JPH0210089Y2 - - Google Patents

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JPH0210089Y2
JPH0210089Y2 JP1985010589U JP1058985U JPH0210089Y2 JP H0210089 Y2 JPH0210089 Y2 JP H0210089Y2 JP 1985010589 U JP1985010589 U JP 1985010589U JP 1058985 U JP1058985 U JP 1058985U JP H0210089 Y2 JPH0210089 Y2 JP H0210089Y2
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JP
Japan
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helmet
window
frame
long holes
holes
Prior art date
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JP1985010589U
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JPS61129830U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (利用分野) 本考案はオートバイライダー用等のベンチレー
ター付ヘルメツトにおけるベンチレーターの改良
に関するものである。
(従来技術) オートバイライダー等が用いるヘルメツトには
シールドの曇り防止、及び冷気取入れ等のために
ベンチレーターが設けられるが、従来はヘルメツ
ト本体の前面窓下或は前面窓上に複数個の通気孔
を配設して、該通気孔から空気を取入れるように
したものがあつた。
(解決しようとする問題点) しかし乍ら、従来のものはヘルメツト本体に孔
を開設するものであるためヘルメツトの強度を低
下させ、ヘルメツト本体の目的である頭部の保護
にも影響を与えることゝなり、又前面窓上に空気
取入用の通気孔を開設したものは頭部のみを冷却
し、シールドの曇り防止効果が少ない等の問題点
があつた。
(問題を解決するための手段) 本考案は前記の問題点を解決するために提案さ
れたものでフルフエイス型ヘルメツト1の前面窓
2の周縁に取付けられる屈撓性を有する軟質合成
樹脂製の枠体3において、該枠体3の窓下周縁部
分3aに下側に向けて枠体3の長さ方向の並行溝
4,5が設けられ、その内側溝4において窓下部
周縁に嵌着されると共に、外側溝5の底面には適
宜間隔の長孔6が貫設され、該溝内5にその長孔
6の間隔と同間隔で且つ長孔6と同方向の長孔7
が貫設された帯状片8が摺動可能に係入されてい
るように構成し、ヘルメツトの強度を低下させず
効果的な換気を行うようにしたベンチレーター付
ヘルメツトである。
(実施例) 以下本考案に係るベンチレーター付ヘルメツト
の一実施例について図面により詳述する。
1はベンチレーター付ヘルメツトを示し、3は
プチルゴム、ブタジエンゴム、又は軟質塩ビ等の
屈撓性を有する軟質合成樹脂よりなり、ヘルメツ
ト1の前面窓2の周縁に取付けられる枠体であつ
て、枠体3の窓下周縁部分3aに下側に向けて枠
体3の長さ方向の並行溝4,5が設けられ、その
内側の溝4においてヘルメツト1の窓下部周縁に
嵌接着されている。
外側の溝5はその底面に適宜の間隔で長孔6が
貫設され、又、8は帯状片で前記長孔6の間隔と
同間隔で、且つ長孔6と同方向の長孔7が貫設さ
れており、該帯状片8は前記溝5内へ、その両側
壁内面に条設されたガイド9により抱持されて、
摺動自在に係入されたものであり、前記溝5と帯
状片8によりベンチレーター10を構成してい
る。11は帯状片8を左右に摺動させるための抓
みであり、5a,5′aは溝5両端に設けた帯状
片8のストツパーである。又、12は前面窓2の
両側に付設したヒンジ13により上下に揺動可能
なシールドであり、窓2周縁の枠体3に周縁部を
密着させて窓2を閉鎖して、該部からの空気の流
入を防止し、又必要に応じて開放するようになつ
ている。
尚、枠体3における窓下周縁部分3aは従来の
枠体に対して幅広となるがヒンジ13の調節のみ
でシールド12の枠体3への密着性は保持できる
ものであり、特にヘルメツト1本体の部分変更、
改造は不要である。
(作用) 以上のように構成されたヘルメツト1のベンチ
レーター10は第10図において帯状片8が溝5
のストツパー5aに接触する位置にあつて長孔
6,7はズレた状態となつており空気は流入せ
ず、閉鎖される。而して抓み11をもつて帯状片
8を左方に摺動させることにより、長孔7が移動
し、第11図に示すようにストツパー5′aに当
接する位置まで摺動させると長孔6と7は完全に
合致して連通し空気は流入可能な状態に全開され
た通気孔となり最大の流入量を得るようになる。
従つて帯状片8を適宜の所望位置に止めることに
より、季節、天候、速度等の走行条件に合せて走
行風の導入をコントロールしてシールドの曇りを
快適な状態で防止することができるものである。
尚、枠体3全体を窓下周縁部分3aと同様な並
行溝4,5付として窓上周縁部分は長孔6を設け
ないものとすれば、この場合溝5は雨樋となりヘ
ルメツト1上部からの雨水が窓2内へ流入するこ
とを効果的に防止することができる。
(効果) 以上のように本考案に係るベンチレーター付ヘ
ルメツトはフルフエイス型ヘルメツト1の前面窓
2の周縁に取付けられる屈撓性を有する軟質合成
樹脂製の枠体3において、該枠体3の窓下周縁部
分3aに下側に向けて枠体3の長さ方向の並行溝
4,5が設けられ、その内側溝4において窓下部
周縁に嵌着されると共に、外側溝5の底面には適
宜間隔の長孔6が貫設され、該溝内5にその長孔
6の間隔と同間隔で且つ長孔6と同方向の長孔7
が貫設された帯状片8が摺動可能に係入されてい
るように構成したので、ヘルメツト本体に通気孔
を開設せず、換気が可能であるのでヘルメツト本
体の強度を低下させることがない。従つて複数個
の通気孔を開設したための補強部分も必要がない
のでヘルメツトを従来のものより軽くすることが
可能である。
又、通気孔が見えないためヘルメツトの外観も
すつきりとしたものとなり、更に通気孔である長
孔がシールドの内面に沿う方向に開設され、導入
された外気が主としてシールド面に沿つて移動す
るので曇り止め効果が高い。
このため曇り止めが少量空気の導入で行え、冬
季に於けるヘルメツト内の冷え過ぎが起らない等
の特長がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係ずベンチレーター付ヘルメ
ツトの実施例の斜視図、第2図は第1図のA−A
線断面を示す拡大斜視図、第3図は同実施例にお
ける枠体の窓下周縁部分の正面図、第4図は同底
面図、第5図は同B−B線切断面を示す拡大断面
図、第6図は同実施例に於ける帯状片の正面図、
第7図は同底面図、第8図は同C−C線切断面を
示す拡大断面図、第9図は同D−D線切断面を示
す拡大断面図、第10図はベンチレーターの閉状
態を示す平面図、第11図は同開状態を示す平面
図である。 1……ヘルメツト、2……窓、3……枠体、3
a……窓下周縁部分、4,5……溝、6,7……
長孔、8……帯状片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フルフエイス型ヘルメツト1の前面窓2の周縁
    に取付けられる屈撓性を有する軟質合成樹脂製の
    枠体3において、該枠体3の窓下周縁部分3aに
    下側に向けて枠体3の長さ方向の並行溝4,5が
    設けられ、その内側溝4において窓下部周縁に嵌
    着されると共に、外側溝5の底面には適宜間隔の
    長孔6が貫設され、該溝内5にその長孔6の間隔
    と同間隔で且つ長孔6と同方向の長孔7が貫設さ
    れた帯状片8が摺動可能に係入されていることを
    特徴とするベンチレーター付ヘルメツト。
JP1985010589U 1985-01-30 1985-01-30 Expired JPH0210089Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985010589U JPH0210089Y2 (ja) 1985-01-30 1985-01-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985010589U JPH0210089Y2 (ja) 1985-01-30 1985-01-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61129830U JPS61129830U (ja) 1986-08-14
JPH0210089Y2 true JPH0210089Y2 (ja) 1990-03-13

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ID=30491910

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JP1985010589U Expired JPH0210089Y2 (ja) 1985-01-30 1985-01-30

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JP (1) JPH0210089Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5980420U (ja) * 1982-11-22 1984-05-31 本田技研工業株式会社 フルフエイス型ヘルメツト

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Publication number Publication date
JPS61129830U (ja) 1986-08-14

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