JPS6328174Y2 - - Google Patents

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JPS6328174Y2
JPS6328174Y2 JP1982175513U JP17551382U JPS6328174Y2 JP S6328174 Y2 JPS6328174 Y2 JP S6328174Y2 JP 1982175513 U JP1982175513 U JP 1982175513U JP 17551382 U JP17551382 U JP 17551382U JP S6328174 Y2 JPS6328174 Y2 JP S6328174Y2
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JP
Japan
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helmet
shield
rubber
ventilator
hole
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JP1982175513U
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JPS5980420U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、帽体の前面の窓孔を風防板で開閉自
在に密封することができるフルフエイス型ヘルメ
ツトの改良に関するものである。
フルフエイス型ヘルメツトにおいては、走行中
の空気の流れは、流線形をしたヘルメツトの頂部
に沿つて流れる空気流と、同ヘルメツトの前面に
沿つて斜下方に流れてから、同ヘルメツトの底部
を通過する空気流とがあり、ヘルメツトの前面に
沿つて斜下方に流れヘルメツトの底部を通過する
空気流がヘルメツト内に侵入し同ヘルメツトには
頭上げモーメントが発生し、このモーメントによ
りヘルメツトが浮き上がることがあつた。また前
記したヘルメツトの前面に沿つて下方へ流れてか
ら、底部を通過する空気流は、搭乗者の首の処を
通過することになり、搭乗者にとつても不都合で
あつた。さらにヘルメツトの底部を通過した空気
の一部は、同ヘルメツト内に巻きこまれる等の不
都合があつた。
本考案はこのような欠点を除去した、フルフエ
イス型ヘルメツトの改良に係り、その目的とする
処は、帽体の前面で、かつ窓孔の下方に所定の同
方向長を有して斜め下方に指向した突出部を設け
ることにより、頭上げモーメントの発生を抑制し
てヘルメツトの浮き上がりを防ぐことにある。
以下第1図ないし第18図に図示された本考案
の一実施例について説明する。
1は帽体たるヘルメツト本体で、同ヘルメツト
本体1は繊維強化樹脂材からなる外壁板2と、同
外壁板2の内部に配設された発泡樹脂材からなる
防護材3および同防護材3のさらに内部に配設さ
れたスポンジラバー材4からなり、防護材3とス
ポンジラバー材4の間には通気用空間5が形成さ
れている。そしてスポンジラバー材4には頭上部
において通気孔4aが形成されている。
そしてヘルメツト本体1の前方に窓孔6が形成
されるとともに同窓孔6の両側縁後部に凹部7が
形成されている。
また前記ヘルメツト本体1の窓孔6および下端
周縁8に縁ラバー9およびシエルラバー10がそ
れぞれ嵌装されている。
さらに窓孔6の下縁中央部6aに相対する個所
にて縁ラバー9が欠除され、同窓孔下縁中央部6
aには、第5図ないし第7図に図示されるような
形状に形成されたベンチユレータラバー11が嵌
装されている。
前記ベンチユレータラバー11は、その前面に
通気孔12が三段に亘つて、かつ長手方向に複数
個形成され、その上面に通気孔13が長手方向に
複数個形成されている。
しかして前記ベンチユレータラバー11の最上
部通気孔12aにベンチユレータシヤツター14
の操作片15が前方へ突出するように嵌装される
とともに、その背後にスポンジ19が充填されて
おり、前記操作片15を右方へ移動させると、ベ
ンチユレータシヤツター14の切欠き16がベン
チユレータラバー11の通気孔12に相対して、
通気孔12が開放され、逆に操作片15を左方へ
移動させると、同操作片15の広巾部17が通気
孔12に相対して、同通気孔12が閉塞されるよ
うになつている。
なお操作片15の背面に突出部18が突設され
ており、同突出部18がスポンジ19に引掛つて
ベンチユレータシヤツター14が所要の位置に保
持されるようになつている。
また透明な風防板たるシールド20は、ヘルメ
ツト本体1の窓孔6に対応するような形状に彎曲
形成されている。そしてベンチユレータラバー1
1の上方段部11aに対応するシールド20の部
分は切欠き部21を有しており、ベンチユレータ
ラバー通気孔12はシールド20で閉塞されない
ようになつている。
さらにシールド20の右端は、ヘルメツト本体
右側凹部7に図示されない支持部材にて上下へ揺
動可能に枢着されている(第1図では図示されな
い)。
一方、シールド20の左端には孔22,23が
形成され、同孔22,23にシールド操作部材2
4の取付け用突起25,26が一体に嵌着されて
いる。
しかして第14図ないし第17図に図示される
ようにシールド操作部材24の前部には、操作部
片27が一体に形成され、同操作部片27の後部
には、平行な固定用溝28とその後端に円孔29
とが形成され、かつ操作部材24の後下方部24
bには外方へ隆出した突起30が形成されてい
る。
また第11図ないし第13図に図示の梯形状シ
ールド枢支部材31の前方、下方、後方外周部3
2は内方へ隆出され、同外周部32の前方上部に
は切欠き32aが形成されており、同切欠き32
aにシールド操作部材24の水平部片24aが遊
嵌されるようになつている。
さらに前記シールド枢支部材31の内側上部に
中空枢軸33が内方へ一体に突設されており、同
中空枢軸33の外周面は前記固定用溝28に摺動
可能に嵌合されうる平行面部33aと前記円孔2
9に回転自在に嵌合されうる円筒面部33bとに
形成されている。
さらにまた前記シールド枢支部材31の内面に
は中空枢軸33を中心とし半径R(シールド操作
部材27の円孔29と突起30との距離と等し
い)の位置に凹部34a,34b,34c,34
dが等間隔に形成され、同凹部34dより平行面
部33aと平行な個所に凹部34eが形成されて
おり、前記シールド操作部材24の突起30が前
記凹部34a,34b,34c,34d,34e
のいずれかに選択的に係止されるようになつてい
る。
そして枢支部材31の内面下方に係止突起35
が突設されており、シールド20が窓孔6を塞ぐ
位置に降された時に、シールド20の左側下端2
0aが係止突起35に係止されるようになつてい
る。
また36はパツチで、シールド操作部材24が
ヘルメツト本体1の左側凹部7に装着された際
に、同凹部7と操作部材24とに同パツチ36
が介装されて、同操作部材24の上下揺動が円滑
に遂行されるようになつている。
さらにヘルメツト本体1の前面で、かつ最低部
には第4図に図示されるように、エアースポイラ
ー取付用孔37が穿設されており、同取付用孔3
7にエアースポイラー38の係止突起38bが係
合されるようになつている。
前記エアースポイラー38はヘルメツト本体1
の前面最低部に対応した形状に彎曲して所定の周
長を有して形成されるとともに、前方に所定の面
積を有して斜め下方に指向して突出したつば38
aが形成されている。この突出部であるつば38
aの先端は第2図から明らかなようにヘルメツト
底面(開放面)よりも下方に位置している。また
前記つば38aの反対側には、前記したようにヘ
ルメツト本体1に形成された取付用孔37に係止
される係止突起38bが突出して形成されてい
る。
第1図ないし第18図に図示される実施例は前
記したように構成されているので、ベンチユレー
タシヤツター14をベンチユレータラバー11に
嵌装した状態で、同ベンチユレータラバー11を
ヘルメツト本体1の窓孔下縁中央部6aに装着
し、中央部6aを除した窓孔6に縁ラバー9を装
着すれば、ベンチユレータラバー11とベンチユ
レータシヤツター14とをヘルメツト本体1の窓
孔下縁中央部6aに取付けることができる。
またシールド枢支部材31の中空枢軸33にシ
ールド操作部材24の円孔29およびパツチ36
の孔36aを嵌装した状態で、同中空枢軸33と
ヘルメツト本体1の左側凹部7の雌螺糸孔7a
とを合致させるとともに、係止突起35を左側凹
部7の孔7bに嵌合し、同中空枢軸33を貫通
してビス39を雌螺糸孔7aに螺合緊締すれば、
中空枢軸33および図示されない支持部材を中心
としてシールド20が上下に揺動自在に枢着され
る。
そして第17図に示すように、中空枢軸33の
平行面部33aにシールド操作部材24の固定用
溝28が嵌合するように、搭乗者の左手で同シー
ルド操作部材24の操作部片27を後方へ押込む
と、シールド20の外周部20bが縁ラバー9に
密接されるとともに、シールド20の切欠き部2
1はベンチユレータラバー11の上方段部11a
に密接され、ヘルメツト本体1の窓孔6はシール
ド20で密閉される。そしてこの場合、シールド
20の左側下端20aが枢支部材31の係止突起
35に係止されるとともに、操作部材24の突起
30が凹部34eに係合されているため、シール
ド20は確固とヘルメツト本体窓孔6に密封状態
でロツクされる。
またシールド操作部材24の操作部材27を搭
乗者の左手で前方へ引出すとともに、上方へ適宜
上げると、シールド20のロツクが解除され、シ
ールド操作部材24は円孔29にてシールド支持
部材31の中空枢軸33を中心として上方へ揺動
されるとともに、その突起30がシールド支持部
材31の凹部34a,34b,34c,34dの
いずれかに係合され(第18図では34aに係合
されている)、シールド20が所定の開放位置に
保持される。そして凹部34a,34b,34
c,34dへの突起30の係合位置関係の変更
で、シールド20が所要の開放状態に選択され
る。
さらにヘルメツト本体1の窓孔6をシールド2
0で密封させた状態において、ベンチユレータシ
ヤツター操作片15を右方へ操作すると、ベンチ
ユレータラバー11の通気孔12は開放され、第
2図に図示されるように走行に伴なう風が通気孔
12,13を介してヘルメツト本体1内に流入
し、シールド20の内面に沿い上方へ流れ、同ヘ
ルメツト本体1内に形成された通気用空間5を通
つて、ヘルメツト本体1の後部よ外部へ流出す
る。これによりスポンジラバー材4に形成された
通気孔4aにより頭上部の換気を行うことができ
るとともに、搭乗者の鼻息によるシールド20の
内面曇りを防止することができる。このように本
実施例においては、通気孔12,13より導入さ
れた空気はヘルメツト本体1に形成された通気用
空間5を通つて外部へ排出されるようになつてい
るため、非常に効果的にシールド20の内面に空
気を導入できる。
本考案は、エアースポイラーの突出部(つば)
が斜め下方に指向し、かつその先端がヘルメツト
底面よりも下方に位置しているので、突出部上面
に当たる空気流によりヘルメツト本体を下方に押
圧する力が発生するとともに、ヘルメツト本体の
前端下方からヘルメツト内に侵入しようとする空
気流を遮断できるので、走行中のヘルメツトの浮
き上がりをより効果的に防止することができる。
また、前記エアースポイラー38により、搭乗者
の首の処を通過していく、空気流を減少させるこ
とができる。なお実施例ではエアースポイラー3
8は別体のものとしたが、ヘルメツト本体に一体
に形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るフルフエイス型ヘルメツ
トの一実施例を図示した分解斜視図、第2図は同
実施例におけるヘルメツトを一部欠截した側面
図、第3図は同実施例における前記縦断側面図、
第4図は同実施例におけるヘルメツトの前部を図
示した分解斜視図、第5図は同実施例におけるベ
ンチユレータラバーの正面図、第6図は第5図に
おける−線に沿つて截断した断面図、第7図
は第6図における矢視図、第8図は同実施例に
おけるベンチユレータシヤツターの正面図、第9
図はその平面図、第10図は同実施例のパツチの
正面図、第11図は同実施例のシールド枢支部材
の側面図、第12図および第13図は第11図の
XII−XII線および−線に沿つて截断した断
面図、第14図は同実施例におけるシールド操作
部材の正面図、第15図はその側面図、第16図
は第15図の−線に沿つて截断した断面
図、第17図は同実施例においてシールドを密閉
した状態の説明図、第18図はシールドを開放し
た状態の説明図である。 1…ヘルメツト本体、2…外壁板、3…防護
材、4…スポンジラバー材、5…通気用空間、6
…窓孔、7…凹部、8…下縁周縁、9…縁ラバ
ー、10…シエルラバー、11…ベンチユレータ
ラバー、12,13…通気孔、14…ベンチユレ
ータシヤツター、15…操作片、16…切欠き、
17…広巾部、18…突出部、19…スポンジ、
20…シールド、21…切欠き部、22,23…
孔、24…シールド操作部材、25,26…突
起、27…操作部片、28…固定用溝、29…円
孔、30…突起、31…シールド枢支部材、32
…外周部、33…中空枢軸、34…凹部、35…
係止突起、36…パツチ、37…取付用孔、38
…エアースポイラー、39…ビス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 帽体の前面に窓孔と、同窓孔を覆う風防板を備
    えたフルフエイス型ヘルメツトにおいて、帽体の
    前面で、かつ前記窓孔の下方に所定の周方向長を
    有して、斜め下方に指向し先端がヘルメツト底面
    よりも下方に位置する突出部を有するエアースポ
    イラーをヘルメツト本体に設けたことを特徴とす
    るフルフエイス型ヘルメツト。
JP17551382U 1982-11-22 1982-11-22 フルフエイス型ヘルメツト Granted JPS5980420U (ja)

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JP17551382U JPS5980420U (ja) 1982-11-22 1982-11-22 フルフエイス型ヘルメツト

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JP17551382U JPS5980420U (ja) 1982-11-22 1982-11-22 フルフエイス型ヘルメツト

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Publication Number Publication Date
JPS5980420U JPS5980420U (ja) 1984-05-31
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ID=30381834

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JPH0421791Y2 (ja) * 1986-05-14 1992-05-19
JP5215079B2 (ja) * 2008-08-18 2013-06-19 株式会社Shoei シールドを備えているヘルメット
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