JPS63283927A - 両表面形状が異なるプラスチックフィルムの製造方法 - Google Patents

両表面形状が異なるプラスチックフィルムの製造方法

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JPS63283927A
JPS63283927A JP11937887A JP11937887A JPS63283927A JP S63283927 A JPS63283927 A JP S63283927A JP 11937887 A JP11937887 A JP 11937887A JP 11937887 A JP11937887 A JP 11937887A JP S63283927 A JPS63283927 A JP S63283927A
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JP
Japan
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films
different
film
stretching
plastic film
Prior art date
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Pending
Application number
JP11937887A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Tsukada
真一 塚田
Osamu Makimura
牧村 修
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPS63283927A publication Critical patent/JPS63283927A/ja
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は表裏の各表面形状が異なるプラスチックフィル
ムを製造する方法に関するものである。
[従来の技術] プラスチックフィルムの表面改質方法としては種々の方
法があり、たとえばポリマー中にシリカや澱粉などの微
粉末を混入させたり、フィルムの延伸条件を変えたりす
る方法があるが、これらの方法ではフィルムの両表面が
同じ様に改質され、表面形状が両面で異なるものを得る
ことは困難である。
これに対しプラスチックフィルムの表面形状が表裏で異
なるものを得る手段としては、■異種プラスチックを同
時に多層ダイより押出して多層フィルムを得るか、フィ
ルム上に他のプラスチックをコーティングして表裏を具
買化するという方法、■プラスチックフィルムの片側表
面にコロナ放電処理、火炎処理、サンドブラスト処理、
溶剤処理等の物理的または化学的処理を行なう方法等が
知られている。
[発明が解決しようとする問題点] しかし上記■の方法では異種ポリマーを使用するために
材料コストが増大するのは勿論のこと、具なりたフィル
ムを同じ条件で処理する必要があるという生産工程上の
問題、更には不良品回収に際してブレンドポリマーが得
られ、純ポリマーとして別々に回収することができない
等の問題がある。また■の方法では表面の物理的変化あ
るいは化学的変化のためにフィルム自体の物性が低下す
るといった問題があった。
そこで本発明においては回収性が良好であり、かつ物性
の低下をきたさずに表裏の表面形状が異なるプラスチッ
クフィルムの製造方法を提供する目的で種々研究を行な
い、下記構成に到達した。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決することのできた本発明に係る両表面
形状の異なるプラスチックフィルムの製造方法とはプラ
スチックフィルムを複数枚重ね合わせて延伸もしくは熱
固定した後、これらを剥離することを構成要旨とするも
のである。
[作用] 両表面形状の異なるプラスチックフィルムを得るに当っ
ては、プラスチックフィルムを複数枚重ね合わせて延伸
もしくは熱固定した後、これらを剥離するのであるが、
従来技術■で述べた方法と違う点は、上記■の方法では
押出直後から両フィルムを積層させて界面を融着させ剥
離不可能である様に製造していたのに対し、本発明でけ
両フィルムが融着されることを避けるという点にあり、
融着を生じない条件下での共延伸及び熱固定を行ない、
最後にはこれらを剥離し、界面側と非界面側f表面性状
を変えようとするものである。この方法によれば界面側
が相互の拘束によって比較的安定しているのに対して非
界面側は非拘束状態である為延伸や熱固定における外的
影響を直接波ることとなり、界面側が全く改質されない
か若しくは若干改質されるのに対し非界面側が大幅に改
質されることとなり、フィルム物性に悪影響を与えるこ
となく両表面形状の異なったプラスチックフィルムが得
られるのである。
本発明において製造されるプラスチックフィルムとして
は、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン
、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルア
ルコール、ポリエチレンテレフタレートやポリカーボネ
ート等のポリエステル、ポリスチレン、ナイロン−6や
ナイロン6゜6等のポリアミド、ポリフッ化ビニルやポ
リ4フツ化エチレン等のフッ素樹脂、再生セルロースや
セルロース誘導体等からなるフィルムが挙げられるがポ
リエステルやポリアミド樹脂よりなるフィルムに好適で
ある。
さらに複数枚重ね合わせるに際しては同種または異種の
ものであっても良いが、生産工程上のミスによって回収
しなくてはならない場合で、あフても剥離して別々に回
収できるので異種フィルムであっても不都合はない、尚
重ね合わせる場所・方法は問わず、押出後の熱融着が恐
れられる時点以降であれば、押出工程に続いて行なって
も、或はいったん押出・巻取りが終ったブイルムを再び
繰り出して重ねるという手法を採用しても良い。
延伸条件、熱固定条件および剥離条件は用いられるプラ
スチックにより大幅に異なり、最も代表的な例としてポ
リエチレンテレフタレートを取ってみれば次の様になる
■延伸条件 75〜120℃、より好ましくは90〜100℃ 縦×横の面積倍率6〜30倍、より好ましくは9〜20
倍 横倍率2.4〜5.0倍、より好ましくは3.0〜4.
5倍 縦倍率2.5〜6.0倍、より好ましくは3.0〜4.
4倍 ■熱固定条件 、160〜240℃、より好ましくは180〜230℃ ■剥離条件 熱固定後にフィルムの両端部をトリミング切断し、複数
枚のフィルムを同時に1本もしくは複数本のロールに巻
き取りながら剥離してもよいし、1本のロールに巻き取
った後、必要に応じて巻きもどしながら剥離してもよい
[実施例] 夫旌Jユ ポリエチレンテレフタレート樹脂を2つのダイから押出
し冷却ロール上で固化して厚さが各々167μmのポリ
エチレンテレフタレートのシートを得た。さらに各々を
縦延伸した後重ね合わせて横延伸して熱固定を行ない、
その後剥離して2枚の延伸フィルムを得た。得られたフ
ィルムのうの一方について表裏の表面粗度を測定した。
結果を第1表に示す。
犬直■ユ 中央部の平均厚さが167μmのポリエチレンテレフタ
レートの未延伸シートおよび厚さ170μmのナイロン
−6の未延伸シートを別々に縦延伸した後、重ね合わせ
て横延伸し熱固定した。その後剥離してそれぞれ延伸フ
ィルムを得た。尚この時ナイロン−6フイルムを上側に
ポリエチレンテレフタレートフィルムを下側にした。表
面粗度測定結果を第1表に示す。
火五■ユ 中央部の平均厚さが167μmのポリエチレンテレフタ
レートの未延伸原反2枚と厚さ170μmのナイロン−
6の未延伸原反を別々に縦延伸し、中間にナイロン−6
を挟んで重ね合わせて横延伸および熱固定を行なった後
、各々のフィルムを剥離した。このときポリエチレンテ
レフタレートのうちの一方の表面粗度を測定した結果を
第1表に示す。
皮軟■ユ 中央部の平均厚さが167μmのポリエチレンテレフタ
レートの未延伸原反を縦延伸した後横延伸熱固定を行な
フな、このフィルムの両面の表面粗度測定結果を第1表
に示す。
尚実施例1.実施例2.実施例3および比較例1におい
て延伸倍率は縦=3.5倍、横:3.5倍。
熱固定温度=198℃で行なった。
゛ 第1表において各記号は次に示す通りである。
SR□二曲面から基準面積だけ抜き取りた部分の最大の
山と最深の谷を平均面に平行な 2面ではさみ、その間隔を入力換算してμm単位で表わ
したもの。
SR,、:曲面から基準面積だけ抜き取った部分の平行
線に平行な平面のうち高い方から1〜5番目迄の山の平
均と、深い方から1〜5番目迄の谷の平均との間隔を入
力換算してμm単位で表わしたもの。
SR,:粗さ曲面から、その中心面上に面積SMの部分
を抜き取り、この抜き取り部分の中心面上に直交座標系
、X軸、Y軸を置き中心面に直交する軸を2軸で表わす と、次の式で与えられた値をμm単位で表わす。
但しt、x Lマ露S。
Sλ、:空間角周波数Wo、振幅Aなる正弦関数ywA
sin Wo xなる表面形状を想定して下の計算を行
なうと となり、空間波長λ0が求まる。
ここで測定した表面粗さの中心線をX軸として、その関
数y−f (x)で表わすと、f (x)について なる関係を滴定する正弦関数の空間波長λ、を関数f 
(x)の空間平均波長と定義する。
したがって、三次元の表面粗さの空間平均波長(Sπ、
と称呼する)は、以下のように定義する。
但し SRa:三次元中心面平均粗さ SΔa:三次元平均傾斜勾配 SΔa:表面形状(平均面基準による)の各切断平面に
より切断して求まるパーティクルの面積と個数の平均円
半径rの変化を Δrとして、Δ2/Δrを各レベルの切断平面で求め、
多値を平均して三次元平均傾斜勾配とする。
[発明の効果] 本発明は以上の様に構成されているので、両表面形状の
異なるプラスチックフィルムを製造することができ、し
かもフィルム物性に悪影響を与えることがない、尚回収
に際しては各フィルムを別々に回収できるので、異種フ
ィルムを重ね合わせて本発明の処理を行なうことが可能
となり、これも本発明の効果として挙げられる。
1、事件の表示 昭和62年特許願第119378号 2、発明の名称 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 4、代理人 (自発) 6、補正の対象 正    誤     表

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. プラスチックフィルムを複数枚重ね合わせて延伸もしく
    は熱固定した後、これらを剥離することを特徴とする両
    表面形状が異なるプラスチックフィルムの製造方法。
JP11937887A 1987-05-15 1987-05-15 両表面形状が異なるプラスチックフィルムの製造方法 Pending JPS63283927A (ja)

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Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5237982A (en) * 1975-09-20 1977-03-24 Dainippon Printing Co Ltd Method of elongation of thin films
JPS5379967A (en) * 1976-12-24 1978-07-14 Daiafoil Stretching of polyester film or sheet
JPS5379968A (en) * 1976-12-24 1978-07-14 Daiafoil Stretching of polyester film or sheet
JPS585226A (ja) * 1981-07-02 1983-01-12 Toppan Printing Co Ltd 薄膜フイルム
JPS6151327A (ja) * 1984-08-22 1986-03-13 Toray Ind Inc ポリエステルフイルムの製造方法
JPS63173637A (ja) * 1987-01-14 1988-07-18 旭化成株式会社 共延伸フイルム及びその製造方法

Patent Citations (6)

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