JPH0628270Y2 - ラミネータ装置 - Google Patents

ラミネータ装置

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JPH0628270Y2
JPH0628270Y2 JP7040790U JP7040790U JPH0628270Y2 JP H0628270 Y2 JPH0628270 Y2 JP H0628270Y2 JP 7040790 U JP7040790 U JP 7040790U JP 7040790 U JP7040790 U JP 7040790U JP H0628270 Y2 JPH0628270 Y2 JP H0628270Y2
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JP
Japan
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chamber
conveyor
carry
sample
belt
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JP7040790U
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JPH0429037U (ja
Inventor
喜市 衛藤
久 井上
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日本フィジテック機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、温度・真空および圧力を制御して被積層物を
真空・高温・加圧して接着する改良したラミネータ装置
に関する。
(従来の技術) 真空・高温・加圧を利用したラミネータ装置は、最近太
陽電池の極板製造最終工程やシート状の複合材料の製造
および積層プリント基板の製造工程において、例えば太
陽電池のシリコンとガラスとを接着する場合のようにそ
れら被積層物を真空中で接着するために使用されてい
る。
この従来の真空・高温・加圧を利用したラミネータ装置
は、実開昭63-145592号公報に示すようにヒータおよび
冷却プレートを有し、被積層物が置かれる下部の真空脱
気室と被積層物を覆うダイヤフラムを介して上部圧力制
御室との組合構造で構成されている。そして下部の真空
脱気室に被積層物を置き、その被積層物の上にダイヤフ
ラムを置いて上部圧力制御室で密閉し、ヒータに通電し
て加熱しながら上部圧力制御室および下部真空脱気室を
真空にし、温度が所定値まで上ったときに、上部圧力制
御室を大気圧にすることにより、ダイヤフラムを介して
被積層物に大気圧をかけて相互に加圧接着するよう構成
されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかして、このようなラミネータ装置においては、真空
脱気で気泡が入らないこと,強力な接着力が得られるこ
と,品質が揃うことが必要である。これらの要望に対し
て影響力のあるものの一つに積層物の搬送にベルトコン
ベアが使用せられ、このベルトコンベアを含む真空脱気
室の真空脱気構造の確保があげられる。
本考案の目的は、被積層物に対して均一な温度分布の加
熱のもとに、ベルトコンベアのベルトを利用したシール
構造により効率よく真空脱気することができ、かつ均一
な加圧のもとに安定した強い加圧力をもって被積層物を
接着することのできる真空・高温・加圧を利用したラミ
ネータ装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案のラミネータ装置は、複数枚の被積層物を重ねて
これを真空高温加圧のもとに接着される試料と、この試
料を載せて搬送する搬入コンベアと、この搬入コンベア
から送られてきた試料を受けとって次位の搬送個所に搬
送する搬出コンベアと、この搬出コンベアの搬入コンベ
アとの試料受渡側に設けたラミネータとを具備し、前記
ラミネータは前記搬出コンベアのベルトを挟んで対峙し
試料搬送時は開らき試料ラミネート時は閉じられる下部
容器と上部容器とからなり、その下部容器はその上向開
口部周縁をOリングを介して前記搬送コンベアのベルト
に対向せしめその内部にヒータおよびヒータプレートを
有しかつ真空脱気する通気口を設けて第1室を構成し、
前記上部容器はその下向開口部周縁にその開口部を密閉
するダイヤフラムを介して中間材をボルト締めして第2
室を形成するとともにこの第2室を真空脱気する通気口
を有し、さらに前記中間材の下向開口周縁部をOリング
を介して前記搬出コンベアのベルトに密着させることに
より前記試料を収容する第3室を形成せしめるとともに
この第3室を真空脱気する通気口を設け、さらに前記搬
出コンベアのベルトの縦・横の寸法を前記下部容器およ
び中間材に設けたOリングの縦・横寸法より若干大き目
に設定したことを特徴とするものである。
(作用) 本考案においては、被積層物の積層接着時に上部容器を
下部容器に締めつけると、第2室(II)の気密構造はダイ
ヤフラムで確保され第1室(I)はコンベアベルトとOリ
ングとの密着で気密構造が確保され、さらに第3室(II
I)はダイヤフラムおよびコンベアベルトとOリングとの
密着によって気密構造が確保される。
したがってヒータに通電してホットプレートにより均一
加熱し、第1室,第2室,第3室を排気すれば、各室と
も有効に真空脱気する。しかるのち第2室(II)を大気圧
にすると、ダイヤフラムは真空と大気圧との差圧で加圧
されて試料の表面に強く押しつけられて密着する。
(実施例) 以下、本考案を第1図,第2図および第3図に示す一実
施例を参照して説明する。図面に示す実施例における本
考案のラミネータ装置は、第1図および第2図に示すよ
うに右側から搬入コンベア1,ラミネータ2および搬出
コンベア3を縦続的に配置して構成されている。
その搬入コンベア1は駆動プーリー4およびガイドプー
リー5にベルト6を張設して架台7に装備して構成され
ている。この搬入コンベア1においては、ベルト6の上
に被ラミネートされる試料8が載置されて矢示方向へ搬
送される。
ラミネータ2および搬出コンベア3の架台9および10
は、図示のように並置されており、その上面付近に駆動
プーリー11,ガイドプーリー12およびテンションプーリ
ー13にベルト14を張設して構成したコンベア15が、両架
台9,10に跨がって設けられている。このコンベア15は
矢示方向に動き、搬入コンベア1から搬入される試料8
をラミネータ2の定位置まで運び、またラミネートされ
た試料8をラミネータ2内から搬出コンベア3へ搬出す
る役目を行なう。
このラミネータ2は、本考案の核心部を構成するもの
で、架台9の上部に載置された上部容器16および下部容
器17の組み合せで構成されている。その上部容器16は第
2図の上辺又は下辺をヒンジ18にして開又は閉されるも
ので、この内部を開状態の時にコンベア15のベルト14が
矢示方向に動くことが可能になっている。
ラミネータ2の下部容器17は、第3図に示すように深皿
状に形成され、その内部の架台19の上面にヒータ20およ
びホットプレート21を重ねて載置している。そしてその
ホットプレート21の上面および下部容器17の周わりのフ
ランジ22のOリング23の上面と前記ベルト14とが対向す
るよう関係ずけられている。また下部容器17にはこれと
Oリング23およびベルト14とで形成する第1室(I)に空
気を供給又は排気する通気口24を設けている。
ラミネータ2の上部容器16は、第3図に示すように深皿
を伏せた形で使用され、その周わりのフランジ25にシリ
コンラバーのダイヤフラム26を挟んで中間材27がボルト
28で一体に取りつけられている。そしてこの上部容器16
とダイヤウラム26とで第2室(II)を形成し、この第2室
(II)内に空気を供給又は排気する通気口29を設けてい
る。このダイヤフラム26が第2室(II)の気密構造を確保
するとともに、後述のよう試料8に対する加圧体として
補佐する。
上部容器16にボルト28で一体に取り付けられる中間材27
は、その下面にOリング30を有し、コンベア15のベルト
14およびダイヤフラム26によって第3室(III)を形成
し、この第3室(III)に空気を供給又は排気する通気口3
1を設けている。そしてこの第3室(III)内にベルト14に
よって試料8が搬送されてくるとともに、このベルト1
4,Oリング23およびOリング30によって本考案による
第1室(I)および第3室(III)の間の気密構造を確保する
ことになる。
しかして、本考案のラミネータ装置は、ラミネータ2の
上部容器16,中間材27および下部容器17の三者結合体の
中に、第1室(I),第2室(II)および第3室(III)とを形
成したことを第1の特徴とするものであり、第2室(II)
と第3室(III)とはシリコンラバーのダイヤフラム26で
気密構造を確保し、第1室(I)と第3室(III)との間は、
Oリング23,30およびコンベアベルト14で気密構造を確
保するよう構成したのが第2の特徴とするものである。
したがって、本考案のラミネータ装置におけるラミネー
タ2と搬出コンベア3とに跨がるコンベア15のベルト14
は、次のように寸法を規制する必要がある。すなわち、
第2図においてラミネータ2のOリング23の取付寸法が
横寸法L1,縦寸法L2とすれば、コンベア15が試料8を
ラミネータ2の所定位置に持ってきた時に、ベルト14の
横寸法L10>L1,縦寸法L20>L2の条件を満し、上部
容器16と下部容器17とを密閉したときに、そのベルト14
が両Oリング23,30の間にあって共同的に第1室(I)と第
3室(III)との気密構造を確保することになる。なお、
第2図においては、コンベア15のベルト14がラミネータ
2の搬出コンベア3との間に跨がる関係から、横寸法L
10は必然的に確保されるが、縦寸法L20に特に注意を払
う必要がある。
次に以上のように構成された本考案のラミネータ装置の
作動を説明する。まず第1図および第2図の状態におい
て、被積層物の試料8を搬入コンベア1に載せてラミネ
ータ2に搬入する。ラミネータ2はヒンジ18で上部容器
16があけられており、試料8が第3図に示す定位置にく
ると、コンベア15のベルト14の動きが停まる。そして上
部容器16は下部容器17に閉じされて両容器16,17は一
体に結合される。この時に第1室(I)と第3室(III)との
気密は、ベルト14とOリング23,30との全周辺の密着に
よって確実に獲保される。
この両容器16,17の結合状態で、それぞれの通気口24,2
9,31から脱気する。これと同時に下部容器17内のヒータ
20に通電してホットプレート21を温める。このヒータ20
の均一加熱は、導熱性のよいホットプレート21によって
さらに倍加され、被積層物の試料8をコンベアベルト14
を通して一定温度まで上昇させる。
試料8は、第3図に示すように例えば太陽電池の極板の
ように、薄いガラス8aと薄い接着シート8bとを積層し、
その上を絶縁物のカバー8cで覆う工程がある。いわばガ
ラス8a,接着シート8bおよびカバー8cを積層し、真空高
温加圧して相互を接着するのである。
第3図において、下部容器17内のヒータ20の通電によ
り、第1室(I),第3室(III)および第2室(II)の内部の
温度は規定温度に上昇し、試料8の真空脱気も実施され
る。この各室の温度が規定温度となって一定時間を継続
したのち、第1室(I)および第3室(III)を真空にしたま
ま、第2室(II)の通気口29を開放して大気圧とする。
この第2室(II)の大気圧と第3室(III)の真空との圧力
差による加圧力が上部容器16内のシリコンラバーのダイ
ヤフラム26に加わる。ダイヤフラム26は直ちに第3図の
実線位置から点線位置26′に示すように試料8のカバー
8cの外表面に強く押しつけられ、試料8のカバー8c,接
着シート8bおよびガラス8aの積層物は全面にわたって均
一で強力に押しつけられて接着される。
試料8の積層接着の終了で試料8を取り出すには、第1
室(I)および第3室(III)を大気圧にし、ダイヤフラム26
を実線位置にもどった状態で上部容器16を開らき、コン
ベア15を駆動する。試料8はベルト14に載って搬出コン
ベア3の運び出される。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、ラミネータを下部容器,
上部容器および中間材で構成しかつ試料の搬入,搬出は
ベルトコンベアによって行なうことにより、効率よく真
空・高温・加圧を利用して被積層物を接着することがで
き、かつラミネート時の試料を収容する第3室がダイヤ
フラムとOリングおよびベルトとの密着によって気密構
造が確保される利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案のラミネータ装置の一実施
例を示す正面図および平面図、第3図は本考案のラミネ
ータの要部を拡大して示す断面図である。 1…搬入コンベア、2……ラミネータ 3……搬出コンベア、4,11……駆動プーリー 5,12……ガイドプーリー、6,14……ベルト 8……試料、8a……ガラス 8b……接着シート、8c……カバー 16……上部容器、17……下部容器 18……ヒンジ、20……ヒータ 21……ホットプレート、24,29,31……通気口 26……ダイヤフラム、27……中間材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚の被積層物を重ねてこれを真空高温
    加圧のもとに接着される試料と、この試料を載せて搬送
    する搬入コンベアと、この搬入コンベアから送られてき
    た試料を受けとって次位の搬送個所に搬送する搬出コン
    ベアと、この搬出コンベアの搬入コンベアとの試料受渡
    側に設けたラミネータとを具備し、前記ラミネータは前
    記搬出コンベアのベルトを挟んで対峙し試料搬送時は開
    らき試料ラミネート時は閉じられる下部容器と上部容器
    とからなり、その下部容器はその上向開口部周縁をOリ
    ングを介して前記搬送コンベアのベルトに対向せしめそ
    の内部にヒータおよびヒータプレートを有しかつ真空脱
    気する通気口を設けて第1室を構成し、前記上部容器は
    その下向開口部周縁にその開口部を密閉するダイヤフラ
    ムを介して中間材をボルト締めして第2室を形成すると
    ともにこの第2室を真空脱気する通気口を有し、さらに
    前記中間材の下向開口周縁部をOリングを介して前記搬
    出コンベアのベルトに密着させることにより前記試料を
    収容する第3室を形成せしめるとともにこの第3室を真
    空脱気する通気口を設け、さらに前記搬出コンベアのベ
    ルトの縦・横の寸法を前記下部容器および中間材に設け
    たOリングの縦・横寸法より若干大き目に設定したこと
    を特徴とするラミネータ装置。
JP7040790U 1990-07-03 1990-07-03 ラミネータ装置 Expired - Lifetime JPH0628270Y2 (ja)

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JP7040790U JPH0628270Y2 (ja) 1990-07-03 1990-07-03 ラミネータ装置

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JPH0429037U JPH0429037U (ja) 1992-03-09
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