JPH11210983A - 真空断熱パネル及びその製造方法 - Google Patents

真空断熱パネル及びその製造方法

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JPH11210983A
JPH11210983A JP10009142A JP914298A JPH11210983A JP H11210983 A JPH11210983 A JP H11210983A JP 10009142 A JP10009142 A JP 10009142A JP 914298 A JP914298 A JP 914298A JP H11210983 A JPH11210983 A JP H11210983A
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JP
Japan
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heat
vacuum
core material
packaging films
insulating panel
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Application number
JP10009142A
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English (en)
Inventor
Shinji Nakadeguchi
真治 中出口
Yoichi Hisamori
洋一 久森
Yoshio Nishimoto
芳夫 西本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2枚の包装フィルムの内部の真空度が高く、
断熱性能の高い真空断熱パネルを得ることができないと
いう課題があった。 【解決手段】 第2の熱融着部8を、幅広の内側熱融着
部8aと、内側熱融着部8aより外側に位置する外側熱
融着部8bとを備えたものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば冷蔵庫等
の断熱箱体の断熱材に用いる真空断熱パネル及びその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は従来の真空断熱パネルの構造を
示す断面図である。図12は従来の真空断熱パネルの構
造を示す平面図である。図11及び図12において、1
01は真空断熱パネル、102はポリウレタンを発泡さ
せてパネル状に成形した断熱性能を有する芯材、103
は芯材102を包装して密封する包装フィルムである。
【0003】包装フィルム103において、104は最
外部に設けられたポリエチレンテレフタレートから成る
高分子樹脂層、105は芯材102側に設けられた熱可
塑性樹脂層、106は高分子樹脂層104と熱可塑性樹
脂層105との間に設けられた、アルミニウムから成る
通気性が極めて小さく外部からのガスの進入を遮断する
ガスバリア層である。包装フィルム103は、高分子樹
脂層104、ガスバリア層106及び熱可塑性樹脂層1
05を芯材102に向かって順に積層し貼り合わせるこ
とにより構成される3層構造となっている。すなわち、
包装フィルム103は、芯材102側の表面を形成する
熱可塑性樹脂層105を有している。
【0004】また、107は2枚の包装フィルム103
の周囲三方を熱圧着したときに熱可塑性樹脂層105が
溶融して形成された第1の熱融着部、108は2枚の包
装フィルム103の最終封止部分109を熱圧着したと
きに熱可塑性樹脂層105が溶融して形成された第2の
熱融着部である。なお、図12では、第1の熱融着部1
07及び第2の熱融着部108を、断面ではないがハッ
チングを付して示している。
【0005】また、110は芯材102を2枚の包装フ
ィルム103で密封するときに芯材102の四隅部周辺
に生じた包装フィルム103のしわである。
【0006】このように従来の真空断熱パネル101で
は、第1の熱融着部107を芯材102の外周部と平行
に形成している。また、第2の熱融着部108を芯材1
02の外周部と平行に形成している。これにより、芯材
102を2枚の包装フィルム103で密封している。
【0007】また、図13は従来の真空断熱パネルを製
造するために用いる融着装置の構成を示す断面図であ
る。図13には、2枚の包装フィルム103の最終封止
部分を熱圧着し、第2の熱融着部108を形成している
状態を示している。図13において、111は融着装
置、112は真空容器、113は真空容器112を配置
する載置台、114は真空容器112の上蓋、115は
真空容器112と上蓋114との間に配置された第1の
Oリング、116は上蓋114を図13の矢印Aで示す
方向に開閉するための開閉アーム、117は開閉アーム
116の回転軸、118は回転軸117を支持する第1
の支持部材である。
【0008】また、119は真空断熱パネルを配置する
載置板、120は真空断熱パネルをその厚さ方向に押し
つけて真空断熱パネルを載置板119に固定する固定
板、121は固定板120に真空断熱パネルの厚さ方向
に押しつける力を加える固定板用空圧シリンダー、12
2は一端が固定板120に接続された、固定板用空圧シ
リンダー121の第1のピストン、123は上蓋114
と第1のピストン122との間に配置された第2のOリ
ング、124は固定板用空圧シリンダー121の空圧を
制御する第1の制御バルブ、125は固定板用空圧シリ
ンダー121と第1の制御バルブ124とを接続する第
1の配管である。
【0009】また、126は2枚の包装フィルム103
の最終封止部分を配置する下側ブロック、127は2枚
の包装フィルム103の最終封止部分を真空断熱パネル
の厚さ方向に押しつけて2枚の包装フィルム103の最
終封止部分を下側ブロック126に固定する上側ブロッ
ク、128は上側ブロック127を支持する第2の支持
部材、129は上側ブロック127に真空断熱パネルの
厚さ方向に押しつける力を加える上側ブロック用空圧シ
リンダー、130は一端が上側ブロック127に接続さ
れた、上側ブロック用空圧シリンダー129の第2のピ
ストン、131は上側ブロック用空圧シリンダー129
の空圧を制御する第2の制御バルブ、132は上側ブロ
ック用空圧シリンダー129と第2の制御バルブ131
とを接続する第2の配管である。
【0010】また、133は下側ブロック126を加熱
する第1の加熱ヒータ、134は上側ブロック127を
加熱する第2の加熱ヒータ、135は第1,第2の加熱
ヒータ133,134に電力を供給する電源、136は
第1,第2の加熱ヒータ133,134と接続する第1
の配線、137は電源135と接続する第2の配線、1
38は第1の配線136と第2の配線137とを接続す
る真空端子、139は第1,第2の加熱ヒータ133,
134への電力の供給時間すなわち2枚の包装フィルム
103の最終封止部分を熱圧着する時間を設定するタイ
マーである。
【0011】また、140は真空容器112の内部を排
気する真空ポンプ、141は真空容器112と真空ポン
プ140とを接続する第3の配管、142は真空容器1
12の内部の真空度を測定する真空計である。
【0012】図13において、その他の構成要素は図1
1に同一符号を付して示したものと同一である。なお、
図13では、一部の要素を除き、ハッチングを省略して
示していない。
【0013】また、図14は従来の真空断熱パネルを製
造するために用いる融着装置の上側ブロック及び下側ブ
ロックの構成を示す分解斜視図である。図14におい
て、133,134は薄板状のステンレスから成る第
1,第2の加熱ヒータ、151は下側ブロック126の
上側ブロック127側の表面に第1の加熱ヒータ133
を貼り付ける第1のガラステープ、152は上側ブロッ
ク127の下側ブロック126側の表面に第2の加熱ヒ
ータ134を貼り付ける第2のガラステープである。
【0014】図14において、その他の構成要素は図1
3に同一符号を付して示したものと同一である。なお、
図14では、第1の熱融着部107及び第2の熱融着部
108を、断面ではないがハッチングを付して示してい
る。
【0015】次に従来の真空断熱パネルの製造方法につ
いて説明する。図15は従来の真空断熱パネルの製造工
程図である。図16は従来の真空断熱パネルの製造工程
の説明に用いる芯材の展開図である。
【0016】従来の真空断熱パネルを製造する場合、先
ず、芯材102を覆うことが十分可能な形状の包装フィ
ルム103を2枚用意する(図15(A))。
【0017】その後、2枚の包装フィルム103を、熱
可塑性樹脂層105を向き合わせて揃えて配置し、2枚
の包装フィルム103の周囲三方を熱圧着する(図15
(B))。熱圧着により、熱圧着された部分の包装フィ
ルム103の熱可塑性樹脂層105が溶融し、第1の熱
融着部107が形成され、芯材102が、残りの周囲一
方から2枚の包装フィルム103間に挿入可能となる。
【0018】その後、芯材102を、2枚の包装フィル
ム103の残りの周囲一方から2枚の包装フィルム10
3間に挿入する(図15(C))。
【0019】その後、2枚の包装フィルム103間に挿
入された芯材102を、図13に示す融着装置111の
真空容器112の内部の載置板119上に配置し、同時
に、2枚の包装フィルム103の残りの周囲一方(すな
わち、最終封止部分)109を下側ブロック126上に
配置する。
【0020】その後、真空容器112の内部の排気を開
始する。真空容器112の内部の真空度が上がるにつ
れ、包装フィルム103が芯材102に密着し、芯材1
02の四隅部周辺に包装フィルム103のしわ110が
生じる。これは、芯材102の表面形状と包装フィルム
103の表面形状が違うため、図16に示す芯材102
の展開図におけるハッチングを付して示す部分に相当す
る面積の包装フィルム103が、芯材102の四隅周辺
で余るためである。なお、図16において、102aは
芯材102の上面を示し、102bは芯材102の側面
を示している。
【0021】その後、真空容器112の内部の真空度が
所望の値に到達した後、2枚の包装フィルム103間に
挿入された芯材102を固定板120により載置板11
9に固定し、同時に、2枚の包装フィルム103の最終
封止部分109を上側ブロック127により下側ブロッ
ク126に固定する。そして、上側ブロック127を加
熱する第2の加熱ヒータ134及び下側ブロック126
を加熱する第1の加熱ヒータ133に電力を供給し、2
枚の包装フィルム103の最終封止部分109を熱圧着
する(図15(D))。熱圧着により、熱圧着された部
分の包装フィルム103の熱可塑性樹脂層105が溶融
し、第2の熱融着部108が形成され、2枚の包装フィ
ルム103により芯材102が密封される。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従来の真空断熱パネル
は以上のように製造されているので、2枚の包装フィル
ム103の最終封止部分109を熱圧着して、芯材10
2の外周部と平行に第2の熱融着部108を形成すると
きに、真空容器の内部を排気する際に生じた包装フィル
ム103のしわ110が、第2の熱融着部108にまで
達している場合があった。このため、このような場合に
は、2枚の包装フィルム103の最終封止部分109を
上側ブロック127と下側ブロック126とで挟んで、
2枚の包装フィルム103の最終封止部分109に圧力
を加えても、しわ110によって2枚の包装フィルム1
03間にすきまが生じ、2枚の包装フィルム103の最
終封止部分109の熱圧着が不完全となり、製造後の真
空断熱パネルの2枚の包装フィルム103の内部に空気
等のガスが進入し、2枚の包装フィルム103の内部の
真空度が低下する。従って、このような場合には、2枚
の包装フィルムの内部の真空度が高く、断熱性能の高い
真空断熱パネルを得ることができないという課題があっ
た。
【0023】また、従来の真空断熱パネルは以上のよう
に製造されているので、断熱性能の高い真空断熱パネル
を常時得ることができず、信頼性高く真空断熱パネルを
製造することができないという課題があった。
【0024】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、断熱性能の高い真空断熱パネルを
得ることを目的とする。
【0025】また、この発明は断熱性能の高い真空断熱
パネルを信頼性高く製造することができる真空断熱パネ
ルの製造方法を得ることを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】この発明に係る真空断熱
パネルは、熱融着部を、幅広の内側熱融着部と、内側熱
融着部より外側に位置する外側熱融着部とを備えるもの
としたものである。
【0027】この発明に係る真空断熱パネルは、熱融着
部を、芯材の隅部側における芯材からの距離が芯材の中
心側における芯材からの距離より大きい形状としたもの
である。
【0028】この発明に係る真空断熱パネルは、熱融着
部をV字形状としたものである。
【0029】この発明に係る真空断熱パネルは、熱融着
部を、芯材の中心側に位置する芯材の外周部と平行な直
線部分と、直線部分と接続する芯材の隅部側に位置する
円弧部分とから成る形状としたものである。
【0030】この発明に係る真空断熱パネルの製造方法
は、最終封止部分の熱圧着を、幅広の第1の熱融着部を
形成する工程と、第1の熱融着部より外側の位置に第2
の熱融着部を形成する工程とを含むものとしたものであ
る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による真
空断熱パネルの構造を示す断面図である。図2はこの発
明の実施の形態1による真空断熱パネルの構造を示す平
面図である。図1及び図2において、1は真空断熱パネ
ル、2はポリウレタンを発泡させてパネル状に成形した
断熱性能を有する芯材、3は芯材2を包装して密封する
包装フィルムである。
【0032】包装フィルム3において、4は最外部に設
けられたポリエチレンテレフタレートから成る高分子樹
脂層、5は芯材2側に設けられた熱可塑性樹脂層(熱融
着層)、6は高分子樹脂層4と熱可塑性樹脂層5との間
に設けられた、アルミニウムから成る通気性が極めて小
さく外部からのガスの進入を遮断するガスバリア層であ
る。包装フィルム3は、高分子樹脂層4、ガスバリア層
6及び熱可塑性樹脂層5を芯材2に向かって順に積層し
貼り合わせることにより構成される3層構造となってい
る。すなわち、包装フィルム3は、芯材2側の表面を形
成する熱可塑性樹脂層5を有している。
【0033】また、7は2枚の包装フィルム3の周囲三
方を熱圧着したときに熱可塑性樹脂層5が溶融して形成
された第1の熱融着部、8は2枚の包装フィルム3の最
終封止部分9を熱圧着したときに熱可塑性樹脂層5が溶
融して形成された第2の熱融着部(熱融着部)である。
なお、図2では、第1の熱融着部7及び第2の熱融着部
8を、断面ではないがハッチングを付して示している。
【0034】第2の熱融着部8において、8aは芯材2
を2枚の包装フィルム3で密封するときに生じる包装フ
ィルム3のしわが外側熱融着部に達することを抑制する
のに十分に幅広の内側熱融着部、8bは内側熱融着部8
aより外側に位置する外側熱融着部である。
【0035】また、10は芯材2を2枚の包装フィルム
3で密封するときに芯材2の四隅部周辺に生じた包装フ
ィルム3のしわである。
【0036】このようにこの発明の実施の形態1による
真空断熱パネル1では、第1の熱融着部7を芯材2の外
周部と平行に形成している。また、第2の熱融着部8を
構成する幅広の内側熱融着部8aと内側熱融着部8aよ
り外側に位置する外側熱融着部8bとをそれぞれ芯材2
の外周部と平行に形成している。これにより、芯材2を
2枚の包装フィルム3で密封している。
【0037】例えば、芯材2が500mm角、厚さ10
mmのとき、第1の熱融着部7の幅が5mm、内側熱融
着部8aの幅が5mm〜10mm、外側熱融着部8bの
幅が3mm程度である。
【0038】また、図3はこの発明の実施の形態1によ
る真空断熱パネルを製造するために用いる融着装置の構
成を示す断面図である。図3には、2枚の包装フィルム
3の最終封止部分を熱圧着し、第2の熱融着部8を形成
している状態を示している。図3において、11は融着
装置、12は真空容器、13は真空容器12を配置する
載置台、14は真空容器12の上蓋、15は真空容器1
2と上蓋14との間に配置された第1のOリング、16
は上蓋14を図3の矢印Bで示す方向に開閉するための
開閉アーム、17は開閉アーム16の回転軸、18は回
転軸17を支持する第1の支持部材である。
【0039】また、19は真空断熱パネルを配置する載
置板、20は真空断熱パネルをその厚さ方向に押しつけ
て真空断熱パネルを載置板19に固定する固定板、21
は固定板20に真空断熱パネルの厚さ方向に押しつける
力を加える固定板用空圧シリンダー、22は一端が固定
板20に接続された、固定板用空圧シリンダー21の第
1のピストン、23は上蓋14と第1のピストン22と
の間に配置された第2のOリング、24は固定板用空圧
シリンダー21の空圧を制御する第1の制御バルブ、2
5は固定板用空圧シリンダー21と第1の制御バルブ2
4とを接続する第1の配管である。
【0040】また、26aは2枚の包装フィルム3の最
終封止部分を配置する第1の下側ブロック、26bは2
枚の包装フィルム3の最終封止部分を配置する、第1の
下側ブロック26aより外側に位置する第2の下側ブロ
ック、27aは2枚の包装フィルム3の最終封止部分を
真空断熱パネルの厚さ方向に押しつけて2枚の包装フィ
ルム3の最終封止部分を第1の下側ブロック26aに固
定する第1の上側ブロック、27bは2枚の包装フィル
ム3の最終封止部分を真空断熱パネルの厚さ方向に押し
つけて2枚の包装フィルム3の最終封止部分を第2の下
側ブロック26bに固定する、第1の上側ブロック27
aより外側に位置する第2の上側ブロック、28は第
1,第2の上側ブロック27a,27bを支持する第2
の支持部材、29aは第1の上側ブロック27aに真空
断熱パネルの厚さ方向に押しつける力を加える第1の上
側ブロック用空圧シリンダー、29bは第2の上側ブロ
ック27bに真空断熱パネルの厚さ方向に押しつける力
を加える、第1の上側ブロック用空圧シリンダー29a
より外側に位置する第2の上側ブロック用空圧シリンダ
ー、30aは一端が第1の上側ブロック27aに接続さ
れた、第1の上側ブロック用空圧シリンダー29aの第
2のピストン、30bは一端が第2の上側ブロック27
bに接続された、第2の上側ブロック用空圧シリンダー
29bの第3のピストン、31は第1,第2の上側ブロ
ック用空圧シリンダー29a,29bの空圧を制御する
第2の制御バルブ、32は第1,第2の上側ブロック用
空圧シリンダー29a,29bと第2の制御バルブ31
とを接続する第2の配管である。
【0041】また、33aは第1の下側ブロック26a
を加熱する第1の加熱ヒータ、34aは第1の上側ブロ
ック27aを加熱する第2の加熱ヒータ、33bは第2
の下側ブロック26bを加熱する第3の加熱ヒータ、3
4bは第2の上側ブロック27bを加熱する第4の加熱
ヒータ、35は第1,第2,第3,第4の加熱ヒータ3
3a,34a,33b,34bに電力を供給する電源、
36は第1,第2,第3,第4の加熱ヒータ33a,3
4a,33b,34bと接続する第1の配線、37は電
源35と接続する第2の配線、38は第1の配線36と
第2の配線37とを接続する真空端子、39は第1,第
2,第3,第4の加熱ヒータ33a,34a,33b,
34bへの電力の供給時間すなわち2枚の包装フィルム
3の最終封止部分を熱圧着する時間を設定するタイマー
である。
【0042】また、40は真空容器12の内部を排気す
る真空ポンプ、41は真空容器12と真空ポンプ40と
を接続する第3の配管、42は真空容器12の内部の真
空度を測定する真空計である。
【0043】図3において、その他の構成要素は図1に
同一符号を付して示したものと同一である。なお、図3
では、一部の要素を除き、ハッチングを省略して示して
いない。
【0044】このようなこの発明の実施の形態1による
真空断熱パネルを製造するために用いる融着装置11で
は、真空断熱パネルを融着装置11の真空容器12の内
部の載置板19上に配置したとき、第1の下側ブロック
26aと第1の下側ブロック26aより外側に位置する
第2の下側ブロック26bとがそれぞれ芯材2の外周部
と平行になるように構成されている。同様に、真空断熱
パネルを融着装置11の真空容器12の内部の載置板1
9上に配置したとき、第1の上側ブロック27aと第1
の上側ブロック27aより外側に位置する第2の上側ブ
ロック27bとがそれぞれ芯材2の外周部と平行になる
ように構成されている。
【0045】次にこの発明の実施の形態1による真空断
熱パネルの製造方法について説明する。
【0046】この発明の実施の形態1による真空断熱パ
ネルを製造する場合、先ず、芯材2を覆うことが十分可
能な形状の包装フィルム3を2枚用意する。
【0047】その後、2枚の包装フィルム3を、熱可塑
性樹脂層5を向き合わせて揃えて配置し、2枚の包装フ
ィルム3の周囲三方を熱圧着する。熱圧着により、熱圧
着された部分の包装フィルム3の熱可塑性樹脂層5が溶
融し、第1の熱融着部7が形成され、芯材2が、残りの
周囲一方から2枚の包装フィルム3間に挿入可能とな
る。
【0048】その後、芯材2を、2枚の包装フィルム3
の残りの周囲一方から2枚の包装フィルム3間に挿入す
る。
【0049】その後、2枚の包装フィルム3間に挿入さ
れた芯材2を、図3に示す融着装置11の真空容器12
の内部の載置板19上に配置し、同時に、2枚の包装フ
ィルム3の残りの周囲一方(すなわち、最終封止部分)
9を第1,第2の下側ブロック26a,26b上に配置
する。
【0050】その後、真空容器12の内部の排気を開始
する。真空容器12の内部の真空度が上がるにつれ、包
装フィルム3が芯材2に密着し、芯材2の四隅部周辺に
包装フィルム3のしわ10が生じる。
【0051】その後、真空容器12の内部の真空度が所
望の値に到達した後、2枚の包装フィルム3間に挿入さ
れた芯材2を固定板20により載置板19に固定し、同
時に、2枚の包装フィルム3の最終封止部分9を第1の
上側ブロック27aにより第1の下側ブロック26aに
固定する。そして、第1の上側ブロック27aを加熱す
る第2の加熱ヒータ34a及び第1の下側ブロック26
aを加熱する第1の加熱ヒータ33aに電力を供給し、
2枚の包装フィルム3の最終封止部分9を熱圧着する。
熱圧着により、熱圧着された部分の包装フィルム3の熱
可塑性樹脂層5が溶融し、内側熱融着部8aが形成され
る。
【0052】その後、2枚の包装フィルム3の最終封止
部分9を第2の上側ブロック27bにより第2の下側ブ
ロック26bに固定する。そして、第2の上側ブロック
27bを加熱する第4の加熱ヒータ34b及び第2の下
側ブロック26bを加熱する第3の加熱ヒータ33bに
電力を供給し、2枚の包装フィルム3の最終封止部分9
を熱圧着する。熱圧着により、熱圧着された部分の包装
フィルム3の熱可塑性樹脂層5が溶融し、外側熱融着部
8bが形成され、2枚の包装フィルム3により芯材2が
密封される。
【0053】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、2枚の包装フィルム3の最終封止部分9を熱圧着し
たときに形成された第2の熱融着部8が、幅広の内側熱
融着部8aと内側熱融着部8aより外側に位置する外側
熱融着部8bとから構成されているので、幅広の内側熱
融着部8aが防波堤となり、芯材2を2枚の包装フィル
ム3で密封するときに生じた包装フィルム3のしわ10
が外側熱融着部8bに達することが抑制され、外側熱融
着部8bにより2枚の包装フィルム3の最終封止部分9
の熱圧着が良好となる。従って、2枚の包装フィルム3
の内部の真空度が高く、断熱性能の高い真空断熱パネル
を得ることができる効果が得られる。
【0054】また、この実施の形態1によれば、2枚の
包装フィルム3の最終封止部分9の熱圧着を、幅広の内
側熱融着部8aを形成した後に、内側熱融着部8aより
外側の位置に外側熱融着部8bを形成することにより行
うので、幅広の内側熱融着部8aを形成するときにその
外側に向かう包装フィルム3のしわ10が抑制され、外
側熱融着部8bを形成するときに2枚の包装フィルム3
の最終封止部分9の熱圧着が良好に行われる。従って、
2枚の包装フィルム3の内部の真空度が高く、断熱性能
の高い真空断熱パネルを信頼性高く製造することができ
る効果が得られる。
【0055】なお、図4に示すように、外側熱融着部8
bの幅を狭くするかわりに、溶融深さを大きくして熱可
塑性樹脂層5の接合強度を高くし、それとともに、内側
熱融着層8aの幅を広くすると、包装フィルム3のしわ
10が外側熱融着部8bに達することがさらに抑制され
る。
【0056】実施の形態2.実施の形態2から実施の形
態4までは、2枚の包装フィルムの最終封止部分を熱圧
着するときに形成される第2の熱融着部が、芯材の隅部
側における芯材からの距離が芯材の中心側における芯材
からの距離よりも大きい形状である場合について説明す
る。
【0057】図5はこの発明の実施の形態2による真空
断熱パネルの構造を示す平面図である。図5において、
51は真空断熱パネル、52は2枚の包装フィルム3の
最終封止部分9を熱圧着したときに熱可塑性樹脂層5が
溶融して形成されたV字形状の第2の熱融着部(熱融着
部)である。図5において、その他の構成要素は図2に
同一符号を付して示したものと同一である。なお、図5
では、第1の熱融着部7及び第2の熱融着部52を、断
面ではないがハッチングを付して示している。
【0058】このようにこの発明の実施の形態2による
真空断熱パネル51では、第1の熱融着部7を芯材2の
外周部と平行に形成している。また、第2の熱融着部5
2をV字形状に形成している。これにより、芯材2を2
枚の包装フィルム3で密封している。
【0059】また、図6はこの発明の実施の形態2によ
る真空断熱パネルを製造するために用いる融着装置の上
側ブロック及び下側ブロックの構成を示す斜視図であ
る。図6において、53は2枚の包装フィルム3の最終
封止部分を配置する下側ブロック、54は2枚の包装フ
ィルム3の最終封止部分を真空断熱パネルの厚さ方向に
押しつけて2枚の包装フィルム3の最終封止部分を下側
ブロック53に固定する上側ブロック、55は下側ブロ
ック53を加熱する薄板状のステンレスから成る第1の
加熱ヒータ、56は上側ブロック54を加熱する薄板状
のステンレスから成る第2の加熱ヒータ、57は下側ブ
ロック53に第1の加熱ヒータ55を貼り付ける第1の
ガラステープ、58上側ブロック54に第2の加熱ヒー
タ56を貼り付ける第2のガラステープである。
【0060】図6において、その他の構成要素は図5に
同一符号を付して示したものと同一である。なお、図6
では、第1の熱融着部7及び第2の熱融着部52を、断
面ではないがハッチングを付して示している。
【0061】このようなこの発明の実施の形態2による
真空断熱パネルを製造するために用いる融着装置では、
下側ブロック53及び上側ブロック54がV字形状に構
成されている。
【0062】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、2枚の包装フィルム3の最終封止部分9を熱圧着し
たときに形成された第2の熱融着部52がV字形状であ
るので、芯材2の隅部側で芯材2と第2の熱融着部52
との距離が広がり、芯材2の隅部側での芯材2と第2の
熱融着部52との間の領域が芯材2を2枚の包装フィル
ム3で密封するときに生じた包装フィルム3のしわ10
の吸収しろとなり、芯材2を2枚の包装フィルム3で密
封するときに生じた包装フィルム3のしわ10が第2の
熱融着部52に達することが抑制され、第2の熱融着部
52により2枚の包装フィルム3の最終封止部分9の熱
圧着が良好となる。従って、2枚の包装フィルム3の内
部の真空度が高く、断熱性能の高い真空断熱パネルを得
ることができる効果が得られる。
【0063】実施の形態3.図7はこの発明の実施の形
態3による真空断熱パネルの構造を示す平面図である。
図7において、61は真空断熱パネル、62は2枚の包
装フィルム3の最終封止部分9を熱圧着したときに熱可
塑性樹脂層5が溶融して形成された円弧形状の第2の熱
融着部(熱融着部)である。図7において、その他の構
成要素は図2に同一符号を付して示したものと同一であ
る。なお、図7では、第1の熱融着部7及び第2の熱融
着部62を、断面ではないがハッチングを付して示して
いる。
【0064】このようにこの発明の実施の形態3による
真空断熱パネル61では、第1の熱融着部7を芯材2の
外周部と平行に形成している。また、第2の熱融着部6
2を円弧形状に形成している。これにより、芯材2を2
枚の包装フィルム3で密封している。
【0065】また、図8はこの発明の実施の形態3によ
る真空断熱パネルを製造するために用いる融着装置の上
側ブロック及び下側ブロックの構成を示す斜視図であ
る。図8において、63は2枚の包装フィルム3の最終
封止部分を配置する下側ブロック、64は2枚の包装フ
ィルム3の最終封止部分を真空断熱パネルの厚さ方向に
押しつけて2枚の包装フィルム3の最終封止部分を下側
ブロック63に固定する上側ブロック、65は下側ブロ
ック63を加熱する薄板状のステンレスから成る第1の
加熱ヒータ、66は上側ブロック64を加熱する薄板状
のステンレスから成る第2の加熱ヒータ、67は下側ブ
ロック63に第1の加熱ヒータ65を貼り付ける第1の
ガラステープ、68上側ブロック64に第2の加熱ヒー
タ66を貼り付ける第2のガラステープである。
【0066】図8において、その他の構成要素は図7に
同一符号を付して示したものと同一である。なお、図8
では、第1の熱融着部7及び第2の熱融着部62を、断
面ではないがハッチングを付して示している。
【0067】このようなこの発明の実施の形態3による
真空断熱パネルを製造するために用いる融着装置では、
下側ブロック63及び上側ブロック64が円弧形状に構
成されている。
【0068】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、2枚の包装フィルム3の最終封止部分9を熱圧着し
たときに形成された第2の熱融着部62が円弧形状であ
るので、芯材2の隅部側で芯材2と第2の熱融着部62
との距離が広がり、芯材2の隅部側での芯材2と第2の
熱融着部62との間の領域が芯材2を2枚の包装フィル
ム3で密封するときに生じた包装フィルム3のしわ10
の吸収しろとなり、芯材2を2枚の包装フィルム3で密
封するときに生じた包装フィルム3のしわ10が第2の
熱融着部62に達することが抑制され、第2の熱融着部
62により2枚の包装フィルム3の最終封止部分9の熱
圧着が良好となる。従って、2枚の包装フィルム3の内
部の真空度が高く、断熱性能の高い真空断熱パネルを得
ることができる効果が得られる。
【0069】ただし、芯材の隅部側での第1の熱融着部
と第2の熱融着部との交差位置が、実施の形態2の場合
と同じならば、実施の形態2の場合の方が実施の形態3
の場合より芯材2の隅部側での芯材と第2の熱融着部と
の距離が大きい。
【0070】実施の形態4.図9はこの発明の実施の形
態4による真空断熱パネルの構造を示す平面図である。
図9において、71は真空断熱パネル、72は2枚の包
装フィルム3の最終封止部分9を熱圧着したときに熱可
塑性樹脂層5が溶融して形成された第2の熱融着部(熱
融着部)である。
【0071】第2の熱融着部72において、72aは芯
材2の中心側に位置する、芯材2の外周部と平行な直線
部分、72bは芯材2の隅部側に位置する、直線部分7
2aと接続する円弧部分である。なお、円弧部分72b
の中心は、直線部分72aの終端部より芯材2の隅部側
に位置している。また、円弧部分72bの他端は第1の
熱融着部7の端部と接続している。
【0072】このようにこの発明の実施の形態4による
真空断熱パネル71では、第1の熱融着部7を芯材2の
外周部と平行に形成している。また、第2の熱融着部7
2を、芯材2の中心側に位置する、芯材2の外周部と平
行な直線部分72aと、芯材2の隅部側に位置する、直
線部分72aと接続する円弧部分72bとから成る形状
に形成している。これにより、芯材2を2枚の包装フィ
ルム3で密封している。
【0073】また、図10はこの発明の実施の形態4に
よる真空断熱パネルを製造するために用いる融着装置の
上側ブロック及び下側ブロックの構成を示す斜視図であ
る。図10において、73は2枚の包装フィルム3の最
終封止部分を配置する下側ブロック、74は2枚の包装
フィルム3の最終封止部分を真空断熱パネルの厚さ方向
に押しつけて2枚の包装フィルム3の最終封止部分を下
側ブロック73に固定する上側ブロック、75は下側ブ
ロック73を加熱する薄板状のステンレスから成る第1
の加熱ヒータ、76は上側ブロック74を加熱する薄板
状のステンレスから成る第2の加熱ヒータ、77は下側
ブロック73に第1の加熱ヒータ75を貼り付ける第1
のガラステープ、78上側ブロック74に第2の加熱ヒ
ータ76を貼り付ける第2のガラステープである。
【0074】図10において、その他の構成要素は図9
に同一符号を付して示したものと同一である。なお、図
10では、第1の熱融着部7及び第2の熱融着部72
を、断面ではないがハッチングを付して示している。
【0075】このようなこの発明の実施の形態4による
真空断熱パネルを製造するために用いる融着装置では、
真空断熱パネルを融着装置の真空容器の内部の載置板上
に配置したとき、下側ブロック73及び上側ブロック7
4が、芯材2の中心側に位置する、芯材2の外周部と平
行な直線部分と、芯材2の隅部側に位置する、直線部分
と接続する円弧部分とから成る形状に構成されている。
なお、第2の熱融着部72を形成する場合には、円弧部
分と直線部分との境界部分の熱が高くなるので、徐々に
下側ブロック73及び上側ブロック74を加熱するよう
に制御するのが良い。
【0076】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、2枚の包装フィルム3の最終封止部分9を熱圧着し
たときに形成された第2の熱融着部72が、芯材2の中
心側に位置する、芯材2の外周部と平行な直線部分72
aと、芯材2の隅部側に位置する、直線部分72aと接
続する円弧部分72bとから成る形状であるので、芯材
2の隅部側で芯材2と第2の熱融着部72の円弧部分7
2bとの距離が広がり、芯材2の隅部側での芯材2と第
2の熱融着部72の円弧部分72bとの間の領域が芯材
2を2枚の包装フィルム3で密封するときに生じた包装
フィルム3のしわ10の吸収しろとなり、芯材2を2枚
の包装フィルム3で密封するときに生じた包装フィルム
3のしわ10が第2の熱融着部72に達することが抑制
され、第2の熱融着部72により2枚の包装フィルム3
の最終封止部分9の熱圧着が良好となる。従って、2枚
の包装フィルム3の内部の真空度が高く、断熱性能の高
い真空断熱パネルを得ることができる効果が得られる。
【0077】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、熱融
着部が、幅広の内側熱融着部と、内側熱融着部より外側
に位置する外側熱融着部とを備えるように構成したの
で、2枚の包装フィルムの内部の真空度が高く、断熱性
能の高い真空断熱パネルを得ることができる効果があ
る。
【0078】この発明によれば、熱融着部が、芯材の隅
部側における芯材からの距離が芯材の中心側における芯
材からの距離より大きい形状となるように構成したの
で、2枚の包装フィルムの内部の真空度が高く、断熱性
能の高い真空断熱パネルを得ることができる効果があ
る。
【0079】この発明によれば、最終封止部分の熱圧着
が、幅広の第1の熱融着部を形成する工程と、第1の熱
融着部より外側の位置に第2の熱融着部を形成する工程
とを含むように構成したので、2枚の包装フィルムの内
部の真空度が高く、断熱性能の高い真空断熱パネルを信
頼性高く製造することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による真空断熱パネ
ルの構造を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による真空断熱パネ
ルの構造を示す平面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による真空断熱パネ
ルを製造するために用いる融着装置の構成を示す断面図
である。
【図4】 この発明の実施の形態1の変形例による真空
断熱パネルの構造を示す断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態2による真空断熱パネ
ルの構造を示す平面図である。
【図6】 この発明の実施の形態2による真空断熱パネ
ルを製造するために用いる融着装置の上側ブロック及び
下側ブロックの構成を示す斜視図である。
【図7】 この発明の実施の形態3による真空断熱パネ
ルの構造を示す平面図である。
【図8】 この発明の実施の形態3による真空断熱パネ
ルを製造するために用いる融着装置の上側ブロック及び
下側ブロックの構成を示す斜視図である。
【図9】 この発明の実施の形態4による真空断熱パネ
ルの構造を示す平面図である。
【図10】 この発明の実施の形態4による真空断熱パ
ネルを製造するために用いる融着装置の上側ブロック及
び下側ブロックの構成を示す斜視図である。
【図11】 従来の真空断熱パネルの構造を示す断面図
である。
【図12】 従来の真空断熱パネルの構造を示す平面図
である。
【図13】 従来の真空断熱パネルを製造するために用
いる融着装置の構成を示す断面図である。
【図14】 従来の真空断熱パネルを製造するために用
いる融着装置の上側ブロック及び下側ブロックの構成を
示す分解斜視図である。
【図15】 従来の真空断熱パネルの製造工程図であ
る。
【図16】 従来の真空断熱パネルの製造工程の説明に
用いる芯材の展開図である。
【符号の説明】
1,51,61,71 真空断熱パネル、2 芯材、3
包装フィルム、5熱可塑性樹脂層(熱融着層)、8,
52,62,72 第2の熱融着部(熱融着部)、8a
内側熱融着部、8b 外側熱融着部、9 最終封止部
分、72a直線部分、72b 円弧部分。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱性能を有する芯材と、該芯材側の表
    面を形成する熱融着層を有する、該芯材を包装して密封
    する2枚の包装フィルムとを備え、2枚の該包装フィル
    ムの最終封止部分の上記熱融着層を溶融して熱融着部を
    形成してある真空断熱パネルにおいて、 上記熱融着部は、幅広の内側熱融着部と、該内側熱融着
    部より外側に位置する外側熱融着部とを備えたものであ
    ることを特徴とする真空断熱パネル。
  2. 【請求項2】 断熱性能を有する芯材と、該芯材側の表
    面を形成する熱融着層を有する、該芯材を包装して密封
    する2枚の包装フィルムとを備え、2枚の該包装フィル
    ムの最終封止部分の上記熱融着層を溶融して熱融着部を
    形成してある真空断熱パネルにおいて、 上記熱融着部は、上記芯材の隅部側における上記芯材か
    らの距離が上記芯材の中心側における上記芯材からの距
    離より大きい形状であることを特徴とする真空断熱パネ
    ル。
  3. 【請求項3】 熱融着部は、V字形状であることを特徴
    とする請求項2記載の真空断熱パネル。
  4. 【請求項4】 熱融着部は、芯材の中心側に位置する該
    芯材の外周部と平行な直線部分と、該直線部分と接続す
    る上記芯材の隅部側に位置する円弧部分とから成る形状
    であることを特徴とする請求項2記載の真空断熱パネ
    ル。
  5. 【請求項5】 一方の表面を形成する熱融着層を有する
    2枚の包装フィルムを、上記熱融着層を向き合わせ配置
    し、2枚の上記包装フィルムの周囲三方を熱圧着した
    後、2枚の上記包装フィルムの最終封止部分から芯材を
    挿入し2枚の上記包装フィルムの最終封止部分を熱圧着
    し熱融着部を形成する真空断熱パネルの製造方法におい
    て、 上記最終封止部分の熱圧着は、幅広の内側熱融着部を形
    成する工程と、該内側熱融着部より外側の位置に外側熱
    融着部を形成する工程とを含むことを特徴とする真空断
    熱パネルの製造方法。
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