JPS6389327A - 熱圧着装置 - Google Patents

熱圧着装置

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Publication number
JPS6389327A
JPS6389327A JP23320386A JP23320386A JPS6389327A JP S6389327 A JPS6389327 A JP S6389327A JP 23320386 A JP23320386 A JP 23320386A JP 23320386 A JP23320386 A JP 23320386A JP S6389327 A JPS6389327 A JP S6389327A
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JP
Japan
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thermocompression bonding
workpiece
sealed chamber
chamber
lower press
Prior art date
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Pending
Application number
JP23320386A
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English (en)
Inventor
Kiju Mori
森 喜重
Yoichiro Akanuma
赤沼 洋一郎
Kazuhiro Hasegawa
和宏 長谷川
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Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は積層された被加工物をシールするための熱圧着
装置に関し、とくに薄板状乃至フィルム状の積層体、例
えばE L (Electro Lum1nescen
ce>発光部と電極を組み合わせた薄板状のELセルの
両面を防湿フィルムにてシールするに際して好適な熱圧
着装置に関するものである。
〔従来の技術〕
E L (Electro Lum1nescence
)素子は一般に・背面電極上に順次誘電体層、発光層及
び透明電極を積層し両面から防湿フィルムで被覆されて
なり、種々の形状・サイズが選択できる面光源として、
最近特殊用途での照明或いは車載用の表示パネルとして
実用化されつつある。
ところで、EL素子は湿気を帯びると発光層が黒変し、
輝度や寿命の低下を来すため、EL素子の製作に際して
は、EL発光部と電極とを組み合わせた薄板状のセル(
以下、単にEL発光セルと称する)の両面から、熱可塑
性の防湿フィルム等を被せ、これら上下の防湿フィルム
の周縁部を熱圧着により確実にシールする必要がある。
従来、このようなEL発光セルを防湿フィルム等を用い
てシールする場合、第6図に示すような熱圧着装置が用
いられている。即ち、熱圧着装置1は、上下動可能な上
プレス盤2と、図示しない真空ポンプに接続された排気
孔6を有する下プレス盤3とで成り、これら上下のプレ
ス盤2.3には、それぞれ独自に温度設定が可能なヒー
タ7a+7bが内蔵されている。
かかる装置によりシールするには、先ず熱圧着装置1の
下プレス盤3上に穿設された排気孔6を塞がないように
してゴムシート8を載置し、そのゴムシート8上に、上
下より防湿フィルム4.4にてサンドインチ状に挟まれ
たEL発光セル5を載置する。このとき、EL発光セル
5の電極から防湿フィルム4,4の外側へ一対のリード
線(図示せず)が露出しているものとする。
続いて、排気孔6を塞がないようにしてシール用ゴム9
を、下プレス盤3上に載置した上記ゴムシート8、防湿
フィルム4,4及びEL発光セル5に被せてこれらをす
べて覆い、密閉空間10を形成する。
次に、排気孔6より密閉空間10内部の真空排気処理を
開始するとともに、熱圧着装置1を作動させてヒータ7
a、7bにより該プレス盤2.3をそれぞれ所定温度に
加熱する。そして、上プレス盤2を矢印Aで示す下方向
に移動させ、上下プレス盤2.3により所定の圧力にて
EL発光セル5及び防湿フィルム4.4を加圧する。
かくしてEL発光セル5は、両面から挟んだ防湿フィル
ム4.4によって熱圧着されてEL素子が製作される。
なお、密閉空間10内部の真空排気処理を行うときに・
、下プレス盤3よりの熱で防湿フィルム4の接着が始ま
ることを避けるため、下プレス盤3のヒータ7bによる
加熱温度は、低温度に設定されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、このような従来の熱圧着装置を用いてEL発
光セル5を防湿フィルム4等によりシールする場合、真
空排気処理の際に、密閉空間10内の到達真空度と外部
の大気圧との圧力差によりEL発光セル5に約1kg/
cdの圧力が加わることになるため、防湿フィルム4と
EL発光セル5との間に存在する空気の排気がその圧力
により妨害され、その結果シールされたEL素子内に気
泡が残る虞れがある。
これに加えて、ゴムシート8が比較的硬質でなっている
ことから、プレス時にEL発光セル5の凹凸を吸収でき
ず、とくにEL発光セルの周囲における防湿フィルム4
ののりしろ部の接着不良やEし発光面への過圧によりE
L発光セル5を破損する虞れもある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、比較的簡
単な構成により、被加工物、例えばEL発光セルを防湿
フィルム等により高い気密状態で熱圧着し、被加工物内
部に気泡を残留させることなく確実にシールし得る装置
を提供せんとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を解決するため本発明においては、ヒータ1
6a、 16bを有する上下のプレス盤12及び13に
より、積層構造の被加工物Wを熱圧着する熱圧着装置1
1において、被加工物Wを収容し得る第1の画壁部17
と該第1の画壁部17を包囲した第2の閉壁部18とを
下プレス盤13上に設け、上記第1の閉壁部17を被加
工物Wの厚みより若干高く形成するとともにこの上部1
7aに可撓性を有するシート材19を取り付けることに
より第1の密閉室20を形成し、また上記第2の閉壁部
18の上部18aに上プレス盤12を密着することによ
り第2の密閉室21を形成し、さらに上記第1の密閉室
20内部を排気するための第1の排気孔22と上記第2
の密閉室21内部を排気及び吸気するための第2の給排
気孔23とをそれぞれ配設して構成されている。
上記被加工物Wは、好ましくはEL発光部と電極とを組
み合わせた薄板状のEL発光セル15と、このEL発光
セル15の両面を被覆する2枚の熱可塑性合成樹脂製防
湿フィルム14.14 とから成るEL素子用の積層体
であり、更に好ましくは、上記のようにして熱圧着装置
11により熱圧着されたEL素子は、最後に付属の冷却
用治具25により加圧状態下で冷却される。
〔作用〕
本発明によれば、下プレス盤13上の第1の閉壁部17
内に被加工物Wを載置し、可撓性シート材19及び上プ
レス盤12によりそれぞれ形成される第1及び第2の密
閉室20.21の各内部を同時に真空排気するとともに
、ヒータ16a、 16bにより上下プレス盤12.1
3を所定の温度に加熱し、続いて第1の密閉室20の真
空排気を継続する一方で、第2の密閉室21の真空排気
を停止し、次いで該第2の密閉室21内に第2の給排気
孔23を介して流体を導入し、流体の満たされた第2の
密閉室21と真空排気されている第1の密閉室20との
圧力差によりシート材19を介して被加工′+!IJW
を熱圧着するようになされている。
このように、第1及び第2の密閉室20.21の内部を
それぞれ平行して真空排気することにより、大気圧との
圧力差が被加工物Wに加わることがないので、被加工物
W自体への望ましくない加圧を回避し得、かくして被加
工物Wの各積層体の間の気体を完全に排気し得ることに
なり、被加工物Wの内部に気泡が残らないようすること
ができる。
さらに、可撓性を有するシート材19を介して、流体の
満たされた第2の密閉室21と真空排気されている第1
の密閉室20との圧力差により被加工物Wを加圧して熱
シーリングするため、被加工物Wの凹凸に拘らず全面に
均等圧力をかけることができ、熱圧着不良や過圧による
被加工物Wの破損を存効に防止し得る。
〔実施例〕
以下本発明を、EL素子の製作に当たり、防湿フィルム
14.14によるEL発光セル15のシーリングに例を
とって、図面とともに一実施例について説明する。
第1図〜第5図において、熱圧着装置11は、ヒータ1
6aが組み込まれた上プレス盤12と、上記ヒータ16
a とは別個に温度設定が可能なヒータ16bが組み込
まれた下プレス盤13とからなり、下プレス盤13の盤
面上には、平面口字状の第1及び第2の閉壁部17及び
18が二重に立設されている。
まず、内側にある第1の閉壁部17は、被加工物W、す
なわちEL発光セル15とこれを被覆するためにサンド
インチ状に挟んだ一対の防湿フィルム14、14の合計
厚さより高い壁部からなり、内部には被加工物Wが収容
されるとともに真空排気をなし得るように、排気ポンプ
(図示せず)に接続された第1の排気孔22が穿設され
ている。
また、第1の閉壁部17を包囲してその全周囲に配され
た第2の閉壁部18は、第1の閉壁部17より貰い高さ
を有し、第1及び第2の閉壁部17.18間には排気及
び吸気用の第2の給排気孔23が穿設されている。
以上の構成において、EL発光セル15を防7?フィル
ム14により熱圧着する際には、第1図〜第5図に示す
手順により行う。
先ず、第1図に示すように、下プレス盤13上の第1の
閉壁部17の内部に、防湿フィルム14.14により上
下からサンドインチ状に挟まれたEL発光セル15を、
第1の排気孔22を塞がないように載置する。
次ぎに、第1の閉壁部17の上部17aを覆うように、
可撓性を有する熱可塑性合成樹脂或いはゴム布等からな
るシート材19を固着して第1の書閉室20を形成する
。このとき、第1の閉窒部17の高さが被加工物W、即
ち一対の防湿フィルム14.14及びEL発光セル15
の合計厚みより高く選定されているため、シート材19
と防湿フィルム14及びEL発光セル15との間には僅
かな間隙ΔXが形成されている(第2図)。
続いて第2の閉窒部18の上部18aに、例えばゴム材
料でなるシール材Sを配設し、上プレス盤12を第2図
の矢印Aで示す下方向に移動して第2の閉窒部18の上
部18a と密着し、これにより第2の密閉室21を形
成する(第3図)。
上述のようにして形成された第1及び第2の密閉室20
.21の内部を、第1の排気孔22及び第2の給排気孔
23を介°して真空排気するとともに、ヒータ16a、
16bにより上下プレスu12.13をそれぞれ所定の
温度に加熱し、第4図に示すようにさらに第1の密閉室
20の真空排気を継続する一方で、第2の密閉室21の
排気を止め、続いて第2の給排気孔23を介して所定の
圧力になるまで空気を注入する。
かくして空気が所定の圧力に満たされた第2の密閉室2
1と、真空排気されている第1の密閉室20との圧力差
がシート材19を撓ませて防湿フィルム14及びEL発
光セル15に均等な圧力が加わり、これにより防湿フィ
ルム14によりEL発光セル15がシーリングされるこ
とになる。
さらにこの実施例においては、EL発光セル15の反り
や変形を防止するため、熱圧着された防湿フィルム14
及びEL発光セル15が冷めないうちに熱圧着装置11
本体より取り出し、冷却上盤26及び下盤27よりなる
冷却用治具25によりシリコンスポンジ28を介して加
圧状態のまま冷却を行う(第5図)。
以上の構成によれば、第1の密閉室20及びこれを包囲
する第2の密閉室21の各内部を同時に真空排気するこ
とにより、大気圧との圧力差が被加工物Wに加わること
はないので、第1の密閉室2o内に載置された被加工物
Wへの望ましくない加圧が回避され得、もって防湿フィ
ルム14及びEL発光セル15の間の残留空気を完全に
排気してシーリング後のEL素子内部に気泡が残らない
ようにできる。さらに可撓性を有する熱可塑性合成樹脂
やゴム布状等のシート材19を介して流体、例えば空気
の満たされた第2の密閉室21と、真空排気されている
第1の密閉室20との圧力差によりEL発光セル15を
防湿フィルムにてシーリングするものであるから、シー
ト材19が均等な圧力で撓んで被加工物Wに圧接するた
め、EL発光セル15の表面の凹凸に、拘らず全体に均
質に加圧し得、かくして熱圧着不良や過圧によるEL発
光セル15の破損を有効に防止し得る。
また、流体圧を利用しているため、EL発光セル15の
面積に拘らず同一圧力条件で熱プレス作業ができ、か(
して均一な品質の熱圧着物を容易に得ることができる。
なお、上記実施例においては、第2の密閉室21に注入
する流体として空気を用いたが、これに代え窒素等の不
活性ガスや水等の液体を用いても同様の効果を得ること
ができる。
また本発明の熱圧着装置11は、防湿フィルム14によ
るEL発光セル15のシーリングのみに通用されるもの
ではなく、その他のフレキシブルEL素子やガラスEL
素子、或いはプリント基板製作などフィルム状物同士、
iI板状物同士またはフィルム状物と薄板状物とを重ね
合わせてなる被加工物を熱圧着する場合に広く適用し得
ること勿論である。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、積層構造でなる被加工物
を熱圧着する際に用いる熱圧着装置において、第1の密
閉室とこれを包囲する第2の密閉室とを設け、各室の圧
力差により熱プレスを行うようになっているので、確実
で良好な熱プレスをなし得る熱圧着装置を実現すること
ができ、もって均一な品質の熱圧着物を容易に得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明をEL積層体の熱圧着に適用
した場合の一実施例を工程順に示すもので、第1図はE
L積層体を熱圧着装置にセットした状態の概略断面図、
第2図は第1の密閉室を示す概略断面図、第3図は第2
の密閉室を示す概略断面図、第4図はEL積層体を圧着
した状態を示す概略断面図、第5図は冷却用治具により
EL素子を冷却する状態の概略断面図である。 第6図は熱圧着装置の従来例を示す概略断面図である。 11−・・・熱圧着装置、 12−・上プレス盤;13
・・・・−下プレス盤: 14−  防湿フィルム、 
15・=−・−EL発光セル:16・・・・・ヒータ;
17・・−・・第1の閉壁部; 18−・第2の閉壁部
;19・・・・・シート材;20・−・−第1の密閉室
;21・・・−第2の密閉室、 22−  第1の排気
孔;23・・・・−第2の給排気孔;25−・−冷却治
具、 W−・被加工物。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヒータを有する上下のプレス盤により、積層構造
    の被加工物を熱圧着する熱圧着装置において、 下プレス盤に載置した被加工物を収容し且 つこの被加工物の厚みより高く立設した第1の閉壁部と
    該第1の閉壁部を取り囲み且つこれより高く立設した第
    2の閉壁部とを下プレス盤上に設け、 上記第1の閉壁部の上部に可撓性を有する シート材を固着することにより第1の密閉室を形成し、 上記第2の閉壁部の上部に上プレス盤を密 着することにより第2の密閉室を形成し、 さらに、上記第1の密閉室内部を排気する ための排気孔と、上記第2の密閉室内部を排気及び吸気
    するための給排気孔とを配設し、上記第1及び第2の密
    閉室内部をそれぞれ 排気した後、第2の密閉室に気体を導入し、加熱下で上
    記シート材をプレスすることにより被加工物を熱圧着す
    るようにしたことを特徴とする熱圧着装置。
  2. (2)前記被加工物が、電極を有するEL発光セルとこ
    れを両面から被覆する防湿フィルムとで成るEL素子用
    の積層体であることを特徴とする、特許請求の範囲第1
    項に記載の熱圧着装置。
  3. (3)前記被加工物を熱圧着後に冷却するために冷却用
    治具が具備されていることを特徴とする、特許請求の範
    囲第1項に記載の熱圧着装置。
JP23320386A 1986-10-02 1986-10-02 熱圧着装置 Pending JPS6389327A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013071387A (ja) * 2011-09-29 2013-04-22 Nisshinbo Mechatronics Inc ラミネート方法及びラミネート装置
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