JPH0691817A - 複合シート状物およびその製造方法 - Google Patents

複合シート状物およびその製造方法

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JPH0691817A
JPH0691817A JP24046392A JP24046392A JPH0691817A JP H0691817 A JPH0691817 A JP H0691817A JP 24046392 A JP24046392 A JP 24046392A JP 24046392 A JP24046392 A JP 24046392A JP H0691817 A JPH0691817 A JP H0691817A
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JP
Japan
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thermoplastic resin
sheet material
composite sheet
fiber cloth
composite
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JP24046392A
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English (en)
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Kokichi Hashimoto
幸吉 橋本
Yukichi Deguchi
雄吉 出口
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/0353Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement
    • H05K1/036Multilayers with layers of different types

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】繊維布帛1と熱可塑性樹脂とが複合一体化さ
れ、かつ滑らかな表面状態を有する複合シート状物4お
よびその製造方法に関する。さらに詳しくは、繊維と樹
脂からなる連続複合シート状物4を連続かつ高生産性で
製造する方法を提供する。 【構成】少なくとも3層から構成されてなる複合シート
状物4であって、該複合シート状物4の中間層は繊維布
帛1と該繊維布帛1内部にまで含浸された熱可塑性樹脂
とを構成成分とする複合一体化層であり、該中間層の両
面がそれぞれ結晶化した熱可塑性樹脂の単独層から構成
されてなる複合シート状物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は繊維布帛と熱可塑性樹脂
とが複合一体化され、かつ滑らかな表面状態を有する複
合シート状物およびその製造方法に関するものである。
さらに詳しくは、繊維と樹脂からなる連続複合シート状
物を連続かつ高生産性で製造する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、熱可塑性樹脂を補強繊維基材
に含浸し、複合シートを製造する方法として、プレス
法、オートクレーブ法、ガス圧法等各種の成形法が提案
されている。しかるに、かかる方法はいずれもバッチ方
式であり、成形に長時間を要し、生産性が低い等の問題
があり、高生産性の連続方式による成形法が望まれてい
た。
【0003】かかる連続化方式として、例えば、プレス
ロール含浸法が挙げられる。かかる方式においては、樹
脂を融点以上に加熱し、溶融状態下で補強繊維基材に含
浸させることが基本となるが、溶融した樹脂がロールに
融着してしまう問題があり、たとえ離型性、耐熱性に優
れたな材質(セラミック、ポリイミド樹脂、フッ素系樹
脂等)でロール表面を被覆しても、かかる問題を完全に
回避することは困難であった。
【0004】近年、かかる問題に対し、上下一対の連続
ベルトを用い、該ベルト間に補強繊維基材と熱可塑性樹
脂を挿入し、ベルトの外側から加熱し、冷却し、樹脂を
連続して補強繊維基材に含浸する方法が、例えば、特開
平2−300238号公報、特開平2−48907号公
報、特開平2−252532号公報に提案されている。
しかしながら、かかる方法においては、多大な設備投資
を必要とするのみならず、薄い複合シートを製造する場
合において、厚み精度に問題があり、薄くかつ平滑な表
面を有する複合シート状物を得ることはできなかった。
【0005】一方、特公昭52−5350号公報によれ
ば、ロールへの樹脂融着を防止する方法として、離型シ
ートを用いる方法が提案されている。しかしながら、か
かる離型シートを用いる方法においては、樹脂含浸後
に、離型シートを剥離する工程が不可避であり、かつ融
点の高い樹脂を含浸する場合においては、耐熱性の高い
離型シート、例えば、金属箔、ポリイミドフィルム、フ
ッ素系樹脂フィルム等の高価な離型シートを必要とし、
製造コストが高くなる等の問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な問題点に鑑み、繊維布帛と熱可塑性樹脂とが複合一体
化され、かつ平滑な表面を有する連続複合シート状物、
およびかかる複合シート状物を連続かつ高生産性で製造
する方法を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するために、次の構成を有する。
【0008】すなわち、本発明の複合シート状物は、少
なくとも3層から構成されてなる複合シート状物であっ
て、該複合シート状物の中間層は繊維布帛と該繊維布帛
内部にまで含浸された熱可塑性樹脂とを構成成分とする
複合一体化層であり、該中間層の両面がそれぞれ結晶化
した熱可塑性樹脂の単独層から構成されてなることを特
徴とするものである。
【0009】また、上記熱可塑性樹脂の単独層の厚みが
各々5〜100μmである複合シート状物である。
【0010】また、上記中間層を構成する繊維布帛の比
率が体積含有率で10〜80%である複合シート状物で
ある。
【0011】さらに、本発明の複合シート状物の製造方
法は、結晶化度30%以上に結晶化した熱可塑性樹脂シ
ート状物(A)、結晶化度10%以下の熱可塑性樹脂シ
ート状物(B)、および繊維布帛(C)を少なくとも
(A)/(B)/(C)/(B)/(A)の順に積層せ
しめ、熱可塑性樹脂シート状物(A)を構成する熱可塑
性樹脂の融点以下の温度にて、加熱ロールを用いて加
熱、加圧して複合一体化することを特徴とするものであ
る。
【0012】また、上記熱可塑性樹脂シート状物(A)
が二軸延伸フィルムであって、かつ熱可塑性樹脂シート
状物(B)が熱可塑性樹脂シート状物(A)と同一の成
分からなる未延伸フィルムであることを特徴とする複合
シート状物の製造方法である。
【0013】また、上記熱可塑性樹脂シート状物
(A)、熱可塑性樹脂シート状物(B)が予め複合一体
化された積層フィルムであることを特徴とする複合シー
ト状物の製造方法である。
【0014】以下、更に詳しく本発明について説明をす
る。
【0015】本発明の複合シート状物は、繊維布帛と熱
可塑性樹脂が複合一体化した中間層と、該中間層の両面
がそれぞれ熱可塑性樹脂の単独層の少なくとも3層から
なることをその基本構成とするものである。
【0016】本発明の複合シート状物の中間層は、繊維
布帛と該繊維布帛の内部にまで含浸された熱可塑性樹脂
とで構成された複合一体化層であるが、かかる繊維布帛
を構成する繊維としては、例えば、天然繊維、半合成繊
維、合成繊維はもとより、セラミック繊維、金属繊維等
が用いられる。例えば、ポリアミド繊維、ポリエステル
繊維、アラミド繊維、ポリイミド繊維、炭素繊維、ガラ
ス繊維、シリコンカーバイド繊維、ボロン繊維、アルミ
ナ繊維、ジルコニア繊維、アモルファス金属繊維等の高
強度、高弾性率繊維を好ましく例示することができる。
【0017】かかる繊維布帛の形態としては、平織、朱
子織、綾織等の織組織のものであっても、またタテ編、
ヨコ編等の編組織のものであっても、あるいは、不織布
形態のものであっても構わない。また、多数の連続フィ
ラメントを引き揃えたロービング状形態のものであって
もよい。また、繊維は連続した長繊維であっても、短繊
維であっても構わないが、長繊維の方が優れた物理特性
が得られるのでより好ましい。
【0018】また、かかる繊維布帛は、後述する熱可塑
性樹脂との含浸性を向上すために、必要に応じて、繊維
のフィラメント束を開繊した繊維布帛を用いることが好
ましい。繊維のフィラメント束を開繊する方法として
は、ウォータージェットパンチ、エアジェットパンチ、
サンドブラスト等の公知の方法で、繊維が破壊しない程
度に用いることができる。
【0019】なお、かかる繊維布帛は、後述する熱可塑
性樹脂との接着性等を増すために、必要に応じて、その
繊維表面が物理的あるいは化学的に表面処理されている
ことが好ましい。かかる表面処理法としては、例えば、
放電処理、プラズマ処理等の電気的表面処理や、酸処
理、アルカリ処理等の化学薬品処理等を例示することが
でき、これらを単独で、あるいは複合して用いることが
できる。
【0020】かかる繊維布帛と複合一体化構造を形成す
る熱可塑性樹脂としては、4フッ化エチレン6フッ化エ
チレン共重合体(FEP)、エチレン4フッ化エチレン
共重合体(ETFE)、ポリフッ化ビニリデン等のフッ
素系樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリプロピレン、ポリ
エチレン等のポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステ
ル樹脂および共重合ポリエステル樹脂、ナイロン6等に
代表されるポリアミド樹脂、ポリエーテルエーテルケト
ン、ポリエーテルイミド、ポリフェニレンスルフィド、
ポリエーテルスルホン、ポリアミドイミド、ポリアリレ
ート等の樹脂を挙げることができる。
【0021】本発明の複合シート状物の中間層は、繊維
布帛と該繊維布帛の内部にまで含浸された熱可塑性樹脂
とで構成された複合一体化層であるが、ここで布帛内部
までの含浸とは、少なくとも布帛を構成する織り目、あ
るいは編み目の空隙部に樹脂が存在している状態をいう
が、好ましくは、布帛を構成する繊維束内部の空隙部に
まで樹脂が存在し、一本一本の布帛構成単繊維が樹脂と
接合した状態にあるのが好ましい。
【0022】かかる中間層を構成する繊維布帛の複合シ
ート全体における含有率は、目的とする複合シート状物
の要求特性によって異なり、適宜設定することができる
が、好ましくは体積含有率で10〜80%の範囲であ
る。例えば、熱による寸法安定性を目的とする場合にお
いては、体積含有率で10〜40%の範囲で含有せしめ
れば優れた寸法安定性を得ることができる。また、繊維
による補強効果を目的とする場合、30〜80%と体積
含有率を高めるのが好ましい。
【0023】かかる本発明の複合シート状物における中
間層の両面の樹脂層は、繊維布帛と複合一体化構造を形
成する熱可塑性樹脂と同様に、4フッ化エチレン6フッ
化エチレン共重合体(FEP)、エチレン4フッ化エチ
レン共重合体(ETFE)、ポリフッ化ビニリデン等の
フッ素系樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリプロピレン、
ポリエチレン等のポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエ
ステル樹脂および共重合ポリエステル樹脂、ナイロン6
等に代表されるポリアミド樹脂、ポリエーテルエーテル
ケトン、ポリエーテルイミド、ポリフェニレンスルフィ
ド、ポリエーテルスルホン、ポリアミドイミド、ポリア
リレート等の熱可塑性樹脂からなる樹脂層である。かか
る樹脂層を構成する樹脂は、結晶配向した構造を有する
のが好ましい。密度法により求められる結晶化度とし
て、30%以上、より好ましくは40%以上の結晶化度
を有する樹脂層からなるものが、キズや汚れが付きにく
く、かつ平滑な表面状態が得られることからも好まし
い。また、かかる樹脂層の厚みとしては、5〜100μ
mの範囲が好ましい。
【0024】本発明の複合シート状物は、上述したごと
く、繊維布帛と熱可塑性樹脂との複合一体化によって構
成される中間層の両面がそれぞれ結晶化した熱可塑性樹
脂の単独層から構成されてなるものであるが、かかる構
成をとることによって、初めて、キズや汚れが付きにく
く、平滑な表面を有する複合シート状物を提供すること
が可能となったのである。
【0025】かかる本発明の複合シート状物は、以下の
製造方法により、好ましく製造することができる。
【0026】本発明の製造方法は、表面の熱可塑性樹脂
単独層を構成する結晶化度30%以上に結晶化した熱可
塑性樹脂シート状物(A)、結晶化度10%以下の熱可
塑性樹脂シート状物(B)、および繊維布帛(C)を少
なくとも(A)/(B)/(C)/(B)/(A)の順
に積層せしめ、熱可塑性樹脂シート状物(A)を構成す
る樹脂の融点以下の温度にて、加熱ロールを用い、加
熱、加圧することにより、(B)を構成する熱可塑性樹
脂シート状物を繊維布帛(C)内部にまで含浸せしめ、
複合一体化することによって製造することができる。
【0027】かかる構成とすることにより、加熱ロール
で加圧しても、ロールに樹脂が融着することなく、接着
剤を用いることなく、熱可塑性樹脂シート(B)と繊維
布帛(C)とを複合一体化でき、さらに表面に熱可塑性
樹脂層を有する複合シート状物を連続的に、かつ高生産
性でもって製造することができるのである。
【0028】ここで、熱可塑性樹脂シート状物(A)お
よび熱可塑性樹脂シート状物(B)の形態としては、微
粉末状、ペレット状、繊維状、フィルム状、あるいはこ
れらの併用系にて、樹脂組成物が定形性を有する程度に
予備圧縮され、連続層を形成しているのが好ましいが、
特に取扱い性の面からフィルム形状がより好ましい。か
かる熱可塑性樹脂シート状物として、フィルム形状を用
いる場合、熱可塑性樹脂シート状物(A)としては、高
度に延伸され、結晶化度30%以上に、より好ましくは
結晶化度40%以上に結晶化した二軸延伸フィルムを、
熱可塑性樹脂樹脂シート状物(B)としては、結晶化度
10%以下の未延伸フィルムを用いるのが特に好まし
い。熱可塑性樹脂シート状物(A)の結晶化度が30%
以下であると加熱ロールに融着するので、結晶化度がよ
り高い方が好ましい。熱可塑性樹脂シート状物(B)は
軟化および一部非晶質部の融解と同時に繊維布帛(C)
に含浸する方法であるため、結晶化度が10%以上であ
ると含浸が不十分になるので、結晶化度がより低い方が
好ましい。熱可塑性樹脂シート状物(B)は熱可塑性樹
脂シート状物(A)と同一の成分であることが好ましい
が、70重量%以上の熱可塑性樹脂シート状物(A)を
含有するものを用いることもできる。
【0029】かかる温度条件下で加熱プレスすることに
より、熱可塑性樹脂シート状物(A)は溶融することな
く、加熱ロールへの融着が回避されるのである。
【0030】かかる方法において、より好ましい態様と
しては、熱可塑性樹脂シート状物(A)と熱可塑性樹脂
シート状物(B)が任意の方法で、例えば、押出しラミ
ネーション法、共押出しラミネーション法等にて製造さ
れる予め複合一体化された積層フィルムを用いることが
望ましい。
【0031】なお、かかる熱可塑性樹脂シート状物
(B)の厚みとしては、用いる繊維布帛(C)の目付
(単位面積当りの重量)や複合シート状物における繊維
布帛(C)の含有量によって決定され、任意に設定すれ
ばよいが、フィルム状としては、5〜100μmのもの
を用いることができる。また、熱可塑性樹脂シート状物
(A)の厚みは、5〜100μmの範囲が好ましく、か
かる厚みのものであれば、取扱いやすく、また、キズや
汚れが付きにくく、平滑な表面状態が得られるので好ま
しい。
【0032】以下、本発明を図面により説明する。図1
に本発明の加熱プレスロール含浸法、図2および図3に
前述の従来のロールによる含浸法の一例を示す。
【0033】図1は本発明の一例を示すものであり、本
発明はこの形状に制約あるいは限定を受けるものではな
い。繊維布帛1、結晶化度10%以下のシート状物ある
いは未延伸フィルム2、結晶化度30%以上のシート状
物あるいは二軸配向フィルム3を結晶化度30%以上の
シート状物あるいは二軸配向フィルム3の融点以下の温
度で、加熱ロール5、プレスロール6間に挿入し、ロー
ルに結晶化度30%以上のシート状物あるいは二軸配向
フィルム3が融着することもなく、結晶化度10%以下
のシート状物あるいは未延伸フィルム2を繊維布帛1に
効率よく含浸させ、複合シート状物4を製造する方法で
ある。
【0034】図2において、繊維布帛1、コーティング
樹脂あるいはフィルム7、ロールへの樹脂融着を防止す
る方法として離型シート8を加熱ロール5、プレスロー
ル6間に挿入し、繊維布帛1にコーティング樹脂あるい
はフィルム7を含浸後にガイドロール10を経て、離型
シート8を剥離することにより、複合シート状物4を製
造する方法である。
【0035】次に図3において、巻出しロール9から繊
維布帛1およびコーティング樹脂あるいはフィルム7が
巻出され、ガイドロール10を経て、上下一対の連続ベ
ルト16を用い、該ベルト間に繊維布帛1とコーティン
グ樹脂あるいはフィルム7を挿入し、加熱ゾーン15内
の加熱ヒーター14により加熱し、予熱および加熱含浸
ロール11により繊維布帛1にコーティング樹脂あるい
はフィルム7を含浸し、冷却ロール12で冷却されて、
巻取ロール13に複合シート状物4として巻き取られ
る。
【0036】
【物性の測定方法ならびに効果の評価方法】本発明の特
性値は次の測定方法、評価基準による。
【0037】(1)中間層を構成する繊維布帛の体積含
有率 中間層を構成する繊維布帛の体積含有率は、下式により
求める。式中の中間層の厚みは、複合シート状物を積層
面に垂直に切断し、その断面を顕微鏡で200倍以上に
拡大した長さ200mm以上の写真を用いて、任意に選
んだ5箇所以上の平均値を求める。外層と中間層との見
分けがつきにくいときは、一方を選択的に染色して観察
する。顕微鏡は光学顕微鏡でも観察可能であるが、染色
剤によっては、走査型電子顕微鏡の方が観察に適してい
る場合もある。
【0038】〔繊維布帛の目付/繊維布帛の比重〕/中
間層の厚み ×100(%) (2)結晶化度 削り出した微細片の密度を密度勾配管によって測定し
た。
【0039】(3)融点 示差走査熱量計を用いて測定した。
【0040】(4)中間層の複合一体化の状況 繊維布帛と熱可塑性樹脂シート状物(B)の含浸状態を
インクテストで判定した。インクテストとは断面に油性
インクを塗布し、含浸状態を肉視観察で判定した。
【0041】(5)複合シート状物の均一性の状況 厚みムラ、シワ、カールなどがないか、表面の滑らか
さ、キズの状況を肉視観察で判定した。
【0042】
【実施例】以下実施例によって本発明をさらに詳細に説
明する。
【0043】実施例1 (1)未延伸ポリフェニレンスルフィド樹脂フィルムの
作製 ポリ−p−フェニレンスルフィド樹脂チップにシリカ微
粒粉末0.1wt%、ステアルリン酸カルシュウム0.
05wt%を添加し、エクストルーダによって310℃
で溶融し、金属繊維を用いた95%カット孔径10μm
のフィルターで濾過した後、Tダイから押し出し、表面
を25℃に保った金属ドラム上に急速に冷却されるよう
にキャストし、厚み25μmの未延伸ポリフェニレンス
ルフィド樹脂フィルムを得た。密度法による結晶化度は
0%であった。このフィルムを熱可塑性樹脂シート状物
(B)とした。
【0044】(2)二軸配向ポリフェニレンスルフィド
樹脂フィルムの作製 東レ(株)製“トレリナ”タイプ3030(厚み25μ
m)のフィルムを用いた。密度法による結晶化度は45
%であった。また、融点は285℃であった。このフィ
ルムを熱可塑性樹脂シート状物(A)とした。
【0045】(3)複合シートの作製 繊維布帛(C)として、日東紡(株)製ガラス繊維織物
WE−03−104BY54(目付25g/m2 )を噴
射圧10kg/cm2 のウォータージェットパンチ処理
で繊維のフィラメント束を開繊したものを用い、その両
側に熱可塑性樹脂シート状物(B)を、さらにその両外
側に熱可塑性樹脂シート状物(A)を別々の巻出し機よ
りフィードしながら、重ね合わせて、温度250℃、線
圧40kg/cmの条件下のプレスロールで含浸、熱固
着した。積層形態は(A)/(B)/(C)/(B)/
(A)とした。
【0046】二軸配向ポリフェニレンスルフィド樹脂フ
ィルムの融点以下の温度で、加熱ロールに樹脂が融着す
ることもなく、連続的に複合シートの作製が可能であっ
た。得られた複合シートは3層構造を形成したものであ
り、中間層は複合一体化され、インクテストで含浸性を
テストしたところ、含浸状態は良好であった。さらに厚
みムラ、シワ、カールなどがなく均一性に優れていた。
表面も、滑らかでキズが付きにくいものであった。
【0047】実施例2 (1)未延伸ポリエステル樹脂フィルムの作製 ポリエチレンテレフタレートチップにシリカ微粒粉末
0.3wt%を添加し、エクストルーダによって285
℃で溶融し、金属繊維を用いた95%カット孔径10μ
mのフィルターで濾過した後、Tダイから押し出し、表
面を25℃に保った金属ドラム上に急速に冷却されるよ
うにキャストし、厚み25μmの未延伸ポリエステル樹
脂フィルムを得た。密度法による結晶化度は0%であっ
た。このフィルムを熱可塑性樹脂シート状物(B)とし
た。
【0048】(2)二軸配向ポリエステル樹脂フィルム
の作製 東レ(株)製“ルミラー”#12(厚み12μm)の二
軸延伸フィルムを用いた。密度法による結晶化度は60
%であった。また、融点は263℃であった。このフィ
ルムを熱可塑性樹脂シート状物(A)とした。
【0049】(3)複合シートの作製 繊維布帛(C)として、日東紡(株)製ガラス繊維織物
WE−03−104BY54(目付25g/m2 )の両
側に熱可塑性樹脂シート状物(B)を、さらにその両外
側に熱可塑性樹脂シート状物(A)を別々の巻出し機よ
りフィードしながら、重ね合わせて、温度200℃、線
圧40kg/cmの条件下のプレスロールで含浸、熱固
着した。積層形態は(A)/(B)/(C)/(B)/
(A)とした。
【0050】二軸配向ポリエステル樹脂フィルムの融点
以下の温度で、加熱ロールに樹脂が融着することもな
く、連続的に複合シートの作製が可能であった。得られ
た複合シートは3層構造を形成したものであり、中間層
は複合一体化され、インクテストで含浸性をテストした
ところ、含浸状態は良好であった。さらに厚みムラ、シ
ワ、カールなどがなく均一性に優れていた。表面も、滑
らかでキズが付きにくいものであった。
【0051】比較例1 熱可塑性樹脂シート状物(B)として、実施例1の東レ
(株)製“トレリナ”タイプ3030(厚み25μm)
のフィルムを用いた。密度法による結晶化度は45%で
あった。また、融点は285℃であった。これ以外は実
施例1の熱可塑性樹脂シート状物(A)と繊維布帛
(C)を用いて、実施例1の方法で複合シートの作製を
行なった。積層形態は(A)/(B)/(C)/(B)
/(A)とした。
【0052】ポリフェニレンスルフィド樹脂フィルムが
ロールに融着しなかったが、繊維布帛には含浸せず、複
合一体化された複合シート状物は作製できなかった。
【0053】比較例2 熱可塑性樹脂シート状物(A)として、実施例1の未延
伸ポリフェニレンスルフィド樹脂フィルム(厚み25μ
m)を用いた。密度法による結晶化度は0%であった。
これ以外は実施例1の熱可塑性樹脂シート状物(B)と
繊維布帛(C)を用いて、実施例1の方法で複合シート
の作製を行なった。積層形態は(A)/(B)/(C)
/(B)/(A)とした。
【0054】繊維布帛にポリフェニレンスルフィド樹脂
を含浸することは可能であったが、少くとも3層から構
成されてなる複合シート状物は作製できなかった。しか
も加熱ロールにポリフェニレンスルフィド樹脂が融着し
てしまった。
【0055】比較例3 熱可塑性樹脂シート状物(B)として、東レ(株)製
“ルミラー”#25(厚み25μm)の二軸延伸ポリエ
ステル樹脂フィルムを用いた。密度法による結晶化度は
60%であった。また、融点は263℃であった。これ
以外は実施例2の熱可塑性樹脂シート状物(A)と繊維
布帛(C)を用いて、実施例2の方法で複合シートの作
製を行なった。積層形態は(A)/(B)/(C)/
(B)/(A)とした。
【0056】ポリエステル樹脂フィルムがロールに融着
しなかったが、繊維布帛には含浸せず、複合一体化され
た複合シート状物は作製できなかった。
【0057】比較例4 熱可塑性樹脂シート状物(A)として、実施例2の未延
伸ポリエステル樹脂フィルム(厚み25μm)を用い
た。密度法による結晶化度は0%であった。これ以外は
実施例2の熱可塑性樹脂シート状物(B)と繊維布帛
(C)を用いて、実施例2の方法で複合シートの作製を
行なった。積層形態は(A)/(B)/(C)/(B)
/(A)とした。
【0058】繊維布帛にポリエステル樹脂を含浸するこ
とは可能であったが、少くとも3層から構成されてなる
複合シート状物は作製できなかった。しかも加熱ロール
にポリエステル樹脂が融着してしまった。
【0059】表1、表2に物性を示す。
【0060】
【表1】
【表2】
【0061】
【発明の効果】本発明により、熱可塑性樹脂が加熱ロー
ルに融着することもなく、補強繊維基材に効率よく含浸
でき、しかも、複合シート状物が連続的に製造可能であ
る。さらに厚みムラ、シワ、カールなどがなく均一性に
優れている。
【0062】本発明の方法によって得られる複合シート
状物は、低コストで製造でき、均一性に優れているた
め、回路配線基板、電気機器および自動車部品の電気絶
縁材、エア・バッグ等のシート材、看板基材、壁装材、
天井材等の膜構造材、小型軽量箱体材、電磁波遮蔽筺体
材の材料あるいは成形材料に好適として用いることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱プレスロール含浸法の一例を示し
た概略図である。
【図2】従来のロールによる含浸法の一例を示した概略
図である。
【図3】従来のロールによる含浸法の一例を示した概略
図である。
【符号の説明】
1:繊維布帛 2:結晶化度10%以下のシート状物あるいは未延伸フ
ィルム 3:結晶化度30%以上のシート状物あるいは二軸配向
フィルム 4:複合シート状物 5:加熱ロール 6:プレスロール 7:コーティング樹脂あるいはフィルム 8:離型シート 9:巻出ロール 10:ガイドロール 11:予熱および加熱含浸ロール 12:冷却ロール 13:巻取ロール 14:加熱ヒーター 15:加熱ゾーン 16:連続ベルト

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも3層から構成されてなる複合
    シート状物であって、該複合シート状物の中間層は繊維
    布帛と該繊維布帛内部にまで含浸された熱可塑性樹脂と
    を構成成分とする複合一体化層であり、該中間層の両面
    がそれぞれ結晶化した熱可塑性樹脂の単独層から構成さ
    れてなることを特徴とする複合シート状物。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂の単独層の厚みが各々5〜
    100μmであることを特徴とする請求項1に記載の複
    合シート状物。
  3. 【請求項3】 中間層を構成する繊維布帛の比率が体積
    含有率で10〜80%であることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の複合シート状物。
  4. 【請求項4】 結晶化度30%以上に結晶化した熱可塑
    性樹脂シート状物(A)、結晶化度10%以下の熱可塑
    性樹脂シート状物(B)、および繊維布帛(C)を少な
    くとも(A)/(B)/(C)/(B)/(A)の順に
    積層せしめ、熱可塑性樹脂シート状物(A)を構成する
    熱可塑性樹脂の融点以下の温度にて、加熱ロールを用い
    て加熱、加圧して複合一体化することを特徴とする複合
    シート状物の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の熱可塑性樹脂シート状
    物(A)が二軸延伸フィルムであって、かつ熱可塑性樹
    脂シート状物(B)が熱可塑性樹脂シート状物(A)と
    同一の成分からなる未延伸フィルムであることを特徴と
    する複合シート状物の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の熱可塑性樹脂シート状
    物(A)、熱可塑性樹脂シート状物(B)が予め複合一
    体化された積層フィルムであることを特徴とする複合シ
    ート状物の製造方法。
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