JP2017104987A - ポリオレフィン系繊維強化樹脂積層シート - Google Patents
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Abstract
Description
JISK7171に準拠した3点曲げ試験で測定した。試験片サイズは幅20mm、長さ50mm、試験速度は1mm/minとした。押さえジグの形状はR5、支点の形状はR2、支点間隔24mmとした。
<光沢及び硬度>
成形体の光沢は、外観目視により判断した。光沢があるものを「A」、光沢がやや不足しているものを「B」、光沢が無いものを「C」とした。成形体の硬度は、実用上の硬度十分であるものを「A」、若干硬度が不足するものを「B」とした。なお、織物が表面に来る場合の硬度評価は実施しなかった。
<コア層>
図1に示すコア層1として市販のホモポリマータイプポリプロピレン(HPP)のシート、融点160℃、厚み500μm、単位面積当たりの重量450g/m2を使用した。
<織物>
図1に示す織物層3a,3bとして、芯成分が融点160℃のポリプロピレン、鞘成分がポリプロピレンとポリエチレンのブレンド品(融点110℃)からなる芯鞘複合繊維を使用した。この複合繊維の複合割合は、芯成分65wt%、鞘成分35wt%、繊維本数240本、トータル繊度は1850 deci texであった。この芯鞘複合繊維糸を融着加工し、経糸と緯糸に使用して綾織組織の織物とした。得られた織物の単位面積当たりの重量(目付)は190g/m2であった。
<化粧層>
図1に示す化粧層4として、図3に示す単位面積当たりの質量(目付)130g/m2のコットン織物にプリントカラー染色したものを使用した。
<接着フィルム>
図1に示す接着層2a〜2eとして、市販の低密度ポリエチレン(LLDPE)フィルム、融点110℃、厚み30μm、単位面積当たりの重量27g/m2を使用した。
<透明カバー層>
図1に示す透明カバー層5として、厚み200μmのホモポリマータイプポリプロピレン(HPP)シートと、厚み25μmのホモポリマータイプポリプロピレン(HPP)2軸延伸シートを予め積層一体化した透明カバー層5を使用した。
前記した図2に示す装置を用いて各シートを順番に積層し、温度145℃、圧力1Mpa、2分間プレス成形し、その後室温(27℃)まで冷却した。これにより接着フィルムを溶着させて全体を一体化し、積層シートを得た。この積層シートの模式的断面図は図1に示すとおりであった。
図1に示す透明カバー層として、ホモポリマータイプポリプロピレン(HPP)とプロピレン−エチレンランダムコポリマー(RPP)が、HPP:RPP=75:25のブレンド物又はポリマーアロイのシート(厚み200μm)を使用した以外は実施例1と同様に実施した。得られた積層シートの物性は表1にまとめて示す。
図1に示す透明カバー層として、ホモポリマータイプポリプロピレン(HPP)とプロピレン−エチレンランダムコポリマー(RPP)が、HPP:RPP=25:75のブレンド物又はポリマーアロイのシート(厚み200μm)を使用した以外は実施例1と同様に実施した。得られた積層シートの物性は表1にまとめて示す。
図1に示す透明カバー層として、プロピレン−エチレンランダムコポリマー(RPP)のシート(厚み200μm)を使用した以外は実施例1と同様に実施した。得られた積層シートの物性は表1にまとめて示す。
実施例1において透明カバー層と化粧層を付与しない以外は実施例1と同様に実施した。得られた積層シートの物性は表1にまとめて示す。なお、各例の曲げ弾性率及び曲げ応力のデータはMD(長さ方向)のデータである。
2a〜2e 接着層
3a,3b 織物層
4 化粧層
5,6 透明カバー層
7,23 積層シート
9a〜9k 供給ロール
10 積層シート製造装置
11 コアシート
12a〜12e 接着用フィルム
13a,13b 織物
14 化粧層用シート
15a,16a 透明カバー層用シート
17a,17b,22a,22b 加圧ロール
18,19 金属製加圧板
20 加熱加圧領域
21 冷却領域
Claims (8)
- コア層の両表面に接着層を介して積層された織物層を含むポリオレフィン系繊維強化樹脂積層シートであって、
前記コア層はポリプロピレンを主成分とする樹脂であり、
前記織物層は、第1成分がポリプロピレン、第2成分が前記第1成分より低融点のポリオレフィン成分からなる複合繊維を含む糸で構成され、
前記織物層の少なくとも一方の表面に化粧層と透明カバー層がそれぞれ接着層を介して積層されており、
前記接着層は熱融着ポリオレフィン系フィルムであることを特徴とするポリオレフィン系繊維強化樹脂積層シート。 - 前記化粧層は、織物、編物、不織布、ネット又は紙から選ばれる少なくとも一つのシートである請求項1に記載のポリオレフィン系繊維強化樹脂積層シート。
- 前記化粧層は、染色、織り柄、編み柄、不織布柄、ネット柄又は紙抄き柄から選ばれる少なくとも一つの模様を有している請求項1又は2に記載のポリオレフィン系繊維強化樹脂積層シート。
- 前記コア層のポリプロピレンを主成分とする樹脂は、プロピレンを50モル%以上含むプロピレン-エチレンランダムコポリマーである請求項1〜3のいずれかに記載のポリオレフィン系繊維強化樹脂積層シート。
- 前記複合繊維を含む糸は、第1成分が芯、第2成分が鞘からなる芯鞘複合繊維の複数本の融着糸である請求項1〜4のいずれかに記載のポリオレフィン系繊維強化樹脂積層シート。
- 前記芯鞘複合繊維の芯成分がホモポリマーのポリプロピレンであり、鞘成分がプロピレン-エチレンランダムコポリマー又はポリプロピレンとポリエチレンのブレンド物である請求項5に記載のポリオレフィン系繊維強化樹脂積層シート。
- 前記熱融着ポリオレフィン系フィルムは低密度ポリエチレンフィルムである請求項1〜6のいずれかに記載のポリオレフィン系繊維強化樹脂積層シート。
- 前記コア層と前記織物層と前記透明カバー層の層厚の関係が、コア層>織物層>透明カバー層である請求項1〜7のいずれかに記載のポリオレフィン系繊維強化樹脂積層シート。
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