また、本発明の超音波モータを用いた油圧制御装置は、
上記自動変速機に限定されるものではなく、種々の油圧
制御装置に適用できるものである。
以上説明したように本発明によれば、超音波モータを採
用することにより、従来のような複雑なバルブ構成をな
くすことができると共に、スプールパルプにおけるステ
ィックの問題も解消することができる。また、必要な油
圧を得るときにのみ、超音波モータに通電すればよいの
で、電力消費量を低減させることができる。
従って、バルブ、油路の構成を単純化し、信頼性、小型
化、コスト低減を図ることができると共に、電力消費の
低減とシステムの安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の超音波モータを用いた油圧制御装置の
1実施例を示す断面図、第2図は第1図の要部側面図、
第3図は自動変速機の動力伝達系の概念図、第4図は従
来の油圧制御装置の油圧回路を示す図、第5図は第3図
および第4図における動作を説明するための図である。 1・・・レギュレータバルブ、2・・・パルプボディ、
3・・・超音波モータ、4・・・スプリング、5・・・
スプール、6・・・ロータ、7・・・振動板、8・・・
圧電素子、9・・・螺旋軸、10・・・螺子、11・・
・螺子孔、12・・・蓋板、13・・・溝、14・・・
スプリング、15・・・突起、16・・・切溝。 出 願 人  アイシン・ワーナー株式会社代理人弁理
士  白 井 博 樹(外2名)第3図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)オイルポンプにて発生した油圧を所定の油圧に調
    節するレギュレータバルブを備えた油圧制御装置におい
    て、該レギュレータバルブは、圧電素子により振動する
    振動板と、該振動板の振動により回転するロータと、該
    ロータの回転を摺動運動に変換させる螺旋軸と、該螺旋
    軸により摺動するスプールとからなり、前記圧電素子に
    は所定の油圧が必要なときにのみ通電することを特徴と
    する超音波モータを用いた油圧制御装置。
  2. (2)上記螺旋軸とスプールはスプリングにより連結さ
    れることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の超音
    波モータを用いた油圧制御装置。
  3. (3)上記スプールには上記所定の油圧をオリフィスを
    介してフィードバックさせることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項または第2項記載の超音波モータを用いた
    油圧制御装置。
  4. (4)上記油圧制御装置は自動変速機の油圧制御装置で
    あり、上記圧電素子にはスロットル開度センサの信号に
    応じて通電することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    ないし第3項のいずれかに記載の超音波モータを用いた
    油圧制御装置。
JP62118438A 1987-05-15 1987-05-15 超音波モ−タを用いた油圧制御装置 Pending JPS63285352A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62118438A JPS63285352A (ja) 1987-05-15 1987-05-15 超音波モ−タを用いた油圧制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62118438A JPS63285352A (ja) 1987-05-15 1987-05-15 超音波モ−タを用いた油圧制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63285352A true JPS63285352A (ja) 1988-11-22

Family

ID=14736639

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62118438A Pending JPS63285352A (ja) 1987-05-15 1987-05-15 超音波モ−タを用いた油圧制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63285352A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100350118B1 (ko) * 1999-12-30 2002-08-22 현대자동차주식회사 자동 변속기 유압 제어 시스템의 압력 조절 밸브
KR100350117B1 (ko) * 1999-12-30 2002-08-22 현대자동차주식회사 자동 변속기 유압 제어 시스템의 압력 조절 밸브
CN106536997A (zh) * 2014-07-09 2017-03-22 加特可株式会社 无级变速器的控制装置
CN113090610A (zh) * 2021-03-12 2021-07-09 上海卫星工程研究所 一种贴片式压电螺杆泵液压直线作动器及其驱动方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100350118B1 (ko) * 1999-12-30 2002-08-22 현대자동차주식회사 자동 변속기 유압 제어 시스템의 압력 조절 밸브
KR100350117B1 (ko) * 1999-12-30 2002-08-22 현대자동차주식회사 자동 변속기 유압 제어 시스템의 압력 조절 밸브
CN106536997A (zh) * 2014-07-09 2017-03-22 加特可株式会社 无级变速器的控制装置
CN106536997B (zh) * 2014-07-09 2018-06-15 加特可株式会社 无级变速器的控制装置
CN113090610A (zh) * 2021-03-12 2021-07-09 上海卫星工程研究所 一种贴片式压电螺杆泵液压直线作动器及其驱动方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010185499A (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JPH0474575B2 (ja)
JP3103568B2 (ja) 自動変速機における油圧制御装置
JPS59155650A (ja) 自動変速機の油圧制御装置
EP0123046A2 (en) Hydraulic control system for automatic transmission with shockless 4-2 shifting
JPS63285352A (ja) 超音波モ−タを用いた油圧制御装置
JPH02278073A (ja) 自動変速機における油圧制御装置
JPH01116345A (ja) 自動変速機の変速制御装置
JPH0621651B2 (ja) 車両自動変速機の制御装置
JP2623964B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JPH0621648B2 (ja) 自動変速機のロックアップ制御装置
JPS59183158A (ja) 車両用自動変速機の制御装置
JP2797299B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
US5042329A (en) Control system for automatic transmission featuring improved downshifting characteristics with overdrive inhibitor
JPH07113408B2 (ja) 自動変速機の液圧制御装置
JPS5825173B2 (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JPS5837369A (ja) 車両用自動変速機の制御装置
JPS6235153A (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JP3299814B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JPH0820013B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP2884989B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP2853513B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP2839031B2 (ja) 自動変速機におけるシフト制御装置
JPH0820009B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
KR100260189B1 (ko) 차량용 4속 자동변속기의 기어 트레인