JPS6327837B2 - - Google Patents
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- JPS6327837B2 JPS6327837B2 JP61181059A JP18105986A JPS6327837B2 JP S6327837 B2 JPS6327837 B2 JP S6327837B2 JP 61181059 A JP61181059 A JP 61181059A JP 18105986 A JP18105986 A JP 18105986A JP S6327837 B2 JPS6327837 B2 JP S6327837B2
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Landscapes
- Electroluminescent Light Sources (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は長尺なEL(Electro Luminescence)
素子の製造方法に関する。
素子の製造方法に関する。
一般にEL(Electro Luminescence)素子は、
背面電極上に誘電体層、発光層及び透明電極を順
次積層し、両電極にそれぞれ取り出し電極として
のリード線を接続してELセルを形成したうえで
該ELセルの上下両面から熱可塑性合成樹脂製の
防湿フイルム等で被覆されて成つており、種々の
形状・サイズが選択できる面光源として、最近特
殊用途での照明或いは車載用の表示パネルなどに
実用化されつつある。
背面電極上に誘電体層、発光層及び透明電極を順
次積層し、両電極にそれぞれ取り出し電極として
のリード線を接続してELセルを形成したうえで
該ELセルの上下両面から熱可塑性合成樹脂製の
防湿フイルム等で被覆されて成つており、種々の
形状・サイズが選択できる面光源として、最近特
殊用途での照明或いは車載用の表示パネルなどに
実用化されつつある。
かかるEL素子の製造方法としては、従来一般
に二つの方式が知られている。その一つは、一対
の防湿フイルムで挟んだELセルの上下から回転
ロールにより熱及び圧力(線圧力)を加えながら
順次ELセル中の空気,ガスを追い出して防湿フ
イルムをシールしEL素材の溶着を行う、所謂ラ
ミネート方式であり、他の一つは、先ず上下加熱
プレス盤の間に密閉空間を形成し、その空間内に
防湿フイルムで挟んだELセルを載置し、該空間
を真空排気してELセルを脱泡し、続いて熱硬化
性樹脂の加熱成型と同様に上下加熱プレス盤によ
るプレス及び加熱によりEL素材の溶着を行う、
所謂加熱プレス方式である。
に二つの方式が知られている。その一つは、一対
の防湿フイルムで挟んだELセルの上下から回転
ロールにより熱及び圧力(線圧力)を加えながら
順次ELセル中の空気,ガスを追い出して防湿フ
イルムをシールしEL素材の溶着を行う、所謂ラ
ミネート方式であり、他の一つは、先ず上下加熱
プレス盤の間に密閉空間を形成し、その空間内に
防湿フイルムで挟んだELセルを載置し、該空間
を真空排気してELセルを脱泡し、続いて熱硬化
性樹脂の加熱成型と同様に上下加熱プレス盤によ
るプレス及び加熱によりEL素材の溶着を行う、
所謂加熱プレス方式である。
ところが、長尺の、例えば50mm×1000mmのよう
な一方向に極端に長いEL素子を製造する場合、
上述したラミネート方式の製造方法においては、
膨張係数の異なるEL素材を重ね合わせて溶着す
ることから、溶着が進むにつれて膨張係数の差が
EL素材の溶着部に現れてシワになつたり位置ず
れが生じたりするので、加工精度の点で問題があ
り、また加熱プレス方式の製造方法においては、
長尺用の加熱プレス盤は、材料取りや加工,コス
ト等の点で製作が困難であるという問題がある。
とくに、近い将来に長さ5mといつた長尺EL素
子の必要性も考えられるので、これに対する有効
な対策が要求されている。
な一方向に極端に長いEL素子を製造する場合、
上述したラミネート方式の製造方法においては、
膨張係数の異なるEL素材を重ね合わせて溶着す
ることから、溶着が進むにつれて膨張係数の差が
EL素材の溶着部に現れてシワになつたり位置ず
れが生じたりするので、加工精度の点で問題があ
り、また加熱プレス方式の製造方法においては、
長尺用の加熱プレス盤は、材料取りや加工,コス
ト等の点で製作が困難であるという問題がある。
とくに、近い将来に長さ5mといつた長尺EL素
子の必要性も考えられるので、これに対する有効
な対策が要求されている。
本発明は、以上の点に鑑み、長尺EL素子が、
簡単に精度良く且つ低コストで製造され得る、長
尺EL素子の製造方法を提供することを目的とし
ている。
簡単に精度良く且つ低コストで製造され得る、長
尺EL素子の製造方法を提供することを目的とし
ている。
上記の目的を達成するため本発明においては、
長尺EL素子用の長尺のEL素材を収容し得る耐熱
性の気密袋部材と、両端に連結部を有する所定の
長さの真空容器ユニツトを複数個互いに気密的に
連結して上記気密袋部材を収容し得る長さに形成
し且つその両端を密閉した真空容器とを備えてお
り、先ず長尺なEL素材を気密袋部材に収容した
後に、該気密袋部材を真空容器内に収容して、上
記気密部材及び真空容器の内部を各々真空排気
し、次に真空容器内部にガスを封入し同時に気密
袋部材内のEL素材を加熱することにより、該EL
素材を加熱プレスして溶着するように構成されて
いる。
長尺EL素子用の長尺のEL素材を収容し得る耐熱
性の気密袋部材と、両端に連結部を有する所定の
長さの真空容器ユニツトを複数個互いに気密的に
連結して上記気密袋部材を収容し得る長さに形成
し且つその両端を密閉した真空容器とを備えてお
り、先ず長尺なEL素材を気密袋部材に収容した
後に、該気密袋部材を真空容器内に収容して、上
記気密部材及び真空容器の内部を各々真空排気
し、次に真空容器内部にガスを封入し同時に気密
袋部材内のEL素材を加熱することにより、該EL
素材を加熱プレスして溶着するように構成されて
いる。
この発明によれば、気密袋部材として、例えば
耐熱性プラスチツクフイルム等を利用することに
より長尺のものでも簡単に入手でき、また真空容
器は、定尺の真空容器ユニツトを適宜の数だけ連
結することにより、ELセルとこれを被覆する防
湿フイルム等でなる長尺なEL素材を収容し得る
大きさに構成できるので、長尺のEL素材の加熱
プレスが特別な材料や長大な加熱プレス盤を必要
とせず、簡単にしかも低コストで行われ得ると共
に、EL素材の加熱プレスが真空容器内に封入さ
れたガスの圧力により行われるので、EL素材に
均一な圧力が作用して該ELセル及び防湿フイル
ム等の溶着が極めて精度良く行われ得る。
耐熱性プラスチツクフイルム等を利用することに
より長尺のものでも簡単に入手でき、また真空容
器は、定尺の真空容器ユニツトを適宜の数だけ連
結することにより、ELセルとこれを被覆する防
湿フイルム等でなる長尺なEL素材を収容し得る
大きさに構成できるので、長尺のEL素材の加熱
プレスが特別な材料や長大な加熱プレス盤を必要
とせず、簡単にしかも低コストで行われ得ると共
に、EL素材の加熱プレスが真空容器内に封入さ
れたガスの圧力により行われるので、EL素材に
均一な圧力が作用して該ELセル及び防湿フイル
ム等の溶着が極めて精度良く行われ得る。
以下、図面に示した一実施例に基づいて本発明
をさらに詳細に説明する。
をさらに詳細に説明する。
第1図は、本発明による長尺EL素子の製造方
法を実施するための装置を示しており、1は製造
すべき長尺EL素子用の長尺なEL素材2を収容す
るためにその長さに合わせて、例えば耐熱性プラ
スチツクフイルムから作られた気密袋部材であ
る。この気密袋部材1はその左側の解放端部1a
がフランジユニツト3の管部3aに嵌合し且つ図
示しない封止部材または接着剤等により気密的に
取り付けられていて、その右側の端部1bは閉じ
られている。4はフランジユニツト3の中央部の
穴3bを密閉するためにフランジユニツト3に気
密的に取り付けられた密閉フランジで、その中央
にフランジユニツト3に取り付けられた気密袋部
材1の内部を真空排気するための排気口4aを有
している。
法を実施するための装置を示しており、1は製造
すべき長尺EL素子用の長尺なEL素材2を収容す
るためにその長さに合わせて、例えば耐熱性プラ
スチツクフイルムから作られた気密袋部材であ
る。この気密袋部材1はその左側の解放端部1a
がフランジユニツト3の管部3aに嵌合し且つ図
示しない封止部材または接着剤等により気密的に
取り付けられていて、その右側の端部1bは閉じ
られている。4はフランジユニツト3の中央部の
穴3bを密閉するためにフランジユニツト3に気
密的に取り付けられた密閉フランジで、その中央
にフランジユニツト3に取り付けられた気密袋部
材1の内部を真空排気するための排気口4aを有
している。
5,6,7,8は各々両端に連結用のフランジ
を有する所定長さの真空容器ユニツトであり、こ
れらは互いに気密的に連結されているとともに、
その最左端に位置する真空容器ユニツト5のフラ
ンジ5aはフランジユニツト3を介して密閉フラ
ンジ4に気密的に取り付けられていてまたその最
右端に位置する真空容器ユニツト8のフランジ8
aは密閉フランジ9と気密的に連結されている。
さらに上記最左端の真空容器ユニツト5には、該
真空容器ユニツト5〜8の内部を真空排気しまた
ガスを封入するための通気口5bが設けられてい
る。そして、上記真空容器ユニツト5〜8の内面
には、例えば面ヒータの如きヒータHが配設さ
れ、気密袋1の外側からEL素材2を所定温度に
加熱し得るようになされている。
を有する所定長さの真空容器ユニツトであり、こ
れらは互いに気密的に連結されているとともに、
その最左端に位置する真空容器ユニツト5のフラ
ンジ5aはフランジユニツト3を介して密閉フラ
ンジ4に気密的に取り付けられていてまたその最
右端に位置する真空容器ユニツト8のフランジ8
aは密閉フランジ9と気密的に連結されている。
さらに上記最左端の真空容器ユニツト5には、該
真空容器ユニツト5〜8の内部を真空排気しまた
ガスを封入するための通気口5bが設けられてい
る。そして、上記真空容器ユニツト5〜8の内面
には、例えば面ヒータの如きヒータHが配設さ
れ、気密袋1の外側からEL素材2を所定温度に
加熱し得るようになされている。
尚、これら真空容器ユニツト5乃至8は、製造
すべき長尺EL素子の長さに合わせて適宜にその
数を増減される。
すべき長尺EL素子の長さに合わせて適宜にその
数を増減される。
次に、上記の装置による長尺EL素子の製造方
法について説明する。
法について説明する。
本発明により製造されるEL素子用の素材2は
例えば背面電極,誘電体層,発光層及び透明電極
を順次積層し且つ両電極にリード線を接続して成
るELセルと、該ELセルの両面を被覆する熱可塑
性の合成樹脂製で成る防湿フイルムとで構成さ
れ、好ましくはそれらの間に吸湿フイルムが介挿
される。
例えば背面電極,誘電体層,発光層及び透明電極
を順次積層し且つ両電極にリード線を接続して成
るELセルと、該ELセルの両面を被覆する熱可塑
性の合成樹脂製で成る防湿フイルムとで構成さ
れ、好ましくはそれらの間に吸湿フイルムが介挿
される。
先ず、気密袋部材1の内部に、長尺のEL素子
用の素材2、即ち長尺のELセルと2枚の防湿フ
イルムを重ね合わせた状態で図示しない下敷とと
もに挿入し、この気密袋部材1をフランジユニツ
ト3に接着剤等により気密に取り付けた後、フラ
ンジユニツト3に密閉フランジ4を取り付け、続
いて前以つて組み立てられた真空容器ユニツト5
乃至8と密閉フランジ9とから成る真空容器10
をフランジユニツト3を介して密閉フランジ4に
取り付ける。
用の素材2、即ち長尺のELセルと2枚の防湿フ
イルムを重ね合わせた状態で図示しない下敷とと
もに挿入し、この気密袋部材1をフランジユニツ
ト3に接着剤等により気密に取り付けた後、フラ
ンジユニツト3に密閉フランジ4を取り付け、続
いて前以つて組み立てられた真空容器ユニツト5
乃至8と密閉フランジ9とから成る真空容器10
をフランジユニツト3を介して密閉フランジ4に
取り付ける。
この状態から、排気口4aを通して気密袋部材
1の内部を真空排気し、同時に通気口5bを通し
て真空容器10の内部を真空排気する。次に、気
密袋部材1の真空排気は続けたままで、通気口5
bを通して真空容器10内にガスを封入し、同時
に各真空容器ユニツト5乃至8のヒータHを作動
させると、気密袋部材1の内部にあるEL素材2
には、真空容器10と気密袋部材1の間の空間内
に封入されたガスの圧力により、その全体に亘つ
て均一な圧力が作用し、また真空容器ユニツト5
乃至8のヒータHにより加熱されるので、防湿フ
イルムの周縁部は気密に熱圧着され、EL素材2
は均一に溶着されることになり、かくして全体が
均一に発光し得る長尺EL素子が製造される。
1の内部を真空排気し、同時に通気口5bを通し
て真空容器10の内部を真空排気する。次に、気
密袋部材1の真空排気は続けたままで、通気口5
bを通して真空容器10内にガスを封入し、同時
に各真空容器ユニツト5乃至8のヒータHを作動
させると、気密袋部材1の内部にあるEL素材2
には、真空容器10と気密袋部材1の間の空間内
に封入されたガスの圧力により、その全体に亘つ
て均一な圧力が作用し、また真空容器ユニツト5
乃至8のヒータHにより加熱されるので、防湿フ
イルムの周縁部は気密に熱圧着され、EL素材2
は均一に溶着されることになり、かくして全体が
均一に発光し得る長尺EL素子が製造される。
第2図は、気密袋部材1をフランジユニツト3
に取り付けるための別の手段を示しており、この
場合、気密袋部材1の端部1aがその全周に亘つ
て外向きにフレア加工されていて、フランジユニ
ツト3に真空容器ユニツト5の左端部5aを取り
付ける際に気密袋部材1のフレア状の端部1aが
挾持されることにより、気密的に取り付けられる
ようになつている。
に取り付けるための別の手段を示しており、この
場合、気密袋部材1の端部1aがその全周に亘つ
て外向きにフレア加工されていて、フランジユニ
ツト3に真空容器ユニツト5の左端部5aを取り
付ける際に気密袋部材1のフレア状の端部1aが
挾持されることにより、気密的に取り付けられる
ようになつている。
また、上記の実施例においては、EL素材2の
加熱は、真空容器ユニツト5乃至8の内面に設け
られたヒータHにより行われるが、これに限らず
真空容器10内に封入するガスを、第3図に示す
ように熱交換器11により封入前に加熱しておく
ことにより、この加熱されたガスによつて加熱及
びプレスを行うようにしてもよく、またそれとは
別にEL素材2を収容した気密袋部材1及びフラ
ンジユニツト3,密閉フランジ4に取り付けた真
空容器10の全体を加熱炉(図示せず)内に入れ
て加熱を行うようにしてもよい。
加熱は、真空容器ユニツト5乃至8の内面に設け
られたヒータHにより行われるが、これに限らず
真空容器10内に封入するガスを、第3図に示す
ように熱交換器11により封入前に加熱しておく
ことにより、この加熱されたガスによつて加熱及
びプレスを行うようにしてもよく、またそれとは
別にEL素材2を収容した気密袋部材1及びフラ
ンジユニツト3,密閉フランジ4に取り付けた真
空容器10の全体を加熱炉(図示せず)内に入れ
て加熱を行うようにしてもよい。
以上述べたように、本発明によれば、長尺EL
素子用のEL素材を収容し得る耐熱性の気密袋部
材と、両端に連結部を有する所定の長さの真空容
器ユニツトを複数個互いに気密的に連結して上記
気密袋部材を収容し得る長さに形成し且つその両
端を密閉した真空容器とを備えており、先ずEL
素材を気密袋部材に収容した後に、該気密袋部材
を真空容器内に収容して、上記気密袋部材及び真
空容器の内部を各々真空排気し、次に真空容器内
部にガスを封入し同時に気密袋部材内のEL素材
を加熱することにより、EL素材を加熱プレスし
て溶着するようにして、長尺EL素子を製造する
ようにしたから、気密袋部材として例えば耐熱性
プラスチツクフイルム等を利用することにより長
尺のものでも簡単に入手でき、また真空容器とし
て、定尺の真空容器ユニツトを適宜の数だけ連結
することにより如何なる長さのEL素材も収容し
得る大きさに構成され得る。
素子用のEL素材を収容し得る耐熱性の気密袋部
材と、両端に連結部を有する所定の長さの真空容
器ユニツトを複数個互いに気密的に連結して上記
気密袋部材を収容し得る長さに形成し且つその両
端を密閉した真空容器とを備えており、先ずEL
素材を気密袋部材に収容した後に、該気密袋部材
を真空容器内に収容して、上記気密袋部材及び真
空容器の内部を各々真空排気し、次に真空容器内
部にガスを封入し同時に気密袋部材内のEL素材
を加熱することにより、EL素材を加熱プレスし
て溶着するようにして、長尺EL素子を製造する
ようにしたから、気密袋部材として例えば耐熱性
プラスチツクフイルム等を利用することにより長
尺のものでも簡単に入手でき、また真空容器とし
て、定尺の真空容器ユニツトを適宜の数だけ連結
することにより如何なる長さのEL素材も収容し
得る大きさに構成され得る。
従つて、長尺のEL素子の製造に当たり、従来
装置のような加熱プレスに際して特別な材料や長
大な加熱プレス盤を何ら必要とすることなく、本
発明においては殆ど既製の材料により装置の製作
が可能であるため、簡単にしかも低コストで製造
することができる。
装置のような加熱プレスに際して特別な材料や長
大な加熱プレス盤を何ら必要とすることなく、本
発明においては殆ど既製の材料により装置の製作
が可能であるため、簡単にしかも低コストで製造
することができる。
さらに本発明によれば、EL素材の加熱プレス
が真空容器内に封入されたガスの圧力により行わ
れるので、EL素材全体に同時に均一な圧力が作
用することになる。従つて、従来の加熱プレス方
式の場合のように、EL素子の品質が加熱プレス
盤の平面度及び平行度によつて左右されることも
なく、ELセルの溶着が極めて精度良く行われ、
かくして特性上も均一な長尺EL素子が製造され
しかも如何に長いEL素子でも、また変形長尺EL
素子でも容易に製造することができる。
が真空容器内に封入されたガスの圧力により行わ
れるので、EL素材全体に同時に均一な圧力が作
用することになる。従つて、従来の加熱プレス方
式の場合のように、EL素子の品質が加熱プレス
盤の平面度及び平行度によつて左右されることも
なく、ELセルの溶着が極めて精度良く行われ、
かくして特性上も均一な長尺EL素子が製造され
しかも如何に長いEL素子でも、また変形長尺EL
素子でも容易に製造することができる。
さらに、本発明で用いられる加熱プレスの方法
は、例えば液晶表示素子を製造する際のガラス基
板の接着等にも応用することが可能である。
は、例えば液晶表示素子を製造する際のガラス基
板の接着等にも応用することが可能である。
第1図は本発明による長尺EL素子の製造方法
を実施するための装置の概略断面図、第2図は気
密袋部材の他の取付け方法を示す部分断面図、第
3図は第1図とは異なる加熱方法を示す概略図で
ある。 1……気密袋部材;2……EL素材;3……フ
ランジユニツト;4,9……密閉フランジ;5乃
至8……真空容器ユニツト;10……真空容器;
11……熱交換器。
を実施するための装置の概略断面図、第2図は気
密袋部材の他の取付け方法を示す部分断面図、第
3図は第1図とは異なる加熱方法を示す概略図で
ある。 1……気密袋部材;2……EL素材;3……フ
ランジユニツト;4,9……密閉フランジ;5乃
至8……真空容器ユニツト;10……真空容器;
11……熱交換器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 長尺EL素子用の長尺のEL素材を収容し得る
耐熱性の気密袋部材と、両端に連結部を有する所
定の長さの真空容器ユニツトを複数個互いに気密
的に連結して上記気密袋部材を収容し得る長さに
形成し且つその両端を密閉した真空容器と、を備
えており、 先ずEL素材を気密袋部材に収容した後に該気
密袋部材を真空容器内に収容して、上記気密袋部
材及び真空容器の内部を各々真空排気し、次に真
空容器内部にガスを封入し同時に気密袋部材内の
EL素材を加熱することにより、EL素材を加熱プ
レスして溶着するようにしたことを特徴とする、
長尺EL素子の製造方法。 2 前記EL素材の加熱が、前記真空容器ユニツ
ト内に設けられたヒータにより行われることを特
徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の長尺
EL素子の製造方法。 3 前記EL素材の加熱が、真空容器内に封入す
るガスを前以つて加熱しておくことにより行われ
ることを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記
載の長尺EL素子の製造方法。 4 前記EL素材の加熱が、真空容器全体を加熱
炉内に入れることにより行われることを特徴とす
る、特許請求の範囲第1項に記載の長尺EL素子
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61181059A JPS6337593A (ja) | 1986-07-31 | 1986-07-31 | 長尺el素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61181059A JPS6337593A (ja) | 1986-07-31 | 1986-07-31 | 長尺el素子の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6337593A JPS6337593A (ja) | 1988-02-18 |
JPS6327837B2 true JPS6327837B2 (ja) | 1988-06-06 |
Family
ID=16094061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61181059A Granted JPS6337593A (ja) | 1986-07-31 | 1986-07-31 | 長尺el素子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6337593A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007139033A1 (ja) | 2006-05-26 | 2007-12-06 | Fujifilm Corporation | 面発光型エレクトロルミネッセント素子 |
-
1986
- 1986-07-31 JP JP61181059A patent/JPS6337593A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007139033A1 (ja) | 2006-05-26 | 2007-12-06 | Fujifilm Corporation | 面発光型エレクトロルミネッセント素子 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6337593A (ja) | 1988-02-18 |
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