JPS6245346B2 - - Google Patents

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JPS6245346B2
JPS6245346B2 JP10435178A JP10435178A JPS6245346B2 JP S6245346 B2 JPS6245346 B2 JP S6245346B2 JP 10435178 A JP10435178 A JP 10435178A JP 10435178 A JP10435178 A JP 10435178A JP S6245346 B2 JPS6245346 B2 JP S6245346B2
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JP
Japan
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membrane
warp
synthetic resin
split
melting
Prior art date
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Expired
Application number
JP10435178A
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English (en)
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JPS5531638A (en
Inventor
Motomi Nogiwa
Hachiro Saito
Katsuya Yazaki
Rikio Kuroda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Petrochemicals Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Petrochemicals Co Ltd filed Critical Nippon Petrochemicals Co Ltd
Priority to JP10435178A priority Critical patent/JPS5531638A/ja
Publication of JPS5531638A publication Critical patent/JPS5531638A/ja
Publication of JPS6245346B2 publication Critical patent/JPS6245346B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は熱可塑性合成樹脂膜に、予め長手方向
に平行して規則的に多数のスリツト(切れ目)を
設け、これを伸長し、更に拡幅して網状となした
もの(以下、網状割膜という)を経緯積層して製
造する積層割膜不織布の製造方法に関し、特に合
成樹脂膜を従来の延伸方法によらずに、圧延方法
によつて伸長する、熱可塑性合成樹脂経緯積層割
膜不織布(以下、単に割膜不織布という)の製造
方法に関する。
割膜不織布は特公昭51−37390号公報に記載さ
れている如く、割繊維不織布に比べ多くの利点を
有する新しい経緯積層不織布として開発され、通
気性を有する包装用材料の原反等に広く利用され
安価に製造されている。
本発明はこの割膜不織布について更に均一な網
状割膜を容易に製造し、優れた割膜不織布を提供
するものである。
従来の割膜不織布は凡そ次の工程を経て製造さ
れる。即ち、 熱可塑性合成樹脂膜を1軸延伸する工程 該延伸膜にスリツター(割膜具)を用いて規
則的に多数のスリツトを設け割膜(第1図a)
とする工程 該割膜を拡幅し、熱固定して網状割膜(第1
図b)とする工程 これを熱接着性ポリマー等を介して経緯積層
し、熱接着して割膜不織布を得る工程からな
る。
しかし、上記延伸割膜をよりたやすく拡幅する
ためにはスリツト部(第1図1)は可及的に長
く、未スリツト部(第1図2)は可及的に短かい
〓〓〓〓〓
方が好ましいが、従来の方法においてはスリツト
部を10cm以上長くすることは比較的困難であり、
又拡幅するさいにスリツトがその端部から縦に裂
け長手方向に隣接するスリツトと連らなり、規則
的網目構造の網状割膜を得ることがしばしが困難
になる。
また、これを防止するために、前記の工程
を逆にして合成樹脂の未延伸膜に予めスリツトを
設けた后にこれを延伸しても、現在一般に利用さ
れている熱オーブン延伸、熱ロール延伸、或いは
近接ロールを使用して膜の幅方向の収縮を可及的
に少くする所謂擬1軸延伸等、いずれの延伸方法
によつても部分的ネツキングが発生して使用に耐
えるものは得られない。
こゝにおいて、本発明者等は、このような従来
の製造方法の難点を克服すべく鋭意研究した結
果、前記の製造工程において合成樹脂膜を延伸し
た后に割膜する方法に替えて、未延伸の合成樹脂
膜を予め割膜しこれをロールによつて圧延伸長す
ることによつて、所望の長いスリツトを有し、全
くネツキングのない割膜が得られ、これを拡幅熱
固定することによつて容易に均一な網状割膜とな
し得ることを知り、更に該網状割膜を経緯に重ね
合せ、后記する如き方法により熱圧着して優れた
割膜不織布を安価に製造することを知得して本発
明をなすに至つた。
なお、本発明において利用する合成樹脂膜のロ
ール圧延は、一般に金属箔等の圧延に用いられる
方法と同一のものであり、合成樹脂膜をその厚さ
より小さい隙間をもつて対置され互に反対方向に
回転せしめられた一対の加熱ロール間を通過さ
せ、該樹脂膜の軟化(融)点より低い温度におい
て圧縮する方法であり、樹脂膜はそれによりその
厚さの減少分だけ長さが伸長されるものであり、
引張り延伸方法に比し、幅方向の減寸がない。
以下に本発明の方法を詳しく説明すれば、その
工程は、 熱可塑性合成樹脂の未伸長(分子配向を行わ
ない)膜に長手方向に平行して割膜具(スリツ
ター)を使用して多数のスリツトを設け第2図
a′の割膜を得る工程、 該割膜を圧延ロールにより圧延して第2図
a″の圧延割膜を得る工程、 該圧延割膜を所望の幅に拡幅し、熱により固
定して第2図b′の網状割膜を得る工程、 該網状割膜を経緯交差させ重ね、貼り合せて
割膜不織布となす工程、とからなる。
工程において割膜具を使用して合成樹脂膜に
スリツトを設けるには、軸に規則的(例えば、千
鳥状)にかみその刃を固定したスリツター(割膜
具)を回転させながら走行する合成樹脂膜に当て
て行う。
なお、該スリツトの幅(第2図3)は3〜15mm
スリツト部(第2図1)の長さは30〜100mm未ス
リツト部(第2図2)の長さは5〜30mmの範囲で
任意に選択できる。
工程は前記の圧延方法による。圧延倍率は一
般に約3〜10倍である。
また工程の圧延割膜を拡幅する方法は上下2
段に構成され末広がりに走行する多数本のベルト
の間に該割膜を挟んで拡幅する一般のベル拡幅法
が適切であり、拡幅后網状が戻らねように熱によ
り固定する。拡幅倍率は目的とする割膜不織布に
より適宜に選定することが出来るが一般には1.1
倍乃至2.0倍である。
次に、工程において以上のようにして得られ
る網状割膜を経緯交差して重ねて貼り合せる方法
は例えば公知の経緯積層機を使用することが出来
る。即ち、経ウエブとして連続的に走行する網状
割膜上に経ウエブの幅相当の長さに切断した網状
割膜を緯ウエブとして圧延方向を交差させて配置
し、熱溶融性接着剤を介し、熱ロールによりり接
着する。このさい熱溶融性接着剤は経または緯ウ
エブの片面にロールコーター等により塗布され
る。
このようにして網状割膜が更に経緯格子目状に
組合され本発明の割膜不織布が得られる。
なお、本発明の割膜不織布を構成する経緯の合
成樹脂膜のいずれか一方には熱可塑性合成樹脂の
延伸細幅膜の多条並列体等を使用することが出来
る。
更に本発明の方法による割膜不織布は素材に2
層(または多層)の合成樹脂膜を使用して好まし
くは次の様な方法で積層して製造される。
即ち、素材となる合成樹脂膜の片面または両面
に、予め該合成樹脂の軟化(融)点より低い軟化
(融)点を有する合成樹脂膜を積層した2層膜
(または多層膜)を使用し、本発明の方法による
〓〓〓〓〓
前記の工程を経て割膜、圧延、拡幅した網
状割膜を、低融点の合成樹脂面が相対するように
経緯に圧延方向を交差して重ね合せ、低軟化
(融)点の合成樹脂の軟化(融)点以上の温度
で、基材となる合成樹脂の軟化(融)点より低い
温度に加熱して圧着させ割膜不織布とする。
なお、このような2層(またな多層)膜を得る
には、軟化(融)点の異なる2種以上の合成樹脂
を多層ダイスを用いて同時に押出す所謂共押出法
により低軟化(融)点合成樹脂と高軟化(融)点
樹脂が積層された2層(または多層)膜を一工程
で得ることが出来る。この場合も割膜不織布を構
成する経緯のいずれか一方に本発明の網状割膜以
外の熱可塑性合成樹脂の延伸細幅膜の多条並列体
等を使用してもよい。
本発明に使用される熱可塑性合成樹脂には、圧
延により強度が向上するものであれば特に限定さ
れないが、一般に高密度ポリエチレン、ポロプロ
ピレン、ナイロン、ポリエステル、ポリビニルア
ルコール系樹脂等が用いられ、熱融着性接着剤と
してはエチレン−酢酸ビニル共重合体、或はナイ
ロン系等のホツトメルト接着剤が使用される。
また共押出法によつて前記の2層(または多
層)の合成樹脂膜とするさいは高密度ポリエチレ
ンに対しては低密度ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ナイロン、ポリエステル等に対しては不飽和
脂肪酸等で変性したポリオレフイン、またはエチ
レン−酢酸ビニル共重合体等の組合せが用いられ
る。2層(または多層)膜を構成する合成樹脂間
の軟化(融)点の差は5℃以上、好ましくは10℃
以上が望ましい。
以上に詳述した通り、本発明の割膜不織布の製
造方法。
基材となる合成樹脂に予めスリツトを設けた
后これを圧延により伸長するため、圧延率に応
じた長いスリツトが容易に得られる。
合成樹脂の一軸延伸膜は一般に延伸方向に裂
け易くこれに延伸方向に平行して鋭利なスリツ
トを設けるさいはその末端は拡幅にさいしさら
に縦裂けし易くなるが、本発明の方法によりス
リツトを設けた后に圧延して伸長する場合はス
リツトの末端は鋭利にならず縦裂けし難い。
基材の合成樹脂膜を圧延によつて伸長するた
め、圧延前に基材にスリツトを設けても圧延に
よつてネツキングが全く起らない等の利点があ
り容易に均一な網状割膜を得ることが出来る。
また本発明の方法においては、基材となる合
成樹脂にそれより低い軟化(融)点の合成樹脂
を積層した積層樹脂膜を素材とし、前記のよう
な熱圧着法により積層することにより工程が簡
略化され優れた割膜不織布を得ることが出来
る、等多くの利点を有する。
本発明の方法によつて製造した割膜不織布は、
その侭或いは他のクラフト紙等と貼合せて重包装
材料として、又他のフイルムと貼合せてシート、
カバー等として多くの用途を有している。
以下に本発明の実施例を示す。
実施例 1 Tダイ法により製造したポリプロピレンの膜
(厚さ140μ、幅1m)を走行させ、これに7mm幅
で千鳥状にかみそり刃を軸に固定したスリツター
を回転させながら、当てゝ、スリツトの長さが50
mmでスリツト間(未スリツト部)の長さが5mmで
ある多数の長手方向のスリツトを千鳥状に有する
割膜を作つた。
これを予熱ロールを通して約110℃に予熱した
后120℃に加熱した一対の圧延ロール間(クリア
ランス約20μ)を導入速度10m/min引取速度70
m/minで通過させ、スリツト部の長さが350mm
で未スリツト部の長さが35mm、千鳥状にスリツト
された圧延割膜(厚さ20μ、幅1m)を得た。
この割膜をベルト拡幅機で1.3倍に拡幅して熱
固定し、経ウエブとして走行させる過程でポリプ
ロピレン用のホツトメルトとして有効な塩素化ア
タクチツクポリプロピレンのキシレン溶液をロー
ルコーターによつて膜の1m2当り5gr量塗布し、
キシレンを蒸発させ、これに緯ウエブとして1.3
倍に拡幅した割膜を経緯積層機により経緯を直交
させて積層し120℃に加熱した熱ロールを通して
熱接着し、均一な網状体の割膜不織布を得た。
実施例 2 多層Tダイ法により高密度ポリエチレン層の厚
さが140μで、低密度ポリエチレン層の厚さが35
μである2層膜(幅80cm)を製造し、これに実施
例1と同じスリツターを用い、同一方法によりス
リツトの長さが50mmで未スリツト部の長さが5mm
の千鳥目状のスリツトを入れた。この割膜を予熱
ロールを通して約100℃に予熱した后、100℃に加
〓〓〓〓〓
熱した圧延ロール(クリアランス25μ)を通して
スリツト部が350mmで未スリツト部が35mmの千鳥
状にスリツトされた圧延割膜(厚さ25μ、幅80
cm)を得た。
この割膜をベルト拡幅機で1.5倍に拡幅し熱固
定したものをそれぞれ経、緯とし積層機により低
密度ポリエチレン層が相対するように重ね合せ、
115℃に加熱した熱ロールを通して熱接着し均一
な網目状を有する割膜不織布を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の方法による割膜、網状割膜を示
す図、第2図は本発明の方法による割膜、圧延割
膜、網状割膜を示す図、第3図は圧延法の概略を
示す図。 1:スリツト部、2:未スリツト部、3:スリ
ツト幅、4:未圧延膜、5:圧延膜、6:圧延ロ
ール、a,a′:割膜、a″:圧延割膜、b,b′:網
状割膜。 〓〓〓〓〓

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱可塑性合成樹脂の網状割膜、または該網状
    割膜と熱可塑性合成樹脂の延伸細幅膜の多条並列
    体、を経緯に重ね、貼り合せてなす不織布の製造
    方法において、未延伸の熱可塑性合成樹脂の単層
    膜または多層膜に予め、長手方向に平行して多数
    のスリツト(切れ目)を設け、これをロール圧延
    により伸長して割膜となし、更に幅方向に適宜拡
    幅し、熱固定して得た網状割膜を少くとも経緯の
    いずれか一方に使用する経緯積層割膜不織布の製
    造方法。 2 網状割膜または延伸細幅膜の多条並列体が軟
    化(融)点の5℃以上異なる熱可塑性合成樹脂の
    多層膜からなり、かつ、それらを重ね貼り合せる
    際に該多層膜をその低軟化(融)点の合成樹脂層
    を相対して重ね合せ、低軟化(融)点の合成樹脂
    の軟化(融)点以上で、高軟化(融)点の合成樹
    脂の軟化(融)点より低い温度で加熱圧着して積
    層する特許請求の範囲第1項記載の経緯積層割膜
    不織布の製造方法。
JP10435178A 1978-08-29 1978-08-29 Manufacturing method of warp and weft layered membrane unwoven cloth Granted JPS5531638A (en)

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