JPS63280704A - α‐オレフィンの立体特異的重合法およびそのための触媒系 - Google Patents

α‐オレフィンの立体特異的重合法およびそのための触媒系

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JPS63280704A
JPS63280704A JP63102334A JP10233488A JPS63280704A JP S63280704 A JPS63280704 A JP S63280704A JP 63102334 A JP63102334 A JP 63102334A JP 10233488 A JP10233488 A JP 10233488A JP S63280704 A JPS63280704 A JP S63280704A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はα−オレフィンの立体特異的重合法およびこの
重合に使用できる触媒系に関するものである。
(従来の技術) α−オレフィン、例えばプロピレンを、チタントリクロ
リドを主成分とする固体成分と、アルキルアルミニウム
クロリドなどの有機金属化合物からなる活性化剤とを含
む触媒系によって立体特異的に重合することは公知であ
る。
特許B E −A−780,758号〔ツルベイアンド
シー(SOLVAY & C1e))は、高い内部有孔
度を有し、極めて良好な立体規則性をもつプロピレンポ
リマーを与える、TiC1,を主成分とする超活性固体
触媒錯体を記載している。
ポリオレフィンの製造業者に常につきまとう最大の関心
事はその重合プラントの生産性の改善にある。
この目的を達成する一手段はより一層高活性の触媒系を
用いることにあり、このような触媒の使用により、所定
の触媒収率に対して、該重合プラント内での触媒の滞留
時間を滅じ、あるいは該プラントの容積を小さくするこ
とが可能となる。
(発明が解決しようとする課題) そのため、本発明は、高活性であり、しかもある重合条
件下では公知のものよりも一層立体特異的な触媒系の存
在下で行われる重合法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 従って、本発明は、 (a)  錯化チタントリクロリドを主成分とする固体
と、 (bl  元素周期律表第1A、IIA、IIBおよび
I[IB族金属の有機金属化合物とを含む触媒系の存在
下で実施するα−オレフィンの重合法に関し、該方法は
該触媒系が、更に (c)  酸素含有有機珪素化合物を含むことを特徴と
する。
本発明の触媒系の成分(alは公知法によって得ること
のできる錯化チタントリクロリドを主成分とする固体で
ある。一般には、テトラハライド、テトラ(炭化水素−
オキシ)誘導体およびこれらの混合物から選ばれるチタ
ン化合物(1)をまず還元する工程を含む方法で得られ
る固体を用いることが好ましい。チタンテトラハライド
の例としては、テトラアイオダイド、テトラプロミドお
よびテトラクロリドを挙げることができる。チタンテト
ラ(炭化水素−オキシ)誘導体の例としては、テトラア
ルコキシド、例えばテトラメトキシ−、テトライソプロ
ポキシ−およびテトラ−n−ブトキシ;およびテトラア
リールオキシド、例えばテトラフェノキシ−、テトラク
レジルオキシ−およびテトラナフチルオキシ−チタンな
どを例示できる。
上記化合物(1)の中で、チタンテトラハライド、特に
チタンテトラクロリドが好ましい。
還元は、水素もしくはマグネシウムおよび好ましくはア
ルミニウム(特に化合物(11がチタンテトラハライド
である場合には、)などの金属の塩を用いて実施できる
。それにも拘らず、化合物(11の還元は例えば有機マ
グネシウム還元剤であり得る、有機金属還元剤を用いて
行うことが好ましい。
最良の結果は化合物+1)の還元を有機アルミニウム還
元剤(2)を用いて行った場合に得られる。
好ましく使用できる有機アルミニウム還元剤は、少なく
とも一つの、アルミニウム原子に直接結合した炭化水素
基をもつ化合物である。この種の化合物の例はモノ−、
ジーおよびトリーアルキルアルミニウム(ここでアルキ
ル基は1〜12、好ましくは1〜6個の炭素原子を有す
る)、例えばトリエチルアルミニウム、イソプレニルア
ルミニウム、水素化ジイソブチルアルミニウムおよびエ
トキシジエチルアルミニウムなどである。この種の化合
物を用いた場合、最良の結果はアルキルアルミニウムク
ロリド、特にジエチルアルミニウムクロリドおよびエチ
ルアルミニウムセスキクロリドによって得られる。
本発明に使用できる触媒系の成分ta)を得るためには
、上記の還元した固体を少なくとも一種の錯化剤による
処理に付す。該錯化剤は、チタン化合物(1)またはア
ルミニウム化合物(2)に存在するチタンまたはアルミ
ニウム原子と配位し得る1以上の自由電子対をもつ1以
上の原子または基を含む有機化合物から一般に選ばれる
。好ましくは、該錯化剤は脂肪族エーテル群、特に脂肪
族基が2〜8、好ましくは4〜6個の炭素原子を含むよ
うなエーテル群から選ばれる。極めて良好な結果を与え
る脂肪族エーテルの典型例はジイソアミルエーテルであ
る。
触媒固体の生産性および/または立体特異性を安定化も
しくは改良すべく計算された、錯化剤によるこのような
処理は周知であり、かつ文献に十分に記載されている。
即ち、錯化剤による処理は、錯化剤の存在下で還元固体
を粉砕することからなるものであり得る。
これは錯化剤の存在下で該還元固体を熱処理するもので
あってもよい。また、この処理は液状炭化水素化合物お
よび損性補助溶媒、例えばエーテルを含む混合溶媒の存
在下で、該還元固体を抽出洗浄するものであってもよい
。更に、チタン化合物、特にテトラクロリドを、錯化剤
の存在下で、有機アルミニウム還元剤(2)で還元する
ことによっても実施でき、これは例えばチタンテトラク
ロリドに該還元剤と錯化剤との反応生成物の炭化水素溶
液を加え、次いでかくして得られる還元固体を熱処理す
ることにより実施される。該熱処理は錯化剤の不存在下
または追加量の錯化剤(これは前に用いたものと同一で
も異っていてもよい)の存在下で行う。更に、十分な量
の錯化剤で処理してチタントリクロリドを主成分とする
均一溶液を得、かつか(して溶解された固体を加熱して
再沈澱することも可能である。
成分(a)を調製するためには、錯化剤による処理は活
性化処理と組合せるか、あるいは該錯化剤処理後活性化
処理することができる。これらの活性化処理も周知であ
り、文献に記載されている。この処理は、無機ハロゲン
化合物、有機ハロゲン化合物、ハロゲン間化合物および
ハロゲンから選ばれる少なくとも一種の試薬で行うのが
一般的である。これらの試薬として、まず無機ハロゲン
化合物としては金属または非金属ハライド、例えばチタ
ンおよび珪素のハライドを例示でき、有機ハロゲン化合
物としてはハロゲン化アルカンおよびカーボンテトラハ
ライドなどのハロゲン化アルカンを例示でき、ハロゲン
間化合物としては塩化および臭化ヨウ素を例示でき、ハ
ロゲンとしては塩素、臭素およびヨウ素を例示できる。
活性化処理に極めて適した試薬の例は四塩化チタン、四
塩化珪素、ヨードブタン、モノクロロエタン、ヘキサク
ロロエタン、クロロメチルベンゼン、四塩化炭素、塩化
ヨウ素およびヨウ素である。
四塩化チタンにより最良の結果が得られる。
錯化剤および後に行うかもしれない活性化処理に用いる
試薬のもつ物理的形状はプリカーサの調製にとって無関
係である。これらの試薬は気体または液状で用いること
ができ、液体状態は最も有用な形状であり、この状態は
温度および圧力の通常の条件下で達成される。錯化剤に
よる処理および実施するかもしれない活性化処理を不活
性炭化水素希釈剤の存在下で行うこともできる。該希釈
剤は一般に液状の脂肪族、脂環式および芳香族炭化水素
、例えば液体アルカンおよびイソアルカン並びにベンゼ
ンから選ばれる。
最も一般的な錯化および活性化処理のための操作条件の
詳細は、特に特許B E −A−864,708号(住
友化学工業株式会社: SUMITOMOCHU:、旧
CALCOMPANY、 LTD、)、U S −A−
4,295,991号〔エクソンリサーチ&エンジニア
リング社(EXXONRESEARCII AND E
NGINEERING Co、) )およびj変者に引
用された文献に見出すことができる。
調製の任意の時点において、還元または錯化段階の後、
もしくは場合により実施される活性化段階の後、好まし
くは還元段階後に、成分(alをその粒子の脆砕性を減
することを口約とする処理にかけることができる。この
処理は“予備重合(prepolymerizatio
n)”として知られ、上記固体を、重合条件下で、エチ
レンまたは好ましくはプロピレンなどの低級α−モノオ
レフィンと接触させて、一般に約5〜500重量%の“
予備重合された”α−モノオレフィンを含む固体を得る
ことからなる。この“予備重合”は、有利には該固体を
上記のような不活性炭化水素希釈剤に分散させた懸濁液
中で十分な時間行って、該固体上に所定量の予備重合さ
れたα−モノオレフィンを与えるように実施できる。こ
の変法により得られた成分(a)は脆砕性ではなく、か
つ重合を比較的高温度下で実施しても良好な形状のポリ
マーを得ることを可能とする。
更に、調製の任意の時点、好ましくは活性化処理を実施
する場合にはその後に、該成分(alを追加の活性化処
理にかけることができる。この処理は該成分の緒特性の
安定性を維持しおよび/またはその立体特異性を高める
ために行われる。この追加の活性化処理は、成分(a)
、好ましくはこれを調製した際の媒質から分離し、かつ
上で規定した不活性炭化水素希釈剤で洗浄したものを活
性化剤と接触させることからなる。該活性化剤は有機ア
ルミニウム化合物および有機アルミニウム化合物とヒド
ロキシル基が立体的にブロックされているヒドロキシ芳
香族化合物から選ばれる化合物との反応生成物から選択
される。この有機アルミニウム化合物はトリアルキルア
ルミニウムおよびアルキルアルミニウムクロリドから選
ぶことが好ましい。
これら化合物の中で、トリエチルアルミニウムおよびジ
エチルアルミニウムクロリドによって最良の結果が得ら
れる。ヒドロキシル基が立体的にブロックされているヒ
ドロキシ芳香族化合物は、ヒドロキシル基に対してオル
ト位がジ−t−アルキル化されているフェノールおよび
3− (3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)−プロピオン酸エステルから選ぶことが好ましい
。これら化合物の中で、n−オクタデシル3− (3゜
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−プロ
ピオネート尉よび2,6−ジーt−ブチル−4−メチル
フェノールにより最良の結果が得られる。
上記追加の活性化処理に関する他の詳細、特に有機アル
ミニウムおよびヒドロキシ芳香族化合物の性質並びに該
処理を実施する操作条件に係る詳細は特許B E −A
 −803,875号〔ツルベイ&シー(SOLVAY
 & C1e) ’:lおよびフランス特許出M186
/13.649号(1986年9月26日出願:ソルベ
イ&シー)に見出すことができる。
本発明で使用し得る触媒系の組成に関る成分(a)の好
ましい製法は特許B E −A −780,758号(
ツルベイ&シー)に記載されている。この方法は有機ア
ルミニウム還元剤(この例では、好ましくはアルキル鎖
の炭素数が2〜6であるジアルキルアルミニウムクロリ
ドである)によって柔和な条件下で四塩化チタンを還元
する工程を含む。かくして得た還元固体の場合により行
わ・れる熱処理後、該固体を上記の錯化剤による処理に
かける。最後に、四塩化チタンで処理し、かくして得ら
れる錯化チタン) IJクロリドを主成分とする固体を
分離し、一般には上記の不活性炭化水素希釈剤で洗浄す
る。該希釈剤は好ましくは炭素原子数3〜12であって
該固体の調製全体を通じて使用することのできる液状脂
肪族炭化水素から選択される。
前節で述べた好ましい調製法は錯化チタン) IJクロ
リドを主成分とする固体(成分(a))の粒子を与え、
これは特許B E −A−780,758号にも記載さ
れている。これら粒子は球状であり、かつ一般に5〜1
00μ、最も一般的には10〜50μの径をもつ。また
、これらは著しく多孔質である。
結果として、これらの粒子は75m/g以上、最も一般
的には100〜250rd/gの比表面積および0゜1
5cm’/g以上、より一般的には0.20〜0.35
cm3/gの全多孔率をもつ。微粒子の内部多孔率は該
粒子の上記全多孔率に最大の寄与を与える。このことは
径200Å以下の孔に対応する孔容積の高い値により立
証され、該孔容積は0.11cm3/g以上、より一般
的には0.16〜0.31cm’/gである。
特許B E −A−780,758号に記載の方法で得
られる錯化チタントリクロリドを主成分とする固体〔成
分(a)〕は、好ましい操作条件を選んだ場合、次式の
ものに相当する。
T1Cl!3  ・(^j!PCIlz)x  ’Cy
ここでRは炭素数2〜6のアルキル基であり、Cは上で
定義した錯化剤であり、Xは0.20より小さな任意の
数であり、yは0.009よりも大きな任意の数であり
、一般には0.20よりも小さい。
この調製法の変更は既に述べた以下のような工程からな
るものを例示できる。即ち、 0 必要に応じて行われる加熱処理後、かつ錯化剤によ
り処理前に、重合条件下で低級α−モノオレフィン(プ
ロピレン)により上記還元固体を“予備重合”する工程
。この“予備重合”は上記のような不活性炭化水素希釈
剤中の該還元固体の′A!、濁液中で、約20〜80℃
にて一般的には1分〜1時間行われる。
0 有機アルミニウム化合物とヒドロキシ芳香族化合物
との反応生成物の溶液を、成分ta+の炭化水素懸濁液
に導入することにより、成分(alを追加の活性化処理
にかける工程。該懸濁液を次いで好ましくは約20〜4
0℃の温度にて、好ましくは15〜90分間維持する。
これらの変更は別々にあるいは組合せて利用できる。
成分(a)の調製のために採用されかつ上で述べた変更
とは無関係に、成分(alはこれを作製した際の媒質か
ら最終的に分離され、次いで一最にはこの調製に於ても
利用できるものと同じ性質の不活性炭化水素希釈剤によ
り洗浄される。
分離され、かつ洗浄された、本発明の触媒系で用いる成
分(a)は次に必要に応じて常法に従って乾燥すること
ができる。
洗浄し、必要に応じて乾燥した後、本発明の触媒系の成
分(alは、即座に上記の、懸濁重合でも希釈剤として
使用し得るものなどの不活性炭化水素希釈剤と再度接触
させることができる。これは上記の如き希釈剤中である
いは乾燥状態で、好ましくは冷却下で長期間に亘り、そ
の緒特性を失うことなく貯蔵できる。
重合用の本発明の触媒系は、上記成分(alの他に成分
(b)を含み、該成分は元素周期律表〔化学技術のカー
クーオスマ辞典に記載されたもの(完全改訂第2版、第
8巻、1965年、p94);version pub
lished in Kirk−Othmer EnC
yclopediaof Chemical Tech
nology)第1A、I[A、IIBおよびmB族金
属の有機金属化合物、好ましくは次式の化合物から選ば
れる。
AIR’o+Y、−+* ここでR′は炭素原子数1〜18、好ましくは1〜12
の炭化水素基であって、アルキル、了り−ル、了り−ル
アルキル、アルキルアリールおよびシクロアルキル基か
ら選ばれ、最良の結果はR′が炭素原子数2〜6のアル
キル基である場合に得られ;Yはフッ素、塩素、臭素お
よびヨウ素から選ばれるハロゲン原子であり、Yが塩素
の場合に最良の結果を与え;mは0≦m≦3、好ましく
は1.5≦m≦2.5を満たす任意の数であって、mが
2である場合に最良の結果を与える。
ジエチルアルミニウムクロリド(DEAC)がこの触媒
系の最大の活性および最高の立体特異性をもたらす。
上記成分(a)および(b)の他に、本発明の触媒系は
成分(e)を含み、これは酸素含有有機珪素化合物から
選ばれる。
酸素含有有機珪素化合物なる用語は、その分子内に珪素
、酸素および炭化水素基を含むあらゆる化合物を意味す
るものと理解すべきである。本発明で使用できる酸素含
有有機珪素化合物としては、シリルアセテートなどのカ
ルボン酸のシリルエステル;エチルおよびブチルシリケ
ートなどのアルキルシリケート;ヘキサメチルジシロキ
サンおよびジメチルテトラエトキシジシロキサンなどの
アルキルおよびアルコキシ基で置換されたシロキサン;
およびトリフェニルシラノールおよびジフェニルシラン
ジオールなどのシラノールの芳香族誘導体などを例示で
きる。
しかし、この酸素含有有機珪素化合物は、好ましくはシ
ランの(炭化水素−オキシ)含を誘導体、即ち分子が少
なくとも1つの炭化水素−オキシ基を含むシラン誘導体
から選択される。
該誘導体は次式で表すことができる。
R’ hSi(OR(ハ))、−9 但し、R′は水素原子、ハロゲン原子または炭素原子数
1〜18、好ましくは1〜8の炭化水素基を表し、該炭
化水素基は例えばアルキル、シクロアルキル、アルケニ
ル、アリール、アルキルアリールおよびアリールアルキ
ル基(これら基自身がハロゲン、アミノなどの置換基を
有していてもよい)から選択され、R“は好ましくはア
リールおよびアルキル基から選択され;R#はR“と同
一または異なる炭素原子数1〜12、好ましくは1〜6
の炭化水素基を表し、例えばアルキル、シクロアルキル
、アルケニル、アリール、アルキルアリールおよびアリ
ールアルキル基(これらはアルコキシなどにより置換さ
れていてもよい)から選ばれ、R”がアルキルおよびア
リール基から選ばれる際に最良の結果を与え;nはO≦
n≦3、好ましくは1にnに2を満たす数である。
nR“および(4−n)R”が夫々異る特性の基を表す
化合物も本発明の範囲内にはいる。
上記一般式に対応する酸素含有有機珪素化合物の例はト
リエトキシシラン、テトラエトキシシラン、トリメチル
メトキシシラン、トリメチルエトキシシラン、ジメチル
ジメトキシシラン、ジメチルジェトキシシラン、ジフェ
ニルジメトキシシラン、メチルフェニルジメトキシシラ
ン、ジフェニルジェトキシシラン、メチルトリメトキシ
シラン、フェニルトリメトキシシラン、γ−クロロープ
ロピルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン
、エチルトリエトキシシラン、ビニルトリエトキシシラ
ン、ブチルトリエトキシシラン、フェニルトリエトキシ
シラン、γ−アミノブロピルトリエ)−1−ジシラン、
クロロトリエトキシシラン、エチルトリイソプロポキシ
シラン、ジェトキシメチルビニルシラン、ビニルトリメ
トキシシラン、トリメチルフェノキシシラン、メチルト
リアリルオキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエ
トキシ)シラン、ビニルトリアセトキシシランおよびト
リメトキシシランである。
最も好ましい酸素含有有機珪素化合物はトリアルコキシ
アリールシランおよびジアルコキシジアリールシランで
あり、その典型例はトリエトキシフェニルシランおよび
ジフェニルジメトキシシランである。
かくして定義された成分(a)、(b)番よび(c)を
含む触媒系は、分子が炭素原子数2〜18、好ましくは
2〜6をもつ末端不飽和オレフィン、例えばエチレン、
プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、メチル−1−
ブテン、1−ヘキセン、3−および4−メチル−1−ペ
ンテンおよびビニルシクロヘキセンなどの重合に利用さ
れる。これら触媒は、特にプロピレン、1−ブテンおよ
び4−メチル−1−ペンテンを高アイソタクチツク性の
結晶性ポリマーに立体特異的に重合するのに有利である
また、これらの触媒系は上記α−オレフィン同志の共重
合並びに炭素原子数4〜18のジオレフィンとの共重合
に適用することもできる。好ましくは、該ジオレフィン
は非共役脂肪族ジオレフィン、例えば1,4−へキサジ
エン;非共役単環式ジオレフィン、例えば4−ビニルシ
クロヘキセン;エンドサイクリックブリッジを有する脂
環式ジオレフィン、例えばシクロペンタジェン、メチレ
ン−およびエチレン−ノルボルネン;および共役脂肪族
ジオレフィン、例えばブタジェンまたはイソプレンであ
る。
該触媒系は、更にα−オレフィンとジオレフィンとから
形成されるいわゆるブロックコポリマーの製造にも適用
される。これらブロックコポリマーは様々な長さの鎖セ
グメントの連りからなり、各セグメントはα−オレフィ
ンのホモポリマーまたはα−オレフィンと少なくとも1
種のα−オレフィンおよびジオレフィンから選ばれるコ
モノマーとの統計的コポリマーからなる。α−オレフィ
ンおよびジオレフィンは上記のものから選ばれる。
本発明による触媒系は、プロピレンのホモポリマーおよ
び全体で少なくとも50重量%のプロピレン、好ましく
は少なくとも75重量%のプロピレンを含むコポリマー
の製造に特に適している。
この重合は任意の公知方法、即ち溶媒または不活性炭化
水素希釈剤、例えば成分(a)の調製に関連して前記し
たもの、好ましくはブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプ
タン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサンまたはこ
れらの混合物から選ばれる溶媒または希釈剤中での溶液
または懸濁重合などに従って実施できる。また、液体状
態に維持されたモノマーまたはモノマー混合物中の1種
中で、あるいはまた気相中で重合することもできる。
本発明の触媒系の使用は気相重合に対して極めてを利で
ある。事実、この種の重合においてアモルファスおよび
粘着性の副生物の発生は特に有害であり、これらの除去
が不可能なので、より立体特異性の高い触媒系の使用が
特に有利である。本発明の触媒系はこの条件を満たすこ
とがわがっている。
重合温度は、一般に20〜200℃、好ましくは50〜
90℃の範囲であり、最良の結果は65〜85℃で得ら
れる。重合圧は一般に大気圧〜50気圧、好ましくは1
0〜40気圧である。この圧力は当然使用する温度に依
存する。
この重合は連続または不連続式に行うことができる。
いわゆるブロックコポリマーの調製は公知の方法で実施
できる。二段階法を用いることが好ましく、該二段階法
はホモ重合につき上記した方法に従ってα−オレフィン
、一般にプロピレンを重合することからなる。次いで、
他のα−オレフィンおよび/またはジオレフィン、一般
にエチレンを活性状態に維持されたホモポリマー鎖の存
在下で重合する。この第2の重合工程は第1段階におけ
る未反応モノマーを完全にもしくは部分的に除いた後に
実施できる。
成分(al、(b)および(c)(これらが本発明の触
媒系を構成する)は重合媒質中に別々に添加することが
好ましい。
しかしながら、成分(a)と(b);成分(alと(c
);成分(b)と(c)あるいはこれら3成分を相互に
、重合媒質中に導入する前に、予め接触させることもで
きる。
この予備触媒は、一般に一40〜80℃にて、使用する
温度に応じて変えられ、数分〜数時間あるいは数日間の
範囲内の時間実施できる。
成分(alと(blまたは(c1もしくは成分(blお
よび(c)との予備接触は、例えば成分(a)を調製す
るのに用いた炭化水素希釈剤に懸濁させた成分(a)と
、同じ希釈剤中の成分(b)または(c1もしくは成分
(blおよび(c1の溶液とを接触させることにより実
施できる。
成分ら)と(c)との予備接触は、上記の如き炭化水素
希釈剤の該成分ら)および(c)の各溶液を相互に接触
させることにより実施でき、この予備接触中にこれら成
分(b)と(c)との間の反応生成物または錯体の形成
は何等問題はなく、一般に触媒系の緒特性には悪影響を
与えない。
使用する成分(a)の量はそのTICβ3含量に応じて
定められる。一般に、この量は重合媒質中の濃度、即ち
希釈剤、モノマーまたは反応器容積11当たりTiCj
’+が0.O1mmoj!以上、好ましくは0.05m
moβ/I!以上となるように選ばれる。
使用する成分ら)の全量は特に制限はなく、一般には希
釈剤、モノマーあるいは反応器容積11当たりQ、 1
mmo R以上、好ましくは0.5mmo l/βであ
る。
使用する成分(c)の全量は同様に特に制限はないが、
成分ら)の全量を越える量で用いることは好ましくない
。というのは、これによって触媒活性が低下されること
がわかったからである。
成分ら)の量対成分(a)の量の比は特に制限されない
。これは、一般に成分(b)中に存在する金属と成分(
a)中のチタンとの原子比が0.5〜20グラム原子/
グラム原子(g −at、/ g −at、) 、好ま
しくは1〜15 g −at、/ g −at、 とな
るように選ばれる。最良の結果はこの原子比が2〜1.
2 g −at。
/g−at、の範囲である場合に得られる。
成分(c1O量対成分(blの量の比は、成分子bl中
に存在する金属のg−at、当たりの成分(c)中に存
在する珪素のg−at、で表され、一般に0.001〜
5、好ましくは0.005〜1である。最良の結果はこ
の比が0.01〜0.2の範囲内にあるときに得られる
本発明の方法によって製造されるポリマーの分子量は、
重合触媒中に−またはそれ以上の分子量調節剤、例えば
水素、ジエチル亜鉛、アルコール類、エーテル類および
アルキルハライドなどを添加することにより調節するこ
とができる。
本発明の触媒系の活性は、同量の錯化チタントリクロリ
ドを含む場合には、特許BE−A−780,758号に
記載の二成分触媒系よりも高い。従って、液状モアツマ
−中でのプロピレンのホモ重合では、本発明の触媒系の
使用により、このような条件下で15%にも達する活性
増加を用意に達成することができる。この活性における
増加は、気相で重合を行った場合には大きな立体特異性
の低下を示すことなく、50%にも達し得る。
(実施例) 以下の実施例は本発明を例示するものである。
これら実施例で用いる記号は以下の意味をもつ。
α=触媒活性。便宜的に触媒固体中に存在するTiCj
!31g当たり、1時間当たりに得られる、重合媒質に
不溶性のポリマーのg数として表す。
この活性はX−線螢光法によりポリマー中に存在する残
留チタン含量から間接的に評価される。
G=ポリマーの捩り弾性率。弧の捩り角60°、モルト
の設定温度70℃およびコンディショニング時間5分に
対し、100℃にて測定した〔標準B52782−パー
トI一方法150A;lSO458/1、方法BiDI
N53447およびASTMD 1043)、この弾性
率はdaN/cm”で表した。
MFI=メルトフローインデックス。230℃にて2.
16 kgの負荷の下で測定し、8710分で表した(
ASTM標準D1238)。
ASG=不溶性ポリマー画分の見掛けの比重。
充填により測定し、g/βで表した。
1、  I=ポリマーのアイソタクチック指数。該ポリ
マーの分画により評価し、集められた固体ポリマー全量
に対する沸騰へブタン中の不溶分の割合(%)で表した
実施例1〜3および比較例IR A、成分(a)の調製 1、還元 140ni!の乾燥へキサンと60mf!の純TiCj
!4とを、窒素雰囲気下で、400rpmで回転する2
枚羽根撹拌機を備えた容量800m1の反応器に導入す
る。このヘキサン/T+CL溶液を0(±1)℃に冷却
する。4時間の間に、190ni!のヘキサンと70m
j7のジエチルアルミニウムクロリド(DEAC)とか
らなる溶液を添加し、一方で反応器中の温度を0 (±
1)℃に維持する。
DBAC/ヘキサン溶液の添加後、微粒子の懸濁した反
応媒質を攪拌しつつ15分間1 (±1)℃に保ち、次
いで1時間の間に25℃まで上げ、この温度で1時間維
持し、その後約1時間かけて65℃とする。この媒質を
2時間、65℃に攪拌しつつ維持する。
2、予備重合 上記混合物を、次に約58℃に冷す。次いで、プロピレ
ンを2バールの圧力の下で反応器の気相中に導入する。
この導入は十分な時間(約45分)続けて、固体1 k
g当たり70gの重合プロピレンを得る。かくして予備
重合された固体の懸濁液を次に40℃まで冷す。液相を
固体がち分離し、固体生成物を7回、200mlの乾燥
ヘキサンで洗浄する。この時各洗浄中固体を再懸濁させ
る。
3、錯化剤による処理 予備重合された還元固体を456nj!のヘキサン中に
再懸濁させ、86m1のジイソアミルエーテル(DIA
E)を加える。この懸濁液を50℃にて1時間攪拌する
。かくして処理した固体を、次に液相から分離する。
4、  TiC1aによる活性化処理 上記処理後の固体を210mlのへキサンに再懸濁し、
52m1のTiCl2.を加え、該懸濁液を攪拌しつつ
70℃にて2時間維持する。次いで液相を濾過により除
き、錯化チタントリクロリドを主成分とする固体を14
回、270mj!のヘキサンで洗浄する。
5、追加の活性化 280mAのへキサンに懸?Eさせた、70gの錯化チ
タントリクロリドを主成分とする固体(約780 g 
Tick 3 /kgを含有)を、150rpmで回転
する翼攪拌器を備えた8 00ml容量の反応器に導入
する。ヘキサン11につき80gのDHAC〔化合物(
1)〕およびチバガイギー(ciba Geigy)に
よりイルガノックス(Irganox) 1076なる
商標の下で市販されている、176.2gのn−オクタ
デシル3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)−プロピオネート〔化合物(2)〕を混合す
ることにより予め調製した、活性化剤(“予備活性化剤
(preactivator)  ”のヘキサン溶液1
14mlを徐々に(30分)該反応器に導入する。咳“
予備活性化剤”の調製に用いた化合物(11対化合物(
2)のモル比は2であり、該“予備活性化剤”対錯化チ
タントリクロリドを主成分とする固体〔該固体中に存在
するTiCjl!s  1モルにつき初めに導入された
化合物(1)のモル数で表す〕のモル比は0.2である
該“予備活性化剤”の溶液は、化合物(1)と化合物(
2)との混合物の際にみられるガスの発生の完了後15
分後に反応器に導入される。
このようにして“予備活性化剤”で処理した懸濁液を、
攪拌しつつ、30℃にて1時間保つ。
沈降が生じた後、生成する成分(alを100mlの乾
燥ヘキサンで5回(各洗浄の際固体を再懸濁する)洗浄
し、250 g/Rなる濃度のヘキサン懸濁液として保
存する。
こうして得た成分(a)は1 kg当たりTic (!
 3を681 g、アルミニウムをLogおよびDIA
Eを43g含む。
以下のものを、記載した順序で、窒素でフラツシングし
つつ、予め乾燥し、乾燥窒素雰囲気下に保たれた容量5
Nのオートクレーブに導入する。
0400■のDEAC(濃度80 g/βのヘキサン溶
液として)。これはシェリング(Schering)社
により市販されている(原子比C2/^eはエチルアル
ミニウムジクロリドを添加することにより1.02に3
周節されている)。
0 フェニルトリエトキシシラン(PTS:itは以下
の第1表に示す)。これはジャンセンシミ力(Jans
sen Chimica)社により市販されている。
66.4X10−’モルヘキサン溶液として使用。
(実施例1〜3)。
O上記入で調製した成分(a) 100■(従って、D
EAC対この成分中にあるTiCN3のモル比は約8で
ある)。
O分圧1バールの水素(実施例2:O,Sバール)。
o 31の液体プロピレン。
反応器を攪拌しつつ70℃に3時間保つ。次いで、過剰
のプロピレンを脱気し、生成ポリプロピレン(PP)を
回収する。
この重合実験の特定の諸条件および結果を以下の第1表
に示す。
第1表 これら実施例の結果は、触媒系の活性(α)に対する、
プロピレン重合媒質中における酸素含有有機珪素化合物
(PTS)存在の有利な影響を明白に示している。
実施例4 実施例1バートBと同じオートクレーブ内に、かつ同じ
操作条件の下で、DBACおよび成分(al(実施例1
のパー)Aにおける如く調製)に加えて、シャープケミ
カルズ社(Sharpe ChemicalsCo、)
により市販されているジフェニルジメトキシシランの6
6.4X10−bモルヘキサン溶液1mAを導入する。
オートクレーブに、重合媒質の他の成分(Si /Al
比は0.02 g −at、/ g −at、)を導入
した後、重合実験を実施例1のパートB記載の如〈実施
する。この実験では940gのPPを回収することがで
きた。触媒活性は4,600g PP/g TiC1x
Xhであると見積もられた。このPPの1.Iは96.
5%iMFIは4.9g/10分;Gは648daN/
cm”およびASGは509 g/lである。
実施例5および比較例2R 成分(a)を実施例1〜3のパートA記載のように調製
する。尚、追加の活性化処理5としては、“予備活性化
剤”を250 g/lのDEACヘキサン溶液17ml
で置換える。DEAC対固体中のTi(J、のモル比は
0.1である。
30分かけて導入したDEAC溶液で処理された懸濁液
を20℃で15分間保つ。
成分(alの調製は実施例1〜3に記載のようにして完
了する。
得られる成分(a)は1 kgにっきTiCj?、を7
52g、アルミニウムを9.3gおよびDIAEを66
gを含む。
上記実施例1〜3で述べた一般的条件下で重合実験を行
う。但し、実施例5についてはPTSを、ジャンセンシ
ミ力(Janssen Chimica)社により市販
されている同一モル量のトリエトキシシラン(lIsi
(OCJs)3)  (T S)の溶液で置換える。
これ4重合実験の特定の諸条件および結果を以下の第2
表に示す。
第2表 実施例6および7並びに比較例3R1,3Rz、4Rお
よび5R 成分(a)を実施例1〜3のパートAに記載のように調
製する。尚、工程2(予備重合)を省略し、かつ工程5
を、特許B E −A −846,911(ソルベイム
シー)の実施例1のパートBに記載のように、洗浄固体
の乾燥工程で置換える。
1 kg当たりTick3を880g含む゛、こうして
得た成分(alを、プロピレンの重合実験に用いる。
該実験は液状モノマー中で行われる第1段階と以下に特
定する操作条件下で気相で行われる第2段階とからなる
以下に示すものを、窒素気流下で、実施例1〜3で用い
たオートクレーブ(容ff15 /l>に導入する。
ODEACi ・ 下表に示す量のPTS (実施例6)またはジャン
センシミ力社により市販されているテトラエトキシシラ
ン(TBS)(実施例7);0 100mgの成分(a
l。
(オートクレーブ内でのモル比、DEAC/TiCji
!3を約10に調節する)。
絶対水素圧0.2バールをオートクレーブ内に設定する
。次に、21の液状プロピレンを攪拌しつつ導入し、オ
ートクレーブを60°Cに加熱する。
この温度にて30分間重合を行う。次いで、このオート
クレーブを15バールまで脱気して、一方間時に75℃
まで加熱する。次いで、オートクレーブ内に絶対水素圧
1バールを設定し、その後プロピレンを該温度にて全圧
力が25バールに達するまで該オートクレーブに導入す
る。3時間後にプロピレンを抜くことにより重合を停止
する。
比較例3R1を実施するために、上記一般的条件下で、
但し酸素含有有機珪素化合物をオートクレーブに導入す
ることなしに重合実験を行う。
比較例4Rおよび5Rでは、上記一般的条件下で、但し
成分(a)を市販の触媒(Ticβ、をアルミニウムで
還元し、得られる生成物を粉砕することにより得られる
: ATRなる商標の下でクロノス(Kronos)社
により市販されている、約800g/kgのTiCA’
4を含む触媒)で置換えて、プロピレン重合実験を行う
最後に、比較例3Rzでは、重合実験は、比較例4Rお
よび5Rを実施するのに用いた市販の触媒を用い、但し
オートクレーブには酸素含有有機珪素化合物を導入せず
に、上記一般的条件下で行う。
これら重合実験の特定の諸条件およびその結果を以下の
第3表に示す。
第3表 第3表に示した結果は、プロピレン気相重合媒質中にお
ける本発明による錯化チタントリクロリドと酸素含有有
機珪素化合物(c)との共存により、触媒系の活性(α
)が実質的に増大する(実施例6および7の結果と比較
例3R+ の結果とを比較)ことを示している。また比
較例5Rおよび6Rの結果と、比較例3R2の結果を比
較すると理解されるように、同一の条件下で公知かつ市
販の7iCLを主成分とする触媒固体を用いた場合には
、酸素含有有機珪素化合物と組合せても触媒活性はむし
ろ低下する。
実施例8 成分(a)を実施例1〜3のバー)A記載のように調製
する。また、実施例6および7に記載のように実施され
たプロピレンの重合実験においてこれを使用する。この
際、酸素含有有機珪素化合物は、実施例6と同様にPT
Sである。
触媒系の活性(α)は3833であり、生成PPのI、
N−!98.2%、MF Iハ3.2 g/l 0分、
Gは695daN/am2およびASGは519g/I
!である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)錯化チタントリクロリドを主成分とする固
    体と、 (b)元素周期律表第 I A、IIA、IIIBおよびIIIB
    族金属の有機金属化合物とを含む触媒系の存在下で実施
    するα−オレフィンの重合法であって、 該触媒系が、更に(c)酸素含有有機珪素化合物を含む
    ことを特徴とする上記重合法。
  2. (2)上記酸素含有有機珪素化合物がシランの(炭化水
    素−オキシ)−含有誘導体である請求項1記載の方法。
  3. (3)上記酸素含有有機珪素化合物が以下の一般式に対
    応するものである請求項1または2に記載の方法: R″_nSi(OR″′)_4_−_n 但し、R″は水素原子、ハロゲン原子または炭素原子数
    1〜18の炭化水素基を表し、R″′は炭素原子数1〜
    12の炭化水素基を表し、およびnは0≦n≦3を満た
    す数である。
  4. (4)上記酸素含有有機珪素化合物がアルコキシアリー
    ルシランから選ばれる請求項1〜3のいずれか1項に記
    載の方法。
  5. (5)上記化合物(c)中に存在する珪素の量対上記有
    機金属化合物(b)中に存在する金属の比が0.005
    〜1g原子/g原子である請求項1〜4のいずれか1項
    に記載の方法。
  6. (6)上記錯化チタントリクロリドを主成分とする固体
    が以下の一般的で示されるものに対応する請求項1〜5
    のいずれか1項に記載の方法:TiCl_3・(AlR
    Cl_2)_x・Cy但し、Rは炭素原子数2〜6のア
    ルキル基を表し、Cは脂肪族エーテルから選ばれる錯化
    剤であり、xは0.20よりも小さな任意の数であり、
    およびyは0.009よりも大きな任意の数である。
  7. (7)プロピレンの重合に適用される請求項1〜6のい
    ずれか1項記載の方法。
  8. (8)プロピレンの気相重合に適用される請求項1〜6
    のいずれか1項に記載の方法。
  9. (9)(a)錯化チタントリクロリドを主成分とする固
    体と、 (b)元素周期律表第 I A、IIA、IIIBおよびIIIB
    族金属の有機金属化合物とを含むα−オレフィンの重合
    に使用し得る触媒系であって、更に(c)酸素含有有機
    珪素化合物を含むことを特徴とする上記触媒系。
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