JPS63282025A - ブロツク部材収納ケ−ス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コイン、ガム、キャンデー等を一束ずつ包装
したもの、あるいは缶ビール、缶コーラ等の所定の長さ
のブロック部材を、水平に寝かせて鉛直方向に一列に収
納するブロック部材収納ケースに関するものである。

〔従来の技術〕

一般に、銀行やゲーム場では、紙幣をその額面に応じた
コインに両替するためにコイン両替機が使用されている
。従来のコイン両替機においては、多数のコインがコイ
ン収納筒に一つずつ積み重ねて貯えられ、このコインが
、顧客がコイン両替機にいくらかの紙幣を供給したとき
に、前記コイン収納筒からその額面に応じた数だけ１つ
ずつコイン排出装置によって排出される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このような従来のコイン両替機は各コインが前記コイン
収納筒内に包装されること無く１つずつ分離して積層さ
れているので、積層されるコイン数が制限される。した
がって、顧客がコイン両替機をしばしば使用する銀行や
ゲーム場では、コインをたびたび両替機内に補充しなけ
ればならず、このような作業は煩雑でかつ人手を要する
ため労力や作業コストを増大させるという問題点を有し
ていた。

本発明は、かかる問題点に鑑みコインを一束ずつ包装し
た所定長さのブロック部材を寝かせて鉛直方向に一列ず
つ一時に送り込むブロック部材収納ケースを提供するこ
とにより、コイン補充作業を自動的に行わせて人手によ
るコインの補充回数を減らずことを目的とする。また、
その池田ビールや缶コーラ、あるいはガムやキャンデー
等を一束ずつ包装したもの等の所定長さのブロック部材
の補充作業を自動的に行わせて、人手によるそれららの
労力や作業コストを軽減することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

そこで、本発明によるブロック部材収納ケースは上記問
題点を解決するため、所定長さの複数のブロック部材を
寝かせて鉛直方向に一列に収納し下部にブロック部材排
出部が形成されたブロック部材収納ケースにおいて、こ
のブロック部材収納ケースを画成する一壁面が上下動可
能な昇降壁部材により形成され、この昇降壁部材には前
記ブロック部材収納ケース内にブロック部材を一つずつ
送り込むための供給窓が開口形成されている構成とした
ものである。

〔作用〕

このような構成のブロック部材収納ケースによれば、供
給窓からブロック部材を一つずつ送り込みながら、ゲー
ス内のブロック部材の高さが高くなるにつれて昇降壁部
材が上昇することができるため、ブロック部材収納ケー
ス内にブロック部材を寝かせて鉛直方向に一列に積上げ
るときに、供給窓の高さとブロック部材の最上段高さと
の位置関係を常に一定にすることができ、このために、
供給窓の高さが固定された場合のように、ブロック部材
の積上げ高さが制限されたり、あるいは高すぎることに
よりブロック部材を落下させてうまく積上げられなかっ
たり損傷を与えたりすることを防止して、ブロック部材
収納ケースにかなりの高さでブロック部材を鉛直方向に
一列に積上げることが可能となり、それだけ補充回数を
減らすことができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例について図面に基づいて説明する
。第１〜１２図は本発明によるブロック部材収納ケース
の一実施例を示す図である。

まず構成について説明する。第１〜３図において、銀行
あるいはゲーム場で使用されるコイン両替機Ｍはゲージ
ング１を有し、その上部にはフロントパネル２が設けら
れるとともにその下部には開閉自在な下部カバー３が設
けられている。前記フロントパネル２には紙幣入口４が
設けられ、この中に顧客によって紙幣が挿入される。ま
た、前記フロントパネル２にはコイントレー５が設けら
れ、このコイントレー５内には挿入された紙幣の額面に
応じたコイン束ｂ（ブロック部材）が排出される。

前記紙幣人口４に隣接して紙幣識別部６が設けられ、こ
の紙幣識別部６は偽紙幣を識別し、その紙幣識別部６の
下方には紙幣収納箱７が設けられている。前記コイント
レー５は複数のコイン束すを水平に寝かせて垂直方向く
鉛直方向）に−列に積み上げるためのコイン収納空間８
を有するコイン収納ケース１５（ブロック部材収納ケー
ス）の底部に位置している。

ケーシング１の下部には多数のコイン束すを各コイン束
すが水平方向に寝かされた状態で積層するためのコイン
ケース９が設けられている。このコインケース９上にコ
イン押出機構１０が設けられ、この機構１０は積層コイ
ン束すの最上位に位置する複数のコイン束すを水平（横
方向）に押出すためのものである。コインケース９の第
３図における左側開口部にはコイン搬送機構１１が設け
られ、この機構１１は前記コイン押出機構１０によって
押出された一列のコイン束すを受は取ってそれを前記コ
イン収納空間ｓ内へ搬送するためのものである。

コインゲース９の開口部には前記コイン搬送機構１１の
一部を形成するコンベア１３が配置され、このコンベア
１３が一列のコイン束すを受は取る。コインケース９内
には多数のコイン束すが収納され、各コイン束すはその
中にたとえば５０枚のコインを有し、これらのコインは
包装紙によって束状に包まれている。

コンベア１３はコンベアフレーム５３により支持され（
第４図）、このコンベアフレーム５３は、その長手方向
（同図紙面垂直方向）両端において２つのガイドフレー
ム５４に連結され、このガイドフレーム５４はガイドロ
ーラｒを備えて２つのガイドレール５５に沿って上下に
移動する。

ガイドフレーム５４はドライブモータ５６にチェーン５
７を介して接続され、このチェーン５７は上部ギア５８
と下部ドライブギア５９間を走行する。

２つのガイドレール５５間にはブラケット６０が設けら
れ、このブラケット６０は軸６１ａの回りを揺動し、ブ
ラケット６０はコインカバプレート６１を支持している
。コインカバプレート６１はコンベア１３がコイン押出
機構１０のフレーム２４よりも高い位置にあるときにコ
イン束すがコンベア１３上から落下するのを防止する。

コインカバプレート６１はそれを開閉するためにその長
平方向における中心にブラケット６２を有している。こ
のブラケット６２はその下端にローラ６３を有している
。コンベア１３が一列のコイン束すがコイン押出機構１
０によってコンベア１３上に送られる位置まで下降した
ときに、ローラ６３は第４図に示すようにフレーム２４
の上面に接触しコインカバプレート６１を開放する。

コイン束すがコンベア１３上に送られた後に、コンベア
１３は上昇する。このとき、コインカバプレート６１は
閉じてコンベア１３上に置かれたコイン束すがその上昇
中に外側に落下しないように防止している。この状態が
第５図に示されている。

次に、第６〜８図を参照して前記コイン収納ケース１５
内のコイン収納空間８の構造について説明する。コイン
収納空間８は第６図中右側に開放し垂直方向に伸びる開
口を備えた前壁５０と、上下動可能な昇降壁部材７１と
で画成され、昇降壁部材７１は２つのローラ７３を介し
て２つの垂直ガイドレール７２に沿って上下動する。す
なわちローラ７３は昇降壁部材７１の側部において各垂
直ガイドレール７２内で回転自在となっている。

昇降壁部材７１はその上部にブラケット７４を有し、こ
のブラケット７４はζ昇降壁部材７１が下降したときに
コイン収納空間８内の最上位のコイン束すに対して当接
するブツシャ７５を有する。

昇降壁部材７１はブラケット７４近傍にコンベア１３上
のコイン束すをコイン収納空間８に一つずつ送り込むた
めの供給窓７６を有している。

供給窓７６の下側には一部の開口Ｗが設けられ、この開
口Ｗを通してセンサ７７く検出手段）としての一群の発
光源りから発せられた光が通過してコイン束すの存在を
検知する。発光源りは垂直方向に間隔を置いて昇降壁部
材７１のコンベア１３側に配設され、その配設長さはお
よそ垂直方向に積層された２つのコイン束すを含むよう
な値である。センサ７７は通常その下部に対向した位置
に在るコイン束すの存在を検知する。センサ７７がコイ
ン束すを検知している間はコンベア１３を駆動させるモ
ータ（図示せず）は停止されて、供給窓７６へのコイン
束すの送り込みは停止される。すなわち、センサ７７の
上部に対向する空間Ｓは通常１つのコイン束すの予備空
間として機能し、何等かの原因でセンサ７７の下部が動
作しなかったときにはその空間Ｓに１つのコイン束すが
送り込まれ、このコイン束すをセンサ７７の上部が検知
してコンベア１３によるコイン収納空間８へのコイン束
すの送り込みを停止させる。

昇降壁部材７１に設けられたセンサ７７のコンベア１３
側には支持突起７８が形成され、この支持突起７８はブ
ラケット７９（第４．５．８図）の上端に係合するため
にコンベア１３側に伸び、このブラケット７９はコンベ
アフレーム５３の前部（昇降壁部材７１側）に設けられ
ている。ブラケット７９はスイッチ８０を有し、このス
イッチ８０はブラケット７９の上端の支持突起７８への
係合を検知する。スイッチ８０が２つの部材７８．７９
の係合を検知したときにコンベア１３を上下動させるた
めのモータ５６は停止する。このとき、コンベア１３の
前端は昇降壁部材７１の供給窓７６に対向している。

コイン収納空間８の下部には第６図に示すようにコイン
排出部８１（ブロック部材排出部）が設けられ、このコ
イン排出部８１はコイン束すを１つずつ紙幣識別部６か
らの信号に応じて排出するようになっている。コイン収
納空間８の最上位置にはリミットスイッチ９１が設けら
れ、このリミットスイッチ９１はコンベア１３の上方へ
の動きを停止するために昇降壁部材７１のブラケット７
４の上面に接触する。

次に作用について説明する。第８図において、コンベア
１３はある数のコイン束すが２つの制限板６６．６７間
に置かれた状態でその最上位の位置にある。このとき、
センサ７７が最上位のコイン束すを検出したとする。こ
の状態でもしもいくつかのコイン束すがコイントレー５
内にコイン排出部８１から排出されたならば、最上位の
コイン束すは第９図に示すように供給窓７６よりも下方
の位置にある。その結果、センサ７７はそれに対向した
位置にコイン束すがないことを検知してコンベア１３を
昇降壁部材７１とともに下降せしめる。昇降壁部材７１
がある距離だけ下降し、ブラケット７４に支持されたブ
ツシャ７５が最上位のコイン束すに当接したときに、ス
イッチ８０が突起７８かられずかに離れてコンベア１３
を停止する（第１０図）とともにそれを上方へ僅かに移
動せしめる。スイッチ８０が突起７８に再び接触すると
コンベア１３の上昇動が停止する。

その後、コンベア１３は第１１図に示すように、コイン
束すの不存在を検知する位置まで昇降壁部材７１ととも
に上昇し、コンベアモータが駆動してコンベア１３上の
最前位のコイン束すを昇降壁部材７１の供給窓７６を通
してコイン収納空間８内に送り込む、このとき、センサ
７７が新しいコイン束すを検知し、再び上昇してコイン
収納空間８内に次のコイン束すを供給する。こうして、
コイン束すはコイン収納空間ｓ内に１つずつ次々に積層
されて第６図に想像線で示すようにコンベア１３が最上
位の位置へ来るまでこの動作が繰返される。

このように、供給窓７６からコイン束すを一つずつ送り
込みながら、コイン収納空間８内のコイン束すの高さが
高くなるにつれて昇降壁部材７１が上昇することができ
るため、コイン収納ケース１５内にコイン束すを寝かせ
て鉛直方向に一列に積上げるときに、供給窓７６の高さ
とコイン束すの最上段高さとの位置関係を常に一定にす
ることができ、このために、供給窓７６の高さが固定さ
れた場合のように、コイン束すの積上げ高さが低く制限
されたり、あるいは供給窓７６が高すぎることによりコ
イン束すを落下させてうまく積上げられなかったり損傷
を与えたりすることを防止して、コイン収納空間８にか
なりの高さでコイン束すを鉛直方向に一列に積上げるこ
とが可能となって、それだけ補充回数を減らすことがで
きる。

もしもコンベア１３上の全てのコイン束すがコンベア１
３からコイン収納空間８内に供給されたならば、前方制
限板６６がリミットスイッチ６９を動作させてコンベア
１３を下降させ（第１２図）、これによりコンベア１３
はコインケース９から一列のコイン束すを受は取りに行
く、このコンベア１３の下降運動の間、前方制限板６６
と後方制限板６７は初期位置へ戻される。コンベア１３
が第４図に示すような位置へ来たならば、コイン束すの
押出方向における最前位の列のコイン束すがコイン押出
機構１０によりコインケース９の内側からコンベア１３
上へ搬送される。そして、最前位の列のコイン束すがコ
ンベア１３上に完全に送られた後に、コンベア１３はコ
ンベア１３に設けられたスイッチ８０が昇降壁部材７１
の支持突起７８に接触するまで上昇する。この後に、コ
ンベア１３はそれが最上位置に達するまで上述のように
してコイン束すを１つずつコイン収納空間８内に送り込
む。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、ブロック部材の補
充作業を自動的に行わせることができるとともに、それ
らの補充回数を減らすことができるために、労力や作業
コストを著しく軽減することができる。

なお、上記実施例においてはブロック部材としてコイン
束について説明したが、たとえばガムやキャンデー等を
一束ずつ包装したもの、あるいは缶ビールや缶コーラな
ど、所定長さを有するブロック部材であれば他のもので
もよい、したがって本発明は、同様の効果を得ることが
できるものであれば、コイン両替機以外の他の装置に用
いてもよいことはいうまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１〜１２図は本発明によるブロック部材収納ケースの
一実施例を示す図であり、第１図はコイン両替機の正面
図、第２図はコイン両替機の側面図、第３図はコイン両
替機の内側の正面図、第４図はコンベナがコインケース
の内側かムコイン束を受ける状態を示す正面図、第５図
はコイン束を載置したコンベアが上昇移動する状態を示
す正面図、第６図はコイン収納ケース内に画成されるコ
イン収納空間の垂直断面図、第７図はコイン収納空間の
後端壁面を画成する昇降壁部材の斜視図、第８図はコン
ベアと昇降壁部材間の位置関係を示す側面図、第９〜１
１図はそれぞれコイン束がコイン収納空間内に供給され
るコイン供給動作を示す図、第１２図はコンベアがコイ
ン束を受取りにコインケース側に行く動作を示す図であ
る。 １・・・ケーシング、２・・・フロントパネル、３・・
・下部カバー、４・・・紙幣入口、５・・・コイントレ
ー、６・・・紙幣識別機、７・・・紙幣収納箱、８・・
・コイン収納空間、９・・・コインケース、１０・・・
コイン押出機構、１１・・・コイン搬送機構、１３・・
・コンベア、１５・・・コイン収納ケース（ブロック部
材収納ケース）、２４・・・フレーム、５０・・・前壁
、５３・・・コンベアフレーム、５４・・・ガイドフレ
ーム、５５・・・ガイドレール、５６・・・ドライブモ
ータ、５７・・・チェーン、５８・・・上部ギア、５９
・・・下部ドライブギア、６０．６２．７４．７９・・
・ブラケット、６１・・・コインカバプレート、６１ａ
・・・軸、６３．７３・・・ローラ、６６・・・前方制
限板、６７・・・後方制限板、６９・・・リミットスイ
ッチ、７１・・・昇降壁部材、７２・・・垂直ガイドレ
ール、７５・・・ブツシャ、７６・・・供給窓、７７・
・・センサ（検出手段）、７８・・・支持突起、８０・
・・スイッチ、８１・・・コイン排出部（ブロック部材
排出部）、Ｍ・・・コイン両替機、ｂ・・・コイン束（
ブロック部材）、ｒ・・・ガイドローラ、Ｗ・・・開口
、Ｌ・・・発光源。 出願代理人　石川泰男 第　　１　　図　　　　　　　　　　　　　　　第　　
２　　図第３図 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、所定長さの複数のブロック部材を寝かせて鉛直方向
   に一列に収納し下部にブロック部材排出部が形成された
   ブロック部材収納ケースにおいて、このブロック部材収
   納ケースを画成する一壁面が上下動可能な昇降壁部材に
   より形成され、この昇降壁部材には前記ブロック部材収
   納ケース内にブロック部材を一つずつ送り込むための供
   給窓が開口形成されていることを特徴とするブロック部
   材収納ケース。 ２、前記昇降壁部材に、ブロック部材収納ケース内のブ
   ロック部材の有無を検出する検出手段を設けたことを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載のブロック部材収納
   ケース。