JPH0444591Y2 - - Google Patents

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JPH0444591Y2
JPH0444591Y2 JP2923690U JP2923690U JPH0444591Y2 JP H0444591 Y2 JPH0444591 Y2 JP H0444591Y2 JP 2923690 U JP2923690 U JP 2923690U JP 2923690 U JP2923690 U JP 2923690U JP H0444591 Y2 JPH0444591 Y2 JP H0444591Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、自動二輪車の乗員等が使用するヘル
メツトの内部を換気するための空気導入装置に関
し、特に、帽体を構成するシエル及び緩衝ライナ
間に分配室を形成し、この分配室を空気取入口を
介して帽体外に、また通孔を介して帽体内に連通
したもの改良に関する。
(2) 従来の技術 かゝる空気導入装置は、例えば特公平2−4683
号公報に開示されているように、既に知られてい
る。
(3) 考案が解決しようとする課題 かゝる空気導入装置において、分配室から多数
の通孔に空気を極力均等に分配するためには、分
配室を大容積に形成することが要求されるが、そ
のようにすると、緩衝ライナの肉厚減少による強
度低下を招くので、分配室の容積拡張にも或る限
界がある。特に従来の空気導入装置では、緩衝ラ
イナに多数の通孔を穿設しているので、これら通
孔による強度低下もあるため、緩衝ライナの肉厚
減少は一層制約される。
本考案は、かゝる事情に鑑みてなされたもの
で、容積の大きい分配室を得るために、緩衝ライ
ナの肉厚を減少させても、その強度を損じること
がないようにした、前記ヘルメツトの空気導入装
置を提供することを目的とする。
B 考案の構成 (1) 課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本考案は、分配室
を臨む開口を緩衝ライナに設け、この開口に多数
の通孔を有する合成樹脂製のグリルを嵌合し、こ
のグリルには、前記開口の周囲で緩衝ライナ内面
に当接する第1鍔部と、緩衝ライナ外面に当接す
る左右一対の第2鍔部とを設けたことを特徴とす
る。
(2) 作用 上記構成によれば、緩衝ライナの開口に嵌合す
る合成樹脂製グリルは、上記開口の周縁部を第
1、第2鍔部で挟持することにより緩衝ライナを
補強することができる。したがつて、緩衝ライナ
の薄肉化が可能となり、分配室を拡張することが
できる。
しかも、グリルには緩衝ライナの強度に関係な
く多数の通孔を設けることができるので、分配室
の拡張と相俟つて、分配室から帽体内への空気の
供給範囲を広げることができる。
(3) 実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説
明する。
先ず第1図及び第2図において、ヘルメツト1
の帽体2は、前面の窓孔3直下に顎覆い部2aを
有するフルフエイス型に構成される。この帽体2
には、窓孔3を開閉する透明のシールド板4及び
窓孔3の直上から前方へ張出すバイザ5が着脱可
能に取付けられる。
それらの取付構造を第2図及び第3図に示す。
同図において、帽体2の左右両側壁にナツト
6,6が埋設され、また前壁中央部に支持板7が
ビス8により固着される。この支持板7はその前
面から突出するピン9を一体に備える。一方、バ
イザ5には、左右両端部に取付孔10,10が設
けられ、また中央部内面に支筒11が一体に突設
される。而して、支筒11を前記ピン9に嵌合
し、取付孔10,10に通したビス12,12を
前記ナツト6,6に螺着することによりバイザ5
は帽体2に取付けられる。
またバイザ5の内面には、取付孔10,10を
囲むボス13,13が形成され、これらボス1
3,13にシールド板4の両端部の支持孔14,
14が回動可能に嵌合される(第5図参照)。し
たがつて、シールド板4はボス13,13周りに
回動可能であり、その回動により窓孔3を開閉す
ることができる。
このシールド板4の開放位置は、その上端が前
記支筒11に当接することにより規制されるが、
その当接時の緩衝を緩和するため前記支筒11は
ゴム製の緩衝パイプ15で被覆される。またシー
ルド板4の開閉位置を保持するために、それらの
位置で互いに弾力的に係合する突起16及び凹部
17,17′がバイザ5及びシールド板4にそれ
ぞれ形成される。
さらに、シールド板4の閉じ位置で該板4の左
右両側縁を帽体2と協働して弾力的に挟持する挟
持片18が帽体2に付設される。
第3図において、前記バイザ5と帽体2との間
には、前後両端を開放した通風路19が形成され
る。而して、このヘルメツト1を装着したライダ
が自動二輪車を運転すれば、バイザ5内に進入す
る走行風は通風路19を通つてバイザ5後方へ流
出するので、高速走行時でも、バイザ5は走行風
の煽りを受けない。
第2図ないし第4図に明示するように、帽体2
の前壁には左右一対の空気導入孔20,20が穿
設され、これらの前端は前記通風路19に、また
後端は帽体2の内面にそれぞれ開口する。前記支
持板7には、これら空気導入孔20,20の前方
開口端の上半部周縁に沿つて起立する誘導壁2
1,21が一体に形成される。また前記バイザ5
には、誘導壁21の下面に向つて開口する補助入
口22が設けられる。したがつて、バイザ5の前
端側または補助入口22から通風路19に進入し
た走行風の一部は誘導壁21,21により進路を
曲げられて空気導入孔20,20へ導びかれ、帽
体2内部の換気に寄与する。
再び第3図において、帽体2は、シエル25
と、このシエル25の内面に嵌装される発泡ポリ
スチレン製の緩衝ライナ26と、この緩衝ライナ
26の天井面を被覆するトツプパツド27と、緩
衝ライナ26の天井面及び顎覆い部2aを除く内
周面を被覆するフイツトパツド28とから構造さ
れる。前記シエル25は、顎覆い部2aの位置で
シエル上部体25Aと、シエル下部体25Bとに
分割され、この両者25A,25Bは、前半部で
はシエル下部体25Bを外側にし、後半部ではシ
エル上部体25Aを外側にして数個所をリベツト
29により相互に結着される。シエル上部体25
Aは繊維強化されたポリエステル等の熱硬化性合
成樹脂から成形され、シエル下部体25Bは
ABS等の熱可塑性合成樹脂から射出成形される。
このようにシエル25を上下に分割すると、下方
開口部を窄めた形状であつても、シエル25を容
易に製作することができる。
第3図、第6図及び第7図において、顎覆い部
2aの中央部には、シエル下部体25B及び緩衝
ライナ26により分配室30が画成され、この分
配室30に走行風を取入れるためのスクリーン付
空気取入口31がシエル下部体25Bの前部に設
けられる。また緩衝ライナ26には、分配室30
に面して方形の開口32が穿設され、この開口3
2に、多数の通孔33,33…を有する合成樹脂
製のグリル34が装着される。このグリル34
は、開口32の周囲で緩衝ライナ26後面に当接
する第1鍔部34aと、分配室30内で緩衝ライ
ナ26前面に当接する左右一対の第2鍔部34
b,34bとを備え、これら第1、第2鍔部34
a,34bに緩衝ライナ26を挟持させている。
こうしてグリル34は緩衝ライナ26に取付けら
れると共に、該ライナ26の開口32周縁部を補
強する。グリル34の着脱に際しては、左右の第
2鍔部34b、34bの中間部でグリル34を帽
体2内方へ曲げるもので、こうすると両第2鍔部
34b,34bの間隔が狭くなるので、これら鍔
部34b,34bを開口32に通過させてグリル
34を緩衝ライナ26に対し着脱することがてき
る。
また顎覆い部2aにおいて、シエル上部体25
A及び緩衝ライナ26間には、分配室30から窓
孔3の下縁まで延びる扁平な案内通路35が画成
され、この案内通路35の上方開口部を覆うよう
にして縁ゴム36が窓孔3の周縁部に接着され
る。この縁ゴム36の下部に、案内通路35に連
通する複数の噴気孔37,37が穿設される。
而して、走行風が空気取入口31から分配室3
0に流入すると、その走行風の一部はグリル34
の通孔33,33…を通つて顎覆い部2a内側に
進入し、使用者の鼻先ないし口元に向つて流れ、
その者の呼気を後方ないし下方へ誘導すると共
に、帽体2内の換気を促す。また分配室30に流
入した他の空気は案内通路35を上昇しながら該
通路35から整流作用を受け、次いで複数の噴気
孔37,37から噴出するので、その噴出空気は
周囲に分散することなくシールド板4の内面に沿
つて上昇する。このようにして使用者の呼気によ
るシールド板4内面の曇りを防止することができ
る。
最後に第3図及び第8図に示すように、帽体2
の後壁には、緩衝ライナ26及びシエル下部体2
5B間に扁平な空室38が形成されると共に、こ
の空室38に段違いで連通する内側排気孔39及
び外側排気孔40が緩衝ライナ26及びシエル下
部体25Bに穿設される。
而して、帽体2の外表面を走行風が流れること
により外側の排気孔40の周辺部に負圧が発生す
ると、その負圧の吸引作用により帽体2内の空気
が内側排気孔39から空室38を経て外側排気孔
40へ流出するので、帽体2内部の換気が促進さ
れる。
C 考案の効果 以上のように本考案によれば、分配室に臨む開
口を緩衝ライナに設け、この開口に多数の通孔を
有する合成樹脂製のグリルを嵌合し、このグリル
には、前記開口の周囲で緩衝ライナ内面に当接す
る第1鍔部と、緩衝ライナ外面に当接する左右一
対の第2鍔部とを設けたので、グリルは緩衝ライ
ナの開口周縁部を第1、第2鍔部で挟持すること
により緩衝ライナを補強することができ、したが
つて緩衝ライナの薄肉化、延いては分配室の拡張
が可能となり、分配室からグリルの多数の通孔に
空気を均等分配し、帽体内の換気性向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は乗車用ヘルメツトの斜視図、第2図は同ヘルメ
ツトの分解斜視図、第3図は第1図の−線断
面図、第4図は第2図の−線断面図、第5図
は第1図の−線断面図、第6図は第3図の
−線断面図、第7図は第3図の−矢視図、
第8図は第3図の矢視図である。 1……ヘルメツト、2……帽体、2a……顎覆
い部、25……シエル、26……緩衝ライナ、3
0……分配室、31……空気取入口、32……開
口、33……通孔、34……グリル、34a……
第1鍔部、34b……第2鍔部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 帽体2を構成するシエル25及び緩衝ライナ2
    6間に分配室30を形成し、この分配室30を空
    気取入口31を介して帽体2外に、また通孔33
    を介して帽体2内に連通した、ヘルメツトの空気
    導入装置において、 分配室30に臨む開口32を緩衝ライナ26に
    設け、この開口32に多数の通孔33を有する合
    成樹脂製のグリル34を嵌合し、このグリル34
    には、前記開口32の周囲で緩衝ライナ26内面
    に当接する第1鍔部34aと、緩衝ライナ26外
    面に当接する左右一対の第2鍔部34bとを設け
    たことを特徴とする、ヘルメツトの空気導入装
    置。
JP2923690U 1990-03-22 1990-03-22 Expired JPH0444591Y2 (ja)

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